JP3347474B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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- JP3347474B2 JP3347474B2 JP12902694A JP12902694A JP3347474B2 JP 3347474 B2 JP3347474 B2 JP 3347474B2 JP 12902694 A JP12902694 A JP 12902694A JP 12902694 A JP12902694 A JP 12902694A JP 3347474 B2 JP3347474 B2 JP 3347474B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データを指定した範囲
に記録するファクシミリ装置に関するものである。
に記録するファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置では、外部から
受信した読取りデータを記録する際に、所定の範囲内で
記録用媒体のサイズに適合するように読取りデータを変
換し、この変換によって得られる新たな印字記録データ
に基づいて記録用媒体への印字動作を行なっていた。
受信した読取りデータを記録する際に、所定の範囲内で
記録用媒体のサイズに適合するように読取りデータを変
換し、この変換によって得られる新たな印字記録データ
に基づいて記録用媒体への印字動作を行なっていた。
【0003】また、縮小したデータを印字する場合、こ
れらのデータは、ある特定の縮小率のみで縮小できるも
のであった。
れらのデータは、ある特定の縮小率のみで縮小できるも
のであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成される従来例においては、記録するためのデ
ータに変換された画像データ等は、記録用媒体の予め決
められた特定位置にしか記録することができず、例え
ば、縮小した画像データを記録用媒体の任意の位置に記
録するといったような記録動作における自由度がないと
いう欠点があった。
ように構成される従来例においては、記録するためのデ
ータに変換された画像データ等は、記録用媒体の予め決
められた特定位置にしか記録することができず、例え
ば、縮小した画像データを記録用媒体の任意の位置に記
録するといったような記録動作における自由度がないと
いう欠点があった。
【0005】従って、本発明のファクシミリ装置は、上
記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、キャリッジモータを移動させて主走査方向の
記録範囲を指定し、更に、ラインフィードモータを移動
させて副走査方向の記録範囲を指定することによって、
記録したい場所を自由に決定でき、主走査方向と副走査
方向の記録範囲に基づいて記録記録データの変換処理を
実行し、記録用媒体の任意の場所に記録できるファクシ
ミリ装置を提供することである。
記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、キャリッジモータを移動させて主走査方向の
記録範囲を指定し、更に、ラインフィードモータを移動
させて副走査方向の記録範囲を指定することによって、
記録したい場所を自由に決定でき、主走査方向と副走査
方向の記録範囲に基づいて記録記録データの変換処理を
実行し、記録用媒体の任意の場所に記録できるファクシ
ミリ装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明のファクシミリ装置は、以
下のような構成を備える。即ち、通信回線を経て受信し
た画像データを記録ヘッドによって記録媒体に記録する
ファクシミリ装置であって、前記画像データを受信する
受信手段と、前記記録ヘッドを主走査方向に沿って走査
する主走査手段と、前記主走査方向に対して垂直な副走
査方向に沿って前記記録媒体を搬送する搬送手段と、前
記主走査方向への走査をスタートさせるキーの操作に従
って前記主走査手段により前記記録ヘッドを走査すると
ともに、前記主走査方向の記録範囲を設定するキーの操
作がなされたときの前記記録ヘッドの位置に基づいて、
前記主走査方向の記録範囲を設定する主走査記録範囲設
定手段と、前記副走査方向への搬送をスタートさせるキ
ーの操作に従って前記搬送手段により前記記録媒体を搬
送するとともに、前記副走査方向の記録範囲を設定する
キーの操作がなされたときの前記記録媒体の搬送方向に
おける位置に基づいて、前記副走査方向の記録範囲を設
定する副走査記録範囲設定手段とを備え、前記主走査記
録範囲設定手段により設定された前記主走査方向の記録
範囲と、前記副走査記録範囲設定手段により設定された
前記副走査方向の記録範囲とによって定まる前記記録媒
体上の記録範囲に基づいて、前記受信手段により受信し
た前記画像データの縮小処理を行い、前記記録媒体上に
記録を行う。
的を達成するために、本発明のファクシミリ装置は、以
下のような構成を備える。即ち、通信回線を経て受信し
た画像データを記録ヘッドによって記録媒体に記録する
ファクシミリ装置であって、前記画像データを受信する
受信手段と、前記記録ヘッドを主走査方向に沿って走査
する主走査手段と、前記主走査方向に対して垂直な副走
査方向に沿って前記記録媒体を搬送する搬送手段と、前
記主走査方向への走査をスタートさせるキーの操作に従
って前記主走査手段により前記記録ヘッドを走査すると
ともに、前記主走査方向の記録範囲を設定するキーの操
作がなされたときの前記記録ヘッドの位置に基づいて、
前記主走査方向の記録範囲を設定する主走査記録範囲設
定手段と、前記副走査方向への搬送をスタートさせるキ
ーの操作に従って前記搬送手段により前記記録媒体を搬
送するとともに、前記副走査方向の記録範囲を設定する
キーの操作がなされたときの前記記録媒体の搬送方向に
おける位置に基づいて、前記副走査方向の記録範囲を設
定する副走査記録範囲設定手段とを備え、前記主走査記
録範囲設定手段により設定された前記主走査方向の記録
範囲と、前記副走査記録範囲設定手段により設定された
前記副走査方向の記録範囲とによって定まる前記記録媒
体上の記録範囲に基づいて、前記受信手段により受信し
た前記画像データの縮小処理を行い、前記記録媒体上に
記録を行う。
【0007】また、好ましくは、前記主走査手段は、パ
ルスの入力によって駆動される第1のモータを用いて前
記記録ヘッドを走査するものであり、前記主走査記録範
囲設定手段は、前記第1のモータを駆動するためのパル
ス数をカウントするカウンタと、該カウンタによるカウ
ント数を記憶する記憶手段とを具備する。また、好まし
くは、前記主走査記録範囲設定手段は、前記記憶手段に
記憶されたカウント数に基づいて、前記主走査方向の記
録範囲を設定する。
ルスの入力によって駆動される第1のモータを用いて前
記記録ヘッドを走査するものであり、前記主走査記録範
囲設定手段は、前記第1のモータを駆動するためのパル
ス数をカウントするカウンタと、該カウンタによるカウ
ント数を記憶する記憶手段とを具備する。また、好まし
くは、前記主走査記録範囲設定手段は、前記記憶手段に
記憶されたカウント数に基づいて、前記主走査方向の記
録範囲を設定する。
【0008】また、好ましくは、前記主走査記録範囲設
定手段によって設定される前記主走査方向の記録範囲に
基づいて、前記受信手段により受信した前記画像データ
の主走査方向における縮小処理を行う主走査縮小手段を
更に具備する。また、好ましくは、前記記録媒体は、紙
葉状の記録紙を含み、前記記憶手段に記憶されたカウン
ト数は、該記録紙1枚分の記録が終了する毎にリセット
する。
定手段によって設定される前記主走査方向の記録範囲に
基づいて、前記受信手段により受信した前記画像データ
の主走査方向における縮小処理を行う主走査縮小手段を
更に具備する。また、好ましくは、前記記録媒体は、紙
葉状の記録紙を含み、前記記憶手段に記憶されたカウン
ト数は、該記録紙1枚分の記録が終了する毎にリセット
する。
【0009】また、好ましくは、前記搬送手段は、パル
スの入力によって駆動される第2のモータを用いて前記
記録媒体を搬送するものであり、前記副走査記録範囲設
定手段は、前記第2のモータを駆動するためのパルス数
をカウントするカウンタと、該カウンタによるカウント
数を記憶する記憶手段とを具備する。また、好ましく
は、前記副走査記録範囲設定手段は、前記記憶手段に記
憶されたカウント数に基づいて前記副走査方向の記録範
囲を設定する。
スの入力によって駆動される第2のモータを用いて前記
記録媒体を搬送するものであり、前記副走査記録範囲設
定手段は、前記第2のモータを駆動するためのパルス数
をカウントするカウンタと、該カウンタによるカウント
数を記憶する記憶手段とを具備する。また、好ましく
は、前記副走査記録範囲設定手段は、前記記憶手段に記
憶されたカウント数に基づいて前記副走査方向の記録範
囲を設定する。
【0010】また、好ましくは、前記副走査記録範囲設
定手段により設定される前記副走査方向の記録範囲に基
づいて、前記受信手段により受信した前記画像データの
副走査方向における縮小処理を行う副走査縮小手段を更
に具備する。また、好ましくは、前記記録媒体は、紙葉
状の記録紙を含み、前記記憶手段に記憶されたカウント
数は、該記録紙1枚分の記録が終了する毎にリセットす
る。
定手段により設定される前記副走査方向の記録範囲に基
づいて、前記受信手段により受信した前記画像データの
副走査方向における縮小処理を行う副走査縮小手段を更
に具備する。また、好ましくは、前記記録媒体は、紙葉
状の記録紙を含み、前記記憶手段に記憶されたカウント
数は、該記録紙1枚分の記録が終了する毎にリセットす
る。
【0011】また、好ましくは、設定された前記主走査
方向の記録範囲と前記副走査方向の記録範囲とによって
定まる前記記録媒体上の記録範囲を表す枠を前記記録媒
体に出力する。また、好ましくは、前記記録ヘッドは、
インクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッド
である。また、好ましくは、前記記録ヘッドは、熱エネ
ルギーを利用してインクを吐出する記録ヘッドであっ
て、インクに与える熱エネルギーを発生するための熱エ
ネルギー変換体を備えている。
方向の記録範囲と前記副走査方向の記録範囲とによって
定まる前記記録媒体上の記録範囲を表す枠を前記記録媒
体に出力する。また、好ましくは、前記記録ヘッドは、
インクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッド
である。また、好ましくは、前記記録ヘッドは、熱エネ
ルギーを利用してインクを吐出する記録ヘッドであっ
て、インクに与える熱エネルギーを発生するための熱エ
ネルギー変換体を備えている。
【0012】
【作用】以上のように、この発明に係わるファクシミリ
装置は構成されているので、請求項1に記載の発明によ
れば、記録範囲の設定が主走査方向への走査をスタート
させるキーの操作、副走査方向への搬送をスタートさせ
るキーの操作、副走査方向の記録範囲を設定するキーの
操作に従って行われ、キーの操作に従って、実際に記録
ヘッドの主走査方向への走査と、記録媒体の副走査方向
への搬送を行うことで記録媒体上の実際の記録範囲を設
定される。そして、設定された記録媒体上の記録範囲に
基づいて、受信した画像データの縮小処理を行って記録
媒体上に記録を行うことにより、画像データの記録媒体
への記録位置を任意に設定できる。
装置は構成されているので、請求項1に記載の発明によ
れば、記録範囲の設定が主走査方向への走査をスタート
させるキーの操作、副走査方向への搬送をスタートさせ
るキーの操作、副走査方向の記録範囲を設定するキーの
操作に従って行われ、キーの操作に従って、実際に記録
ヘッドの主走査方向への走査と、記録媒体の副走査方向
への搬送を行うことで記録媒体上の実際の記録範囲を設
定される。そして、設定された記録媒体上の記録範囲に
基づいて、受信した画像データの縮小処理を行って記録
媒体上に記録を行うことにより、画像データの記録媒体
への記録位置を任意に設定できる。
【0013】また、請求項2及び請求項6に記載の発明
によれば、主走査手段は、パルスの入力によって駆動さ
れる第1のモータを用いて記録ヘッドを走査するもので
あり、主走査記録範囲設定手段は、第1のモータを駆動
するためのパルス数をカウントするカウンタと、カウン
タによるカウント数を記憶する記憶手段とを具備するの
で、新たな機構を付加することなく画像データの記録媒
体への記録位置を任意に設定できる。
によれば、主走査手段は、パルスの入力によって駆動さ
れる第1のモータを用いて記録ヘッドを走査するもので
あり、主走査記録範囲設定手段は、第1のモータを駆動
するためのパルス数をカウントするカウンタと、カウン
タによるカウント数を記憶する記憶手段とを具備するの
で、新たな機構を付加することなく画像データの記録媒
体への記録位置を任意に設定できる。
【0014】また、請求項3及び請求項7に記載の発明
によれば、主走査記録範囲設定手段は、記憶手段に記憶
されたカウント数に基づいて、主走査方向の記録範囲を
設定するので、その設定時の演算処理を簡素化でき、演
算処理に要する時間の高速化を図ることができる。ま
た、請求項4及び請求項8に記載の発明によれば、主走
査記録範囲設定手段によって設定される主走査方向の記
録範囲に基づいて、受信手段により受信した前記画像デ
ータの主走査方向における縮小処理を行う主走査縮小手
段を更に具備することによって、新たな画像の縮小処理
機構を付加することなくインクジェット記録方式の一部
である走査手段、搬送手段を用いて、画像データの縮小
処理を行える。
によれば、主走査記録範囲設定手段は、記憶手段に記憶
されたカウント数に基づいて、主走査方向の記録範囲を
設定するので、その設定時の演算処理を簡素化でき、演
算処理に要する時間の高速化を図ることができる。ま
た、請求項4及び請求項8に記載の発明によれば、主走
査記録範囲設定手段によって設定される主走査方向の記
録範囲に基づいて、受信手段により受信した前記画像デ
ータの主走査方向における縮小処理を行う主走査縮小手
段を更に具備することによって、新たな画像の縮小処理
機構を付加することなくインクジェット記録方式の一部
である走査手段、搬送手段を用いて、画像データの縮小
処理を行える。
【0015】また、請求項5及び請求項9に記載の発明
によれば、夫々の記憶手段に記憶されたカウント数は、
記録媒体としての記録紙1枚分の記録が終了する毎にリ
セットするので、1枚ずつ確実に画像データの記録範囲
の設定、縮小処理、及び記録を行うことができる。ま
た、請求項10に記載の発明によれば、設定された主走
査方向の記録範囲と副走査方向の記録範囲とによって定
まる記録媒体上の記録範囲を表す枠を記録媒体に出力す
ることによって、記録媒体への記録を実行する前に記録
範囲の確認を行える。
によれば、夫々の記憶手段に記憶されたカウント数は、
記録媒体としての記録紙1枚分の記録が終了する毎にリ
セットするので、1枚ずつ確実に画像データの記録範囲
の設定、縮小処理、及び記録を行うことができる。ま
た、請求項10に記載の発明によれば、設定された主走
査方向の記録範囲と副走査方向の記録範囲とによって定
まる記録媒体上の記録範囲を表す枠を記録媒体に出力す
ることによって、記録媒体への記録を実行する前に記録
範囲の確認を行える。
【0016】また、請求項11に記載の発明によれば、
記録ヘッドは、インクを吐出して記録を行うインクジェ
ット記録ヘッドであるので、記録ヘッドの走査手段を利
用することによって、画像データの記録場所を自由に設
定できる。また、請求項12に記載の発明によれば、記
録ヘッドは、熱エネルギーを利用してインクを吐出する
記録ヘッドであって、インクに与える熱エネルギーを発
生するための熱エネルギー変換体を備えているので、画
像データの記録精度を向上させることができる。
記録ヘッドは、インクを吐出して記録を行うインクジェ
ット記録ヘッドであるので、記録ヘッドの走査手段を利
用することによって、画像データの記録場所を自由に設
定できる。また、請求項12に記載の発明によれば、記
録ヘッドは、熱エネルギーを利用してインクを吐出する
記録ヘッドであって、インクに与える熱エネルギーを発
生するための熱エネルギー変換体を備えているので、画
像データの記録精度を向上させることができる。
【0017】
【実施例】以下に本発明に基づく実施例につき、添付の
図面を参照して詳細に説明する。 <ファクシミリ装置の全体構成>図1は、本発明の一実
施例のインクジェットプリンタを有するファクシミリ装
置の主要構成を示すブロック図である。図1において、
CPU1は、マイクロプロセッサなどから構成されるも
ので、本装置の中央演算処理部となり、ROM2に記憶
されている制御プログラムに基づいてファクシミリ装置
を構成する各部を制御するものである。
図面を参照して詳細に説明する。 <ファクシミリ装置の全体構成>図1は、本発明の一実
施例のインクジェットプリンタを有するファクシミリ装
置の主要構成を示すブロック図である。図1において、
CPU1は、マイクロプロセッサなどから構成されるも
ので、本装置の中央演算処理部となり、ROM2に記憶
されている制御プログラムに基づいてファクシミリ装置
を構成する各部を制御するものである。
【0018】RAM3は読取部7によって読み取られた
2値化画像データや、電話回線10からNCU9を介し
て入力され、モデム8により復調されたアナログデータ
を2値化データとして格納するものである。不揮発性R
AM4は、ファクシミリ装置の電源が遮断された状態で
あっても、消去されずに保存しておく必要のあるデータ
を格納するものである。
2値化画像データや、電話回線10からNCU9を介し
て入力され、モデム8により復調されたアナログデータ
を2値化データとして格納するものである。不揮発性R
AM4は、ファクシミリ装置の電源が遮断された状態で
あっても、消去されずに保存しておく必要のあるデータ
を格納するものである。
【0019】CG5は、JISコード、ASCIIコー
ドなどのキャラクタを格納しておくROMである。記録
部6は、RAM3に格納されている記録データをハード
コピーとして印字出力するプリンタであり、本実施例で
用いるプリンタは、インクジェット方式のプリンタであ
る。
ドなどのキャラクタを格納しておくROMである。記録
部6は、RAM3に格納されている記録データをハード
コピーとして印字出力するプリンタであり、本実施例で
用いるプリンタは、インクジェット方式のプリンタであ
る。
【0020】読取部7は、不図示のCCDカメラ等を利
用して読み取ったアナログデータを画像処理して2値化
し、その2値化データを順次RAM3に転送するもので
ある。尚、読取部7に対する原稿の充填状態は、原稿セ
ンサにより検出できるようになっており、この原稿検出
信号はCPU1に入力される。モデム8はCPU1の制
御に基づいてRAM3に格納されている送信データを変
調し、NCU9を介して電話回線10に出力するもので
ある。さらにモデム8は電話回線10から入力されるア
ナログ信号をNCU9を介して導入し、これを復調して
2値化したデータをRAM3に格納する。
用して読み取ったアナログデータを画像処理して2値化
し、その2値化データを順次RAM3に転送するもので
ある。尚、読取部7に対する原稿の充填状態は、原稿セ
ンサにより検出できるようになっており、この原稿検出
信号はCPU1に入力される。モデム8はCPU1の制
御に基づいてRAM3に格納されている送信データを変
調し、NCU9を介して電話回線10に出力するもので
ある。さらにモデム8は電話回線10から入力されるア
ナログ信号をNCU9を介して導入し、これを復調して
2値化したデータをRAM3に格納する。
【0021】NCU9は、CPU1の制御によって電話
回線10をモデム8または、電話機11のいずれかに切
り換えて接続するものである。電話機11は、一般的な
ハンドセット及びスピーチネットワーク、ダイヤラなど
から構成されている。操作部12は、画像送信,受信な
どをスタートさせるキーと、送受信時におけるファイ
ン,標準,自動受信などの操作モード選択キーと、ダイ
ヤリング用のテンキーなどから構成されるものである。
なお、CPU1はこれらのキーの押下状態を検出し、そ
の状態に応じて上記各部を制御する。
回線10をモデム8または、電話機11のいずれかに切
り換えて接続するものである。電話機11は、一般的な
ハンドセット及びスピーチネットワーク、ダイヤラなど
から構成されている。操作部12は、画像送信,受信な
どをスタートさせるキーと、送受信時におけるファイ
ン,標準,自動受信などの操作モード選択キーと、ダイ
ヤリング用のテンキーなどから構成されるものである。
なお、CPU1はこれらのキーの押下状態を検出し、そ
の状態に応じて上記各部を制御する。
【0022】表示部13は、16桁の表示を行う液晶表
示部であり、CPU1の制御によって所定の文字などを
表示するものである。PCインターフェイス部14は、
パーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)15と
接続するためのもので、PC15から出力されるキャラ
クタデータをRAM3に格納する。
示部であり、CPU1の制御によって所定の文字などを
表示するものである。PCインターフェイス部14は、
パーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)15と
接続するためのもので、PC15から出力されるキャラ
クタデータをRAM3に格納する。
【0023】<インクジェットプリンタの構成>図2
は、本実施例における記録部として用いるインクジェッ
トプリンタの具体的な構成を示す外観斜視図である。図
2において、駆動モータ213の正逆回転に連動して駆
動力伝達ギア211,209を介して回転するリードス
クリュー205の螺旋溝204に対して係合するキャリ
ッジHCはピン(不図示)を有し、矢印a,b方向に往
復移動される。このキャリッジHCには、インクカート
リッジIJCが搭載されている。本実施例では、インク
カートリッジIJCは熱エネルギーを用いてインクに状
態変化を生起させることにより、吐出口よりインク滴を
吐出する記録ヘッド及びインクタンクITが一体に構成
されたものであり、キャリッジに対し着脱可能なディス
ポーザブルタイプなものである。部材202は紙押さえ
板であり、キャリッジの移動方向に沿って紙をプラテン
200に対して押圧する。部材207,208はフォト
カプラで、キャリッジのレバー206のこの領域での存
在を確認して、モータ213の回転方向切り換え等を行
うためのホームポジション検知手段である。部材216
は記録ヘッドの前面をキャップするキャップ部材222
を支持する部材で、部材215はこのキャップ内部を吸
引する吸引手段で、キャップ内開口223を介して記録
ヘッドの吸引回復を行う。部材217はクリーニングブ
レードで、部材219はこのブレードを前後方向に移動
可能にする部材であり、本体支持板218にこれらが支
持されている。尚、ブレードは、この形態でなく周知の
クリーニングブレードが本実施例に適用できることは言
うまでもない。また、部材212は、吸引を開始するた
めのレバーで、キャリッジと係合するカム220の移動
に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切
り換え等の公知の伝達手段で移動制御される。
は、本実施例における記録部として用いるインクジェッ
トプリンタの具体的な構成を示す外観斜視図である。図
2において、駆動モータ213の正逆回転に連動して駆
動力伝達ギア211,209を介して回転するリードス
クリュー205の螺旋溝204に対して係合するキャリ
ッジHCはピン(不図示)を有し、矢印a,b方向に往
復移動される。このキャリッジHCには、インクカート
リッジIJCが搭載されている。本実施例では、インク
カートリッジIJCは熱エネルギーを用いてインクに状
態変化を生起させることにより、吐出口よりインク滴を
吐出する記録ヘッド及びインクタンクITが一体に構成
されたものであり、キャリッジに対し着脱可能なディス
ポーザブルタイプなものである。部材202は紙押さえ
板であり、キャリッジの移動方向に沿って紙をプラテン
200に対して押圧する。部材207,208はフォト
カプラで、キャリッジのレバー206のこの領域での存
在を確認して、モータ213の回転方向切り換え等を行
うためのホームポジション検知手段である。部材216
は記録ヘッドの前面をキャップするキャップ部材222
を支持する部材で、部材215はこのキャップ内部を吸
引する吸引手段で、キャップ内開口223を介して記録
ヘッドの吸引回復を行う。部材217はクリーニングブ
レードで、部材219はこのブレードを前後方向に移動
可能にする部材であり、本体支持板218にこれらが支
持されている。尚、ブレードは、この形態でなく周知の
クリーニングブレードが本実施例に適用できることは言
うまでもない。また、部材212は、吸引を開始するた
めのレバーで、キャリッジと係合するカム220の移動
に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切
り換え等の公知の伝達手段で移動制御される。
【0024】これらのキャッピング,クリーニング,吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域にき
た時にリードスクリュー205の作用によってそれらの
対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うようにすれ
ば、本実施例にはいずれも適用できる。 <プリンタ制御構成の説明>次に、上述したインクジェ
ットプリンタの記録制御を実行するための制御構成につ
いて説明する。
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域にき
た時にリードスクリュー205の作用によってそれらの
対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うようにすれ
ば、本実施例にはいずれも適用できる。 <プリンタ制御構成の説明>次に、上述したインクジェ
ットプリンタの記録制御を実行するための制御構成につ
いて説明する。
【0025】図3はインクジェットプリンタIJRAの
制御回路の構成を示すブロック図である。制御回路を示
す同図において、1700は記録信号を入力するインタ
フェース、1701はMPU、1702はMPU170
1が実行する制御プログラムを格納するプログラムRO
M、1703は各種データ(上記記録信号やヘッドに供
給される記録データ等)を保存しておくダイナミック型
のRAMである。1704は記録ヘッド1708に対す
る記録データの供給制御を行うゲートアレイであり、イ
ンタフェース1700、MPU1701、RAM170
3間のデータ転送制御も行う。330は記録ヘッド17
08を搬送するためのキャリアモータ、370は記録紙
搬送のための搬送モータである。1705はヘッドを駆
動するヘッドドライバ、360,320はそれぞれ搬送
モータ370、キャリアモータ330を駆動するための
モータドライバである。
制御回路の構成を示すブロック図である。制御回路を示
す同図において、1700は記録信号を入力するインタ
フェース、1701はMPU、1702はMPU170
1が実行する制御プログラムを格納するプログラムRO
M、1703は各種データ(上記記録信号やヘッドに供
給される記録データ等)を保存しておくダイナミック型
のRAMである。1704は記録ヘッド1708に対す
る記録データの供給制御を行うゲートアレイであり、イ
ンタフェース1700、MPU1701、RAM170
3間のデータ転送制御も行う。330は記録ヘッド17
08を搬送するためのキャリアモータ、370は記録紙
搬送のための搬送モータである。1705はヘッドを駆
動するヘッドドライバ、360,320はそれぞれ搬送
モータ370、キャリアモータ330を駆動するための
モータドライバである。
【0026】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
フェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ17
04とMPU1701との間で記録信号がプリント用の
記録データに変換される。そして、モータドライバ36
0、320が駆動されると共に、ヘッドドライバ170
5に送られた記録データに従って記録ヘッドが駆動さ
れ、印字が行われる。
フェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ17
04とMPU1701との間で記録信号がプリント用の
記録データに変換される。そして、モータドライバ36
0、320が駆動されると共に、ヘッドドライバ170
5に送られた記録データに従って記録ヘッドが駆動さ
れ、印字が行われる。
【0027】<ファクシミリ装置の動作>次に、本実施
例のファクシミリ装置の動作について詳細に述べる。図
4は、本発明に関する実施例の特徴を示すブロック図で
ある。また、図5、図6は、印字範囲設定処理手順を示
すフローチャートである。また、図7は、印字記録動作
処理手順を示すフローチャートである。
例のファクシミリ装置の動作について詳細に述べる。図
4は、本発明に関する実施例の特徴を示すブロック図で
ある。また、図5、図6は、印字範囲設定処理手順を示
すフローチャートである。また、図7は、印字記録動作
処理手順を示すフローチャートである。
【0028】(印字範囲設定)まず、図4〜図6を参照
して印字範囲の設定について説明する。主走査方向の印
字範囲を設定するときはキャリッジモータ330(ステ
ッピングモータ使用)によるカートリッジの主走査方向
への移動によって行う。まず処理が開始されると、ステ
ップS1で、主走査スタートキーをオンする。主走査ス
タートキーを押下する(オンする)と主走査印字範囲設
定回路310内にANDゲート312にHighレベル
が入力されてモータドライバ320にパルスが入力さ
れ、キャリッジモータ330を駆動する。それと同時
に、カウンタ313にもパルスが入力され、カウンタ3
13が作動する。
して印字範囲の設定について説明する。主走査方向の印
字範囲を設定するときはキャリッジモータ330(ステ
ッピングモータ使用)によるカートリッジの主走査方向
への移動によって行う。まず処理が開始されると、ステ
ップS1で、主走査スタートキーをオンする。主走査ス
タートキーを押下する(オンする)と主走査印字範囲設
定回路310内にANDゲート312にHighレベル
が入力されてモータドライバ320にパルスが入力さ
れ、キャリッジモータ330を駆動する。それと同時
に、カウンタ313にもパルスが入力され、カウンタ3
13が作動する。
【0029】希望する印字開始位置にカートリッジが到
達し確定キーが押下されると、ANDゲート312にL
owレベルが入力されてキャリッジモータ330とカウ
ンタ313が停止する(ステップS2)。このときのカ
ウンタ値を印字開始位置記憶手段314に保持する。次
に、印字範囲が決めるために確定キーを押下すると、A
NDゲート312にHighレベルが入力されてモータ
ドライバ320に再度パルスが入力され、キャリッジモ
ータ330が駆動し、カウンタ313も再度スタートす
る(ステップS3)。
達し確定キーが押下されると、ANDゲート312にL
owレベルが入力されてキャリッジモータ330とカウ
ンタ313が停止する(ステップS2)。このときのカ
ウンタ値を印字開始位置記憶手段314に保持する。次
に、印字範囲が決めるために確定キーを押下すると、A
NDゲート312にHighレベルが入力されてモータ
ドライバ320に再度パルスが入力され、キャリッジモ
ータ330が駆動し、カウンタ313も再度スタートす
る(ステップS3)。
【0030】カートリッジが希望する印字終了位置に到
達して確定キーが押下された時、ANDゲート312に
Lowレベルが入力され、キャリッジモータ330とカ
ウンタ313が停止する(ステップS4〜ステップS
5)。このときのカウント数を印字終了位置記憶手段3
15で保持する(ステップS6)。この後セットキーを
押下して主走査方向の印字範囲設定を終了する(ステッ
プS7)。
達して確定キーが押下された時、ANDゲート312に
Lowレベルが入力され、キャリッジモータ330とカ
ウンタ313が停止する(ステップS4〜ステップS
5)。このときのカウント数を印字終了位置記憶手段3
15で保持する(ステップS6)。この後セットキーを
押下して主走査方向の印字範囲設定を終了する(ステッ
プS7)。
【0031】副走査方向の印字範囲を設定するときはラ
インフィードモータによる記録紙の副走査方向への移動
によって行う。まず、副走査スタートキーを押下すると
副走査印字範囲設定回路350内のANDゲート352
にHighレベルが入力されてモータドライバ360に
パルスが入力され、ラインフィードモータ370を駆動
する。それと同時に、カウンタ353もパルスが入力さ
れ、カウンタ353が作動する(ステップS8)。
インフィードモータによる記録紙の副走査方向への移動
によって行う。まず、副走査スタートキーを押下すると
副走査印字範囲設定回路350内のANDゲート352
にHighレベルが入力されてモータドライバ360に
パルスが入力され、ラインフィードモータ370を駆動
する。それと同時に、カウンタ353もパルスが入力さ
れ、カウンタ353が作動する(ステップS8)。
【0032】希望する印字開始位置に記録紙が到達し確
定キーが押下されると、ANDゲート352にLowレ
ベルが入力されてラインフィードモータ370とカウン
タ353が停止する(ステップS9)。このときのカウ
ンタ値を印字開始位置記憶手段354に保持する(ステ
ップS10)。次に印字範囲を決めるために確定キーを
押下すると(ステップS11)、ANDゲート352に
Highレベルが入力されてモータドライバ360に再
度パルスが入力され、ラインフィードモータ370が駆
動し、カウンタ353も再度スタートする。
定キーが押下されると、ANDゲート352にLowレ
ベルが入力されてラインフィードモータ370とカウン
タ353が停止する(ステップS9)。このときのカウ
ンタ値を印字開始位置記憶手段354に保持する(ステ
ップS10)。次に印字範囲を決めるために確定キーを
押下すると(ステップS11)、ANDゲート352に
Highレベルが入力されてモータドライバ360に再
度パルスが入力され、ラインフィードモータ370が駆
動し、カウンタ353も再度スタートする。
【0033】記録紙が希望する印字終了位置に到達して
確定キーが押下された時(ステップS12)、ANDゲ
ート352にLowレベルが入力され、ラインフィード
モータ370とカウンタ353が停止する。このときの
カウント数を印字終了位置記憶手段355で保持する
(ステップS13)。この後ストップキーを押下して副
走査方向の印字範囲設定を終了する(ステップS1
4)。
確定キーが押下された時(ステップS12)、ANDゲ
ート352にLowレベルが入力され、ラインフィード
モータ370とカウンタ353が停止する。このときの
カウント数を印字終了位置記憶手段355で保持する
(ステップS13)。この後ストップキーを押下して副
走査方向の印字範囲設定を終了する(ステップS1
4)。
【0034】印字範囲終了後、印字範囲を確認するため
に印字範囲の枠を記録紙に印字し出力する(ステップS
15)。 (記録動作)次に、図4、図7を参照して記録動作とし
て、印字範囲にコピー時の読み取りデータ、受信時の受
信データ、またはPCからの出力データを記録する場合
について説明する。
に印字範囲の枠を記録紙に印字し出力する(ステップS
15)。 (記録動作)次に、図4、図7を参照して記録動作とし
て、印字範囲にコピー時の読み取りデータ、受信時の受
信データ、またはPCからの出力データを記録する場合
について説明する。
【0035】図4、図7において、処理が開始される
と、コピー時の読み取りデータ、受信時の受信データ、
またはPCからの出力データはRAM内のバッファ30
0に保持される(ステップS20)。その後、ステップ
S21において、主走査縮小処理回路340でバッファ
300内のデータの主走査方向の縮小処理を行う。この
時、印字終了位置記憶手段315のカウント数から印字
開始位置記憶手段314のカウント数を引いた数(主走
査印字範囲カウント数)を用いる。例えば、1パルス=
6画素として492パルス(2952画素)で主走査方
向の印字を行う記録方式の場合、主走査印字範囲カウン
ト数が300とすると、2952画素から1152画素
(492−300パルス×6画素)間引く処理を行う。
この時、間引き処理は一般化している影像法によって行
う。ステップS22では、主走査縮小処理されたデータ
は副走査縮小処理回路380に入力され、印字終了位置
記憶手段355のカウント数から印字開始位置記憶手段
345のカウント数を引いた数(副走査印字範囲カウン
ト数)を参照して、主走査縮小処理回路340と同様の
縮小処理(影像法による間引き処理)を行う。その後、
ステップS23において、副走査縮小処理されたデータ
は記録バッファ390に入力される。
と、コピー時の読み取りデータ、受信時の受信データ、
またはPCからの出力データはRAM内のバッファ30
0に保持される(ステップS20)。その後、ステップ
S21において、主走査縮小処理回路340でバッファ
300内のデータの主走査方向の縮小処理を行う。この
時、印字終了位置記憶手段315のカウント数から印字
開始位置記憶手段314のカウント数を引いた数(主走
査印字範囲カウント数)を用いる。例えば、1パルス=
6画素として492パルス(2952画素)で主走査方
向の印字を行う記録方式の場合、主走査印字範囲カウン
ト数が300とすると、2952画素から1152画素
(492−300パルス×6画素)間引く処理を行う。
この時、間引き処理は一般化している影像法によって行
う。ステップS22では、主走査縮小処理されたデータ
は副走査縮小処理回路380に入力され、印字終了位置
記憶手段355のカウント数から印字開始位置記憶手段
345のカウント数を引いた数(副走査印字範囲カウン
ト数)を参照して、主走査縮小処理回路340と同様の
縮小処理(影像法による間引き処理)を行う。その後、
ステップS23において、副走査縮小処理されたデータ
は記録バッファ390に入力される。
【0036】ステップS24〜S25では、ステップS
23で記録バッファ390に入力されたデータを印字す
るために主走査方向の印字開始位置記憶手段314のカ
ウント数と副走査方向の印字開始位置記憶手段354の
カウント数よりカートリッジを印字位置に移動し、主走
査印字範囲カウント数と副走査印字範囲カウント数を元
にキャリッジモータ330とラインフィードモータ37
0を駆動してカートリッジを制御し印字動作を行う。
23で記録バッファ390に入力されたデータを印字す
るために主走査方向の印字開始位置記憶手段314のカ
ウント数と副走査方向の印字開始位置記憶手段354の
カウント数よりカートリッジを印字位置に移動し、主走
査印字範囲カウント数と副走査印字範囲カウント数を元
にキャリッジモータ330とラインフィードモータ37
0を駆動してカートリッジを制御し印字動作を行う。
【0037】ステップS26では、1回記録する毎に各
々の記憶手段に保持されているカウント数をリセットす
るか、あるいはリセットキーが押されてるまでカウント
数を保持するかを判断し、その判断に基づいてカウンタ
数リセット手段400で予め設定しておく。ステップS
26でカウント数をリセットする場合(ステップS26
で判断がNO)、ステップS27に進み、リセットキー
がオンされたか否かを判断する。ステップS27で、リ
セットキーがオンされた場合(ステップS27で判断が
YES)、ステップS28に進み、カウント数をリセッ
トして、記録動作処理を終了する。一方、ステップS2
6でカウント数をリセットしない場合(ステップS26
で判断がYES)、ステップS28に進んで、カウント
数をリセットして、記録動作処理を終了する。
々の記憶手段に保持されているカウント数をリセットす
るか、あるいはリセットキーが押されてるまでカウント
数を保持するかを判断し、その判断に基づいてカウンタ
数リセット手段400で予め設定しておく。ステップS
26でカウント数をリセットする場合(ステップS26
で判断がNO)、ステップS27に進み、リセットキー
がオンされたか否かを判断する。ステップS27で、リ
セットキーがオンされた場合(ステップS27で判断が
YES)、ステップS28に進み、カウント数をリセッ
トして、記録動作処理を終了する。一方、ステップS2
6でカウント数をリセットしない場合(ステップS26
で判断がYES)、ステップS28に進んで、カウント
数をリセットして、記録動作処理を終了する。
【0038】(実施例の効果)以上説明したように、本
実施例の構成によれば、主走査方向印字範囲設定回路と
副走査方向印字範囲設定回路とにより、夫々の印字範囲
を設定できるので、画像データの記録紙への印字位置を
任意に設定できる。また、主走査方向印字範囲設定回路
及び副走査方向印字範囲設定回路は、夫々記録ヘッドを
駆動するキャリッジモータを駆動するためのパルス数を
カウントするカウンタと、カウンタによるカウント数を
記憶する記憶手段とを具備するので、新たな機構を付加
することなく画像データの記録紙への印字位置を任意に
設定できる。
実施例の構成によれば、主走査方向印字範囲設定回路と
副走査方向印字範囲設定回路とにより、夫々の印字範囲
を設定できるので、画像データの記録紙への印字位置を
任意に設定できる。また、主走査方向印字範囲設定回路
及び副走査方向印字範囲設定回路は、夫々記録ヘッドを
駆動するキャリッジモータを駆動するためのパルス数を
カウントするカウンタと、カウンタによるカウント数を
記憶する記憶手段とを具備するので、新たな機構を付加
することなく画像データの記録紙への印字位置を任意に
設定できる。
【0039】また、主走査方向及び副走査方向印字範囲
設定回路は、記憶手段に記憶されたカウント数に基づい
て印字範囲を設定するので、印字範囲設定する際の演算
処理を簡素化でき、演算処理に要する時間の高速化を図
ることができる。また、設定された印字範囲に基づい
て、画像データの主走査方向及び副走査方向の夫々の縮
小処理を行う主走査縮小処理回路と副走査方向縮小処理
回路とを具備することによって、新たな画像の縮小処理
機構を付加することなくインクジェット記録方式の一部
であるキャリッジモータ、ラインフィードモータを用い
て、画像データの縮小処理を行える。
設定回路は、記憶手段に記憶されたカウント数に基づい
て印字範囲を設定するので、印字範囲設定する際の演算
処理を簡素化でき、演算処理に要する時間の高速化を図
ることができる。また、設定された印字範囲に基づい
て、画像データの主走査方向及び副走査方向の夫々の縮
小処理を行う主走査縮小処理回路と副走査方向縮小処理
回路とを具備することによって、新たな画像の縮小処理
機構を付加することなくインクジェット記録方式の一部
であるキャリッジモータ、ラインフィードモータを用い
て、画像データの縮小処理を行える。
【0040】また、夫々の記憶手段に記憶されたカウン
ト数は、記録紙1枚分の記録が終了する毎にリセットす
るので、1枚ずつ確実に画像データの印字範囲の設定、
縮小処理、及び記録を行うことができる。また、印字範
囲の設定後に、設定された印字範囲を表す枠を記録紙に
印字出力することによって、記録紙に印字を実行する前
に印字範囲の確認を行える。
ト数は、記録紙1枚分の記録が終了する毎にリセットす
るので、1枚ずつ確実に画像データの印字範囲の設定、
縮小処理、及び記録を行うことができる。また、印字範
囲の設定後に、設定された印字範囲を表す枠を記録紙に
印字出力することによって、記録紙に印字を実行する前
に印字範囲の確認を行える。
【0041】また、記録ヘッドは、インクを吐出して記
録を行うインクジェット記録ヘッドであるので、キャリ
ッジモータ,ラインフィードモータを利用することによ
って、画像データの記録場所を自由に設定できる。ま
た、記録ヘッドは、熱エネルギーを利用してインクを吐
出する記録ヘッドであって、インクに与える熱エネルギ
ーを発生するための熱エネルギー変換体を備えているの
で、画像データの印字精度を向上させることができる。
録を行うインクジェット記録ヘッドであるので、キャリ
ッジモータ,ラインフィードモータを利用することによ
って、画像データの記録場所を自由に設定できる。ま
た、記録ヘッドは、熱エネルギーを利用してインクを吐
出する記録ヘッドであって、インクに与える熱エネルギ
ーを発生するための熱エネルギー変換体を備えているの
で、画像データの印字精度を向上させることができる。
【0042】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式のプリント装置につ
いて説明したが、かかる方式によれば記録の高密度化、
高精細化が達成できる。
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式のプリント装置につ
いて説明したが、かかる方式によれば記録の高密度化、
高精細化が達成できる。
【0043】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0044】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。記録ヘ
ッドの構成としては、上述の各明細書に開示されている
ような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用面が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成としても良い。
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。記録ヘ
ッドの構成としては、上述の各明細書に開示されている
ような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用面が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成としても良い。
【0045】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。加えて、装置本体に装着され
ることで、装置本体との電気的な接続や装置本体からの
インクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記
録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインクタ
ンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用
いてもよい。
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。加えて、装置本体に装着され
ることで、装置本体との電気的な接続や装置本体からの
インクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記
録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインクタ
ンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用
いてもよい。
【0046】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0047】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。以上説明した本発明実施例においては、インクを
液体として説明しているが、室温やそれ以下で固化する
インクであっても、室温で軟化もしくは液化するものを
用いても良く、あるいはインクジェット方式ではインク
自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度調整を
行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制
御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時に
インクが液状をなすものであればよい。
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。以上説明した本発明実施例においては、インクを
液体として説明しているが、室温やそれ以下で固化する
インクであっても、室温で軟化もしくは液化するものを
用いても良く、あるいはインクジェット方式ではインク
自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度調整を
行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制
御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時に
インクが液状をなすものであればよい。
【0048】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0049】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステム
に適用しても、1つの機器から成る装置に適用しても良
い。また、本発明はシステム或は装置にプログラムを供
給することによって達成される場合にも適用できること
は言うまでもない。
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステム
に適用しても、1つの機器から成る装置に適用しても良
い。また、本発明はシステム或は装置にプログラムを供
給することによって達成される場合にも適用できること
は言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる請
求項1に記載の発明によれば、記録範囲の設定が主走査
方向への走査をスタートさせるキーの操作、副走査方向
への搬送をスタートさせるキーの操作、副走査方向の記
録範囲を設定するキーの操作に従って行われ、キーの操
作に従って、実際に記録ヘッドの主走査方向への走査
と、記録媒体の副走査方向への搬送を行うことで記録媒
体上の実際の記録範囲を設定される。そして、設定され
た記録媒体上の記録範囲に基づいて、受信した画像デー
タの縮小処理を行って記録媒体上に記録を行うことによ
り、画像データの記録媒体への記録位置を任意に設定で
きる。また、請求項2及び請求項6に記載の発明によれ
ば、主走査手段は、パルスの入力によって駆動される第
1のモータを用いて記録ヘッドを走査するものであり、
主走査記録範囲設定手段は、第1のモータを駆動するた
めのパルス数をカウントするカウンタと、カウンタによ
るカウント数を記憶する記憶手段とを具備するので、新
たな機構を付加することなく画像データの記録媒体への
記録位置を任意に設定できる。
求項1に記載の発明によれば、記録範囲の設定が主走査
方向への走査をスタートさせるキーの操作、副走査方向
への搬送をスタートさせるキーの操作、副走査方向の記
録範囲を設定するキーの操作に従って行われ、キーの操
作に従って、実際に記録ヘッドの主走査方向への走査
と、記録媒体の副走査方向への搬送を行うことで記録媒
体上の実際の記録範囲を設定される。そして、設定され
た記録媒体上の記録範囲に基づいて、受信した画像デー
タの縮小処理を行って記録媒体上に記録を行うことによ
り、画像データの記録媒体への記録位置を任意に設定で
きる。また、請求項2及び請求項6に記載の発明によれ
ば、主走査手段は、パルスの入力によって駆動される第
1のモータを用いて記録ヘッドを走査するものであり、
主走査記録範囲設定手段は、第1のモータを駆動するた
めのパルス数をカウントするカウンタと、カウンタによ
るカウント数を記憶する記憶手段とを具備するので、新
たな機構を付加することなく画像データの記録媒体への
記録位置を任意に設定できる。
【0051】また、請求項3及び請求項7に記載の発明
によれば、主走査記録範囲設定手段は、記憶手段に記憶
されたカウント数に基づいて、主走査方向の記録範囲を
設定するので、その設定時の演算処理を簡素化でき、演
算処理に要する時間の高速化を図ることができる。ま
た、請求項4及び請求項8に記載の発明によれば、主走
査記録範囲設定手段によって設定される主走査方向の記
録範囲に基づいて、受信手段により受信した前記画像デ
ータの主走査方向における縮小処理を行う主走査縮小手
段を更に具備することによって、新たな画像の縮小処理
機構を付加することなくインクジェット記録方式の一部
である走査手段、搬送手段を用いて、画像データの縮小
処理を行える。
によれば、主走査記録範囲設定手段は、記憶手段に記憶
されたカウント数に基づいて、主走査方向の記録範囲を
設定するので、その設定時の演算処理を簡素化でき、演
算処理に要する時間の高速化を図ることができる。ま
た、請求項4及び請求項8に記載の発明によれば、主走
査記録範囲設定手段によって設定される主走査方向の記
録範囲に基づいて、受信手段により受信した前記画像デ
ータの主走査方向における縮小処理を行う主走査縮小手
段を更に具備することによって、新たな画像の縮小処理
機構を付加することなくインクジェット記録方式の一部
である走査手段、搬送手段を用いて、画像データの縮小
処理を行える。
【0052】また、請求項5及び請求項9に記載の発明
によれば、夫々の記憶手段に記憶されたカウント数は、
記録媒体としての記録紙1枚分の記録が終了する毎にリ
セットするので、1枚ずつ確実に画像データの記録範囲
の設定、縮小処理、及び記録を行うことができる。ま
た、請求項10に記載の発明によれば、設定された主走
査方向の記録範囲と副走査方向の記録範囲とによって定
まる記録媒体上の記録範囲を表す枠を記録媒体に出力す
ることによって、記録媒体への記録を実行する前に記録
範囲の確認を行える。
によれば、夫々の記憶手段に記憶されたカウント数は、
記録媒体としての記録紙1枚分の記録が終了する毎にリ
セットするので、1枚ずつ確実に画像データの記録範囲
の設定、縮小処理、及び記録を行うことができる。ま
た、請求項10に記載の発明によれば、設定された主走
査方向の記録範囲と副走査方向の記録範囲とによって定
まる記録媒体上の記録範囲を表す枠を記録媒体に出力す
ることによって、記録媒体への記録を実行する前に記録
範囲の確認を行える。
【0053】また、請求項11に記載の発明によれば、
記録ヘッドは、インクを吐出して記録を行うインクジェ
ット記録ヘッドであるので、記録ヘッドの走査手段を利
用することによって、画像データの記録場所を自由に設
定できる。また、請求項12に記載の発明によれば、記
録ヘッドは、熱エネルギーを利用してインクを吐出する
記録ヘッドであって、インクに与える熱エネルギーを発
生するための熱エネルギー変換体を備えているので、画
像データの記録精度を向上させることができる。
記録ヘッドは、インクを吐出して記録を行うインクジェ
ット記録ヘッドであるので、記録ヘッドの走査手段を利
用することによって、画像データの記録場所を自由に設
定できる。また、請求項12に記載の発明によれば、記
録ヘッドは、熱エネルギーを利用してインクを吐出する
記録ヘッドであって、インクに与える熱エネルギーを発
生するための熱エネルギー変換体を備えているので、画
像データの記録精度を向上させることができる。
【図1】本発明の一実施例のインクジェットプリンタを
有するファクシミリ装置の主要構成を示すブロック図で
ある。
有するファクシミリ装置の主要構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本実施例における記録部として用いるインクジ
ェットプリンタの具体的な構成を示す外観斜視図であ
る。
ェットプリンタの具体的な構成を示す外観斜視図であ
る。
【図3】インクジェットプリンタIJRAの制御回路の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に関する実施例の特徴を示すブロック図
である。
である。
【図5】印字範囲設定処理手順を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図6】印字範囲設定処理手順を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図7】印字記録動作処理手順を示すフローチャートで
ある。
ある。
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 不揮発性RAM 5 CG 6 記録部 7 読取部 8 モデム 9 NCU 10 電話回線 11 電話機 12 操作部 13 表示部 14 PCインターフェイス部 15 PC
Claims (12)
- 【請求項1】 通信回線を経て受信した画像データを記
録ヘッドによって記録媒体に記録するファクシミリ装置
であって、 前記画像データを受信する受信手段と、 前記記録ヘッドを主走査方向に沿って走査する主走査手
段と、 前記主走査方向に対して垂直な副走査方向に沿って前記
記録媒体を搬送する搬送手段と、 前記主走査方向への走査をスタートさせるキーの操作に
従って前記主走査手段により前記記録ヘッドを走査する
とともに、前記主走査方向の記録範囲を設定するキーの
操作がなされたときの前記記録ヘッドの位置に基づい
て、前記主走査方向の記録範囲を設定する主走査記録範
囲設定手段と、 前記副走査方向への搬送をスタートさせるキーの操作に
従って前記搬送手段により前記記録媒体を搬送するとと
もに、前記副走査方向の記録範囲を設定するキーの操作
がなされたときの前記記録媒体の搬送方向における位置
に基づいて、前記副走査方向の記録範囲を設定する副走
査記録範囲設定手段とを備え、 前記主走査記録範囲設定手段により設定された前記主走
査方向の記録範囲と、前記副走査記録範囲設定手段によ
り設定された前記副走査方向の記録範囲とによって定ま
る前記記録媒体上の記録範囲に基づいて、前記受信手段
により受信した前記画像データの縮小処理を行い、前記
記録媒体上に記録を行うことを特徴とするファクシミリ
装置。 - 【請求項2】 前記主走査手段は、パルスの入力によっ
て駆動される第1のモータを用いて前記記録ヘッドを走
査するものであり、 前記主走査記録範囲設定手段は、前記第1のモータを駆
動 するためのパルス数をカウントするカウンタと、該カ
ウンタによるカウント数を記憶する記憶手段とを具備す
ることを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装
置。 - 【請求項3】 前記主走査記録範囲設定手段は、前記記
憶手段に記憶されたカウント数に基づいて、前記主走査
方向の記録範囲を設定することを特徴とする請求項2に
記載のファクシミリ装置。 - 【請求項4】 前記主走査記録範囲設定手段によって設
定される前記主走査 方向の記録範囲に基づいて、前記受
信手段により受信した前記画像データの主走査方向にお
ける縮小処理を行う主走査縮小手段を更に具備すること
を特徴とする請求項3に記載のファクシミリ装置。 - 【請求項5】 前記記録媒体は、紙葉状の記録紙を含
み、前記記憶手段に記憶されたカウント数は、該記録紙
1枚分の記録が終了する毎にリセットすることを特徴と
する請求項2に記載のファクシミリ装置。 - 【請求項6】 前記搬送手段は、パルスの入力によって
駆動される第2のモータを用いて前記記録媒体を搬送す
るものであり、 前記副走査記録範囲設定手段は、前記第2のモータを駆
動 するためのパルス数をカウントするカウンタと、該カ
ウンタによるカウント数を記憶する記憶手段とを具備す
ることを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装
置。 - 【請求項7】 前記副走査記録範囲設定手段は、前記記
憶手段に記憶されたカウント数に基づいて前記副走査方
向の記録範囲を設定することを特徴とする請求項6に記
載のファクシミリ装置。 - 【請求項8】 前記副走査記録範囲設定手段により設定
される前記副走査方向の記録範囲に基づいて、前記受信
手段により受信した前記画像データの副走査方向におけ
る縮小処理を行う副走査縮小手段を更に具備することを
特徴とする請求項7に記載のファクシミリ装置。 - 【請求項9】 前記記録媒体は、紙葉状の記録紙を含
み、前記記憶手段に記憶されたカウント数は、該記録紙
1枚分の記録が終了する毎にリセットすることを特徴と
する請求項6に記載のファクシミリ装置。 - 【請求項10】 設定された前記主走査方向の記録範囲
と前記副走査方向の記録範囲とによって定まる前記記録
媒体上の記録範囲を表す枠を前記記録媒体に出力するこ
とを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。 - 【請求項11】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して
記録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴
とする請求項1に記載のファクシミリ装置。 - 【請求項12】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに
与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換
体を備えていることを特徴とする請求項1に記載のファ
クシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12902694A JP3347474B2 (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12902694A JP3347474B2 (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | ファクシミリ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07336524A JPH07336524A (ja) | 1995-12-22 |
JP3347474B2 true JP3347474B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=14999304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12902694A Expired - Fee Related JP3347474B2 (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3347474B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-10 JP JP12902694A patent/JP3347474B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07336524A (ja) | 1995-12-22 |
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