JPH07328190A - 弾球遊技機遊技盤の穴開け検査方法 - Google Patents

弾球遊技機遊技盤の穴開け検査方法

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JPH07328190A
JPH07328190A JP14696294A JP14696294A JPH07328190A JP H07328190 A JPH07328190 A JP H07328190A JP 14696294 A JP14696294 A JP 14696294A JP 14696294 A JP14696294 A JP 14696294A JP H07328190 A JPH07328190 A JP H07328190A
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JP14696294A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】穴開け工程の穴開け検査をただちに行うことに
より自動化ラインの量産性能に甚大な悪影響が出ないよ
うにする。 【構成】穴開け用位置決め穴90に穴開け用位置決めピ
ン15を差し込み位置決めして複数の加工用穴91を開
けた遊技盤材料8を移送し、穴検査用位置決め穴92に
穴検査用位置決めピン56を差し込み検査位置に遊技盤
材料8を位置決めした遊技盤材料8の加工用穴91に検
査用ピン34を差込み検査用ピン34の差込み具合によ
り加工穴91の適正を検査し、加工穴91が不適正であ
る場合に不適正信号61を出力して穴開け工程を停止さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾球遊技機遊技盤の穴
開け検査方法に関する。パチンコ、スマートボールなど
弾球を弾発的に運動させながら得点を競う弾球遊技機を
製造する製造ライン中の遊技盤材料穴開け工程で開けら
れた穴の適正を検査するための弾球遊技機遊技盤の穴開
け検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコなど弾球遊技機のゲーム内容は
ますます複雑化し、多様化するに従って多機種化され
る。このような弾球遊技機の製造ラインの自動化は、加
工精度の向上とともに推進される。
【0003】遊技盤面には、有機的な位置関係にある多
数の釘、風車、レールなどの固定、可動部材が配置され
ている。このような部材の組付を行う前に、多数の組付
用穴が多軸ボール盤により開けられる。このような穴開
けの自動化は、量産性を高め、精度を向上させるための
重要な要素である。穴開け工程で同時に用いられる細い
多数本のドリルの1本の破損に気づくことが遅れると、
多品種量産ラインを全体的に停止させたり、プログラム
の変更を余儀なくされて、量産効率に甚大な影響が出
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】量産ラインの比較的に
初めの方にある穴開け工程は、重要な工程である。この
重要な工程における加工不良による甚大な悪影響を回避
することは、全自動化ラインの量産性能を一定に維持す
るために重大な課題である。この発明は、前記した技術
的背景のもとで発明されたものであり、次のような目的
を達成する。
【0005】この発明の目的は、穴開け工程の穴開け検
査をただちに行うことにより自動化ラインの量産性能に
甚大な悪影響を及ぼさないための弾球遊技機遊技盤の穴
開け検査方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の弾球遊技機遊
技盤の穴開け検査方法は、遊技盤材料(8)を穴開け位
置に位置決めする穴開け位置決め工程と、前記位置決め
工程により位置決めされた遊技盤材料(8)に複数の加
工用穴(91)を開ける穴開け工程と、前記穴開け工程
により加工用穴(91)が開けられた遊技盤材料(8)
を移送する移送工程と、前記移送工程により移送された
遊技盤材料(8)の穴検査用位置決め穴(92)に穴検
査用位置決めピン(56)を差し込み検査位置に遊技盤
材料(8)を位置決めする位置決め工程と、前記位置決
め工程により位置決めされた遊技盤材料(8)の前記複
数の加工用穴(91)に検査用ピン(34)を差込み前
記検査用ピン(34)の差込み具合により前記加工穴
(91)の適正を検査する検査工程と、前記検査工程に
より前記加工穴(91)が不適正である場合に不適正信
号(61)を出力して次回穴開け工程を停止させる穴開
け停止工程とからなることを特徴としている。
【0007】なお、前記で参照番号を併記したのは、実
施例との対応関係を明確にする便宜のためであり、本発
明を実施例に限定するためではない。
【0008】
【作用】この発明の弾球遊技機遊技盤の穴開け検査方法
は、遊技盤材料の穴開け用位置決め穴に穴開け用位置決
めピンが差し込まれる。穴開け位置に固定され穴開機に
より複数の所定位置にそれぞれに複数の加工用穴が開け
られた遊技盤材料が検査機に移送される。移送された遊
技盤材料の穴検査用位置決め穴に穴検査用位置決めピン
が差込まれるとともに複数の加工用穴に検査用ピンが差
込まれる。
【0009】穴開け用位置決め穴と穴検査用位置決め穴
とは、絶対的な位置関係(同一位置関係を含む)にあ
る。検査用ピンの加工穴に対する差し込みが不適正かど
うかが前記位置関係を基準として検知される。不適正で
ある場合に、不適正信号が出力される。このような不適
正信号により次回穴開け動作が禁止される。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。
【0011】(実施例1)図1は、本発明の弾球遊技機
遊技盤の穴開け検査方法の実施例1を実施するための実
施機を示し、正面図である。実施機は、多軸ボール盤1
と検査機2と移送手段3と穴開け位置における位置決め
手段と検査位置における位置決め手段とから構成されて
いる。
【0012】移送手段3 移送手段3として、各種公知のコンベア装置を用いるこ
とができる。搬送面は、ローラチェーンにより形成され
ている。移送手段3により形成される移送路の搬送面
は、後述する穴開機械である多軸ボール盤1の上流側か
らその下流側へ連続しさらに検査機2の上流側を経てそ
の下流側に水平に連続している。
【0013】移送路には、搬送面の上下部位間で往復動
する複数のストッパ(後述)が昇降自在に設けられてい
る。複数のストッパは、多軸ボール盤1の近くで上流側
及び下流側に1つずつが、また、検査機2の近くで上流
側及び下流側に設けられている。
【0014】穴開け位置における位置決め手段5 図3、図4に示すように、昇降台昇降用駆動装置6が本
体台4上に設けられている。昇降台昇降用駆動装置6の
駆動部である昇降ピストンの上端に昇降台7が取り付け
られている。昇降台7の上面は、移送手段3の搬送面の
上下部位間を往復動する。上昇位置の昇降台7上の遊技
盤材料8は、前方ストッパ9と進退自在な押し具10に
挟持され第1次的に位置決めされる。
【0015】昇降台7と同体に昇降する複数の位置決め
用シリンダ12が設けられている。位置決め用シリンダ
12のピストン13と同体に昇降台7に対して昇降する
クランプ用アーム14が取り付けられている。昇降台7
と同体のピン保持体14aに穴開け用位置決めピン15
が昇降自在に挿入されている。このような穴開け用位置
決めピン15が複数体設けられている。
【0016】このような位置決めは、位置決めピン15
を用いないで、搬送面上に出没する後述のストッパを用
いて、移送手段3上の遊技盤材料8を定位置に停止さ
せ、停止した遊技盤材料8を昇降台7により上動させて
から、穴開けを行うようにしてもよい。このようにして
開けた複数の穴の相対的位置関係を基準として後工程で
位置決めをすることができる。
【0017】多軸ボール盤1 穴開機として、多軸ボール盤1が用いられている。図2
に示すように、多軸ボール盤1は、地面に支持された本
体台4の上面に立ち上がるコラム20とコラム20に対
してリニア軸受を介して案内され昇降自在に支持される
主軸ヘッド21と主軸ヘッド21に取り付けられた主軸
モータ22と複数のドリル駆動軸23,23,…,23
から構成されている。ドリル駆動軸23,23,…,2
3にそれぞれにドリル24,…,24が交換自在に取り
付けられる。
【0018】多軸ボール盤1は、よく知られているよう
に、1つの主軸に動力伝達装置を介して多数のドリル駆
動軸23,23,…,23が回転的に連結している。複
数のドリル駆動軸23,23,…,23は、互いの相対
的位置関係が可変的に設けられているので、各ドリル駆
動軸23はそれ以外のドリル駆動軸23に対して位置の
変更が可能である。
【0019】図3に示すように、シリンダ29により昇
降駆動されるドリル案内盤25が設けられている。ドリ
ル案内盤25には、複数のドリル通し穴26,26…,
26が明けられている。断面円錐状のドリル通し穴2
6,26…,26の下端の狭小径部には、ドリル通し用
ブッシュ27,27…,27がそれぞれに挿入されてい
る。
【0020】これらのドリル通し用ブッシュ27,27
…,27は、これらの相対的位置関係が前記ドリル駆動
軸23,23,…,23の相対的位置関係と同一になる
ように配置され、また、各ドリル通し用ブッシュ27が
各ドリル24に対して鉛直方向(主軸ヘッド21の昇降
方向)に一致するように、ドリル案内盤25が支持台2
4に位置決めされて取り付けられている。
【0021】検査機2 図1、図5に示すように、移送手段3の移送路が穴開け
機1から連続して進行する前方に検査機2が設けられて
いる。検査機2は、図1、図2及び図5に示すように、
本体台30と、検査用昇降装置取付台31と、検査用昇
降装置取付台31に取り付けられた検査用昇降装置32
と、検査用昇降装置32により昇降駆動される検査用ピ
ン取付昇降台33と、検査用ピン取付昇降台33に取り
付けられた検査用ピン34,34,…,34及び複数の
検査用位置決めピン35,35とから構成されている。
【0022】複数の検査用ピン34,34,…,34
は、互いの相対的位置関係が可変的に設けられているの
で、各検査用ピン34はそれ以外の検査用ピン34に対
して位置の変更が可能である。検査用ピン34,34,
…,34は、これらの相対的位置関係が前記ドリル駆動
軸23,23,…,23の相対的位置関係と同一になる
ように配置されている。
【0023】検査用ピン34,34,…,34は、1軸
検査ピンユニット43a、2軸1体型検査ピンユニット
43b、3軸検査ピンユニット43cにそれぞれに設け
られている。図6,7は、1軸検査ピンユニットを示し
ている。検査用ピン取付昇降台33に貫通して検査用ピ
ン取付昇降台33にユニット本体35が固定されてい
る。ユニット本体35にシリンダ36が内蔵され、シリ
ンダ36内で昇降棒37が昇降する。
【0024】昇降棒37の下方部に鍔38が設けられて
いる。鍔38とユニット本体35との間にコイルスプリ
ング39が介設されている。昇降棒37の下端面から突
出して検査用ピン34が取り付けられ、検査用ピン34
は固定用ネジ57により昇降棒37に固定されている。
【0025】ユニット本体35に取り付けられた支持板
40に固定側検知手段41aと昇降棒37の上端に取り
付けられた可動側検知手段41bとで、1組の非接触型
検知手段41が設けられている。この検知手段41は、
基準位置に対する昇降棒37の上昇位置を検出すること
ができる。その上昇位置が基準位置に適合しているかど
うかの適正・不適正電気信号を電磁コイルなどにより出
力するための不適正信号発生手段42が設けられてい
る。
【0026】図8,図9は、2軸1体型検査ピンユニッ
トを示している。2軸1体型検査ピンユニットは、ユニ
ット本体35に、2体のシリンダ36,36、昇降棒3
7,37、コイルスプリング39により下方に付勢され
る昇降棒37,37、支持板40に支持された固定側検
知手段41a、昇降棒37,37に固定された可動側検
知手段41b,41bが1組ずつ設けられている。各可
動側検知手段41b,41bの上昇位置が基準位置に適
合しているかどうかの適正・不適正電気信号を電磁コイ
ルなどにより出力するための不適正信号発生手段42,
42が設けられている。
【0027】図10,11は、検査用位置決めピンユニ
ット49を示している。検査用ピン取付昇降台33に貫
通して検査用ピン取付昇降台33にユニット本体50が
固定されている。ユニット本体50にシリンダ51が内
蔵され、シリンダ51内で昇降棒52が昇降する。昇降
棒52の上方部にばね受け53が設けられている。ばね
受け53とユニット本体50の上端に取り付けられてい
る筒54の天井壁との間にコイルスプリング55が介設
されている。
【0028】昇降棒52の下端面から突出して検査用位
置決めピン56が取り付けられ、検査用位置決めピン5
6は固定用ネジ57により昇降棒52に固定されてい
る。ユニット本体50に取り付けられた固定側検知手段
58aと昇降棒52の上端に取り付けられた可動側検知
手段58bとで、1組の非接触型の検知手段58が設け
られている。この検知手段58は、基準位置に対する昇
降棒52の上昇位置を検出することができる。
【0029】その上昇位置が基準位置に適合しているか
どうかの適正・不適正電気信号を電磁コイルなどにより
出力するための不適正信号発生手段59が設けられてい
る。このような検査用位置決めピンユニット49及び前
記1軸検査ピンユニット43a、2軸1体型検査ピンユ
ニット43b、3軸検査ピンユニット43cが図12に
示すように配置されている。検査用位置決めピンユニッ
ト49は2組が設けられている。
【0030】制御回路 図13は、多軸ボール盤1と検査機2との間の動作関係
を制御するための制御回路を示している。各不適正信号
発生手段42から出力される各加工用穴不適正信号61
及び不適正信号発生手段59から出力される各位置決め
穴不適正信号62は、第1のシーケンサ60に入力され
る。第1のシーケンサ60はOR回路になるようにプロ
グラムされている。第1のシーケンサ60からの第1の
出力信号63は、第2のシーケンサ64に入力される。
【0031】第2のシーケンサ64からの第1の出力信
号65は、リレー66に入力され、主軸モータ7への電
力供給が中断される。第2のシーケンサ64からの第2
の出力信号67はリレー68に入力され、第1のソレノ
イド弁69を復帰方向に動作させる。第1のシーケンサ
60からの第2の出力信号70はリレー71に入力さ
れ、ソレノイド弁72を復帰方向に動作させる。 穴開け検査サイクルの制御手段 図14は、移送ラインに沿って配置され、ワークである
遊技盤材料の停止・発進及びその有無の検知を行うため
のストッパと検知手段を示している。移送ライン上の多
軸ボール盤1の穴開け作業領域Aと検査機2の検査作業
領域Bを2点鎖線で示している。
【0032】穴開け作業領域Aの手前に、穴開け作業領
域前検知手段80及び穴開け作業領域前ストッパ81が
設けられている。穴開け作業領域A内には、穴開け作業
領域内検知手段82及び穴開け作業領域内ストッパ83
が設けられている。穴開け作業領域前検知手段80、穴
開け作業領域内検知手段82として近接スイッチが用い
られている。穴開け作業領域前ストッパ81、穴開け作
業領域内ストッパ83は出没自在に設けられている。
【0033】検査作業領域Bの手前に、検査作業領域前
検知手段84及び検査作業領域前ストッパ85が設けら
れている。検査作業領域B内には、検査作業領域内検知
手段86及び検査作業領域内ストッパ87が設けられて
いる。検査作業領域前検知手段84、検査作業領域内検
知手段86として近接スイッチが用いられている。検査
作業領域前ストッパ85、検査作業領域内ストッパ87
は出没自在に設けられている。
【0034】穴開け検査方法 次に、動作とともに検査方法を説明する。移送手段3
は、起動後連続的に駆動される。移送手段3上で移送さ
れ搬送面上に突出する穴開け作業領域前ストッパ81に
より停止させられる遊技盤材料は、図15に示すよう
に、穴開け作業領域前検知手段80により検知される
(動作U1)。穴開け作業領域前ストッパ81が動作し
搬送面下に下降する(図15中動作U2)。遊技盤材料
が移送され搬送面上に突出している穴開け作業領域内ス
トッパ83により停止させられる。穴開け作業領域内ス
トッパ83により停止させられた遊技盤材料は穴開け作
業領域内検知手段82により検知される(動作U3)。
【0035】昇降台昇降用駆動装置6が動作し昇降台7
が上昇し、図3に示すように、昇降台7上に載置されて
遊技盤材料が一定高さ上昇する。前方ストッパ9が後退
(図3で右動)し、押し具10が前進(図3で左動)
し、遊技盤材料は前方ストッパ9と押し具10により挟
持され第1次的に位置決めされる(動作U4及び動作U
5)。
【0036】次に、所定高さ上昇するピストン13と同
体に上昇するクランプ用アーム14に突き上げられ穴開
け用位置決めピン15が上昇する。上昇する2体の穴開
け用位置決めピン15は、昇降台7に開けられている穴
開け用位置決め穴90,90に差し込まれる(動作U
6)。穴開け用位置決め穴90,90は、遊技盤材料8
の裏面側に前もって2個が開けられている。遊技盤材料
8は、穴開け位置に位置決めされる。
【0037】前記位置決め工程に続き、昇降台7が動作
し(動作U7)、主軸ヘッド21が下降する(動作
8)。主軸ヘッド21とともにドリル24,…,24が
下降し、ドリル案内盤25の複数のドリル通し穴26,
26…,26のドリル通し用ブッシュ27,27…,2
7に案内され、ドリル案内盤25を通過し、図16に示
すように、遊技盤材料8に24個の穴が開けられる。2
4個の穴の内の21個は、加工用穴91であるが、他の
2個は検査用位置決め穴92である。
【0038】昇降台7が停止し(動作U7)、主軸ヘッ
ド21が上昇し(動作U8)、ストッパ9、押し具10
による挟持が解消され、穴開け用位置決めピン15が下
降して加工用位置決め穴から抜け、位置決め用シリンダ
12が復帰し、昇降台昇降用駆動装置6が復帰し、昇降
台7が搬送面下に降下し、遊技盤材料8が移送手段3上
に載置される。移送手段3上に載置された穴開け済み遊
技盤材料8は、動作U6により降下している作業領域内
ストッパ83による停止状態から開放され前進する。検
査作業領域前ストッパ85は下降しているため、作業領
域内ストッパ83は前進して検査作業領域内ストッパ8
7により停止させられる。この停止状態は、検査作業領
域内検知手段86により検知される。
【0039】検査作業領域内検知手段86による検知が
行われると、図17に示すように、スタート信号が出力
され、検査用昇降手段32が動作して検査用ピン取付昇
降台33が駆動され、降下する。検査用ピン取付昇降台
33の上昇位置は、上限リミットスイッチLTにより定
められている。検査用ピン取付昇降台33の上限位置か
らの最大下降距離Lは、下限リミットスイッチLBによ
り定められている。以下、上限位置から距離Lだけ下方
の高さ位置を下限位置という。
【0040】図11を参照して、検査用位置決めピン5
6の下降による検査用位置決め方法を説明する。正規に
検査用位置決め穴92が開けられているならば、検査用
位置決めピン56は距離Aだけ下降することができる。
この距離分の下降中は、可動側検知手段58bと固定側
検知手段58aは相対的に同体である。検査用位置決め
ピン56はさらに距離L−Aだけ下降することができ
る。検査用位置決めピン56、昇降棒52は下降できず
検査用ピン取付昇降台33と同体に固定側検知手段58
aが下降する。
【0041】しかし、もし検査用位置決め穴92が正規
に開けられていないならば、検査用位置決めピン56は
距離Aより小さい距離A−dしか降下しない(dは零よ
り大きい)。この場合は、距離L−A+dだけ相対的に
固定側検知手段58aが可動側検知手段58bに対して
上昇する。検査用ピン取付昇降台33の上限位置で、こ
の距離L−A+dに相当する高さ分だけ固定側検知手段
58aと可動側検知手段58bとの間に落差が設けられ
ている。
【0042】したがって、固定側検知手段58aが正規
に降下する相対的距離L−Aを越えてさらに距離dだけ
固定側検知手段58aが可動側検知手段58bに対して
下降したときに、固定側検知手段58aと可動側検知手
段58bとが電磁的に作用して、図13に示すように、
穴不適正信号62が出力される。2つの検査用位置決め
穴92が不適正であれば、2つの穴不適正信号62が出
力される。
【0043】検査用位置決め穴92が適正であれば、遊
技盤材料8は正規の位置に位置決めされる。加工用穴9
1の検査用位置決め穴92に対する相対的位置関係及び
加工用穴91間の相対的位置関係は、穴開け工程により
適正に定められているが、もしドリルの欠損などの理由
で加工用穴91が適正に開けられていなかったりした場
合は、同様に、それぞれに加工用穴不適正信号61が出
力される。
【0044】すなわち、各加工用穴91が不適正であれ
ば、固定側検知手段41aが正規に降下する相対的距離
を越えてさらに距離dだけ固定側検知手段41aが可動
側検知手段41bに対して下降したときに、固定側検知
手段41aと可動側検知手段41bとが電磁的に作用し
て、図13に示すように、各加工用穴不適正信号61が
それぞれに出力される。検査用ピン取付昇降台33は、
下限リミットスイッチLBが動作するまで距離Lだけ下
降し、下限リミットスイッチLBの動作(図17中動作
U10)により原点高さ位置に復帰する。
【0045】各加工用穴不適正信号61及び各穴不適正
信号62は第1のシーケンサに入力される。第1のシー
ケンサはOR回路になるようにプログラムされているの
で、加工用穴不適正信号61、穴不適正信号62のどれ
かが第1のシーケンサ60に入力されたときに出力され
る第1の出力信号63は、第2のシーケンサ64に入力
される。第2のシーケンサ64からの第1の出力信号6
5は、リレー66に入力され、主軸モータ7への電力供
給が中断される。
【0046】第2のシーケンサ64からの第2の出力信
号67はリレー68に入力され、第1のソレノイド弁6
9を復帰方向に動作させる。第1のソレノイド弁69の
復帰動作により、主軸ヘッド21が原点高さ位置まで上
昇する。第1のシーケンサ60からの第2の出力信号7
0はリレー70に入力され、第2のソレノイド弁72を
復帰方向に動作させる。第2のソレノイド弁72の復帰
動作により昇降台昇降用駆動装置6が下降し昇降台7が
原点高さ位置まで下降する。
【0047】(その他の実施例)本発明は、上記実施例
に限られることはなく、本発明の趣旨の範囲内で、設計
変更が行われる。たとえば、穴開け用位置決め穴を検査
用位置決め穴として用いることができる。
【0048】
【発明の効果】この発明の弾球遊技機遊技盤の穴開け検
査方法によると下記効果が奏される。穴開け工程に続い
て直ちに穴開けの適正・不適正を精度高く判断し、穴開
けずみ材料が自動化ラインに流れる前に穴開けを停止す
るので、自動化ラインが効率化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の弾球遊技機遊技盤の穴開け検
査方法を実施するための実施例1を示し、正面図であ
る。
【図2】図2は、多軸ボール盤の側面図である。
【図3】図3は、位置決め装置の正面断面図である。
【図4】図4は、位置決め装置の正面図である。
【図5】図5は、検査機の側面図である。
【図6】図6は、1軸検査ピンユニットの平面図であ
る。
【図7】図7は、1軸検査ピンユニットの正面断面図で
ある。
【図8】図8は、2軸検査ピンユニットの平面図であ
る。
【図9】図9は、2軸検査ピンユニットの正面図であ
る。
【図10】図10は、検査用位置決めピンユニットの平
面断面図である。
【図11】図11は、検査用位置決めピンユニット正面
断面図である。
【図12】図12は、検査用ピン取付昇降台の平面図で
ある。
【図13】図13は、制御回路図である。
【図14】図14は、制御手段の配置を示す平面図であ
る。
【図15】図15は、穴開け機の制御を示すタイムチャ
ート図である。
【図16】図16は、遊技盤の穴開け位置を示す平面図
である。
【図17】図17は、検査機の制御を示すタイムチャー
ト図である。
【符号の説明】
1…多軸ボール盤 2…検査機 3…移送手段 8…遊技盤材料 15…穴開け用位置決めピン 21…主軸ヘッド 32…検査用昇降手段 34…検査用ピン 56…穴検査用位置決めピン 61…不適正信号 91…加工用穴 92…穴検査用位置決め穴
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の弾球遊技機遊
技盤の穴開け検査方法は、遊技盤材料を穴開け位置に位
置決めする穴開け位置決め工程と、前記位置決め工程に
より位置決めされた遊技盤材料に複数の加工用穴を開け
る穴開け工程と、前記穴開け工程により加工用穴が開け
られた遊技盤材料を移送する移送工程と、前記移送工程
により移送された遊技盤材料の穴検査用位置決め穴に穴
検査用位置決めピンを差し込み検査位置に遊技盤材料を
位置決めする位置決め工程と、前記位置決め工程により
位置決めされた遊技盤材料の前記複数の加工用穴に検査
用ピンを差込み前記検査用ピンの差込み具合により前記
加工穴の適正を検査する検査工程と、前記検査工程によ
り前記加工穴が不適正である場合に不適正信号を出力し
て次回穴開け工程を停止させる穴開け停止工程とからな
ることを特徴としている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤材料(8)を穴開け位置に位置決め
    する穴開け位置決め工程と、 前記位置決め工程により位置決めされた遊技盤材料
    (8)に複数の加工用穴(91)を開ける穴開け工程
    と、 前記穴開け工程により加工用穴(91)が開けられた遊
    技盤材料(8)を移送する移送工程と、 前記移送工程により移送された遊技盤材料(8)の穴検
    査用位置決め穴(92)に穴検査用位置決めピン(5
    6)を差し込み検査位置に遊技盤材料(8)を位置決め
    する位置決め工程と、 前記位置決め工程により位置決めされた遊技盤材料
    (8)の前記複数の加工用穴(91)に検査用ピン(3
    4)を差込み前記検査用ピン(34)の差込み具合によ
    り前記加工穴(91)の適正を検査する検査工程と、 前記検査工程により前記加工穴(91)が不適正である
    場合に不適正信号(61)を出力して次回穴開け工程を
    停止させる穴開け停止工程とからなることを特徴とする
    弾球遊技機遊技盤の穴開け検査方法。
JP14696294A 1994-06-07 1994-06-07 弾球遊技機遊技盤の穴開け検査方法 Withdrawn JPH07328190A (ja)

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