JPH073287U - 電磁ヒステリシスクラッチ・ブレーキ - Google Patents

電磁ヒステリシスクラッチ・ブレーキ

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JPH073287U
JPH073287U JP3868693U JP3868693U JPH073287U JP H073287 U JPH073287 U JP H073287U JP 3868693 U JP3868693 U JP 3868693U JP 3868693 U JP3868693 U JP 3868693U JP H073287 U JPH073287 U JP H073287U
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JP
Japan
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magnetic pole
pole structure
electromagnetic
brake
cylindrical
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Application number
JP3868693U
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Inventor
愛一郎 蓼沼
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Ogura Clutch Co Ltd
Original Assignee
Ogura Clutch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的大トルク使用にもかかわらず装置が小
径化された電磁ヒステリシスクラッチ・ブレーキを提供
する。 【構成】 電磁コイル1が内設されたフィールドコア3
の開口部に、内側磁極構造体4と中央磁極構造体6・外
側磁極構造体5からなる磁極構造体2を設け、この磁極
構造体2の二重の環状な空隙内に、回転子10・11の
円筒部を挿入するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電磁ヒステリシスクラッチ・ブレーキに係り小径化のための改良 に関する。
【0002】
【産業上の利用分野】
従来の電磁ヒステリシスブレーキは、実公平1−11636号公報で提案され ているように、電磁コイルを内設したフィールドコアの内周面に内側磁極構造体 のボス部外周面を圧入して嵌合固着するとともに、同フィールドコアの外周面に 外側磁極構造体のボス部内周面を圧入して嵌合固着している。
【0003】 また、内側磁極構造体の半径方向外側に延設された円筒状磁極部と、外側磁極 構造体の半径方向内側に延設された円筒状磁極部とは、半径方向所定のエアギャ ップをおいて対向配置されており、フィールドコアの正面から軸線方向に突設さ れた構造となっている。
【0004】 そしてこのような磁極構造体の磁極部により形成された、前記エアギャップか らなる環状な空隙には、ヒステリシスマグネットからなりカップ状を呈する形状 の回転子の円筒部が挿入されている。
【0005】 回転子の円板部は、外周面を線条材が張架される溝としたハブに固定されてお り、またそのハブは、内側磁極構造体の中心孔内に軸受で支持された回転軸に装 着されている。
【0006】 そしてこのような構造からなる電磁ヒステリシスブレーキは、電磁コイルに通 電するとその磁束が、フィールドコアから外側磁極構造体の磁極部に流れ、回転 子の円筒部を介して内側磁極構造体の磁極部に迂回される。したがって、ヒステ リシスマグネットからなる回転子に誘導される極性変化の遅れにより、回転中の ハブは制動され、ハブの溝に張架される線条材に一定の張力が付与される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
このような電磁ヒステリシスブレーキのトルクは、磁極部に形成される極数や 回転子の体積とヒステリシスロスの積からなる仕事量に比例するため、線条材以 外の各種シートなどの大駆動トルクや大制動トルクが要求される長尺物の張力装 置用に利用するためには、必然的に回転子の円筒部の軸線方向並びに半径方向の 寸法を大きくして設定トルクを大きくしなければならない。
【0008】 しかしながら大トルク設定の電磁ヒステリシスクラッチ・ブレーキにおいては 、装置が大径化されるために、張力装置の取付けスペース内に組込めないことが あった。 この考案は、比較的大トルク使用にもかかわらず装置が小径化された電磁ヒス テリシスクラッチ・ブレーキを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成すべくこの考案では、まず第1の考案として電磁ヒステ リシスクラッチ・ブレーキを、断面略コ字形を呈する環状部材からなり電磁コイ ルが内設されたフィールドコアと、円筒状の内外側磁極構造体とこれら内外側磁 極構造体間に所定の空隙をおいて同心配置された円筒状の中央磁極構造体からな り二重の環状の空隙が形成された磁極構造体と、この磁極構造体の各空隙内に円 筒部が個々に挿入されたヒステリシスマグネットからなる回転子とを備えた構造 とした。
【0010】 また第2の考案として電磁ヒステリシスクラッチ・ブレーキを、内側円筒部材 と外側円筒部材からなり電磁コイルが内設されたフィールドコアと、前記電磁コ イルの軸線方向両側面に配置され前記内外側円筒部材に固定された一対の非磁性 部材と、これら非磁性部材と軸線方向で対向するとともに、内外側磁極構造体か らなり環状な空隙が形成された一対の磁極構造体と、これら磁極構造体の各空隙 内に円筒部が挿入されたヒステリシスマグネットからなる一対の回転子とからな る構造とした。
【0011】 このような構造とすると、回転子の半径方向の寸法を大きくすることなく、磁 極構造体の空隙内に挿入される回転子の円筒部の体積を増すことができ、比較的 大トルク使用にもかかわらず装置が小径化された電磁ヒステリシスクラッチ・ブ レーキを提供することができる。
【0012】
【作用】
電磁ヒステリシスクラッチ・ブレーキは、電磁コイルに通電すると磁束がフィ ールドコアから磁極構造体に流れ、ヒステリシスマグネットからなる回転子に磁 極が誘導される。そして、回転子の極性変化により駆動トルクまたは制動トルク が得られる。
【0013】
【実施例】
図1と図2は第1の考案に係る電磁ヒステリシスブレーキの一実施例であり、 図1は上半分断面とした側面図であり、図2は図1のフィールドコアの正面図に 相当する磁極構造体の説明図である。
【0014】 これら図面の電磁ヒステリシスブレーキは、電磁コイル1と磁極構造体2が内 設されたフィールドコア3を有し、張力調整装置などの固定ハウジング(図示せ ぬ)に固定されるようになっている。
【0015】 磁極構造体2は、円筒状の内側磁極構造体4と円筒状の外側磁極構造体5、そ してこれら内外側磁極構造体4・5の間に配置された円筒状の中央磁極構造体6 からなり、電磁コイル1側の非磁性部材7で一体に連結され、フィールドコア3 の溝内に嵌合固着されている。
【0016】 そしてこのような構造からなる磁極構造体2は、外側の環状な空隙8と内側の 環状な空隙9とが形成され、ヒステリシスマグネットからなる一対の回転子10 ・11の円筒部が挿入されている。
【0017】 一対の回転子10・11は、フィールドコア3の中心孔内に軸受で回転自在に 支持された回転軸12に装着された非磁性材製のハブ13にリベットで固定され ている。
【0018】 このような構造からなる電磁ヒステリシスブレーキは、電磁コイル1に通電す ると磁束が外側磁極構造体5の凸部5aから回転子10を通り中央磁極構造体6 の外周面の凸部6aに流れ、更には中央磁極構造体6の内周面の凸部6bから回 転子11を通り内側磁極構造体4の凸部4aに流れるので、各回転子11には磁 極が誘導される。
【0019】 したがって、回転する回転軸12には、回転子10・11の極性変化の遅れに より制動力が作用する。なお、電磁コイル1への通電を断てば磁束も消滅するの で、回転軸12の制動は解放される。
【0020】 次に、図3に示した第1の考案に係る電磁ヒステリシスクラッチを説明する。 この図面は、上半分のみの断面図であり、電磁ヒステリシスクラッチは、矩形状 の板材を側面視コ字状に折り曲げた形状の取付け板14と、この取付け板14の 折り曲げられた両端に固定された矩形状の枠体15とにより形成された空間内に 構成されている。
【0021】 そして、電磁コイル16が内設されたフィールドコア17が取付け板14に固 定され、またフィールドコア17の中心孔内に軸受を介してロータ18の円筒部 が嵌合されている。
【0022】 ロータ18の円板部には磁極構造体19が構成されており、内側磁極構造体2 0・中央磁極構造体21・外側磁極構造体22が非磁性部材23により一体に固 定されている。そしてこれら内・中・外側磁極構造体20・21・22により形 成された内側の環状な空隙24と外側の環状な空隙25に、一対の回転子26・ 27の円筒部が挿入されている。
【0023】 一対の回転子26・27は、回転軸28に装着されたハブに固定されており、 一方、回転軸28は、ロータ18と枠体15に軸受を介して支持されている。 このような構造からなる電磁ヒステリシスクラッチは、電磁コイル16に通電す ることにより磁極構造体19に磁束が流れるので、例えばロータ18の回転が回 転軸28に伝達される。なお、各磁極構造体20・21・22の凸部の形状・配 列などは、先の電磁ヒステリシスブレーキと同様である(図2参照)。
【0024】 次に第2の考案に係る電磁ヒステリシスクラッチ・ブレーキを説明する。図4 は電磁ヒステリシスブレーキの上半分断面とした側面図である。
【0025】 フィールドコア29は、取付け板としての円板部が一体に形成された外側円筒 部材30と内側円筒部材31とを一対の非磁性部材32・33により一体に固定 した構造からなり、これら部材30・31・32・33により形成された環状な 空間に電磁コイル34が内設されている。
【0026】 このような構造からなるフィールドコア29の中心孔内には、軸線方向に空間 をおいて環状な磁性部材35・36が嵌合固定されており、また更には、各磁性 部材35・36に軸受を介して回転軸37が支持されている。
【0027】 一方、フィールドコア29の外側円筒部材30の軸線方向両側と磁性部材35 ・36により形成された環状な空間には、外側円筒部材30の内周面に圧入嵌合 され固定された外側磁極構造体38・39と、磁性部材35・36の外周面に圧 入嵌合され固定された内側磁極構造体40・41からなる磁極構造体42・43 が構成されている。
【0028】 磁極構造体42・43の環状な空隙44・45には、回転子46・47の円筒 部が挿入されている。また各回転子46・47は、回転軸37に装着されたハブ 48・49にリベットで固定されている。
【0029】 このような構造からなる電磁ヒステリシスブレーキは、電磁コイル34に通電 すると磁束は、フィールドコア29の外側円筒部材30から磁極構造体42と磁 極構造体43を通る2つの磁気回路を流れるので、回転軸37は制動される。
【0030】 なお、第2の考案に係る電磁ヒステリシスクラッチ・ブレーキとして電磁ヒス テリシスブレーキのみを例示したが、第1の考案と同様に、電磁ヒステリシスク ラッチにも第2の考案は適用できる。
【0031】
【考案の効果】
以上のようにこの考案では、第1の考案のように二重の環状な空隙を有する磁 極構造体を構成したり、第2の考案のように軸線方向両側に磁極構造体を構成す るようにしたので、これら磁極構造体に挿入される回転子の円筒部を複数個形成 することができ、回転子を大径化することなく磁極構造体内の回転子の体積を大 きくすることができる。
【0032】 したがって、比較的大トルク使用にもかかわらず装置が小径化された電磁ヒス テリシスクラッチ・ブレーキを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の考案に係る電磁ヒステリシスブ
レーキの実施例であり、上半分断面とした側面図であ
る。
【図2】図1のフィールドコアの正面図に相当する、磁
極構造体の説明図である。
【図3】本考案の第1の考案に係る電磁ヒステリシスク
ラッチの実施例であり、上半分のみの断面図である。
【図4】本考案の第2の考案に係る電磁ヒステリシスブ
レーキの実施例であり、上半分断面とした側面図であ
る。
【符号の説明】
2 磁極構造体 10 回転子 11 回転子 19 磁極構造体 26 回転子 27 回転子 42 磁極構造体 43 磁極構造体 46 回転子 47 回転子

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略コ字形を呈する環状部材からなり
    電磁コイルが内設されたフィールドコアと、円筒状の内
    外側磁極構造体とこれら内外側磁極構造体間に所定の空
    隙をおいて同心配置された円筒状の中央磁極構造体から
    なり二重の環状な空隙が形成された磁極構造体と、この
    磁極構造体の各空隙内に円筒部が挿入されたヒステリシ
    スマグネットからなる回転子とを備えたことを特徴とす
    る電磁ヒステリシスクラッチ・ブレーキ。
  2. 【請求項2】 内側円筒部材と外側円筒部材からなり電
    磁コイルが内設されたフィールドコアと、前記電磁コイ
    ルの軸線方向両側面に配置され前記内外側円筒部材に固
    定された一対の非磁性部材と、これら非磁性部材と軸線
    方向で対向するとともに、内外側磁極構造体からなり環
    状な空隙が形成された一対の磁極構造体と、これら磁極
    構造体の各空隙内に円筒部が挿入されたヒステリシスマ
    グネットからなる一対の回転子とを備えたことを特徴と
    する電磁ヒステリシスクラッチ・ブレーキ。
JP3868693U 1993-06-21 1993-06-21 電磁ヒステリシスクラッチ・ブレーキ Pending JPH073287U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008500800A (ja) * 2004-05-19 2008-01-10 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 可変バルブタイミングシステム用のブレーキ装置
JP2009060761A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Denso Corp 回転電機駆動システム

Cited By (3)

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JP4801665B2 (ja) * 2004-05-19 2011-10-26 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 可変バルブタイミングシステム用のブレーキ装置
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