JPH07330075A - 拡大式シェルタ - Google Patents

拡大式シェルタ

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JPH07330075A
JPH07330075A JP6152685A JP15268594A JPH07330075A JP H07330075 A JPH07330075 A JP H07330075A JP 6152685 A JP6152685 A JP 6152685A JP 15268594 A JP15268594 A JP 15268594A JP H07330075 A JPH07330075 A JP H07330075A
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Kiichi Ueda
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1に、電動式,空圧式,油圧式,人力式,
その他の方式の回転駆動源を、適宜必要に応じ選択利用
可能であり、第2に、人力式を回転駆動源とした場合で
も、1名でも簡単容易に拡大部の出し入れ操作が可能で
あり、第3に、拡大部の拡大収納量を各段階で自在に設
定可能な、拡大式シェルタを提案する。 【構成】 この拡大式シェルタでは、本体固定部1に拡
大部2が入れ子式に組み付けられており、引き出されて
拡大されると共に押し込まれて収納される。そして拡大
部2の拡大収納機構11は、本体固定部1下に固定され
たナット部19と、拡大部2下に固定されナット部19
と対向位置する軸受部20と、正逆に回転自在でナット
部19に螺合保持されると共に軸受部20に基端部が保
持されたスクリュー部23と、軸受部20から外側方に
突出したスクリュー部23の基端頭部に対し、ソケット
部を介し取付けられる回転駆動源とを、有してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は拡大式シェルタに関す
る。すなわち、機器,機材等を搭載し、トラックその他
の輸送手段に積み込まれて移動される、拡大式シェルタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4はこの種従来例の拡大式シェルタを
示し、(1)図は底面説明図、(2)図は正面説明図で
ある。拡大式シェルタでは、箱状をなす本体固定部1に
箱状の拡大部2が入れ子式に組み付けられており(図示
例では、本体固定部1の左右両側にそれぞれ拡大部2が
組み付けられている)、拡大部2は、本体固定部1に対
し引き出されて拡大可能であると共に、押し込まれて収
納可能となっている。
【0003】そして、このような拡大部2の拡大収納機
構3としては、従来より一般的に空気圧シリンダー4が
用いられており、空気圧シリンダー4のシリンダーバレ
ル5が、本体固定部1の床6下に側方向に向け取付け固
定されると共に、空気圧シリンダー4のシリンダーロッ
ド7の先端が、拡大部2の側壁8下に取付け固定されて
いた。もって、従来の拡大収納機構3では、例えばトラ
ックから供給される空気圧によって空気圧シリンダー4
を伸縮駆動し、まず、そのシリンダーロッド7が伸長さ
れることにより、拡大部2が本体固定部1から引き出さ
れて拡大され(図4の(1)図,(2)図のそれぞれ右
部分参照)、又、そのシリンダーロッド7が短縮される
ことにより、拡大部2が本体固定部1に押し込まれて収
納される(図4の(1)図,(2)図のそれぞれ左部分
参照)。なお図中Hは、各々取付け固定用の部材を示
す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。まず第
1に、従来の拡大部2の拡大収納機構3は、トラック等
から供給される空気圧を利用した空気圧シリンダー4よ
りなっていたので、駆動源が空気圧のみに限定される、
という問題が指摘されていた。そして特に、トラック等
から空気圧の供給を受けることが不可能な場合や、故障
等の事故が発生した場合等には、拡大部2の拡大収納に
支障が生じていた。
【0005】第2に、そこでこのような場合には従来、
人力により直接、拡大部2を本体固定部1に対し拡大収
納させていた。しかしながら、このように人力で直接、
拡大部2を引き出して拡大したり押し込んで収納する操
作、つまり人力で拡大部2を出し入れする作業には多大
な労力を要し、とても1名では無理であり複数名の人員
を必要とする、という問題が指摘されていた。又、傾斜
地において拡大部2を出し入れする際は、拡大部2の重
量の分力も加重されるので、人力では全く操作不能とな
ることもあった。
【0006】第3に、従来の拡大収納機構3は空気圧シ
リンダー4を用いていたので、拡大部2を本体固定部1
から一ぱいに引き出して拡大した状態か、拡大部2を本
体固定部1に完全に押し込んで収納した状態か、いずれ
かの2ポジションに限定されてしまう、という問題も指
摘されていた。つまり、その間の途中段階で拡大部2を
停止させることが困難であり、拡大部2の本体固定部1
に対する拡大収納量を自在に設定できない、という難点
があった。
【0007】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、本体
固定部下のナット部と拡大部下の軸受部間にスクリュー
部を保持せしめ、これらと別体の各種の回転駆動源に
て、ソケット部を介しスクリュー部を回転させるように
したことにより、第1に、各種の回転駆動源を適宜利用
可能であり、第2に、人力を回転駆動源とした場合でも
1名で簡単容易に操作でき、第3に、拡大部の拡大収納
量を自在に設定することも可能な、拡大式シェルタを提
案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、この
拡大式シェルタは、機器,機材等を搭載し、トラックそ
の他の輸送手段に積み込まれて移動される。そして、箱
状をなし少なくとも一方の側面が開放された本体固定部
と、該開放された側面を介し側方向から該本体固定部に
入れ子式に組み付けられ、該本体固定部に対し引き出さ
れて拡大可能であると共に押し込まれて収納可能であ
り、箱状をなし該本体固定部側の側面が開放された拡大
部と、該拡大部の拡大収納機構と、を有してなる。そし
て該拡大収納機構は、該本体固定部の床下に側方向に向
け固定されたナット部と、該拡大部の側壁下に側方向に
向け固定され該ナット部と対向位置する軸受部と、側方
向に配され正逆に回転自在であり該ナット部に螺合保持
されると共に基端部が該軸受部に保持され、基端頭部が
該軸受部から更に外側方に突出したスクリュー部と、こ
れらとは別体をなし、該スクリュー部の基端頭部に嵌合
可能なソケット部を介し取付けられる電動式,空圧式,
油圧式,人力式,その他の方式よりなる正逆方向への回
転駆動源と、を備えてなる。
【0009】
【作用】本発明は、このような手段よりなるので、次の
ように作用する。この拡大式シェルタは、移動時には拡
大部が本体固定部に押し込まれて収納され、使用時には
引き出されて拡大されるが、このような拡大収納は、拡
大収納機構により次のように行われる。すなわち、まず
各種の回転駆動源のうちいずれかが、ソケット部を介し
スクリュー部の基端頭部に取付けられた後、回転駆動源
にてスクリュー部が正逆に回転される。もって、本体固
定部下のナット部に螺合保持されたスクリュー部が、先
端部側から進退動するので、このようなスクリュー部の
基端部を保持する軸受部を介し、拡大部が本体固定部に
対し拡大収納される。
【0010】さてそこで第1に、この拡大式シェルタで
は、その拡大収納機構の回転駆動源として、電動式,空
圧式,油圧式,人力式,その他の方式のものが、適宜必
要に応じ選択利用可能である。第2に、人力式を回転駆
動源とした場合でも、ソケット部,スクリュー部,ナッ
ト部,軸受部等を介して拡大部を出し入れするので、1
名でも簡単容易に出し入れ操作可能であり、傾斜地にお
いても、簡単容易かつ確実に出し入れ操作可能である。
第3に、この拡大収納機構では、スクリュー部をナット
部に対し先端部側から適宜量だけ進退動させることによ
り、拡大部を本体固定部から一ぱいに引き出して拡大し
た状態と、拡大部を本体固定部に完全に押し込んで収納
した状態と、途中の各段階で拡大部を停止した状態等、
拡大部のポジションを適宜自在に設定可能である。
【0011】
【実施例】以下本発明を、図面に示すその実施例に基づ
いて、詳細に説明する。図1,図2,図3は本発明の実
施例を示し、図1の(1)図は底面説明図、(2)図は
正面説明図であり、図2は要部の一部破断した正面拡大
図であり、図3はその各部を示し、(1)図はスクリュ
ー部の頭部の側面説明図、(2)図は、回転駆動源たる
ランナーの正面説明図、(3)図は、回転駆動源たるク
ランクハンドルの正面説明図である。図5は拡大式シェ
ルタの斜視図である。
【0012】この拡大式シェルタは、機器,機材等を搭
載し、トラックその他の輸送手段に積み込まれて移動さ
れる。すなわち移動式シェルタは、内部に、レーダー装
置,無線通信装置等の電子機器や精密機器、その他の機
器,機材,それらの収納棚,テーブル等を収容し、もっ
て、トラック等の自動車や鉄道車輌等の荷台、航空機,
船舶,その他の輸送手段に積み込まれて移動され、目的
地において設置使用される。
【0013】まず、図1,図5等を参照しつつ説明する
と、この拡大式シェルタは、次の本体固定部1,拡大部
2,拡大収納機構11等を、有してなる。すなわち、箱
状をなし少なくとも一方の側面が開口9となって開放さ
れた本体固定部1と、この開放された側面の開口9を介
し側方向から本体固定部1に入れ子式に組み付けられ、
本体固定部1に対し引き出されて拡大可能であると共に
押し込まれて収納可能であり、箱状をなし本体固定部1
側の側面が開口10として開放された拡大部2と、拡大
部2の拡大収納機構11と、を有してなる。そして移動
性を始め、密封性,防水性,気密性,断熱性等に優れて
いる。なお図示例にあっては、本体固定部1の左右両側
面に開口9が形成され、その両開口9にそれぞれ、左右
の拡大部2が組み付けられているが、この図示例のよう
な両側拡大方式によらず、本体固定部1の左右いずれか
一方の側面のみに開口9が形成され、他方の側面は壁と
されると共に、その一方の開口9に1個の拡大部2が組
み付けられた、片側拡大方式の拡大式シェルタも可能で
ある(なおこの場合は、後で詳述する拡大収納機構11
も、その拡大部2用に1個のみ設けられる)。
【0014】本体固定部1や拡大部2について更に詳述
すると、まず本体固定部1は、図示例では、対向する両
側面が開口9として開放されると共に、パネル製の天井
12,床6,前後壁13等を備えた箱状をなす。そし
て、例えばトラックの荷台に積み込み可能な寸法に設定
され、前後壁13の一方に扉14が付設されている。
又、ドロア部とも称される拡大部2は、本体固定部1を
外箱とし、これに内包可能な内箱として形成されてお
り、本体固定部1の開口9に対応する内側面が開口10
として開放されると共に、このように開放された内側面
と対向する外側面をパネル製の側壁8とし、更にパネル
製の天井15,床16,前後壁17等を備えた箱状をな
す。そして図示例の拡大部2は、その大きさ・容積・形
状等が左右対称で同一であると共に、本体固定部1の約
半分程度となっており、一方の拡大部2には扉18が付
設されている。
【0015】次に、図1,図2,図3等により、拡大収
納機構11について述べる。この拡大収納機構11は、
次のナット部19,軸受部20,スクリュー部23,回
転駆動源P,等を備えてなる。すなわち、本体固定部1
の床6下に側方向に向け固定されたナット部19と、拡
大部2の側壁8下に側方向に向け固定されナット部19
と対向位置する軸受部20と、側方向に配され正逆に回
転自在でありナット部19に螺合保持されると共に基端
部21が軸受部20に保持され、基端頭部22が軸受部
20から更に外側方に突出したスクリュー部23と、こ
れらとは別体をなし、スクリュー部23の基端頭部22
に嵌合可能なソケット部24を介し取付けられる電動
式,空圧式,油圧式,人力式,その他の方式よりなる正
逆方向への回転駆動源Pと、を備えてなる。そして図示
例では、左右に拡大部2を備えた両側拡大方式よりなる
ことに鑑み、このような拡大収納機構11も、左右の拡
大部2についてそれぞれ設けられている。
【0016】このような拡大収納機構11のナット部1
9,軸受部20,スクリュー部23,回転駆動源P等に
ついて、更に詳述する。まず、そのナット部19は、本
体固定部1の床6下であって、開放された側面の開口9
下近くの前後方向の中央付近に、それぞれボルト25に
て垂下固定され、その開口を左右側方向に向けている。
図示例では、このようなナット部19が本体固定部1の
両側下付近に、それぞれ設けられている。軸受部20
は、図示例では左右の両拡大部2にそれぞれ設けられて
おり、両拡大部2の側壁8の下部延出部について、その
前後方向の中央付近に、そのボス部27を介しボルト2
6にて、それぞれ垂下固定されている。なお図2中28
はベアリング部であり、このベアリング部28は、軸受
部20内にボス部27を介し配設され、スクリュー部2
3の基端部21を、スムーズに回転自在に保持するよう
になっている。そして、このような軸受部20は、その
開口を左右側方向に向けると共に、本体固定部1側のナ
ット部19に対し、軸を共通に対向位置決めされてい
る。
【0017】又、スクリュー部23は、先端部29側
が、本体固定部1下のナット部19の開口に貫挿,螺合
され、もってナット部19にて螺合保持されると共に、
基端部21が、拡大部2下の軸受部20の開口に挿入さ
れて常時定位置にて保持され、もって、左右側方向に配
されると共に正逆に回転自在に保持されている。又、ス
クリュー部23の基端部21の基端頭部22は、段部を
介し径小に形成されると共に、軸受部20から更に左右
外側方に若干突出し、その突出部分が所定の断面形状を
備えてなる。
【0018】このようなスクリュー部23の基端頭部2
2としては、図3の(1)図に示した例では、断面形状
が正六角形をなすものが用いられているが、三角形,四
角形,その他の多角形,いわゆるスプライン形状等の断
面形状のものも考えられ、更に、縦や横の凹凸が形成さ
れた基端頭部22も可能である。このように、スクリュ
ー部23の基端頭部22は、次に詳述する回転駆動源P
のソケット部24に対し、密嵌合可能で動力伝達を可能
とする各種形状のものが考えられる。なお、図2中Sは
抜け止め部であり、この抜け止め部Sは、スクリュー部
23の先端部29の端に径大に付設され、もって、拡大
部2が最大限に拡大された際において、スクリュー部2
3の先端部29がナット部19から抜け落ちることを防
止している。又、30は抜け止めナットであり、この抜
け止めナット30は、軸受部20内に固定されると共
に、スクリュー部23の径小な基端頭部22と軸受部2
0内で螺合され、もって、スクリュー部23の軸受部2
0からの抜け落ちを防止している。31は、スクリュー
部23のねじ部分を示す。
【0019】次に、回転駆動源Pは、スクリュー部23
の基端頭部22に対し、ソケット部24を介し取付けら
れ、ソケット部24は、基端頭部22の突出部分と雄雌
の対応した形状をなし、図示例では外嵌により密にこれ
と嵌合可能となっている。このような回転駆動源Pとし
ては、例えば図3の(2)図に示したようなランナー3
2、つまり電動式,空圧式,油圧式等のいずれかにより
内蔵されたモータを駆動し、もってその回転力をソケッ
ト部24を介しスクリュー部23に伝達可能な、一般的
な工具であるランナー32が使用される。又、図3の
(3)図には、このような回転駆動源Pの1例たるクラ
ンクハンドル33が示されており、人力にてクランクハ
ンドル33を正逆に回転させることにより、ソケット部
24を介しスクリュー部23に回転力を伝達可能となっ
ている。
【0020】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。この拡大式シェルタ
は、内部に機器,機材等が搭載され、まずトラック等に
よる移動時には、拡大部2が本体固定部1に押し込まれ
て、コンパクトに縮小され収納され(図1の(1)図,
(2)図のそれぞれ左部分参照)、又、使用時には、拡
大部2が本体固定部1から引き出されて、展開,拡大さ
れる(図1の(1)図,(2)図の右部分や図5参
照)。そして、このような拡大部2の拡大収納は、拡大
収納機構11により、次のように行われる。すなわち、
まず電動式,空圧式,油圧式,人力式,その他の方式の
回転駆動源Pのうちいずれか(図示例では、図3の
(2)図のランナー32や図3の(3)図のクランクハ
ンドル33のいずれか)が、ソケット部24を介しスク
リュー部23に取付けられ、ソケット部24はスクリュ
ー部23の基端頭部22に嵌合される。それから、その
回転駆動源Pにてスクリュー部23を正逆に回転させる
ことにより、本体固定部1下に固定されたナット部19
に螺合保持されたスクリュー部23が、これに対し先端
部29側から進退動する。もって、このようなスクリュ
ー部23、そしてその基端部21を常時保持する軸受部
20等を介し、拡大部2が本体固定部1に対し引き出さ
れて拡大したり、押し込まれて収納される。さてそこ
で、この拡大式シェルタでは、次の第1,第2,第3の
ようになる。
【0021】第1に、この拡大式シェルタでは、その拡
大収納機構11の回転駆動源Pとして、電動式,空圧
式,油圧式,人力式,その他の方式よりなるものが、適
宜必要に応じ選択利用可能である。つまり、スクリュー
部23の基端頭部22と嵌合するソケット部24を介し
て取付けることにより、これらが適宜利用でき、前述し
た図4のこの種従来例のように、空圧式のみに限定され
るわけではない。そして、このような各種の回転駆動源
Pには、手近かな例えばトラック等から、電気,空圧,
油圧等が供給される。
【0022】第2に、人力式を拡大収納機構11の回転
駆動源Pとした場合でも(図3の(3)図のクランクハ
ンドル33参照)、ソケット部24,スクリュー部2
3,ナット部19,軸受部20等を介して、拡大部2を
本体固定部1に対し引き出したり押し込むようになって
いるので、1名でも簡単容易に出し入れ操作可能であ
る。つまり、前述した図4のこの種従来例のように、人
力による場合に直接的に拡大部2を引き出したり押し込
んだりしないので、複数名の多大な労力を要することも
ない。同様の理由により傾斜地においても、拡大部2を
簡単容易かつ確実に出し入れ操作可能である。
【0023】第3に、この拡大収納機構11では、拡大
部2下の軸受部20に基端部21が保持されたスクリュ
ー部23が、本体固定部1下のナット部19に対し螺合
保持されることを利用して、拡大部2を本体固定部1に
対し出し入れする方式よりなる。従って、スクリュー部
23をナット部19に対し、先端部29側から適宜量だ
け進退動させることにより、拡大部2を本体固定部1か
ら一ぱいに引き出して拡大した状態と、拡大部2を本体
固定部1に完全に押し込んで収納した状態と、その間の
途中の各段階で拡大部2を停止した状態等、拡大部2に
ついて、各ポジションを適宜自在に設定可能となる。つ
まり、前述した図4の空気圧シリンダー4を用いたこの
種従来例のように、一ぱいに拡大した状態か完全に収納
した状態かいずれかの2ポジションに、拡大部2のポジ
ションが限定されてしまうわけではない。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る拡大式シェルタは、以上説
明したように、本体固定部下のナット部と拡大部下の軸
受部間にスクリュー部を保持せしめ、これらと別体の各
種の回転駆動源にて、ソケット部を介しスクリュー部を
回転させるようにしたことにより、次の効果を発揮す
る。
【0025】第1に、各種の回転駆動源を適宜利用可能
である。すなわち、電動式,空圧式,油圧式,人力式,
その他の方式よりなる回転駆動源を、適宜必要に応じ選
択利用可能であり、回転駆動源が限定されないので、特
定の回転駆動源の利用困難,故障等の事故発生に容易に
対処でき、拡大部の拡大収納に支障を生じることはな
い。
【0026】第2に、人力式を回転駆動源とした場合で
も、1名で簡単容易に操作可能である。すなわち、1名
の軽い力でも、拡大部を本体固定部に出し入れ操作で
き、複数名の多大な労力を要することがなく、又、傾斜
地でも簡単容易かつ確実に操作可能である。
【0027】第3に、拡大部の拡大収納量を、自在に設
定することも可能である。すなわち、拡大部を本体固定
部から一ぱいに引き出して拡大した状態と、拡大部を本
体固定部に完全に押し込んで収納した状態と、その間の
途中の各段階で拡大部を停止した状態等、各ポジション
を自在に設定可能である。このように、この種従来例に
存した問題点が一掃される等、本発明の発揮する効果
は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る拡大式シェルタの実施例を示し、
(1)図は底面説明図、(2)図は正面説明図である。
【図2】同実施例の要部の一部破断した正面拡大図であ
る。
【図3】同実施例の各部を示し、(1)図は、スクリュ
ー部の頭部の側面説明図、(2)図は、回転駆動源たる
ランナーの正面説明図、(3)図は、回転駆動源たるク
ランクハンドルの正面説明図である。
【図4】従来例の拡大式シェルタを示し、(1)図は底
面説明図、(2)図は正面説明図である。
【図5】拡大式シェルタの斜視図である。
【符号の説明】
1 本体固定部 2 拡大部 6 床 8 側壁 11 拡大収納機構 19 ナット部 20 軸受部 21 基端部 22 基端頭部 23 スクリュー部 24 ソケット部 P 回転駆動源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器,機材等を搭載し、トラックその他
    の輸送手段に積み込まれて移動される拡大式シェルタで
    あって、箱状をなし少なくとも一方の側面が開放された
    本体固定部と、該開放された側面を介し側方向から該本
    体固定部に入れ子式に組み付けられ、該本体固定部に対
    し引き出されて拡大可能であると共に押し込まれて収納
    可能であり、箱状をなし該本体固定部側の側面が開放さ
    れた拡大部と、該拡大部の拡大収納機構と、を有してな
    り、 該拡大収納機構は、該本体固定部の床下に側方向に向け
    固定されたナット部と、該拡大部の側壁下に側方向に向
    け固定され該ナット部と対向位置する軸受部と、側方向
    に配され正逆に回転自在であり該ナット部に螺合保持さ
    れると共に基端部が該軸受部に保持され、基端頭部が該
    軸受部から更に外側方に突出したスクリュー部と、これ
    らとは別体をなし、該スクリュー部の基端頭部に嵌合可
    能なソケット部を介し取付けられる電動式,空圧式,油
    圧式,人力式,その他の方式よりなる正逆方向への回転
    駆動源と、を備えてなること、を特徴とする拡大式シェ
    ルタ。
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