JPH07330789A - 硫酸化糖の精製方法 - Google Patents

硫酸化糖の精製方法

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JPH07330789A
JPH07330789A JP13180594A JP13180594A JPH07330789A JP H07330789 A JPH07330789 A JP H07330789A JP 13180594 A JP13180594 A JP 13180594A JP 13180594 A JP13180594 A JP 13180594A JP H07330789 A JPH07330789 A JP H07330789A
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sulfated
sugar
sulfated sugar
reverse osmosis
purification method
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JP13180594A
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Naoya Ikushima
直也 生島
Shinobu Yamaguchi
忍 山口
Tadao Shoji
忠生 東海林
Naoko Takahashi
菜穂子 高橋
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 逆浸透膜を用いて硫酸化糖の脱塩精製を行う
ことを特徴とする硫酸化糖の精製方法。 【効果】 硫酸化糖を製造する際の脱塩工程の効率化が
図れ、高純度品の製造が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硫酸化糖と無機塩の混
合物から無機塩を短時間で除去し、高純度の硫酸化糖を
得ることの出来る、硫酸化糖の精製方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、硫酸化糖は抗凝血作用や抗エイズ
ウイルス活性を持つ化合物として注目されている。硫酸
化糖は取扱い易さの点から、主としてナトリウム塩やカ
リウム塩として用いられることが多く、硫酸化糖を製造
する際には、副生成物として無機塩が混入し、純度の高
い硫酸化糖を得るためには無機塩と硫酸化糖との分離精
製が必要である。これまで硫酸化オリゴ糖の精製方法と
しては、特開平5ー78382号公報や特開平5−21
3982号公報に記載のように、水酸化バリウム水溶液
を添加することにより不溶性の硫酸バリウムとして硫酸
イオンを除いた後に最終的に必要な金属イオン型の陽イ
オン交換樹脂によりイオン交換する方法や、水酸化ナト
リウムを加えて濃縮乾固した後、再度水溶液にして限外
ろ過膜、半透膜、イオン交換膜、イオン交換樹等を用い
て分離する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、半透膜法や限
外ろ過法による硫酸化糖の精製方法では、低分子量の硫
酸化糖の場合は製造工程で混入してくる無機塩類との分
子量の差が小さいために、目的とする硫酸化糖も半透膜
法や限外ろ過膜を透過してしまい、精製効率が悪かっ
た。
【0004】一般に、硫酸化されていない糖はイオン交
換樹脂には吸着しにくい。このために、硫酸化されてい
ない糖は、H+型の陽イオン交換樹脂で陽イオンを除去
後OH-型の陰イオン交換樹脂で陰イオンを除去するこ
とにより無機塩類は脱塩することが可能である。また、
イオン交換膜を用いる方法でも容易に脱塩することがで
きる。これに対して、硫酸化糖は糖の水酸基が硫酸エス
テルとなっているためにイオン性を有する化合物であ
る。このため、イオン交換膜を用いた硫酸化糖の脱塩精
製では効率が低かった。結果的に、硫酸化糖の脱塩に用
いた場合には非常に長時間を要し、さらに回収率も低く
なった。さらに、H+型の陽イオン交換樹脂で陽イオン
を除去後OH-型の陰イオン交換樹脂で陰イオンを除去
することにより脱塩精製する方法では目的とする硫酸化
糖そのものが樹脂に吸着してしまい脱塩を行うことがで
きないなどの問題点があった。
【0005】さらに、水酸化バリウム水溶液を添加する
方法では、所望する硫酸化糖の塩が水不溶性のバリウム
塩であれば容易に分離することが出来るが、最終的に所
望される硫酸化糖の塩が水溶性である場合は、最終的に
必要な金属イオン型の陽イオン交換樹脂を用いて塩交換
をおこなう必要がある。しかしこのイオン交換には、非
常に交換容量の大きなイオン交換カラムでの処理が必要
であり(例えば硫酸化糖のナトリウム塩を20g得るた
めには、イオン交換樹脂5〜10L必要)効率が悪く、
硫酸化糖が硫酸エステルであるために、硫酸に対する不
溶性の塩を形成した際に当該硫酸化糖の塩も溶解性が低
下してしまい回収率が低くなった。
【0006】従って、本発明が解決しようとする課題
は、短時間で効率よく、純度の高い硫酸化糖を高収率で
得ることにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、硫酸化
糖の脱塩精製方法の効率向上について鋭意研究を続けた
結果、濃縮や純水の製造に用いられる逆浸透膜に着目
し、従来の限外ろ過法や透析法では脱塩が困難であり、
またイオン交換膜法では長時間を要していた硫酸化糖の
脱塩精製が、逆浸透膜を用いることで、効率良く、高純
度の硫酸化糖が得られることを見い出した。
【0008】即ち本発明は、硫酸化糖と無機塩との分離
において、逆浸透膜を用いる事を特徴とする硫酸化糖の
精製方法に関する。本発明の硫酸化糖とは、糖の水酸基
の一部又は全部が硫酸エステル化した糖であれば良く、
硫酸エステル基がナトリウム塩、カリウム塩等の生理学
的に許容される塩となっていても良い。
【0009】本発明は、単糖から分子量の大きないわゆ
る硫酸化多糖の精製にも用いることが出来るが、特に、
従来の透析法や限外ろ過法では精製が困難であった、低
分子量の硫酸化糖いわゆる硫酸化オリゴ糖の精製に好適
である。好ましい硫酸化糖としては、例えば、構成単糖
数が1〜30のものが好ましく、3〜10のものがより
好ましい。また硫酸化糖の分子量、即ち置換基も含めた
糖全体の分子量が500〜20000であるものが好ま
しく、分子量1000〜10000が更に好ましく、1
500〜3500が特に好ましい。
【0010】脱塩に用いられる硫酸化糖の硫酸エステル
基の割合としてしは、任意の割合の化合物を用いること
ができるが、イオン交換樹脂やイオン交換膜での脱塩が
困難であった、糖の水酸基の10%以上、特に好ましく
は50〜100%が硫酸エステル化された硫酸化糖が良
い。
【0011】本発明における硫酸化糖の構造は、基本骨
格として5炭糖、6炭糖、7炭糖の単糖や、これら単糖
単位がグリコシド結合して成るオリゴ糖、多糖などが挙
げられる。また糖の水酸基、ヒドロキシメチル基、水素
原子等の一部が、アシル基、アミノ基、アセトキシ基、
アルキル基、アリール基、ハロゲン基、トコフェリル基
等で置換されたものでも、未置換のものでも良い。
【0012】アルキル基としてはヘキシル基、ヘプチル
基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、ヘ
キサデシル基、オクタデシル基、エイコサニル基、ドコ
サニル基、2−エチルヘキシル基、3−メチルペンチル
基などが挙げられる。また、アシル基としてはベンゾイ
ル基、2−フルオロベンゾイル基、2,4−ジフルオロ
ベンゾイル基などが挙げられる。アリール基としてはp
−n−オクチルフェニル基、p−n−ヘキシルフェニル
基、p−n−オクチルオキシフェニル基、p−t−オク
チルフェニル基等が挙げられる。
【0013】また、硫酸化糖は配糖体構造をとっていて
も良く、例えば特開平5−78382号公報、特開平5
−213982号公報、特開平5−279381号公報
に記載されている糖、即ちアグリコンとしてアルキル
基、アルキルフェニル基、アルコキシフェニル基、トコ
フェリル基を有する糖が好ましく用いられる。また、こ
れらアグリコンを有し、かつその他の水酸基の一部にベ
ンゾイル基等のアシル基を有する硫酸化糖も好ましい。
【0014】例えば以下のような硫酸化糖が挙げられ
る。硫酸化 β−D−グルコピラノシル(1→3){−
β−D−グルコピラノシル(1→3)}3−β−D−グ
ルコピラノース:(以下硫酸化ラミナリペンタオースと
称する)、硫酸化 n−ドデシル β−D−グルコピラ
ノシル(1→3){−β−D−グルコピラノシル(1→
3)}3−β−D−グルコピラシド 硫酸化 n−オクチル β−D−グルコピラノシル(1
→3)−α−D−グルコピラノシド、硫酸化 p−n−
ヘキシルフェニル β−D−ガラクトピラノシル(1→
4){−β−D−ガラクトピラノシル(1→4)}8
α−D−グルコピラノシド、硫酸化 p−n−ヘプチル
オキシフェニル β−D−ガラクトピラノシル(1→
4)−β−D−ガラクトピラノシル(1→4)−β−D
−グルコピラノシド、硫酸化 dl−α−トコフェリル
O−n−ブチリル−β−D−ラミナリペンタオシド、
硫酸化 2−エチルヘキシル α−D−グルコピラノシ
ル(1→4){−α−D−グルコピラノシル(1→
3)}3−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 p−n
−ヘプチルフェニル α−D−グルコピラノシル(1→
6){−α−D−グルコピラノシル(1→6)}28−β
−D−グルコピラノシド等。
【0015】本発明で用いられる逆浸透膜は、1000
mg/lの食塩水をマーカーとして評価した場合に1〜8
0%、好ましくは10〜50%の阻止率を持つ膜であ
る。もしくは糖質を用いて評価したおおよその分画分子
量が100〜5000、好ましくは300〜3000の
膜である。逆浸透膜は上記の性質を有する膜であればど
のようなものでも良く、市販の膜として例えば日本ミリ
ポア・リミテッド製Nanomax50、同社製R7
5、デザリネーションシステムズ社製DESAL−G5
0、同社製DBSAL−G20等を用いることが出来
る。
【0016】この様な膜を用いる精製操作としては、こ
れらの逆浸透膜を平膜としてバッチ式で使用する方法、
平膜を複数枚重ねた多段式のカートリッジとして使用す
る方法、さらには逆浸透膜をスパイラル型のカートリッ
ジとしたクロスフロー方式(流通式)の装置を用いる方
法などが例示できるが、他の方法で実施しても良い。ま
た、逆浸透の操作圧力については、使用する膜の耐圧限
界内であれば問題なく脱塩精製することが可能である。
より好ましくは1〜45kg/cm2の操作圧力で脱塩精製
を行う方がよく、さらに好ましくは3〜35kg/cm2
操作圧で行うのが良い。また、膜面積は、精製の度合い
の点では小さくても問題はないが、大きい方が多くの糖
を短時間で精製出来るので効率的であり、処理量、処理
時間に合わせて適当な大きさの膜を選択すれば良い。精
製操作は硫酸化糖中の無機塩が目的の含量に達するまで
水を供給しながら行えば良く、無機塩含量が好ましくは
5重量%以下、更に好ましくは1重量%以下まで、最も
好ましくは0.1重量%以下まで精製を行えば良い。
【0017】本発明の精製において除かれる無機塩とし
ては、水に溶解する無機塩であれば良く、例えば水酸イ
オン、硫酸イオン、硫酸水素イオン、塩素イオン、硝酸
イオンから選ばれた少なくとも一種の陰イオンからなる
アニオン部と、水素イオン、リチウムイオン、ナトリウ
ムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオンから選ば
れた少なくとも一種の陽イオンからなるカチオン部の組
み合わせからなる塩であるか、又はどちらか一方のイオ
ンが酢酸イオン、ピリジニウムイオン4級アンモニウム
イオンなどの有機酸や有機塩基であり他方が上記の無機
イオンであってもよい。特に本発明では無機塩アニオン
部が水酸イオン、硫酸イオン、硫酸水素イオン又は塩素
イオンであり、カチオン部がリチウムイオン、ナトリウ
ムイオン、カリウムイオン、ピリジニウムイオンである
塩の場合に有効な手段であり、更に好ましくは硫酸ナト
リウム、硫酸カリウム、塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の脱塩に有効
である。
【0018】即ち、硫酸化糖を製造するに当たり、糖を
硫酸化する際に使用される硫酸化剤の残りや、硫酸化糖
の取扱いを容易にするために添加した各種塩類、硫酸化
剤と反応し生成した硫酸塩等の無機塩と、硫酸化糖、特
に低分子量の硫酸化オリゴ糖を分離するのに、本発明は
非常に有効な手段である。
【0019】次に、本発明の精製方法に付いて具体的に
説明するために、平膜を用いたバッチ式の場合について
説明する。まず、硫酸化糖と無機塩の混合物(通常は糖
を硫酸化させた後の反応液の濃縮物又は精製しようとす
る硫酸化糖そのものである)を水に溶解し水溶液とす
る。この時の溶液の濃度は任意であるがより好ましくは
0.1重量%以上50重量%以下である。この溶液を逆
浸透膜に通液することにより、無機塩を除去する。例え
ばこの溶液を逆浸透装置にチャージし窒素ガスや圧縮空
気などの圧力源を用いて圧力を印加する。逆浸透の操作
圧力は前述の通りである。圧力を印加すると、逆浸膜か
ら水が流出し糖が濃縮されると共に無機塩が膜を透過す
る。装置内の溶液量が、初期量の50%以下、好ましく
は95%以下になるまで逆浸透を実施したところで、加
圧を解き水を加えて再度逆浸透を継続する。装置内の溶
液の無機イオン含量が目的の含量に達するまで、この操
作を繰り返し、硫酸化糖を精製する。
【0020】また、流通式の逆浸透装置を用いた精製例
について第1図に基づいて説明する。具体的には、例え
ばMILLIPORE社製のBENCHTOP REV
ERSE OSMOSIS FILTRATION S
YSYTEM等により簡単に精製を行える。
【0021】図面中、リザーバータンク1は内部の液面
計によりBから水を供給し一定量の液量を保てるような
構造であり、逆浸透膜モジュール4内の逆浸透膜として
は無機塩が透過し、精製目的とする硫酸化糖の透過が阻
止されるものである。矢印は溶液の流れる方向を示して
いる。
【0022】硫酸化糖を精製するには、リザーバータン
ク1内に硫酸化糖と無機塩の混合水溶液を硫酸化糖がお
およそ0.1から50重量%の濃度になるように調整す
る。上記混合溶液をポンプ2で逆浸透膜モジュール4に
送り込み、クロスフロー方式により水とともに無機塩を
逆浸透膜に透過させて除去する。除去した水と無機塩は
出口Aから排出される。一方、硫酸化糖は再度リザーバ
ータンク1に戻す。結果として、タンク内の硫酸化糖の
純度が高くなり、上記の操作を連続して繰り返すことで
硫酸化糖が精製され高純度の硫酸化糖が得られる。得ら
れた硫酸化糖はサンプル取り出し口Bから取り出され
る。尚、クロスフロー方式で逆浸透を行う際の操作圧力
は前述の通りであり、リテンテートバルブ5により行
う。
【0023】また、装置には必ずしもリザーバータンク
1内の溶液量を常時一定になるように水を供給する構造
を有する必要はないが、タンク内の溶液量の減少による
効率の低下を防ぐとともに、より高純度の硫酸化糖を得
るための運転を継続することが可能であるため好まし
い。
【0024】
【実施例】以下に、本発明に係る実施例を掲げて、本発
明を更に詳しく説明する。
【0025】実施例1 n−ドデシルラミナリペンタオシド3.58gを脱水ピ
リジン100mlに溶解しピリジンを留去した。同じ操作
を再度行った後、これを脱水ピリジン100mlに溶解し
87℃に加熱した。ここに三酸化硫黄ピリジン錯体を1
9.30g添加し2時間反応させた。反応後、2層に分
離した反応溶液のピリジン層を分離しシッロプ状の反応
混合物を水100mlに溶解した。この水溶液を、4Nの
水酸化ナトリウム水溶液で水素イオン濃度7.00に調
整し、溶媒留去及び凍結乾燥することにより、12.6
6gの硫酸化n−ドデシルラミナリペンタオシド(平均
分子量2450)と無機塩の混合物を得た。これはイオ
ンクロマト法による硫酸イオン分析と元素分析により2
6.6重量%の硫酸ナトリウムを含んでいる混合物であ
った。
【0026】次いで、上記のようにして得られた混合物
を1000mlの水溶液とし、1000mg/lの食塩水を
評価液としたときの阻止率が10%である逆浸透膜(D
ESAL−G50,デザリネーションシステムズ社製、
膜面積約0.4m2)を取り付けた逆浸透装置(MIL
LIPORE社製、BENCHTOP REVERSE
OSMOSIS FILTRATION SYSYT
EM:第1図)に入れた。これを、10kg/cm2の圧力
となるように流量を調節し60分間逆浸透を行った。こ
の時、操作中は原液タンク中に常に400から500ml
の水量があるように、液面計を用いて水を供給した。こ
のようにして得られた濾過残渣を、凍結乾燥し精製した
硫酸化n−ドデシルラミナリペンタオシド8.39gを
得た。得られた精製物をイオンクロマト法による硫酸イ
オン分析と元素分析により分析した結果、硫酸化n−ド
デシルラミナリペンタオシド中に含まれる硫酸ナトリウ
ムは1.2重量%であった。また全水酸基中の硫酸エス
テル導入量を示す硫酸化度は89%で、硫酸化糖の収率
は92%であった。
【0027】実施例2 水酸化ナトリウム水溶液の代わりに水酸化カリウム水溶
液を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法にて、1
1.92gの硫酸化n−ドデシルラミナリペンタオシド
(平均分子量2642)と無機塩の混合物をを得た。こ
れは、実施例1と同様の分析により25.2重量%の硫
酸カリウムを含んでいた。次いで実施例1と同様の方法
で逆浸透を行い、得られた濾過残渣を凍結乾燥し、精製
した硫酸化n−ドデシルラミナリペンタオシド8.95
gを得た。得られた精製物を分析した結果、硫酸化糖中
に含まれる硫酸カリウムは0.3重量%であった。また
全水酸基中の硫酸エステル導入量を示す硫酸化度は87
%で、硫酸化糖の収率は94%であった。
【0028】実施例3 糖水酸基のうち93%が硫酸エステル化された硫酸化n
−ドデシルラミナリペンタオシド(平均分子量251
5)を67重量%と硫酸ナトリウムを37重量%含む混
合物8.00gを200mlの水に溶解し4%のサンプル
溶液とした。これを、サッカロースをマーカーとした分
画分子量が400、1000mg/lの食塩水を評価液と
したときの阻止率が50%、膜面積34cm2である逆浸
透膜(R75,MILLIPORE社製)を取り付けた
バッチ型の逆浸透装置(REMOLINO,MILLI
PORE社製)で逆浸透による精製を行った。逆浸透
は、35kg/cm2の圧力で行い、逆浸透装置中の水を9
5%以上透過させ、さらに装置中の液量が200mlとな
るように水を加えて逆浸透を続けた。この操作を25回
行い、最終的に得られた濾過残渣を凍結乾燥することに
より精製した硫酸化糖3.129g得た。得られた精製
物を分析した結果、硫酸化n−ドデシルラミナリペンタ
オシド中に含まれる硫酸ナトリウムは3.8重量%であ
った。
【0029】実施例4 糖水酸基のうち93%が硫酸エステル化された硫酸化n
−ドデシルラミナリペンタオシド(平均分子量251
5)を76重量%と硫酸ナトリウムを23重量%含む混
合物1.00gを25mlの水に溶解し4%のサンプル溶
液とした。これを、実施例3と同様の装置を用いて、2
0kg/cm2の圧力で逆浸透を行い、逆浸透装置中の水を
98%以上透過させ、さらに装置中の液量が25mlとな
るように水を加えて逆浸透を続けた。この操作を18回
行い、最終的に得られた濾過残渣を凍結乾燥することに
より精製した硫酸化糖0.540g得た。得られた精製
物を分析した結果、硫酸化n−ドデシルラミナリペンタ
オシド中に含まれる硫酸ナトリウムは0.4重量%であ
った。
【0030】実施例5 糖水酸基のうち93%が硫酸エステル化されたp−n−
オクチルオキシフェニル β−D−ガラクトピラノシル
−(1→4)−β−D−ガラクトピラノシル−(1→
4)−B−D−グルコピラノシド(平均分子量165
8)を76重量%と硫酸ナトリウムを23重量%含む混
合物1.00gを25mlの水に溶解し4%のサンプル溶
液とした。これを、実施例3と同様の装置を用いて、1
0kg/cm2の圧力で逆浸透を行い、逆浸透装置中の水を
98%以上透過させ、さらに装置中の液量が25mlとな
るように水を加えて逆浸透を続けた。この操作を4回行
い、最終的に得られた濾過残渣を凍結乾燥することによ
り精製硫酸化糖0.440g得た。得られた精製物を分
析した結果、硫酸化p−n−オクチルオキシフェニルβ
−D−ガラクトピラノシル−(1→4)−β−D−ガラ
クトピラノシル−(1→4)−B−D−グルコピラノシ
ド中に含まれる硫酸ナトリウムは0.5重量%であっ
た。
【0031】実施例6 糖水酸基のうち94%が硫酸エステル化された硫酸化n
−ドデシルラミナリペンタオシド(平均分子量253
0)を58重量%と硫酸ナトリウムを42重量%含む混
合物24.25gを1000mlの水に溶解し2.5%の
サンプル溶液とした。この溶液を、実施例1と同様の装
置で5kg/cm2の圧力で120分間逆浸透を行った。逆
浸透の際には、リザーバータンクにつねに400から5
00mlの水量があるように、液面計により水を供給し
た。このようにして得られた濾過残渣を、凍結乾燥し精
製した硫酸化糖8.39gを得た。得られた精製物を分
析した結果、硫酸化n−ドデシルラミナリペンタオシド
中に含まれる硫酸ナトリウムは0.1重量%であった。
【0032】実施例7 糖水酸基のうち87%が硫酸エステル化された硫酸化p
−n−オクチルフェニルラミナリペンタオシド(平均分
子量2437)を53重量%と硫酸ナトリウムを47重
量%含む混合物40.12gを1000mlの水に溶解し
4%のサンプル溶液とした。この溶液を、実施例1と同
様の装置で5kg/cm2の圧力となるように流量を調節し
120分間逆浸透を行い硫酸ナトリウムを透過させた。
逆浸透の際には、リザーバータンクにつねに400から
500mlの水量があるように、液面計により水を供給し
た。このようにして得られた濾過残渣を、凍結乾燥し精
製した硫酸化糖18.73gのを得た。得られた精製物
を分析した結果、硫酸化p−n−オクチルフェニルラミ
ナリペンタオシド中に含まれる硫酸ナトリウムは0.1
重量%であった。
【0033】実施例8 糖水酸基のうち87%が硫酸エステル化された硫酸化n
−ドデシルラミナリペンタオシド(平均分子量241
7)を53重量%と硫酸ナトリウムを47重量%含む混
合物18.95gを1000mlの水に溶解し1.9%の
サンプル溶液とした。この溶液を、実施例1と同様の装
置で3kg/cm2の圧力となるように流量を調節し300
分間逆浸透を行った。逆浸透の際には、リザーバータン
クにつねに400から500mlの水量があるように、液
面計により水を供給した。このようにして得られた濾過
残渣を、凍結乾燥し精製した硫酸化n−ドデシルラミナ
リペンタオシド9.05gを得た。得られた精製物を分
析した結果、硫酸化n−ドデシルラミナリペンタオシド
中に含まれる硫酸ナトリウムは検出限界の0.1重量%
未満であった。
【0034】実施例9 糖水酸基のうち91%が硫酸エステル化された硫酸化ト
コフェリルラミナリペンタオシド(平均分子量277
0)を60重量%と硫酸ナトリウムを40重量%含む混
合物20.00gを1000mlの水に溶解し2%のサン
プル溶液とした。この溶液を、実施例1と同様の装置で
5kg/cm2の圧力となるように流量を調節し120分間
逆浸透を行い硫酸ナトリウムを透過させた。逆浸透の際
には、リザーバータンクにつねに400から500mlの
水量があるように、液面計により水を供給した。このよ
うにして得られた濾過残渣を、凍結乾燥し精製した硫酸
化トコフェリルラミナリペンタオシド11.41gを得
た。得られた精製物を分析した結果、硫酸化トコフェリ
ルラミナリペンタオシド中に含まれる硫酸ナトリウムは
0.4重量%であった。
【0035】実施例10 糖水酸基のうち89%が硫酸エステル化された硫酸化n
−ドデシルラミナリオクタオシド(平均分子量245
0)を60重量%と硫酸ナトリウムを40重量%含む混
合物1.00gを25mlの水に溶解し4%のサンプル溶
液とした。これを、実施例3と同様の装置を用いて、1
0kg/cm2の圧力で逆浸透を行い、逆浸透装置中の水を
98%以上透過させ、さらに装置中の液量が25mlとな
るように水を加えて逆浸透を続けた。この操作を5回行
い、最終的に得られた濾過残渣を凍結乾燥することによ
り精製した硫酸化糖を0.55g得た。得られた精製物
を分析した結果、硫酸化n−ドデシルラミナリオクタオ
シド中に含まれる硫酸ナトリウムは0.3重量%であっ
た。
【0036】実施例11 糖水酸基のうち64%が硫酸エステル化された硫酸化マ
ルトペンタオース(平均分子量1939)を50重量%
と硫酸ナトリウムを50重量%含む混合物0.50gを
25mlの水に溶解し2%のサンプル溶液とした。これ
を、実施例3と同様の装置を用いて、10kg/cm2の圧
力で逆浸透を行い、逆浸透装置中の水を98%以上透過
させ、さらに装置中の液量が25mlとなるように水を加
えて逆浸透を続けた。この操作を4回行い、最終的に得
られた濾過残渣を凍結乾燥することにより精製した硫酸
化糖0.20gを得た。得られた精製物を分析した結
果、硫酸化マルトペンタオース中に含まれる硫酸ナトリ
ウムは0.3重量%であった。
【0037】実施例12 n−ドデシルラミナリペンタオシドの水酸基が平均31
%がベンゾイル基で置換され残りの水酸基の91%が硫
酸エステルである硫酸化糖(平均分子量2539)を4
0重量%と硫酸ナトリウムを60重量%含む混合物1.
00gを25mlの水に溶解し4%のサンプル溶液とし
た。これを、実施例3と同様の装置で、5kg/cm2の圧
力で逆浸透を行い、逆浸透装置中の水を98%以上透過
させ、さらに装置中の液量が25mlとなるように水を加
えて逆浸透を続けた。この操作を5回行い、最終的に得
られた濾過残渣を凍結乾燥することにより精製硫酸化糖
0.35gを得た。得られた精製物を分析した結果、硫
酸化糖中に含まれる硫酸ナトリウムは0.5重量%であ
った。
【0038】実施例13 10gのカードラン(和光純薬製)を200mlの無水ジ
メチルスルホキシドに懸濁させ加熱し溶解させた。これ
を、85℃の温度で安定となった後にピペリジン硫酸を
61g添加し2時間攪拌し反応させたた。反応後、反応
溶液を室温まで冷却し蒸留水500mlに溶解した。この
水溶液を、4Nの水酸化ナトリウム水溶液で水素イオン
濃度7.00に調整し、溶媒留去及び凍結乾燥すること
により、49.00gのカードラン硫酸を得た。これ
は、分析により71.2重量%の硫酸ナトリウムを含ん
でいた。
【0039】次いで、上記のようにして得られた混合物
を1000mlの水溶液とし、実施例1と同様の装置で、
10kg/cm2の圧力となるように流量を調節し2時間逆
浸透を行った。この時、操作中は原液タンク中に常に4
00から500mlの水量があるように、液面計を用いて
水を供給した。このようにして得られた濾過残渣を、凍
結乾燥し精製したカードラン硫酸13.91gを得た。
得られた精製物を分析した結果、カードラン硫酸中に含
まれる硫酸ナトリウムは0.1重量%であり、全水酸基
中の硫酸エステル導入量を示す硫酸化度は69%であ
り、カードラン硫酸の収率は97%であった。また、ゲ
ルパーミネーションクロマトグラフィーにより測定した
カードラン硫酸のデキストラン基準の平均分子量は58
000であった。
【0040】実施例14 平均分子量8000のデキストラン硫酸を75重量%と
硫酸ナトリウムを25重量%含む混合物1.00gを2
5mlの水に溶解し4%のサンプル溶液とした。これを、
実施例3と同様の装置を用いて、10kg/cm2の圧力で
逆浸透を行い、逆浸透装置中の水を98%以上透過さ
せ、さらに装置中の液量が25mlとなるように水を加え
て逆浸透を続けた。この操作を4回行い、最終的に得ら
れた濾過残渣を凍結乾燥することにより精製した硫酸化
糖0.687gを得た。得られた精製物を分析した結
果、デキストラン硫酸中に含まれる硫酸ナトリウムは
0.2重量%であった。
【0041】比較例1 糖水酸基のうち94%が硫酸エステル化された硫酸化n
−ドデシルラミナリペンタオシド(平均分子量253
2)75重量%と硫酸ナトリウム25重量%を含む混合
物を0.200gを10mlの水溶液とし、FILTRO
N社製の排除限界分子量5000、膜面積7cm2のNO
VACELLを取り付けたFILTRON社製スターラ
ーセルキットを用いて3Kg/cm2の圧力で3時間限外ろ過
を行った。得られた濃縮液0.5mlを凍結乾燥し、0.
008gの精製した硫酸化糖を得た。精製物を分析した
結果、硫酸化n−ドデシルラミナリペンタオシド中に含
まれる硫酸ナトリウムは0.1%であったが、限外ろ過
での硫酸化糖の阻止率は1.2%であり、硫酸ナトリウ
ムと共にほとんどの硫酸化糖も膜を透過してしまった。
【0042】比較例2 n−ドデシルラミナリペンタオシド100mgを脱水ピリ
ジン10mlに溶解させ、三酸化硫黄ピリジン錯体511
mgを加え、85℃で1時間反応させた。反応後、2層に
分離した反応溶液のピリジン層を分離しシロップ状の反
応混合物を水溶解し、2.5Nの水酸化ナトリウム水溶
液で水素イオン濃度を7.00に調整し、溶媒留去及び
凍結乾燥することにより、糖硫酸基のうち94%が硫酸
エステル化された硫酸化糖を75重量%と硫酸ナトリウ
ムを25重量%含む混合物を得た。この混合物を10ml
の水溶液とし、マイクロアシライザー(旭化成工業
(株)社製、イオン交換分離装置:AC110−10イ
オン交換膜使用、膜面積20cm 2、通電面積10cm2)に
より120分脱塩を行い精製した。精製物を分析した結
果、硫酸ナトリウム含量は18.7%であった。これ
を、さらに合計16時間脱塩を行い分析した結果、硫酸
ナトリウム含量は1.1%であり、硫酸化糖の収率は8
3%であった。
【0043】
【発明の効果】逆浸透膜を用いることにより、短時間で
効率よく、純度の高い硫酸化糖を高収率で得ることが出
来る。特に水溶性の無機塩と硫酸化オリゴ糖のように、
分子量が同程度であり、通常の限外ろ過では分離できな
いものの分離の際でも、純度の高い硫酸化糖を収率良く
得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本発明の実施に用いる装置の概略図
である。
【符号の説明】
1 リザーバータンク 2 ポンプ 3 圧力計 4 逆浸透膜モジュール 5 リテンテートバルブ 6 回収バルブ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硫酸化糖と無機塩との分離において、逆
    浸透膜を用いる事を特徴とする硫酸化糖の精製方法。
  2. 【請求項2】 硫酸化糖の分子量が500〜20000
    である請求項1記載の精製方法。
  3. 【請求項3】 硫酸化糖の構成単糖数が1〜30である
    請求項1記載の精製方法。
  4. 【請求項4】 硫酸化糖の構成単糖数が3〜10である
    請求項3記載の精製方法。
  5. 【請求項5】 硫酸化糖が、糖の水酸基の10%以上が
    硫酸エステル化されたものである請求項1、2又は3記
    載の精製方法。
  6. 【請求項6】 硫酸化糖が糖の水酸基の50%以上が硫
    酸エステル化されものである請求項5記載の精製方法。
  7. 【請求項7】 逆浸透膜の阻止率が1000mg/lの食
    塩水を評価液としたときに1%以上80%以下である請
    求項1〜6のいずれか1項記載の精製方法。
  8. 【請求項8】 逆浸透膜の分画分子量が100以上50
    00以下である請求項1〜6のいずれか1項記載の精製
    方法。
  9. 【請求項9】 逆浸透膜の操作圧力が1kg/cm2以上4
    5kg/cm2以下である請求項7又は8記載の精製方法。
  10. 【請求項10】 無機塩が、水酸イオン、硫酸イオン、
    硫酸水素イオン、塩素イオン、硝酸イオンから選ばれた
    少なくとも一種の陰イオンからなるアニオン部と、水素
    イオン、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウム
    イオン、カルシウムイオンの少なくとも一種の陽イオン
    から選ばれた陽イオンからなるカチオン部との組み合わ
    せからなる塩である請求項9記載の精製方法。
  11. 【請求項11】 無機塩が、水酸イオン、硫酸イオン、
    硫酸水素イオン又は塩素イオンからなるアニオン部と、
    リチウムイオン、ナトリウムイオン又はカリウムイオン
    からなるカチオン部との組み合わせからなる塩である請
    求項10記載の精製方法。
  12. 【請求項12】 無機塩が硫酸ナトリウム、硫酸カリウ
    ム、硫酸水素ナトリウム又は硫酸水素カリウムである請
    求項11記載の精製方法。
  13. 【請求項13】 硫酸化糖が水酸基の一部をアシル基で
    置換した糖である請求項10記載の精製方法。
  14. 【請求項14】 硫酸化糖が配糖体構造を有する化合物
    である請求項10又は13記載の精製方法。
  15. 【請求項15】 硫酸化糖が、アグリコンとしてアルキ
    ル基、アルキルフェニル基、アルコキシフェニル基、又
    はトコフェリル基を有する配糖体である請求項14記載
    の精製方法。
  16. 【請求項16】 硫酸化糖が硫酸エステル基以外では置
    換されていない未置換の糖である請求項10記載の精製
    方法。
  17. 【請求項17】 硫酸化オリゴ糖と無機塩を含む溶液を
    逆浸透膜に通液することにより、無機塩を除去すること
    を特徴とする硫酸化糖の精製方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020011910A (ja) * 2018-07-13 2020-01-23 株式会社Kri 硫酸エスエル化合物の製造方法

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