JP2000321661A - 液晶投射型映像装置のミラー保持構造 - Google Patents
液晶投射型映像装置のミラー保持構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光学エンジン部分のミラ−の取りつけ角度調
整を簡単かつ、片手で実施する。 【解決手段】 ミラー４の下端側の中央部を一つの突起
部１３と略Ｕ字形板ばね１１Ｂとで挟持し、前記ミラー
４の上端側の二箇所をそれぞれ偏芯円板１５ａ、１５ｂ
と略Ｕ字形板ばね１１Ｔとで挟持し、前記それぞれの偏
芯円板１５ａ、１５ｂを独立して回動させることによ
り、前記ミラー４の鉛直方向の傾きθと水平方向の傾き
θ１の内の少なくとも一方を調節可能にした構成。
整を簡単かつ、片手で実施する。 【解決手段】 ミラー４の下端側の中央部を一つの突起
部１３と略Ｕ字形板ばね１１Ｂとで挟持し、前記ミラー
４の上端側の二箇所をそれぞれ偏芯円板１５ａ、１５ｂ
と略Ｕ字形板ばね１１Ｔとで挟持し、前記それぞれの偏
芯円板１５ａ、１５ｂを独立して回動させることによ
り、前記ミラー４の鉛直方向の傾きθと水平方向の傾き
θ１の内の少なくとも一方を調節可能にした構成。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶素子に書き込
まれた映像情報をレンズで拡大投射し、スクリ−ン上に
投映する液晶投射型映像装置の光学エンジン部分のミラ
−角度調整機構に関する。
まれた映像情報をレンズで拡大投射し、スクリ−ン上に
投映する液晶投射型映像装置の光学エンジン部分のミラ
−角度調整機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】図６は、液晶投射型映像装置を構成する
光学エンジン部分の概略構成図を表す。
光学エンジン部分の概略構成図を表す。
【０００３】ランプ１から発せられた光８は、赤色分離
ダイクロイックミラ−２により赤色光８Ｒと通過光８Ｇ
Ｂに分離される。分離された赤色光８Ｒは全反射ミラ−
３により光路が曲げられた後、赤色専用液晶パネル５Ｒ
に入射する。赤色分離ダイクロイックミラ−２を通過し
た通過光８ＧＢは緑色分離ダイクロイックミラ−４によ
り緑色光８Ｇと青色光８Ｂに分離され、緑色光８Ｇは緑
色専用液晶パネル５Ｇへ、青色光８Ｂは青色専用液晶パ
ネル５Ｂへとそれぞれ入射される。各液晶パネル５Ｒ、
５Ｇ、５Ｂを通過した赤色光８Ｒ、緑色光８Ｇ、青色光
８Ｂは、色合成プリズム６で色合成され、レンズ７によ
り拡大投射される。
ダイクロイックミラ−２により赤色光８Ｒと通過光８Ｇ
Ｂに分離される。分離された赤色光８Ｒは全反射ミラ−
３により光路が曲げられた後、赤色専用液晶パネル５Ｒ
に入射する。赤色分離ダイクロイックミラ−２を通過し
た通過光８ＧＢは緑色分離ダイクロイックミラ−４によ
り緑色光８Ｇと青色光８Ｂに分離され、緑色光８Ｇは緑
色専用液晶パネル５Ｇへ、青色光８Ｂは青色専用液晶パ
ネル５Ｂへとそれぞれ入射される。各液晶パネル５Ｒ、
５Ｇ、５Ｂを通過した赤色光８Ｒ、緑色光８Ｇ、青色光
８Ｂは、色合成プリズム６で色合成され、レンズ７によ
り拡大投射される。
【０００４】図７は、光学エンジン部分の緑色分離ダイ
クロイックミラ−４の取りつけ角度の傾きθと光軸９に
対するずれＨを説明する概略概念図である。
クロイックミラ−４の取りつけ角度の傾きθと光軸９に
対するずれＨを説明する概略概念図である。
【０００５】図７において、例えば緑色分離ダイクロイ
ックミラ−４が取りつけ部の加工精度のばらつきによっ
て傾きθだけ傾斜して取りつけられたとすると、光軸セ
ンタ−がＳだけずれることになり、色合成プリズム６上
では光軸９に対してずれＨが生じるる。つまり、視認者
は色ずれの生じた画像をスクリーン上に見ることにな
る。
ックミラ−４が取りつけ部の加工精度のばらつきによっ
て傾きθだけ傾斜して取りつけられたとすると、光軸セ
ンタ−がＳだけずれることになり、色合成プリズム６上
では光軸９に対してずれＨが生じるる。つまり、視認者
は色ずれの生じた画像をスクリーン上に見ることにな
る。
【０００６】なお、赤色分離ダイクロイックミラ−２、
全反射ミラ−３についても、取りつけ角度のずれθと、
光軸センタ−のずれＳ、色合成プリズム６上のずれＨに
関して上記の緑色分離ダイクロイックミラ−４の場合と
同様のことが言えるので、本説明は緑色分離ダイクロイ
ックミラ−４で代表して説明する。
全反射ミラ−３についても、取りつけ角度のずれθと、
光軸センタ−のずれＳ、色合成プリズム６上のずれＨに
関して上記の緑色分離ダイクロイックミラ−４の場合と
同様のことが言えるので、本説明は緑色分離ダイクロイ
ックミラ−４で代表して説明する。
【０００７】図８は、従来の緑色分離ダイクロイックミ
ラ−４の、ミラー取り付け角度の調整機構要部の上部概
略平面を、図１０は、その下部の概略平面図を、図９
は、上部と下部の概略断面図をそれぞれ表す。
ラ−４の、ミラー取り付け角度の調整機構要部の上部概
略平面を、図１０は、その下部の概略平面図を、図９
は、上部と下部の概略断面図をそれぞれ表す。
【０００８】図１０において、緑色分離ダイクロイック
ミラ−４は、その下面中央部をハウジング本体１４の下
部に形成された突起部１３と、これに対向配置した略Ｕ
字型板ばね１１Ｂで挟持されている。また、図８におい
ては、緑色分離ダイクロイックミラ−４の上部の両端部
付近に配された一対の略Ｕ字型板ばね１１Ｔと、これに
対向して緑色分離ダイクロイックミラ−４を挟持するよ
うに、ミラ−挟持具１０ａ、１０ｂがそれぞれ固定ビス
１２で固定されている。
ミラ−４は、その下面中央部をハウジング本体１４の下
部に形成された突起部１３と、これに対向配置した略Ｕ
字型板ばね１１Ｂで挟持されている。また、図８におい
ては、緑色分離ダイクロイックミラ−４の上部の両端部
付近に配された一対の略Ｕ字型板ばね１１Ｔと、これに
対向して緑色分離ダイクロイックミラ−４を挟持するよ
うに、ミラ−挟持具１０ａ、１０ｂがそれぞれ固定ビス
１２で固定されている。
【０００９】ここで、ミラ−挟持具１０ａ、１０ｂを、
各々Ｓ１、Ｓ２移動させると、緑色分離ダイクロイック
ミラ−４は、突起部１３を支点に傾きθ１を有すること
になる。この時点で、ミラ−挟持具１０ａ、１０ｂを固
定ビス１２で固定すると、緑色分離ダイクロイックミラ
−４は、略Ｕ字型板ばね１１Ｔの弾性力によって水平方
向の傾きθを維持しながら保持される。
各々Ｓ１、Ｓ２移動させると、緑色分離ダイクロイック
ミラ−４は、突起部１３を支点に傾きθ１を有すること
になる。この時点で、ミラ−挟持具１０ａ、１０ｂを固
定ビス１２で固定すると、緑色分離ダイクロイックミラ
−４は、略Ｕ字型板ばね１１Ｔの弾性力によって水平方
向の傾きθを維持しながら保持される。
【００１０】図９において、固定ビス１２を緩めてミラ
−挟持具１０をＳだけ移動させると、緑色分離ダイクロ
イックミラ−４は、突起部１３を支点にして、θ２だけ
傾けさせることが出来、移動量Ｓを任意に調整すること
により、これに応じて、緑色分離ダイクロイックミラ−
４の傾きθ２を任意に設定できる。次に、所定の傾きθ
２を構成した時点で、ミラ−挟持具１０は、固定ビス１
２で固定されるが、この時、緑色分離ダイクロイックミ
ラ−４は、略Ｕ字型板ばね１１Ｔ、１１Ｂの弾性力によ
って、垂直方向の傾きθ２を維持した状態で保持され
る。
−挟持具１０をＳだけ移動させると、緑色分離ダイクロ
イックミラ−４は、突起部１３を支点にして、θ２だけ
傾けさせることが出来、移動量Ｓを任意に調整すること
により、これに応じて、緑色分離ダイクロイックミラ−
４の傾きθ２を任意に設定できる。次に、所定の傾きθ
２を構成した時点で、ミラ−挟持具１０は、固定ビス１
２で固定されるが、この時、緑色分離ダイクロイックミ
ラ−４は、略Ｕ字型板ばね１１Ｔ、１１Ｂの弾性力によ
って、垂直方向の傾きθ２を維持した状態で保持され
る。
【００１１】以上の調整方法により、図７における緑色
分離ダイクロイックミラ−４の傾きθの発生で生じる色
合成プリズム６上の光軸のずれＨの補正を行っていた。
分離ダイクロイックミラ−４の傾きθの発生で生じる色
合成プリズム６上の光軸のずれＨの補正を行っていた。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記調
整方法は、ミラ−挟持具１０ａと１０ｂを交互に移動さ
せながら各々、Ｓ１、Ｓ２を調整して緑色分離ダイクロ
イックミラ−４の水平方向の傾きθ１を形成して固定ビ
ス１２で固定するものである。従って、ミラ−挟持具１
０ａ、１０ｂを微調整しながら両手を使って行うため、
非常に作業しずらいものとなっていた。さらに、固定ビ
ス１２でミラ−挟持具１０ａ、１０ｂを固定する場合、
固定ビス１２の回転力でミラ−挟持具１０ａ、１０ｂが
動き易く、緑色分離ダイクロイックミラ−４の傾きθ１
の調整に長時間を要していた。
整方法は、ミラ−挟持具１０ａと１０ｂを交互に移動さ
せながら各々、Ｓ１、Ｓ２を調整して緑色分離ダイクロ
イックミラ−４の水平方向の傾きθ１を形成して固定ビ
ス１２で固定するものである。従って、ミラ−挟持具１
０ａ、１０ｂを微調整しながら両手を使って行うため、
非常に作業しずらいものとなっていた。さらに、固定ビ
ス１２でミラ−挟持具１０ａ、１０ｂを固定する場合、
固定ビス１２の回転力でミラ−挟持具１０ａ、１０ｂが
動き易く、緑色分離ダイクロイックミラ−４の傾きθ１
の調整に長時間を要していた。
【００１３】本発明は、上記課題を解決するもので、液
晶投射型映像装置の光学エンジン部分のミラ−の取りつ
け角度調整が、簡単かつ、片手で出来ることを目的とす
る。
晶投射型映像装置の光学エンジン部分のミラ−の取りつ
け角度調整が、簡単かつ、片手で出来ることを目的とす
る。
【００１４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、ミラー下端側の中央部一箇所を弾接保持
し、前記ミラー上端側の二箇所をそれぞれ偏心円板と弾
性部材とで挟持し、前記それぞれの偏心円板を独立して
回動させることにより前記ミラーへの光線入射角度を調
節可能にしたことを特徴とする液晶投射型映像装置のミ
ラー保持構造とした。上記構成により調整時間の短縮と
片手操作を可能にする。
に、本発明は、ミラー下端側の中央部一箇所を弾接保持
し、前記ミラー上端側の二箇所をそれぞれ偏心円板と弾
性部材とで挟持し、前記それぞれの偏心円板を独立して
回動させることにより前記ミラーへの光線入射角度を調
節可能にしたことを特徴とする液晶投射型映像装置のミ
ラー保持構造とした。上記構成により調整時間の短縮と
片手操作を可能にする。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明は、ミラー下端側の中央部
を一つの突起と弾性部材とで挟持し、前記ミラー上端側
の二箇所をそれぞれ偏心円板と弾性部材とで挟持し、前
記それぞれの偏心円板を独立して回動させることにより
前記ミラーの鉛直方向の傾きと水平方向の傾きの少なく
とも一方を調節可能にしたことを特徴とする液晶投射型
映像装置のミラー保持構造としたもので、調整時間の短
縮と片手操作を可能にする。
を一つの突起と弾性部材とで挟持し、前記ミラー上端側
の二箇所をそれぞれ偏心円板と弾性部材とで挟持し、前
記それぞれの偏心円板を独立して回動させることにより
前記ミラーの鉛直方向の傾きと水平方向の傾きの少なく
とも一方を調節可能にしたことを特徴とする液晶投射型
映像装置のミラー保持構造としたもので、調整時間の短
縮と片手操作を可能にする。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の一実施例における液晶投射型
映像装置のミラー保持構造について、図１〜図５を用い
て説明する。
映像装置のミラー保持構造について、図１〜図５を用い
て説明する。
【００１７】（実施例）図１は本発明の一実施例におけ
る液晶投射型映像装置のミラー保持構造を構成する偏芯
円板の平面図、図２は偏芯円板を切断線ＸーＸで切断し
た断面図、図３は本発明の一実施例におけるミラー保持
構造の要部平面図、図４、図５は図３を切断線ＹーＹ、
Ｘ３ーＸ３、Ｘ４ーＸ４で切断した要部断面図を示す。
る液晶投射型映像装置のミラー保持構造を構成する偏芯
円板の平面図、図２は偏芯円板を切断線ＸーＸで切断し
た断面図、図３は本発明の一実施例におけるミラー保持
構造の要部平面図、図４、図５は図３を切断線ＹーＹ、
Ｘ３ーＸ３、Ｘ４ーＸ４で切断した要部断面図を示す。
【００１８】本発明のミラー保持構造は、ミラー下端側
の中央部を一つの突起と弾性部材とで挟持し、前記ミラ
ー上端側の二箇所をそれぞれ偏心円板と弾性部材とで挟
持し、前記それぞれの偏心円板を独立して回動させるこ
とにより前記ミラーの鉛直方向の傾きと水平方向の傾き
の少なくとも一方を調節可能にしたことを特徴とする。
また、前記ミラー下端を水平面内で移動自由な支持構造
とした。さらに、前記偏心円板の上面または周面の少な
くとも一方に弾性部材を押圧した構成とした。前記弾性
部材は板ばねとした。以下、詳述する。
の中央部を一つの突起と弾性部材とで挟持し、前記ミラ
ー上端側の二箇所をそれぞれ偏心円板と弾性部材とで挟
持し、前記それぞれの偏心円板を独立して回動させるこ
とにより前記ミラーの鉛直方向の傾きと水平方向の傾き
の少なくとも一方を調節可能にしたことを特徴とする。
また、前記ミラー下端を水平面内で移動自由な支持構造
とした。さらに、前記偏心円板の上面または周面の少な
くとも一方に弾性部材を押圧した構成とした。前記弾性
部材は板ばねとした。以下、詳述する。
【００１９】図１、図２において、偏芯円板１５は、下
面側に円板の中心軸芯２１から寸法Ｓだけ偏芯した偏芯
軸芯１８の位置に回動軸２０を突設してなる。また、前
記偏芯円板１５の上面側に前記偏芯軸芯１８と同軸に回
動ツマミ１６を突設してなる。回動ツマミ１６の上端面
には直線または十字状のドライバー溝２２を切削加工し
てなる。前記偏芯円板１５を回動軸２０を回転中心とし
て矢印１９方向に回転させると、偏芯円板１５は、偏芯
量Ｓの二倍の移動量２Ｓだけ最大限振らせる（変位させ
る）ことができる。
面側に円板の中心軸芯２１から寸法Ｓだけ偏芯した偏芯
軸芯１８の位置に回動軸２０を突設してなる。また、前
記偏芯円板１５の上面側に前記偏芯軸芯１８と同軸に回
動ツマミ１６を突設してなる。回動ツマミ１６の上端面
には直線または十字状のドライバー溝２２を切削加工し
てなる。前記偏芯円板１５を回動軸２０を回転中心とし
て矢印１９方向に回転させると、偏芯円板１５は、偏芯
量Ｓの二倍の移動量２Ｓだけ最大限振らせる（変位させ
る）ことができる。
【００２０】図３〜図５に示すように、第一の偏芯円板
１５ａと第二の偏芯円板１５ｂのそれぞれの回動軸２０
は上側のハウジング本体１４に回動可能に嵌着されてい
る。そして、各偏芯円板の上面は弾性部材、例えば、板
ばね１７が弾接しハウジング本体１４の主面に向かって
押圧固定してなる。板ばね１７は断面形状が概略西洋皿
形をなし、中央部の凹み部分を固定ビス１２でハウジン
グ本体１４に固定してなる。偏芯円板の上面または周面
の内の少なくとも一方を弾性部材、例えば、前記板ば
ね、または弾性ゴム等で押圧することにより、偏芯円板
がフリーに回動するのを防止する。前記回動ツマミ１６
ａ、１６ｂは、前記板ばね１７に穿孔した貫通孔を通っ
てドライバー溝２２が突出するよう構成してなる。
１５ａと第二の偏芯円板１５ｂのそれぞれの回動軸２０
は上側のハウジング本体１４に回動可能に嵌着されてい
る。そして、各偏芯円板の上面は弾性部材、例えば、板
ばね１７が弾接しハウジング本体１４の主面に向かって
押圧固定してなる。板ばね１７は断面形状が概略西洋皿
形をなし、中央部の凹み部分を固定ビス１２でハウジン
グ本体１４に固定してなる。偏芯円板の上面または周面
の内の少なくとも一方を弾性部材、例えば、前記板ば
ね、または弾性ゴム等で押圧することにより、偏芯円板
がフリーに回動するのを防止する。前記回動ツマミ１６
ａ、１６ｂは、前記板ばね１７に穿孔した貫通孔を通っ
てドライバー溝２２が突出するよう構成してなる。
【００２１】図３〜図５に示すように、緑色分離ダイク
ロイックミラ−４は上端側両端近傍の二箇所において、
第一、第二の偏芯円板１５ａ、１５ｂと、前記第一、第
二の偏芯円板１５ａ、１５ｂに対向配置した略Ｕ字型板
ばね１１Ｔとで挟持され、上端側を弾接保持されてい
る。また、緑色分離ダイクロイックミラ−４は下端側の
中央部一箇所において、下側のハウジング本体１４に突
設した突起部１４と弾性部材、例えば、略Ｕ字型板ばね
１１Ｂとで挟持されている。さらに、前記緑色分離ダイ
クロイックミラ−４の下端は下側のハウジング本体１４
に設けた凹部で自由支持されている。
ロイックミラ−４は上端側両端近傍の二箇所において、
第一、第二の偏芯円板１５ａ、１５ｂと、前記第一、第
二の偏芯円板１５ａ、１５ｂに対向配置した略Ｕ字型板
ばね１１Ｔとで挟持され、上端側を弾接保持されてい
る。また、緑色分離ダイクロイックミラ−４は下端側の
中央部一箇所において、下側のハウジング本体１４に突
設した突起部１４と弾性部材、例えば、略Ｕ字型板ばね
１１Ｂとで挟持されている。さらに、前記緑色分離ダイ
クロイックミラ−４の下端は下側のハウジング本体１４
に設けた凹部で自由支持されている。
【００２２】前記第一の偏芯円板１５ａのドライバー溝
２２に、例えばドライバー等の調整工具を使って回動ツ
マミ１６ａを矢印１９方向に回転させると、第一の偏芯
円板１５ａは、最大、偏芯量Ｓの二倍の移動量２Ｓだけ
偏芯移動する。この時、緑色分離ダイクロイックミラー
４は、下側のハウジング本体１４に突設した突起部１３
を支点に水平面方向にθ１だけ傾斜（変位）させること
が可能となる。第二の偏芯円板１５ｂについても同様の
ことが言える。従って、第一の偏芯円板１５ａと第二の
偏芯円板１５ｂのそれぞれ独立した回転角度の組み合わ
せで水平方向の取り付け角度θ１を任意に設定可能とな
る。
２２に、例えばドライバー等の調整工具を使って回動ツ
マミ１６ａを矢印１９方向に回転させると、第一の偏芯
円板１５ａは、最大、偏芯量Ｓの二倍の移動量２Ｓだけ
偏芯移動する。この時、緑色分離ダイクロイックミラー
４は、下側のハウジング本体１４に突設した突起部１３
を支点に水平面方向にθ１だけ傾斜（変位）させること
が可能となる。第二の偏芯円板１５ｂについても同様の
ことが言える。従って、第一の偏芯円板１５ａと第二の
偏芯円板１５ｂのそれぞれ独立した回転角度の組み合わ
せで水平方向の取り付け角度θ１を任意に設定可能とな
る。
【００２３】図５に示すように、偏芯円板１５ａ，１５
ｂをそれぞれ独立して回動させることにより、緑色分離
ダイクロイックミラ−４の鉛直方向の取り付け角度を任
意に設定できる。
ｂをそれぞれ独立して回動させることにより、緑色分離
ダイクロイックミラ−４の鉛直方向の取り付け角度を任
意に設定できる。
【００２４】なお、偏芯円板１５ａ、１５ｂは、板ばね
１７の弾接力によって常時、ハウジング本体１４の主面
に押圧保持され、設定した回動角度位置に保持される。
同様に、緑色分離ダイクロイックミラ−４は、略Ｕ字型
板ばね１１Ｔ、１１Ｂの弾接力によって偏芯円板１５
ａ、１５ｂと突起部１３とで弾接保持（挟持）され、偏
芯円板１５ａ、１５ｂの回動によって設定した水平方向
の角度θ１と鉛直方向の角度θとを常時維持する。
１７の弾接力によって常時、ハウジング本体１４の主面
に押圧保持され、設定した回動角度位置に保持される。
同様に、緑色分離ダイクロイックミラ−４は、略Ｕ字型
板ばね１１Ｔ、１１Ｂの弾接力によって偏芯円板１５
ａ、１５ｂと突起部１３とで弾接保持（挟持）され、偏
芯円板１５ａ、１５ｂの回動によって設定した水平方向
の角度θ１と鉛直方向の角度θとを常時維持する。
【００２５】なお、前記偏芯円板に代え回動軸を備えた
矩形板、カム板等としてよいことは言うまでもない。
矩形板、カム板等としてよいことは言うまでもない。
【００２６】
【発明の効果】以上の実地例から明らかなように、本発
明によれば、簡単な片手作業で確実なミラ−の取りつけ
角度調整を行える。
明によれば、簡単な片手作業で確実なミラ−の取りつけ
角度調整を行える。
【図１】本発明の一実施例におけるミラー保持構造を構
成する偏芯円板の平面図
成する偏芯円板の平面図
【図２】図１を切断線ＸーＸで切断した断面図の要部断
面図
面図
【図３】本発明の一実施例におけるミラー保持構造の要
部平面図
部平面図
【図４】図３を切断線Ｙ−Ｙで切断した断面図
【図５】図３を切断線Ｘ３−Ｘ３、Ｘ４−Ｘ４で切断し
た断面図
た断面図
【図６】液晶投射型映像装置を構成する光学エンジン部
分の光軸とミラーの関係を示す要部概念図
分の光軸とミラーの関係を示す要部概念図
【図７】液晶投射型映像装置を構成する光学エンジン部
分の光軸とミラーのずれ関係を示す要部概念図
分の光軸とミラーのずれ関係を示す要部概念図
【図８】従来のミラー取り付け角度調整機構部の要部平
面図
面図
【図９】図８を切断線Ｘ１−Ｘ１、Ｘ２−Ｘ２で切断し
た断面図
た断面図
【図１０】従来、及び本発明のミラー取り付け角度調整
機構部の下部概略平面図
機構部の下部概略平面図
１ ランプ ２ 赤色分離ダイクロイックミラー ３ 全反射ミラー ４ 緑色分離ダイクロイックミラー ５Ｒ 赤色用液晶パネル ５Ｇ 緑色用液晶パネル ５Ｂ 青色用液晶パネル ６ 色合成プリズム ７ レンズ ８Ｒ 赤色光 ８Ｇ 緑色光 ８Ｂ 青色光 １０ ミラー挟持具 １１Ｔ、１１Ｂ 略Ｕ字型板ばね １３ 突起部 １４ ハウジング本体 １５ａ、１５ｂ 偏芯円板 １６ 回動ツマミ １７ 板ばね １８ 偏芯軸芯 ２０ 回動軸 ２１ 軸芯 ２２ ドライバ−溝 ２３ 凹部 Ｓ 偏芯量 θ 傾き ２Ｓ 移動量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｎ 5/74 Ｈ０４Ｎ 9/31 Ｃ 9/31 Ｇ０２Ｂ 7/18 Ｂ Ｆターム(参考） 2H043 BC06 2H088 EA14 EA15 HA05 HA13 HA23 MA20 2H091 FA05Z FA14Z FA21Z FD12 FD13 LA12 MA07 5C058 BA23 EA02 EA13 EA33 EA42 EA51 5C060 BA04 BC05 GA02 GB03 HC01 HC16 HC21 JA20
Claims (6)
- 【請求項１】 ミラー下端側の中央部一箇所を弾接保持
し、前記ミラー上端側の二箇所をそれぞれ偏芯板と弾性
部材とで挟持し、前記それぞれの偏芯板を独立して回動
させることにより前記ミラーへの光線入射角度を調節可
能にしたことを特徴とする液晶投射型映像装置のミラー
保持構造。 - 【請求項２】 ミラー下端側の中央部を一つの突起と弾
性部材とで挟持し、前記ミラー上端側の二箇所をそれぞ
れ偏芯板と弾性部材とで挟持し、前記それぞれの偏芯板
を独立して回動させることにより前記ミラーの鉛直方向
の傾きと水平方向の傾きの少なくとも一方を調節可能に
したことを特徴とする液晶投射型映像装置のミラー保持
構造。 - 【請求項３】 ミラー下端を自由支持したことを特徴と
する請求項１〜２のいずれか１項に記載の液晶投射型映
像装置のミラー保持構造。 - 【請求項４】 偏芯板の上面または周面の少なくとも一
方に弾性部材を押圧したことを特徴とする請求項３記載
の液晶投射型映像装置のミラー保持構造。 - 【請求項５】 弾性部材を板ばねとしたことを特徴とす
る請求項１〜４のいずれか１項に記載の液晶投射型映像
装置のミラー保持構造。 - 【請求項６】 偏芯板を偏芯円板としたことを特徴とす
る請求項１〜６のいずれか１項に記載の液晶投射型映像
装置のミラー保持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11130906A JP2000321661A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 液晶投射型映像装置のミラー保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11130906A JP2000321661A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 液晶投射型映像装置のミラー保持構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000321661A true JP2000321661A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=15045505
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11130906A Pending JP2000321661A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 液晶投射型映像装置のミラー保持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000321661A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7210796B2 (en) | 2004-09-07 | 2007-05-01 | Seiko Epson Corporation | Optical apparatus and projector |
| US7222976B2 (en) | 2004-01-15 | 2007-05-29 | Seiko Epson Corporation | Optical device and projector |
| US10670949B2 (en) | 2017-09-29 | 2020-06-02 | Seiko Epson Corporation | Projector with attitude adjustment apparatus |
| US20210382380A1 (en) * | 2020-06-04 | 2021-12-09 | Seiko Epson Corporation | Light source apparatus and projector |
| CN115047696A (zh) * | 2022-04-29 | 2022-09-13 | 歌尔光学科技有限公司 | 镜头调整结构和投影装置 |
-
1999
- 1999-05-12 JP JP11130906A patent/JP2000321661A/ja active Pending
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