JPH07330347A - 光学素子成形方法 - Google Patents

光学素子成形方法

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Publication number
JPH07330347A
JPH07330347A JP15284494A JP15284494A JPH07330347A JP H07330347 A JPH07330347 A JP H07330347A JP 15284494 A JP15284494 A JP 15284494A JP 15284494 A JP15284494 A JP 15284494A JP H07330347 A JPH07330347 A JP H07330347A
Authority
JP
Japan
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molding
optical element
press
glass
molded
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP15284494A
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English (en)
Inventor
Nobuyoshi Iwasaki
暢喜 岩崎
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP15284494A priority Critical patent/JPH07330347A/ja
Publication of JPH07330347A publication Critical patent/JPH07330347A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/06Construction of plunger or mould
    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレス成形を2回に分けて光学素子を成形す
る際、1回目のプレス成形にガラス成形素材の外周部に
バリを生じさせないようにして、割れやカケのない高精
度な光学素子を成形する。 【構成】 1回目のプレス成形時にプレス成形圧力を制
御し、プリフォーム2の被成形面2a、2b径の50〜
99%を上型4の成形面4aと下型5の成形面5aに転
写する。その後、1回目のプレス成形により得たプリフ
ォーム2について2回目のプレス成形をする際、プリフ
ォーム2にはバリが生じていないため、上型4および下
型5がプリフォーム2をこじることがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱、軟化させたガラ
ス成形素材をプレス成形してガラスレンズ等の光学素子
を得る方法に係り、特にガラス成形素材を2回プレス成
形して高精度な光学素子を得る光学素子成形方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、数回のプレスを繰り返して所望の
面精度に仕上げる成形方法としては、数多くの提案がな
されている。たとえば、特開昭62−96329号公報
には、加熱軟化したガラス素材を成形型により押圧して
所望する形状に近似した形状に成形する予備成形工程
と、前記予備成形されたガラス素材を加熱軟化して前記
成形型で所望の最終形状に押圧成形する本成形工程とよ
りなる光学素子の製造方法が開示されており、ガラス素
材としては実施例中に円柱状のガラス素材を用いる旨記
載されている。
【0003】また、特開平3−257030号公報に
は、ガラス素材の転移温度近傍に保持した成形型に溶融
ガラスを投入し、溶融ガラスの温度が軟化点になるまで
押圧および離型を少なくとも2回繰り返して初期成形を
行った後、初期成形したガラス素材が転移点になるまで
連続的に押圧して最終成形を行う光学素子の成形方法が
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記特開昭62−96
329号公報の製造方法では、円柱状のガラス素材を用
いているため、予備成形工程でガラス素材を所望形状に
近似した形状に成形すると、成形型の外周部を包むよう
にガラス素材のはみ出し部分ができ、本成形工程におけ
る成形の際に、前記ガラス素材と成形型とのわずかなズ
レや前記ガラス素材の収縮により、前記はみ出し部分が
成形型の外周部にかじるため、光学素子(成形品)の外
周付近が割れたり引っかかったりして、成形品の外観品
質を大きく損ない所望の面精度が得られないという問題
点があった。また、円柱状のガラス素材を用いない場合
にあっても、予備成形工程で所望形状に近似した形状に
まで押圧成形すると、少なからず成形型の外周部分にガ
ラス素材のはみ出し部分ができ、前述した問題点は避け
られなかった。
【0005】また、特開平3−257030号公報の成
形方法では、ガラス素材に溶融ガラスを用いているため
ガラスの粘度が十分小さく、成形型上に投入した段階で
ガラス素材が成形型の外周部にまで行きわたったり、あ
るいは投入段階で行きわたらずとも、初期成形の段階で
ガラス素材が成形型の外周部まで行きわたるので、前記
特開昭62−96329号公報の製造方法と同様な問題
点が生じていた。
【0006】本発明は、前記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、請求項1、2に係る発明は、1回の押
圧成形では所望の品質が得られない、特に超高精度を要
する光学素子、肉厚差の大きな光学素子、押圧成形時の
変形量の大きな非球面を有する光学素子、口径の大きな
光学素子を高精度に成形し得る光学素子成形方法を提供
することを目的とする。また、請求項3に係る発明は、
前記請求項1、2の目的に加え、特に割れやすいガラス
成形素材を高精度に成形し得る光学素子成形方法を提供
することを目的とする。さらに、請求項4に係る発明
は、請求項1、2の目的に加え、特に中肉精度を高精度
に成形し得る光学素子成形方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、ガラス成形素材を加熱、軟
化させ、一対の成形型間で挟持して光学素子をプレス成
形する際に、前記成形型の成形面に対して中当りするプ
リフォームを前記ガラス成形素材に用いプレス成形を2
回行って所望形状の光学素子を得る成形方法において、
1回目のプレス成形時に光学素子の被成形面径の50〜
99%を前記成形面に転写させるように構成した。ま
た、請求項2に係る発明は、前記1回目のプレス成形時
において、プレス成形圧力を制御して光学素子の被成形
面の50〜99%を転写するように構成した。さらに、
請求項3に係る発明は、前記1回目のプレス成形におい
て、ガラス成形素材の加熱温度を制御して光学素子の被
成形面の50〜99%を転写するように構成した。そし
て、請求項4に係る発明は、前記1回目のプレス成形に
おいて、成形型の間隔をストッパーにより強制的に制御
して光学素子の被成形面の50〜99%を転写するよう
に構成した。
【0008】
【作用】前記請求項1の構成にあっては、1回目のプレ
ス成形において、プレス条件を制御して光学素子の被成
形面径の50〜99%を転写した状態に成形することに
よりガラス成形素材が成形型の外周部にはみ出すのを防
止する。次に、前記被成形面の50〜99%を成形した
ガラス成形素材を所望の最終形状にプレス成形すること
で高精度な光学素子が得られる。すなわち、ガラス成形
素材を加熱軟化させる加熱炉と、対向して配置され所望
の光学素子形状を反転させた成形面を有する一対の成形
型間に加熱軟化されたガラス成形素材を搬送し前記一対
の成形型を相対的に近づけて前記ガラス成形素材をプレ
ス成形する成形機を用いて、まず前記成形型の成形面に
対して中当りするプリフォームを前記ガラス成形素材に
用い、前記加熱炉で加熱軟化された前記ガラス成形素材
を前記成形型間に搬送し1回目のプレス成形する。この
時、プレス成形条件を制御し、光学素子の被成形面径の
50〜99%を前記成形面に転写させたところで前記プ
レス状態を保持し、ガラス成形素材を冷却固化させる。
その後、成形型を相対的に離反させてガラス成形素材を
離型し、このガラス成形素材を再度前記加熱炉で加熱軟
化させ、前記成形型間に搬送してプレス成形する。この
2回目のプレス成形条件を制御することにより光学素子
の被成形面全体を成形型の成形面に転写させ、ガラスが
固化したら成形型を相対的に離反させてガラス成形品
(光学素子)を離型し、収納する。
【0009】前記請求項2の構成にあっては、1回目の
プレス成形において、プレス圧力を制御して光学素子の
被成形面径の50〜99%を転写した状態に成形するこ
とによりガラス成形素材が成形型の外周部にはみ出すの
を防止する。次に、前記被成形面の50〜99%を成形
したガラス成形素材を所望の最終形状にプレス成形する
ことで高精度な光学素子が得られる。すなわち、ガラス
成形素材を加熱軟化させる加熱炉と、対向して配置され
所望の光学素子形状を反転させた成形面を有する一対の
成形型間に加熱軟化されたガラス成形素材を搬送し前記
一対の成形型を相対的に近づけて前記ガラス成形素材を
プレス成形する成形機を用いて、まず前記成形型の成形
面に対して中当りするプリフォームを前記ガラス成形素
材に用い、前記加熱炉で加熱軟化された前記ガラス成形
素材を前記成形型間に搬送し1回目のプレス成形する。
この時、プレス圧力を所望の値にすることにより、光学
素子の被成形面径の50〜99%を前記成形面に転写さ
せたところで前記プレス状態を保持し、ガラス成形素材
を冷却固化させる。その後、成形型を相対的に離反させ
てガラス成形素材を離型し、このガラス成形素材を再度
前記加熱炉で加熱軟化させ、前記成形型間に搬送してプ
レス成形する。この2回目のプレス圧力を所望の値にす
ることにより光学素子の被成形面全体を成形型の成形面
に転写させ、ガラスが固化したら成形型を相対的に離反
させてガラス成形品(光学素子)を離型し、収納する。
【0010】前記請求項3の構成にあっては、1回目の
プレス成形において、ガラス成形素材の加熱温度を制御
して光学素子の被成形面径の50〜99%を転写した状
態に成形することによりガラス成形素材が成形型の外周
部にはみ出すのを防止する。次に、前記被成形面の50
〜99%を成形したガラス成形素材を所望の最終形状に
プレス成形することで高精度な光学素子が得られる。す
なわち、ガラス成形素材を加熱軟化させる加熱炉と、対
向して配置され所望の光学素子形状を反転させた成形面
を有する一対の成形型間に加熱軟化されたガラス成形素
材を搬送し前記一対の成形型を相対的に近づけて前記ガ
ラス成形素材をプレス成形する成形機を用いて、まず前
記成形型の成形面に対して中当りするプリフォームを前
記ガラス成形素材に用い、前記加熱炉で加熱軟化された
前記ガラス成形素材を前記成形型間に搬送し1回目のプ
レス成形する。この時、前記加熱炉を所望の温度にする
ことにより前記ガラス成形素材の加熱温度を制御し、光
学素子の被成形面径の50〜99%を前記成形面に転写
させたところで前記プレス状態を保持し、ガラス成形素
材を冷却固化させる。その後、成形型を相対的に離反さ
せてガラス成形素材を離型し、このガラス成形素材を再
度前記加熱炉で加熱軟化させ、前記成形型間に搬送して
プレス成形する。この2回目のプレス圧力を所望の値に
することにより光学素子の被成形面全体を成形型の成形
面に転写させ、ガラスが固化したら成形型を相対的に離
反させてガラス成形品(光学素子)を離型し、収納す
る。
【0011】前記請求項4の構成にあっては、1回目の
プレス成形において、ストッパーにより成形型間の間隔
を制御して光学素子の被成形面径の50〜99%を転写
した状態に成形することによりガラス成形素材が成形型
の外周部にはみ出すのを防止する。次に、前記被成形面
の50〜99%を成形したガラス成形素材を所望の最終
形状にプレス成形することで高精度な光学素子が得られ
る。すなわち、ガラス成形素材を加熱軟化させる加熱炉
と、対向して配置され所望の光学素子形状を反転させた
成形面を有する一対の成形型間に加熱軟化されたガラス
成形素材を搬送し前記一対の成形型を相対的に近づけて
前記ガラス成形素材をプレス成形する成形機を用いて、
まず前記成形型の成形面に対して中当りするプリフォー
ムを前記ガラス成形素材に用い、前記加熱炉で加熱軟化
された前記ガラス成形素材を前記成形型間に搬送し1回
目のプレス成形する。この時、ストッパーにより成形型
間を所望の間隔にすることにより、光学素子の被成形面
径の50〜99%を前記成形面に転写させたところで前
記プレス状態を保持し、ガラス成形素材を冷却固化させ
る。その後、成形型を相対的に離反させてガラス成形素
材を離型し、このガラス成形素材を再度前記加熱炉で加
熱軟化させ、前記成形型間に搬送してプレス成形する。
この2回目のプレス圧力を所望の値にすることにより光
学素子の被成形面全体を成形型の成形面に転写させ、ガ
ラスが固化したら成形型を相対的に離反させてガラス成
形品(光学素子)を離型し、収納する。
【0012】
【実施例1】図1および図2は本発明の実施例1を示
し、図1は1回目のプレス成形状態を示す断面図、図2
は2回目のプレス成形状態を示す断面図、図3は本発明
の実施例1に使用する成形装置の要部を概略的に示す断
面図である。
【0013】まず、図3を用いて、本実施例に用いた成
形装置1を説明する。成形装置1には、プリフォーム
(ガラス成形素材)2を加熱軟化する加熱炉3と、この
加熱炉3に隣接して上型4および下型5と、プリフォー
ム2を搬送する搬送アーム6が備えられている。上型4
と下型5には所望の光学素子の被成形面2a、2bの形
状を反転させた成形面4a、5aがそれぞれ形成され、
この成形面4a、5aを対向させて同軸上で上型4と下
型5が配置されている。下型5は、上型4に対して接近
・離反し得るように、図示を省略した駆動装置により上
下移動可能に設けられるとともに、上型4と下型5との
間に搬送したプリフォーム2に対して所望のプレス圧力
をかけられるようになっている。搬送アーム6は、加熱
炉3内と上下両型4、5間のそれぞれに対して、その外
部から図示を省略した駆動手段により移動自在に設けら
れ、その先端にはプリフォーム2を載置する搬送皿7の
支持部6aがU字状に形成されている。搬送皿7は、リ
ング状に形成され、その内径部のほぼ中央にプリフォー
ム2を載置する段部7aが設けられており、内径部はプ
リフォーム2および光学素子の外周を規制する機能を有
している。段部7aの上方内径部は、段部7aの下方内
径部より大径に形成されるとともに、前記下方内径部
は、前記下型5が挿通し得るように下型5より大径に形
成されている。さらに、搬送皿7の上端外周には鍔部7
bが形成され、前記搬送アーム6の支持部6aで搬送皿
7外周の一部を囲むとともに搬送アーム6の上面に前記
鍔部7bを係止した状態で、搬送皿7が搬送アーム6に
載置し得るようになっている。また、プリフォーム2
は、上下両型4、5の両成形面4a、5aに対して中当
りとなるように、被成形面2a、2bが凸面に形成され
ている。
【0014】次に、上記構成の成形装置1を使用した本
実施例の光学素子成形方法を図1〜図3を用いて説明す
る。まず、図3に示すように、プリフォーム2を載置し
た搬送皿7を搬送アーム6に載置して搬送アーム6によ
り外部から加熱炉3内に搬送し、プリフォーム2を加熱
軟化する。その後、加熱軟化したプリフォーム2を搬送
皿7に載置した状態で搬送アーム6により上下両型4、
5の間に搬送する。そして、下型5を図示を省略した駆
動装置により上昇させ、上下両型4、5の成形面4a、
5aによって搬送皿7に載置したプリフォーム2を所定
の圧力で1回目のプレス成形を行う。このプレス成形
は、図1に示すように、プリフォーム2の被成形面2
a、2b径の50〜99%を上下両型4、5の両成形面
4a、5aに転写したところで、そのまま減圧してプレ
ス成形状態を保持し、プリフォーム2が冷却固化した段
階でプレス成形を終了する。
【0015】前記1回目のプレス成形が終了した後、図
示を省略した駆動装置により下型5を下降させて、プリ
フォーム2を離型し、搬送アーム6により加熱炉3内に
プリフォーム2を搬送皿7とともに搬送して再び加熱軟
化する。その後、搬送アーム6により再びプリフォーム
2を上下両型4、5の間に搬送し、今度は被成形面2
a、2b径を全て成形面4a、4bに転写し得る圧力で
プリフォーム2をプレス成形し、図2に示すように、被
成形面2a、2bを完全に転写させる。そして、前記プ
レス状態を保持しつつガラスを冷却固化し、光学素子8
のプレス成形が終了した後、図示を省略した駆動装置に
より下型5を下降させて光学素子8を離型し、搬送アー
ム6により外部に光学素子8を外部に回収する。
【0016】次に、本実施例を適用し、硝材SF11を
用い、φ20mm、中肉4mm、一方の被成形面を曲率
半径88mmとした球面、他方の被成形面を非球面量7
00μmで近軸曲率半径35mmとした非球面を有する
両凸レンズを成形した場合を図1から図3を用いて説明
する。プリフォーム2は、非球面側被成形面2aの曲率
半径を30mm、球面側被成形面2bの曲率半径を70
mm、中肉4.5mmの両凸形状に形成し、1回目のプ
レス成形の直前における加熱軟化したプリフォーム2の
形状が、球面側被成形面2bの曲率半径が50mm、非
球面側被成形面2aの曲率半径が35mm程度になるよ
うにした。また、上型4に非球面成形面4aを設けかつ
下型5に球面成形面5aを設け、下型5の加圧力を30
0Kgfに設定した。
【0017】加熱炉3の加熱温度を700℃、加熱時間
を30秒にしてプリフォーム2を加熱軟化した後、1回
目のプレス成形をしたところ、中肉が4.1mm、転写
径で非球面側被成形面2aが約70%、球面側被成形面
2bが約90%転写し、2回目も同一の加圧条件、加熱
条件でプリフォーム2をプレス成形したところ、両被成
形面2a、2bとも全面を転写するように成形でき、中
肉も4mmとなり、面精度もPV0.5μmと非常に良
い値を得ることができた。また、これにより、両凸レン
ズの外周にバリやカケなどの不具合も発生しなかった。
さらに、前記両凸レンズの成形にあって、1回目のプレ
ス成形で加圧力を250Kgfにして非球面側被成形面
2aの転写径を約50%に下げて(この時、球面側被成
形面2bの転写径は約70%)、2回目のプレス成形で
加圧力を300Kgfにして両被成形面2a、2bの全
面を転写するようにして成形したところ、中肉が4m
m、面精度がPV0.7μmと、公差内の結果が得られ
た。同様にして、1回目のプレス成形における非球面側
被成形面2aの転写径を変化させ、該転写径を有するプ
リフォーム2を用いて2回目のプレス成形した両凸レン
ズの転写精度を調べたところ、図4に示すようになり、
1回目のプレス成形における転写径が約50%以上99
%以下で良好な面精度が得られ、100%で外周にバリ
が発生した。なお、図4は、1回目のプレス成形時にお
ける設定圧力と転写径との関係をも表している。
【0018】本実施例によれば、1回目のプレス成形で
被成形面2a、2bの全面を転写させないため、プリフ
ォーム2の外周にダ肉が生ずることがないため、プリフ
ォーム2の外周に生じたダ肉を上下両型4、5がかじっ
て光学素子に割れやカケ等を生じさせる不具合が2回目
のプレス成形時に発生せず、高精度な光学素子を得るこ
とができる。
【0019】
【実施例2】本発明の実施例2は、1回目のプレス成形
時にプリフォームの加熱温度を制御して所望の転写径を
得るようにした点に特徴を有する。すなわち、本実施例
は、1回目のプレス成形時での転写径を、実施例1にお
けるプレス圧力で制御する成形方法に代えて、プリフォ
ームの加熱温度にて制御するようにしてあり、その他の
成形方法は実施例1と同様である。なお、本実施例に使
用する成形装置は、実施例1で用いた成形装置1(図3
参照)と同様である。
【0020】次に、本実施例の成形方法を適用し、硝材
SF11を用い、φ20mm、中肉4mm、一方の被成
形面を曲率半径88mmとした球面、他方の被成形面を
非球面量700μmで近軸曲率半径35mmとした非球
面を有する両凸レンズを成形した場合を図1から図3を
用いて説明する。プリフォーム2は、非球面側被成形面
2aの曲率半径を30mm、球面側被成形面2bの曲率
半径を70mm、中肉4.5mmの両凸形状に形成した
ものを用い、1回目のプレス成形時におけるプリフォー
ム2の加熱温度を変化させて両凸レンズを成形した。ま
た、上型4に非球面成形面4aを設けかつ下型5に球面
成形面5aを設け、下型5の加圧力を300Kgfに固
定した。
【0021】まず、加熱炉3の加熱温度設定を600℃
から800℃まで変化させ、1回目のプレス成形時にお
ける転写径を非球面側被成形面2aで30%、65%、
99%、100%変化させた。次に、前記各転写径を有
するプリフォーム2を用い、実施例1と同様に加圧力3
00Kgf、加熱温度700℃の条件で2回目のプレス
成形を行ったところ、両凸レンズは、図5に示すよう
に、実施例1とほぼ同様の転写精度が得られた。すなわ
ち、図8に示すように、1回目のプレス成形時に転写径
を99%以下にすると、外周にバリのない両凸レンズ8
が得られた。なお、図5は、1回目のプレス成形時にお
ける設定加熱温度と転写径との関係をも表している。そ
して、図9に示すように、1回目のプレス成形時におけ
る転写径が100%のときは両凸レンズ8aの外周にバ
リが発生した。なお、本実施例では、1回目のプレス成
形時に加熱設定温度を変化させた場合について説明した
が、たとえば加熱設定温度を一定にし加熱時間を変化さ
せても同様であった。
【0022】本実施例によれば、前記実施例1の効果に
加え、加熱温度でプリフォーム2の粘度を変えるように
したので、無理なプレス成形圧力によるプリフォーム2
表面の割れや歪みが生じにくくなる。
【0023】
【実施例3】図6は本発明の実施例3に使用する成形装
置の要部を示す断面図で、他の構成は前記実施例1に用
いた成形装置1(図3参照)と同様であるため、その図
示および説明を省略する。上型4を断熱部材10を介し
て固定する成形室の上面11には、上型4の近傍におい
て成形室外からダイヤルゲージ12が固着されている。
ダイヤルゲージ12には成形室内に延在させた上ストッ
パー13が取り付けられ、その先端13aは成形面4a
の近傍位置に配置されている。この上ストッパー13
は、ダイヤルゲージ12により、その先端13aの位置
を上下方向に調整(移動)自在となっており、その調整
量はダイヤルゲージ12の目盛により計測し得るように
なっている。一方、下型4を固定する可動軸14の先端
付近の外周面には、下ストッパー取付け部材15が固定
され、この下ストッパー取付け部材15の先部に下スト
ッパー16が取付けられている。下ストッパー16は、
下ストッパー取付け部材15との取付け部位を中心にし
て回動自在に設けられ、下ストッパー16を立ち上げた
際に、その先端16aが上ストッパー13の先端13a
と当接し得る位置に配置されるようになっており、下型
5を上昇させるときに両先端13a、16aが当接する
ことにより下型5の上昇を停止させ、上型4と下型5の
間を強制的に制御し得るように構成されている。また、
下ストッパー16を回動して上ストッパー13と当接す
る位置から退避し得るようになっている。
【0024】本実施例の成形方法では、1回目のプレス
成形を行う際に、上ストッパー13の先端13aと下ス
トッパー16の先端16aを当接させて上下両型4、5
の両成形面4a、5aの間隔を規制し、プリフォーム2
の転写径を制御するとともに、2回目のプレス成形時に
下ストッパー16と上ストッパー13の当接を回避し
て、プリフォーム2の全面を転写して所望の光学素子を
成形する。その他の成形方法は、前記実施例1と同様で
ある。
【0025】次に、本実施例を適用し、硝材SF11を
用い、φ20mm、中肉4mm、一方の被成形面を曲率
半径88mmとした球面、他方の被成形面を非球面量7
00μmで近軸曲率半径35mmとした非球面を有する
両凸レンズを成形した場合を図1から図3および図6を
用いて説明する。プリフォーム2は、非球面側被成形面
2aの曲率半径を30mm、球面側被成形面2bの曲率
半径を70mm、中肉4.5mmの両凸形状に形成し、
上型4に非球面成形面4aを設けかつ下型5に球面成形
面5aを設けた。
【0026】まず、1回目のプレス成形を行う前に、両
凸レンズの中肉が4mmであるから、1回目のプレス成
形後のプリフォーム2の中肉が転写径100%のときに
4.1mmとなるように、予め上ストッパー13の先端
13aと下ストッパー16の先端16aとの間隔をダイ
ヤルゲージ12で調整し、かつ転写径の割合とダイヤル
ゲージ12の目盛との関係を求めておく。そして、下型
5の加圧力を600Kgfに設定するとともに、加熱炉
3の加熱温度を700℃、加熱時間を30秒にしてプリ
フォーム2を加熱軟化し、上ストッパー13の先端13
a位置をダイヤルゲージ12により調整して、転写径を
30%、60%、99%、100%変化させて1回目の
プレス成形を行った。次に、下ストッパー16を回動し
て上下両ストッパー13、16との当接状態を回避し、
前記各転写径を有するプリフォーム2を用いて実施例1
と同様に加圧力300Kgf、加熱温度700℃の条件
で2回目のプレス成形を行ったところ、両凸レンズは、
図7に示すように、実施例1とほぼ同様の転写精度が得
られた。すなわち、図8に示すように、1回目のプレス
成形時に転写径を99%以下にすると、外周にバリのな
い両凸レンズ8が得られた。なお、図7は、1回目のプ
レス成形時におけるダイヤルゲージ12の目盛と転写径
との関係をも表している。そして、図9に示すように、
1回目のプレス成形時における転写径が100%のとき
は両凸レンズ8aの外周にバリが発生した。
【0027】本実施例によれば、前記実施例1の効果に
加え、1回目のプレス成形で上下両ストッパー13、1
6によりプリフォーム2の中肉を制御しているため、前
記実施例1、2の時よりも、中肉のバラツキを半減させ
ることができる。
【0028】なお、本発明は、1回の押圧成形では所望
の品質が得られない、特に超高精度を要する光学素子、
肉厚差の大きな光学素子、押圧成形時の変形量の大きな
非球面を有する光学素子、口径の大きな光学素子を高精
度に成形し得るとともに、中肉精度を高精度に成形し得
る光学素子成形方法を提供することを目的として、以下
のように構成することができる。ガラス成形素材を加
熱、軟化させ、一対の成形型間で挟持して光学素子をプ
レス成形する際に、前記成形型の成形面に対して中当り
するプリフォームを前記ガラス成形素材に用いプレス成
形を2回行って所望形状の光学素子を得る成形方法にお
いて、1回目のプレス成形時に成形型の間隔をストッパ
ーに設けたダイヤルゲージより調整して強制的に制御
し、光学素子の被成形面径の50〜99%を前記成形面
に転写させることを特徴とする光学素子成形方法。前記
構成によれば、1回目のプレス成形において、ストッパ
ーにより成形型間の間隔を制御して光学素子の被成形面
径の50〜99%を転写した状態に成形することにより
ガラス成形素材が成形型の外周部にはみ出すのを防止す
る。次に、前記被成形面の50〜99%を成形したガラ
ス成形素材を所望の最終形状にプレス成形することで高
精度な光学素子が得られる。そして、ダイヤルゲージに
よる調整量と転写径との相関関係を予め調べておくこと
により、光学素子の被成形面径の転写径を容易に制御で
きる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本願の請求項1から請求
項4に係る発明によれば、1回目のプレス成形時におい
て、ガラス成形素材の50〜99%を転写させることに
より、ガラス成形素材の外周部にダ肉が生じないため、
ガラス成形素材の外周部に生じたダ肉を成形型がかじっ
て光学素子に割れやカケ等を生じさせる不具合が2回目
のプレス成形時に発生せず、高精度な光学素子を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例における1回目のプレス成形
時を示す断面図である。
【図2】本発明の各実施例における2回目のプレス成形
時を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例1および実施例2に使用する成
形装置の要部を概略的に示す断面図である。
【図4】本発明の実施例1における1回目のプレス成形
時において転写径を得るプレス設定圧力の関係と、前記
転写径における2回目のプレス成形時の転写精度を示す
図である。
【図5】本発明の実施例2における1回目のプレス成形
時において転写径を得る加熱設定温度の関係と、前記転
写径における2回目のプレス成形時の転写精度を示す図
である。
【図6】本発明の実施例3に使用する成形装置の要部を
概略的に示す断面図である。
【図7】本発明の実施例における1回目のプレス成形時
において転写径を得るストッパー位置の関係と、前記転
写径における2回目のプレス成形時の転写精度を示す図
である。
【図8】1回目のプレス成形時に転写径を50〜99%
にしたときの、最終成形品である両凸レンズを示す説明
図である。
【図9】1回目のプレス成形時に転写径を100%にし
たときの、最終成形品である両凸レンズを示す説明図で
ある。
【符号の説明】
2 プリフォーム 2a、2b 被成形面 3 加熱炉 4 上型 4a 5a 成形面 5 下型 13 16 ストッパー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス成形素材を加熱、軟化させ、一対
    の成形型間で挟持して光学素子をプレス成形する際に、
    前記成形型の成形面に対して中当りするプリフォームを
    前記ガラス成形素材に用いプレス成形を2回行って所望
    形状の光学素子を得る成形方法において、1回目のプレ
    ス成形時に光学素子の被成形面径の50〜99%を前記
    成形面に転写させることを特徴とする光学素子成形方
    法。
  2. 【請求項2】 前記1回目のプレス成形は、プレス成形
    圧力を制御して前記転写径に成形することを特徴とする
    請求項1記載の光学素子成形方法。
  3. 【請求項3】 前記1回目のプレス成形は、ガラス成形
    素材の加熱温度を制御して前記転写径に成形することを
    特徴とする請求項1記載の光学素子成形方法。
  4. 【請求項4】 前記1回目のプレス成形は、成形型の間
    隔をストッパーにより強制的に制御して前記転写径に成
    形することを特徴とする請求項1記載の光学素子成形方
    法。
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