JPH07330237A - エレベータの保守用安全装置 - Google Patents
エレベータの保守用安全装置Info
- Publication number
- JPH07330237A JPH07330237A JP6125373A JP12537394A JPH07330237A JP H07330237 A JPH07330237 A JP H07330237A JP 6125373 A JP6125373 A JP 6125373A JP 12537394 A JP12537394 A JP 12537394A JP H07330237 A JPH07330237 A JP H07330237A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- car
- maintenance
- stop switch
- elevator
- safety device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
- Elevator Door Apparatuses (AREA)
- Elevator Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピット内作業中の作業者に対する乗りかごや
つり合いおもりの接触を確実に防止できるエレベータの
保守用安全装置の提供。 【構成】 ピット内作業に際し、停止スイッチ１４の切
換えを忘れてＯＦＦになっているとキースイッチ３の操
作によって、ブザー１６が鳴動して停止スイッチ１４が
切換えられていない旨を報知するとともに、リレー１３
が作動して、停止スイッチ１４をＯＮにしたときと同様
に乗りかご２の運転制御回路が働いて乗りかご２は停止
状態に保たれ、これによりピット内作業中の作業者の安
全を確保できる。
つり合いおもりの接触を確実に防止できるエレベータの
保守用安全装置の提供。 【構成】 ピット内作業に際し、停止スイッチ１４の切
換えを忘れてＯＦＦになっているとキースイッチ３の操
作によって、ブザー１６が鳴動して停止スイッチ１４が
切換えられていない旨を報知するとともに、リレー１３
が作動して、停止スイッチ１４をＯＮにしたときと同様
に乗りかご２の運転制御回路が働いて乗りかご２は停止
状態に保たれ、これによりピット内作業中の作業者の安
全を確保できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はピット内の保守点検に際
し、乗りかごを確実に停止状態に保つことができるエレ
ベータの保守用安全装置に関する。
し、乗りかごを確実に停止状態に保つことができるエレ
ベータの保守用安全装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来ピット内の保守点検に際しては、最
下階よりも１階上の階床に乗りかごを停止させ、乗りか
ご内の操作盤に組込まれている保守用の停止スイッチを
ＯＮにして、その乗りかごが昇降しないように保った状
態にしておき、作業者は最下階に降り、その乗場扉を開
いてピットに入り、所望の保守点検作業を行っていた。
下階よりも１階上の階床に乗りかごを停止させ、乗りか
ご内の操作盤に組込まれている保守用の停止スイッチを
ＯＮにして、その乗りかごが昇降しないように保った状
態にしておき、作業者は最下階に降り、その乗場扉を開
いてピットに入り、所望の保守点検作業を行っていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来にあっ
ては、最下階よりも１階上の階床に乗りかごを停止させ
たものの、上述の停止スイッチを操作し忘れて作業者が
ピット内での保守点検作業を行うことがあった。このよ
うな状態では乗りかごが昇降可能なため、例えば作業者
がピット内にいるにもかかわらず一般に用いられている
最下階の行先階釦の操作によって乗りかごが下降し乗り
かごが作業者に接触するおそれがある。
ては、最下階よりも１階上の階床に乗りかごを停止させ
たものの、上述の停止スイッチを操作し忘れて作業者が
ピット内での保守点検作業を行うことがあった。このよ
うな状態では乗りかごが昇降可能なため、例えば作業者
がピット内にいるにもかかわらず一般に用いられている
最下階の行先階釦の操作によって乗りかごが下降し乗り
かごが作業者に接触するおそれがある。
【０００４】本発明は、上記した従来技術における実例
に鑑みてなされたもので、その目的は、ピット内作業中
の作業者に対する乗りかごやつり合いおもりの接触を確
実に防止することができるエレベータの保守用安全装置
を提供することにある。
に鑑みてなされたもので、その目的は、ピット内作業中
の作業者に対する乗りかごやつり合いおもりの接触を確
実に防止することができるエレベータの保守用安全装置
を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、乗りかご内に、保守点検に際し乗りかご
を停止させるための停止スイッチを有するエレベータの
保守用安全装置において、最下階の乗場扉の閉動作を検
出する検出手段と、この検出手段で乗乗場扉の開動作が
検出されたとき、上記停止スイッチのＯＦＦ状態にある
場合には上記乗りかごを強制的に停止保持させる停止保
持手段とを備えた構成にしてある。
に、本発明は、乗りかご内に、保守点検に際し乗りかご
を停止させるための停止スイッチを有するエレベータの
保守用安全装置において、最下階の乗場扉の閉動作を検
出する検出手段と、この検出手段で乗乗場扉の開動作が
検出されたとき、上記停止スイッチのＯＦＦ状態にある
場合には上記乗りかごを強制的に停止保持させる停止保
持手段とを備えた構成にしてある。
【０００６】
【作用】本発明は、前述の構成にしてあることから、ピ
ット内の点検保守作業に際し、仮に乗りかご内に設けら
れる保守用の停止スイッチがＯＮに操作されていないと
きは、最下階の扉の開動作を検出手段が検出したときに
停止保持によって乗りかごが停止スイッチのＯＮ状態と
同様に停止保持手段によって停止状態に保持される。し
たがって、このようなピット内作業中に乗りかご昇降す
る事態を生じることがなく作業者に乗りかごやつり合い
おもりが接触することもない。
ット内の点検保守作業に際し、仮に乗りかご内に設けら
れる保守用の停止スイッチがＯＮに操作されていないと
きは、最下階の扉の開動作を検出手段が検出したときに
停止保持によって乗りかごが停止スイッチのＯＮ状態と
同様に停止保持手段によって停止状態に保持される。し
たがって、このようなピット内作業中に乗りかご昇降す
る事態を生じることがなく作業者に乗りかごやつり合い
おもりが接触することもない。
【０００７】
【実施例】以下、本発明のエレベータの保守用安全装置
の実施例を図に基づいて説明する。
の実施例を図に基づいて説明する。
【０００８】図１、図２は、本発明の実施例を示す説明
図で、図１は昇降路の状態を示す側面図、図２は電気回
路を示す図である。
図で、図１は昇降路の状態を示す側面図、図２は電気回
路を示す図である。
【０００９】図１において１は昇降路、２は昇降路１内
を昇降する乗りかご、４は最下階の扉、３はこの扉４に
設けられ、扉４に形成された穴に図示しないキーが差し
込まれると作動するキースイッチである。このキースイ
ッチ３は、最下階の扉４の開動作を検出する検出手段を
構成している。なお、５は昇降路１の底部に形成される
ピットである。
を昇降する乗りかご、４は最下階の扉、３はこの扉４に
設けられ、扉４に形成された穴に図示しないキーが差し
込まれると作動するキースイッチである。このキースイ
ッチ３は、最下階の扉４の開動作を検出する検出手段を
構成している。なお、５は昇降路１の底部に形成される
ピットである。
【００１０】また、本実施例の電気回路を示す図２にお
いて、Ｐ、Ｎは電源、１４は前述した乗りかご２内の操
作盤に設けられ、保守点検時に操作されて乗りかご２を
停止状態に保つ停止スイッチ、１１は乗りかご２の運転
状態が平常状態であることを検出するリレー、１３ｂは
扉４が開かれたときに励磁されるリレー１３の常閉接点
で、これらの停止スイッチ１４、リレー１１、常閉接点
１３ｂは、電源Ｐ、Ｎ間に直列に接続されている。１２
は乗りかご２が停止状態にあることを検出するリレーで
停止スイッチ１４と電源Ｎ間に配置されている。
いて、Ｐ、Ｎは電源、１４は前述した乗りかご２内の操
作盤に設けられ、保守点検時に操作されて乗りかご２を
停止状態に保つ停止スイッチ、１１は乗りかご２の運転
状態が平常状態であることを検出するリレー、１３ｂは
扉４が開かれたときに励磁されるリレー１３の常閉接点
で、これらの停止スイッチ１４、リレー１１、常閉接点
１３ｂは、電源Ｐ、Ｎ間に直列に接続されている。１２
は乗りかご２が停止状態にあることを検出するリレーで
停止スイッチ１４と電源Ｎ間に配置されている。
【００１１】１１ａはリレー１１の常開接点、３は前述
したキースイッチ、１６は扉４の開動作が検出されたと
き停止スイッチ１４がＯＦＦ状態にある場合にその旨を
報知する報知手段、例えば警報ブザーである。これらの
常開接点１１ａ、キースイッチ３、ブザー１６は、電源
Ｐ、Ｎ間に直列に接続されている。１１ｂはリレー１１
の常閉接点、１３ａはリレー１３の常開接点、１２ｂは
リレー１２の常閉接点、１３は前述のリレーでこれらの
接点１１ｂ、１３ａ、１２ｂ、リレー１３は、電源Ｐ、
Ｎ間に直列に接続されている。
したキースイッチ、１６は扉４の開動作が検出されたと
き停止スイッチ１４がＯＦＦ状態にある場合にその旨を
報知する報知手段、例えば警報ブザーである。これらの
常開接点１１ａ、キースイッチ３、ブザー１６は、電源
Ｐ、Ｎ間に直列に接続されている。１１ｂはリレー１１
の常閉接点、１３ａはリレー１３の常開接点、１２ｂは
リレー１２の常閉接点、１３は前述のリレーでこれらの
接点１１ｂ、１３ａ、１２ｂ、リレー１３は、電源Ｐ、
Ｎ間に直列に接続されている。
【００１２】また上述したキースイッチ３は、接点１２
ｂをリレー１３との間の回路部分に接続されている。な
お上述したリレー１２が励磁されると、乗りかご２の図
示しない運転制御回路は乗りかご２を強制的に停止状態
に保持する。同様にリレー１３が励磁されると乗りかご
２の図示しない運転制御回路は乗りかご２を強制的に停
止状態に保持する。
ｂをリレー１３との間の回路部分に接続されている。な
お上述したリレー１２が励磁されると、乗りかご２の図
示しない運転制御回路は乗りかご２を強制的に停止状態
に保持する。同様にリレー１３が励磁されると乗りかご
２の図示しない運転制御回路は乗りかご２を強制的に停
止状態に保持する。
【００１３】上述したリレー１１、１２、１３、及び接
点１１ａ、１１ｂ、１２ｂ、１３ｂは扉４の開動作が検
出されたとき停止スイッチ１４がＯＦＦ状態にある場合
には乗りかご２を強制的に保持させる停止保持手段を構
成している。
点１１ａ、１１ｂ、１２ｂ、１３ｂは扉４の開動作が検
出されたとき停止スイッチ１４がＯＦＦ状態にある場合
には乗りかご２を強制的に保持させる停止保持手段を構
成している。
【００１４】この実施例では、ピット内の点検保守作業
に際しては、乗りかご２を図２に示すように最下階の階
床の１階上の階に停止させ、作業者は乗りかご２内の操
作盤の停止スイッチをＯＮにする。これにより図２のリ
レー１２が励磁され、乗りかご２の図示しない運転制御
回路は乗りかご２を強制的に停止状態に保持する。この
状態では、乗りかご２内の操作盤の行先階釦を押しても
乗りかご２は昇降しない。このような状態にあって作業
者が最下階に行き扉４を開いてピット５内に入って、所
望の保守点検作業を行っても、乗りかご２が下降、ある
いは、つり合いおもりが作業者に接触することがない。
に際しては、乗りかご２を図２に示すように最下階の階
床の１階上の階に停止させ、作業者は乗りかご２内の操
作盤の停止スイッチをＯＮにする。これにより図２のリ
レー１２が励磁され、乗りかご２の図示しない運転制御
回路は乗りかご２を強制的に停止状態に保持する。この
状態では、乗りかご２内の操作盤の行先階釦を押しても
乗りかご２は昇降しない。このような状態にあって作業
者が最下階に行き扉４を開いてピット５内に入って、所
望の保守点検作業を行っても、乗りかご２が下降、ある
いは、つり合いおもりが作業者に接触することがない。
【００１５】また、仮に上述の保守点検作業に際して、
停止スイッチ１４をＯＮに切換えることを忘れて扉４が
開かれたときは、キースイッチ３がＯＮになり、リレー
１１が励磁されていることからＰ−１１ａ−３−１６−
Ｎが閉路されてブザー１６が鳴動するとともにリレー１
３が励磁される。これにより１３ｂがＯＦＦとなり、Ｐ
−１４−１１−１３ｂ−Ｎの回路が開かれ、リレー１１
が消磁する。またこのときリレー１２が消磁されてい
る。これらにより、Ｐ−１１ｂ−１３ａ−１２ｂ−１３
−Ｎが閉路され、リレー１３が自己保持される。これに
より停止スイッチ１４はＯＦＦのままだが、乗りかご２
の図示しない運転制御回路は乗りかご２を強制的に停止
状態に保持する。
停止スイッチ１４をＯＮに切換えることを忘れて扉４が
開かれたときは、キースイッチ３がＯＮになり、リレー
１１が励磁されていることからＰ−１１ａ−３−１６−
Ｎが閉路されてブザー１６が鳴動するとともにリレー１
３が励磁される。これにより１３ｂがＯＦＦとなり、Ｐ
−１４−１１−１３ｂ−Ｎの回路が開かれ、リレー１１
が消磁する。またこのときリレー１２が消磁されてい
る。これらにより、Ｐ−１１ｂ−１３ａ−１２ｂ−１３
−Ｎが閉路され、リレー１３が自己保持される。これに
より停止スイッチ１４はＯＦＦのままだが、乗りかご２
の図示しない運転制御回路は乗りかご２を強制的に停止
状態に保持する。
【００１６】したがって上述のリレー１２が励磁された
ときと同様に、すなわち停止スイッチ１４をＯＮに切換
えたときと同様に、乗りかご２は動かず、ピット５内の
作業者が乗りかご２あるいは、つり合いおもりに接触す
ることがない。
ときと同様に、すなわち停止スイッチ１４をＯＮに切換
えたときと同様に、乗りかご２は動かず、ピット５内の
作業者が乗りかご２あるいは、つり合いおもりに接触す
ることがない。
【００１７】このように構成した実施例にあっては、ピ
ット５内の作業に際して乗りかご２やつり合いおもりが
作業者に接触することがないので安全に作業を行うこと
ができる。
ット５内の作業に際して乗りかご２やつり合いおもりが
作業者に接触することがないので安全に作業を行うこと
ができる。
【００１８】
【発明の効果】本発明は以上の構成にしてあることか
ら、ピット内の作業に際して、乗りかごやつり合いおも
りが作業者に接触することなく、優れた安全性が得られ
る。
ら、ピット内の作業に際して、乗りかごやつり合いおも
りが作業者に接触することなく、優れた安全性が得られ
る。
【図１】本発明の一実施例における昇降路の状態を示す
側面図である。
側面図である。
【図２】本発明の一実施例に備えられる電気回路を示す
図である。
図である。
１ 昇降路 ２ 乗りかご ３ キースイッチ（検出手段） ４ 扉 １１、１２、１３ リレー １１ａ、１１ｂ、１２ｂ、１３ａ、１３ｂ 接点 １４ 停止スイッチ １６ ブザー（報知手段）
Claims (4)
- 【請求項１】 乗りかご内に、保守点検に際し乗りかご
を停止させるための停止スイッチを有するエレベータの
保守用安全装置において、最下階の乗場扉の閉動作を検
出する検出手段と、この検出手段で乗乗場扉の開動作が
検出されたとき、上記停止スイッチのＯＦＦ状態にある
場合には上記乗りかごを強制的に停止保持させる停止保
持手段とを備えたことを特徴とするエレベータの保守用
安全装置。 - 【請求項２】 前記検出手段で乗場扉の開動作が検出さ
れたとき、上記停止スイッチがＯＦＦ状態にある場合に
は、その旨を報知する報知手段を備えたことを特徴とす
る請求項１記載のエレベータの保守用安全装置。 - 【請求項３】 報知の手段が警報ブザーであることを特
徴とする請求項２記載のエレベータの保守用安全装置。 - 【請求項４】 上記検出手段が乗場扉に形成した穴に挿
入されるキーによって作動するキースイッチであること
を特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載のエレベー
タの保守用安全装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6125373A JPH07330237A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | エレベータの保守用安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6125373A JPH07330237A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | エレベータの保守用安全装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07330237A true JPH07330237A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=14908530
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6125373A Pending JPH07330237A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | エレベータの保守用安全装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07330237A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10526168B2 (en) | 2015-10-22 | 2020-01-07 | Otis Elevator Company | Service alarm device for warning if an elevator safety device is not activated |
| CN114038174A (zh) * | 2021-12-03 | 2022-02-11 | 虏克电梯有限公司 | 一种进入底坑和轿顶作业前的安全报警提醒装置 |
-
1994
- 1994-06-07 JP JP6125373A patent/JPH07330237A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10526168B2 (en) | 2015-10-22 | 2020-01-07 | Otis Elevator Company | Service alarm device for warning if an elevator safety device is not activated |
| CN114038174A (zh) * | 2021-12-03 | 2022-02-11 | 虏克电梯有限公司 | 一种进入底坑和轿顶作业前的安全报警提醒装置 |
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