JPH07327352A - リニアモータ - Google Patents

リニアモータ

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JPH07327352A
JPH07327352A JP6117316A JP11731694A JPH07327352A JP H07327352 A JPH07327352 A JP H07327352A JP 6117316 A JP6117316 A JP 6117316A JP 11731694 A JP11731694 A JP 11731694A JP H07327352 A JPH07327352 A JP H07327352A
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linear motor
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stator case
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Hironobu Hori
堀  宏展
Jun Saito
潤 斎藤
Tomohito Kajiyama
智史 梶山
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサとモータ制御回路間の信号ラインの安
全性や信頼性が高められるリニアモータの提供。 【構成】 固定子ケース2 と、永久磁石3 と、給電基板
4 と、を有する固定子ブロック1 と、電磁石装置6 と、
ハンガー部材13と、を有する可動子ブロック5 と、可動
子ブロックの位置検出を行うセンサ20と、センサ20の位
置検出による出力信号が入力され所定の速度制御を行う
ために給電基板4 に給電するモータ制御回路と、を備え
たリニアモータにおいて、前記センサ20を固定子ケース
2 に設け、前記センサに対応するセンシング部21をハン
ガー部材13に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドア等の搬送用に用い
られるリニアモータに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ドア等の搬送用機器として、リニ
アモータが用いられるようになってきた。この種のリニ
アモータは、固定子ブロックと、可動子ブロックと、可
動子ブロックの位置検出を行うセンサと、モータ制御回
路と、を主要構成部材としているものが一般的である。
【0003】固定子ブロックは、大略長筒状をなし上部
に固定用の支持突起を有する固定子ケースと、厚み方向
に異極に着磁されたものであって長手方向に一定間隔で
もって交互に異極が存在するよう着磁されて固定子ケー
スに配設された永久磁石と、長手方向に所定間隔でもっ
て正負導電部及び絶縁部が形成されて固定子ケースに配
設された給電基板を有している。可動子ブロックは、両
側片と連結片にて大略コ字状をなし両側片が永久磁石を
挟むように対面する鉄心にコイルを巻装してなり移動可
能な状態でもって固定子ケースに支持された電磁石装置
と、給電基板の正負の電圧をコイルに供給するブラシ
と、回転軸が鉄心の連結片と略平行なローラを装着する
とともにドア等の負荷を吊り下げる断面大略L字状のハ
ンガー部材を有している。
【0004】センサは、例えばホール素子が用いられて
可動子ブロックに設けられ、例えば固定子ブロックの永
久磁石をセンシング部として可動子ブロックの位置検出
を行う。モータ制御回路は、ドア等の負荷の開閉やその
場所の適切な加減速度制御を行うもので、固定子ブロッ
クあるいはこれを支持する固定支持部材に設けられてお
り、電線等の信号ラインを介してセンサの位置検出によ
る出力信号が入力される。これにより、モータ制御回路
は、可動子ブロックの位置情報やそれに基づく速度情報
を得、所定の速度制御を行うべく給電基板に給電する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したリニアモータ
は、ホール素子のようなセンサにより、可動子ブロック
の位置検出を行い、その出力信号に応じてモータ制御回
路が適切な加減速度制御を行うのであるが、センサとモ
ータ制御回路の信号ラインである電線等は、センサが可
動子ブロックに設けられているので所定の動作範囲内を
可動子ブロックが移動し得るよう長くかつ余裕を持たせ
る必要がある。このような電線等は、センサとモータ制
御回路間の距離が最小の位置関係にあるときには撓み、
最大の位置関係にあるときには殆どたわみがないような
状態に変化する。
【0006】従って、このような電線等は、繰り返し変
形によるストレス耐性の大きいものを用いる必要があっ
たり、場合によっては構造部材のエッジによって損傷す
る恐れや他の部材に引っ掛かる恐れがある。
【0007】本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、センサとモータ制御回路
間の信号ラインの安全性や信頼性が高められるリニアモ
ータを提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1記載のリニアモータは、大略長筒状をな
し上部に固定用の支持突起を有する固定子ケースと、厚
み方向に異極に着磁されたものであって長手方向に一定
間隔でもって交互に異極が存在するよう着磁されて固定
子ケースに配設された永久磁石と、長手方向に所定間隔
でもって正負導電部及び絶縁部が形成されて固定子ケー
スに配設された給電基板と、を有する固定子ブロック
と、両側片と連結片にて大略コ字状をなし両側片が永久
磁石を挟むように対面する鉄心にコイルを巻装してなり
移動可能な状態でもって固定子ケースに支持された電磁
石装置と、給電基板の正負の電圧をコイルに供給するブ
ラシと、回転軸が鉄心の連結片と略平行なローラを装着
するとともにドア等の負荷を吊り下げる断面大略L字状
のハンガー部材と、を有する可動子ブロックと、可動子
ブロックの位置検出を行うセンサと、センサの位置検出
による出力信号が入力され所定の速度制御を行うために
給電基板に給電するモータ制御回路と、を備えたリニア
モータにおいて、前記センサを固定子ブロックに設け、
前記センサに対応するセンシング部を可動子ブロックに
設けた構成としている。
【0009】また、請求項2記載のリニアモータは、請
求項1記載のセンサを固定子ケースに設け、前記センシ
ング部をハンガー部材に設けた構成としている。
【0010】また、請求項3記載のリニアモータは、請
求項2記載のセンサを固定子ケースの両端部近傍に設
け、前記センシング部をハンガー部材の両端部近傍に設
けた構成としている。
【0011】また、請求項4記載のリニアモータは、請
求項1乃至3記載のセンサを、発光素子と受光素子を有
する光電センサとした構成としている。
【0012】また、請求項5記載のリニアモータは、請
求項4記載のセンシング部を、明暗の縞模様を有する帯
状のシート部材よりなる構成としている。
【0013】また、請求項6記載のリニアモータは、請
求項4記載のセンシング部を、交互に凹凸を有する帯状
のラック部よりなる構成としている。
【0014】また、請求項7記載のリニアモータは、請
求項1乃至3記載のセンサを、ホール素子とし、前記セ
ンシング部をハンガー部材の駆動方向にN極S極を交互
に着磁した平板状の磁石板より形成した構成としてい
る。
【0015】また、請求項8記載のリニアモータは、請
求項1乃至3記載の前記センサを、一定間隔毎に摺接部
を有した導電材料製のブラシ体とし、前記センシング部
を、それが移動したときにブラシ体の摺接部と接触離反
する被摺接部を有した導電材料製の被摺接体とした構成
としている。
【0016】
【作用】請求項1記載の構成によれば、センサを固定子
ブロックに設け、センサに対応するセンシング部を可動
子ブロックに設けて可動子ブロックの位置検出を行うた
め、センサとモータ制御回路間の電線等の信号ライン
は、可動子ブロックに接続されずにリニアモータの固定
側部材に固定されたままとなり、その結果、信号ライン
は、可動子ブロックの移動とともに変形しながら移動す
ることはない。
【0017】また、請求項2記載の構成によれば、セン
サを固定子ブロックの固定子ケースに設け、センシング
部を可動子ブロックのハンガー部材に設けたため、請求
項1の作用に加え、センサを固定子ケースの外面に固定
すればよいので、その固定が容易になる。
【0018】また、請求項3記載の構成によれば、請求
項2の作用に加えて、センサを固定子ケースの両端部近
傍、センシング部をハンガー部材の両端部近傍に設ける
ことにより、加減速度制御が必要とされ易い両端部近傍
において可動子ブロックの位置情報や速度情報を得るこ
とができ、センシング部の必要寸法を小さくすることが
できる。
【0019】また、請求項4記載の構成によれば、請求
項1乃至3の作用に加えて、光電センサでセンサを形成
したことにより、磁場の影響を受けにくくなる。
【0020】また、請求項5記載の構成によれば、請求
項4の作用に加えて、シート部材でセンシング部を形成
したことにより、簡単に製造することができる。
【0021】また、請求項6記載の構成によれば、請求
項4の作用に加えて、ラック部よりセンシング部を形成
したことにより、別部材をハンガー部材に装着する必要
が無く、組立時間が短縮される。
【0022】また、請求項7記載の構成によれば、請求
項1乃至3の作用に加えて、ホール素子でセンサを、磁
石板でセンシング部を形成することにより、塵埃の影響
を受けにくくなる。
【0023】また、請求項8記載の構成によれば、請求
項1乃至3の作用に加えて、被摺接体でセンシング部
を、ブラシ体でセンサを形成することにより、塵埃や磁
場などの外乱の影響を受けにくい。
【0024】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図4に
基づいて説明する。図1はリニアモータの断面図であ
り、従来例と基本的な機能が同様の部材及び部位には、
同じ名称を用いている。
【0025】1 は固定子ブロックで、固定子ケース2
と、永久磁石3 と、給電基板4 を有する。
【0026】固定子ケース2 は、永久磁石3 や給電基板
4 を配設するとともに、後述する可動子ブロックを移動
可能な状態でもって支持するために、アルミニウム等の
押し出し成形等により、図1に示すような断面形状をし
た大略長筒状に形成されている。この固定子ケース2
は、上下壁2a,2b 及び左右壁2c,2d にて大略長筒状を形
成し、内部を可動子ブロック収容室としている。従っ
て、上壁2aの内面に永久磁石3 を支持するI形の支持部
2e、右壁2dに給電基板4 を支持する大略L形の支持部2
f,2f 、下壁2bの中央に開口部2gを形成している。ま
た、2h,2h は後述するブラケットに固定子ケース2 を取
り付けるための支持突起である。
【0027】永久磁石3 は、厚み方向に異極に着磁さ
れ、かつ長手方向に一定間隔でもって交互に異極が存在
するよう着磁された平板状のもので、固定子ケース2 の
支持部2eに対応する支持用凹部3eを有する。この永久磁
石3 は、その支持用凹部3eと支持部2eとを圧入あるいは
接着等適宜の手段で固定することにより、固定子ケース
2 の殆ど全長にわたって交互に異極が存在するようにな
る。
【0028】給電基板4 は、長手方向に所定間隔でもっ
て正負導電部4a,4b 及び絶縁部4cが形成され、固定子ケ
ース2 の支持部2f,2f に固定配設される。すなわち、図
3に示すように、給電基板4 は、絶縁基板の一方の表面
に一定厚みの導電パターンを形成することにより正負導
電部4a,4b を設ける。絶縁部4cは、導電パターンの存在
しない部分が結果的にこの正負導電部4a,4b を分離する
ような関係で形成される。これら正負導電部4a,4b 及び
絶縁部4cは、後述する可動子ブロックのブラシが摺接し
得るように、長手方向に所定間隔でもって形成される。
そして、ブラシが正導電部4aに接触しているとき正の電
圧が、負導電部4bに接触しているとき負の電圧がそれぞ
れ可動子ブロックのコイルに印加される。また、正導電
部4aと絶縁部4c及び負導電部4bと絶縁部4cの間には段差
があり、この上をブラシが摺動していくために正負導電
部4a.4b 間に位置する絶縁部4c上にランド4dを設け、ブ
ラシの機械的磨耗を制御するように形成してある。
【0029】5 は可動子ブロックで、電磁石装置6 と、
ブラシ11と、ハンガー部材13と、を主要構成部材として
いる。また、実施例のリニアモータは、図2に示すよう
に、3相駆動のため3個の電磁石装置6、6、6 、ブラシ1
1、11、11を有し、それぞれを連結することにより可動子
ブロック5 を形成している。この形式は、カーブ走行に
好適である。
【0030】各電磁石装置6 は、樹脂製の可動台7 と、
積層された鉄心8 と、これに巻装されるコイル9 よりな
る。可動台7 は、大略平板状であって、長手方向の端部
に連結するための連結部7aを有して各電磁石装置6 を連
結するとともに、固定子ケース2 の内部を摺動する。ま
た、可動台7 の下面7aには、後述するハンガー部材13が
接合部10でもって付着している。
【0031】鉄心8 は、両側片8a,8a と連結片8bにて大
略コ字状をなす積層鉄心にて大略コ字状をなし、両側片
8a,8a が永久磁石3 を挟むように対面するよう連結片8b
が可動台7 に埋め込み固定される。この両側片8a,8a の
先端部には、機械的な保護を兼ねて摩擦抵抗の少ない樹
脂製の保護キャップ8c,8c を被せることが望ましい。
【0032】コイル9 は、両側片8a,8a に装着されたコ
イル枠9a,9a の周囲に巻回される。そして、3組のコイ
ル9、9、9 は、各端末の一方を共通接続し、他方を後述す
る3個のブラシ11、11、11に別々に接続する。
【0033】また、前述したように、3個の電磁石装置
6、6、6 は、3個の可動台7、7、7 が連結接続されることに
より、固定子ケース2 の長手方向に並設される。その場
合、個々の電磁石装置6 の長手方向長さは、永久磁石3
のN極S極一対の長さをLとして、L/3を超えないよ
うに設定する。従って、鉄心8 の長手方向長さは、コイ
ル9 の寸法を考慮してL/3より十分小さく設定する。
【0034】ブラシ11は、直方体状をなし、給電基板4
に摺接するよう基端部が可動台7 に固定された導電ばね
11a の先端部に固着される。このブラシ11は、給電基板
4 の正負の電圧をコイル9 に供給するべく、導電ばね11
a を介して各コイル9 の他方の端末に電気的に接続され
る。また、各ブラシ11は、その間隔がL/3になるよう
設定する。12はコンデンサで、可動子ブロック5 が走行
する際に発生する電気的ノイズを低減させるため、一端
を個々のコイル9 の端末に、他端を共通接続する。
【0035】ハンガー部材13は、図1に示すように、金
属板により断面大略Z字状に折曲形成されてなり、回転
軸が鉄心8 の連結片8bと平行になるよう側面13a にロー
ラ14を装着するとともに、ドア等の負荷15を下面13b に
取着する。また、ハンガー部材13の上面13c は、接合部
10を有して可動台8 に接続されている。
【0036】16はエンジンケースで、固定子ブロック1
を保持し可動子ブロック5 を移動可能な状態にガイドを
する。このエンジンケース16は、アルミニウム等の押し
出し成形により形成され、第1片16a と第2片16b とか
らなる対向片と、それらを連結する接続片16c にて大略
コ字状をなしている。第1片16a には、固定子ケース2
の支持突起2h,2h を保持するブラケット17、17 が、一体
に形成されており、また、第2片16b には、前述したロ
ーラ14を移動自在にガイドするローラガイド18が設けら
れている。
【0037】次に、本発明の要部について説明する。20
はセンサとしての光電センサであり、発光素子20a と受
光素子20b を有し、固定子ケース2 の長手方向の略中央
部の下壁2bに設けられている。この発光素子20a は、光
を発するもの、受光素子20b は、その光の反射光を受光
するものである。また、図示はしていないが、リニアモ
ータの固定部材側にはモータ制御回路があり、センサ20
と信号ラインとしての電線(図示せず)でもって接続さ
れるとともに、給電基板4 に給電をすることにより可動
子ブロック5 の速度制御を行う。この電線は、リニアモ
ータの固定子ブロック1 等の固定側の所定位置に固定さ
れる。
【0038】21はセンシング部としてのシート部材で、
表面に明暗の縞模様を有する紙やプラスチック等で形成
されたシート状のものであり、光電センサ20に対向する
位置のハンガー部材13の上面13c の全長にわたって取着
される。
【0039】次に、本発明の動作について説明する。か
かるリニアモータは、可動子ブロック5 の3個のコイル
9、9、9 の内の少なくとも2個にブラシ11、11、11を介して
電流を流し、それによって生じる固定子ブロック1 の永
久磁石3 と可動子ブロック5の電磁石装置6 との電磁的
な吸引反発作用により、可動子ブロック5 が一定方向に
駆動される。可動子ブロック5 の駆動 (走行) 方向を逆
にするときは、正負導電部4a,4b へ供給する電圧の正負
を逆にすればよい。
【0040】また、光電センサ20は、発光素子20a より
光を発し、シート部材21で反射させて受光素子20b で受
光することにより、シート部材21の縞模様に応じた出力
信号を得ることができる。すなわち、シート部材21が黒
い色のときは光の反射率が低く、白い色のときは光の反
射率が高いため、可動子ブロック5 が移動することによ
り受光素子20b に流れる電流が変化して、その位置検
出、すなわち出力信号をモータ制御回路に入力すること
により、可動子ブロック5 の位置情報や速度情報を得る
ことができる。なお、光電センサ20とモータ制御回路を
接続する電線は、固定されたままで移動しない。また、
光電センサ20である発光素子20a 、受光素子20b は、別
々のものを用いてもよいし、フォトインタラプタのよう
に一体化されて組み込まれたものでもよい。
【0041】図5及び図6は第1実施例の変形例であ
る。図5は光電センサ20、20 を固定子ケース2 の端部2
i,2i 近傍に2個設け、シート部材21、21 もハンガー部
材13の端部13d,13d 近傍に2枚設けたものである。この
ような構成にすることにより、実際に可動子ブロック5
の加減速が必要な固定子ケース2 の端部2i,2i 近傍にお
いて、可動子ブロック5 の位置情報や速度情報を得られ
るので、センシングする寸法が小さくて済み、効率的で
ある。
【0042】また、図6は光電センサ20、20 を固定子ケ
ース2 のエンドキャップ2j,2j に装着したものであり、
このような構成にすることにより、光電センサ20、20 の
組立や保守がし易くなる。さらに、エンドキャップ2j,2
j は、可動子ブロック5 のストッパとしての機能を発揮
する。
【0043】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。この実施例は、図7に示すように、第1実施例とは
センシング部の構造を変えたものであり、その点につい
て説明する。
【0044】22はセンシング部としてのラック部で、凸
部22a と凹部22b を有する凹凸状であって、ハンガー部
材13の上面13c に例えばフライス等で切削することによ
り一体に形成してある。このような構成にすることによ
り、センシング部22は専用の部品を追加する必要がなく
なる。
【0045】また、図8は第2実施例の変形例である。
このものは、ハンガー部材13の上面13c に溝22c を設け
ることにより、センシング部としてのラック部22を形成
したものである。
【0046】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。この実施例は、図9に示すように、第1実施例とは
センサ、センシング部の構造を変えたものであり、その
点について説明する。
【0047】23はセンサとしてのホール素子であり、固
定子ケース2 の長手方向の略中央部の下壁2bに設けられ
ている。
【0048】24はセンシング部としての磁石板で、ハン
ガー部材13の可動方向にN極S極を交互に着磁した平板
状のものであって、ハンガー部材13の上面13c に装着さ
れる。
【0049】このような構成にすることにより、ホール
素子23は、可動子ブロック5 が移動する時に磁界の変
化、すなわち、磁束量の変化を検出し、可動子ブロック
5 の位置情報や速度情報を得ることができる。このもの
は、塵埃の影響を受けにくくなるので、位置検知、速度
検知の信頼性が向上する。
【0050】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。この実施例は、図10及び図11に示すように、第1実
施例とはセンサ、センシング部の構造を変えたものであ
り、その点について説明する。
【0051】25はセンシング部としての被摺接体で、導
電性を有し両側片25a,25b と連結片25c とでコ字状をな
すものであって、ハンガー部材13の上面13c に非導電材
料で形成した端子台26を介してその連結片25c が接する
ように装着する。この被摺接体25の両側片25a,25b の端
部は、被摺接部であり、後述するブラシ体の第1及び第
2摺接部と接触離反する。
【0052】27はセンサとしてのブラシ体で、被摺接体
25の側片の一方と常に接触する第1摺接部27a と側片の
他方と一定間隔毎に接触する第2摺接部27b とを有する
ものであって、固定子ケース2の下壁2bの略全長にわた
って装着される。 このような構成にすることにより、
両側片25a,25b が各摺接部27a,27b に接しているとき
は、電気的導通がなされ、片方の側片が非導通部分を通
過している間は、電気的導通がないため、この信号を用
いることにより、可動子ブロック5 の位置情報や速度情
報を得ることが可能となる。
【0053】なお、ブラシ体27の各摺接部27a,27b にバ
ネ性を持たせ、弾性的に被摺接体25を圧接するようにす
ると、接触性能が向上する。
【0054】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。この実施例は、図12に示すように、センシング部の
取付構造に関するものである。
【0055】28は突起片であり、センシング部を挟着す
る間隔でもって、ハンガー部材13の上面13c に複数個設
けられる。
【0056】このような構成にすることにより、センシ
ング部の装着が容易で、その位置決めが確実となる。と
ころで、センシング部は、シート部材21、ラック部22、
磁石板24、あるいは被摺接体25のいずれでもよい。
【0057】なお、実施例において、ローラ14は固定子
ケース2 の外に設ける構成としたが、エンジンケース16
を用いることなしに、ローラ14を固定子ケース2 の中に
設けてもよい。その場合、固定子ケース2 を天井等に固
定するブラケットは必要となる。また、センサとセンシ
ング部の位置は特に本実施例に限定されるものでなく、
要は、モータ制御回路と信号ラインで接続されるセンサ
を固定子ブロックに、給電を要しないセンシング部を可
動子ブロックに設ければよい。さらに、モータ制御回路
は、固定子ブロックの端部やこれを支持する固定支持部
材等、固定子ブロックの近傍に設けられる。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載のリニアモータは、センサ
を固定子ブロックに設け、センサに対応するセンシング
部を可動子ブロックに設けて可動子ブロックの位置検出
を行うため、センサとモータ制御回路間の電線等の信号
ラインは、可動子ブロックに接続されずにリニアモータ
の固定側部材に固定されたままとなり、その結果、信号
ラインは、可動子ブロックの移動とともに変形しながら
移動することはないので、その信号ラインの安全性や信
頼性が向上する。
【0059】また、請求項2記載のリニアモータは、セ
ンサを固定子ブロックの固定子ケースに設け、センシン
グ部を可動子ブロックのハンガー部材に設けたため、請
求項1の効果に加え、センサを固定子ケースの外面に固
定すればよいので、その固定が容易になるので、組立性
が向上する。
【0060】また、請求項3記載のリニアモータは、請
求項2の効果に加えて、センサを固定子ケースの両端部
近傍、センシング部をハンガー部材の両端部近傍に設け
ることにより、加減速度制御が必要とされ易い両端部近
傍において可動子ブロックの位置情報や速度情報を得る
ことができ、センシング部の必要寸法を小さくすること
ができるので、低コスト化に貢献できる。
【0061】また、請求項4記載のリニアモータは、請
求項1乃至3のいずれかの効果に加えて、光電センサで
センサを形成したことにより、磁場の影響を受けにくく
なるので、位置検知、速度検知の信頼性が向上する。
【0062】また、請求項5記載のリニアモータは、請
求項4の効果に加えて、シート部材でセンシング部を形
成したことにより、簡単に製造することができるので、
さらに低コスト化に貢献できる。
【0063】また、請求項6記載のリニアモータは、請
求項4の効果に加えて、ラック部よりセンシング部を形
成したことにより、別部材をハンガー部材に装着する必
要が無く、組立時間が短縮されるので、さらに組立性が
向上する。
【0064】また、請求項7記載のリニアモータは、請
求項1乃至3のいずれかの効果に加えて、ホール素子で
センサを、磁石板でセンシング部を形成することによ
り、塵埃の影響を受けにくくなるので、位置検知、速度
検知の信頼性が向上する。
【0065】また、請求項8記載のリニアモータは、請
求項1乃至3のいずれかの効果に加えて、被摺接体でセ
ンシング部を、ブラシ体でセンサを形成することによ
り、塵埃や磁場などの外乱の影響を受けにくいので、位
置検知、速度検知の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すリニアモータの断面
図である。
【図2】その可動子ブロックの斜視図である。
【図3】その給電基板の平面図である。
【図4】そのセンサとセンシング部の斜視図である。
【図5】その変形例を示すリニアモータの側面図であ
る。
【図6】その別の変形例を示すリニアモータの側面図で
ある。
【図7】本発明の第2実施例を示すセンシング部の斜視
図である。
【図8】その変形例を示すセンシング部の斜視図であ
る。
【図9】本発明の第3実施例を示すリニアモータの斜視
図である。
【図10】本発明の第4実施例を示すリニアモータの断面
図である。
【図11】そのブラシ体の平面図である。
【図12】本発明の第5実施例を示すセンシング部の斜視
図である。
【符号の説明】
1 固定子ブロック 2 固定子ケース 3 永久磁石 4 給電基板 5 可動子ブロック 6 電磁石装置 7 可動台 8 鉄心 9 コイル 11 ブラシ 13 ハンガー部材 14 ローラ 15 負荷 16 接合部 17 エンジンケース 20 光電センサ(センサ) 21 シート部材(センシング部) 22 ラック部 23 ホール素子 24 磁石板 25 被摺接体 27 ブラシ体 28 突起片

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大略長筒状をなし上部に固定用の支持
    突起を有する固定子ケースと、厚み方向に異極に着磁さ
    れたものであって長手方向に一定間隔でもって交互に異
    極が存在するよう着磁されて固定子ケースに配設された
    永久磁石と、長手方向に所定間隔でもって正負導電部及
    び絶縁部が形成されて固定子ケースに配設された給電基
    板と、を有する固定子ブロックと、 両側片と連結片にて大略コ字状をなし両側片が永久磁石
    を挟むように対面する鉄心にコイルを巻装してなり移動
    可能な状態でもって固定子ケースに支持された電磁石装
    置と、給電基板の正負の電圧をコイルに供給するブラシ
    と、回転軸が鉄心の連結片と略平行なローラを装着する
    とともにドア等の負荷を吊り下げる断面大略L字状のハ
    ンガー部材と、を有する可動子ブロックと、 可動子ブロックの位置検出を行うセンサと、 センサの位置検出による出力信号が入力され所定の速度
    制御を行うために給電基板に給電するモータ制御回路
    と、 を備えたリニアモータにおいて、 前記センサを固定子ブロックに設け、前記センサに対応
    するセンシング部を可動子ブロックに設けたことを特徴
    とするリニアモータ。
  2. 【請求項2】 前記センサを固定子ケースに設け、前
    記センシング部をハンガー部材に設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のリニアモータ。
  3. 【請求項3】 前記センサを固定子ケースの両端部近
    傍に設け、前記センシング部をハンガー部材の両端部近
    傍に設けたことを特徴とする請求項2記載のリニアモー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記センサは、発光素子と受光素子を
    有する光電センサであることを特徴とする請求項1乃至
    3記載のリニアモータ。
  5. 【請求項5】 前記センシング部は、明暗の縞模様を
    有する帯状のシート部材よりなることを特徴とする請求
    項4記載のリニアモータ。
  6. 【請求項6】 前記センシング部は、交互に凹凸を有
    する帯状のラック部よりなることを特徴とする請求項4
    記載のリニアモータ。
  7. 【請求項7】 前記センサを、ホール素子とし、前記
    センシング部をハンガー部材の駆動方向にN極S極を交
    互に着磁した平板状の磁石板より形成したことを特徴と
    する請求項1乃至3記載のリニアモータ。
  8. 【請求項8】 前記センサを、一定間隔毎に摺接部を
    有した導電材料製のブラシ体とし、前記センシング部
    を、それが移動したときにブラシ体の摺接部と接触離反
    する被摺接部を有した導電材料製の被摺接体としたこと
    を特徴とする請求項1乃至3記載のリニアモータ。
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