JPH0732475B2 - 擬似水平同期信号発生装置 - Google Patents

擬似水平同期信号発生装置

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JPH0732475B2
JPH0732475B2 JP59069686A JP6968684A JPH0732475B2 JP H0732475 B2 JPH0732475 B2 JP H0732475B2 JP 59069686 A JP59069686 A JP 59069686A JP 6968684 A JP6968684 A JP 6968684A JP H0732475 B2 JPH0732475 B2 JP H0732475B2
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康二 飯島
久芳 森脇
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor
    • H04N5/93Regeneration of the television signal or of selected parts thereof
    • H04N5/932Regeneration of analogue synchronisation signals

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はアフターレコーディング時に用いて好適な擬似
水平同期信号発生装置に関する。
背景技術とその問題点 8ミリビデオと通称される新方式の小形のヘリカルVTR
(以下8V方式と呼ぶ)が業界に提案され、既にその規格
が統一されている。
まず、第1図〜第3図を参照しながら、8V方式について
概略を説明する。
第1図の周波数スペクトラムから明らかなように、8V方
式ではFM化された音声信号AFMは搬送輝度信号YFMと低域
変換色度信号CLとの間に周波数領域を設定されて、映像
信号と周波数多重記録される。更に、オプションとし
て、第2図のフォーマットに示すように、PCM化された
2チャンネルの音声信号が映像信号の記録領域に先行す
る延長トラック上の領域に面積分割して記録されるよう
になされ、あとで音声信号だけの記録(アフターレコー
ディング、以下単に録音と言う)ができるようになされ
ている。PCM化音声信号の記録再生時には、ヘッドドラ
ムに対するテープの巻付け角は221゜に設定されてお
り、PCM化音声信号及び映像信号のテープ上の巻付け角
(記録領域)はそれぞれ26.3゜及び180゜である。このP
CM化音声信号及び映像信号の各記録領域の間に、記録時
にトラックピッチを均一にするための、パイロット信号
の記録及び再生領域が設けてある。
上述のように、8V方式では音声信号はFM化されて映像信
号と周波数多重記録されるか、或はPCM化されて、延長
トラック上の領域に面積分割して記録されるので、従来
のVTRで用いられていた音声ヘッドは不要となる。ま
た、パイロット信号をトラックに周波数多重記録してト
ラッキングサーボに用いているので制御信号ヘッドが不
要となり、従って、音声・制御用消去ヘッドもまた不要
となる。
そこで、8V方式では映像用消去ヘッドが、映像ヘッドと
同様に、回転ディスクに搭載され、電子編集が可能とな
っている。また、回転消去ヘッド(以下FEヘッドと呼
ぶ)の場合、1度にたかだか数トラックを消去すればよ
いので、従来の固定消去ヘッドのようなテープ全幅消去
に比べて、所要消去電力が著しく低減される。消去信号
としては、記録信号に対する妨害を避けるために、搬送
輝度信号YFMそれ自体か、または搬送輝度信号の上限周
波数よりも高い単一周波数の信号が用いられる。
FEヘッドと映像ヘッドとを併せ用いる場合、第3図A及
びBに概念的に示すように、ヘッドドラム(回転ドラ
ム)HD内に180゜の角度割りで配設された2個の映像ヘ
ッド(11A)及び(11B)が取付られている回転体(図示
を省略)に、FEヘッド(12)が両映像ヘッド(11A)及
び(11B)に対して90゜の角度割りで適正な段差を保っ
て取付けられるのが普通である。この場合、FEヘッド
(12)の消去幅はトラック幅の略1倍又は2倍に設定さ
れる。
録音の際は、第3図Aに示すように、最初、FEヘッド
(12)が延長トラック上のPCM記録領域を走査して、既
に記録された音声信号があれば、これを消去する。その
跡に、第3図Bに示すように、一方の映像ヘッド、例え
ば、(11A)によって新しい音声信号がPCM化されて記録
される。この消去及び記録の間、他方の映像ヘッド、例
えば、(11B)はトラック上で映像ヘッド(11A)より巻
付角で、180゜進んだ位置に記録された映像信号を再生
する。再生された映像信号は受像機に供給されて、画像
として表示される。ところが、この再生映像信号のレベ
ルに比べて、消去信号及び記録映像信号のレベルは頗る
(100dB程度)高く、また、各ヘッド間の距離が短いの
で、再生映像信号は、FEヘッド(12)並びに映像ヘッド
(11A)または(11B)がPCM記録領域を走査しているそ
れぞれ約40Hの期間、消去信号及び記録信号によって強
烈な妨害を受けて、水平同期信号が実質的に消失する。
このため、妨害期間に対応して、第4図に示すように、
受像機の画面の中央部及び下部に水平同期がとれない妨
害領域(13E)及び(13R)が現れる。FEヘッド(12)並
びに映像ヘッド(11A)または(11B)がPCM記録領域の
走査を終えて、消去信号及び記録信号による妨害が止ま
ると、受像機には正常な再生映像信号が供給される。と
ころが、受像機の水平発振回路は、妨害持続期間に自走
発振しているので、妨害休止時点において、受像機の水
平AFCのロック位相と再生映像信号の水平同期信号とが
大きくずれてしまい、受像機の画面には、AFC回路が再
生映像信号の水平同期信号にロックするまでの期間、上
述の妨害領域(13E)及び(13R)の直下の領域(14E)
及び(14R)に所謂スキュー(skew)が発生する。
上述のような、同期がとれない領域及びスキューが発生
した領域は受像機の画面を甚しく見苦しいものにする。
そこで従来は、妨害期間以前の再生映像信号から生成し
た擬似水平同期信号を、妨害期間中、再生映像信号の代
りに受像機に供給して映像信号のマスキングを行ない、
画面の妨害領域(13E)及び(13R)を暗くすると共に、
妨害休止時点におけるAFCのロック位相が再生映像信号
の水平同期信号と大きくずれることを防止して、画面の
見苦しさを軽減するようにしていた。
こゝで、第5図及び第6図を参照しながら、従来のマス
キング装置について説明する。
第5図に従来のマスキング装置の構成例を示す。第5図
において、入力端子(21)から、第6図Aに示すよう
な、再生映像信号が電子スイッチ(22)に供給され、
その一方の固定接点(22a)及び可動接点(22c)を介し
て、出力端子(23)に取出される。(24)は水平同期信
号分離回路であって、これに供給された再生映像信号
から、第6図Bに示すような水平同期信号を分離し
て、カウンタ(25)に供給する。カウンタ(25)は1水
平周期(H)を整数Mを法として回れる、例えばm系列
(最長線形符号系列)発生器であって、クロック信号発
生器(26)からのクロック信号を計数し、分離回路(2
4)からの水平同期信号によってリセットされて、M
カウントした直後に、第6図Cに示すような、擬似水平
同期信号を発生し、この信号は電子スイッチ(22)
の他方の固定接点(22b)に供給される。なお、クロッ
ク信号はその周波数が水平周波数fHの数百倍程度で、加
えて、テレビジョン信号のHまたはVと同期がとれてい
ることが必要であり、例えば、3.58MHzの色副搬送波が
用いられる。
録音の場合、制御端子(27)から、第6図Dに示すよう
に、録音による妨害発生時点t1から妨害休止時点t2まで
持続する録音制御信号が電子スイッチ(22)及びカウ
ンタ(25)に共通に供給される。この録音制御信号に
よって、スイッチ(22)の可動接点(22c)は、第5図
に示したように、他方の固定接点(22b)に接続され
る。
妨害期間(t1〜t2)中、同期分離回路(24)には、前述
のように、正常な再生映像信号が供給されないので、カ
ウンタ(25)は録音制御信号によって自走モードに切
喚えられる。カウンタ(25)は正確な水平同期信号の周
期で自走して、擬似水平同期信号を発生し、この擬似
水平同期信号が、スイッチ(22)を介して、出力端子
(23)に取出される。
妨害休止時点t2において、録音制御信号の供給が停止
されると、スイッチ(22)は第5図に示した接続とは逆
の接続状態となり、出力端子(23)には再生映像信号が
供給される。一方、カウンタ(25)は自走モードから通
常モードに復し、分離回路(24)からの正常な水平同期
信号によってリセットされる。
従って、妨害期間(t1〜t2)及びその前後において、出
力端子(23)には、第6図Eに示すように、擬似水平同
期信号によって補間された再生映像信号が取出され、
妨害期間に水平同期信号が全く消失することはない。ま
た、制御信号が供給されている期間、映像信号を補間
する擬似水平同期信号の直流レベルは黒レベルもしくは
ペデスタレベルにクランプされており、妨害期間中、受
像機の画面の妨害領域は暗くなっている。
ところが、弱電界内やその他の理由で、ノイズが非常に
多い環境で従来の擬似水平同期信号発生装置が用いられ
る場合、前述した妨害期間以前の再生映像信号にノイズ
が混入して、水平同期信号が乱される。このような乱れ
た水平同期信号が同期分離回路(24)から供給される
と、カウンタ(25)は乱れた水平同期信号の位相で回
り、その発生する擬似水平同期信号の位相が変動する。
その結果、録音終了後、受像機のAFCのロック位相が再
生映像信号の水平同期信号と大きくずれて、正しい位相
に引込まれるまでにかなりの時間を要するという欠点が
あった。
発明の目的 かゝる点に鑑み、本発明の目的はノイズの存在下におい
ても安定に動作する擬似水平同期信号を発生装置に提供
することにある。
発明の概要 本発明は水平同期信号によってリセットされるカウンタ
を有する擬似水平同期信号発生装置において、水平同期
信号の1周期に設定された進みリセット期間及び遅れリ
セット期間にそれぞれ対応するウインドウ信号を発生す
る複数のウインドウ信号発生器を含み、水平同期信号の
タイミングを検知するタイミング検知手段と、このタイ
ミング検知手段の検知出力に応じて、カウンタをリセッ
トするタイミングを修正するリセットタイミング修正手
段とを具備する擬似水平同期信号発生装置である。
かゝる本発明によれば、ノイズの存在下においても、安
定に動作する擬似水平同期信号発生装置を得ることがで
きる。
実施例 以下、第7図及び第8図を参照しながら、本発明による
擬似水平同期信号発生装置の一実施例について説明す
る。
第7図に本発明の一実施例の構成を示す。第7図におい
て第5図に対応する部分には同一の符合を付して重複説
明を省略する。
第7図において、(31),(32)及び(33)はそれぞれ
進みウインドウ信号発生器(以下FWDと略す)、遅れウ
インドウ信号発生器(以下SWDと略す)及び正常ウイン
ドウ信号発生器(以下NWDと略す)であって、FWD(3
1),SWD(32)及びNWD(33)にはカウンタ(25)からウ
インドウタイミング信号が供給される。ウインドウタイ
ミング信号の詳細は後述する。FWD(31),SWD(32)及
びNWD(33)の各出力が第1,第2及び第3のアンド回路
(34),(35)及び(36)にそれぞれ供給されると共
に、同期分離回路(24)からの水平同期信号が各アンド
回路(34)〜(36)に共通に供給される。(37)及び
(38)は進みリセットタイミング回路(以下FRSと略
す)及び遅れリセットタイミング回路(以下SRSと略
す)であって、カウンタ(25)から計数パルスが共通に
供給されると共に、FRS(37)には第1のアンド回路(3
4)の出力が、SRS(8)には第2のアンド回路(35)の
出力がそれぞれイネーブル信号として供給される。第3
のアンド回路(36),FRS(37)及びSRS(38)の出力は
オア回路(39)に供給され、オア回路(39)の出力は、
カウンタ(25)のリセット端子に供給される。
本実施例の動作は次のとおりである。
第8図Aに示すように、本実施例においては、1水平周
期に遅れリセット期間(以下SR期間と呼ぶ)、正常期間
及び進みリセット期間(以下FR期間と呼ぶ)の3ブロッ
クが設定される。これらのブロックの分割点に対応し
て、第8図Bに示すような、ウインドウタイミング信号
がカウンタ(25)から各ウインドウ信号発生器、FWD
(31),SWD(32)及びNWD(33)に供給される。FWD(3
1),SWD(32)及びNWD(33)は、第8図C,D及びEに示
すような、進みウインドウ信号、遅れウインドウ信号
及び正常ウインドウ信号を各アンド回路(34),
(35)及び(36)にそれぞれ供給する。各アンド回路
(34)〜(36)には同期分離回路(24)から水平同期信
号が共通に供給されており、この水平同期信号とタイミ
ングが一致するウインドウ信号を供給されたアンド回路
だけに出力が現れる。このようにして、水平同期信号が
第8図Aに示したSR期間、正常期間及びFR期間のいずれ
にあるか、そのタイミングが検知される。
水平同期信号が正常期間にある場合、正常ウインドウ信
号が供給されている第3のアンド回路(36)に出力が
現れる。この出力はオア回路(39)を介してカウンタ
(25)のリセット端子に供給されて、カウンタ(25)を
正常にリセットする。
ノイズの混入等によって同期が乱され、第8図Fに示す
ように、水平同期信号S0がFR期間に現れた場合、進みウ
インドウ信号が供給されている第1のアンド回路(3
4)に出力が現れ、この出力がイネーブル信号としてFRS
(37)に供給される。そうすると、FRS(37)はカウン
タ(25)から(M+n)個目の係数パルスが供給された時
点でパルスを出力する。FRS(37)の出力パルスは、オ
ア回路(39)を介して、カウンタ(25)とリセット端子
に供給され、カウンタ(25)のリセットタイミングは係
数パルスのn個分だけ遅らされる。ここでnは定数であ
る。
第8図Gに示すように、水平同期信号S0がSR期間に現れ
た場合、遅れウインドウ信号が供給されている第2の
アンド回路(35)に出力が現れ、この出力がSRS(38)
に供給される。そうすると、SRS(38)はカウンタ(2
5)から(M-n)個目の計数パルスが供給された時点でパ
ルスを出力する。SRS(38)の出力パルスは、オア回路
(39)を介して、カウンタ(25)のリセット端子に供給
され、カウンタ(25)のリセットタイミングは計数パル
スのn個分だけ進められる。
上述のように、カウンタ(25)のリセットタイミングを
進ませ或は遅らせると言った修正操作を1回だけ行なう
のでは、正しい位相に修正されるとは限らないのでこの
修正操作を繰返すことによって、水平同期信号の検知タ
イミングは正常期間NR内に追込まれ、ノイズの混入によ
る同期の乱れが除去されて、安定な擬似水平同期信号が
得られる。
なお、インパルス性ノイズを水平同期信号と誤認しない
ために、FR期間またはSR期間で同期信号が数回検知され
た後で、進みまたは遅れリセットタイミング回路が動作
するようにしてもよい。
発明の効果 以上詳述したように、本発明によれば、ノイズの存在下
においても、安定に動作する擬似水平同期信号発生装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は8V方式のスペクトラム及びフォーマ
ット、第3図及び第4図は本発明の説明に供する略線
図、第5図及び第6図は本発明の説明に供する映像信号
のマスキング装置の構成例を示すブロック図及びそのタ
イムチャート、第7図及び第8図は本発明による擬似水
平同期信号発生装置の一実施例を示すブロック図及びそ
のタイムチャートである。 (11A)及び(11B)は映像ヘッド、(12)は消去ヘッ
ド、(24)は水平同期分離回路、(25)はカウンタ、
(31),(32)及び(33)はウインドウ信号発生器、
(37)は進みリセットタイミング回路、(38)は遅れリ
セットタイミング回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平同期信号によってリセットされるカウ
    ンタを有する擬似水平同期信号発生装置において、上記
    水平同期信号の1周期に設定された進みリセット期間及
    び遅れリセット期間にそれぞれ対応するウインドウ信号
    を発生する複数のウインドウ信号発生器を含み、上記水
    平同期信号のタイミングを検知するタイミング検知手段
    と、該タイミング検知手段の検知出力に応じて、上記カ
    ウンタをリセットするタイミングを修正するリセットタ
    イミング修正手段とを具備することを特徴とする擬似水
    平同期信号発生装置。
JP59069686A 1984-04-06 1984-04-06 擬似水平同期信号発生装置 Expired - Lifetime JPH0732475B2 (ja)

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