JPH0733114U

JPH0733114U - 指輪

Info

Publication number: JPH0733114U
Application number: JP6507593U
Authority: JP
Inventors: 廣子堤
Original assignee: 廣子堤
Priority date: 1993-12-06
Filing date: 1993-12-06
Publication date: 1995-06-20

Abstract

(57)【要約】【目的】チェーンが何かに引っ掛かった場合、その力
によってチェーンの連結が自動的に解かれるようにする
ことにより、連結用のチェーンを備えた指輪における問
題点を解消する。【構成】複数のリング１，２と複数のリング１，２を
連結するチェーン３とを備え、チェーン３の一部あるい
はリング１，２との取付け部を分離自在なマグネットＭ
₁，Ｍ₂により連結する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は指輪、より詳しくは、複数のリングとこの複数のリングを連結するチェーンとを備えた指輪に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より装飾品の代表的なものとして、指輪が使用されており、この指輪にはゴールドやシルバー等をリング状に形成したものから、またこのリングにダイヤモンド等の石を備えたものまで種々のデザインのものが愛用されている。

【０００３】指輪の装飾性をより高めることを目的として、例えば、リングそのものに種々の意匠を凝らしたもの、また中指用の他小指用の複数のリングを備え、その複数のリングの間に、宝石などを備えたチェーンを連結したものが知られている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、このような連結チェーンを備えたものは、単なるリングだけのものに比べ装飾性は飛躍的に向上するものの、チェーンが引っ掛かりやすく、これによってチェーンの切断、あるいはチェーンに備えた宝石の破損、また甚だしい場合には、チェーンに連結された指輪が引っ張られ、指輪が装着された指自体を損傷するという問題がある。

【０００５】そこで、本考案において解決すべき課題は、チェーンが何かに引っ掛かった場合、その力によってチェーンの連結が自動的に解かれるようにすることにより、連結用のチェーンを備えた指輪における上記問題点を解消し、さらに速やかに再使用を可能にすることにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案の指輪は、上記課題を解決するために、複数のリングと同複数のリングを連結するチェーンとを備え、同チェーンの一部あるいは前記リングとの取付け部を分離自在なマグネットにより連結したことを特徴とする。

【０００７】なお、ここでリングとは宝石を備えない通常のリング状のものの他、これに宝石を備えたもの、またリング自体に彫刻等を施したもの等を総称するものとする。また、チェーンとは一般にいうチェーンの他、ネックレス等のように宝石を備えたものも含み、材質としては、一般に使用されている金属の他、木、プラスチック、陶器等を用いることができる。

【０００８】また、使用するマグネットは、通常の使用時には確実に連結され、チェーンにものが引っ掛かった場合には速やかに分離されるものを用いる。

【０００９】

【作用】

連結チェーンにものが引っ掛かった場合、その力によって自動的にマグネット部分から分離されることにより、チェーンの切断あるいは指の損傷等の事故がなくなる。さらに、一旦分離した後、再度マグネットを連結することにより通常の使用が可能となる。

【００１０】

【実施例】

以下本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。

【００１１】図１は本考案の一実施例である指輪の斜視図、図２は図１に示す指輪の要部の斜視図である。

【００１２】本実施例の指輪は、中指用の第１のリング１と小指用の第２のリング２を備え、これら第１のリング１及び第３のリング２は、略中心位置にダイヤモンド３ａを備えた装飾用のチェーン３によって連結されている。

【００１３】チェーン３の一方は中指用の第１のリング１に分離不能に接続され、他方は、図２の拡大図に示すように、第２のリング２側に設けられたマグネットにＭ₁及びチェーン３の端部に設けられたＭ₂によって分離自在に連結されている。

【００１４】このような構造によって、通常は図３の使用状態に示すように、従来通りの使用ができ、万一チェーン３が何かに引っ掛かった場合には、図４に示すようにメグネットＭ₁，Ｍ₂部分から分離され、これによってチェーン３或いはリング１，２に大きな力が作用することがなくなり、チェーン３やリング１，２の破損、また、指の損傷を確実に防ぐことができる。さらに、一旦分離されたマグネットＭ₁，Ｍ₂も再度引っつけることによって、簡単に図３に示す通常の使用状態に戻すことができる。

【００１５】なお、上記実施例では、チェーン３の端部と第２のリング２に、マグネットＭ₁ ，Ｍ₂を設けたものについて説明したが、無論これに限定されず、例えば、第１のリング１とチェーン３の連結部も同様にマグネットによる連結としたり、また、チェーン３の中途にマグネットを設けることもできる。特に、チェーンの両端にマグネットを設けることによって、第１のリング１と第２のリング２に、種々の異なるデザインのチェーンを取り替えて使用することが可能となる。

【００１６】

【考案の効果】

以上に説明したように、本考案の指輪は、チェーンの一部あるいはリングとの取付け部を分離自在なマグネットにより連結したことにより、外力によって自動的にマグネット部分から分離されることにより、チェーンの切断あるいは指の損傷等の事故がなくなり、また、分離されたチェーンをマグネットによって連結することにより速やかに再使用が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例である指輪の斜視図である。

【図２】図１に示す指輪の要部の斜視図である。

【図３】図１に示す指輪の使用状態の斜視図である。

【図４】図１に示す指輪のチェーンが外れた状態を示す
斜視図である。

【符号の説明】

１中指用リング２小指用リング３チェーン３ａダイヤモンドＭ₁，Ｍ₂ マグネット

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】複数のリングと同複数のリングを連結す
るチェーンとを備え、同チェーンの一部あるいは前記リ
ングとの取付け部を分離自在なマグネットにより連結し
たことを特徴とする指輪。