JPH07327204A - レーダ映像変換装置およびレーダ映像記録方法 - Google Patents

レーダ映像変換装置およびレーダ映像記録方法

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JPH07327204A
JPH07327204A JP6120952A JP12095294A JPH07327204A JP H07327204 A JPH07327204 A JP H07327204A JP 6120952 A JP6120952 A JP 6120952A JP 12095294 A JP12095294 A JP 12095294A JP H07327204 A JPH07327204 A JP H07327204A
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ntsc
radar
signal
video signal
digital
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JP6120952A
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English (en)
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Toshihiro Wada
稔洋 和田
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Original Assignee
NEC Corp
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーダ表示装置で表示されたレーダ映像を、
標準規格のNTSC用記録装置での記録・再生を可能と
する。 【構成】 レーダフレームメモリ201およびグラフィ
ックフレームメモリ207により記憶されたアナログレ
ーダビデオ信号21とデジタルグラフィックデータ24
とを、ルックアップテーブルメモリ202が1フレーム
のデジタルビデオ信号40に合成する。NTSCタイミ
ング制御回路212の制御により、バッファメモリ20
9が一時記憶したデジタルビデオ信号40をNTSC画
面サイズで分割し、分割したそれぞれの領域の信号を順
次読み出す。読み出したそれぞれの領域の信号を、NT
SC変換回路210がNTSC信号に変換する。変換後
のデジタルビデオ信号をNTSC系の記録装置211に
より記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーダ映像変換装置お
よびレーダ映像記録方法に関し、例えば、ラスタスキャ
ン方式により、アナログレーダビデオとデジタルグラフ
ィックデータを重畳表示するレーダ表示装置の映像を記
録・再生する変換装置および記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーダ表示システムの一例をブロ
ック構成図として図7に示している。このレーダ表示シ
ステムは、レーダ装置500から出力されたレーダ信号
20を、レーダ表示装置502内の走査変換部200に
入力する。走査変換部200は、PPI表示(プラン・
ポジション・インジケータ)方式で送られてくるレーダ
信号20を、レーダフレームメモリ201にアナログビ
デオデータ21を書き込むため、レーダ座標系であるR
θ座標から表示座標系であるXY座標に座標変換を行
う。走査変換部200は、座標変換処理を行いアナログ
ビデオデータ21をフレームメモリ201に書き込む。
【0003】一方、レーダ信号20は、目標検出装置5
03に送られ雑音を含むアナログビデオ信号から航空機
情報が抽出され、航空機データ50はコンピュータ50
4に入力される。コンピュータ504では、目標の追尾
処理等の制御処理を行いレーダ表示装置502のCPU
205にデジタルグラフィックデータ23を出力する。
CPU205では、コンピュータ504からのデジタル
グラフィックデータ23を基に描画処理を行い、グラフ
ィックフレームメモリ207にグラフィックデータ24
を書き込む。
【0004】レーダフレームメモリ201とグラフィッ
クフレームメモリ207は、一般的にCRTモニタ表示
器(以降単にCRTモニタという)204の表示画面と
一対一に対応する画像メモリである。レーダフレームメ
モリ201およびグラフィックフレームメモリ207に
書き込まれたデータは、ラスタスキャン方式によるタイ
ミングで順次読み出しを行い、アナログデータ22とデ
ジタルデータ26をルックアップテーブルメモリ202
に入力する。ルックアップテーブルメモリ202では、
色、輝度の決定およびアナログデータ22とデジタルデ
ータ26の合成を行い、デジタルビデオ信号40をD/
A変換回路203に出力する。
【0005】D/A変換回路203ではデジタルビデオ
信号40をデジタル/アナログ信号に変換し、変換後の
ビデオ信号27を出力する。出力されたビデオ信号27
は、CRTモニタ204に入力され、可視表示される。
【0006】従来、この種のレーダ表示システムのレー
ダ映像記録方法では、図5に示すように、アナログレー
ダビデオはレーダ装置500から送られてくるレーダト
リガ、角度信号、ノーマルビデオ、MTIビデオ、SS
Rビデオ等を含むレーダ信号20から構成され、この信
号を専用のレーダビデオテープレコーダ装置501を用
いて記録している。また、デジタルグラフィック記録デ
ータ51は、コンピュータ504で処理したものをマグ
ネットテープやディスク装置などの記録装置505に記
録している。
【0007】本発明に関連する従来の映像記録方法とし
て、高精細度テレビジョン信号の記録方法がある。例え
ば、特願平1−43171号では、ハイビジョンの1画
面を12画面に分割し、分割した各画面のハイビジョン
信号を、NTSC信号に変換して、それぞれ12台の記
録媒体に記録する方法が開示されている。図6は、この
分割記録の従来方式を概念図として示したものである。
図8(a)のハイビジョン画面を、図8(b)に示すN
TSC画面領域の大きさに分割し、図8(c)に示す1
2画面で記録する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のレーダ表示システムのレーダ映像の記録では、アナ
ログレーダビデオは専用のレーダビデオテープレコーダ
装置501で、またデジタルグラフィックデータ23は
コンピュータに接続した記録装置55で、各々独立に記
録している。このため、再生時においては、アナログレ
ーダビデオは、アナログレーダビデオ表示の再生、デジ
タルグラフィックデータ23は、グラフィックデータ表
示の再生と、それぞれ個々に再生する。
【0009】また、近年のレーダ表示装置では、レーダ
表示装置502に内蔵のCPU25により表示画面上の
表示半径距離を設定する表示距離指定、表示画面上のレ
ーダ中心位置を設定する中心位置指定、表示データの選
択表示、輝度レベルの設定などを個別に実施している。
従来のレーダ映像変換装置およびレーダ映像記録方法で
は、操作者が監視していたこの実際の映像を記録できな
い。レーダ表示装置52のCRTモニタ24の映像信号
をそのまま記録するためには、ビデオ帯域が120MH
z〜360MHzを有するビデオテープレコーダ装置等
が必要となり、専用で且つ高価な記録装置が必要とな
る。
【0010】レーダ表示装置52の映像信号をNTSC
画面の解像度に合わせるため、間引き等の処理を行う方
法も考えられるが、現実的には解像度が低下するため実
用に耐え得ない。特に、デジタルグラフィックデータ2
3は、英数字、シンボル等を含んでいるため、間引き処
理による画素欠陥を生じ、再生時において判読できない
という新たな問題点を生じる。また、高精細度テレビジ
ョン信号をNTSC画面に分割して、分割したそれぞれ
の画面を独立の記録装置に記録する方式は、複数の記録
装置が必要となり、複数の記録装置の同期をとる制御回
路が必要となり、この様な装置は実用的でない問題点を
伴う。
【0011】本発明は、レーダ表示装置で表示されたレ
ーダ映像を、標準規格のNTSC用記録装置で記録・再
生を可能とするレーダ映像変換装置およびレーダ映像記
録方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明のレーダ映像変換装置は、アナログレーダビ
デオ信号を記憶するレーダフレーム記憶手段と、デジタ
ルグラフィックデータを記憶するグラフィックフレーム
記憶手段と、アナログレーダビデオ信号とデジタルグラ
フィックデータとを合成し1フレームのデジタルビデオ
信号とするルックアップテーブル手段と、デジタルビデ
オ信号を一時記憶するバッファ記憶手段と、このバッフ
ァ記憶手段が記憶した1フレームのデジタルビデオ信号
をNTSC画面サイズで分割し、分割したそれぞれの領
域の信号を順次読み出すNTSCタイミング制御手段
と、読み出したそれぞれの領域の信号をNTSC信号に
変換するNTSC変換手段とを有し、デジタルビデオ信
号をNTSC画像記録装置により記録を可能としたこと
を特徴としている。
【0013】さらに、上記のレーダ映像変換装置は、1
フレームのデジタルビデオ信号に対応する複数のNTS
C信号を一時記憶するフレーム記憶手段を有し、NTS
C画像記録装置により再生したNTSC信号を分割する
前の画像配列で記憶し、デジタルビデオ信号の再現を可
能としたことを特徴とする。
【0014】また、本発明のレーダ映像記録方法は、レ
ーダ装置から出力されるアナログレーダビデオと、コン
ピュータで処理したデジタルグラフィックデータとを一
画面とする画像合成工程と、一画面をNTSC画面サイ
ズで分割する分割工程と、分割したNTSC画面サイズ
の画像信号をNTSC信号に変換するNTSC変換工程
とを有し、変換後の画像信号をNTSC系の記録装置で
記録することを特徴としている。
【0015】
【作用】したがって、本発明のレーダ映像変換装置およ
びレーダ映像記録方法の主要部の構成によれば、これら
のアナログレーダビデオ信号とデジタルグラフィックデ
ータとを合成して1フレームのデジタルビデオ信号と
し、合成されたデジタルビデオ信号を一時記憶する。記
憶した1フレームのデジタルビデオ信号をNTSC画面
サイズで分割し、分割したそれぞれの領域の信号を順次
読み出し、読み出したそれぞれの領域の信号をNTSC
信号に変換する。このため、変換後のデジタルビデオ信
号はNTSC画像記録装置により記録が可能となる。
【0016】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明によるレーダ
映像変換装置およびレーダ映像記録方法の実施例を詳細
に説明する。図1〜図6を参照すると本発明の実施例が
示されている。以下の説明において、「従来の技術」の
欄で説明した同一名称の回路構成部と基本的に同一であ
り、特に区別を必要としない構成部には同一符号を付し
ている。
【0017】(レーダ映像変換装置の構成)図1は、レ
ーダ映像変換装置の実施例を示す回路構成ブロック図で
ある。本実施例は、レーダ信号20を座標変換する走査
変換部200、アナログビデオデータ21を書き込むレ
ーダフレームメモリ201、画像データの合成等を行う
ルックアップテーブルメモリ202、D/A変換器20
3、CRTモニタ204、CPU205、処理動作のタ
イミングを制御するタイミング制御回路206、グラフ
ィックデータ24を書き込むグラフィックフレームメモ
リ207、再生NTSCRGB信号33を書き込むフレ
ームメモリ208、デジタルビデオ信号40を書き込む
バッファメモリ209、NTSC系の映像信号37を出
力するNTSC変換回路210、NTSC系の映像信号
37を記録媒体に記録する装置である記録装置211お
よび再生NTSCRGB信号33をフレームメモリ20
8に書き込むための制御回路であるNTSCタイミング
制御回路212とにより構成される。
【0018】走査変換部200は、レーダ信号20の座
標変換を行い、変換後のアナログビデオデータ21をフ
レームメモリ201に書き込む回路部である。実施例の
レーダ記録装置へ入力されるレーダ信号20は、PPI
表示(プラン・ポジション・インジケータ)方式のレー
ダ座標系であるRθ座標で構成されている。このデータ
を、表示画面に一対一に対応するレーダフレームメモリ
201に書き込むため、表示座標系であるXY座標に座
標変換を行う。
【0019】レーダフレームメモリ201およびグラフ
ィックフレームメモリ207は、CRTモニタ204の
表示画面と一対一に対応する画像メモリである。これら
のメモリは、一般に1280ドット×1024ライン〜
2048ドット×2048ラインの解像度を有して構成
される。レーダフレームメモリ201に書き込まれたデ
ータは、ラスタスキャン方式によるタイミングで順次読
み出しを行い、ルックアップテーブルメモリ202に入
力される。
【0020】ルックアップテーブルメモリ202とグラ
フィックフレームメモリ207は、一種のランダムアク
セスメモリであり、アナログデータ22とデジタルデー
タ26を入力アドレスとして、このアドレスに対応した
デジタルビデオ信号40を出力するメモリである。ルッ
クアップテーブルメモリ202では、色、輝度の決定お
よびアナログデータ22とデジタルデータ26の合成を
行い、RGB信号で構成されるデジタルビデオ信号40
をD/A変換回路203およびバッファメモリ209に
出力する。
【0021】D/A変換器203は、デジタル信号40
をアナログ信号に変換し、変換後のビデオ信号27をC
RTモニタ204に出力する回路部である。D/A変換
回路203は、ルックアップテーブルメモリ202から
出力されるデジタルビデオ信号40およびフレームメモ
リ208から読み出した再生ビデオ信号34を入力し、
アナログ信号化されたビデオ信号27を出力する。
【0022】CRTモニタ204は、一般的に使用され
るCRT陰極管で構成される表示装置である。但し、液
晶、EL、プラズマディスプレイ等の表示デバイスを用
いてもかまわない。
【0023】CPU205は、入力信号のデジタルグラ
フィックデータ23を基に描画処理を行い、描画した画
像データを出力する装置である。出力信号は、グラフィ
ックフレームメモリ207に出力される。
【0024】タイミング制御回路206は、ラスタスキ
ャン方式の読み出し制御信号28、ラスタスキャン方式
の再生読み出し制御信号29、バッファメモリ書き込み
制御信号31の各制御信号を出力する。制御信号28は
レーダフレームメモリ201、再生読み出し制御信号2
9はフレームメモリ208、バッファメモリ書き込み制
御信号31はバッファメモリ209の各メモリへ出力さ
れ、データの書き込みまたは読み出しが制御される。
【0025】フレームメモリ208は、再生NTSCR
GB信号33を記憶する記憶部である。この記憶は、N
TSCタイミング制御回路212からの再生書き込み制
御信号30により指定された領域に書き込む。フレーム
メモリ208は、NTSC変換回路210からの再生N
TSCRGB信号33の書き込みと、再生ビデオ信号3
4の読み出しとを平行して実行する必要があるため、書
き込み、読み出しを交互に行えるように2重構造とす
る。書き込みデータの構成例を図3(a)、図3(b)
に示す。複数のNTSC画面を組み合わせることによ
り、記録装置211に記録されたレーダ映像が再現され
る。
【0026】バッファメモリ209は、レーダ映像を一
時記憶する画像データ記憶部である。バッファメモリ2
09が記憶した画像データは、NTSC画像サイズで順
次読み出され、NTSC変換回路210を経て記録装置
211へ記録される。
【0027】NTSC変換回路210は、レーダ映像と
NTSC系映像との信号変換回路部である。記録時に
は、NTSCRGB信号32を、NTSCタイミング制
御回路212からの同期信号36に同期して、NTSC
系の映像信号37を出力する。また再生時には、記録装
置211からのNTSC系のタイミングで読み出される
再生映像信号38から、分割画質面の最後の領域の同期
信号を検出し、同期検出信号39をNTSCタイミング
制御回路212へ出力する。さらに、RGB信号に分離
した再生NTSCRGB信号33を出力する。
【0028】記録装置211は、NTSC系の映像信号
37を記録媒体に記録する装置である。既存のビデオテ
ープレコーダ、ビデオディスク装置等のNTSC画像記
録装置を用いることが可能である。
【0029】(レーダ映像の変換の構成)図2はレーダ
表示装置の画面サイズとNTSC画面サイズとを比較し
て示した図である。本発明のレーダ映像記録方法に使用
するレーダ表示装置の有効画面解像度は、1280ドッ
ト×1024ライン〜2048ドット×2048ライン
であり、代表例を図2(a)、図2(b)に示してい
る。
【0030】日本のカラー放送方式では周知の様にNT
SC(National Television SystemCommittee)を採用
している。図5(a)にNTSC方式のタイミングチャ
ートを示す。このタイミングチャートに示すように、有
効走査線は、483本を有しており、また水平解像度も
ビデオ帯域から、約600ドット相当を有する。水平解
像度のマージンおよび回路構成上の容易性から、本実施
例においては、NTSC画面を図2(c)に示すよう
に、512ドット×480ラインと定める。
【0031】レーダ表示装置の有効解像度をNTSC画
面の有効解像度で分割した図を、図3(a)、図3
(b)に示す。このように、1280ドット×1024
ラインの表示解像度の場合は、9画面に分割し、それぞ
れの画面を順次NTSC信号のタイミングで読み出すこ
とにより、NTSC用の記録装置(ビデオテープレコー
ダ等)に記録できる。NTSC方式は2:1の飛び越し
走査のため、各分割画面のデータは図6のように、奇数
ライン、偶数ラインの順にバッファメモリからデータを
読み出し、記録装置に順次記録する。この場合、9分割
によりレーダ表示装置の1画面を記録するため、0.3
秒毎の記録更新レートとなる。
【0032】1/30秒×9=0.3秒 (1/30
秒:NTSCでの1画面記録時間)
【0033】2048ドット×2048ドットの表示解
像度の場合は、同様に20画面に分割することにより、
約0.67秒毎の更新レートで実現できる。 1/30秒×20=約0.67秒
【0034】上記解像度以外の場合においても、同様に
NTSC画面の有効解像度で分割し、分割した画面を順
次NTSC信号のタイミングで読み出すことにより、実
現できる。図3(a)、図3(b)、図3(c)の最後
の分割画面の斜線部分は、分割画面の合成時の同期のた
めの固定データを示す。例えば、「101010…」の
データとし、最終分割画面であることを示す同期データ
とする。これは、複数画面に分割して順次記録装置に記
録したデータを再生する場合において、記録装置から順
次読み出した分割画面データを、レーダ表示装置の解像
度の1画面に合成する時に使用する。NTSC画面で縦
横割り切れる場合には、同期用のデータを挿入できない
ので、同期用にNTSC1画面を追加する。この場合の
実施例を図3(c)に示す。
【0035】(レーダ映像変換装置の動作)図1の構成
に成るレーダ映像変換装置におけるレーダ画像の記録・
再生動作を以下に説明する。
【0036】レーダトリガ、角度信号、ノーマルビデ
オ、MTIビデオ、SSRビデオ等を含むレーダ信号2
0は、走査変換部200に入力される。走査変換部20
0は、PPI表示で送られてくるレーダ信号20を、レ
ーダ座標系のRθ座標から表示座標系のXY座標に座標
変換を行う。座標変換を実施したアドレスに基づいて、
逐次アナログビデオデータ21をレーダフレームメモリ
201に書き込む。この図形例を図4(a)に示す。
【0037】航空機の位置情報、地図、リスト等を表示
するためのデジタルグラフィックデータ23は、CPU
205に入力される。CPU205では各種処理を実施
し、グラフィックデータ24をグラフィックメモリ20
7に書き込む。デジタルグラフィックデータ23の図形
例を図4(b)に示す。
【0038】レーダフレームメモリ201およびグラフ
ィックフレームメモリ207は、タイミング制御回路2
06から、ラスタスキャン方式の読み出し制御信号28
により、順次アナログデータ22およびデジタルデータ
26を読み出し、ルックアップテーブルメモリ202に
入力する。ルックアップテーブルメモリ202は、アナ
ログデータ22とデジタルデータ26を入力アドレスと
して、このアドレスに対応したデジタルビデオ信号40
を出力する。アドレス対応は、輝度レベル、色、アナロ
グデータ22とデジタルデータ26の合成を示すもので
あり、CPU205からのパレット設定データ25によ
り設定する。
【0039】カラービデオ信号であるRGB(デジタル
ビデオ信号40)は、D/A変換回路203によりデジ
タル信号からアナログ信号に変換され、変換されたビデ
オ信号27はCRTモニタ204に入力される。CRT
モニタ204は、入力したビデオ信号27を表示する。
表示例を図4(c)に示す。また、デジタルビデオ信号
40は、バッファメモリ209に入力され、タイミング
制御回路206からのバッファメモリ書き込み制御信号
31の制御の基に、図3(a)、図3(b)に示す1画
面分の表示データとして記録される。
【0040】バッファメモリ209に記録されたデータ
は、NTSC画面サイズ毎に順次NTSCRGB信号3
2として読み出される。この読み出しは、NTSCタイ
ミング制御回路212からNTSC読み出し制御信号3
5により、図6に示すように#1〜#9まで順次、図3
(a)のレーダ表示装置の1画面分のデータを1組とし
て実行される。最終画面の#9の読み出しが終了後、再
度デジタルビデオ信号40をバッファメモリ209に書
き込み、同様に繰り返し実行する。最後画面の図3
(a)の斜線に相当する部分には、分割した画面に同期
を与えるための固定データを書き込んでおく。画面サイ
ズの異なる図3(b)の場合も同様手順を実行する。
【0041】NTSC変換回路210は、バッファメモ
リ209から順次読み出されたNTSCRGB信号32
を、NTSCタイミング制御回路212からの同期信号
36に同期してNTSC系の映像信号37として出力す
る。この映像信号37は、記録装置211により記録さ
れる。
【0042】上記の手順により記録装置211へ記録さ
れた映像信号37は、再生され再生映像信号38とな
る。再生時は、記録装置211からのNTSC系のタイ
ミングで読み出される。再生映像信号38をNTSC変
換回路210に入力し、分割画面の最後の領域から同期
検出信号39が検出され、NTSCタイミング制御回路
212に出力する。さらに、RGBに分割した再生NT
SCRGB信号33をフレームメモリ208に出力す
る。
【0043】フレームメモリ208では、再生NTSC
RGB信号33を、NTSCタイミング制御回路212
からの再生書き込み制御信号30により指定された領域
に書き込む。順次繰り返すことにより図3(a)、図3
(b)の画面が再現される。
【0044】フレームメモリ208のデータは、タイミ
ング制御回路206からの、ラスタスキャン方式のタイ
ミングである再生読み出し制御信号29に従い、再生ビ
デオ信号34を読み出し、D/A変換回路203へ入力
する。D/A変換回路203は、再生ビデオ信号34を
デジタルからアナログ信号に変換してビデオ信号27を
CRTモニタ204に入力する。
【0045】上記の手順により、記録装置211に記録
されたレーダ映像を再生することができる。なお、レー
ダ信号は画面の動きが少ないため、記録更新レートの拡
大が許容される。
【0046】以上説明したように、本実施例では、表示
画面を一旦バッファメモリに記録し、NTSC画面単位
に分割し、それぞれの画面をNTSCのタイミングで順
次読み出し、NTSC信号に変換して記録装置に記録す
るため、安価なNTSC用の記録装置(ビデオテープレ
コーダ等)に記録できる。また、再生字には記録装置か
らの分割したNTSC信号をRGB信号に変換し、フレ
ームメモリに合成して書き込み、このデータをレーダ表
示装置の表示タイミングで読み出すことにより、再生す
ることができる。このようにレーダ表示装置を使用した
操作者の操作を含む、実際に表示していた画面のレーダ
映像を記録・再生できる。
【0047】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるが、本発明はこれに限定されるものではな
く本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施
可能である。
【0048】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明の
レーダ映像変換装置およびレーダ映像記録方法は、アナ
ログレーダビデオ信号とデジタルグラフィックデータと
を合成し1フレームのデジタルビデオ信号として一時記
憶し、記憶した1フレームのデジタルビデオ信号をNT
SC画面サイズで分割し、それぞれの領域の信号を順次
読み出し、それぞれの領域の信号をNTSC信号に変換
する。このため、変換後のデジタルビデオ信号は既成規
格のNTSC画像記録装置により記録が可能となる。標
準記録装置での画像記録を可能とすることによりレーダ
映像の記録が安価に且つ簡便に行える。また、デジタル
ビデオ信号を記録することにより、モニタ表示された画
像と同一の信号を記録することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーダ映像変換装置の一実施例を示す
回路構成ブロック図である。
【図2】実施例で用いる画面サイズを示す図であり、
(a)および(b)がレーダ表示装置の画面例、(c)
がNTSC画面を示す。
【図3】レーダ表示装置の画面をNTSC画面で分割す
る分割例を示す図である。
【図4】CRTモニタでのレーダ映像の表示例を示す図
であり、(a)がアナログレーダビデオ、(b)がデジ
タルグラフィックデータ、(c)が合成データの各表示
例を示す。
【図5】NTSC方式の画面表示のタイミングチャート
図である。
【図6】図3(a)の分割画面データの記録装置への書
き込みデータの構成例を示す概念図である。
【図7】従来のレーダ映像記録システム例を示す回路構
成ブロック図である。
【図8】従来の分割記録方式を概念図として示した図で
ある。
【符号の説明】
20 レーダ信号 21 アナログビデオデータ 22 アナログデータ 23 デジタルグラフィックデータ 24 グラフィックデータ 25 パレット設定データ 26 デジタルデータ 27 ビデオ信号 28 読み出し制御信号 29 再生読み出し制御信号 30 再生書き込み制御信号 31 バッファメモリ書き込み制御信号 32 NTSCRGB信号 33 再生NTSCRGB信号 34 再生ビデオ信号 35 NTSC読み出し制御信号 36 同期信号 37 映像信号 38 再生映像信号 39 同期検出信号 40 デジタルビデオ信号 200 走査変換部 201 レーダフレームメモリ 202 ルックアップテーブルメモリ 203 D/A変換器 204 CRTモニタ(表示器) 205 CPU 206 タイミング制御回路 207 グラフィックフレームメモリ 208 フレームメモリ 209 バッファメモリ 210 NTSC変換回路 211 記録装置 212 NTSCタイミング制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/46 5/937

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログレーダビデオ信号を記憶するレ
    ーダフレーム記憶手段と、 デジタルグラフィックデータを記憶するグラフィックフ
    レーム記憶手段と、 前記アナログレーダビデオ信号と前記デジタルグラフィ
    ックデータとを合成し1フレームのデジタルビデオ信号
    とするルックアップテーブル手段と、 前記デジタルビデオ信号を一時記憶するバッファ記憶手
    段と、 該バッファ記憶手段が記憶した1フレームの前記デジタ
    ルビデオ信号をNTSC画面サイズで分割し、分割した
    それぞれの領域の信号を順次読み出すNTSCタイミン
    グ制御手段と、 前記読み出したそれぞれの領域の信号をNTSC信号に
    変換するNTSC変換手段とを有し、 前記デジタルビデオ信号をNTSC画像記録装置により
    記録を可能としたことを特徴とするレーダ映像変換装
    置。
  2. 【請求項2】 前記レーダ映像変換装置は、さらに前記
    1フレームのデジタルビデオ信号に対応する複数の前記
    NTSC信号を一時記憶するフレーム記憶手段を有し、
    前記NTSC画像記録装置により再生した前記NTSC
    信号を前記分割する前の画像配列で記憶し、前記デジタ
    ルビデオ信号の再現を可能としたことを特徴とする請求
    項1記載のレーダ映像変換装置。
  3. 【請求項3】 レーダ装置から出力されるアナログレー
    ダビデオと、コンピュータで処理したデジタルグラフィ
    ックデータとを一画面とする画像合成工程と、 前記一画面をNTSC画面サイズで分割する分割工程
    と、 前記分割したNTSC画面サイズの画像信号をNTSC
    信号に変換するNTSC変換工程とを有し、 前記変換後の画像信号をNTSC系の記録装置で記録す
    ることを特徴とするレーダ映像記録方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100416737B1 (ko) * 1996-10-31 2004-03-24 삼성전자주식회사 영상데이터의처리장치및그방법
US9019377B2 (en) 2007-02-13 2015-04-28 Fujitsu Ten Limited Drive recorder, drive recorder system, vehicle-mounted video recording apparatus, and vehicle-mounted video recording method

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