JPH07328972A - ワーク把持装置 - Google Patents

ワーク把持装置

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JPH07328972A
JPH07328972A JP13072094A JP13072094A JPH07328972A JP H07328972 A JPH07328972 A JP H07328972A JP 13072094 A JP13072094 A JP 13072094A JP 13072094 A JP13072094 A JP 13072094A JP H07328972 A JPH07328972 A JP H07328972A
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JP
Japan
Prior art keywords
work
substrate
pair
chuck
suspension plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP13072094A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Tamaki
宏明 玉木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 経済的な負担を大きくすることなく、多種の
形状のワークの自動組付けに適用することができるとと
もに、ワークを高い位置精度のもとで把持させることが
でき、また、組付部に対する位置ずれも補正して所定位
置に確実良好に組付けれるようにする。 【構成】 ワークW1に対応する1対のチャック部材
1,1が装着され、かつ、ボールねじ7を介して背反的
に接近・離間移動可能な1対のチャックホルダ2,2を
備えたワークチャッキング機構11を水平状基板4の下
側に配設された吊持板5に装備し、この吊持板5を基板
4に対してフローティング機構19を介して水平方向お
よび垂直軸心周りに変位可能に支持させ、また、ワーク
W1の組付け時に基板4を下方へばね力で付勢する弾性
押圧機構25を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、エンジン部
品の中子などのワークを所定の組付部に自動的に組付け
るために使用されるワーク把持装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のエンジン部品の中子組
立工程では、ロボットを利用した組付け作業の自動化が
進められており、一般には、ロボットのハンドに直接ワ
ークを把持させて所定の組付部に組付けている。しか
し、ロボットのハンドは、一定形状のワークに対する把
持には適用できるものの、エンジンの機種により形状が
異なる中子や中子部品には適用することができない場合
があり、ワークの形状等によっては手作業に依存してい
るケースが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ワークの組
付けを手作業で行なうとなれば、組付けに面倒かつ多大
な労力が強いられて所定の組立能率が非常に悪い。その
ために、ロボットを利用した組付けの自動化が要望され
るが、そのロボットを利用したワーク組付けの自動化を
図ろうとすれば、エンジン部品の中子のように、エンジ
ンの機種により形状の異なるワークに対応して多種類の
ハンドを用意しなければならず、経済的負担が大きい。
また、中子のように砂を成分とする脆弱な性状のワーク
では、ワークを壊さないようにして確実に把持するこ
と、ならびに、ワークが組付部に片当たり等して損傷し
ないようにするために組付部に対する高度な位置決め精
度が要求される。
【0004】本発明は上記の実情および要求に鑑みてな
されたもので、形状や性状の異なる複数種のワークの組
付けに経済的に適用できるとともに、ワークの損傷など
を招くことなく、かつ、非常に高い位置精度のもとで確
実良好に自動組付けすることができるワーク把持装置を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るワーク把持装置は、水平状基板の下側
に対向配設された吊持板に、ワークの種別に応じたワー
ク挟着用の1対のチャック部材を取換え可能に装着する
1対のチャックホルダが装備されているとともに、該両
チャックホルダを、上記吊持板に搭載されたサーボモー
タで駆動されるボールねじを介して水平方向に沿って背
反的に接近・離間移動可能に構成したワークチャッキン
グ機構と、上記吊持板を上記基板に対して水平方向およ
び垂直軸心周りに変位可能に支持させるフローティング
機構と、上記基板上にスプリングを介して弾性変位可能
に連結された押圧板を有し、ワークの組付時に上記基板
に対して下方へのばね力を付勢する弾性押圧機構とを備
えたものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、ロボットのハンドに装着して
使用することにより、ワークの自動組付けが行なえるの
はもとより、ワークチャッキング機構における1対のチ
ャックホルダに対してワーク形状に応じたチャック部材
を付け替えできるので、ワーク形状毎にハンドを用意す
るものに比して、経済的な負担が少なくなる。
【0007】また、上記1対のチャックホルダをサーボ
モータで駆動されるボールねじにより背反的に接近・離
間移動させるようにしたので、ワークの所定位置を高い
精度で確実に把持させることができる。さらに、上記チ
ャッキング機構が設けられた吊持板を基板に対してフロ
ーティング機構を介して支持させたので、ワークの組付
部に対する位置ずれがあっても、これを補正することが
できる。さらにまた、ワーク組付け時に弾性押圧機構に
より基板にばね力が作用し、ワークが上記ばね力で組付
部に押し込まれるので、ワークが砂を成分とする中子の
ような脆弱な性状を有するものであっても、ワークを壊
したり、損傷することなく所定位置に確実に組付けるこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1は本発明の一実施例によるワーク把持装置
を示す正面図であり、同図において、1,1は中子のよ
うなワークW1を水平方向、つまり左右方向の両側から
挟持する1対のワーク挟着用チャック部材、2,2は上
記チャック部材1,1がボルト3,3を介してそれぞれ
取換え可能に装着されたチャック部材用の1対のチャッ
クホルダである。
【0009】4は水平状基板、5は上記基板4の下側に
対向して配設された吊持板である。この吊持板5の下面
で左右両端側には、それぞれ1対の軸受体6,6が垂設
されており、これら両軸受体6,6に、左ねじ部7Aお
よび右ねじ部7Bを有するボールねじ7の両端が回転自
在に支承されており、このボールねじ7の左端側は、上
記吊持板5にブラケット8を介して取付けられたサーボ
モータ9の回転軸9aにカップリング10を介して連動
連結されている。上記1対のチャックホルダ2,2はそ
れぞれ上記ボールねじ7における左右ねじ部7A,7B
に対して、それぞれ該ボールねじ7の回転によって左右
方向に背反的に接近・離間移動可能に螺合されており、
上記ボールねじ7およびサーボモータ9によりワークチ
ャッキング機構11が構成されている。上記左右の軸受
体6,6間には、図2に示すように、上記チャックホル
ダ2,2の変位をガイドする1対のガイドロッド12,
12が跨設されている。
【0010】13は上記基板4の上側に対向配設される
とともに、上記吊持板5に固定脚14を介して固定され
たフロート板であり、このフロート板13の左右両端に
は、上記基板4の上面に当接する下向きの1対のフリー
ベアリング15,15が高さ調整可能に取り付けられて
おり、また上記吊持板5にも、上記フリーベアリング1
5,15にそれぞれ対向して上記基板4の下面に当接す
る上向きの1対のフリーベアリング16,16が高さ調
整可能に取り付けられており、これにより、上記基板4
に対して吊持板5が水平方向で変位可能に支持されてい
る。
【0011】上記基板4上には、図3に示すように、フ
ロート板13のコーナ部付近において該フロート板13
の前後左右の各側面にそれぞれ当接する合計8個のボー
ルプランジャ17が台座18を介して固定されており、
これらボールプランジャ17により、フロート板13を
介して吊持板5が基板5に対して垂直軸心周りで変位可
能に支持されている。上記フリーベアリング15,1
6、フロート板13およびボールプランジャ17などに
より、上記吊持板5の基板4に対するフローティング機
構19が構成されている。
【0012】上記フロート板13の各周辺に対応する位
置の上記基板4には、ボールプランジャ取付用の複数の
ねじ孔20が形成されており、これらねじ孔20を選択
して別のボールプランジャを取り付けることにより、上
記フロート板13の上記軸心周りでの角度を微調整でき
るようになっている。
【0013】21は図示しないロボットのハンドに対す
る自動装着部21Aを有し、上記基板4上に配設された
押圧板であり、その左右両端側の筒部22,22が上記
基板4上に立設された左右1対の軸体23,23に抜け
止め状態に嵌挿されている。24,24は上記基板4と
押圧板21との間において上記軸体23,23に外装さ
れたスプリングであり、押圧板21などと共に、ワーク
組付時に基板4にばね力を付勢する弾性押圧機構25を
構成している。
【0014】26は上記基板4上に固定部材27を介し
て下向きに固定されたシリンダ装置であり、そのピスト
ンロッド26aには、取付板28を介して1対のロック
ピン29,29が固定されており、また、上記吊持板5
上には、上記ロックピン29,29の各先端に挿入され
る係合孔部30,30が設けられており、上記シリンダ
装置26などと共に、ワーク搬送時のフローティング動
作阻止機構31を構成している。
【0015】つぎに、上記構成のワーク把持装置の動作
について説明する。ロボットのハンドに押圧板21を自
動装着部21Aを介して取り付ける一方、ワークW1の
形状に合ったチャック部材1,1を1対のチャックホル
ダ2,2に取り付ける。
【0016】ワークW1を把持させる時には、サーボモ
ータ9によりボールねじ7を一方向に回転させて、チャ
ックホルダ2,2を介して1対のチャック部材1,1を
左右方向に背反的に離間移動させた後、上記サーボモー
タ9によりボールねじ7を他方向に回転させると、チャ
ックホルダ2,2を介して1対のチャック部材1,1が
左右方向に背反的に接近移動して、両チャック部材1,
1間にワークW1が把持される。上記チャック部材1,
1が装着された1対のチャックホルダ2,2を、サーボ
モータ9により回転駆動させるボールねじ7により変位
させているので、ワークW1をこれら両チャック部材
1,1間の中央位置に無理なく確実に把持させることが
できる。
【0017】ワークW1をチャック部材1,1に把持さ
せた後、ロボットのアームにより上記ワークW1を所定
の組付部(図示せず)に移動させる。この時、シリンダ
装置26を作動させてピストンロッド26aを伸張させ
ると、1対のロックピン29,29が1対の係合孔部3
0,30にそれぞれ挿入される。このため、フローティ
ング機構19の動作が阻止され、基板4に対して吊持板
5が左右方向に揺動することが防止され、ワークW1を
所定の組付部まで安定して搬送させることができる。
【0018】上記ワークW1を所定の組付部まで搬送し
た後、ロボットアームにより上記ワークW1を組付部の
所定個所に位置決めさせるとともに、上記シリンダ装置
26によりピストンロッド26aを収縮させてロックピ
ン29,29を係合孔部30,30から離脱させる。上
記ワークW1を組付部に対して位置決めする際に、左右
方向の位置ずれがある場合は、吊持板5が基板4に対し
て左右方向に微小変位するフローティング動作により、
上記の位置ずれが補正される一方、垂直軸心周りにワー
クW1の位置ずれがある場合には、上記フロート板13
を介して吊持板5が上記軸心周りに微小変位するフロー
ティング動作により、上記ワークW1の位置ずれが補正
される。
【0019】この状態でロボットハンドにより、押圧板
21を組付部側、つまり下方に向かって押し付けると、
スプリング24のばね力を受けた基板4を介してワーク
チャッキング機構11にもばね力が作用し、ワークW1
は上記組付部に弾性的に押し込まれて組付けられる。こ
の時、ワークW1は、上記スプリング24のばね力によ
り組付けられるので、ワークW1が中子のように脆弱質
なものであっても、これを破損させることなく、良好に
組付けることができる。
【0020】上記のワークW1とは形状が図4のように
異なるワークW2の組付け時には、そのワークW2の形
状に応じたチャック部材41,41をチャックホルダ
2,2に付替えればよいので、ワーク形状毎にロボット
のハンドを用意するものに比して、経済的な負担が大幅
に低減される。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ロボッ
トハンドに取り付けることにより、ワークの自動組付け
を行なえるのはもとより、チャッキング機構における1
対のチャックホルダに、ワーク形状に応じたチャック部
材を取換えれるようにしたので、多種類のハンドを用意
する場合に比べて少ない設備投資で様々なワークの組付
けに適用させることができ、しかも、上記1対のチャッ
クホルダをサーボモータで駆動させるボールねじを介し
て背反的に接近・離間移動させるので、ワークを所定位
置で的確にチャック部材に把持させることができる。加
えて、上記チャッキング機構が装備された吊持板を水平
状基板に対してフローティング機構を介して支持させて
いるので、組付部に対してワークの位置ずれが生じて
も、このずれを組付け動作に伴って補正することがで
き、かつ、ワーク組付け時にワークをスプリングのばね
力で組付部に組付けることにより、ワークが脆弱な性状
を有する場合でも、これを壊すことなく、円滑良好に組
付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるワーク把持装置を示す
正面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】同上実施例におけるフローティング機構の一部
を示す平面図である。
【図4】異種のワーク用のチャック部材を装着した状態
を示すワークチャッキング機構の一部の正面図である。
【符号の説明】
1,41 チャック部材 2 チャックホルダ 4 基板 5 吊持板 7 ボールねじ 9 サーボモータ 11 ワークチャッキング機構 19 フローティング機構 25 弾性押圧機構 W1,W2 ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平状基板の下側に対向配設された吊持
    板に、ワークの種別に応じたワーク挟着用の1対のチャ
    ック部材を取換え可能に装着する1対のチャックホルダ
    が装備されているとともに、該両チャックホルダを、上
    記吊持板に搭載されたサーボモータで駆動されるボール
    ねじを介して水平方向に沿って背反的に接近・離間移動
    可能に構成したワークチャッキング機構と、上記吊持板
    を上記基板に対して水平方向および垂直軸心周りに変位
    可能に支持させるフローティング機構と、上記基板上に
    スプリングを介して弾性変位可能に連結された押圧板を
    有し、ワークの組付時に上記基板に対して下方へのばね
    力を付勢する弾性押圧機構とを備えたことを特徴とする
    ワーク把持装置。
JP13072094A 1994-06-14 1994-06-14 ワーク把持装置 Pending JPH07328972A (ja)

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JP13072094A JPH07328972A (ja) 1994-06-14 1994-06-14 ワーク把持装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108527215A (zh) * 2018-05-08 2018-09-14 佛山鼎容软件科技有限公司 一种整流器用安装装置
CN110370012A (zh) * 2019-07-02 2019-10-25 武汉东环车身系统有限公司 一种电动撑杆球窝定角度装置
CN114684604A (zh) * 2022-03-24 2022-07-01 北京京东乾石科技有限公司 夹持装置和电池生产线

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