JPH07328477A - 空気清浄機のコレクタ - Google Patents

空気清浄機のコレクタ

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JPH07328477A
JPH07328477A JP15666294A JP15666294A JPH07328477A JP H07328477 A JPH07328477 A JP H07328477A JP 15666294 A JP15666294 A JP 15666294A JP 15666294 A JP15666294 A JP 15666294A JP H07328477 A JPH07328477 A JP H07328477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collector plate
electrode
plate electrode
collector
float
Prior art date
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Pending
Application number
JP15666294A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Komagata
幸博 駒形
Shinji Okuhara
伸二 奥原
Shinichi Hara
慎一 原
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Publication of JPH07328477A publication Critical patent/JPH07328477A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コレクタプレート電極の製造コストを低減す
ると共に、コレクタプレート電極の幅を可能なかぎり大
きくとり、同電圧であれば大きな電流を流せるようにし
て集塵効率を高めることのできる空気清浄機のコレクタ
を提供する。 【構成】 第1のコレクタプレート電極22と、フロー
ト電極17と、このフロート電極につながる第2のコレ
クタプレート電極21とを有し、帯電された塵埃を第1
のコレクタプレート電極に吸着して補集する空気清浄機
のコレクタにおいて、第2のコレクタプレート電極21
を導電板材で形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車用空気清
浄機におけるコレクタの集塵効率を向上させるための改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、第1のコレクタプレート電極
と、フロート電極と、このフロート電極につながる第2
のコレクタプレート電極とを有し、アイオナイザにより
帯電された塵埃を第1のコレクタプレート電極に吸着し
て補集する、オートバイアス式の空気清浄機は知られて
いる(例えば、特開平3−270744号公報)。
【0003】この種の従来のコレクタプレート電極は樹
脂製の絶縁フィルムを基材とし、この絶縁フィルムの片
面に、絶縁フィルムよりも幅狭の導電材を塗布すること
によって製造される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のオートバイアス式の空気清浄機では、フロート電極と
逆極性になる第1のコレクタプレート電極をフロート電
極にあまり近付けることができない。空気清浄機の小型
化を目指して、かりに両電極を近付けると両者間に火花
が発生し易くなって危険である。
【0005】一方で、空気清浄機の小型化を目指すため
には、コレクタプレート電極の導電材の幅を可能なかぎ
り大きくとり、同電圧であれば、大きな電流を流せるよ
うにすることが集塵効率を高めるためにも重要である。
【0006】また、従来のコレクタプレート電極は、絶
縁フィルムの片面に導電材を塗布するので、製造コスト
が高くなる。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、コレクタプレート電極の
製造コストを低減し、且つコレクタプレート電極の導電
材の幅を可能なかぎり大きくとり、同電圧であれば、大
きな電流を流せるようにして、集塵効率を高めることの
できる空気清浄機のコレクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、第1のコレクタプレート電極と、フ
ロート電極と、このフロート電極につながる第2のコレ
クタプレート電極とを有する空気清浄機のコレクタにお
いて、第2のコレクタプレート電極は導電板材で形成さ
れているものである。
【0009】また、第2の発明は、第1のコレクタプレ
ート電極と、フロート電極と、このフロート電極につな
がる第2のコレクタプレート電極とを有する空気清浄機
のコレクタにおいて、第2のコレクタプレート電極は全
面に亘って導電材を有するものである。
【0010】
【作用】第1の発明によれば、第2のコレクタプレート
電極は、単に導電板材で形成するだけなので、製造は簡
単であり、しかも第1〜第2の発明によれば、第2のコ
レクタプレート電極はフロート電極につながれて、それ
と同極になるので、第2のコレクタプレート電極をフロ
ート電極に近付けても火花などが発生することはなく、
安全性の高い空気清浄機になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。
【0012】図1において、1は電気集塵式の空気清浄
機を示し、この空気清浄機1は、塵埃100を例えばプ
ラス極に帯電させるためのアイオナイザ3と、帯電され
た塵埃100を補集するためのコレクタ5とで構成され
ている。
【0013】アイオナイザ3は、例えば6KVの高圧電
源11につながる線状の放電極13と、グランド接地の
プレート状の対向電極15とからなり、両電極間でコロ
ナ放電させることにより塵埃100をプラス極に帯電さ
せる。
【0014】17は例えば金網製のフロート電極17を
示し、このフロート電極17には、アイオナイザ3の放
電極13からイオン電流がながれて、これによってフロ
ート電極17には自動的にバイアス電圧が生じる。当然
に、フロート電極17は高圧電源11からもグランドか
らも絶縁される。
【0015】コレクタ5はフロート電極17につながる
第2のコレクタプレート電極21と、グランド接地の第
1のコレクタプレート電極22とからなり、プラス極に
帯電された塵埃100はこのグランド接地の第1のコレ
クタプレート電極22にクーロン引力によって吸着、補
集される。
【0016】これによれば、空気清浄機1に送り込まれ
る塵埃100を含む空気Aは、そのうちの塵埃100だ
けが取り除かれた状態になって、清浄化された空気Bと
なって空気清浄機1から送り出される。
【0017】グランド接地の第1のコレクタプレート電
極22は、図1(d),(e)に示すように、ポリプロ
ピレンなどからなる絶縁フィルム23を基材として、ま
ず、この絶縁フィルム23の片面23aに、導電材25
を塗布することによって形成される。
【0018】この導電材25の層は、カーボンや金属な
どを配合した塗料を、絶縁フィルム23の片面23aに
スクリーン印刷したり、そこに金属を直接スパッタリン
グしたりすることにより形成される。
【0019】ついで、導電材25の上にはアクリル系、
シリコン系などの樹脂材料からなる塗料が例えば70μ
m〜150μmの厚さで塗布されて、そこには絶縁材コ
ーティング層27が形成される。
【0020】このコレクタプレート電極22を用いれ
ば、花粉などのように粒径の大きな塵埃粒子を、その電
極面に十分に補集できることが判った。
【0021】そのメカニズムを説明すると、まず、塵埃
100はクーロン引力によって導電材25の電極に吸着
される。かりに、絶縁材コーティング層27が存在しな
ければ、クーロン引力によって吸着されても、塵埃10
0と電極25間の分子間力が働いて吸着される前に、粒
子の電荷が電極に移動し、粒子の慣性力によって塵埃1
00が再飛散する。これによれば、絶縁材コーティング
層27の存在によって粒子の電荷の移動速度が遅くなる
ので、クーロン引力が存在している間に、塵埃100と
電極25間の分子間力が働いて強固に吸着されるので、
塵埃100の再飛散が防止される。
【0022】しかして、この実施例によれば、フロート
電極17につながる第2のコレクタプレート電極21の
構成にとくに特徴を有する。すなわち、第2のコレクタ
プレート電極21は、図1(b),(c)に示すよう
に、1枚のアルミニウム板材200などからなる導電板
材で形成される。
【0023】これによれば、 (A) 単なるアルミニウム板材200を使用するだけ
なので、第1のコレクタプレート電極22と同じように
製造していた従来の第2のコレクタプレート電極21と
比べて、その製造コストは大幅に低減する。 (B) 第2のコレクタプレート電極21の幅Wを第1
のコレクタプレート電極22の幅Wと同じ幅にした時、
全面が導電材になるので、電界強度が高まり、同電圧で
あれば、大きな電流を流せるので、集塵電荷量が増大
し、集塵効率を格段に向上させることができる。 (C) 上記と同じ理由によって、同電流であれば、電
圧を低下させることができ、省エネルギー化を達成する
ことができる。 (D) コレクタプレート電極の電圧が安定するので、
安全性が高まるだけではなく、集塵能力がばらつきにく
くなる。 (E) 第2のコレクタプレート電極21はフロート電
極17と同じ極性(共にプラス極)になるので、両電極
を近付けても火花は発生せず、安全性の高いコレクタ5
になる。両電極を近付ける(図1の距離Lを少なくす
る)ことができるので、空気清浄機1をコンパクトなも
のにすることができる。 (F) これに対し、第1のコレクタプレート電極22
はあまりフロート電極17に近付けることができない。
しかし、第1のコレクタプレート電極22には絶縁材部
22aが有るので、耐電圧が向上し、結果的に、第1の
コレクタプレート電極22も近付けることができるの
で、空気清浄機1をコンパクトなものにすることができ
る。 (G) 以上のことから、空気清浄機の安全性を高め、
且つ小型化を達成することができる、などの種々の効果
を奏する。
【0024】図2は別の実施例を示している。
【0025】図2(a)を参照して、第2のコレクタプ
レート電極21は、絶縁フィルム23を基材として、そ
の絶縁フィルム23の片面の幅一杯に亘って導電材51
が設けられる。図2(b)を参照して、第2のコレクタ
プレート電極21は、絶縁フィルム23を基材として、
その絶縁フィルム23の両面の幅一杯に亘って導電材5
3が設けられる。いずれにしても、この実施例によれ
ば、第2のコレクタプレート電極21はフロート電極1
7と同じ極性になるので、両電極を近付けても火花は発
生しないわけであり、そのため十分な安全性を維持した
上で、絶縁フィルム23の幅一杯に亘って導電材51
(又は53)を設けることにより、集塵効率を向上させ
ることができる。
【0026】以上、一実施例に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は、これに限定されるものでないことは明
らかである。
【0027】例えば、上記の実施例ではコロナ放電がプ
ラス極で行われるが、マイナス極で行われる場合も同じ
であり、フロート電極17につながる第2のコレクタプ
レート電極21を導電板材で形成することが重要であ
る。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、第1〜
第2の本発明によれば、コレクタプレート電極の製造コ
ストを低減することができ、且つ空気清浄機の集塵効率
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明による空気清浄機のコレクタの
一実施例を示す構成図、(b)は第2のコレクタプレー
ト電極の平面図、(c)は同じく断面図、(d)は第1
のコレクタプレート電極の平面図、(e)は同じく断面
図である。
【図2】(a)は第2のコレクタプレート電極の別の実
施例を示す構成図、(b)は更に別の実施例を示す構成
図である。
【符号の説明】
1 空気清浄機 3 アイオナイザ 5 コレクタ 13 放電極 15 対向電極 17 フロート電極 21 第2のコレクタプレート電極 22 第1のコレクタプレート電極 23 絶縁フィルム 51,53 導電材 100 塵埃

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のコレクタプレート電極と、フロー
    ト電極と、このフロート電極につながる第2のコレクタ
    プレート電極とを有する空気清浄機のコレクタにおい
    て、前記第2のコレクタプレート電極は導電板材で形成
    されていることを特徴とする空気清浄機のコレクタ。
  2. 【請求項2】 第1のコレクタプレート電極と、フロー
    ト電極と、このフロート電極につながる第2のコレクタ
    プレート電極とを有する空気清浄機のコレクタにおい
    て、前記第2のコレクタプレート電極は全面に亘って導
    電材を有することを特徴とする空気清浄機のコレクタ。
JP15666294A 1994-06-15 1994-06-15 空気清浄機のコレクタ Pending JPH07328477A (ja)

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JP15666294A JPH07328477A (ja) 1994-06-15 1994-06-15 空気清浄機のコレクタ

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JP15666294A JPH07328477A (ja) 1994-06-15 1994-06-15 空気清浄機のコレクタ

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ID=15632566

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002192015A (ja) * 2000-12-22 2002-07-10 Ricoh Elemex Corp 集塵ユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002192015A (ja) * 2000-12-22 2002-07-10 Ricoh Elemex Corp 集塵ユニット

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