JPH07330573A - 化粧料組成物 - Google Patents

化粧料組成物

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JPH07330573A
JPH07330573A JP6152597A JP15259794A JPH07330573A JP H07330573 A JPH07330573 A JP H07330573A JP 6152597 A JP6152597 A JP 6152597A JP 15259794 A JP15259794 A JP 15259794A JP H07330573 A JPH07330573 A JP H07330573A
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skin
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JP6152597A
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Inventor
Izumi Yuchi
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OSAKA YAKUHIN KENKYUSHO KK
Original Assignee
OSAKA YAKUHIN KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 コガネバナ(Scutellaria baicalensis GEOR
GI)の粉砕物及び/又はその抽出物と、米ヌカの水また
は水溶性有機溶媒含有水溶液からの抽出物とを必須成分
として含有する。コガネバナ(Scutellaria baicalensi
s GEORGI)の粉砕物及び/又は抽出物中には、フラボノ
イド化合物が含有されている。また、前記米ヌカの抽出
物には多糖類が含有されている。 【効果】 皮膚に対して極めて優れた保水性、弾力性を
示し、にきび、シミ等の肌あれ防止や美肌化を目的とし
た優れた化粧料組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は化粧料組成物に係り、
その目的は皮膚に対して優れた保水性、弾力性を示し、
且つ安全性も高く、美肌化を目的とした皮膚化粧料に最
適な化粧料組成物を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】美肌化粧料の一つとして、オウゴン末若
しくはその抽出物を配合した化粧料が存在している。
「オウゴン(Scutellaria Radix)」は、中国、シベリア
東部原産のシソ科(Labiatae) コガネバナ(Scutellari
a baicalensis GEORGI) の根部乾燥物で、古来より漢方
薬の一種として用いられていたものである。従来、この
オウゴン末若しくは抽出物を化粧料中に処方することに
より、「肌アレ」、「シミ」、「ソバカス」、「ニキ
ビ」、「カユミ」などの改善作用を発揮することが見出
され、美肌を目的として化粧水、クリーム、石鹸などに
配合されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記オ
ウゴン末若しくは抽出物を配合した化粧料においても、
やはり「肌荒れ」等の症状を改善し、充分な美肌化を得
るには不十分であるという課題が存在した。すなわち、
「肌荒れ」や「シミ」等の症状を改善させ、より高い美
肌効果を得ようとして、化粧料中のオウゴン末若しくは
抽出物の配合率を高くすると、着色等が生じ、商品価値
が低下してしまうとともに、その配合量に比例した効果
が充分に発現されないという課題が存在した。そこで、
業界では優れた美肌効果を発現することのできる化粧料
組成物の創出が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明ではコガネバナ
(Scutellaria baicalensis GEORGI)の粉砕物及び/又
はその抽出物と、米ヌカの水または水溶性有機溶媒含有
水溶液からの抽出物とを必須成分として含有してなるこ
とを特徴とする化粧料組成物を提供することにより、前
記従来の課題を悉く解消する。
【0005】
【発明の構成】以下、この発明に係る化粧料組成物の構
成を詳述する。この発明では、コガネバナ(Scutellari
a baicalensis GEORGI)の粉砕物及び/又はその抽出物
が必須成分の一つとして用いられている。コガネバナ
(Scutellaria baicalensis GEORGI)とは、シソ科(Lab
iatae) 多年草で、高さは約1m、夏に茎の上部に紫色
の花が一方を向いて穂状に集まって咲く植物で、根部の
乾燥物は生薬の一種「オウゴン」として用いられてい
る。
【0006】この発明において用いられるコガネバナ
(Scutellaria baicalensis GEORGI)の部位としては、
葉部、茎部、花部等の地上部、或いは根部等の地下部、
または全草等いずれの部位でも使用することができる
が、より好ましくは茎部の低部位、特に黄色味を帯びた
部位又は根部が、有効成分を多量に含んでいるため望ま
しく使用される。また、用いるコガネバナ(Scutellari
a baicalensis GEORGI)としても、自生する非乾燥状態
のものでも、或いは「オウゴン」と称され、漢方薬の一
つとして市販されているものでもいずれのものでも好適
に使用できる。
【0007】このようなコガネバナ(Scutellaria baic
alensis GEORGI)は乾燥、粉砕されて、この発明の必須
成分の一つとして使用される。或いは、その抽出物が必
須成分の一つとして使用される。コガネバナ(Scutella
ria baicalensis GEORGI)の抽出物を用いる場合は、必
要に応じ、乾燥又は粉砕したものを、通常の植物抽出に
用いる適宜な溶媒で抽出して得られるものが特に限定さ
れることなく、好適に使用することができる。
【0008】具体的に抽出溶媒としては、水、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、イソブタノール、
n−ヘキサノール、メチルアミルアルコール、2−エチ
ルブタノール、n−オクタノール等のアルコール類、エ
チレングリコール、エチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピ
レングリコール、プロピレングリコールモノメチルエー
テル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、トリ
エチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘ
キシレングリコール等の多価アルコール又はその誘導
体、アセトン、メチルアセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、メチル−n−プロピルケトン
等のケトン類、酢酸エチル、酢酸イソプロピル等エステ
ル類、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、n−ブ
チルエーテル等のエーテル類などの極性溶媒の一種又は
二種以上の混合溶媒が好適に使用することができるが特
に限定はされない。或いは、石油エーテル、n−ヘキサ
ン、n−ペンタン、n−ブタン、n−オクタン、シクロ
ヘキサン等の脂肪族炭化水素類、四塩化炭素、クロロホ
ルム、ジクロロメタン、トリクロロエチレン、ベンゼ
ン、トルエン等の非極性溶媒の一種又は二種以上の混合
溶媒も好適に使用することができる。さらには前記した
極性溶媒と非極性溶媒との混合溶媒もこの発明において
は特に限定されることなく好適に使用することができ
る。
【0009】コガネバナ(Scutellaria baicalensis GE
ORGI)の抽出物について、より具体的に詳述すると、茎
部の低部位、特に黄色味を帯びた部位及び根部には、こ
の発明の有効成分の一つとされるフラボノイド化合物が
多数含有されている。すなわち、次式1(化1)で示さ
れるバイカリン、次式2(化2)で示されるバイカレイ
ン、次式3(化3)で示されるクリシン、次式4(化
4)で示されるオーゴニン、次式5(化5)で示される
オーゴニン−7−O−D−グルクロニド、次式6(化
6)で示されるスカルカプフラボン、次式7(化7)で
示される2',5,5',7−テトラヒドロキシ−6' ,
8−ジメトキシフラボン、次式8(化8)で示される
(2S)−2',5,6' ,7−テトラヒドロキシフラボ
ン、次式9(化9)で示される(2R,3R)−2',
3,5,6' ,7−ペンタヒドロキシフラボンなどのフ
ラボノイド化合物が茎の低部位及び根部に多量に含有さ
れており、この発明においては前記フラボノイド化合物
のうちの一種又は二種以上を精製、単離して必須成分の
一つとして使用することもできる。
【0010】
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【0011】また、この発明においては前記コガネバナ
(Scutellaria baicalensis GEORGI)の粉砕物及び/又
はその抽出物とともに米ヌカの水または水溶性有機溶媒
含有水溶液からの抽出物も必須成分の一つとして使用さ
れる。米ヌカは、玄米搗精時に胚乳とともに除かれる果
皮、種皮、糊粉層からなる糠層を指すもので、原料米ヌ
カを脂溶性有機溶媒にて脱脂後、或いは脱脂せずに水ま
たは水溶性有機溶媒含有水溶液で抽出された抽出物が必
須成分の一つとして使用される。水溶性有機溶媒含有水
溶液としては、メタノール、エタノールなどの低級アル
コール、又はアセトンなどの水溶性有機溶媒を1〜30
%濃度で含有する水溶液が、特に限定されることなく好
適に使用される。また、特に前記水溶性有機溶媒含有水
溶液を用いて加温抽出することにより、抽出がより効果
的に行えるが、この発明では特に限定はされない。
【0012】得られた抽出液を濃縮乾固したものをその
ままこの発明の必須成分として用いることができるが、
濃縮液を水に溶解させ、ここにメタノール、エタノール
などの低級アルコールを添加して沈殿を析出させ、分離
した沈殿物を洗浄、乾燥して得られる淡褐色〜白色の粉
末を用いることも可能である。また、前記沈殿物を生成
させる際、低級アルコールに代えて、硫酸銅、酢酸銅な
どの水溶性の銅塩類の水溶液を添加して、前記濃縮液中
の多糖類と銅との結合体を生成させ、沈殿させてもよ
い。この場合、得られた沈殿物を濾取し、エタノール中
に懸濁させ、鉱酸を加えて銅結合体を分解し、生じた沈
殿物を低級アルコールで充分洗浄し、乾燥しておくこと
もできる。このようにして得られた粉末は淡褐色〜白色
で水に溶け易く、アルコール、エーテル、ベンゼン、ク
ロロホルム、酢酸エチルに溶けにくい性質を有する。ま
た、フェノール・硫酸法、アンスロン・硫酸法、クロモ
トロブ酸・硫酸法、カルバゾール・硫酸法といった糖類
の定性反応に対していずれも陽性反応を示し、実質的に
多糖類からなる物質である。
【0013】一方、前記粉末をさらに水または水溶性有
機溶媒含有水溶液に溶解したものを、さらに分画精製す
ることにより、オリザブランA,B,C,Dと命名され
た、下記性質を有する多糖類に分離することができる。
【0014】オリザブランA 分子量(ゲル濾過法):2×106 以上、 比旋光度:〔α〕D +150.5°(c0.198
水)、 赤外線吸収スペクトル(KBr)υmax(cm-1):
3370,10051 H−磁気共鳴スペクトル δ:4.94、13 C−磁気共鳴スペクトル δ:65.8t,69.
7d,70.4d,71.6d,73.6d,97.9
d、 元素分析値:C,40.16;H,6.53,N,0.
40%、 ガラス繊維濾紙電気泳動度:−へ12.1cm(グルコ
ース7.8cm)、 ポリアクリルアミドゲル(5%ゲル)電気泳動度:0c
m(ブロモフェノールブルー−3.1cm)、 フェノール・硫酸法、アンスロン・硫酸法、およびクロ
モトロブ酸・硫酸法による中性糖含有量(グルコース換
算)がそれぞれ75.0および82.5%;カルバゾー
ル・硫酸法によるウロン酸含有量(グルクロン酸換算)
が14.8%;ローリイ法による蛋白質量が1.3%;
アセトキシ基含有量が0.5%、構成糖がグルコース。
【0015】オリザブランB 分子量(ゲル濾過法):5.2×104 以上、 比旋光度:〔α〕D +152.9°(c0.378
水)、 赤外線吸収スペクトル(KBr)υmax(cm-1):
3310,9951 H−磁気共鳴スペクトル δ:4.94、13 C−磁気共鳴スペクトル δ:65.8t,69.
7d,70.4d,71.6d,73.6d,97.9
d、 元素分析値:C,43.08;H,6.28,N,0.
65%、 ガラス繊維濾紙電気泳動度:−へ13.0cm(グルコ
ース7.8cm)、 ポリアクリルアミドゲル(5%ゲル)電気泳動度:0c
m(ブロモフェノールブルー−3.1cm)、 フェノール・硫酸法、アンスロン・硫酸法、およびクロ
モトロブ酸・硫酸法による中性糖含有量(グルコース換
算)がそれぞれ99.6および100.2%;カルバゾ
ール・硫酸法によるウロン酸含有量(グルクロン酸換
算)が17.5%;ローリイ法による蛋白質量が1.4
%;アセトキシ基含有量が0.9%、構成糖がグルコー
ス。
【0016】オリザブランC 分子量(ゲル濾過法):7.4×104 以上、 比旋光度:〔α〕D −21.9°(c0.402、
水)、 赤外線吸収スペクトル(KBr)υmax(cm-1):
3340,1040、1 H−磁気共鳴スペクトル δ:1.20,1.9
8,4.43,5.00,5.1713 C−磁気共鳴スペクトル δ:60.3,61.
2,68.7,69.3,69.9,70.2,70.
871.8,72.7,73.0,73.5,75.
1,75.6,76.5,81.1,81.3,83.
9,102.6,103.6,107.9,109.
3、 元素分析値:C,43.22;H,6.20,N,3.
05%、 ガラス繊維濾紙電気泳動度:−へ9.0cm(グルコー
ス7.8cm)、 ポリアクリルアミドゲル(5%ゲル)電気泳動度:1.
7cm(ブロモフェノールブルー−3.1cm)、 フェノール・硫酸法、アンスロン・硫酸法、およびクロ
モトロブ酸・硫酸法による中性糖含有量(グルコース換
算)がそれぞれ47.0および33.0および73.9
%;カルバゾール・硫酸法によるウロン酸含有量(グル
クロン酸換算)が17.7%;ローリイ法による蛋白質
量が11.6%;アセトキシ基含有量が1.2%、構成
糖がラムノース(0.2)、アラビノース(0.5)、
キシロース(0.3)、マンノース(0.4)、ガラク
トース(1.0)およびグルコース(0.3)〔但し、
( )内の数値はガラクトース重量を1.0とした時の
各構成糖の重量比率を示す。〕
【0017】オリザブランD 分子量(ゲル濾過法):8.4×104 以上、 比旋光度:〔α〕D −14.9°(c0.349、
水)、 赤外線吸収スペクトル(KBr)υmax(cm-1):
3350,1060、1 H−磁気共鳴スペクトル δ:4.45,5.0
4,5.2113 C−磁気共鳴スペクトル δ:60.6,61.
4,68.8,70.9,71.9,72.9,73.
173.8,76.7,84.1,102.8,10
3.9、 元素分析値:C,40.84;H,5.54,N,1.
35%、 ガラス繊維濾紙電気泳動度:−へ7.5cm(グルコー
ス7.8cm)、 ポリアクリルアミドゲル(5%ゲル)電気泳動度:1.
7cm(ブロモフェノールブルー−3.1cm)、 フェノール・硫酸法、アンスロン・硫酸法、およびクロ
モトロブ酸・硫酸法による中性糖含有量(グルコース換
算)がそれぞれ56.0および41.0および52.8
%;カルバゾール・硫酸法によるウロン酸含有量(グル
クロン酸換算)が14.6%;ローリイ法による蛋白質
量が7.6%;アセトキシ基含有量が1.4%、構成糖
がラムノース(0.1)、アラビノース(0.3)、ガ
ラクトース(1.0)、グルコース(0.1)〔但し、
( )内の数値はガラクトース重量を1.0とした時の
各構成糖の重量比率を示す。〕
【0018】以上のような米ヌカ抽出液若しくはその粉
末、或いは精製されたオリザブランA〜Dの各成分がそ
れぞれ単独で、或いはこれらの混合物で、この発明の必
須成分として用いられる。これら抽出物には多糖類が含
有されており、具体的に通常の抽出物では60%以上の
多糖類が含有されている。
【0019】以上のようなコガネバナ(Scutellaria ba
icalensis GEORGI)の粉砕物及び/又はその抽出物と、
米ヌカの水又は水溶性有機溶媒含有水溶液抽出物とが、
この発明では必須成分とされる。ここで、化粧料組成物
中の各必須成分の配合比としては、米ヌカ抽出物が全量
中0.001〜0.1重量%、より好ましくは0.00
5重量%、一方、コガネバナ(Scutellaria baicalensi
s GEORGI)の粉砕物及び/又はその抽出物が全量中0.
01〜2.00重量%、より好ましくは0.10重量%
とされるのが望ましい。この理由は、米ヌカ抽出物の配
合量が0.001重量%未満であると、肌に対するモイ
スチュア効果、肌あれ改善効果等が充分に発現されず、
一方、0.1重量%を超えて配合されると、化粧料に着
色等が発現される場合があり、いずれの場合も好ましく
ないからである。また、コガネバナ(Scutellaria baic
alensis GEORGI)の粉砕物及び/又はその抽出物の配合
量が0.01重量%未満であると、シミ、ソバカス等の
肌荒れ改善効果が充分に発現されず、一方、2.00重
量%を超えて配合されると着色等がによる商品価値の低
下を招くおそれがあるため、いずれの場合も好ましくな
いからである。
【0020】さらに、コガネバナ(Scutellaria baical
ensis GEORGI)の粉砕物及び/又はその抽出物と、米ヌ
カの水又は水溶性有機溶媒含有水溶液抽出物との配合比
は、20:0.8〜5、より好ましくは20:1程度と
されるのが望ましい。この理由は、米ヌカ抽出物の配合
がコガネバナ(Scutellaria baicalensis GEORGI)の粉
砕物及び/又はその抽出物に対して1/25未満である
と、この発明の目的とする美肌効果を充分に発現するこ
とができず、一方、5/20を超えて配合されても、そ
の配合例に比例した効果を得ることができず、いずれの
場合も好ましくないからである。より具体的には、コガ
ネバナ(Scutellaria baicalensis GEORGI)の粉砕物及
び/又はその抽出物と、米ヌカの水又は水溶性有機溶媒
含有水溶液抽出物とを20:1程度の比率で混合して、
化粧料組成物中に0.02〜0.07重量%程度配合す
るのが、極めて優れた美肌効果が発現でき、しかも、商
品価値を損なうことがないため、より好ましい。
【0021】この発明の化粧料組成物の剤形は任意であ
り、化粧水、クリーム、乳液、パック、ボディシャンプ
ー、洗顔クリーム、石けん等の基礎化粧品、ファンデー
ション、口紅、ほほ紅、アイシャドー、おしろい等のメ
ークアップ化粧品、浴用剤、日焼け止め剤など適宜任意
の剤形に調製することができる。また、この発明の化粧
料組成物では、前記必須成分以外にこの発明の効果を損
なわない範囲で、ビタミン類、ヒアルロン酸ナトリウム
等の保湿剤、増粘剤、界面活性剤、湿潤剤、香料、色
素、防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、アミノ酸類、
各種動植物抽出物、胎盤抽出物などを適宜任意に組み合
わせて配合するともできる。
【0022】
【実施例】以下、この発明に係る化粧料組成物の効果を
実施例により明確に説明するが、この発明は以下の実施
例により、何ら限定されるものではない。
【0023】(1)コガネバナ(Scutellaria baicalen
sis GEORGI)粉砕物又は抽出物の調製サンプル(A) コガネバナ(Scutellaria baicalensis GEORGI)全草の
非乾燥物50gを細切りし、この細切物をメタノールで
60℃にて1〜2時間加熱下で抽出し、この抽出操作を
4回繰り返した後、得られた抽出物を濾過し、濾液をさ
らに減圧濃縮して乾固して、約10gの抽出物を得た。サンプル(B) コガネバナ(Scutellaria baicalensis GEORGI)茎部と
根部とを乾燥、粉砕した後、メタノールで60℃にて1
〜2時間加熱下で抽出し、この抽出操作を4回繰り返し
た後、得られた抽出物を濾過し、濾液をさらに減圧濃縮
して乾固物とした。サンプル(C) 前記サンプル(B)で得られた抽出物をカラムクロマト
グラフィーにて4つのフラクションに分離した(C−
1,C−2,C−3,C−4)。各フラクションをそれ
ぞれ減圧濃縮して乾固物とした。(尚、各フラクション
について高速液体クロマトグラフィーを用いて同定した
ところ、C−1はバイカリン、C−2はオーゴニン、C
−3はオーゴニン7−O−グルクロニド、C−4はバイ
カレインであることが同定された。)サンプル(D) コガネバナ(Scutellaria baicalensis GEORGI)根部を
乾燥した後、粉砕して粉砕物とした。
【0024】(2)米ヌカ抽出物の調製 サンプル(E) 新潟県産コシヒカリの精米時に得られた米糠10Kgを
温水(約40℃)30リットルで3日間、計3回抽出し
た。得られた抽出液を濃縮し、エキス3.2Kgを得
た。このエキスをさらに水2リットル中に溶解し、さら
にエタノール4リットルを加えて、生成した沈殿を濾取
し、エタノールで充分洗浄後、乾燥して淡褐色の粉末
2.9Kgを得た。サンプル(F) 前記粉末2Kgを0.05Mトリス塩緩衝液(pH9.
0)で処理し、可溶分0.15KgをDEAE−トヨパ
ール650Hを充填したカラム(2.2cm×45c
m)に注入し、塩化ナトリウムを0モルから1モルに濃
度を上げながら水で溶出させて、0−1画分と0−2画
分の2画分を得た。0−1画分について、まずSeph
acryl S−200を充填したカラム(4.0cm
×95cm)を用い、塩化ナトリウム0.5Mを含む
0.1Mトリス塩酸緩衝液(pH7.0)で溶出し、次
いでこの溶出液をさらにSephacryl S−50
0を充填したカラム(4.0cm×95cm)を用い、
前記同様の緩衝液にて溶出し、この溶出液を最後にSe
phacryl S−1000を充填したカラム(3.
0cm×95cm)を用い、前記同様の緩衝液にて溶出
してオリザブランAおよび0−3画分を得た。得られた
0−3画分はさらにDEAE−トヨパール650Mを充
填したカラム(2.2cm×45cm)に注入し、塩化
ナトリウムを0Mから0.3Mに濃度を上げながら0.
05Mトリス塩酸緩衝液(pH9.0)で溶出させてオ
リザブランBおよびCを得た。さらに、前記0−2画分
は、まずSephacryl S−200を充填したカ
ラム(4.0cm×95cm)を用い、塩化ナトリウム
0.5Mを含む0.1Mトリス塩酸緩衝液(pH7.
0)で溶出し、次いでこの溶出液をさらにSephac
ryl S−500を充填したカラム(4.0cm×9
5cm)を用い、前記同様の緩衝液にて溶出し、この溶
出液を最後にDEAE−トヨパール650Mを充填した
カラム(2.2cm×45cm)を用い、ギ酸アンモニ
ウムを0Mから0.5Mに濃度を上げながら水で溶出さ
せてオリザブランDを得た。
【0025】
【試験例】前記調製法によって得られたサンプル(A)
〜(D)から、以下の試料(i)〜(viii)を調製
した。
【0026】試料(i) コガネバナ全草のメタノール抽出物〔サンプル(A)〕
及び米ヌカ抽出物〔サンプル(E)〕との20:1混合
物の0.05%水溶液。試料(ii) コガネバナ茎部と根部のメタノール抽出物〔サンプル
(B)〕及び米ヌカ抽出物〔サンプル(E)〕との2
0:2混合物の0.04%水溶液。試料(iii ) サンプル(C)にて得られたバイカリン(C−1)及び
バイカレイン(C−4)の等量混合物と、サンプル
(F)にて得られたオリザブランAとの20:3混合物
の0.05%水溶液。試料(iv ) コガネバナ根部の乾燥粉砕物〔サンプル(D)〕とサン
プル(F)にて得られたオリザブランB及びCの等量混
合物との20:1混合物の0.07%水溶液。試料(v) コガネバナ全草のメタノール抽出物〔サンプル(A)〕
の0.07%水溶液。試料(vi) コガネバナ根部乾燥粉砕物〔サンプル(D)〕の0.0
7%水溶液。試料(vii ) 米ヌカ抽出物〔サンプル(E)〕の0.05%水溶液。試料(viii) サンプル(F)にて得られたオリザブランA及びBの等
量混合物の0.05%水溶液。
【0027】A)保湿性試験(ヒトの皮膚を用いたイン
ビボ試験) ヒト前腕屈側部1×1cmに前記試料(i)〜(vii
i)をそれぞれ10mlずつ塗布し、60秒間放置した
後、ガーゼですばやく拭き取り、高周波インビーダンス
メーター(IBS社製)により、経時的にコンダクタン
ス(単位μυ)を測定した。この結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】この測定により得られたコンダクタンスは
皮膚表面の水分含有量と相関することが知られているこ
とから、数値の大きいものほど、皮膚の保水性が良好で
あることを示している。従って、表1に示す結果より、
試料(i)〜(iv)が、試料(v)〜(viii)よ
りも、成分濃度は低いが保水性が良好であることが判
る。
【0030】B)包水性試験(ラット皮膚を用いた試
験) 生後約4周令のウイスター系ラット(1群5匹を14群
用意した)の背部表面に、前記試料(i)〜(vii
i)をそれぞれ一日につき3×3cm2 当たり約10m
lずつ塗布し、この操作を4週間連続して行なった。次
に、前記ラットの皮膚を剥離して直径3.5cmに切断
し、濃硫酸により相対湿度を0%に調製された大型デシ
ケータ中で皮膚が恒量になるまで乾燥させた。その後、
別に生理食塩水を1cmの高さに張った内径3cm、深
さ3cmの秤量瓶の上をこの処理皮膚で覆い固定した。
更に、別に用意しておいた濃硫酸と水で調製した相対湿
度20、55、90の各%のデシケーター(有効直径2
5cm)を各5個用いて、この中に秤量瓶にセットした
皮膚を迅速に配置し、デシケーター上部を密閉して、4
8時間後の各試料の重量変化を測定して比較した。この
結果を表2に示す。
【0031】C)弾力性試験(ラット皮膚を用いた試
験) 前記実験B)と同様に検体処理した厚さ0.5mmのラ
ットの皮膚を1×2cmの大きさに切取り、これら皮膚
の引っ張り試験を改良テンシロンメーターにて行なっ
た。この結果を表2に示す。(表2中の数値は、第1降
状点と第2降状点の中央値まで皮膚を伸張した後、収縮
させた時に描くヒステリシス曲線の面積で、対照(未処
理皮膚)を100とした時の割合を示したものである。
従って、数値が小さいものは弾力性が高いことを示
す)。また、以上のラット皮膚を用いた実験は、全て2
0℃、相対湿度50%の恒温恒湿室にて行なった。さら
に結果の数値はいずれも平均値である。
【0032】
【表2】
【0033】表2の結果より明らかな如く、コガネバナ
の抽出物単独(v)、コガネバナの粉砕物単独(v
i)、或いは米ヌカ抽出物単独(vii)、オリザブラ
ンA及びBの等量混合物単独(viii)のサンプルで
はいずれも、試料(i)〜(iv)の混合物と較べると
有効包水能が極めて劣ることが判る。しかも、試料
(i)〜(iv)の混合物の場合では、低湿度環境下に
おいても優れた包水能を示していることが判る。さら
に、皮膚引っ張り試験の結果により、試料(i)〜(i
v)の混合物の場合では、試料(v)〜(viii)の
単独系と較べると、極めて優れた弾力性を発現させてい
ることが判る。
【0034】D)官能試験 前記試料(i)〜(viii)を用いて、表3の処方に
従って、実施例1〜4及び比較例1〜4の化粧水を調製
した。
【0035】
【表3】
【0036】前記実施例1〜4及び比較例1〜4の化粧
水を、50名のパネラー(20〜45才の女子)に、冬
季に朝夕毎日3カ月間連続して顔面に施用させ、しっ
とり感、肌荒れ防止、皮膚の柔軟性の3項目につい
て、その効果を調べた。この結果を表4に示す。
【0037】
【表4】
【0038】表4の結果から明らかな如く、実施例の化
粧水を施用した場合では、しっとり感があり、肌あれ防
止作用、皮膚を柔軟にする作用が顕著に発現することが
判る。
【0039】
【処方例】以下、この発明に係る化粧料組成物を処方例
を挙げることにより、一層詳細に説明する。 (処方例1) 乳 液 重量部 自己乳化型グリセロールモノステアレート 1.11 ポリオキシエチレンセチールエーテル 1.89 MCステアリン酸 2.00 セタノール 1.00 イソプロピルミリステイト 2.00 パラオキシ安息香酸メチルエステル 0.20 サンプル(A) 0.05 サンプル(E) 0.002 香 料 適 量 防 腐 剤 適 量 精製水 残 部 100.0 (処方例2) 栄養クリーム 重量部 スクワラン 4.00 セチルイソオクタノレート 2.50 セチルアルコール 1.00 ステアリン酸 1.00 ソルビタンモノオレート 0.50 ポリオキシエチレンステアリン酸エステル 2.50 プロピレングリコール 8.00 ソルビノール 2.00 水酸化カリウム 0.10 サンプル(B) 0.1 サンプル(E) 0.005 香 料 適 量 防 腐 剤 適 量 精製水 残 部 100.0 (処方例3) 乳化性パック 重量部 流動パラフィン 5.00 ソルビタンモノオレエート 1.00 ポリオキシエチレンモノオレーエート 1.50 セタノール 1.00 エタノール 1.00 ポリビニルアルコール 14.00 ピロリドンカルボン酸ナトリウム塩 5.00 サンプル(C)〔バイカリン及びバイカレインの 0.05 等量混合物〕 サンプル(E)〔オリザブランA〕 0.007 香 料 適 量 防 腐 剤 適 量 精製水 残 部 100.0 (処方例4)薬用ボディシャンプー 重量部 ラウリル硫酸ナトリウム 10.00 ラウリルスルホコハク酸ナトリウム 20.00 ラウリルジエタノールアミド 4.00 加水分解コラーゲン 1.00 ジステアリン酸エチレングリコール 1.00 エデト酸四ナトリウム四水塩 0.10 アラントイン 0.01 塩化リゾチーム 0.01 サンプル(D) 0.05 サンプル(E)〔オリザブランBとCとの等量混合物〕 0.004 香 料 精製水 残 部 1 00.0
【0040】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明はコガネバ
ナ(Scutellaria baicalensis GEORGI)の粉砕物及び/
又はその抽出物と、米ヌカの水または水溶性有機溶媒含
有水溶液からの抽出物とを必須成分として含有してなる
ことを特徴とする化粧料組成物であるから、前記試験例
の結果から明らかな如く、皮膚に対して極めて優れた保
水性、弾力性を示し、にきび、シミ等の肌あれ防止や美
肌化を目的とした化粧料組成物として好適であるという
効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/50

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コガネバナ(Scutellaria baicalensis
    GEORGI)の粉砕物及び/又はその抽出物と、米ヌカの水
    または水溶性有機溶媒含有水溶液からの抽出物とを必須
    成分として含有してなることを特徴とする化粧料組成
    物。
  2. 【請求項2】 前記コガネバナ(Scutellaria baicalen
    sis GEORGI)の粉砕物及び/又は抽出物がフラボノイド
    化合物を含有してなることを特徴とする請求項1に記載
    の化粧料組成物。
  3. 【請求項3】 前記米ヌカの抽出物が多糖類を含有して
    なることを特徴とする請求項1乃至2に記載の化粧料組
    成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010505800A (ja) * 2006-10-06 2010-02-25 ラボラトワール クラランス 脂性肌をケアするための化粧品組成物の使用
JP2017171584A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 日油株式会社 脱脂米ぬか抽出物を含有する組成物
KR20190006303A (ko) * 2017-07-10 2019-01-18 정문석 누룩으로 발효시킨 복합생약추출물을 포함하는 여드름 치료용 화장료 조성물

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JP2017171584A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 日油株式会社 脱脂米ぬか抽出物を含有する組成物
KR20190006303A (ko) * 2017-07-10 2019-01-18 정문석 누룩으로 발효시킨 복합생약추출물을 포함하는 여드름 치료용 화장료 조성물

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