JPH0732523Y2 - 巻きおしぼりの製造装置 - Google Patents

巻きおしぼりの製造装置

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JPH0732523Y2
JPH0732523Y2 JP1582789U JP1582789U JPH0732523Y2 JP H0732523 Y2 JPH0732523 Y2 JP H0732523Y2 JP 1582789 U JP1582789 U JP 1582789U JP 1582789 U JP1582789 U JP 1582789U JP H0732523 Y2 JPH0732523 Y2 JP H0732523Y2
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JP
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sheet material
roller
feed roller
blade
rotary blade
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政治 忠末
武明 船橋
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、供給源から引出したシート材を切断するに
際し、当該シート材の給送を停止させることにより切断
面が歪んだり不揃となるのを有効に防止し得るよう構成
した巻きおしぼりの製造装置に関するものである。
従来技術 喫茶店やレストランその他の飲食施設では、接客サービ
スとしてタオル地の「巻きおしぼり」を提供することが
行なわれている。この種の施設では一日に多量の「巻き
おしぼり」を使用するため、その殆どがおしぼり製造業
者から納入されたものを使用しているのが現状である。
しかし、タオル地の「巻きおしぼり」は、反復使用する
ことができる反面、その再生処理が不完全であると極め
て不衛生となる問題があるばかりでなく、コストが嵩む
欠点もあった。
そこで、安価で使い捨て可能な紙製や不織布製等の「お
しぼり」を、自家製造し得るコンパクトなおしぼりの製
造装置として、実開昭63-108730号に係る考案「巻きお
しぼり製造装置」が提案されている。この考案に係る製
造装置は、例えば紙や不織布を材質とするおしぼり用の
シート材を、中芯となる紙管にロール状に巻き付けたシ
ートロールが回転自在に装着され、シート材を引出し供
給し得るよう構成してある。このシートロールの装着部
に近接した位置には、送りローラが回転自在に配設され
ると共に、シート材の搬送路を構成する路板が配設さ
れ、この路板は引張りばねの弾力作用下に、シート材の
給送を許容する弾力で送りローラの周面に圧接されてい
る。従って、前記シートロールから引出したシート材
を、路板と送りローラとの間に挟持させた後、該送りロ
ーラを回転させることにより、シート材はシートロール
から順次引出される。
前記送りローラの下方には、これと平行な回転軸が回転
自在に配設され、該回転軸の周面に長手方向に沿って螺
旋状となるように切断刃が取付けられている。また、前
記送りローラにより給送されるシート材を挟んで回転軸
と反対側に受け刃が配設され、この受け刃の刃先は、回
転軸が回転したときの切断刃の刃先が移動する軌跡上に
臨んでいる。従って、回転軸が回転することによって、
切断刃と受け刃との間に臨んでいるシート材は給送方向
と交差する方向に切断される。更に、所定寸法長に切断
されたシート材は、カッタの下方に配設した巻きおしぼ
り製造部に落下供給され、該製造部でロール状に巻き込
まれて所定直径の「巻きおしぼり」が製造される。
考案が解決しようとする課題 前述した構成に係る製造装置では、前記送りローラと切
断刃を配設した回転軸とを、同一のモータで駆動するよ
う構成されている。この場合、切断刃と受け刃との連繋
作用下にシート材を切断している間、送りローラによる
シート材の給送が行なわれ、切断途中にシート材が移動
して切断面が歪んだり不揃いとなる問題がある。そのた
め、前記送りローラとモータとの連結部にクラッチを配
設し、シート材の切断時には送りローラのみを停止させ
る制御を行なっている。しかし、この場合は部品点数が
多くなると共に、クラッチの入・切の制御を行なわなけ
ればならず、機構が複雑となる難点がある。
また、回転軸と送りローラとを別々のモータにより駆動
させることも考えられるが、この場合は複数のモータが
必要となって部品点数が多くなるばかりでなく、消費電
力量が増えてランニングコストも嵩む問題が指摘され
る。
考案の目的 この考案は、前述した課題に鑑み、これを好適に解決す
るべく提案されたものであって、シート材を切断するに
際し、当該シート材の給送を停止させ得る簡易な構成に
係る手段を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するた
め本考案は、供給源から引出したシート材を押え板との
間で弾力的に挟持しつつ下方に給送する送りローラと、
該送りローラの下方に配設した固定刃と、前記送りロー
ラにより給送されるシート材を挟んで固定刃と対向配置
した回転ローラに取付けた回転刃とからなり、前記回転
ローラを回転させることにより、回転刃と固定刃との連
繋作用下にシート材をその給送方向と交差する方向に切
断するようにしたおしぼり製造装置において、前記押え
板に当接して該押え板を送りローラから離間させる突部
を形成したカムを前記回転ローラと一体的に回転可能に
配設し、前記回転刃と固定刃との連繋作用時に、前記カ
ムの突部により押え板を送りローラから離間させ、前記
シート材に対する送りローラの積極的な送りを解除する
よう構成したことを特徴とする。
実施例 次に、本考案に係る巻きおしぼりの製造装置につき、好
適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明
する。第1図は、本考案の好適な実施例に係る巻きおし
ぼりの製造装置の縦断面図を示し、第2図は、第1図に
示す製造装置からフロントパネルとトップパネルとを取
外した状態の概略斜視図である。
(ロールホルダについて) 図面に示す如く、矩形状に形成した底板10の短手方向両
側に一対の側板11,11が立設されると共に、長手方向両
端にフロントパネル12とリアパネル13とが対向的に配設
され、これらの部材により上方に開口する略矩形状の空
間14が画成される。この空間14内には、例えば不織布を
材質とするシートを中芯となる紙管にロール状に巻き付
けたシートロール15を、自由回転可能に収納するロール
ホルダ16が配設されている。すなわち、このロールホル
ダ16の対向する側面(一方のみ図示)には、第1図に示
す如く、U字状の段部16aが形成され、該段部16aにシー
トロール15の中芯や、該中芯に嵌合したホルダ(何れも
図示せず)が回転自在に支持される。
また、ロールホルダ16の上部前端には、該ホルダ16に収
納したシートロール15から引出したシート材15aを、後
述する送りローラ21に案内するべく機能する張出し部16
bが形成されている。なお、この張出し部16bの所定位置
に、シートロール15から引出されるシート材15aの紙切
れを検知する手段65が配設されている。
ロールホルダ16には、後述する散水パイプ41に水を供給
するための水タンク17が倒立状態で着脱自在に収納され
る。すなわち、第1図に示す如く、ロールホルダ16の底
部には、水タンク17の給水部17aを嵌挿する凹部16cが形
成され、この凹部16cから導出した給水管16dは、前記底
板10に設置したポンプ18の吸入管18aに連通されてい
る。また、ポンプ18の吐出管18bは、散水パイプ41に供
給管19を介して連通接続されている。なお、前記水タン
ク17は、倒立状態で給水部17aを凹部16cに嵌挿した時に
のみタンク内の水を排出し得るように構成されている。
従って、水タンク17からポンプ18を介して圧送される水
は、後述する如く、散水パイプ41に穿設した各散水孔41
aからシート材15aに散水供給される。
なお、前記凹部16cにはメッシュの粗いフィルタ20が介
装されており、シートロール15等から生じる大きなゴミ
等を補集して、ポンプ内にゴミが吸入されないよう構成
してある。また、ポンプ18の吐出管18b側には、メッシ
ュの細かいフィルタ(図示せず)が配設され、前記フィ
ルタ20で補集し得ない細かいゴミを補集し、前記散水パ
イプ41に目詰りが生じるのを防止し得るよう構成され
る。更に、これらフィルタは着脱自在に配設されてお
り、適宜取外して清掃することができるように構成して
ある。
(シート材の給送機構) 前記ロールホルダ16における張出し部16bの下方には、
第4図に示す如く、前記側板11,11間に送りローラ21が
回転自在に架設されている。このローラ21の軸22には、
一方の側板11から突出する端部に歯車23が配設されてい
る。前記空間14内にモータ24が配設され、その回転軸に
おける側板11から突出する端部に歯車25が配設され、該
歯車25は、第2図に示す如く、後述する回転刃取付ロー
ラ35の軸37に配設した歯車38を介して歯車23に噛合して
いる。従って、モータ24を駆動することにより、送りロ
ーラ21は、第1図において反時計方向に回転する。ま
た、送りローラ21には、半径方向外方に突出する複数の
Oリング26が軸方向に所定間隔離間して巻装され、この
Oリング26は、シート材15aを円滑に引出すべく機能す
る。
前記送りローラ21を挟んでロールホルダ16と反対側に
は、前記両側板11,11間に軸27が送りローラ21と平行に
架設され、この軸27に「く」字状の押え板28が枢支され
ている。すなわち、押え板28の下部折曲片28aには、長
手方向両端に送りローラ21から離間する方向に突出する
突片28b,28bが形成され、軸27は両突片28b,28bに挿通さ
れている。また、押え板28の上部折曲片28cを挟んで送
りローラ21と反対側に捩りばね29が配設され、この捩り
ばね29は、上部折曲片28cを常に送りローラ21のOリン
グ26に圧接するべく機能する。従って、前記シートロー
ル15から引出したシート材15aを、Oリング26と押え板2
8の間に介装すれば、シート材15aは送りローラ21に圧接
されるので、該ローラ21の回転に伴ってシート材15aは
シートロール15から順次引出される(第4図(a)参
照)。
また、送りローラ21と押え板28との間には、該ローラ21
に沿ってガイド30が垂直に配設され、このガイド30は送
りローラ21により給送されるシート材15aを垂直下方に
案内するべく機能する。このガイド30には、送りローラ
21に巻装したOリング26の配設位置と対応する位置に、
上方に解放する切欠30aが形成されている。そして、送
りローラ21のOリング26を、第1図に示す如く、該ガイ
ド30の切欠30aから押え板28方向に突出するよう構成し
ている。すなわち、ガイド30は、送りローラ21によるシ
ート材15aの給送を許容すると共に、シート材15aが送り
ローラ21に巻き込まれるのを防止するよう構成されてい
る。
(シート材の切断機構) 前記送りローラ21の下方において、該ローラ21から垂下
給送されるシート材15aの右側に、逆「く」字状に形成
された固定刃用ブラケット31が、前記両側板11,11間に
架設した軸32に回動自在に枢支されている。すなわち、
固定刃用ブラケット31の下部折曲片31aには、長手方向
両端に背面側(送りローラ21から垂下給送されるシート
材15aから離間する方向)に突出する突片31b,31b(一方
のみ図示)が形成され、軸32は両突片31b,31bに挿通さ
れている。この固定刃用ブラケット31の上部折曲片31c
には、フロントパネル12方向を指向する固定刃33が長手
方向に沿って配設され、この固定刃33は、シート材15a
の幅寸法よりも長尺な長さ寸法に設定されている。ま
た、固定刃用ブラケット31が枢支される軸32には、振り
ばね34が介装され、このばね34によりブラケット31およ
び固定刃33は、後述する回転刃36方向に常時弾力付勢さ
れている。
前記押え板28の下方には、送りローラ21から垂下するシ
ート材15aを挟んで固定刃用ブラケット31と対向すると
共に、該固定刃用ブラケット31と平行に延在する回転刃
取付ローラ35が、両側板11,11間に回転自在に架設され
ている。そしてこのローラ35には、該ローラ35の軸方向
に沿って延在する回転刃36が、その刃先を半径方向外方
に突出させた状態で配設されている。なお、回転刃36
は、ローラの軸心に対して若干の角度をもって配設され
ており、シート材15aを切断するに際し、回転刃取付ロ
ーラ35を回転させると、回転刃36と固定刃33とは、長手
方向の一端から他端に向けて順次当接するよう構成され
ている。
また、回転刃取付ローラ35の軸37には、一方の側板11か
ら突出する端部(前記送りローラ21の軸22に配設した歯
車23が配設される端部と同一端部)に歯車38が配設され
ている。この歯車38は、第2図に示す如く、前記モータ
24に連結された歯車25と、送りローラ21の軸22に配設し
た歯車23とに共通的に噛合しており、モータ24を駆動す
ることにより回転刃取付ローラ35は第1図において時計
方向に回転する。
前記回転刃取付ローラ35における前記側板11の内方の軸
端(歯車38が配設される端部と反対側)に、ローラ35と
一体的に回転するカム39が配設されている。このカム39
の外周には、第4図に示す如く、半径方向外方に突出す
る突部39aが形成され、この突部39aは前記押え板28にお
ける下部折曲片28aの下端に当接するよう設定されてい
る。また、該突部39aは、前記回転刃36が回転しつつ固
定刃33と当接している間(シート材15aを切断する
間)、前記押え板28の下部折曲片28aに当接するよう
に、その形成範囲が設定されている。従って、回転刃取
付ローラ35が回転し、カム39の突部39aが押え板28に当
接すると、第4図(b)に示す如く、押え板28は前記軸
27を中心に反時計方向に回動し、上部折曲片28cがOリ
ング26から離間し、シート材15aは送りローラ21に押圧
されなくなる。そして、このタイミングで回転刃36と固
定刃33とが当接し、シート材15aはその給送方向と交差
する方向に切断される。
すなわち、前記押え板28の上部折曲片28cがOリング26
から離間する結果、送りローラ21が回転しても、シート
材15aは該ローラ21上でスリップするだけで積極的な送
りが付与されなくなる。これにより、回転刃36と固定刃
33との連繋作用下にシート材15aが切断される際に、該
シート材15aが移動して切断面が歪んだりすることがな
く、整った切断面を得ることができる。
なお、前記回転刃取付ローラ35におけるカム39の配設端
部と反対側に、該ローラ35より大径のローラ(図示せ
ず)が配設されている。また、前記固定刃33における軸
方向の端部に、固定刃33の刃部から回転刃取付ローラ35
方向に突出する突部(図示せず)が形成され、この突部
は前記振りばね34の弾力作用下に常に前記ローラに当接
するよう構成されている。これにより、回転刃36と固定
刃33との連繋作用時以外は、回転刃取付ローラ35と固定
刃33の刃部との間に、シート材15aの通過を許容する隙
間が画成される。
(水皿と散水パイプについて) 前記固定刃用ブラケット31の下方には、後述する巻きお
しぼり製造部43に配設した位置決め部材62に着脱自在に
載置した水皿40が傾斜配置されている。この水皿40の上
端は、固定刃用ブラケット31における下部折曲片28aの
背面側に臨んでおり、上方から給送されるシート材15a
が、水皿40の表面側に確実に案内されるよう構成してあ
る。この水皿40は、第1図および第3図に示す如く、垂
直な背面板40aと、該背面板40aの長手方向に適宜の間隔
で配設した複数のリブ40bとからなり、このリブ40bの下
端部はフロントパネル方向に膨出すると共に、各リブ40
bの前面側は堰止め材40cにより連結されている。また、
堰止め材40cと背面板40aとの間に穴40dが画成され、こ
の穴40dは前記散水パイプ41から散水された水の一部
を、巻きおしぼり製造部43を移送されるシート材15aに
滴下させるべく機能する。
第2図に示す如く、水皿40の前面側の両側板11,11間に
は、前記散水パイプ41が着脱自在に架設されている。こ
の散水パイプ41には水皿40を指向する散水孔41aが複数
穿設され、この散水孔41aから前記水タンク17からポン
プ18を介して圧送された水が、水皿40の背面板40aに向
けて散水される。これにより、送りローラ21から垂下し
て水皿40における背面板40aの前面に位置するシート材1
5aに、おしぼりとして必要な湿り気が与えられる(第5
図(b)参照)。また、シート材15aに吸湿されなかっ
た水は、水皿40の下端部に形成した穴40dから、後述す
るおしぼり製造部43を移送されるシート材15aに滴下
し、水皿部での湿り気の不足を補うよう構成してある。
前記ポンプ18の吐出管18bと散水パイプ41とを連通接続
する供給管19には、ポンプ18から圧送される水の圧力を
調整するスロット弁42が介装されている。また、供給管
19に逆止弁90が介装され、散水が終了した際に散水パイ
プ41および供給管19内に残っている全ての水が、ポンプ
18に逆流しないよう構成してある。すなわち、散水パイ
プ41および供給管19内に水が残っていないと、次回の散
水の際に、ポンプ18により圧送される水が散水パイプ41
に到るまでに時間が掛かり、散水タイミングにズレを生
ずるので、常に散水パイプ41および供給管19内に水を残
しておくことにより、散水タイミングのズレを有効に防
止することができる。
(巻きおしぼり製造部について) 前記シート材15aの切断部から所定間隔離間した下方の
両側板11,11には、フロントパネル12から離間するにつ
れて下方に傾斜する一対のガイドレール54,54が対向的
に配設されている。そして、このガイドレール54,54
に、巻きおしぼり製造部43が摺動自在に載置される。ま
た、当該巻きおしぼり製造部43は、第3図に示す如く、
巻きおしぼりの製造装置9から取外すことができ、清掃
やメンテナンス等を容易に行ない得るよう構成されてい
る。
巻きおしぼり製造部43は、第1図および第3図に示す如
く、所定間隔離間して対向的に配設した一対の支持フレ
ーム44,44の長手方向両端部に、従動ローラ45と駆動ロ
ーラ46とを回転自在に備え、両ローラ45,46間に無端ベ
ルト47が巻掛けられている。また、駆動ローラ45の軸方
向一端に歯車57が同軸的に配設され、この歯車57は、当
該巻きおしぼり製造部43を巻きおしぼりの製造装置9内
に収納配置した際に、前記空間14内に配設したモータ55
の回転軸に配設した歯車56と噛合するよう構成してあ
る。
前記両支持フレーム44,44の略中間位置には、無端ベル
ト47の上部搬送部を挟んで、走行方向に所定間隔離間し
て第1固定ローラ48と第2固定ローラ49とが架設されて
いる。そして、両ローラ48,49に当接して間を通過する
無端ベルト47は、該ベルト47の走行方向に向かって固定
ベルト51(後述)に近接する傾斜が付与される。また、
前記両ローラ48,49の間において、無端ベルト47の上方
位置には、両ローラ48,49と平行に延在する第3固定ロ
ーラ50が配設されている。この第3固定ローラ50は、後
述する如く、無端ベルト47により移送されるシート材15
aの先端が固定ベルト51に当接した際に、該シート15aの
先端が無端ベルト47の走行方向と逆方向に移動するのを
規制するべく機能する。
前記両支持フレーム44,44の上下両端には、対向する支
持フレーム方向に突出する張出し部44a,44bが形成さ
れ、上方の対向する張出し部44a,44aの下面に、固定ベ
ルト51の一端を固定したブラケット52が着脱自在に配設
される。また、下方の対向する張出し部44b,44bの上面
には、固定ベルト51の他端部を固定したブラケット53が
着脱自在に配設されている。すなわち、固定ベルト51
は、第1図に示す如く、無端ベルト47の搬送面から所定
間隔離間すると共に、第1固定ローラ48の配設位置から
駆動ローラ46を取囲むように延在している。
前記上方のブラケット52における無端ベルト47の走行方
向下流側の端部は、前記第3固定ローラ50よりも下流側
において無端ベルト47に近接する傾斜が付されている。
そして、この傾斜部に沿って延在する固定ベルト51の傾
斜部51aに、前記第1固定ローラ48および第2固定ロー
ラ49の間を通過する無端ベルト47が指向するよう設定さ
れている。従って、該無端ベルト47により移送されるシ
ート材15aの先端は、第5図(d)に示す如く、固定ベ
ルト51の傾斜部51aに確実に当接する。また、第3固定
ローラ50は固定ベルト51の傾斜部51aよりも上流側に配
設されているので、固定ベルト51に当接して移送方向と
逆方向に折り返されたシート材15aの先端は、当該第3
固定ローラ50に当接して内側に巻き込まれ、ロール巻き
の巻き込み始端が確実に形成される。なお、無端ベルト
47と固定ベルト51との離間寸法を調節自在に構成するこ
とにより、製造するべき「巻きおしぼり」の直径寸法を
任意に設定するこが可能となる。
前記支持フレーム44,44における従動ローラ45に近接す
る位置に、前記水皿40を載置する逆L字型の位置決め部
材62,62(一方のみ図示)が配設されている。また、支
持フレーム44,44における下部張出し部44b,44bの従動ロ
ーラ45の下方位置に、先端部が鈎状に形成されたブラケ
ット63が架設され、このブラケット63の先端部が前記ガ
イドレール54,54の先端に係止されて、当該巻きおしぼ
り製造部43の位置決めがなされる。また、前記無端ベル
ト47を走行駆動させる際には、巻きおしぼり製造部43を
駆動ローラ46を中心に反時計方向に回動させる反力が加
わるが、前記ブラケット63は、この反力により製造部43
が回動するのを防止させる機能も兼ねている。なお図面
において符号64は、巻きおしぼり製造部43で製造した
「巻きおしぼり」を、後述する受け皿兼用蓋58に案内す
る案内板を示す。
(フロントパネル,リアパネルおよびトップパネルにつ
いて) 前記底板10の前面側に配設したフロントパネル12は、そ
の下方に受け皿兼用蓋58が開閉自在に枢支され、前記巻
きおしぼり製造部43で製造された「巻きおしぼり」は、
第6図に示す如く、該蓋58を開放することにより取出し
得るよう構成してある。すなわち、フロントパネル12の
下部には、図示形状の凹部12aが形成され、該凹部12aの
下端に受け皿兼用蓋58がピン59を介して回動自在に枢支
されている。なお、受け皿兼用蓋58の側面に凸部(図示
せず)が形成されると共に、前記凹部12aの内側面に
は、受け皿兼用蓋58を開閉した際に凸部と対応する位置
に、夫々嵌凹部(図示せず)が形成されており、当該蓋
58は、凸部と嵌凹部との嵌合作用下に位置決めされる。
また、前記凹部12aの傾斜する上板に開口12bが開設さ
れ、この開口12bから、前記巻きおしぼり製造部43で製
造された「巻きおしぼり」が受け皿兼用蓋58内に落下す
る。なお、フロントパネル12の前面側には、第6図に示
すように、始動ボタンや製造する「巻きおしぼり」の本
数を設定するボタンおよび表示ランプ等が配設される。
また、底板10の背面側に配設したリアパネル13には、前
記モータ24やポンプ18等の制御部品を配設した制御部60
が設けられている。
前記両側板11,11,フロントパネル12およびリアパネル13
により画成される空間14の上部開口には、これを閉成す
るトップパネル61が、第2図に示す如く、リアパネル13
に近接する端部を支点として開閉可能に配設されてい
る。また、このトップパネル61は、必要に応じて製造装
置9から取外すことができるよう構成してある。
第1図に示す如く、トップパネル61の中央部は上方に膨
出する弧状に形成され、前記ロールホルダ16に収納した
シートロール15の上部を覆い得るよう構成してある。ま
た、該弧状部61aから前面側の水平部に到る部位には、
下方に突出するリブ61bが幅方向(シート材15aの引出し
方向と交差する方向)に亘って形成されている。更に、
ロールホルダ16の張出し部16bの前端に対応する位置
に、リブ61bと平行な押え91が配設され、リブ61bおよび
押え91は、シートロール15から引出されたシート材15a
を、前記ロールホルダ16の張出し部16bに当接させて、
前記紙切れ検知手段S3を作動させるべく機能する。な
お、第6図において、符号92は、側板11の外側に配設し
た化粧板を示す。
実施例の作用 次に、実施例に係る巻きおしぼりの製造装置の作用につ
き説明する。巻きおしぼりを製造するに際し、先ず、第
5図(a)に示す如く、前記ロールホルダ16に収納した
シートロール15からシート材15a先端を引出し、これを
前記送りローラ21と押え板28との間に介装する。なおこ
のとき前記回転刃36は、固定刃33から離間した直後の状
態になっている。また、ロールホルダ16内には、水を充
填した水タンクが倒立して収納されている。この状態で
始動ボタンを押すと、モータ24が駆動されて前記歯車2
5,38,23を介して回転刃取付ローラ35および送りローラ2
1が相互に反対方向に回転する。シート材15aは、第4図
(a)に示す如く、押え板28により送りローラ21に圧接
されているので、該送りローラ21の回転に伴って前記シ
ートロール15から引出されて垂直下方に給送される。
そしてシート材15aが所定長さだけ下方に給送されて、
前記固定刃33および回転刃取付ローラ35の間に画成され
た隙間を通過して水皿40の表面にまで垂下すると、所要
のタイミングで前記ポンプ18が付勢される。これによ
り、第5図(b)に示す如く、水タンク17からポンプ18
を介して散水パイプ41に圧送される水が、各散水孔41a
を介してシート材15aに散水される。
前記回転刃取付ローラ35が所定角度まで回転すると、該
ローラ35の軸端部に配設したカム39の突部39aが押え板2
8に当接し、該押え板28の上部折曲片28cを送りローラ21
から離間させる(第4図(b)および第5図(c)参
照)。これにより、シート材15aには積極的な送りが付
与されなくなる。そして更に回転刃取付ローラ35が回転
すると、回転刃36が前記固定刃33に当接し、両刃36,33
の間に位置するシート材15aが切断されるに到る。すな
わち、回転刃36と固定刃33との連繋作用下に、シート材
15aの切断がなされている間は、当該シート材15aには送
りローラ21による積極的な送りが付与されないので、シ
ート材15aの切断面が歪んだり不揃いとなるのを有効に
防止し得る。なお、前記ポンプ18は適宜のタイミングで
停止されて、前記散水パイプ41からの散水は停止され
る。
所定寸法長のシート材15aが切断されると、該シート15a
の上部は水皿40から離間する方向に倒れ込み、巻きおし
ぼり製造部43の無端ベルト47に接触する。なお、このと
き、シート材15aの上部が前記散水パイプ41に接触しつ
つ倒れ込むので、散水パイプ41の各散水孔41aに付着し
ている水滴を拭くことができる(第5図(c)参照)。
前記無端ベルト47は走行駆動されているので、当該ベル
ト47上に倒れ込んだシート材15aは、無端ベルト47によ
って移送される。このとき、シート15aの下端部は、水
皿40におけるリブ40bの下部膨出部に位置しているの
で、この下端部が折曲されてシート材15aの走行方向先
端は、シートが二重に重なった状態になる。そして、こ
の状態でシート材15aの先端が、前記第1固定ローラ48
および第2固定ローラ49の配設位置まで移送されると、
該両ローラ48,49間を通過する無端ベルト47が傾斜され
ている結果として、シート材15aの先端は、第5図
(d)に示す如く、前記固定ベルト51の傾斜部51aに当
接する。
前記無端ベルト47は連続的に走行しているので、固定ベ
ルト51に当接するシート材15aの先端は移送方向と逆方
向に折り返された後内側へ巻き込まれてロール巻きの始
端が形成される。このとき、仮に固定ベルト51に当接し
たシート材15aの先端が移送方向と逆方向に折り返され
た後、内側へ巻き込まれないまま送りが進行すると、該
端部は移送方向と逆方向に移動してロール巻きがなされ
なくなる。しかし、前述した如く、シート材15aの先端
が当接する固定ベルト51の上流側に第3固定ローラ50が
配設されているので、シート材15aが移送方向と逆方向
に移動しても、該端部は第3固定ローラ50に当接して内
側に巻き込まれ、確実にロール巻きの始端を形成するこ
とができる。
前記ロール巻きの始端が形成されたシート材15aは、固
定ベルト51と無端ベルト47との間を移送しつつ転動され
て所定直径にまで巻回される。このロール巻きされたシ
ート材15aは、第5図(d)に示すように、前記ガイド
レール54,54に架設した案内板64を介して前記フロント
パネル12の開口12bから受け皿兼用蓋58に落下する。従
って、第6図に示す如く、該蓋58を開放すれば、「巻き
おしぼり」を取出すことができる。
考案の効果 以上説明した如く、本考案に係る巻きおしぼりの製造装
置によれば、送りローラにシート材を圧接する押え板
を、回転刃と一体的に回転するカムにより送りローラか
ら離間する方向に回動させるだけの簡易な構成で、回転
刃と固定刃との連繋作用下にシート材が切断されるとき
には、当該シート材の給送を停止させることができる。
従って、シート材の切断部が歪んだり不揃いとなるのを
有効に防止し得る。また、送りローラを回転させたまま
シート材の給送を停止させ得るので、該送りローラを起
動・停止させる煩雑な制御を行なう必要がなく、しかも
送りローラの制御部品等を省略し得る、等の利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の好適な実施例に係る巻きおしぼりの製
造装置の縦断面図、第2図は第1図に示す製造装置から
フロントパネルおよびトップパネルを取外した状態を示
す概略斜視図、第3図は第2図に示す状態から巻きおし
ぼり製造部および水皿を取外した状態を示す概略斜視
図、第4図(a)は押え板によりシート材が送りローラ
に圧接されている状態のおしぼりの給送機構部および切
断機構部を示す説明図、第4図(b)は押え板が送りロ
ーラから離間した状態のおしぼりの給送機構部および切
断機構部を示す説明図、第5図(a),(b),
(c),(d)は巻きおしぼりの製造工程を経時的に示
す説明図、第6図は巻きおしぼりの製造装置の外観斜視
図である。 15a……シート材、21……送りローラ 28……押え板、33……固定刃 35……回転刃取付ローラ、36……回転刃 39……カム、39a……突部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給源から引出したシート材(15a)を押
    え板(28)との間で弾力的に挟持しつつ下方に給送する
    送りローラ(21)と、該送りローラ(21)の下方に配設
    した固定刃(33)と、前記送りローラ(21)により給送
    されるシート材(15a)を挟んで固定刃(33)と対向配
    置した回転ローラ(35)に取付けた回転刃(36)とから
    なり、前記回転ローラ(35)を回転させることにより、
    回転刃(36)と固定刃(33)との連繋作用下にシート材
    (15a)をその給送方向と交差する方向に切断するよう
    にしたおしぼり製造装置において、 前記押え板(28)に当接して該押え板(28)を送りロー
    ラ(21)から離間させる突部(39a)を形成したカム(3
    9)を前記回転ローラ(35)と一体的に回転可能に配設
    し、 前記回転刃(36)と固定刃(33)との連繋作用時に、前
    記カム(39)の突部(39a)により押え板(28)を送り
    ローラ(21)から離間させ、前記シート材(15a)に対
    する送りローラ(21)の積極的な送りを解除するよう構
    成した ことを特徴とする巻きおしぼりの製造装置。
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