JPH07332776A - 異種冷媒を用いた空気調和機 - Google Patents

異種冷媒を用いた空気調和機

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JPH07332776A
JPH07332776A JP12493794A JP12493794A JPH07332776A JP H07332776 A JPH07332776 A JP H07332776A JP 12493794 A JP12493794 A JP 12493794A JP 12493794 A JP12493794 A JP 12493794A JP H07332776 A JPH07332776 A JP H07332776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
capacity
compressor
refrigeration cycle
air conditioner
Prior art date
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Pending
Application number
JP12493794A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Kamikura
正教 上倉
Mitsugi Aoyama
貢 青山
Masaru Kaneko
賢 金子
Masayuki Aiyama
真之 相山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH07332776A publication Critical patent/JPH07332776A/ja
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の独立した冷凍サイクルにおいて、各冷凍
サイクルの基本母体を変えずに複数の製品容量を得るこ
とができ、かつ運転する圧縮機の冷凍サイクルおよび台
数を選択的に制御することにより、きめ細かな容量制御
が可能な異種冷媒を用いた空気調和機を提供すること。 【構成】複数の独立した冷凍サイクルを有する空気調和
機において、各冷凍サイクル毎に特性の異なった冷媒を
封入し、冷凍サイクルの基本要素機器の容量を変えるこ
となく、複数の製品容量に変更可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異種冷媒を用いた空気
調和機に係り、基本母体を変えずに、複数の製品容量を
得るために好適な異種冷媒を用いた空気調和機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複数の独立した冷凍サイクルを有する従
来の空気調和機では、独立した各冷凍サイクルに同一冷
媒を封入しており、異なった製品容量を得るには、圧縮
機容量および熱交換器容量等の基本要素機器を変えるよ
うにしている。
【0003】また、従来技術では複数サイクル、例えば
3サイクル機の場合、各冷凍サイクルとも同一容量(能
力)のため、圧縮機の台数制御により、製品容量につい
て3段階の容量制御しかできない。
【0004】なお、この種冷凍サイクルに関連する技術
として、例えば特開昭62−46174 号公報に記載の技術が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のごとく、複数の
独立した冷凍サイクルを有する従来の空気調和機では、
各冷凍サイクルに同一冷媒を封入し、異なった製品容量
を得るためには圧縮機容量や熱交換器容量を変えるよう
にしている。しかし、この従来技術では圧縮機および熱
交換器の種類を少なくし、多くの製品容量を得ることが
できない。
【0006】本発明の目的は、複数の独立した冷凍サイ
クルにおいて、各冷凍サイクルの基本母体を変えずに複
数の製品容量を得ることができ、かつ運転する圧縮機の
冷凍サイクルおよび台数を選択的に制御することによ
り、きめ細かな容量制御が可能な異種冷媒を用いた空気
調和機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的は、複数の独立
した冷凍サイクルを有する空気調和機において、各冷凍
サイクル毎に特性の異なった冷媒を封入し、冷凍サイク
ルの基本要素機器の容量を変えることなく、複数の製品
容量に変更可能に構成したことにより、達成される。
【0008】
【作用】本発明では、複数の独立した冷凍サイクルを有
する空気調和機において、各冷凍サイクル毎に特性の異
なった冷媒を封入することにより、同一圧縮機容量,同
一熱交換器容量で各冷凍サイクル毎に冷媒の特性により
異なった熱交換量が得られる。したがって、本発明によ
れば基本母体を変えることなく、複数の製品容量を得る
ことが可能となる。
【0009】また、本発明では各冷凍サイクル毎に容量
(能力)が異なるため、冷凍サイクルの台数制御の組み
合わせを選択的に変えることにより、負荷に追従してき
め細かく容量制御することが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0011】図1は複数の独立した冷凍サイクルを有す
る空気調和機の系統図である。
【0012】この図1に示す空気調和機では、第1,第
2の二つの冷凍サイクルを有している。そして、第1冷
凍サイクルでは第1圧縮機1により圧縮された高温・高
圧ガス冷媒は、第1凝縮器2により冷却水と熱交換さ
れ、高圧液冷媒となる。この高圧液冷媒は、第1膨張弁
3により減圧され、蒸発器4で冷水と熱交換され、低温
・低圧冷媒となり、第1圧縮機1に戻る。第2冷凍サイ
クルにおいても、第2圧縮機5により圧縮された高温・
高圧ガス冷媒は、第2凝縮器6により冷却水と熱交換さ
れ、高圧液冷媒となり、その高圧液冷媒は第2膨張弁7
により減圧され、蒸発器4で冷水と熱交換され、低温・
低圧冷媒となり、第2圧縮機5に戻る。このように、各
々の冷凍サイクルの冷媒は混合することなく、独立した
冷凍サイクルを形成している空気調和機である。
【0013】次に、表1は複数の冷凍サイクルを有する
空気調和機において、基本母体一つで複数の製品容量を
得る方法を示す。
【0014】
【表1】
【0015】この表1に示す例では、第1,第2,第3
冷凍サイクルを有している。また、特性の異なる冷媒と
して、HCFC22とHFC134a を用いている。1冷凍サイクル
当たりの容量(能力)は、HCFC22を用いたときを100
とすると、HFC134a を用いた場合は、冷媒の特性より6
0となる。
【0016】そこで、第1〜第3の三つの冷凍サイクル
の冷媒としてHCFC22を封入した場合には、製品容量が3
00となる。また、第1,第2冷凍サイクルの冷媒とし
てHCFC22を封入し、第3冷凍サイクルの冷媒としてHFC1
34a を封入した場合には、製品容量が260となる。さ
らに、第1冷凍サイクルの冷媒としてHCFC22を封入し、
第2,第3冷凍サイクルの冷媒としてHFC134a を封入し
た場合には、製品容量が220となる。そして、第1〜
第3の三つの冷凍サイクルの冷媒としてHFC134a を封入
した場合には、製品容量が180となる。
【0017】したがって、基本母体が同一の三つの冷凍
サイクルにおいて、特性の異なる2種類の冷媒を封入す
ることにより、4種類の製品容量が得られることが分か
る。
【0018】ついで、表2は第1〜第3の三つの冷凍サ
イクルを有する空気調和機において、冷媒としてHCFC22
とHFC134a のうちのそれぞれ1種類を封入したときの容
量制御パターンを示す。
【0019】
【表2】
【0020】この表2から第1〜第3の三つの冷凍サイ
クルに1種類の冷媒を封入した場合には、第1〜第3冷
凍サイクルを選択的に制御しても3段階の容量制御しか
得られないことが分かる。
【0021】続いて、表3は第1〜第3の三つの冷凍サ
イクルを有する空気調和機において、特性の異なる冷媒
として二つの冷凍サイクルには1種類の冷媒を封入し、
一つの冷凍サイクルには他の1種類の冷媒を封入したと
きの容量制御パターンを示す。
【0022】
【表3】
【0023】この表3から第1〜第3冷凍サイクルのう
ちの二つの冷凍サイクルに特性の異なる2種類のうちの
1種類の冷媒を封入し、一つの冷凍サイクルに他の1種
類の冷媒を封入した場合には、第1〜第3冷凍サイクル
を選択的に制御することにより、いずれも5段階の容量
制御を行い得ることが分かる。
【0024】これら表1,表3から、複数の独立した冷
凍サイクルを有する空気調和機の各冷凍サイクル毎に特
性の異なった冷媒を封入するようにした本発明によれ
ば、冷凍サイクルの基本要素機器の容量を変えることな
く、複数の冷凍サイクルを選択的に制御することによ
り、多くの製品容量を得ることが可能であり、負荷に追
従してきめ細かな容量制御を行い得ることが分かる。
【0025】なお、この実施例ではHCFC22とHFC134a の
組み合わせの場合を例に述べているが、HCFC22の代替冷
媒としての例えばAC9000等を用いても良く、また互いに
特性の異なる3種類以上の冷媒を用いても良い。
【0026】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、複数の独
立した冷凍サイクルを有する空気調和機において、各冷
凍サイクル毎に特性の異なった冷媒を封入し、冷凍サイ
クルの基本要素機器の容量を変えることなく、複数の製
品容量に変更可能に構成しているので、基本母体を変え
ることなく、複数の製品容量を得ることができるという
効果があり、また冷凍サイクルの台数制御の組み合わせ
を選択的に変えることにより、負荷に追従してきめ細か
く容量制御し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す系統図である。
【符号の説明】
1…第1冷凍サイクルの第1圧縮機、2…同第1凝縮
器、3…同第1膨張弁、4…蒸発器、5…第2冷凍サイ
クルの第2圧縮機、6…同第2凝縮器、7…同第2膨張
弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 賢 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 相山 真之 静岡県清水市村松390番地 日立清水エン ジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の独立した冷凍サイクルを有する空気
    調和機において、各冷凍サイクル毎に特性の異なった冷
    媒を封入し、冷凍サイクルの基本要素機器の容量を変え
    ることなく、複数の製品容量に変更可能に構成したこと
    を特徴とする異種冷媒を用いた空気調和機。
JP12493794A 1994-06-07 1994-06-07 異種冷媒を用いた空気調和機 Pending JPH07332776A (ja)

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JP12493794A JPH07332776A (ja) 1994-06-07 1994-06-07 異種冷媒を用いた空気調和機

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JP12493794A JPH07332776A (ja) 1994-06-07 1994-06-07 異種冷媒を用いた空気調和機

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JPH07332776A true JPH07332776A (ja) 1995-12-22

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ID=14897876

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007127354A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Toshiba Kyaria Kk 一体型空気調和装置
JP2007178029A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Mitsubishi Electric Corp 冷凍空調装置
JP2018036015A (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 株式会社日章冷凍 車両用冷凍装置およびその運転制御方法
CN112524830A (zh) * 2020-11-27 2021-03-19 冰山松洋生物科技(大连)有限公司 一种复合超低温制冷系统

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