JPH0732546Y2 - 天井走行台車のすれ違い装置 - Google Patents

天井走行台車のすれ違い装置

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JPH0732546Y2
JPH0732546Y2 JP1535589U JP1535589U JPH0732546Y2 JP H0732546 Y2 JPH0732546 Y2 JP H0732546Y2 JP 1535589 U JP1535589 U JP 1535589U JP 1535589 U JP1535589 U JP 1535589U JP H0732546 Y2 JPH0732546 Y2 JP H0732546Y2
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JP1535589U
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Inventor
重蔵 木附
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は工場の生産ラインや加工場と保管場所間で製品
等を搬送させる搬送システムのうち、比較的小規模の搬
送システムにおける単線レール上で複数の台車を走行さ
せる場合に容易にすれ違いができるようにするために用
いる天井走行台車のすれ違い装置に関するものである。
[従来の技術] 工場の生産ラインや加工場と保管場所との間での製品等
の搬送においては、近年、高速、高停止精度を有する天
井走行台車の普及が目覚しい。かかる天井走行台車を用
いた搬送システムのうち、比較的小規模の搬送システム
では、工場等の天井に架設した単線レール上に複数(通
常2台)の天井走行台車を走行自在に支持させて、これ
らの天井走行台車を往復動させて製品等の搬送を行わせ
るようにしてある。
上記単線レール上での2台の台車の往復動では、各台車
同士が干渉することなくすれ違いできる機構を必要とす
る。
従来採用されている天井走行台車のすれ違い装置として
は、バイパス方式とターンテーブル方式とが知られてい
る。
前者のバイパス方式は、第7図(A)に示す如く、単線
の走行レールaの途中を切断して、2本1組のレールb,
cを、走行レールaの長手方向と直交する方向へシフト
自在に天井に支持させ、両方の天井走行台車dとeが矢
印で示す如く走行レールaの両端から互に反対方向へ走
行して来るとき、先ず、一方の天井走行台車dがレール
b上に乗り移ると、第7図(B)の如くレールb,cをシ
フトさせて他方のレールcが走行レールaと一致する位
置まで移動させた後、該走行レールa間にシフトされた
レールcに別の天井走行台車eを乗り移らせて、該レー
ルcからそのまま走行レールa上に乗り移らせて走行さ
せ、しかる後、上記レールb,cを再びシフトさせて最初
の位置に戻し、第7図(C)の如くレールb上に乗り移
っていた天井走行台車dを走行レールa上に乗り移らせ
ることにより2台の天井走行台車d,eを走行レールa上
ですれ違いさせるようにしてある。
又、後者のターンテーブル方式は、第8図(A)に示す
如く、走行レールaの途中に、下面にレールfを有する
ターンテーブルgを1個回転自在に介在させ、走行レー
ルa上をターンテーブルgを挟んで両端側より2台の天
井走行台車dとeが矢印方向に走行して来たとき、第8
図(B)に示す如く、両台車d,eをターンテーブルgの
レールfに乗り移らせた後、ターンテーブルgを180度
回転させることにより2台の台車dとeを第8図(C)
の如く左右入れ替えてすれ違いさせるようにし、第8図
(D)の如く各台車d,eをともに走行レールaに乗り移
らせるようにしてある。
[考案が解決しようとする課題] ところが、第7図に示すバイパス方式のものでは、2本
1組のレールb,cをシフトさせて切り換えなければなら
ないため、切り換えに時間がかかって2台の台車d,eが
すれ違いを終えるまでに多くの時間を必要とし、サイク
ルタイム上不利である。
又、第8図に示すターンテーブル方式のものでは、左右
の方向から走行して来た2台の台車d,eがターンテーブ
ルgの回転で左右に入れ替えられたときに、台車d,eの
前後方向が逆になって搬送物の方向も変わるため、台車
d,eを後向きで走行させることになって台車駆動部の逆
転制御が複雑になると共に、トロリー線の方向も変わっ
て、本来は走行レールaの片側のみに設ければよいトロ
リー線を、走行レールaの両側に、しかも走行レールa
の全長にわたって設けておくことが必要となり、トロリ
ー線の設置が複雑となる問題がある。
そこで、本考案は、ターンテーブル方式において2台の
天井走行台車をすれ違いさせて各台車の前後が逆になる
ことがないようにした天井走行台車のすれ違い装置を提
供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記課題を解決するために、天井に吊下げ支
持された走行レールの途中位置に、大径のターンテーブ
ルを回転自在に配置して天井より支持させると共に、該
大径ターンテーブルの下面に2個の小径のターンテーブ
ルを各々回転自在に取り付け、且つ上記2個の小径ター
ンテーブルの各下面にレールを取り付け、更に、上記大
径ターンテーブルを天井側に設置した駆動装置に連結す
ると共に、2個の小径ターンテーブルを同期して回転で
きるように上記駆動装置に連結した構成とする。
[作用] 小径の2個のターンテーブルは同じ方向へ回転(自転)
しながら大径ターンテーブルの回転で公転するが、2個
の小径ターンテーブルは同期させてあるので、走行レー
ル上を走行する2台の台車が各小径ターンテーブル上の
レールに乗り移った後、駆動装置により大径ターンテー
ブルを180度回転させると、2個の小径ターンテーブル
も同時に180度自転させられるため、該2個の小径ター
ンテーブル上の台車は左右に入れ替えられるが、天井走
行台車の向きは変化しない。
[実施例] 以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
第1図乃至第3図は本考案の実施例を示すもので、天井
1より走行レール吊り補助材2にて吊り下げ支持されて
いる走行レール3の途中を、所要の間隔にわたって欠除
し、該走行レール3の欠除した部分の天井1に、ターン
テーブルフレーム4を設置すると共に、下端縁を内側に
折り曲げてなるターンテーブル支持材5の上端を固定
し、該ターンテーブル支持材5上にローラとかコロ等の
如き回転補助部材6を介して外周辺部を回転自在に支持
させた大径のターンテーブル7を、上記ターンテーブル
フレーム4上に設置した駆動装置8に、大径ターンテー
ブル7の中心に固定した動力伝達用軸9、動力伝達装置
10を介して連結し、上記駆動装置8の駆動により動力が
動力伝達用軸9に伝えられて大径ターンテーブル7が回
転できるようにする。上記大径ターンテーブル7には、
同一半径の位置に2個の小径ターンテーブル11aと11b
を、上記動力伝達用軸9を挟んで対称的に配置して、上
記大径ターンテーブル7を貫通させた支持兼回転軸12を
介し回転自在に取り付け、且つ上記各小径ターンテーブ
ル11a,11bの各支持兼回転軸12の上端部に、同一歯数の
ギヤ13aと13bを取り付けると共に、上記動力伝達用軸9
に回転自在に支持させた筒状の回転体9aを上記ギヤ13a,
13bと同一歯数のギヤ14に取り付けて、該ギヤ14と上記
小径ターンテーブル11a,11b側のギヤ13a及び13bとを各
々噛合させ、該筒状回転体9aを動力伝達装置10に連絡さ
せる。動力伝達装置10は、第2図に詳細を示す如く、走
行レール吊り補助材2に支持させたギヤボックス10aに
軸10bを回転自在に取り付けると共に、該ギヤボックス1
0aに上記筒状回転体9aと動力伝達用軸9とを別々に回転
自在に支持させ、且つ上記回転軸10bに固定したギヤ10c
と10dを、動力伝達用軸9に固定したギヤ10eと筒状回転
体9aに固定したギヤ10fにそれぞれ噛合させ、上記回転
軸10bを駆動装置8にて回転させることにより、動力が
回転軸10bからギヤ10cと10eを介して動力伝達用軸9に
伝えられると共に、回転軸10bからギヤ10dと10fを介し
て筒状回転体9aに伝えられるようにしてあり、上記駆動
装置8の駆動により上記動力伝達用軸9が回転して回転
動力が大径ターンテーブル7に伝えられるときに同時に
回転動力が筒状回転体9a、ギヤ14を介してギヤ13a,13b
へ伝えられ、2個の小径ターンテーブル11a,11bが同期
して回転できるようにし、更に、上記各小径ターンテー
ブル11a,11bの表面(下面)に、走行レール3と同じレ
ベルとなるように各々小径ターンテーブル用走行レール
15a,15bを取り付け、欠除した走行レール3の欠除部を
上記2つの小径ターンテーブル用走行レール15aと15bで
つなぐようにし、走行レール3に沿って走行する2台の
天井走行台車16,17が小径ターンテーブル用走行レール1
5a,15b上に乗り移れるようにする。
なお、上記大径のターンテーブル7を天井より支持する
ターンテーブル支持材5は筒状のものでもよく、又、下
端部をリング状にして数個所で吊る構造としてもよい。
今、図示の如く走行レール3上に支持されている2台の
天井走行台車16と17が互に走行レール3の一方の端から
他方の端へ走行するためにすれ違いをさせるときは、互
に接近する方向へ走行して来る天井走行台車16と17を第
4図に示す如く小径ターンテーブル11a,11b上の小径タ
ーンテーブル用走行レール15aと15b上に乗り移らせる。
次に、駆動装置8を駆動させて、動力伝達用軸9を介し
て大径ターンテーブル7を180度回転させると同時に、
ギヤ14、13a、13bを介して小径ターンテーブル11aと11b
を同期して180度回転させる。これにより2台の小径タ
ーンテーブル11aと11bは、同速で且つ同一方向へ自転す
ると同時に大径ターンテーブル7の回転で公転するの
で、2個の小径ターンテーブル11aと11bは左右に入れ替
えられるのみで、小径ターンテーブル用走行レール15a
と15bの向きは変わらず、したがって第5図に示す如
く、各天井走行台車16,17は向きが変えられることなく
すれ違って走行することができる。上記大径ターンテー
ブル7の回転動作とギヤ14,13a,13bの回転の状態は、第
6図(A)(B)(C)に示す如くであり、第6図
(A)の状態から大径ターンテーブル7が90度回転した
ときの状態が第6図(B)であり、このとき、ギヤ14,1
3a,13bは矢印方向へ90度回転している。次に、大径ター
ンテーブル7が更に90度回転して第6図(A)の状態か
ら180度回転すると、第6図(C)の状態になり、ギヤ1
3aと13bは左右に入れ替えられるが向きは第6図(A)
のときの向きと同じになる。これに伴い走行レール3に
は片側にのみトロリー線を配設しておけばよいことにな
る。
なお、上記実施例では、大径ターンテーブル7をターン
テーブル支持材5で回転自在に支持させた例を示した
が、大径ターンテーブル7にかかる荷重が小さい場合
は、大径ターンテーブル7を動力伝達用軸9のみで吊り
下げ支持させるような構成としてもよく、又、小径ター
ンテーブル11a,11bへの動力伝達を、動力伝達用軸9の
外側の筒状回転体9aに取り付けたギヤ14と各小径ターン
テーブル11a,11bの支持兼回転軸12に取り付けたギヤ13
a,13bを介して行わせる場合に、これらのギヤの歯数を
同一にした場合を示したが、必ずしも同一歯数である必
要はないこと、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更を加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上述べた如く、本考案の天井走行台車すれ違い装置に
よれば、単線の走行レールの途中を欠除させてその欠除
部分に、2個のターンテーブルを回転自在に取り付けて
いる大径のターンテーブルを回転自在に天井より支持さ
せて備え、上記大径ターンテーブルを回転させるとき2
個の小径ターンテーブルを同期させて回転させるように
し、且つ上記2個の小径ターンテーブルの表面に取り付
けた小径ターンテーブル用走行レールを、前記単線の走
行レールと一致するようにしてあるので、単線の走行レ
ール上を走行する2台の天井走行台車が互に接近する方
向へ走行して来てすれ違いをするとき、2台の小径ター
ンテーブル上の小径ターンテーブル用走行レールに各々
天井走行台車を乗り移らせた後に大径ターンテーブルを
回転させると同時に2個の小径ターンテーブルを同期さ
せて回転させることにより、2台の天井走行台車は左右
に入れ替えられると共に各台車の向きは前後逆になるこ
とがなく、したがって、すれ違い後はそのまま単線の走
行レールに沿い走行させることができ、駆動部の逆転制
御の必要がなくて走行制御が容易であり、又、トロリー
線も走行レールの片側のみでよく、しかも、従来のバイ
パス方式に比して切り換え時間を短縮できて輸送効率を
改善できる、等の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の天井走行台車のすれ違い装置の一実施
例を示す概略側面図、第2図は第1図におけるターンテ
ーブル部分の詳細図、第3図は第1図のIII-III矢視
図、第4図及び第5図は本考案によるすれ違いの状態を
示す概略図、第6図(A)(B)(C)は本考案におけ
る大径ターンテーブルとギヤの回転状態を示す図、第7
図(A)(B)(C)は従来のバイパス方式のすれ違い
装置によるすれ違い要領を示す概略図、第8図(A)
(B)(C)(D)は従来のターンテーブル方式のすれ
違い装置におけるすれ違い要領を示す概略図である。 1……天井、2……走行レール吊り補助材、3……走行
レール、5……ターンテーブル支持材、7……大径ター
ンテーブル、8……駆動装置、9……動力伝達用軸、9a
……筒状回転体、10……動力伝達装置、11a,11b……小
径ターンテーブル、13a,13b……ギヤ、14……ギヤ、15
a,15b……小径ターンテーブル用走行レール、16,17……
天井走行台車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井より吊り下げ支持された走行レールの
    途中を欠除させて、該欠除部分の天井位置に、大径のタ
    ーンテーブルを回転自在に支持させ、且つ該大径ターン
    テーブルに、2個の小径のターンテーブルを各々回転自
    在に取り付けて、該2個の小径ターンテーブルの下面
    に、上記走行レールと一致するように小径ターンテーブ
    ル用走行レールをそれぞれ取り付け、更に、上記大径タ
    ーンテーブルを天井側に設置した駆動装置に連結すると
    共に、上記2個の小径ターンテーブルを同期して回転で
    きるように上記駆動装置に連結してなることを特徴とす
    る天井走行台車のすれ違い装置。
JP1535589U 1989-02-14 1989-02-14 天井走行台車のすれ違い装置 Expired - Lifetime JPH0732546Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH02108992U JPH02108992U (ja) 1990-08-30
JPH0732546Y2 true JPH0732546Y2 (ja) 1995-07-26

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ID=31227338

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