JPH07326197A - Eepromのデータ記憶方法および電子装置 - Google Patents

Eepromのデータ記憶方法および電子装置

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JPH07326197A
JPH07326197A JP13670494A JP13670494A JPH07326197A JP H07326197 A JPH07326197 A JP H07326197A JP 13670494 A JP13670494 A JP 13670494A JP 13670494 A JP13670494 A JP 13670494A JP H07326197 A JPH07326197 A JP H07326197A
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JP
Japan
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bank
data
writing
error
eeprom
Prior art date
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JP13670494A
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Kengo Abe
健悟 阿部
Norio Ninomiya
則夫 二宮
Norio Miyahara
紀夫 宮原
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Jeco Corp
Original Assignee
Jeco Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バックアップ電源を必要とせずに随時書き込
みを可能にすると共にEEPROMの寿命を長くする。 【構成】 EEPROMの記録エリアをバンク0からバ
ンク3に分け、それぞれのバンク毎に記録エリア0から
記録エリア4を用意する。それぞれの記録エリアに2つ
の書き込み回数カウンタを設け、保存データの記録前と
記録後に同じ書き込み回数を記録する。書き込み回数を
読み出し比較した結果、同一でない場合は書き込み異常
と判定し、再び同じ処理を行う。そして5回連続して書
き込み異常が発生するとそのバンクは異常と判定し、以
後そのバンクは使用しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば高度計あるいは
方位計等に利用されるEEPROMのデータ記憶方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば未開地等を自動車で走行す
る場合、自動車に高度計あるいは方位計を搭載し、走行
地点の高度あるいは方位を測定し、走行路を見失わない
ようにすることが行われている。しかし例えば自動車は
走行場所によっては車体に着磁する着磁量が変わるの
で、このような装置はEEPROMを使用し、着磁量が
変化してもそれを補正することによって正確なデータを
記録している。例えば方位計では直交する方位を予め基
準として決めておき、自動車がその方位を向く度にその
方位データを取り込み、4つの方向のデータが揃った時
点で測定結果が基準値からどれだけずれているかを計算
し、その計算値を記憶する。そして、次回に方位を測定
するときその計算値を元に測定値を補正し、測定精度を
確保するようにしている。
【0003】この場合、計算値は自動車のエンジンを停
止させても記憶している必要があるので、必要なデータ
はEEPROMに記憶し、新たなデータが得られる度に
記憶データを更新するようにしている。ところでEEP
ROMは書込回数の制限値が約1万回程度であることか
ら、方位データが得られる度にその値でEEPROMを
更新していると、書込回数は数年程度でメーカ保障値ま
で達してしまい、その時点でEEPROMの交換をする
必要が生ずる。しかし、自動車の耐久年数は10年程度
であり、EEPROMもその程度の年数までは交換せず
に使用できることが望ましい。そのためには方位データ
が得られる度にそれをRAMに記憶させ、計算値が得ら
れる度にEEPROMに記録するようにすれば書込回数
が4分の1になり、メーカ保障値に達するまでの期間は
約4倍になる。この場合、自動車のエンジンを停止させ
るときにおけるRAMのデータはEEPROMに記憶さ
せておかないとデータの連続性が失われる。そこで、自
動車のエンジンを停止させてもデータがEEPROMに
書き込まれるまでの時間はRAMのデータを保持するた
め、電源ラインに大容量のコンデンサを挿入し、書き込
み完了までの電源電圧を保障している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
に大容量のコンデンサを電源に挿入することで形状が大
きくなり、このために小形化には限度があり、またコン
デンサの部品費が必須になるので、経済性の確保にも限
度があった。本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、バックアップ電源を使用することなく、随時書
き込みを可能とすると共に、EEPROMの寿命を搭載
した移動体より長くしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために請求項1の発明は、EEPROMの記憶エリア
を複数のバンクに分け、書込バンクとして決められたバ
ンクから読み出した所定データが複数回続けて異常であ
るときそのバンクの使用を停止するようにしたものであ
る。請求項2の発明は、EEPROMにデータを書き込
むときデータの書込前に書込回数を書き込み、データの
書込後にその書込回数と同一の書込回数を先に書込回数
を書き込んだエリアと異なるエリアに書き込み、双方の
書込回数データを読み出して比較し、その比較結果が異
常であれば記録異常と判定するようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の方法を移
動体に搭載されたEEPROMを実装した装置に適用し
たものである。
【0006】
【作用】請求項1の発明は、書込バンクとして決められ
たバンクから読み出した所定データが複数回続けて異常
であるときそのバンクの使用が停止される。請求項2の
発明は、最初に書き込んだ書き込み回数と後から書き込
んだ書き込み回数が異なっていると記録異常と判定され
る。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図によって説明し、図2およ
び図3は用紙の大きさの制約から分割して記載したが、
一つの連続した図である。図1から図3は本発明の動作
を説明するためのフローチャートであり、図1は読込動
作を行うときのもの、図2および図3は書込動作を行う
ときのものである。EEPROMにデータを記録するに
は先ずEEPROMからデータを読み出し、そのデータ
にエラーがないか否かを調べるが、これが読出動作であ
り、その読み出したデータのチェック後にデータ書込動
作が行われる。エラーがなければ通常の書込処理に移る
が、エラーがあるときはエラーカウンタをカウントアッ
プさせたうえで、エラーフラグをオンにしてから書込処
理に移る。
【0008】先ず、図1の読出動作から説明するが、読
出処理はCPUリセット後に行われる。EEPROMは
図4に示すように、その記録エリアを例えばバンク0か
らバンク3で表される4つのバンクに分け、この例では
それぞのバンクに5つの記録エリアを設け、それぞれの
エリアに所定のデータを記録するようにしている。図4
の例ではアドレスの上位4ビットをバンクに割り当て、
下位5ビットを記録エリアの識別に使用している。図4
では記録エリア0が書込回数カウンタ(WRCT1)、
記録エリア1が保存データ(DATA1)、記録エリア
2がCPUステータス(CPUST)、記録エリア3が
チェックサム(CKSUM)、記録エリア4が書込回数
カウンタ(WRCT2)となるように設定している。バ
ンク数および記録エリア数は、EEPROMの容量と、
使用可能年限および保存データ量に基づいて適宜選択す
ればよい。例えば使用可能年限を増やす必要があればバ
ンク数を多くし、保存データを図4に示すように1種類
ではなく3種類にしたければ記録エリアは6に設定すれ
ばよい。それぞれを幾つまでとるかは要求される仕様と
EEPROMの容量との兼ね合いで決まることである。
【0009】読出処理は後述の基準によって決められた
読込バンクから読み出したデータが正しいものであるか
否かを確認するものである。図1においてステップ10
0でCPUがリセットされることにより、CPU内のエ
ラーカウンタもリセットされそのカウント数nが0とな
る。そしてステップ101において、読込バンク検索が
行われ、その検索内容によってステップ102で読込バ
ンクが決定する。読込バンク検索は各バンクの書込回数
カウンタのカウント数の検索を行うが、書込回数カウン
タは記録エリア0または記録エリア4のいずれか一方の
ものを用いるが説明の都合上、この例では記録エリア0
のものを用いることとする。バンク決定は検索された情
報のうち一番大きい値を有する書込回数が記録されたバ
ンクを読込バンクと決定する。但し、最大値が複数ある
時はアドレスの大きいバンクを読込バンクとして決定す
る。
【0010】このようにしてステップ読込バンクが決定
すると、ステップ103において決定バンクのデータが
読み込まれ、その読み込まれたデータについて記録エリ
ア2のCPUステータスがチェックされ、ステップ10
4において、CPUステータス内のエラーカウントが上
限値、すなわち予め決められた上限値に達しているか否
かが判断される。ここで上限値に達していればステップ
105のエラーバンク処理、すなわちそのバンクの切り
離しが行われてステップ102に戻り、そのバンク以外
のデータが読み込まれる。この上限値はEEPROMの
一部が破壊した場合、破壊と判断するための値であり、
この例では5としている。ここで読み込まれたデータが
ステップ104において、エラーカウント上限値に達し
ていないと判断されると、ステップ106において書込
エラーがなかったかどうかが判断される。書込エラーが
あったか否かは記録エリア0の書込回数カウンタのデー
タと、記録エリア4の書込回数カウンタのデータが等し
いか否かによって判断する。この値は後述するように、
データを書き込む直前と直後で等しい値となるように制
御している。従って読み出した2つのデータが相違する
場合は書込処理終了前に電源が切断された可能性があ
り、この場合は書込エラーと判断する。
【0011】この他、データ書込中にノイズ等により誤
った書き込みが行われた場合はステップ107におい
て、記録エリア3のチェックサムデータ以外についてチ
ェックサムを行い、その結果を記録エリア3に記憶させ
たチェックサム値と比較し、一致しているか否かを判断
する。一致していないときはステップ109においてC
PU内のエラーカウンタのカウント数nをインクリメン
トし、ステップ110においてn=1であるか否かを判
断する。ここでn=1、すなわち最初にチェックサム異
常が起きたときには、一つ前のバンク、すなわち前々回
書き込んだバンクで、先ほどチェックサムエラーが発生
したバンクを除く残り3つのバンク内で確定された書込
回数カウンタが最も大きいバンクをステップ111に示
す書込バンクとして決定する。その後、ステップ112
においてエラーフラグをオンにしてステップ102に戻
る。
【0012】その後、前述の処理が行われ、ステップ1
07において再びチェックサムが一致していないと判断
されたとき、ステップ109でCPU内のエラーカウン
タは更にインクリメントされることから、ステップ11
0はn=1ではないと判断する。このときはEEPRO
Mに書き込まれたデータは信頼できない可能性があるの
で、ステップ115においてデータの初期化、すなわち
確実に信頼できるデータ、例えば自動車が全く着磁して
いないと仮定したときの方位データを予めROM等に記
憶させておき、そのデータを読み込み、ステップ116
において、CPUをリセットしてCPU内のエラーカウ
ンタのカウント値nを0にする。
【0013】一方、ステップ106で書込エラーを検出
したときはステップ107のチェックサム一致検出処理
を省略し、ステップ109におけるCPU内のエラーカ
ウンタカウントアップの処理を行う。またステップ10
7において、チェックサムが一致した場合は書込エラー
も、チェックサムエラーもなかった場合であるから、ス
テップ108においてエラーフラグをオフにして、ステ
ップ116のCPU内のエラーカウンタをリセットする
処理を行う。
【0014】以上の読出処理が終了すると、図2に示す
書込処理を行う、この処理はデータが変化したときに行
われ、後述する書込バンクから読み出したデータが正し
いものであることをチェックした後にデータの書き込み
および書込回数カウンタの書き込みを行うものである。
【0015】図示しない方法でデータの変化が検出され
ると、図2のステップ150において、図4の記録エリ
ア2内におけるCPUステータスのエラーフラグがオン
であるか否かをチェックする。エラーフラグがオンにな
っていなければCPUステータス内のエラーカウンタを
調べ、そのエラーカウンタが1〜4の場合に限りエラー
カウンタをデクリメントする。これは後述するようにC
PUステータス内のエラーカウンタが5まで達したとき
はEEPROMのそのバンクは不良であると扱い、5未
満の場合は使用可能と判断するためである。この例では
5回エラーが生じるとバンク不良としたがこの値は信頼
性との兼ね合いで適宜決めればよい。データの内容が正
常なときエラーフラグがオンときはエラーフラグをオフ
にする処理を行う。なお、エラーカウンタをデクリメン
トしているのは、EEPROMが破壊されていなくても
エラーカウンタをカウントアップする場合があるから
で、エラーフラグは前回書き込んだ内容に異常がなくな
ればエラーフラグをオフにする。エラーが発生して正常
に戻った場合、先ずエラーフラグをなくし、更に次ぎも
正常ならエラーカウントをデクリメントする。
【0016】ステップ150でエラーフラグがオフであ
ると判断されると、ステップ151において書込回数カ
ウンタの検索が行われ、ステップ152でその書込回数
カウンタは上限値に達しているか否かが検出され、上限
値に達していたらステップ153においてカウンタの初
期化、すなわち、上限に達したバンクのカウンタを1に
セットし、その他のバンクのカウンタを0にする。これ
は記録エリア0と記録エリア4の双方の書込回数カウン
タとも行う。ステップ151における書込回数カウンタ
検索は使用不能の処理が行われているバンク以外のバン
クのうち、書込回数が最小のものを検索する。ここで、
同一の書込回数のものがあれば、アドレスの小さい方を
選択する。
【0017】書込回数カウンタは書込が行われる度にカ
ウントアップされる。このカウントアップがカウンタ本
来の上限値に達したとき、そのままであると書込回数の
小さいバンクが書込バンクとして使用されることから、
上限に達したカウンタは選択されることがない。また、
0に戻すと今度はその書込回数カウンタのカウント値が
最小になるため、常にそのカウンタが選択されてしま
う。このため、上限値に達したものは1にセットし、そ
の他の書込回数カウンタは0に設定している。これによ
り少なくとも書込回数の最も大きいカウンタは初期化後
もカウント数が最も大きくなるようにしている。
【0018】ステップ152においてカウンタが上限値
に達していないと判断されるか、ステップ153におい
てカウンタ初期化の処理が行われた後、ステップ154
で全バンク使用不可であるか否かの判断が行われ、全バ
ンク使用不可であればステップ155に示すようにアラ
ームが送出されるが、使用可能のバンクがあればステッ
プ156において、書込バンクのデータを読み込む。こ
のとき書込バンクは書込回数の最も小さいものを選択
し、最小値が等しいものが複数あればアドレスの小さい
方を選択する。
【0019】ステップ156で読み込んだ書込バンクの
データに書込エラーがなかったか否かを図4の記録エリ
ア0の書込回数カウンタの値と、記録エリア4の書込回
数カウンタの値が一致するか否かをステップ147にお
いて判断する。書込エラーがなかったとき、すなわち双
方の書込回数カウンタの値が一致していた場合は、更に
ステップ158においてチェックサムの一致検査を行
い、チェックサムが一致していればステップ159にお
いてエラーカウンタのデクリメントを行う。
【0020】チェックサムが一致していない場合はステ
ップ160でエラーフラグをオンにし、ステップ161
でエラーカウンタをインクリメントする。なお、ステッ
プ157の書込エラーが生じたときはステップ158の
チェックサム一致検査を省略し、ステップ160のエラ
ーフラグをオンにする処理を行う。また、ステップ15
0において、エラーフラグがオンであることが検出され
たときはステップ165の書込バンク読み込み処理を行
った後、ステップ161のエラーカウンタインクリメン
トの処理を行う。ステップ165で選択される書込バン
クは図1のステップ111において決定された書込バン
クである。
【0021】ステップ161または159のエラーカウ
ント処理が終了すると、ステップ166において書込回
数カウンタの書き込みおよび、ステップ167において
その書き込んだ値を読み出し、ステップ168において
読書データが一致しているか否かを判断する。このとき
書き込まれる書込回数カウンタは図4の記録エリア0の
書込カウンタであり、この書き込み時に前回の書込回数
カウンタの値よりもインクリメントした値を書き込む。
書き込んだ値をステップ167においてすぐ読み出し、
それをステップ168において書き込んだ値と読み出し
た値が等しいか否かを調べる。ここで等しくなければス
テップ169の異常判定を行う。この異常判定は先ずス
テップ166に戻り、ステップ166および167の処
理を行った後、書込データと読出データの一致を調べ
る。但し、このとき書込回数カウンタの値は変更しな
い。そして、データの不一致が連続して5回以上続いた
ときはステップ169において、そのバンクに異常があ
ると判断して、ステップ170のエラー処理を行う。エ
ラー処理はそのバンクを使用しないようにするととも
に、いままで書き込もうとしていたデータを次ぎに書込
回数の少ないバンクに書き込むことによって行う。この
ため、ステップ150に戻り、前述の動作を行う。
【0022】ステップ168において図4の記録エリア
0に書き込んだデータとそこから読み出したデータの一
致がとれたら、ステップ175において保存データの書
き込み、ステップ176においてCPUステータスの書
き込みを行う。但し、CPUステータスはステップ15
0で処理したエラーカウンタの値を書き込む。
【0023】そしてステップ177において書込データ
の総和値を書き込み、図3のステップ180および18
1における書込回数カウンタの書き込みおよび読み出し
を行う。このときの書込回数カウンタは図4の記録エリ
ア4のものを使用する。これはEEPROMが正常であ
るか否かを判断するためのものであり、書き込んだデー
タを読み出してステップ182において、図4の記録エ
リア0の書込回数カウンタと記録エリア4の書込回数カ
ウンタの値を比較し、それが等しければステップ185
においてエラーフラグをオフにして処理を終了する。す
なわち正常に書き込まれたのであるから外部に対しては
何もアクションを起こさない。しかし、ステップ182
において書込回数が一致しないときはステップ183の
異常判定を行う。すなわち、180から182の処理を
繰返す。但しこのとき書込回数カウンタの値は更新しな
い。そして、不一致が連続して5回以上継続したことが
ステップ183で検出されたら、そのバンクのビットに
異常があると判断して、ステップ184のエラー処理を
行い警報を発し、そのバンクを使用禁止にするなどの処
理をしてステップ150に戻る。これにより、書き込も
うとしていたデータは次のバンクに書き込まれることに
なる。
【0024】このように、複数のバンクに分けることに
よってあるバンクが不良となってもそのバンクだけを切
り離すことによって他のバンクは正常に使用できるの
で、メーカが保障する書き込み回数を越えて使用しても
全てのバンクが異常と検出されるまでは使用することが
できるので、EEPROMの交換時期を遅らせることが
できる。また書き込んだデータを読み出してチェックし
ているので、ノイズ等により誤って書き込まれたデータ
も発見することができる。即ち、チェックサムエラーは
バンク内の一部が破壊した場合と、ノイズの影響等によ
るデータ化け、書き込みの最中に電源が切られた場合に
ついて対応している。バンク内の一部が破壊していれば
エラーカウンタが上限値、この例では5回を越えてその
バンクを使わなくするが、ノイズの影響や書き込み最中
に電源が切られた場合は、次回には正常に復帰するの
で、エラーカウンタ上限値を越える前にエラーカウンタ
のカウントが下がる。このように、以上があるバンクを
切り放すことで、バンクが2つ以上であれば、メーカ保
障外まで使用可能になる。また、書き込み最中に電源が
切られた場合、ある程度チェックサムでも判断できる
が、チェックサムが偶然一致することを防止するため、
書き込み回数カウンタの最初と最後に同じ数字を書き込
み、書き込み途中で電源が切られたときに書き込み回数
カウンタが不一致になることで書き込み中の電源オフを
検出するようにしている。
【0025】図5は本発明の構成を示すブロック図であ
り、電源1が方位計2,EEPROM3、CPU4に供
給されており、方位計2から出力される信号がCPU4
に供給され、EEPROM3とCPU4の間は相互にデ
ータが授受されるようになっている。また、CPU4に
は表示部5と修正スイッチ6が接続されている。EEP
ROM3は記号3aから3dで表される4つのバンク
と、バンク決定部3e、書込判定部3fから構成されて
いる。CPU4は方位形データ処理部4a、表示処理部
4b、EEPROMデータ処理部4c、自動補正または
旋回補正によるEEPROMへの書込要求回路4dから
構成されている。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明は、
記憶エリアを複数のバンクに分け、それぞれのバンクを
順番に使用するようにしたので記憶エリアが均等に使用
されるようになり、また書込バンクから読み出したデー
タが複数回続けて異常であるときそのバンクの使用を停
止するようにしたので、各バンクは異常になるまで使用
でき、メーカ保障値よりもはるかに多くの回数の書込が
行えるので、データが変化する度に書き込みを行っても
実際に使用できる期間が延び、従来のように電源オフに
する直前のデータを保持するための電解コンデンサが不
要になり、そのぶんだけ小形化できかつその部品費が不
要になるので経済性が良いという効果を有する。請求項
2の発明はデータの書込の前と後に書込回数を書き込
み、双方の書込回数データを読出して比較し、その比較
結果が異常であれば記録異常と判定する要にしたので、
例えばデータ書き込み中に電源がオフにされたような状
態を検出できるという効果を有する。請求項3の発明は
請求項1または請求項2の方法を移動体に搭載した装置
に適用したので、移動にともない移動体の着磁状態が変
わっても補正することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図2】 本発明の一実施例の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図3】 本発明の一実施例の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図4】 EEPROの記録エリアを説明するための図
である。
【図5】 本発明の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…電源、2…方位計、3…EEPROM、4…CP
U。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/8247 29/788 29/792 H01L 29/78 371

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 EEPROMの記憶エリアを複数のバン
    クに分け、書込バンクとして決められたバンクから読み
    出した所定データが複数回続けて異常であるときそのバ
    ンクの使用を停止することを特徴とするEEPROMの
    データ記憶方法。
  2. 【請求項2】 EEPROMにデータを書き込むときデ
    ータの書込前に書込回数を書き込み、データの書込後に
    前記書込回数と同一の書込回数を前記書込回数を書き込
    んだエリアと異なるエリアに書き込み、双方の書込回数
    データを読出して比較し、その比較結果が異常であれば
    記録異常と判定するEEPROMのデータ記憶方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2の方法を移動体
    に搭載されたEEPROMを実装した装置に適用したこ
    とを特徴とする電子装置。
JP13670494A 1994-05-27 1994-05-27 Eepromのデータ記憶方法および電子装置 Pending JPH07326197A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100316063B1 (ko) * 1999-12-29 2001-12-12 박종섭 반도체 메모리모듈의 테스트장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100316063B1 (ko) * 1999-12-29 2001-12-12 박종섭 반도체 메모리모듈의 테스트장치

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