JPH07326884A - シールド筺体構造 - Google Patents
シールド筺体構造Info
- Publication number
- JPH07326884A JPH07326884A JP6119283A JP11928394A JPH07326884A JP H07326884 A JPH07326884 A JP H07326884A JP 6119283 A JP6119283 A JP 6119283A JP 11928394 A JP11928394 A JP 11928394A JP H07326884 A JPH07326884 A JP H07326884A
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- JP
- Japan
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- door
- housing
- peripheral edge
- opening
- packing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、シールド効果が高く、かつ操作性、
美観、安全性および経済性に優れたシールド筺体構造を
提供することを目的とする。 【構成】本発明は、筺体１の開口を閉塞するドア３の周
縁部と筺体１の開口周縁部とがドア閉塞時にパッキング
２を挟んで閉塞されるシールド筺体構造において、ドア
周縁部もしくは筺体開口周縁部の少なくとも１箇所に曲
げ部を有する板ばね５を取り付け、筺体１の開口をドア
３で閉塞したとき板ばね５の曲げ部が筺体開口周縁部も
しくはドア周縁部に係合して筺体開口周縁部とドア周縁
部とがパッキング２を挟んで密閉されるように構成す
る。
美観、安全性および経済性に優れたシールド筺体構造を
提供することを目的とする。 【構成】本発明は、筺体１の開口を閉塞するドア３の周
縁部と筺体１の開口周縁部とがドア閉塞時にパッキング
２を挟んで閉塞されるシールド筺体構造において、ドア
周縁部もしくは筺体開口周縁部の少なくとも１箇所に曲
げ部を有する板ばね５を取り付け、筺体１の開口をドア
３で閉塞したとき板ばね５の曲げ部が筺体開口周縁部も
しくはドア周縁部に係合して筺体開口周縁部とドア周縁
部とがパッキング２を挟んで密閉されるように構成す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電子装置のシールド筺
体構造に関する。
体構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、コンピュータ、通信装置等の電子
装置がディジタル化、高速化されるとともに、これらが
広範に普及することに伴い、電子装置から周囲空間に放
射される電磁妨害波が問題となってきた。この対策とし
て、電子装置を収容する筺体としてシールド筺体が使用
されている。シールド筺体では、開閉部の隙間から電磁
波が漏洩するのを防止するため導電性パッキングが使用
されている。
装置がディジタル化、高速化されるとともに、これらが
広範に普及することに伴い、電子装置から周囲空間に放
射される電磁妨害波が問題となってきた。この対策とし
て、電子装置を収容する筺体としてシールド筺体が使用
されている。シールド筺体では、開閉部の隙間から電磁
波が漏洩するのを防止するため導電性パッキングが使用
されている。
【０００３】図４は従来のシールド筺体構造の一例を示
す斜視図であり、図５はその横断面図を示したものであ
る。導電性パッキング２は筺体１の前面開口周縁部に設
けられ、ドア３を閉じたときドア周縁部とも接触するこ
とにより、筺体１とドア３の間に隙間が生じないように
なっている。導電性パッキング２としては、電気的抵抗
の小さいものが必要なため、金網を被せた円筒状ゴムや
金属ばねが使用されている。
す斜視図であり、図５はその横断面図を示したものであ
る。導電性パッキング２は筺体１の前面開口周縁部に設
けられ、ドア３を閉じたときドア周縁部とも接触するこ
とにより、筺体１とドア３の間に隙間が生じないように
なっている。導電性パッキング２としては、電気的抵抗
の小さいものが必要なため、金網を被せた円筒状ゴムや
金属ばねが使用されている。
【０００４】十分なシールド効果を得るためには、この
導電性パッキング２が少なくとも２０〜３０％以上圧縮
されるように筺体１の前面開口周縁部とドア３の周縁部
との隙間を設定する必要がある。従って、ドア３を閉じ
た状態では導電性パッキング２の反発力が常時、筺体１
の前面開口周縁部およびドア３の周縁部にかかってい
る。導電性パッキング２の反発力は低いものでも１００
ｇｆ／ｃｍ程度はある。据置型の大型の筺体１ではドア
３の一辺が１．５ｍ〜２ｍ程度と大きく、また筺体本体
は板厚の厚い金属板で作られているので、ドア周縁部に
は常時１０ｋｇｆ以上もの反発力が加わることになる。
この反発力によりドア周縁部の特に中央付近がたわみ易
く、この部分で導電性パッキング２の圧縮率が低下した
り、極端な場合にはほとんど接触しないため、筺体１の
シールド効果を著しく損ねる結果となる。
導電性パッキング２が少なくとも２０〜３０％以上圧縮
されるように筺体１の前面開口周縁部とドア３の周縁部
との隙間を設定する必要がある。従って、ドア３を閉じ
た状態では導電性パッキング２の反発力が常時、筺体１
の前面開口周縁部およびドア３の周縁部にかかってい
る。導電性パッキング２の反発力は低いものでも１００
ｇｆ／ｃｍ程度はある。据置型の大型の筺体１ではドア
３の一辺が１．５ｍ〜２ｍ程度と大きく、また筺体本体
は板厚の厚い金属板で作られているので、ドア周縁部に
は常時１０ｋｇｆ以上もの反発力が加わることになる。
この反発力によりドア周縁部の特に中央付近がたわみ易
く、この部分で導電性パッキング２の圧縮率が低下した
り、極端な場合にはほとんど接触しないため、筺体１の
シールド効果を著しく損ねる結果となる。
【０００５】このようなドア３のたわみを抑制するた
め、図４および図５に示したように、ドア３の両端に止
め金具１０が設けられている。図中、４は筺体１の裏面
カバーであり、この裏面カバー４はねじ１２の操作によ
って筺体１の裏面開口部を開閉する。６はドア３のハン
ドルである。
め、図４および図５に示したように、ドア３の両端に止
め金具１０が設けられている。図中、４は筺体１の裏面
カバーであり、この裏面カバー４はねじ１２の操作によ
って筺体１の裏面開口部を開閉する。６はドア３のハン
ドルである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな止め金具１０では、ドア３のたわみを防止する機能
は十分あるものの、ドア３を開閉する度に解除、係合の
操作をしなければならず、操作が煩わしいという欠点が
ある。また、止め金具１０が筺体１およびドア３の表面
より外側に突出するため、美観を損ねるとともに、人体
への安全性に難があった。さらに、止め金具１０の構造
が複雑なため高価であるという欠点があった。本発明は
上記の欠点を除去し、シールド効果が高く、かつ操作
性、美観、安全性および経済性に優れたシールド筺体構
造を提供することを目的とする。
うな止め金具１０では、ドア３のたわみを防止する機能
は十分あるものの、ドア３を開閉する度に解除、係合の
操作をしなければならず、操作が煩わしいという欠点が
ある。また、止め金具１０が筺体１およびドア３の表面
より外側に突出するため、美観を損ねるとともに、人体
への安全性に難があった。さらに、止め金具１０の構造
が複雑なため高価であるという欠点があった。本発明は
上記の欠点を除去し、シールド効果が高く、かつ操作
性、美観、安全性および経済性に優れたシールド筺体構
造を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、筺体の開口を閉塞するドアの周縁部と筺体
の開口周縁部とがドア閉塞時にパッキングを挟んで閉塞
されるシールド筺体構造において、ドア周縁部もしくは
筺体開口周縁部の少なくとも１箇所に曲げ部を有する板
ばねを取り付け、筺体の開口をドアで閉塞したとき板ば
ねの曲げ部が筺体開口周縁部もしくはドア周縁部に係合
して筺体開口周縁部とドア周縁部とがパッキングを挟ん
で密閉されることを特徴とするものである。
に本発明は、筺体の開口を閉塞するドアの周縁部と筺体
の開口周縁部とがドア閉塞時にパッキングを挟んで閉塞
されるシールド筺体構造において、ドア周縁部もしくは
筺体開口周縁部の少なくとも１箇所に曲げ部を有する板
ばねを取り付け、筺体の開口をドアで閉塞したとき板ば
ねの曲げ部が筺体開口周縁部もしくはドア周縁部に係合
して筺体開口周縁部とドア周縁部とがパッキングを挟ん
で密閉されることを特徴とするものである。
【０００８】また、本発明のシールド筺体構造は、パッ
キングを挟むドア周縁部と筺体開口周縁部とのドア閉塞
時の隙間がドア開放時のパッキング外形寸法よりも小さ
くなるように板ばねの曲げ部を構成したことを特徴とす
るものである。
キングを挟むドア周縁部と筺体開口周縁部とのドア閉塞
時の隙間がドア開放時のパッキング外形寸法よりも小さ
くなるように板ばねの曲げ部を構成したことを特徴とす
るものである。
【０００９】また、本発明のシールド筺体構造は、板ば
ねの曲げ部が、９０度の曲げ部および９０〜１８０度の
範囲内での曲げ部の２段の曲げ部で構成されていること
を特徴とするものである。また、本発明のシールド筺体
構造は、パッキングが導電性パッキングよりなることを
特徴とするものである。
ねの曲げ部が、９０度の曲げ部および９０〜１８０度の
範囲内での曲げ部の２段の曲げ部で構成されていること
を特徴とするものである。また、本発明のシールド筺体
構造は、パッキングが導電性パッキングよりなることを
特徴とするものである。
【００１０】
【作用】上記手段により本発明は、ドア周縁部もしくは
筺体開口周縁部の少なくとも１箇所に曲げ部を有する板
ばねを有し、筺体の開口をドアで閉塞したとき板ばねの
曲げ部が筺体開口周縁部もしくはドア周縁部に係合して
筺体開口周縁部とドア周縁部とがパッキングを挟んで密
閉され、このとき筺体開口周縁部とドア周縁部との隙間
がドア開放時のパッキング外形寸法よりも小さくなるよ
う板ばねの曲げ部が構成され、さらにこの曲げ部は筺体
開口周縁部もしくはドア周縁部に係合する９０度の曲げ
部およびドア開閉時にこの９０度の曲げ部を解除、係合
するようガイドする９０〜１８０度の範囲内での曲げ部
の２段の曲げ部で構成されているので、ドアのたわみを
防止し、かつ操作が不要で、外側に突出せず、構造が単
純なため安価なカバー構造を提供することができる。
筺体開口周縁部の少なくとも１箇所に曲げ部を有する板
ばねを有し、筺体の開口をドアで閉塞したとき板ばねの
曲げ部が筺体開口周縁部もしくはドア周縁部に係合して
筺体開口周縁部とドア周縁部とがパッキングを挟んで密
閉され、このとき筺体開口周縁部とドア周縁部との隙間
がドア開放時のパッキング外形寸法よりも小さくなるよ
う板ばねの曲げ部が構成され、さらにこの曲げ部は筺体
開口周縁部もしくはドア周縁部に係合する９０度の曲げ
部およびドア開閉時にこの９０度の曲げ部を解除、係合
するようガイドする９０〜１８０度の範囲内での曲げ部
の２段の曲げ部で構成されているので、ドアのたわみを
防止し、かつ操作が不要で、外側に突出せず、構造が単
純なため安価なカバー構造を提供することができる。
【００１１】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１は、本発明の一実施例のシールド筺体
構造を示す斜視図であり、図２はその横断面図、図３は
図１および図２中の板ばねの構造を示す断面図である。
て説明する。図１は、本発明の一実施例のシールド筺体
構造を示す斜視図であり、図２はその横断面図、図３は
図１および図２中の板ばねの構造を示す断面図である。
【００１２】筺体１の前面開口部の周縁部に導電性パッ
キング２が取り付けられている。ドア３は両開き型で、
相互の合わせ目の部分にも導電性パッキング２が取り付
けられている。導電性パッキング２はドア３の閉塞時に
ドア周縁部により圧縮される。このときドア３の合わせ
目の導電性パッキング２は、ドア３に取り付けられてい
るハンドル６により圧縮されている。導電性パッキング
２と接触する筺体１の前面開口周縁部およびドア３の周
縁部の各表面は、めっきなどにより導電性が付与されて
いる。ドア周縁部がこのように構成されているので、ド
ア３を閉じることによりドア３と筺体１とが電気的に低
抵抗で接合される結果、電磁波の漏洩が抑制される。同
様に、筺体１の裏面部の周縁に導電性パッキング２が取
り付けられているので、裏面カバー４を筺体１に取り付
けることにより、裏面側においても電磁波の漏洩が抑制
される。
キング２が取り付けられている。ドア３は両開き型で、
相互の合わせ目の部分にも導電性パッキング２が取り付
けられている。導電性パッキング２はドア３の閉塞時に
ドア周縁部により圧縮される。このときドア３の合わせ
目の導電性パッキング２は、ドア３に取り付けられてい
るハンドル６により圧縮されている。導電性パッキング
２と接触する筺体１の前面開口周縁部およびドア３の周
縁部の各表面は、めっきなどにより導電性が付与されて
いる。ドア周縁部がこのように構成されているので、ド
ア３を閉じることによりドア３と筺体１とが電気的に低
抵抗で接合される結果、電磁波の漏洩が抑制される。同
様に、筺体１の裏面部の周縁に導電性パッキング２が取
り付けられているので、裏面カバー４を筺体１に取り付
けることにより、裏面側においても電磁波の漏洩が抑制
される。
【００１３】ドア３の回転軸寄りの周縁中央部に板ばね
５が取り付けられている。板ばね５は図３に示したよう
に、ドア３への固定部７、筺体１への係止部８およびガ
イド部９からなる。係止部８は固定部７との曲げ部の角
度θ1 が９０度となるように曲げられ、さらにガイド部
９は係止部８との曲げ部の角度θ2 が９０〜１８０度の
範囲内の角度、例えば１３５度となるように曲げられて
いる。固定部７はねじ１１（または溶接）によりドア３
の周縁端部には固定される。ドア閉塞時に、筺体前面開
口周縁部とドア周縁部との隙間が所定の値、例えば導電
性パッキング２の圧縮率が３０％となるよう、板ばね５
の固定部７の寸法が設定されている。このように板ばね
５は高々２段の曲げ部とねじ孔だけを有する極めて単純
な構造である。板ばね５の材質としては、ステンレス鋼
の内ばね材として使用されるタイプなどが好適である。
５が取り付けられている。板ばね５は図３に示したよう
に、ドア３への固定部７、筺体１への係止部８およびガ
イド部９からなる。係止部８は固定部７との曲げ部の角
度θ1 が９０度となるように曲げられ、さらにガイド部
９は係止部８との曲げ部の角度θ2 が９０〜１８０度の
範囲内の角度、例えば１３５度となるように曲げられて
いる。固定部７はねじ１１（または溶接）によりドア３
の周縁端部には固定される。ドア閉塞時に、筺体前面開
口周縁部とドア周縁部との隙間が所定の値、例えば導電
性パッキング２の圧縮率が３０％となるよう、板ばね５
の固定部７の寸法が設定されている。このように板ばね
５は高々２段の曲げ部とねじ孔だけを有する極めて単純
な構造である。板ばね５の材質としては、ステンレス鋼
の内ばね材として使用されるタイプなどが好適である。
【００１４】開いているドア３を閉じる際、まず板ばね
５のガイド部９が筺体１の前面開口周縁端部に接触し、
板ばね５をやや押広げる。さらにドア３を閉じると板ば
ね５の係止部８が筺体１の前面開口周縁端部に係合する
と同時にそれまで押広げられていた板ばね５は初期の形
状に復元する。一方、閉じているドア３を開く際には、
板ばね５の係止部８が筺体１の前面開口周縁端部から外
れると同時にガイド部９が筺体１の前面開口周縁端部に
接触して板ばね５を押広げる。このように、ガイド部９
は係止部８の筺体前面開口周縁端部への係合、解除をス
ムーズに行うよう作用する。
５のガイド部９が筺体１の前面開口周縁端部に接触し、
板ばね５をやや押広げる。さらにドア３を閉じると板ば
ね５の係止部８が筺体１の前面開口周縁端部に係合する
と同時にそれまで押広げられていた板ばね５は初期の形
状に復元する。一方、閉じているドア３を開く際には、
板ばね５の係止部８が筺体１の前面開口周縁端部から外
れると同時にガイド部９が筺体１の前面開口周縁端部に
接触して板ばね５を押広げる。このように、ガイド部９
は係止部８の筺体前面開口周縁端部への係合、解除をス
ムーズに行うよう作用する。
【００１５】なお、上記の実施例において、板ばね５を
取り付けるにあたり、必ずしもドア３側に取り付ける必
要はなく、筺体１側に取り付ける構造であってもよい。
この場合でも、上記実施例の効果が損なわれないことは
明らかである。また、上記実施例において、板ばね５は
必ずしも回転開閉型のドア３だけに限定されるものでは
なく、ねじ１２の操作によって筺体１の裏面開口部を開
閉する裏面カバー４側に取り付ける構造であってもよ
い。この場合でも、導電性パッキング２の反発力による
裏面カバー４のたわみを防止でき、また取り付けねじ１
２の個数を削減できる効果を奏する。さらに、導電性パ
ッキング２は必ずしも電磁シールド用の導電性パッキン
グである必要はなく、雨水などに対する気密用のパッキ
ングであってもよい。この場合でも、ドア３のたわみ防
止などの上記実施例と同様の効果が損なわれないことは
明らかである。
取り付けるにあたり、必ずしもドア３側に取り付ける必
要はなく、筺体１側に取り付ける構造であってもよい。
この場合でも、上記実施例の効果が損なわれないことは
明らかである。また、上記実施例において、板ばね５は
必ずしも回転開閉型のドア３だけに限定されるものでは
なく、ねじ１２の操作によって筺体１の裏面開口部を開
閉する裏面カバー４側に取り付ける構造であってもよ
い。この場合でも、導電性パッキング２の反発力による
裏面カバー４のたわみを防止でき、また取り付けねじ１
２の個数を削減できる効果を奏する。さらに、導電性パ
ッキング２は必ずしも電磁シールド用の導電性パッキン
グである必要はなく、雨水などに対する気密用のパッキ
ングであってもよい。この場合でも、ドア３のたわみ防
止などの上記実施例と同様の効果が損なわれないことは
明らかである。
【００１６】以上説明したように、ドア周縁部または筺
体開口周縁部の内側に少なくとも１箇所に曲げ部を有す
る板ばねを有し、筺体の開口をドアで閉塞したとき板ば
ねの曲げ部が筺体前面開口周縁部またはドア周縁部に係
合して筺体前面開口周縁部とドア周縁部とがパッキング
を挟んで密閉され、このとき筺体前面開口周縁部とドア
周縁部との隙間がドア開放時のパッキング外形寸法より
も小さくなるよう板ばねの曲げ部が構成され、さらにこ
の曲げ部は筺体前面開口周縁部またはドア周縁部に係合
する９０度の曲げおよびドア開閉時にこの９０度の曲げ
部を解除、係合するようガイドする９０〜１８０度の範
囲内での曲げの２段の曲げ部で構成されているので、ド
アのたわみを防止し、かつ操作が不要で、人体にも安全
な上、構造が単純なので経済性の向上にも大きく貢献す
る効果がある。
体開口周縁部の内側に少なくとも１箇所に曲げ部を有す
る板ばねを有し、筺体の開口をドアで閉塞したとき板ば
ねの曲げ部が筺体前面開口周縁部またはドア周縁部に係
合して筺体前面開口周縁部とドア周縁部とがパッキング
を挟んで密閉され、このとき筺体前面開口周縁部とドア
周縁部との隙間がドア開放時のパッキング外形寸法より
も小さくなるよう板ばねの曲げ部が構成され、さらにこ
の曲げ部は筺体前面開口周縁部またはドア周縁部に係合
する９０度の曲げおよびドア開閉時にこの９０度の曲げ
部を解除、係合するようガイドする９０〜１８０度の範
囲内での曲げの２段の曲げ部で構成されているので、ド
アのたわみを防止し、かつ操作が不要で、人体にも安全
な上、構造が単純なので経済性の向上にも大きく貢献す
る効果がある。
【００１７】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、シー
ルド効果が高く、かつ操作性、美観、安全性および経済
性に優れたシールド筺体構造を提供することができる。
ルド効果が高く、かつ操作性、美観、安全性および経済
性に優れたシールド筺体構造を提供することができる。
【図１】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図２】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図３】本発明に係る板ばねの一例を示す断面図であ
る。
る。
【図４】従来のシールド筺体構造を示す斜視図である。
【図５】従来のシールド筺体構造を示す断面図である。
１…筺体、２…パッキング、３…ドア、４…裏面カバ
ー、５…板ばね、６…ハンドル、７…固定部、８…係止
部、９…ガイド部、１０…止め金具、１１，１２…ね
じ。
ー、５…板ばね、６…ハンドル、７…固定部、８…係止
部、９…ガイド部、１０…止め金具、１１，１２…ね
じ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸田 勝朗 東京都港区白金３丁目11番１号 株式会社 松田製作所内
Claims (4)
- 【請求項１】 筺体の開口を閉塞するドアの周縁部と筺
体の開口周縁部とがドア閉塞時にパッキングを挟んで閉
塞されるシールド筺体構造において、ドア周縁部もしく
は筺体開口周縁部の少なくとも１箇所に曲げ部を有する
板ばねを取り付け、筺体の開口をドアで閉塞したとき板
ばねの曲げ部が筺体開口周縁部もしくはドア周縁部に係
合して筺体開口周縁部とドア周縁部とがパッキングを挟
んで密閉されることを特徴とするシールド筺体構造。 - 【請求項２】 パッキングを挟むドア周縁部と筺体開口
周縁部とのドア閉塞時の隙間がドア開放時のパッキング
外形寸法よりも小さくなるように板ばねの曲げ部を構成
したことを特徴とする請求項１記載のシールド筺体構
造。 - 【請求項３】 板ばねの曲げ部が、９０度の曲げ部およ
び９０〜１８０度の範囲内での曲げ部の２段の曲げ部で
構成されていることを特徴とする請求項１記載のシール
ド筺体構造。 - 【請求項４】 パッキングが導電性パッキングよりなる
ことを特徴とする請求項１、２、又は３記載のシールド
筺体構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11928394A JP3438743B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | シールド筺体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11928394A JP3438743B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | シールド筺体構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07326884A true JPH07326884A (ja) | 1995-12-12 |
| JP3438743B2 JP3438743B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=14757561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11928394A Expired - Fee Related JP3438743B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | シールド筺体構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3438743B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007027552A (ja) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | Nitto Electric Works Ltd | 電気機器収納用キャビネット |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP11928394A patent/JP3438743B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007027552A (ja) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | Nitto Electric Works Ltd | 電気機器収納用キャビネット |
| JP4573721B2 (ja) * | 2005-07-20 | 2010-11-04 | 日東工業株式会社 | 電気機器収納用キャビネット |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3438743B2 (ja) | 2003-08-18 |
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