JPH07327118A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH07327118A
JPH07327118A JP6118549A JP11854994A JPH07327118A JP H07327118 A JPH07327118 A JP H07327118A JP 6118549 A JP6118549 A JP 6118549A JP 11854994 A JP11854994 A JP 11854994A JP H07327118 A JPH07327118 A JP H07327118A
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JP6118549A
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English (en)
Inventor
Takaaki Hashimoto
隆明 橋元
Masanori Momose
雅則 百瀬
Naoki Sugawara
尚樹 菅原
Makoto Kobayashi
誠 小林
Seiji Omori
誠司 大森
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数回の記録走査による分割記録をしたくな
い画像データを確実に1回の記録走査で記録すること。 【構成】 電話回線を介して相手側から送られてくる画
像データを受信した後システム制御部100はライン単
位でインクジェットプリンター部115にデータを送
る。インクジェット記録部115では、このデータが1
主走査分揃うと記録ヘッド21の移動を開始して主走査
を行い、バンド画像を記録する。主走査終了後記録幅分
の紙送り(副走査)を行い、この主走査および副走査を
繰り返して記録材上に画像を記録して行く。システム制
御部100は1頁分の画像データ送出後特定のコマンド
をインクジェットプリンター部115に送り、その後フ
ッターマークパターンデータを送る。インクジェットプ
リンター部115はこのコマンドを受信すると、それ以
前の画像データを全て記録する。そしてフッターマーク
データを1回の主走査で記録紙後端部に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像データに応じて記録
走査を行うことにより記録材上に所定幅のバンド画像を
記録して行く画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のノズルを備えた記録ヘッド
をキャリッジにより往復動させて記録を行うプリンタが
知られている。この様なプリンタは構成が簡単で比較的
低価格であることが利点の1つであり、最近ではこの様
なプリンタを用いて受信画像や通信管理レポートを記録
する様にした低価格のファクシミリ装置もある。
【0003】この様な装置、特にファクシミリ装置にお
いては、インクの残量がなくなって画像データが欠落す
ることを防止することが望まれている。しかしながら、
インクの残量を検出する機能を付加するはコストアップ
を招き、又構成を複雑化するため、低価格のプリンタや
そのプリンタを用いたファクシミリ装置においては、採
用していない場合が多い。
【0004】この代替手段として最もポピュラーなもの
が所定量、例えば1頁分の画像データ記録後記録紙に黒
いマーク(フッターマーク)を記録し、その濃度をフォ
トセンサーで検出することで画像データの記録が正常に
行われたかどうかを判断するフッター方式である。この
方式では、コストも安く原理的にも簡単であり、また検
出精度は実際に記録しているものを検出するため極めて
高いと考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来技術のフッター方式によれば、フッターを画像と
して記録するため、シャトル方式のインクジェット型プ
リンタにおいては、1スキャンでフッターマークが記録
できればよいがそうでない場合はフッターマークを2ス
キャンで印字するため、ヘッド間や搬送精度のバラツキ
によってはフッターマークのなかに割れ目や白スジがは
いってしまう。これによってフォトセンサによる検知の
精度がさがってしまう。
【0006】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、複数の記録走査による分割記
録をしたくない画像データを確実に1日の記録走査で記
録することが可能な画像記録装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明による画像記録装置は、画像データ
を出力するデータ出力手段と、前記データ出力手段から
出力される画像データに応じて記録走査を行うことによ
り記録材上に所定幅のバンド画像を記録する記録手段
と、前記記録手段による所定幅のバンド画像記録後前記
記録手段と記録材を前記記録走査と異なる方向に相対的
に移動させる移動手段と、所定の画像データ送出前に所
定のコマンドを前記記録手段に対し出力するコマンド出
力手段とを有し、前記記録手段は前記所定のコマンドを
受信することにより、それ以前に受信した画像データを
全て記録し、前記所定のコマンドの受信後に前記データ
出力手段から出力される所定の画像データを1回の記録
走査で記録することを特徴とする。
【0008】これにより、特定の画像データ送出前に所
定のコマンドを送り、それ以前に送出された画像データ
を全て記録し、特定の画像データを1回の記録走査で記
録する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。図1は本発明を適用したファクシミリ
装置を示す断面図である。図1において、Aは原稿を光
学的に読み取る読取ユニット、Bはインクジェット記録
装置である記録ユニット、Cは記録紙カセットとこれに
積載されたカットシートである記録紙を分離して記録ユ
ニットに供給する給紙ユニットである。
【0010】本図において、まず記録紙の流れについて
の概略説明を行う。一連の記録紙搬送経路は矢印Gで示
されており、まず記録紙カセット50に積載された記録
紙12は、給紙ローラ51及び分離爪52によってピッ
クアップされ、搬送ローラ5によって搬送されて記録ユ
ニットに送り込まれる。記録ユニットでは記録ヘッド2
1が紙面垂直方向に往復移動して主走査を行うことによ
って記録が行われ、装置内をある程度の距離だけ搬送し
た後、排紙ローラ9によって排紙スタッカ53に排出積
載される。排紙ローラ9の軸上には、フォトセンサ13
が配置されており、このセンサにより記録ヘッドのイン
ク無しと排紙ローラ付近の記録紙ジャムを検知する様に
構成されている。
【0011】図2は図1に示すファクシミリ装置の記録
部Bの概略構成を示す図である。図2において21は記
録ヘッドであり、本実施例ではインクタンクを内蔵し、
インクが無くなった時に記録ヘッドごと新品と交換し得
るカートリッジ式のインクジェット記録ヘッドを搭載し
ている。
【0012】本実施例で用いる記録ヘッド21は、イン
クジェット方式の記録ヘッドであり、解像度が360D
PIであり、副走査方向(矢印A方向)に64個のノズ
ル列を持ち、ノズル内に設けた電気熱変換素子の発熱に
よってインク中に生じた膜沸騰の圧力によってノズル先
端の吐出口よりインク滴を吐出するものである。
【0013】記録ヘッド21は不図示のキャリッジによ
り記録紙12の搬送方向(副走査方向)とは直角方向、
即ち主走査方向(紙面垂直方向)に往復移動し、この移
動時及び復動時に記録走査を行う。
【0014】22は記録紙搬送ローラであり、記録紙の
給紙、排紙及び記録ヘッド21で記録を実行するとき
に、副走査方向の位置を定めるために360dpiの精
度で記録紙を搬送する。23は記録紙センサであり、本
センサの検知部に記録紙がある場合にはON状態にな
り、ない場合にはOFF状態になる。この記録紙センサ
23により、記録紙の有無及び先端、後端を検知する。
13は記録紙の記録面の画像密度を検知する反射型ホト
センサである。本実施例では1頁の画像記録後に記録紙
後端部に記録される所定パターン(黒マーク)の画像密
度をこのセンサにより検出し、検出結果に応じてインク
の有無、記録紙の搬送不良をチェックする。このホトセ
ンサはLEDとホトトランジスタで構成され、画像が記
録されている部分のような黒率の高い部分ではLEDの
反射光が少ないためにホトトランジスタはOFF状態と
なり、記録紙の地色のような反射率の高い部分ではON
状態となる。LED光源はインクの材質等により吸収す
る波長が異なるので、インクの材質により光源を選択す
る必要がある。本実施例では赤色の波長に対して吸収率
の高いインクを用いているので赤色のLEDを用いてい
る。またホトセンサは機構上排出口の近くにあるので、
外光の影響を受けない位置に置くように注意する。排紙
ローラ9はゴム等の材質でできており、記録紙及び排紙
ローラ9上にない場合、フォトセンサ13はオフ状態と
なる。
【0015】図3は、図1に示すファクシミリ装置の電
気的構成を示すブロック図である。
【0016】図において、システム制御部100は、例
えばマイクロコンピュータ101Aや記憶回路等から構
成され、あらかじめ図5に示す制御手順格納したROM
101B、C、受信した1頁分の画像データが設置され
た記録紙に記録できるかを判断する手段を含み、画像デ
ータを記録紙に記録できる長さに縮小または削除する制
御手段を含むものである。
【0017】読取部102(図1の読取ユニットAに相
当)は、原稿搬送ローラによって搬送された送信原稿を
読み取るCCDイメージセンサー、原稿の有無を判断す
るセンサや原稿が読み取り位置にあるかを判断するセン
サなどから構成される。
【0018】記録部103は(図1の記録ユニットCに
相当)は、画像制御部によって制御された画像を記録紙
にインクジェット方式で記録するものである。
【0019】操作部104は、各種の操作キーを配置し
たものである。
【0020】表示部105は、状態表示やアラーム表示
などを行うものである。なお、操作部4と表示部5は、
1つの操作表示部として構成してもよい。
【0021】RAM106Aは、自機の電話番号やユー
ザ略称や相手先の電話番号などの通信データを登録し、
それらのデータのチェックサムを登録させておく不揮発
性RAMである。又RAM106Aは、画像を間引いて
記録するエコノミーモード、記録ヘッドの往動及び復動
の両方で記録を行う双方向印字モード等、ユーザにより
選択された記録モードを記憶する。なお、このRAM6
Aはバッテリーによりバックアップされた揮発性メモリ
を用いている。
【0022】RAM106Bは、受信時の通信データな
どを格納する揮発性RAMである。
【0023】RAM106Cは、受信または読み取り画
像データを格納する画像メモリである。このRAMとし
て本実施例では揮発性RAMを用いているが、ハードデ
ィスクを用いてもよい。
【0024】また、モデム(変復調装置)107は、送
受信信号の変復調を行うものである。
【0025】NCU(網制御装置)108は、選択信号
(パルスまたはトーンダイヤラー)を送出する機能を有
し、呼出し音検出による自動着動作および回線制御動作
を行うのみならず、システム制御部100の制御によっ
て電話回線112に対し、選択信号の送出動作を行う。
【0026】図4は本実施例によって用いられる記録部
103のブロック図である。記録部では、RAM106
Cに格納されたライン単位の受信または読み取り画像デ
ータ(符号化データ)を復号化して生データに展開した
後記録部内の内蔵RAM113に格納し、解像度変換部
114において蓄積された画像データの解像度をインク
ジェットプリンター部115の解像度(360dpi)
に合う様変換してライン毎にセントロI/Fによって、
インクジェットプリンター部115に転送される。
【0027】インクジェットプリンター部115はセン
トロI/Fを介して送られてくるラインデータをレシー
ブバッファに格納した後、横縦変換部においてデータの
配列を記録ヘッドの記録素子配列に合わせたデータの配
列にするべく横縦変換してプリントバッファに格納す
る。プリントバッファに1主走査分の画像データが格納
されると、記録ヘッド21は主走査方向に移動を開始
し、この移動中に記録走査を行う。これにより記録ヘッ
ド21の記録幅に応じたバンド画像が記録紙上に記録さ
れる。この主走査終了後、記録幅に応じた距離の紙送り
(副走査)が行われる。インクジェットプリンター部1
15のCPUはこれらの動作を制御する。
【0028】この主走査および副走査を繰り返すことに
より、1頁分の受信画像または読み取り画像が記録紙上
に記録される。
【0029】1頁分の受信画像データまたは読み取り画
像データの送出後、システム制御部100は、更にイン
クジェットプリンター部115に対しフッターマークデ
ータの送出を行う。インクジェットプリンター部115
は、1頁分の受信画像データまたは読み取り画像データ
の記録後、このデータに基づいてフッターマーク記録の
ための主走査を行う。
【0030】検出部116はホトセンサ13(図2)を
含み、インクジェットプリンター部115によって記録
された画像が正常に記録されたかどうかを判断するため
に記録されたフッターマークを検出する。CPU101
Aはここで得られた白黒データを解析し、受信データが
正常に記録されたかどうかを判断する。
【0031】図5はフッターマークの画像例である。図
5(a)は通常の画像と同様にフッターマークを記録し
た場合である。図に示すように2回の主走査で記録した
場合は、各主走査で記録される画像間にすき間が出てし
まう可能性があり、このフッターマークをもって正常に
印字できたかどうかを判断する場合、不都合がおきる。
また、図5(b)のようにエコノミーモードで記録した
場合、フッターもエコノミーモードで記録されてしまう
と通常印字の場合と濃度差ができてしまい比較しにく
い。図5(c)のように1回の主走査で常に通常印字で
行うことができれば常に一定の条件で判断できる。
【0032】本実施例ではシステム制御部100は、1
頁分の受信画像データをインクジェットプリンター部に
対し全て送出すると送出データを全て印字するコマンド
を送出する。これによりインクジェットプリンター部1
15は、未記録のデータを全て印字する。そして、シス
テム制御部100はフッターマークのデータをライン毎
に送る。64ライン分のフッターマークデータがそろう
と、インクジェットプリンター部115は1回の主走査
でフッターマークを記録する。
【0033】図5は上記制御を行うためのフローチャー
トである。このフローチャートに応じたプログラムはR
OM101Bに格納されており、システム制御部100
のCPU101Aはこのプログラムに従って制御を行
う。
【0034】ステップS1において、あらかじめRAM
106Aに格納された記録モードにしたがってインクジ
ェットプリンター部115のモードセットを行う。モー
ドセットコマンドはセントロI/Fによって、インクジ
ェットプリンター部115に転送される。インクジェッ
トプリンタ部ー115のCPUはこのコマンドに従って
記録モードを設定する。ステップS2においては、画像
データをセントロI/Fによって1ラスターラインづつ
データを送出する。ステップS3においては、1頁分の
画像データの終了を監視し、画像データがまだ残ってい
ればステップS2に戻って画像データを送出を行う。
【0035】インクジェットプリンター部115では、
ラインデータを格納し、8ライン毎に横縦変換して、ス
キャンバッファに格納する。そして1主走査分のデータ
が揃うとキャリッジにより記録ヘッドを移動して、記録
動作(主走査)を開始する。そして主走査終了後、記録
幅に応じた紙送り(副走査)を行う。
【0036】以上の動作を繰り返して行く。
【0037】1頁分の画像データの送出が終了するとス
テップS4に進む。ステップS4では、インクジェット
プリンター部115に対して転送されたデータをすべて
印字するコマンドの送出を行う。
【0038】インクジェットプリンター部115では、
このコマンドを受信すると、インクジェットプリンター
部のCPUの制御により、未記録の画像データを全て記
録するべく記録動作を行う。ここで、画像データが1主
走査分(64ライン分)よりも少ない場合、白データを
付加して1主走査分の画像データを作成し、このデータ
に基づいて主走査を行う。続く副走査は実際の画像デー
タに応じた距離だけ行う。
【0039】これにより、つぎのデータからは記録ヘッ
ド21の先頭ノズルから印字できる状態になる。ステッ
プ5ではフッターマークデータをセントロI/Fによっ
て1ラスターラインづつデータを送出する。ステップS
6においては、フッターデータの終了を監視し、フッタ
ーマークデータがまだ残っていればステップS5に戻っ
てフッターマークデータの送出を行う。フッターデータ
は記録ヘッドの長さすなわち64ライン分である。デー
タを記録し終わった段階でインクジェットプリンター部
15は64ライン分の紙送りを行う。ステップS7排出
コマンドを送出する。インクジェットプリンター部11
5はこのコマンドによって記録紙の排出動作を行う。
【0040】以上説明したように、プリンタに対するコ
マンドとしてフッターマーク記録用のコマンドを用意し
てフッターマークデータ送出前にこのコマンドを送る。
このコマンドによってこれから受け取るフッターマーク
データは必ず1スキャンで記録できるようにプリンタ側
で制御することができる。
【0041】これにより、フッターマークに白スジ等が
はいるのを防ぎ、ホトセンサにより精度良くフッターマ
ークの濃度を検出し、記録状態の判別を行うことが可能
になる。
【0042】尚、上記実施例では、特にインクジェット
記録方式の中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を
形成し、記録を行うインクジェット方式の装置を例にと
り説明した。
【0043】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、米国特許第4
740796号明細書に開示されている基本的な原理を
用いて行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデ
マンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能で
あるが、特に、オンデマンド型の場合には、液体(イン
ク)が保持されているシートや液路に対応して配置され
ている電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰
を越える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動
信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネル
ギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生
じさせて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液
体(インク)内の気泡を形成できるので有効である。こ
の気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イ
ンク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。
この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の
成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イ
ンク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0044】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、米国特許第43452
62号明細書に記載されているようなものが適してい
る。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米
国特許第4313124号明細書に記載されている条件
を採用すると、更に優れた記録を行うことができる。
【0045】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成としてもよい。
【0046】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
としてもよい。
【0047】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも
本発明は有効である。
【0048】また、記録ヘッドに対しての回復手段、予
備的な補助手段等を付加することは本発明の効果を一層
安定できるので好ましいものである。これらを具体的に
挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、ク
リーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体
あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合
わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備
吐出モードを行うことも安定した記録を行うために有効
である。
【0049】更に、記録装置の記録モードとしては黒色
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも
よいが、異なる色の複色カラー、又は混色によるフルカ
ラーの少なくとも一つを備えた装置としてもよい。
【0050】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであればよい。
【0051】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクとしてもよい。このような場合
インクは、特開昭54−56847号公報あるいは特開
昭60−71260号公報に記載されるような、多孔質
シート凹部又は貫通孔に液状又は固形物として保持され
た状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態と
してもよい。本発明においては、上述した各インクに対
して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行する
ものである。
【0052】更に加えて、本発明に係る記録装置の形態
としては、上述のようなファクシミリの形態を採るもの
の他ワードプロセッサやコンピュータ等の情報処理機器
の画像出力端末として一体又は別体に設けられるもの、
リーダ等と組み合わせた複写装置の形態を採るものであ
ってもよい。
【0053】また、熱エネルギーを用いてインクを吐出
する方式のインクジェットヘッドを用いたシャトル方式
のプリンタに限らず、例えばピエゾ素子を用いてインク
を吐出する方式のインクジェットヘッドを用いたプリン
タであってもよいし、サーマルヘッドとインクリボンを
用いたサーマル記録を行うプリンタであってもよい。
【0054】また、上記実施例では1回の主走査で記録
されるデータとしてフッターマークを例にとり説明した
が、これに限らず分割記録されたくない画像データの前
にこのコマンドを送り、1回の主走査で記録する様にす
ることもできる。
【0055】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、特定の画像
データ送出前に所定のコマンドを送り、それ以前に送出
された画像データを全て記録し、特定の画像データを1
回の記録走査で記録するので、分割記録をしたくない画
像を確実に1回の記録走査で記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したファクシミリ装置の概略構成
を示す断面図である。
【図2】図1に示すファクシミリ装置の記録部の構成を
示す図である。
【図3】ファクシミリ装置のブロック図である。
【図4】記録部のブロック図である。
【図5】本実施例における記録動作制御のフローチャー
トである。
【図6】フッターマークの記録例を示す図である。
【符号の説明】
101 システム制御部 102 読取部 103 記録部 104 操作部 105 表示部 106A 揮発性RAM 106B 不揮発性RAM 106C 不揮発性RAM 107 モデム 108 NCU 112 電話回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 誠 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 大森 誠司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを出力するデータ出力手段
    と、 前記データ出力手段から出力される画像データに応じて
    記録走査を行うことにより記録材上に所定幅のバンド画
    像を記録する記録手段と、 前記記録手段による所定幅のバンド画像記録後前記記録
    手段と記録材を前記記録走査と異なる方向に相対的に移
    動させる移動手段と、 所定の画像データ送出前に所定のコマンドを前記記録手
    段に対し出力するコマンド出力手段とを有し、 前記記録手段は前記所定のコマンドを受信することによ
    り、それ以前に受信した画像データを全て記録し、前記
    所定のコマンドの受信後に前記データ出力手段から出力
    される所定の画像データを1回の記録走査で記録するこ
    とを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の画像データは、前記記録手段
    による画像データの記録状態判別のためのパターン画像
    に応じたデータであることを特徴とする請求項1に記載
    の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記パターン画像の濃度を検知す
    るための検知手段を有し、前記検知手段の検知結果に応
    じて、前記記録状態の判別を行うことを特徴とする請求
    項2に記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記データ出力手段は、相手側から送信
    されてくる画像データを受信する受信手段を有し、前記
    受信手段により受信された画像データに応じたデータを
    前記記録手段に対し、出力することを特徴とする請求項
    1に記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段は前記所定幅に応じた複数
    の記録素子を備えた記録ヘッドを有し、前記記録ヘッド
    を移動させることにより記録走査を行うことを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは画像データに応じてイ
    ンク滴を吐出することにより、記録材上に画像を記録す
    ることを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドは熱エネルギーを用いて
    インクに状態変化を生起させることにより吐出口からイ
    ンク滴を吐出することを特徴とする請求項6に記載の画
    像記録装置。
JP6118549A 1994-05-31 1994-05-31 画像記録装置 Pending JPH07327118A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09277564A (ja) * 1996-04-17 1997-10-28 Ricoh Co Ltd 記録装置

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JPH09277564A (ja) * 1996-04-17 1997-10-28 Ricoh Co Ltd 記録装置

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