JPH07329003A - コーナー円弧加工機 - Google Patents

コーナー円弧加工機

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JPH07329003A
JPH07329003A JP12239594A JP12239594A JPH07329003A JP H07329003 A JPH07329003 A JP H07329003A JP 12239594 A JP12239594 A JP 12239594A JP 12239594 A JP12239594 A JP 12239594A JP H07329003 A JPH07329003 A JP H07329003A
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JP
Japan
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jig
plate
center
corner
block
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JP12239594A
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Toshio Nakao
俊雄 中尾
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ASAHI MEGARO KK
NAKAO TEKKO KK
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ASAHI MEGARO KK
NAKAO TEKKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチック、木材、金属等の薄板の角を円
弧に加工する。 【構成】 モータ25により回転駆動される刃物26を定盤
22上方に配備し、定盤22と刃物26との間にコーナー加工
治具4を回転自由に配備して構成され、定盤22の中央部
にはセンター長孔27を開設し、該センター長孔27にスラ
イドかつ位置決め可能にセンターブロック3を設け、コ
ーナー加工治具4の治具板41上には、加工物を固定する
ための当り板51、52及び固定具53を具えており、治具板
41の裏面には、該センターブロック3に回転自由に係合
して治具の回転中心となる治具ブロック6が治具板41に
真直に開設した長孔44に沿ってスライドかつ位置決め可
能に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック、木材、
金属等の薄板の角を円弧に加工するコーナー円弧加工機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示す如く、定盤(22)と、モ
ータ(25)と、該モータ(25)により回転駆動する刃物(26)
と、定盤(22)上に突出したセンターピン(31)から構成さ
れるコーナー円弧加工機(1)が、コーナーの円弧加工に
用いられている。センターピン(31)は、刃物(26)の回転
中心と同軸の中心軸をもち、刃物直径と同径の円柱形を
している。更に、センターピン(31)の定盤(22)からの突
出高さは、後述の治具板(71)の厚さよりも低く構成して
いる。
【0003】該コーナー円弧加工機(1)を用いて、薄板
(8)の角を円弧に加工するためには、図9に示す如く、
薄板(8)の加工すべき円弧半径と同じ円弧半径をもつ治
具板(71)を別の機械で製作し、薄板(8)と治具板(71)を
重ねて、クランプ装置等の固定手段をもつ当て板(51)(5
2)で固定し、薄板(8)を上側となるようにして、定盤(2
2)上に置く。コーナー円弧加工機(1)の刃物(26)の先端
の高さを治具板(71)の厚さに合せる。次に、モータ(25)
に通電して、刃物(26)を回転駆動する。治具板(71)の端
面をセンターピン(31)に倣わして、手動操作により刃物
(26)にて薄板(8)の角を円弧に加工している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術に示す如
く、薄板(8)の角を円弧に加工するためには、加工すべ
き円弧形の治具板(71)を予め備えておくか、又は円弧加
工の度に治具板(71)を製作しなければならない。更に、
センターピン(31)への治具板の押しつけ強さの変化によ
り、薄板(8)の円弧加工面部分に凸凹が生じることがあ
る。本発明は、上記課題を解決するためのコーナー円弧
加工機を明らかにするものである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決するため
に、コーナー円弧加工機(1)をモータ(25)により回転駆
動される刃物(26)を定盤(22)上方に配備し、定盤(22)と
刃物(26)との間にコーナー加工治具(4)を回転自由に配
備して構成する。定盤(22)の中央部にはセンター長孔(2
7)を開設し、該センター長孔(27)にスライドかつ位置決
め可能にセンターブロック(3)を設ける。又、コーナー
加工治具(4)の治具板(41)上には、加工物を固定するた
めの当り板(51)(52)及び固定具(53)を具え、治具板(41)
の裏面には、該センターブロック(3)に回転自由に係合
して治具の回転中心となる治具ブロック(6)を治具板(2
1)に真直に開設した長孔(44)に沿ってスライドかつ位置
決め可能に設ける。
【0006】
【作用及び効果】上記構成のコーナー円弧加工機(1)に
於て、コーナー加工治具(4)の治具板(41)上に加工すべ
き薄板(8)を置き、左右両当り板(51)(52)に薄板(8)の
端面を押圧し、固定具(53)により、薄板(8)を治具板(4
1)上に固定する。治具ブロック(6)を長孔(44)に沿って
スライドさせることにより、薄板(8)の加工すべき角に
隣接する二つの辺と治具ブロック(6)の回転中心との距
離を、加工すべきコーナーの円弧径に一致させ、治具ブ
ロック(6)を固定する。更に、コーナー円弧加工機(1)
のセンターブロック(3)をセンター長孔(27)に沿ってス
ライドさせることにより、刃周面とセンターブロック
(3)の回転中心との水平最短距離を、加工すべき円弧径
に一致させる。
【0007】次に、定盤(22)上へ治具板(41)を置き、セ
ンターブロック(3)へ治具ブロック(6)を係合すること
により、コーナー加工治具(4)を定盤(22)上に回動自由
に取り付ける。この際、コーナー加工治具(4)上の薄板
(8)が、刃物(26)を降下させた際に、刃周面が当接する
位置で待機するように、コーナー加工治具(4)を定盤(2
2)上で回動させる。刃物(26)先端の高さを、コーナー加
工治具(4)の治具板(41)表面の高さに一致させ、モータ
(25)に通電し、刃物(26)を回転駆動させる。コーナー加
工治具(4)を回転させて、刃物(26)により、薄板(8)の
角を加工する。薄板(8)の一角が、円弧に加工された時
点で加工は終了する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図面に沿っ
て詳述する。図1に示す如く、コーナー円弧加工機(1)
は、コーナー加工機本体(2)と、該本体(2)の定盤上に
回動自由に取り付けられたコーナー加工治具(4)から構
成されている。コーナー加工機本体(2)は、台座(21)上
部に定盤(22)を取り付け、定盤(22)の一端にコラム(23)
を垂直に固定し、コラム(23)に上下動可能かつ位置決め
可能にアーム(24)を備え、アーム(24)先端にモータ(25)
を配備し、モータ(25)に駆動される軸の一端に刃物(26)
を取り付けている。又、定盤(22)の中央部長手方向に平
行なセンター長孔(27)を開設し、該センター長孔(27)に
沿ってスライドかつ位置決め可能なセンターブロック
(6)が取り付けられている。
【0009】図2に示す如く、センター長孔(27)の下部
の台座(21)中に、センター長孔(27)と平行して、螺
旋状の溝をもつセンターピン移動ネジ(29)が設けら
れている。該センターピン移動ネジ(29)の一端に、セン
ターピン移動ハンドル(28)が直結、或いは歯車等の減速
手段を介して連繋されており、該ハンドル(28)の回動に
よりセンターピン移動ネジ(29)が回動する。又、センタ
ーピン移動ネジ(29)上には、センターブロック(6)が螺
合されており、移動ネジ(29)の回動により、センターブ
ロック(6)がセンター長孔(27)に案内されながら移動ネ
ジ(29)上を移動する。更に、センターブロック(6)の先
端にセンターピン(31)を具えている。
【0010】又、図1に示す如く、定盤(22)の長手方向
の側面には、ストッパー(20)がネジ等により位置決め可
能に取り付けてあり、コーナー加工治具(4)の一端が該
ストッパー(20)と当ることにより、コーナー加工治具
(4)の回転を制限する。
【0011】図1乃至図4に示す如く、コーナー加工治
具(4)は、コーナー円弧加工機(1)の定盤(22)上に脱着
可能に取り付け出来る。コーナー加工治具(4)の治具板
(41)表面には、直角をなすように溝(42)(43)が開設さ
れ、加工物を固定するための左右当り板(51)(52)が、移
動調整及び固定可能に嵌まっている。左右当り板(51)(5
2)の何れか一方或いは両方に、薄板(8)を固定するため
のクランプ構造をもった固定具(53)が取り付けられてい
る。又、左右当り板固定溝(42)(43)の間の二等分線の方
向に、ロックレバー用長孔(44)が開設されている。
【0012】コーナー加工治具(4)の、治具板(41)裏面
中央部には、ロックレバー用長孔(44)と同方向に、有底
のプレート移動長穴(45)が開設されている。該プレート
移動長穴(45)には、有底の治具穴(61)が開設された治具
ブロック(6)が、長手方向に移動可能に嵌まっている。
図5に示す如く、治具ブロック(6)の治具穴(61)開設面
とは反対側の表面に、ロックレバー(55)が取り付けてあ
り、該ロックレバー(55)がロックレバー用長孔(44)か
ら、治具板(41)表面上に突出している。ロックレバー(5
5)をロックレバー用長孔(44)の長手方向に移動させるこ
とにより、該ロックレバー(55)に連繋された治具ブロッ
ク(6)が、プレート移動長穴(45)の長手方向に移動す
る。又、ロックレバー(55)は、ネジ等の係止手段で構成
されており、治具ブロック(6)を固定したり、移動する
ことが出来る。治具穴(61)にセンターピン(31)を嵌合す
ることにより、コーナー円弧加工機(1)に、コーナー加
工治具(4)を取り付け出来る。
【0013】図6に示す如く、薄板(8)の端面をコーナ
ー加工治具(4)の左右両当り板(51)(52)に押圧し、固定
具(53)により、薄板(8)を固定する。更に、ロックレバ
ー(55)を弛めて、治具穴(61)の中心から薄板の加工両側
面までの水平最短距離A、Aを加工すべき円弧半径に一
致させる。
【0014】図2に示す如く、コーナー円弧加工機(1)
のセンターピン移動ハンドル(28)を回転し、センターピ
ン(31)の中心から刃周面までの水平最短距離Bを加工す
べき円弧半径に一致させる。
【0015】然して、図7に示す如く、コーナー加工治
具(4)の治具穴(61)に、コーナー円弧加工機本体(2)の
センターピン(31)を嵌め、治具(4)をセンターピン(31)
によって水平面内で回転自由に枢止する。治具板(41)を
時計方向に回して、コーナー加工治具(4)の左当り板(5
1)が、該センターピン移動長孔(27)と垂直になる位置
で、治具板(41)の一端が、定盤(22)上に取り付けられた
ストッパー(20)に当るように、ストッパー(20)の位置を
移動させて固定する。
【0016】コーナー加工治具(4)の右当り板(52)が、
センターピン移動長孔(27)と垂直になる様にコーナー加
工治具(4)の向きを定盤(22)上にて回転させて調整す
る。コーナー円弧加工機(1)のモータ(25)の回転軸に装
着された刃物(26)の先端部分の高さを、コーナー加工治
具(4)の治具板(41)表面の高さまで降下させ固定する。
次に、モータ(25)を回転させて、コーナー加工治具(4)
を右方向に回転させ、治具板(41)の一部が、定盤(22)に
固定されたストッパー(20)に当るまで回転し、薄板(8)
の角を円弧加工する。ストッパー(20)に治具板(41)の一
部が当ったところで、モータ(25)の回転を停止させる。
【0017】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【0018】例えば、センターブロック(3)と治具ブロ
ック(6)は、実施例では、センターブロック(3)側をセ
ンターピンとし、治具ブロック(6)側を治具穴(61)とし
ているが、センターブロック(3)側に穴を開設し、治具
ブロック(6)側にピンを突設してもよい。
【0019】コーナー加工治具(4)の治具板(41)上に固
定する薄板(8)の固定手段は、クランプ構造をもったも
のに限定されることはない。
【0020】又、厚さ2mm程度の樹脂板等を両面テープ
で治具板(41)に貼りつけることにより、刃物下端の高さ
が誤差により治具板の厚さよりも低く設定されていて
も、治具板(41)及び刃物(26)先端を保護することが出来
る。
【0021】更に、コーナー加工機本体(2)のセンター
ピン移動ハンドル(28)を回し、センターブロック(3)の
位置を移動させることにより、加工すべき曲率半径を変
えることが出来るし、コーナー加工治具(4)のロックレ
バー(55)を移動し、治具ブロック(6)の位置を変化させ
ることにより、切込み量を変えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】コーナー円弧加工機の斜視図である。
【図2】コーナー円弧加工機の長手方向の断面図であ
る。
【図3】コーナー加工治具の平面図である。
【図4】図3をZ−Z線に沿って断面し矢印方向に視た
断面図である。
【図5】治具ブロックの側面図である。
【図6】コーナー加工治具に薄板を固定した場合の斜視
図である。
【図7】コーナー円弧加工機に薄板を装着した場合の斜
視図である。
【図8】従来例の正面図である。
【図9】図8のX−X線に沿って断面し矢印方向に見た
拡大断面図である。
【符号の説明】
(1) コーナー円弧加工機 (2) コーナー円弧加工機本体 (22) 定盤 (26) 刃物 (3) センターブロック (31) センターピン (4) コーナー加工治具 (6) 治具ブロック (61) 治具穴 (8) 薄板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ(25)により回転駆動される刃物(2
    6)を定盤(22)上方に配備し、定盤(22)と刃物(26)との間
    にコーナー加工治具(4)を回転自由に配備して構成さ
    れ、定盤(22)の中央部にはセンター長孔(27)を開設し、
    該センター長孔(27)にスライドかつ位置決め可能にセン
    ターブロック(3)を設け、コーナー加工治具(4)の治具
    板(41)上には、加工物を固定するための当り板(51)(52)
    及び固定具(53)を具えており、治具板(41)の裏面には、
    該センターブロック(3)に回転自由に係合して治具の回
    転中心となる治具ブロック(6)が治具板(41)に真直に開
    設した長孔(44)に沿ってスライドかつ位置決め可能に設
    けられているコーナー円弧加工機。
JP6122395A 1994-06-03 1994-06-03 コ―ナ―円弧加工機 Expired - Lifetime JP2525130B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100406926C (zh) * 2003-11-27 2008-07-30 日东电工株式会社 层叠片的切削加工方法
CN102773534A (zh) * 2012-07-31 2012-11-14 龙工(上海)挖掘机制造有限公司 一种液压挖掘机斗杆u型板坡口机械加工方法
CN104339424A (zh) * 2014-10-20 2015-02-11 浙江沃杰家具有限公司 一种圆弧板切割工装
CN115255982A (zh) * 2022-07-18 2022-11-01 中船澄西船舶修造有限公司 一种加工圆弧面的专用夹具

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Effective date: 19960326