JPH073274Y2 - 炉のシール装置 - Google Patents

炉のシール装置

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JPH073274Y2
JPH073274Y2 JP13593788U JP13593788U JPH073274Y2 JP H073274 Y2 JPH073274 Y2 JP H073274Y2 JP 13593788 U JP13593788 U JP 13593788U JP 13593788 U JP13593788 U JP 13593788U JP H073274 Y2 JPH073274 Y2 JP H073274Y2
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JP
Japan
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furnace
flanges
flange
packing
gas
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JP13593788U
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JPH0258694U (ja
Inventor
久夫 矢倉
Original Assignee
光洋リンドバーグ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たとえば不活性ガス雰囲気炉や可燃性ガス
雰囲気炉など、第1の構成室と、第2の構成室とが、フ
ランジ継手によって接続された炉において、両フランジ
間をシールする装置に関する。
従来の技術 たとえば、マッフルを備えた炉においては、マッフル内
が加熱室となり、これに冷却室の周壁が、フランジ継手
によって接続されたものが知られている。そして、従
来、両フランジ間のシールは、フランジ間に介在させら
れたパッキンによって行われていた。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来のシール装置では、パッキンの収
縮、圧縮による薄肉化や、ボルト、ナットの伸び、緩み
などにより、フランジ間に隙間が生じ、炉内雰囲気ガス
がリークして酸素が炉内に侵入するという問題があっ
た。そして、炉内雰囲気ガスのリークを防止するために
は、短周期でメンテナンスを実施する必要があり、その
作業が面倒であるという問題があった。
この考案の目的は、上記問題を解決し、メンテナンスを
施すことなく長期間に渡ってガスのリークを確実に防止
することができる炉のシール装置を提供することにあ
る。
課題を解決するための手段 この考案による炉のシール装置は、 第1の構成室の周壁と、第2の構成室の周壁とが、フラ
ンジ継手によって接続された炉における両フランジ間を
シール装置であって、 両構成室の周壁の互いに連結されたフランジ間における
外周縁からの所定幅部分にパッキンが介在させられ、い
ずれか一方のフランジの接合面におけるパッキンよりも
内側の部分に、全周に渡る環状溝が形成され、該フラン
ジに、上記環状溝に不活性ガスまたは炉内雰囲気ガスを
供給する供給路が形成されているものである。
作用 上記構成のシール装置において、不活性ガスまたは炉内
雰囲気ガスが供給路を通して環状溝内に供給されると、
このガスの圧力によって、炉内雰囲気ガスのリークが防
止されるとともに、空気の侵入が防止される。
実施例 以下、図面を参照して、この考案の1実施例について説
明する。図面は、連続炉における加熱室内に挿入されか
つ内部が加熱室(10)となるマッフル(11)と、冷却室
(12)との接続部分を示す。
マッフル(11)の左端部および冷却室(12)の周壁(12
a)右端部に、それぞれ外向きフランジ(13)(14)が
固着され、両フランジ(13)(14)が、両フランジ(1
3)(14)を貫通したボルト(15)と、ボルト(15)に
ねじ嵌められたナット(16)とで締結されることによっ
て、マッフル(11)と、冷却室(12)の周壁(12a)と
が接続されている。両フランジ(13)(14)間における
外側半部には、カーボン製パッキン(17)が介在させら
れている。マッフル(11)側のフランジ(13)の接合面
におけるパッキン(17)よりも内側の部分には、マッフ
ル(11)を囲むように、全周に渡る環状溝(18)が形成
されている。また、このフランジ(13)には、上記環状
溝(18)内に不活性ガスまたは炉内雰囲気ガスを供給す
る複数の供給路(19)が形成されている。そして、図示
しない不活性ガスまたは炉内雰囲気ガスの供給管から供
給路(19)に不活性ガスまたは炉内雰囲気ガスが供給さ
れるようになっている。
また、マッフル(11)には、炉内雰囲気ガス供給口(2
0)が設けられており、この供給口(20)に、図示しな
い炉内雰囲気ガス供給管が接続されている。
この連続炉は、被加熱物(21)が、メッシュベルト式可
動炉床(22)上に載せられて、炉内を移動させられるよ
うになっているものである。
上記の構成において、不活性ガスまたは炉内雰囲気ガス
が、供給路(19)を通して環状溝(18)内に供給される
と、パッキン(17)の収縮、圧縮による薄肉化や、ボル
ト(15)、ナット(16)の伸び、緩みなどにより、フラ
ンジ(13)(14)間に隙間が生じたとしても、上記ガス
の圧力によって、炉内雰囲気ガスのリークが防止される
とともに、空気の侵入が防止される。
上記実施例は、この考案のシール装置が、マッフルを備
えた連続炉に適用された場合が示されているが、これに
限るものではなく、マッフルを持たない炉や、非連続炉
にも適用可能である。
考案の効果 この考案の炉のシール装置によれば、上述のように、炉
内雰囲気ガスのリークおよび空気の侵入が確実に防止さ
れ、しかも長期間に渡ってメンテナンスを必要としな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は連続炉におけるマッフルと冷却室の周壁との接
続部を示す部分縦断面図、第2図は第1図の部分拡大
図、第3図は第1図のIII-III線にそう拡大断面図であ
る。 (10)……加熱室、(11)……マッフル、(12)……冷
却室、(12a)……周壁、(13)(14)……フランジ、
(17)……パッキン、(18)……環状溝、(19)……不
活性ガスまたは炉内雰囲気ガスの供給路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の構成室の周壁と、第2の構成室の周
    壁とが、フランジ継手によって接続された炉における両
    フランジ間をシールする装置であって、 両構成室の周壁の互いに連結されたフランジ間における
    外周縁からの所定幅部分にパッキンが介在させられ、い
    ずれか一方のフランジの接合面におけるパッキンよりも
    内側の部分に、全周に渡る環状溝が形成され、該フラン
    ジに、上記環状溝に不活性ガスまたは炉内雰囲気ガスを
    供給する供給路が形成されている炉のシール装置。
JP13593788U 1988-10-17 1988-10-17 炉のシール装置 Expired - Lifetime JPH073274Y2 (ja)

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JPH0258694U JPH0258694U (ja) 1990-04-26
JPH073274Y2 true JPH073274Y2 (ja) 1995-01-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001092800A1 (en) * 2000-05-30 2001-12-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Heat treatment apparatus

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JPH0258694U (ja) 1990-04-26

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