JPH0732506B2 - スピーカ装置およびそれを用いたテレビジョン受像機 - Google Patents

スピーカ装置およびそれを用いたテレビジョン受像機

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JPH0732506B2 JP29236990A JP29236990A JPH0732506B2 JP H0732506 B2 JPH0732506 B2 JP H0732506B2 JP 29236990 A JP29236990 A JP 29236990A JP 29236990 A JP29236990 A JP 29236990A JP H0732506 B2 JPH0732506 B2 JP H0732506B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテレビジョン受像機などの映像機器や車載用音
響装置に利用されるスピーカ装置およびそれを用いたテ
レビジョン受像機に関するものである。
従来の技術 スピーカの前面部にホーンや音響管を設け、スピーカか
ら発生した音波を開口部まで導く方法は、ホーンや音響
管を用いない場合に比べて、出力音圧が大きく得られる
ことや、特定の方向に音が伝えられるなどの利点があ
り、従来から多く用いられている。以下図面を参照しな
がら、従来の音響管を用いたスピーカ装置について説明
する。
第5図は上記従来の音響管を用いたスピーカ装置を用い
て構成した中低域再生用スピーカ装置と高域再生用スピ
ーカとを併用して構成されたテレビジョン受像機の斜視
図を示す。第5図において1は中低域再生用スピーカ、
2は中低域再生用スピーカ1を取付けた音響管、3はテ
レビキャビネット、4は陰極線管、5は中低域再生用ス
ピーカ装置の音響管開口部、6は前記音響管開口部5の
上部に設置された高域再生用スピーカを示す。
以上のように従来の音響管を用いたスピーカ装置を内蔵
して構成されたテレビジョン受像機の機能について以下
に説明する。第5図に示すように、中低域再生用スピー
カ1の前面部に音波を導く音響管2を配置したスピーカ
装置をテレビジョン受像機内部の陰極線管4に沿わせて
内蔵し、さらにテレビキャビネット3を前記スピーカ装
置に沿わせる構造とすることにより、テレビジョン受像
機の小形スリム化が可能となるものである。
また、一般に高域再生用スピーカ6の場合スピーカ形状
を小形化することが可能となる他、前記音響管2を用い
た中低域再生用スピーカ装置と同様の方式で音を開口部
に導くためには、音響管2の内部に発生する定在波を除
去するために、音響管2の内部に吸音材を適正配置する
必要があるとか、高域成分を減衰させることなく開口部
前面に導くためには音響管2の内部構成が複雑になる等
の理由で、比較的容易にテレビジョン受像機のコンパク
ト化が図れる手段としてテレビジョン受像機の前面に高
域再生用スピーカ6を設置する方式が用いられていた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の構成では、中低域再生用スピ
ーカ1と高域再生用スピーカ6の設置位置が大きく異な
っているため、中低域再生用スピーカ1より再生される
音波と高域再生用スピーカ6より再生される音波との位
相差が各周波数帯域において発生し、テレビジョン受像
機としてのスピーカ装置の音圧周波数特性として見た場
合、第6図の7に示すようにピークディップの多い特性
となってしまう他、試聴結果としても違和感のある音質
となっていた。また、第5図に示したように、中低域再
生スピーカ1の上面に高域再生用スピーカ6を配置して
いるため、スピーカ措置が異なっていることによって中
高域再生帯域において音が上下に移動するといったよう
な問題を有しており、ひいては音像定位感及び音声の明
瞭度が悪く高性能テレビジョン受像機用のスピーカ装置
として見た場合十分に満足するものとはいえなかった。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、音像定位
感及び音声の明瞭度の向上を図った優れた音響特性を得
ることのできるスピーカ装置を提供することを目的とす
るものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明のスピーカ装置は、中
低域再生用スピーカの前面に開口部がほぼ矩形形状の音
波を導く音響管を配置し、この音響管の内部の中低域再
生用スピーカの前面部に高域再生用スピーカを近接して
配置し、また、高域再生用スピーカの両サイドに中低域
再生用スピーカの音波を導くための空洞を介して、吸音
材を配置した構成とし、さらに、高域再生用スピーカの
前面部の両サイドには、高域再生用スピーカから放射さ
れる音波を導くための音導を構成する反射板を設置した
構成としたものである。
作 用 この構成により、機器への組み込みを考慮し開口部を細
長い矩形形状としたホーンや音響管を有するスピーカ装
置においても、音響管の内部の中低域再生用スピーカの
前面部に高域再生用スピーカを近接して配置した構成と
することによって、中低域再生用スピーカより再生され
る中高域成分の減衰を抑え、さらには、近接配置した高
域再生用スピーカより再生される高域成分は、高域再生
用スピーカの前面部両サイドに設置した反射板によって
構成された音導より音響管の開口部付近まで導かれるこ
とから、中低域再生用スピーカより再生される音波によ
って音響管内部で高域成分の波形が乱される(混変調さ
れることなく)ことなく、ごく自然に近い状態で合成さ
れた音響信号として、音響管の開口部前面に導かれるこ
とが可能となり、従来品では実現できなかった音像定位
感および音声の明瞭度の向上を図った優れた音響特性を
可能とし、ひいては、テレビジョン受像機のコンパクト
化および高音質化が図れることとなる。
実施例 以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説
明する。なお、第5図および第6図の符号と同一符号の
ものは同一部分を示す。
第1図は本発明の一実施例における音響管部を主とした
スピーカ装置の構成を部分断面して示した斜視図であ
る。第1図において1は中低域再生用スピーカであり、
この中低域再生用スピーカ1の前面部には機器への組み
込みを考慮し細長い矩形形状とした開口部5を有する構
成とした音波を導く音響管2が配置されている。また、
この音響管2の内部は、中低域再生用スピーカ1の前面
部に高域再生用スピーカ6を近接して配置し、さらに、
前記高域再生用スピーカ6の両サイドには、中低域再生
用スピーカ1の音波を導くための空洞8を介して、中低
域再生用スピーカ1より再生される音波の音響特性補正
用の反射板9および吸音材10が配置され、また、高域再
生用スピーカ6の前面部の両サイドには、高域再生用ス
ピーカ6より再生される高域成分の音波を音響管2の開
口部5付近まで導くための反射板11が配置された構成と
なっている。
第2図は第1図に示した本発明の一実施例におけるスピ
ーカ装置の構成を示した断面図である。第2図におい
て、12は高域再生用スピーカ6の磁気回路部であり、中
高域再生用スピーカ1の音響レンズとして、中低域再生
用スピーカ1の前面部に近接配置した構成としたもので
ある。
以上のように構成された本発明の音響管を用いたスピー
カ装置より再生される音響信号は、中低域再生用スピー
カ1の前面部に高域再生用スピーカ6を近接して配置し
た構成としたことによって、中低域再生用スピーカ1よ
り再生される中高域成分の減衰を抑え、さらには、近接
配置した高域再生用スピーカ6より再生される高域成分
は、高域再生用スピーカ6の前面部の両サイドに設置し
た反射板11によって構成された音導より音響管2の開口
部5付近まで導かれることから、中低域再生用スピーカ
1より再生される音波によって音響管2の内部で高域成
分の波形が乱される(混変調されることなく)ことな
く、ごく自然に近い状態で合成された音響信号として、
音響管2の開口部5前面に導かれることが可能となるも
のであり、テレビジョン受像機としてのスピーカ装置の
音圧周波数特性として見た場合、第3図の13に示すよう
にピークディップの少ない特性とすることが可能となる
他、二つのスピーカが近接して配置されていることによ
って、中高域再生帯域において音が上下に移動するとい
ったような問題が解消でき、従来では実現できなかった
音像定位感および音声の明瞭度の向上を図った優れた音
響特性を実現できるものである。なお第3図の16は高域
再生用スピーカ6の前面部の両サイドに反射板11を設置
しない場合の特性を示す。この特性より明らかなよう
に、反射板11が無い状態では高域再生帯域にてピークデ
ィップの多い特性となってしまうものである。
次に、本発明の第2の実施例について、図面を参照しな
がら以下に説明する。
第4図は本発明の第2の実施例におけるスピーカ装置の
構成を示した斜視図である。第4図において14は前記本
発明の第1の実施例における音響管部の構成を一体成形
が可能な構造に構成した音響管であり、15は吸音材10を
挿入したのち音響管部を密閉にするための吸音材カバー
である。
このように、本発明の第2の実施例による音響管14を高
域再生用スピーカ6の前面両サイドに設置した反射板11
をも含めて一体成形が可能な構造に構成したスピーカ装
置とすることにより、音響管14の内部共振等に対しても
十分な強度を有するスピーカ装置を実現できるものであ
り、これによって、音響管14の内部共振等によって発生
する音の歪みが大幅に低減できるものであり、さらに
は、一体成形としたことにより音響管14の寸法精度向上
が図れることから、本発明のスピーカ装置をテレビジョ
ン受像機に内蔵することにより、テレビジョン受像機の
小形スリム化を容易に実現でき、かつ、信頼性の高いテ
レビジョン受像機とすることが可能であり、また、スピ
ーカ装置の組み立て作業性の向上および組み立て工数の
大幅な低減が実現できるものである。
なお、本発明の音響管の構造により構成されたスピーカ
装置に、後面キャビネットおよびバスレフ・ポート等を
設けた場合においても同様の効果が得られることはいう
までもない。
発明の効果 以上のように本発明は、中低域再生用スピーカの前面に
開口部がほぼ矩形形状の音波を導く音響管を配置し、こ
の音響管の内部の中低域再生用スピーカの前面部に高域
再生用スピーカを近接して配置し、また、高域再生用ス
ピーカの両サイドに中低域再生用スピーカの音波を導く
ための空洞を介して吸音材を配置した構成とし、さら
に、高域再生用スピーカの前面部の両サイドには、高域
再生用スピーカから放射される音波を導くための音導を
構成する反射板を設置した構成としたことにより、中低
域再生用スピーカより再生される中高域成分の減衰を抑
え、さらには、近接配置した高域再生用スピーカより再
生される高域成分とが、ごく自然に近い状態で合成され
た音響信号として、音響管の開口部の前面に導くことが
可能となるものであり、従来品では実現できなかった音
像定位感および音声の明瞭度を向上を図った優れた音響
特性を可能とし、ひいては、テレビジョン受像機のコン
パクト化および高音質化が図れることとなる。また、前
記音響管を一体成形が可能な構成としたことにより、音
響管の内部共振等によって発生する音の歪みが大幅に低
減でき、さらには、音響管の開口部の強度向上および寸
法精度の向上が図れることから、本発明のスピーカ装置
をテレビジョン受像機に内蔵することにより、テレビジ
ョン受像機の小形スリム化を容易に実現でき、かつ、信
頼性の高いテレビジョン受像機とすることが可能であ
り、また、スピーカ装置の組み立て作業性の向上および
組み立て工数の大幅な低減が実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の一実施例におけるスピーカ装置
の構成を部分断面して示した斜視図、第2図は第1図に
示した本発明の第1の一実施例における構成を示した断
面図、第3図は本発明の音響管を用いたスピーカ装置を
テレビジョン受像機に内蔵したときの音圧周波数特性
図、第4図は本発明の第2の実施例におけるスピーカ装
置の構成を示した斜視図、第5図は従来の音響管を用い
て構成した中低域再生用スピーカ装置と高域再生用スピ
ーカとを併用して構成されたテレビジョン受像機の斜視
図、第6図は第5図に示した従来の音響管を用いたスピ
ーカ装置をテレビジョン受像機に内蔵したときの音圧周
波数特性図である。 1……中低域再生用スピーカ、2……音響管、5……開
口部、6……高域再生用スピーカ、8……中低域再生用
スピーカの音波を導くための空洞、9……反射板、10…
…吸音材、11……反射板、12……高域再生用スピーカの
磁気回路、13……本発明の音響管を用いたスピーカ装置
をテレビジョン受像機に内蔵したときの音圧周波数特性
図、14……一体成形が可能な構造に構成した音響管、15
……吸音材カバー。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−312393(JP,A) 特開 平1−135295(JP,A) 特開 平3−284097(JP,A) 実開 昭56−11562(JP,U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中低域再生用スピーカの前面に開口部がほ
    ぼ矩形形状の音波を導く音響管を配置し、この音響管の
    内部の中低域再生用スピーカの前面部に高域再生用スピ
    ーカを近接して配置し、また、高域再生用スピーカの両
    サイドに中低域再生用スピーカの音波を導くための空洞
    を介して、吸音材を配置した構成とし、さらに、高域再
    生用スピーカの前面部の両サイドには、高域再生用スピ
    ーカから放射される音波を導くための音導を構成する反
    射板を設置する構成としたスピーカ装置。
  2. 【請求項2】音響管を一体成形構成とした請求項1記載
    のスピーカ装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2、記載のスピーカ装置を
    内蔵したテレビジョン受像機。
JP29236990A 1990-03-30 1990-10-29 スピーカ装置およびそれを用いたテレビジョン受像機 Expired - Fee Related JPH0732506B2 (ja)

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