JPH0610901B2 - ディジタル信号の再生装置 - Google Patents
ディジタル信号の再生装置Info
- Publication number
- JPH0610901B2 JPH0610901B2 JP59170923A JP17092384A JPH0610901B2 JP H0610901 B2 JPH0610901 B2 JP H0610901B2 JP 59170923 A JP59170923 A JP 59170923A JP 17092384 A JP17092384 A JP 17092384A JP H0610901 B2 JPH0610901 B2 JP H0610901B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- circuit
- track
- head
- supplied
- Prior art date
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- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は例えば映像信号やオーディオ信号をPCM信
号化し、これを単位時間ずつ回転ヘッドにより記録媒体
上に1本ずつの斜めのトラックとして記録し、これを再
生する場合等に用いて好適なディジタル信号の再生装置
に関する。
号化し、これを単位時間ずつ回転ヘッドにより記録媒体
上に1本ずつの斜めのトラックとして記録し、これを再
生する場合等に用いて好適なディジタル信号の再生装置
に関する。
背景技術とその問題点 ヘリカルスキャン型の回転ヘッド装置によって、磁気テ
ープ上に映像信号やオーディオ信号を単位時間毎に1本
ずつの斜めトラックを形成して記録し、これを再生する
場合に、映像信号やオーディオ信号をPCM化して記録
再生することが考えられている。これらはPCM化すれ
ば高品位の記録再生ができるからである。
ープ上に映像信号やオーディオ信号を単位時間毎に1本
ずつの斜めトラックを形成して記録し、これを再生する
場合に、映像信号やオーディオ信号をPCM化して記録
再生することが考えられている。これらはPCM化すれ
ば高品位の記録再生ができるからである。
この場合において、再生時、記録トラック上を正しく回
転ヘッドが走査するようにするトラッキング制御は、従
来は、固定の磁気ヘッドによってテープの幅方向の一端
側に記録されているコントロール信号を上記固定ヘッド
で再生し、この再生コントロール信号と回転ヘッドの回
転位相とが一定位相関係となるようにすることにより行
っているのが通常である。
転ヘッドが走査するようにするトラッキング制御は、従
来は、固定の磁気ヘッドによってテープの幅方向の一端
側に記録されているコントロール信号を上記固定ヘッド
で再生し、この再生コントロール信号と回転ヘッドの回
転位相とが一定位相関係となるようにすることにより行
っているのが通常である。
しかし、この方法ではトラッキング制御用に特に固定の
磁気ヘッドを設けなければならない。
磁気ヘッドを設けなければならない。
このような固定の磁気ヘッドを設けることは、記録再生
装置を小型化したい場合に、その取付場所等の関係で不
都合を来たす。
装置を小型化したい場合に、その取付場所等の関係で不
都合を来たす。
そこで、この固定ヘッドを用いずに再生用回転ヘッドの
再生出力のみを利用してその回転ヘッドのトラッキング
制御を行う方法が、本出願人によって、先に提案され
た。
再生出力のみを利用してその回転ヘッドのトラッキング
制御を行う方法が、本出願人によって、先に提案され
た。
この方法は、PCM信号は時間軸の圧縮・伸長が容易で
あり、したがって、アナログ信号のように信号を常に時
間的に連続させて記録再生する必要はなく、そこで、1
本のトラックに領域を分けてこのPCM信号と、これと
は別個の信号を記録することが容易にできることに着目
してなされたものである。
あり、したがって、アナログ信号のように信号を常に時
間的に連続させて記録再生する必要はなく、そこで、1
本のトラックに領域を分けてこのPCM信号と、これと
は別個の信号を記録することが容易にできることに着目
してなされたものである。
すなわち、PCM信号を時間軸圧縮して複数個の回転ヘ
ッドによって斜めにトラックをガードバンドを形成しな
い状態で記録媒体上に形成して記録する際に、各トラッ
クの長手方向にPCM信号とは記録領域として独立にト
ラッキング用パイロット信号を複数個記録し、再生時、
走査幅がトラックの幅より広い回転ヘッドによって記録
トラックを走査し、回転ヘッドが走査中のトラックの両
隣りのトラックからのパイロット信号の再生出力によっ
て回転ヘッドのトラッキングを制御するものである。
ッドによって斜めにトラックをガードバンドを形成しな
い状態で記録媒体上に形成して記録する際に、各トラッ
クの長手方向にPCM信号とは記録領域として独立にト
ラッキング用パイロット信号を複数個記録し、再生時、
走査幅がトラックの幅より広い回転ヘッドによって記録
トラックを走査し、回転ヘッドが走査中のトラックの両
隣りのトラックからのパイロット信号の再生出力によっ
て回転ヘッドのトラッキングを制御するものである。
そして、このトラッキング用パイロット信号を記録、再
生する際の基準となる信号は、共に、回転ヘッドの回転
駆動用モータの回転に同期して得られる回転ヘッドの回
転位相を示す30Hzのパルス信号(PG)が使用され
ている。
生する際の基準となる信号は、共に、回転ヘッドの回転
駆動用モータの回転に同期して得られる回転ヘッドの回
転位相を示す30Hzのパルス信号(PG)が使用され
ている。
ところが、このように再生時も、トラッキング用パイロ
ット信号を再生する際の検出位置基準としてPG信号を
使用すると、装置の機械的経時変化や温度変化等によ
り、PG信号の基準位置がずれ、再生時に一種のトラッ
キング誤差の定常量(オフセット)として現われる。
ット信号を再生する際の検出位置基準としてPG信号を
使用すると、装置の機械的経時変化や温度変化等によ
り、PG信号の基準位置がずれ、再生時に一種のトラッ
キング誤差の定常量(オフセット)として現われる。
このために、再生時、記録時と同様のタイミングでトラ
ッキング用パイロット信号を再生し、回転ヘッドを制御
することが困難となり、特に機器相互の互換性がとれな
くなる不都合がある。
ッキング用パイロット信号を再生し、回転ヘッドを制御
することが困難となり、特に機器相互の互換性がとれな
くなる不都合がある。
また、PG信号を基準にしてヘッドの1回転期間にわた
りトラッキング用パイロット信号の再生出力を得るサン
プリングパルスを形成するようにしているので、その誤
差分が積分されたかたちで増大していわゆるジッタの影
響を受け、サンプリングパルスの位置がずれてくる不都
合がある。
りトラッキング用パイロット信号の再生出力を得るサン
プリングパルスを形成するようにしているので、その誤
差分が積分されたかたちで増大していわゆるジッタの影
響を受け、サンプリングパルスの位置がずれてくる不都
合がある。
そこで、本出願人は更に、装置の機械的経時変化や温度
変化或いはジッタの影響を受けることなく、トラッキン
グ用パイロット信号を確実に再生して回転ヘッドを正し
く制御し、機器相互間の互換性を図ることができるディ
ジタル信号の記録再生方法を先に提供した(特願昭59
−11630号(特開昭60−154347号))。
変化或いはジッタの影響を受けることなく、トラッキン
グ用パイロット信号を確実に再生して回転ヘッドを正し
く制御し、機器相互間の互換性を図ることができるディ
ジタル信号の記録再生方法を先に提供した(特願昭59
−11630号(特開昭60−154347号))。
ところが、この方法の場合、トラッキング用パイロット
信号の位置を検出するための位置出し信号(同期信号)
を検出する際に、PCMデータやサブコード(Sub
Code)を、周波数が互いに接近していることから、
位置出し信号として誤検出する可能性があるため、ウイ
ンドを設ける必要がある。
信号の位置を検出するための位置出し信号(同期信号)
を検出する際に、PCMデータやサブコード(Sub
Code)を、周波数が互いに接近していることから、
位置出し信号として誤検出する可能性があるため、ウイ
ンドを設ける必要がある。
すなわち、実際に記録されるトラックのフォーマット
は、例えば第1図Aに示すようなパターンとされてお
り、こゝでMargin,PLL,Post Ambl
eの各周波数は4.7MHz,IBGの周波数は1.6
MHzで、いずれも単一の周波数信号であるのでATF
領域に含まれる位置出し信号(588kHz)と誤検出
する可能性はほとんどない。一方、Sub Code,
PCMデータの周波数は位置出し信号の周波数の近傍に
も存在し、従って、誤検出する可能性があるのは、この
両者である。
は、例えば第1図Aに示すようなパターンとされてお
り、こゝでMargin,PLL,Post Ambl
eの各周波数は4.7MHz,IBGの周波数は1.6
MHzで、いずれも単一の周波数信号であるのでATF
領域に含まれる位置出し信号(588kHz)と誤検出
する可能性はほとんどない。一方、Sub Code,
PCMデータの周波数は位置出し信号の周波数の近傍に
も存在し、従って、誤検出する可能性があるのは、この
両者である。
Sub Code,PCMデータの部分は実際には第1
図Bに示すようなブロックより構成されており、SYN
C用の10ビットは固定で、残りのものは、場所や音楽
信号等で様々なパターンとなる。そして、Sub Co
deの場合、このブロックか8回,PCMデータの場合
このブロック128回繰り返されることになる。なお、
第1図Bに於ける数値は各コード等が占めるブロック数
を表わしている。
図Bに示すようなブロックより構成されており、SYN
C用の10ビットは固定で、残りのものは、場所や音楽
信号等で様々なパターンとなる。そして、Sub Co
deの場合、このブロックか8回,PCMデータの場合
このブロック128回繰り返されることになる。なお、
第1図Bに於ける数値は各コード等が占めるブロック数
を表わしている。
そして、上述した方法では、回転ヘッドの回転駆動用モ
ータに同期して得られる回転ヘッドの回転位相を示す3
0Hzのパルス(以下PG信号と云う)より一定期間遅
延した後ウインド信号を生成するので、ウインド信号の
ハイレベル区間と位置出し信号の検出区間のタイミング
を合わせる必要があり、従って機器間の互換性を考慮す
ると、PG信号とヘッドの位置関及び再生時のドラムの
ジッタを或る許容値内に押さえる必要があり、ジッタマ
ージン等の制限を受けると共にコスト的にも高価になる
等の欠点がある。
ータに同期して得られる回転ヘッドの回転位相を示す3
0Hzのパルス(以下PG信号と云う)より一定期間遅
延した後ウインド信号を生成するので、ウインド信号の
ハイレベル区間と位置出し信号の検出区間のタイミング
を合わせる必要があり、従って機器間の互換性を考慮す
ると、PG信号とヘッドの位置関及び再生時のドラムの
ジッタを或る許容値内に押さえる必要があり、ジッタマ
ージン等の制限を受けると共にコスト的にも高価になる
等の欠点がある。
発明の目的 この発明は斯る点に鑑みてなされたもので、実質的にP
CM信号自体よりウインド信号を発生して上述の欠点を
除去することができるディジタル信号の再生装置を提供
するものである。
CM信号自体よりウインド信号を発生して上述の欠点を
除去することができるディジタル信号の再生装置を提供
するものである。
発明の概要 この発明は、ディジタル信号を複数個の回転ヘッドによ
って斜めのトラックをガードバンドを形成しない状態で
記録媒体上に形成して記録し、これを再生するディジタ
ル信号の記録再生装置において、上記各トラックの長手
方向に上記ディジタル信号とは記録領域として独立にト
ラッキング用パイロット信号を複数個記録すると共に隣
接トラックの上記パイロット信号の中央付近に始端を有
し且つアジマスロスの比較的多い周波数を有する複数個
の位置出し信号を少くとも上記パイロット信号の記録時
間より短かくなるように夫々記録し、再生時、走査幅が
上記トラックの幅より広い回転ヘッドによって上記記録
トラックを走査する際に、上記各トラックに記録されて
いる信号中の固定パターンを判定し、この固定パターン
が判定された場合、この固定パターンに続く信号を一定
時間遮断し、この遮断期間以外で上記位置出し信号に応
じてパルス信号を形成し、このパルス信号の期間中上記
回転ヘッドが走査中の関連するトラックから上記パイロ
ット信号を検出し、この検出出力によって上記回転ヘッ
ドのトラッキング制御を行うようにしている。これによ
って、実質的にPCM信号自体よりウインド信号が生成
され、PG信号とヘッドの位置関係及び再生時のドラム
のジッタの影響を少なくすることができる。
って斜めのトラックをガードバンドを形成しない状態で
記録媒体上に形成して記録し、これを再生するディジタ
ル信号の記録再生装置において、上記各トラックの長手
方向に上記ディジタル信号とは記録領域として独立にト
ラッキング用パイロット信号を複数個記録すると共に隣
接トラックの上記パイロット信号の中央付近に始端を有
し且つアジマスロスの比較的多い周波数を有する複数個
の位置出し信号を少くとも上記パイロット信号の記録時
間より短かくなるように夫々記録し、再生時、走査幅が
上記トラックの幅より広い回転ヘッドによって上記記録
トラックを走査する際に、上記各トラックに記録されて
いる信号中の固定パターンを判定し、この固定パターン
が判定された場合、この固定パターンに続く信号を一定
時間遮断し、この遮断期間以外で上記位置出し信号に応
じてパルス信号を形成し、このパルス信号の期間中上記
回転ヘッドが走査中の関連するトラックから上記パイロ
ット信号を検出し、この検出出力によって上記回転ヘッ
ドのトラッキング制御を行うようにしている。これによ
って、実質的にPCM信号自体よりウインド信号が生成
され、PG信号とヘッドの位置関係及び再生時のドラム
のジッタの影響を少なくすることができる。
実施例 先ず、この発明の基本原理を第2図を参照して説明す
る。
る。
この発明ではSub Code及びPCMデータには、
上述したように固定パターンとして10ビットのSYN
Cパターンがあることに着目し、第2図Aに示すような
トラックパターンを走行中に、第2図Bに示すようにS
ub Codeのブロック(勿論図示してないがPCM
データのブロックの場合も同様)のうち、SYNCの固
定パターンの10ビットがあったら、第2図Cに示すよ
うに、1個のパルス信号SGを発生し、このパルス信号
SGを基準として所定幅例えば第2図Dに示すように、
約360ビット分の幅を有するマスク信号SMを生成
し、これによって実質的にそのブロック全体の360ビ
ット(後方の350ビット)をマスクするようにする。
そして、この動作をブロック毎に繰り返すことによりS
ub CodeとPCMデータの部分は完全にマスクさ
れ、このマスクされていない残りの部分は、上述の如く
単一の周波数信号であるので、トラッキング用パイロッ
ト信号の位置を検出するための位置出し信号と誤検出を
することはなくなり、従来法の如くPG信号よりウイン
ド信号を生成する必要がなくなる。
上述したように固定パターンとして10ビットのSYN
Cパターンがあることに着目し、第2図Aに示すような
トラックパターンを走行中に、第2図Bに示すようにS
ub Codeのブロック(勿論図示してないがPCM
データのブロックの場合も同様)のうち、SYNCの固
定パターンの10ビットがあったら、第2図Cに示すよ
うに、1個のパルス信号SGを発生し、このパルス信号
SGを基準として所定幅例えば第2図Dに示すように、
約360ビット分の幅を有するマスク信号SMを生成
し、これによって実質的にそのブロック全体の360ビ
ット(後方の350ビット)をマスクするようにする。
そして、この動作をブロック毎に繰り返すことによりS
ub CodeとPCMデータの部分は完全にマスクさ
れ、このマスクされていない残りの部分は、上述の如く
単一の周波数信号であるので、トラッキング用パイロッ
ト信号の位置を検出するための位置出し信号と誤検出を
することはなくなり、従来法の如くPG信号よりウイン
ド信号を生成する必要がなくなる。
以下、この発明の一実施例を第3図〜第8図に基づいて
詳しく説明する。
詳しく説明する。
第3図は本実施例の回路構成を示すもので、同図におい
て、(1A),(1B)は回転ヘッド、(2)は記録媒
体としての磁気テープである。回転ヘッド(1A)及び
(1B)は、第4図に示すように、等角間隔、つまり1
80度の各間隔を保ってドラム(3)の周辺部に配置さ
れる。一方、磁気テープ(2)がテープ案内ドラム
(3)の周辺のその180度角範囲よりも狭い例えば9
0度角範囲にわたって巻き付けられる。そして、回転ヘ
ッド(1A)及び(1B)が1秒間に30回転の割合で
矢印(4H)の方向に回転させられるとともにテープ
(2)が矢印(4T)で示す方向に所定の速度で走行さ
れて、回転ヘッド(1A)及び(1B)により磁気テー
プ(2)上に、第5図に示すような斜めの1本ずつの磁
気トラック(5A)(5B)が例えばいわゆる重ね書き
の状態で形成されるようにされる。すなわち、ヘッドギ
ャップの幅(走査幅)Wはトラック幅よりも大きくされ
ている。この場合、ヘッド(1A)及び(1B)のギャ
ップの幅方向はその走査方向に直交する方向に対して互
いに異なる方向となるようにされる。つまり、いわゆる
アジマス角が異なるようにされる。
て、(1A),(1B)は回転ヘッド、(2)は記録媒
体としての磁気テープである。回転ヘッド(1A)及び
(1B)は、第4図に示すように、等角間隔、つまり1
80度の各間隔を保ってドラム(3)の周辺部に配置さ
れる。一方、磁気テープ(2)がテープ案内ドラム
(3)の周辺のその180度角範囲よりも狭い例えば9
0度角範囲にわたって巻き付けられる。そして、回転ヘ
ッド(1A)及び(1B)が1秒間に30回転の割合で
矢印(4H)の方向に回転させられるとともにテープ
(2)が矢印(4T)で示す方向に所定の速度で走行さ
れて、回転ヘッド(1A)及び(1B)により磁気テー
プ(2)上に、第5図に示すような斜めの1本ずつの磁
気トラック(5A)(5B)が例えばいわゆる重ね書き
の状態で形成されるようにされる。すなわち、ヘッドギ
ャップの幅(走査幅)Wはトラック幅よりも大きくされ
ている。この場合、ヘッド(1A)及び(1B)のギャ
ップの幅方向はその走査方向に直交する方向に対して互
いに異なる方向となるようにされる。つまり、いわゆる
アジマス角が異なるようにされる。
なお、第5図では、第1図のトラックパターンに対応す
ることなく、便宜上ATFとPCMBBのデータの領域
のみが記載されている。
ることなく、便宜上ATFとPCMBBのデータの領域
のみが記載されている。
そして、2個の回転ヘッド(1A)(1B)がテープ
(2)に対して共に対接しない期間(これはこの例では
90度の角範囲分の期間である)が生じ、この期間を利
用して記録時は冗長データの付加、再生時は訂正処理等
をするようにすれば装置の簡略化が図れる。
(2)に対して共に対接しない期間(これはこの例では
90度の角範囲分の期間である)が生じ、この期間を利
用して記録時は冗長データの付加、再生時は訂正処理等
をするようにすれば装置の簡略化が図れる。
(6)はトラッキング用パイロット信号Pを発生する発
振器であって、パイロット信号Pは、例えばその周波数
0はアジマスロスの比較的多い値、すなわちアジマス
ロスの効く周波数例えば二百kHz程度とされ、且つ、
比較的高レベルで記録される。なお、このパイロット信
号Pの周波数は、トラッキング位相ずれ対パイロット再
生出力の直線性が保証できれば、むしろアジマスロスの
比較的少ない周波数である方が好ましい。また、(6
A)はパイロット信号の消去用信号Eを発生する発振器
であって、消去用信号Eは、以前に記録されていたテー
プに、後に、これに重ねて前の記録情報を消去しつつ新
たな記録なすとき、記録をトラックが必ず前の記録トラ
ックと一致するとはかぎらないから前に記録されていた
パイロット信号を消去する必要があるため使用されるも
ので、その周波数1は、パイロット信号の周波数0
とは実用的に離れた例えば588kHz程度のものであ
って、かつ、アジマスロスの比較的多い周波数とされ
る。また、その記録レベルもパイロット信号Pを実用上
消去できるものとされる。そして、この消去用信号Eが
この発明ではパイロット信号の位置を検出するための位
置出し信号として使用される。
振器であって、パイロット信号Pは、例えばその周波数
0はアジマスロスの比較的多い値、すなわちアジマス
ロスの効く周波数例えば二百kHz程度とされ、且つ、
比較的高レベルで記録される。なお、このパイロット信
号Pの周波数は、トラッキング位相ずれ対パイロット再
生出力の直線性が保証できれば、むしろアジマスロスの
比較的少ない周波数である方が好ましい。また、(6
A)はパイロット信号の消去用信号Eを発生する発振器
であって、消去用信号Eは、以前に記録されていたテー
プに、後に、これに重ねて前の記録情報を消去しつつ新
たな記録なすとき、記録をトラックが必ず前の記録トラ
ックと一致するとはかぎらないから前に記録されていた
パイロット信号を消去する必要があるため使用されるも
ので、その周波数1は、パイロット信号の周波数0
とは実用的に離れた例えば588kHz程度のものであ
って、かつ、アジマスロスの比較的多い周波数とされ
る。また、その記録レベルもパイロット信号Pを実用上
消去できるものとされる。そして、この消去用信号Eが
この発明ではパイロット信号の位置を検出するための位
置出し信号として使用される。
また、(6B)は上述の消去用信号Eとは別な消去用信
号E0を発生する発振器であって、この消去用信号E0
は、これによりパイロット信号P及び消去用信号Eを重
ね書きしたとき、これ等信号P及びEの消去率が高いも
のが好ましく、その周波数2としては例えば2MHz
程度のものが使用される。
号E0を発生する発振器であって、この消去用信号E0
は、これによりパイロット信号P及び消去用信号Eを重
ね書きしたとき、これ等信号P及びEの消去率が高いも
のが好ましく、その周波数2としては例えば2MHz
程度のものが使用される。
(7),(7A)及び(7B)は記録波形発生回路であ
って、後述されるパルスPGに関連した遅延信号のエッ
ジ例えば立ち下りを検出するエッジ検出回路(8A),
(8B)からの夫々出力に応答し、発生回路(7)及び
(7A)は発振器(6)及び(6B)からのパイロット
信号及び消去用信号に基づき、1トラック当り何個のパ
イロット信号P及び消去用信号E0を如何ような配列で
挿入するかに応じて所定時間tp(tpは各パイロット
信号及び消去用信号E0の記録時間、但し消去用信号E
0の1つの記録領域当りの記憶時間はトラック(5A)
では連続して時間tp,トラック(5B)では離間した
2箇所の時間を合わして時間tpとする)を有するパイ
ロット信号P及び消去用信号E0を、また発生回路(7
B)は発振器(6A)からの消去用信号Eに基づき、1
トラック当り何個の消去用信号Eを如何ような配列で挿
入するかに応じて所定時間 を有する消去用信号Eを、所定間隔T1で発生する。
(8F)は発生回路(7),(7A)及び(7B)の出
力を論理的に処理するオア回路である。(9)は回転ヘ
ッド(1A)及び(1B)を切換えるためのスイッチ回
路であって、タイミング信号発生回路(10)からの切
換信号S1(第6図A)によって切換えられる。このタ
イミング信号発生回路(10)には、パルス発生器(1
1)からの回転ヘッド(1A)(1B)の回転駆動用モ
ータ(12)の回転に同期して得られる回転ヘッド(1
A)(1B)の回転位相を示す30HzのパルスPGが
供給されている。また、パルスPGにタイミング信号発
生回路(10)からの30Hzのパルスとが位相サーボ
回路(13)に供給されて、サーボ出力によりモータ
(12)の回転位相が制御される。
って、後述されるパルスPGに関連した遅延信号のエッ
ジ例えば立ち下りを検出するエッジ検出回路(8A),
(8B)からの夫々出力に応答し、発生回路(7)及び
(7A)は発振器(6)及び(6B)からのパイロット
信号及び消去用信号に基づき、1トラック当り何個のパ
イロット信号P及び消去用信号E0を如何ような配列で
挿入するかに応じて所定時間tp(tpは各パイロット
信号及び消去用信号E0の記録時間、但し消去用信号E
0の1つの記録領域当りの記憶時間はトラック(5A)
では連続して時間tp,トラック(5B)では離間した
2箇所の時間を合わして時間tpとする)を有するパイ
ロット信号P及び消去用信号E0を、また発生回路(7
B)は発振器(6A)からの消去用信号Eに基づき、1
トラック当り何個の消去用信号Eを如何ような配列で挿
入するかに応じて所定時間 を有する消去用信号Eを、所定間隔T1で発生する。
(8F)は発生回路(7),(7A)及び(7B)の出
力を論理的に処理するオア回路である。(9)は回転ヘ
ッド(1A)及び(1B)を切換えるためのスイッチ回
路であって、タイミング信号発生回路(10)からの切
換信号S1(第6図A)によって切換えられる。このタ
イミング信号発生回路(10)には、パルス発生器(1
1)からの回転ヘッド(1A)(1B)の回転駆動用モ
ータ(12)の回転に同期して得られる回転ヘッド(1
A)(1B)の回転位相を示す30HzのパルスPGが
供給されている。また、パルスPGにタイミング信号発
生回路(10)からの30Hzのパルスとが位相サーボ
回路(13)に供給されて、サーボ出力によりモータ
(12)の回転位相が制御される。
タイミング信号発生回路(10)からの切換信号S1に
より切換えられたスイッチ回路(9)からのパイロット
信号等は、アンプ(14A)又は(14B)で増幅され
た後夫々スイッチ回路(15A)又は(15B)の接点
R側を介して回転ヘッド(1A)又は(1B)に供給さ
れ、磁気テープ(2)上に記録される。スイッチ回路
(15A)及び(15B)は記録時は接点R側に接続さ
れ、再生時にはP側に切換えられる。
より切換えられたスイッチ回路(9)からのパイロット
信号等は、アンプ(14A)又は(14B)で増幅され
た後夫々スイッチ回路(15A)又は(15B)の接点
R側を介して回転ヘッド(1A)又は(1B)に供給さ
れ、磁気テープ(2)上に記録される。スイッチ回路
(15A)及び(15B)は記録時は接点R側に接続さ
れ、再生時にはP側に切換えられる。
また、タイミング信号発生回路(10)からの出力信号
S2(第6図C)が遅延回路(16)に供給され、こゝ
で回転ヘッド(1A)(1B)とパルス発生器(11)
の取付位置の間隔等に相当した遅延がなされた後、エッ
ジ検出回路(8A)の入力側に供給されてパイロット信
号の記録基準としてのエッジ例えば立ち下りが検出され
る。なお、遅延回路(16)で遅延された信号S3(第
6図D)の立下りは一回転期間中の最初のヘッドがテー
プに当接する時間と一致するようになされている。
S2(第6図C)が遅延回路(16)に供給され、こゝ
で回転ヘッド(1A)(1B)とパルス発生器(11)
の取付位置の間隔等に相当した遅延がなされた後、エッ
ジ検出回路(8A)の入力側に供給されてパイロット信
号の記録基準としてのエッジ例えば立ち下りが検出され
る。なお、遅延回路(16)で遅延された信号S3(第
6図D)の立下りは一回転期間中の最初のヘッドがテー
プに当接する時間と一致するようになされている。
また、(17A),(17B),(17C)及び(17
D)は夫々遅延時間T1(1トラック上に記録されるパ
イロット信号P,消去用信号E及びE0の夫々間隔に相
当する時間)、T(ヘッドの半回転期間に相当する時
間)、tp及び を有する遅延回路である。遅延回路(16)からの信号
S3(第6図D)が夫々遅延回路(17A),(17
B)に供給される。遅延回路(17A)からの信号S4
(第6図E)はエッジ検出回路(8A)に供給され、遅
延回路(17B)からの信号S5(第6図F)は直接エ
ッジ検出回路(8B)に供給されると共に、遅延回路
(17A)で時間T1だけ遅延されて信号S6(第6図
G)としてエッジ検出回路(8B)に供給される。
D)は夫々遅延時間T1(1トラック上に記録されるパ
イロット信号P,消去用信号E及びE0の夫々間隔に相
当する時間)、T(ヘッドの半回転期間に相当する時
間)、tp及び を有する遅延回路である。遅延回路(16)からの信号
S3(第6図D)が夫々遅延回路(17A),(17
B)に供給される。遅延回路(17A)からの信号S4
(第6図E)はエッジ検出回路(8A)に供給され、遅
延回路(17B)からの信号S5(第6図F)は直接エ
ッジ検出回路(8B)に供給されると共に、遅延回路
(17A)で時間T1だけ遅延されて信号S6(第6図
G)としてエッジ検出回路(8B)に供給される。
エッジ検出回路(8A)及び(8B)からの信号S
7(第6図H)及び信号S8(第6図I)は夫々遅延回
路(17C)及び(17D)で時間tp及び 遅延されて信号S3(第6図J)及び信号S10(第6
図K)となる。信号S3はオア回路(8C)の一入力端
に供給されると共に遅延回路(17D)で時間 遅延されて信号S11(第6図L)となる。この信号S
11はオア回路(8D)の一入力端に供給されると共に
遅延回路(17D)で時間 遅延されて信号S12(第6図M)となり、この信号S
12はオア回路(8E)の一入力端に供給されると共に
遅延回路(17D)で時間 遅延されて信号S13(第6図N)となり、オア回路
(8D)の他入力端に供給される。
7(第6図H)及び信号S8(第6図I)は夫々遅延回
路(17C)及び(17D)で時間tp及び 遅延されて信号S3(第6図J)及び信号S10(第6
図K)となる。信号S3はオア回路(8C)の一入力端
に供給されると共に遅延回路(17D)で時間 遅延されて信号S11(第6図L)となる。この信号S
11はオア回路(8D)の一入力端に供給されると共に
遅延回路(17D)で時間 遅延されて信号S12(第6図M)となり、この信号S
12はオア回路(8E)の一入力端に供給されると共に
遅延回路(17D)で時間 遅延されて信号S13(第6図N)となり、オア回路
(8D)の他入力端に供給される。
また、信号S10はオア回路(8E)の他入力端に供給
されると共に遅延回路(17C)で時間tR′遅延され
て信号S14(第6図O)となり、この信号S14はオ
ア回路(8D)の別な他入力端に供給されると共に更に
遅延回路(17C)で時間tR′遅延されて信号S15
(第6図P)となり、オア回路(8C)の他入力端に供
給される。
されると共に遅延回路(17C)で時間tR′遅延され
て信号S14(第6図O)となり、この信号S14はオ
ア回路(8D)の別な他入力端に供給されると共に更に
遅延回路(17C)で時間tR′遅延されて信号S15
(第6図P)となり、オア回路(8C)の他入力端に供
給される。
オア回路(8C),(8D)及び(8E)からの信号S
16(第6図Q),信号S17(第6図R)及び信号S
18(第6図S)は夫々記録波形発生回路(7),(7
A)及び(7B)に実質的にゲート信号として供給さ
れ、発生器(6),(6B)及び(6A)からの夫々パ
イロット信号P,消去用信号E0及びEが記録波形発生
回路(7),(7A)及び(7B)を介してオア回路
(8F)の出力側に合成信号S19(第6図T)として
取り出される。
16(第6図Q),信号S17(第6図R)及び信号S
18(第6図S)は夫々記録波形発生回路(7),(7
A)及び(7B)に実質的にゲート信号として供給さ
れ、発生器(6),(6B)及び(6A)からの夫々パ
イロット信号P,消去用信号E0及びEが記録波形発生
回路(7),(7A)及び(7B)を介してオア回路
(8F)の出力側に合成信号S19(第6図T)として
取り出される。
(18A)(18B)は再生時、スイッチ回路(15
A)(15B)が接点P側に切り換えられた時対応する
回転ヘッド(1A)(1B)からの再生出力が供給され
るアンプであって、これ等のアンプ(18A)(18
B)の各出力はスイッチ回路(19)に供給される。ス
イッチ回路(19)は、タイミング信号発生回路(1
0)からの30Hzの切換信号S1′(第7図A)によ
り記録時と同様にヘッド(1A)のテープ当接期間を含
む半回転期間と、ヘッド(1B)のテープ当接期間を含
む半回転期間とで交互に切換えられる。
A)(15B)が接点P側に切り換えられた時対応する
回転ヘッド(1A)(1B)からの再生出力が供給され
るアンプであって、これ等のアンプ(18A)(18
B)の各出力はスイッチ回路(19)に供給される。ス
イッチ回路(19)は、タイミング信号発生回路(1
0)からの30Hzの切換信号S1′(第7図A)によ
り記録時と同様にヘッド(1A)のテープ当接期間を含
む半回転期間と、ヘッド(1B)のテープ当接期間を含
む半回転期間とで交互に切換えられる。
(20)はスイッチ回路(19)からの再生出力よりパ
イロット信号Pのみを取り出すための通過中心周波数
0の狭帯域のバンドパスフィルタ、(21)は応答特性
を良くするため、フィルタ(20)の出力をピーク値に
ホールドするためのピークホールド回路、(22)はホ
ールドされているピーク値をサンプリングし、ホールド
するためのサンプリングホールド回路、(23)はピー
クホールド回路(21)及びサンプリングホールド回路
(22)の各出力を比較する比較回路例えば差動アン
プ、(24)は差動アンプ(23)からの比較誤差信号
をサンプリングホールドするためのサンプリングホール
ド回路であって、これ等のサンプリングホールド回路
(22)(24)は、実質的には後述されるように、再
生時には現在走査中のトラックに隣接する両隣りのトラ
ックの各両端部分に記録されている各パイロット信号の
クロストークをサンプリングし、ホールドするように働
く。そして、サンプリングホールド回路(24)の出力
がトラッキング制御信号としてスイッチ回路(25)を
介して出力端子(26)に取り出されるようになされて
いる。
イロット信号Pのみを取り出すための通過中心周波数
0の狭帯域のバンドパスフィルタ、(21)は応答特性
を良くするため、フィルタ(20)の出力をピーク値に
ホールドするためのピークホールド回路、(22)はホ
ールドされているピーク値をサンプリングし、ホールド
するためのサンプリングホールド回路、(23)はピー
クホールド回路(21)及びサンプリングホールド回路
(22)の各出力を比較する比較回路例えば差動アン
プ、(24)は差動アンプ(23)からの比較誤差信号
をサンプリングホールドするためのサンプリングホール
ド回路であって、これ等のサンプリングホールド回路
(22)(24)は、実質的には後述されるように、再
生時には現在走査中のトラックに隣接する両隣りのトラ
ックの各両端部分に記録されている各パイロット信号の
クロストークをサンプリングし、ホールドするように働
く。そして、サンプリングホールド回路(24)の出力
がトラッキング制御信号としてスイッチ回路(25)を
介して出力端子(26)に取り出されるようになされて
いる。
また、サンプリングホールド回路(22)(24)用の
サンプリングパルス等を形成するために、スイッチ回路
(19)の出力側に、後述されるようにマスク信号SM
(第7図E)によりそのゲートを制御される、ゲート回
路(27)とこのゲート回路(27)を通過した再生出
力より消去用信号Eのみを取り出すための通過中心周波
数1の狭帯域のバンドパスフィルタ(28)が設けら
れ、その出力SE(第7図G)は波形整形回路(29)
で波形整形されて信号S20(第7図H)となる。
サンプリングパルス等を形成するために、スイッチ回路
(19)の出力側に、後述されるようにマスク信号SM
(第7図E)によりそのゲートを制御される、ゲート回
路(27)とこのゲート回路(27)を通過した再生出
力より消去用信号Eのみを取り出すための通過中心周波
数1の狭帯域のバンドパスフィルタ(28)が設けら
れ、その出力SE(第7図G)は波形整形回路(29)
で波形整形されて信号S20(第7図H)となる。
(30)は波形整形回路(29)からの信号の立ち上り
を検出するための立ち上り検出回路であって、後述され
るように、ヘッドの半回転期間毎に消去用信号の立ち上
りが検出される。検出回路(30)の出力S21(第7
図I)は、パルス設定選択器(31)に供給され、パル
ス設定選択器(31)は信号S21に同期してその出力
側に狭幅の信号S22(第7図J)を発生する。なお、
ゲート回路(27)を挿入する位置は、バンドパスフィ
ルタ(28)、波形整形回路(29)又は立ち上り検出
回路(30)のいずれかの後でもよい。
を検出するための立ち上り検出回路であって、後述され
るように、ヘッドの半回転期間毎に消去用信号の立ち上
りが検出される。検出回路(30)の出力S21(第7
図I)は、パルス設定選択器(31)に供給され、パル
ス設定選択器(31)は信号S21に同期してその出力
側に狭幅の信号S22(第7図J)を発生する。なお、
ゲート回路(27)を挿入する位置は、バンドパスフィ
ルタ(28)、波形整形回路(29)又は立ち上り検出
回路(30)のいずれかの後でもよい。
(32)は例えばカウンタを用いたパルス発生回路であ
って、パルス設定選択器(21)からの信号S22をト
リガパルスとしてクロック端子(33)からのクロック
をカウントし、その出力側に所定間隔で一対のパルスP
i(第7図K)を、検出しようとする各パイロット信号
に対応して発生する。このパルスPiはピークホールド
回路(21)に供給されると共に例えばD型フリップフ
ロップ回路等を用いたサンプリングパルス発生回路(3
4)に供給される。
って、パルス設定選択器(21)からの信号S22をト
リガパルスとしてクロック端子(33)からのクロック
をカウントし、その出力側に所定間隔で一対のパルスP
i(第7図K)を、検出しようとする各パイロット信号
に対応して発生する。このパルスPiはピークホールド
回路(21)に供給されると共に例えばD型フリップフ
ロップ回路等を用いたサンプリングパルス発生回路(3
4)に供給される。
サンプリングパルス発生回路(34)はパルスPiに応
答して、サンプリングパルスSP1,SP2をサンプリ
ングホールド回路(22)及び(24)に対して発生す
る。
答して、サンプリングパルスSP1,SP2をサンプリ
ングホールド回路(22)及び(24)に対して発生す
る。
(35)はスイッチ回路(19)の出力側に設けられた
イコライザ、(36)は信号抜き出し用のクロックを発
生するためのPLL回路、(37)はD型フリップフロ
ップ回路であって、イコライザ(35)の出力がデータ
としてフリップフロップ回路(37)の入力端子Dに供
給され、PLL回路(36)からのクロックがフリップ
フロップ回路(37)のクロック端子CKに供給され、
フリップフロップ回路(37)の出力端子Q側にディジ
タル信号が抜き出される。
イコライザ、(36)は信号抜き出し用のクロックを発
生するためのPLL回路、(37)はD型フリップフロ
ップ回路であって、イコライザ(35)の出力がデータ
としてフリップフロップ回路(37)の入力端子Dに供
給され、PLL回路(36)からのクロックがフリップ
フロップ回路(37)のクロック端子CKに供給され、
フリップフロップ回路(37)の出力端子Q側にディジ
タル信号が抜き出される。
この抜き出されたディジタル信号は出力端子(38)に
取り出され、更にこの出力端子(38)に接続された図
示せずも再生プロセッサ等に供給されて元のアナログ信
号に復元される。
取り出され、更にこの出力端子(38)に接続された図
示せずも再生プロセッサ等に供給されて元のアナログ信
号に復元される。
また、フリップフロップ回路(37)からのディジタル
信号はシフトレジスタ(39)に取り込まれ、その内容
がパターン判定回路(40)において判定される。パタ
ーン判定回路(40)はシフトレジスタ(39)の内容
が特定のパターンすなわちこの場合Sub Codeが
PCMデータのブロックの中の10ビットの固定のSY
NCパターンであった場合、その出力側に1個のパルス
信号SG(第2図Cまたは第7図D)を発生する。この
パルス信号SGが発生すると、パターン判定回路(4
0)の出力側に設けられたパルス幅設定回路(41)
は、そのパルス信号SGから所定幅例えば約360ビッ
ト分のパルス幅をもったマスク信号SM(第7図E)を
発生する。このマスク信号SMがゲート信号として上述
のゲート回路(27)に供給され、ゲート回路(27)
はマスク信号SMのローレベルのときのみ、そのゲート
を開いてスイッチ回路(19)からの出力SR(第7図
C)を通すように働く。つまり、マスク信号SMはSu
b CodeがPCMデータの部分は完全にマスクする
ように作用し、これによってSub Code,PCM
データ中のランダムな信号の部分は全て遮断され、この
遮断期間以外ではSub Code,PCMデータ以外
の信号が通されて実質的にウインドの効果が得られる。
信号はシフトレジスタ(39)に取り込まれ、その内容
がパターン判定回路(40)において判定される。パタ
ーン判定回路(40)はシフトレジスタ(39)の内容
が特定のパターンすなわちこの場合Sub Codeが
PCMデータのブロックの中の10ビットの固定のSY
NCパターンであった場合、その出力側に1個のパルス
信号SG(第2図Cまたは第7図D)を発生する。この
パルス信号SGが発生すると、パターン判定回路(4
0)の出力側に設けられたパルス幅設定回路(41)
は、そのパルス信号SGから所定幅例えば約360ビッ
ト分のパルス幅をもったマスク信号SM(第7図E)を
発生する。このマスク信号SMがゲート信号として上述
のゲート回路(27)に供給され、ゲート回路(27)
はマスク信号SMのローレベルのときのみ、そのゲート
を開いてスイッチ回路(19)からの出力SR(第7図
C)を通すように働く。つまり、マスク信号SMはSu
b CodeがPCMデータの部分は完全にマスクする
ように作用し、これによってSub Code,PCM
データ中のランダムな信号の部分は全て遮断され、この
遮断期間以外ではSub Code,PCMデータ以外
の信号が通されて実質的にウインドの効果が得られる。
また、(51)はフィルタ(28)の出力側に設けられ
た比較回路であって、この比較回路(51)はフィルタ
(28)の出力、すなわち消去用信号Eの再生出力と基
準電源(52)からの基準値を比較し、再生出力が基準
値を例えば越えるようであれば出力信号S23(第8図
C)を発生し、ラッチパルスとしてD型フリップフロッ
プ回路(53)のクロック端子に供給する。またタイミ
ング信号発生回路(10)からの切換信号S1′の例え
ば立ち下りを検出する回路(54)が設けられ、切換信
号S1′からの立ち下りに同期して出力信号S24(第
8図E)を発生し、リセット信号としてフリップフロッ
プ回路(53)のリセット端子Rに供給する。また、切
換信号S1′がインバータ(55)で反転されて信号 (第8図F)となり、フリップフロップ回路(53)の
入力端子Dに供給される。
た比較回路であって、この比較回路(51)はフィルタ
(28)の出力、すなわち消去用信号Eの再生出力と基
準電源(52)からの基準値を比較し、再生出力が基準
値を例えば越えるようであれば出力信号S23(第8図
C)を発生し、ラッチパルスとしてD型フリップフロッ
プ回路(53)のクロック端子に供給する。またタイミ
ング信号発生回路(10)からの切換信号S1′の例え
ば立ち下りを検出する回路(54)が設けられ、切換信
号S1′からの立ち下りに同期して出力信号S24(第
8図E)を発生し、リセット信号としてフリップフロッ
プ回路(53)のリセット端子Rに供給する。また、切
換信号S1′がインバータ(55)で反転されて信号 (第8図F)となり、フリップフロップ回路(53)の
入力端子Dに供給される。
更に、切換信号S1′の例えば立ち上りを検出する回路
(56)が設けられ、切換信号S1′立ち上りに同期し
て出力信号S25(第8図G)を発生し、クロック信号
としてのD型フリップフロップ回路(57)のクロック
端子に供給する。フリップフロップ回路(57)の入力
端子Dにはフリップフロップ回路(53)の出力信号S
26(第8図H)が供給され、フリップフロップ回路
(57)の出力信号S27(第8図I)がスイッチ回路
(25)の切換え制御信号として使用される。すなわ
ち、後述されるようにスイッチ回路(25)は、制御信
号S27が一方のレベル例えば高レベル(H)の時は接
点a側に接続されて、トラッキング制御信号を出力端子
(26)へ取り出して通常の動作を行うも、制御信号S
27が他方のレベル例えば低レベル(L)の時は接点b
側に接続されて、端子(58)より一定の電位Vccを
出力端子(26)へ取り出し、これをトラッキング制御
信号としてキャプスタンサーボ系へ与え、走査中のヘッ
ドを強制的に正常なトラッキング状態にせしめる。
(56)が設けられ、切換信号S1′立ち上りに同期し
て出力信号S25(第8図G)を発生し、クロック信号
としてのD型フリップフロップ回路(57)のクロック
端子に供給する。フリップフロップ回路(57)の入力
端子Dにはフリップフロップ回路(53)の出力信号S
26(第8図H)が供給され、フリップフロップ回路
(57)の出力信号S27(第8図I)がスイッチ回路
(25)の切換え制御信号として使用される。すなわ
ち、後述されるようにスイッチ回路(25)は、制御信
号S27が一方のレベル例えば高レベル(H)の時は接
点a側に接続されて、トラッキング制御信号を出力端子
(26)へ取り出して通常の動作を行うも、制御信号S
27が他方のレベル例えば低レベル(L)の時は接点b
側に接続されて、端子(58)より一定の電位Vccを
出力端子(26)へ取り出し、これをトラッキング制御
信号としてキャプスタンサーボ系へ与え、走査中のヘッ
ドを強制的に正常なトラッキング状態にせしめる。
次に、第3図の回路動作を第6図〜第8図の信号波形を
参照し乍ら説明する。
参照し乍ら説明する。
先ず、記録時には、回転ヘッド(1A)(1B)の回転
位相を示すパルス発生器(11)からのパルスPGに応
答して、タイミング信号発生回路(10)からの第6図
Cに示すような信号S2が発生され、この信号S2は遅
延回路(16)で所定時間TRだけ遅延され、もってそ
の出力側には第6図Dに示すような信号S3が出力され
る。この信号S3は上述の如く直接及び遅延回路(17
A)を介してエッジ検出回路(8A)に供給され、こゝ
でそのエッジ(立ち下り)が検出され、このエッジに同
期してその出力側に第6図Hに示すような狭幅の信号S
7が発生される。また、遅延回路(17B)及び(17
A)からの信号S5及びS6がエッジ検出回路(8B)
に供給され、こゝでそのエッジ(立ち下り)が検出さ
れ、このエッジに同期してその出力側に第6図Iに示す
ような信号S8が発生される。信号S7,S8が夫々遅
延回路(17C)及び(17D)に供給されて、上述の
如き遅延がなされ(第6図J〜P参照)、この結果オア
回路(8C)〜(8E)の出力側には、第6図Q〜Sに
夫々示すような信号S16〜S18が取り出され、これ
等の信号S16,S17及びS18によって、実質的に
ヘッド(1A),(1B)によるパイロット信号P,消
去用信号Eo及び消去用信号Eの記録開始基準が夫々決
められる。
位相を示すパルス発生器(11)からのパルスPGに応
答して、タイミング信号発生回路(10)からの第6図
Cに示すような信号S2が発生され、この信号S2は遅
延回路(16)で所定時間TRだけ遅延され、もってそ
の出力側には第6図Dに示すような信号S3が出力され
る。この信号S3は上述の如く直接及び遅延回路(17
A)を介してエッジ検出回路(8A)に供給され、こゝ
でそのエッジ(立ち下り)が検出され、このエッジに同
期してその出力側に第6図Hに示すような狭幅の信号S
7が発生される。また、遅延回路(17B)及び(17
A)からの信号S5及びS6がエッジ検出回路(8B)
に供給され、こゝでそのエッジ(立ち下り)が検出さ
れ、このエッジに同期してその出力側に第6図Iに示す
ような信号S8が発生される。信号S7,S8が夫々遅
延回路(17C)及び(17D)に供給されて、上述の
如き遅延がなされ(第6図J〜P参照)、この結果オア
回路(8C)〜(8E)の出力側には、第6図Q〜Sに
夫々示すような信号S16〜S18が取り出され、これ
等の信号S16,S17及びS18によって、実質的に
ヘッド(1A),(1B)によるパイロット信号P,消
去用信号Eo及び消去用信号Eの記録開始基準が夫々決
められる。
信号S16,S17及びS18は夫々記録波形発生回路
(7),(7A)及び(7B)に供給され、記録波形発
生回路(7)は、供給された信号S16に同期して発振
器(6)からのパイロット信号Pを第6図Qに示すよう
な所定間隔をもって所定時間tpだけ通すようになり、
また、記録波形発生回路(7A)は、供給された信号S
17に同期して発振器(6B)からの消去用信号Eoを
第6図Rに示すような所定間隔をもって実質的に所定時
間tpだけ通すようになり、更に、記録波形発生回路
(7B)は、供給された信号S18に同期して発振器
(6A)からの消去用信号Eを第6図Sに示すような所
定間隔をもって所定時間 だけ通すようになる。
(7),(7A)及び(7B)に供給され、記録波形発
生回路(7)は、供給された信号S16に同期して発振
器(6)からのパイロット信号Pを第6図Qに示すよう
な所定間隔をもって所定時間tpだけ通すようになり、
また、記録波形発生回路(7A)は、供給された信号S
17に同期して発振器(6B)からの消去用信号Eoを
第6図Rに示すような所定間隔をもって実質的に所定時
間tpだけ通すようになり、更に、記録波形発生回路
(7B)は、供給された信号S18に同期して発振器
(6A)からの消去用信号Eを第6図Sに示すような所
定間隔をもって所定時間 だけ通すようになる。
記録波形発生回路(7),(7A)及び(7B)からの
出力信号はオア回路(8F)で加算され、もってその出
力側には第6図Tに示すような信号S19が取り出され
る。
出力信号はオア回路(8F)で加算され、もってその出
力側には第6図Tに示すような信号S19が取り出され
る。
因みにこのとき、例えばヘッド(1B)が第5図におけ
るトラック(5B2)を記録している場合を考えると、
第6図Qにおける信号S16の第1及び第2パルスは夫
々パイロット信号PA2及びPA4に対応し、第6図R
における信号S17の第1及び第2パルスは、消去用信
号EA2の両側及び消去用信号EA4の一側に夫々隣接
する消去用信号Eoに対応し、また、第6図Sにおける
信号S18の第1及び第2パルスは夫々上記Eoに隣接
する消去用信号EA2及びEA4に対応し、これ等各信
号の配列に対応した信号すなわちPA2,Eo,
EA2,EoとEA4,Eo,PA4の合成信号が夫々
グループ毎にオア回路(8F)の出力側に取り出される
ことになる。
るトラック(5B2)を記録している場合を考えると、
第6図Qにおける信号S16の第1及び第2パルスは夫
々パイロット信号PA2及びPA4に対応し、第6図R
における信号S17の第1及び第2パルスは、消去用信
号EA2の両側及び消去用信号EA4の一側に夫々隣接
する消去用信号Eoに対応し、また、第6図Sにおける
信号S18の第1及び第2パルスは夫々上記Eoに隣接
する消去用信号EA2及びEA4に対応し、これ等各信
号の配列に対応した信号すなわちPA2,Eo,
EA2,EoとEA4,Eo,PA4の合成信号が夫々
グループ毎にオア回路(8F)の出力側に取り出される
ことになる。
また、例えばヘッド(1A)が第5図におけるトラック
(5A2)を記録している場合を考えると、第6図Qに
おける信号S16の第1及び第2パルスは夫々パイロッ
ト信号PB2及びPB4に対応し、第6図Rにおける信
号S17の第1及び第2パルスは、消去用信号EB2の
一側及び消去用信号EB4の両側に夫々隣接する消去用
信号Eoに対応し、また、第6図Sにおける信号S18
の第1及び第2パルスは夫々上記Eoに隣接する消去用
信号EB2及びEB4に対応し、これ等各信号の配列に
対応した信号すなわちEB2,Eo,PB2とPB4,
Eo,EB4,Eoの合成信号が夫々グループ毎にオア
回路(8F)の出力側に取り出されることになる。
(5A2)を記録している場合を考えると、第6図Qに
おける信号S16の第1及び第2パルスは夫々パイロッ
ト信号PB2及びPB4に対応し、第6図Rにおける信
号S17の第1及び第2パルスは、消去用信号EB2の
一側及び消去用信号EB4の両側に夫々隣接する消去用
信号Eoに対応し、また、第6図Sにおける信号S18
の第1及び第2パルスは夫々上記Eoに隣接する消去用
信号EB2及びEB4に対応し、これ等各信号の配列に
対応した信号すなわちEB2,Eo,PB2とPB4,
Eo,EB4,Eoの合成信号が夫々グループ毎にオア
回路(8F)の出力側に取り出されることになる。
一方、タイミング信号発生回路(10)からは、パルス
発生器(11)からのパルスPGに応答して第6図Aに
示すような切換信号S1が発生されており、この信号S
1は回転ヘッド(1A)(1B)の回転に同期してお
り、第6A及びBに示すように、信号S1がハイレベル
であるヘッドの半回転期間tA内においてヘッド(1
A)がテープ(2)に当接し、信号S1がローレベルで
ある半回転期間tB内においてヘッド(1B)がテープ
(2)に当接するような関係とされる。そして、スイッ
チ回路(9)は切換信号S1により、期間tAでは図の
状態に、期間tBでは図の状態とは逆の状態に、夫々切
換えられ、ヘッド切換えがなされる。
発生器(11)からのパルスPGに応答して第6図Aに
示すような切換信号S1が発生されており、この信号S
1は回転ヘッド(1A)(1B)の回転に同期してお
り、第6A及びBに示すように、信号S1がハイレベル
であるヘッドの半回転期間tA内においてヘッド(1
A)がテープ(2)に当接し、信号S1がローレベルで
ある半回転期間tB内においてヘッド(1B)がテープ
(2)に当接するような関係とされる。そして、スイッ
チ回路(9)は切換信号S1により、期間tAでは図の
状態に、期間tBでは図の状態とは逆の状態に、夫々切
換えられ、ヘッド切換えがなされる。
従って、オア回路(8F)の出力に得られた信号P19
は、スイッチ回路(9)が図の状態とは逆の状態にある
ときは、アンプ(14B )及びスイッチ回路(15B
)のR側を通ってヘッド(1B)へ供給され、期間t
B内のヘッド(1B)のテープ(2)への当接期間の始
め及び終りで、第5図に示すように、トラック(5B)
の長手方向の中心位置から等距離l(T1/2相当)だ
け離れたトラック(5B)の長手方向の両端部部分に設
けられたトラッキング用信号の記録領域AT1及びA
T2に夫々時間 の間記録される。
は、スイッチ回路(9)が図の状態とは逆の状態にある
ときは、アンプ(14B )及びスイッチ回路(15B
)のR側を通ってヘッド(1B)へ供給され、期間t
B内のヘッド(1B)のテープ(2)への当接期間の始
め及び終りで、第5図に示すように、トラック(5B)
の長手方向の中心位置から等距離l(T1/2相当)だ
け離れたトラック(5B)の長手方向の両端部部分に設
けられたトラッキング用信号の記録領域AT1及びA
T2に夫々時間 の間記録される。
一方スイッチ回路(9)が図の状態にあるときは、信号
S19は、アンプ(14A )及びスイッチ回路(15
A )のR側を通ってヘッド(1A)へ供給され、期間
tA内のヘッド(1A)のテープ(2)への当接期間の
始め及び終りで、同図に示すように、トラック(5A)
の長手方向の中心位置から等距離l(T1/2相当)だ
け離れたトラック(5A)の長手方向の両端部分に設け
られた上述同様の記録領域AT1及びAT2に夫々時間 の間記録される。
S19は、アンプ(14A )及びスイッチ回路(15
A )のR側を通ってヘッド(1A)へ供給され、期間
tA内のヘッド(1A)のテープ(2)への当接期間の
始め及び終りで、同図に示すように、トラック(5A)
の長手方向の中心位置から等距離l(T1/2相当)だ
け離れたトラック(5A)の長手方向の両端部分に設け
られた上述同様の記録領域AT1及びAT2に夫々時間 の間記録される。
また、これ等のパイロット信号及び消去用信号が記録さ
れる時間以外では、図示せずも1本のトラックとして記
録すべき1セグメント部分のオーディオPCM信号が、
期間tAではアンプ(14A )を通じてヘッド(1
A)に供給され、期間tBではアンプ(14B )を通
じてヘッド(1B)に供給されて夫々各トラック(5
A)(5B)の上述したパイロット信号の記録領域以外
の記録領域AP1に記録される。
れる時間以外では、図示せずも1本のトラックとして記
録すべき1セグメント部分のオーディオPCM信号が、
期間tAではアンプ(14A )を通じてヘッド(1
A)に供給され、期間tBではアンプ(14B )を通
じてヘッド(1B)に供給されて夫々各トラック(5
A)(5B)の上述したパイロット信号の記録領域以外
の記録領域AP1に記録される。
次の以上のように記録された信号の再生について説明す
る。
る。
この再生時においても、モータ(12)には記録時と同
様にして位相サーボ回路(13)によりドラム位相サー
ボがかけられている。
様にして位相サーボ回路(13)によりドラム位相サー
ボがかけられている。
回転ヘッド(1A)及び(1B)によりテープ(2)か
ら取り出された信号は、夫々スイッチ回路(15A )
の接点P側とアンプ(18A )及びスイッチ回路(1
5B )の接点P側とアンプ(18B を介してスイッ
チ回路(19)に供給される。このスイッチ回路(1
9)はタイミング信号発生回路(10)からの第7図A
に示すような30Hzの切換信号S1′により記録時と
同様にヘッド(1A)のテープ当接期間を含む半回転期
間tAと、ヘッド(1B)のテープ当接期間を含む半回
転期間tBとで高度に切り換えられる。したがって、こ
のスイッチ回路(19)からは第7図Cのような1セグ
メントずつの間欠的な信号SRが得られ、これがイコラ
イザ(35)を通ってフリップフロップ回路(37)の
出力側にディジタル信号として取り出されて出力端子
(38)に供給される。そして、更に図示せずも再生プ
ロセッサに供給されてもとのPCM信号に復調され、更
にデコーダに供給されてブロック同期信号によりブロッ
ク毎のデータが検出されるとともに誤り訂正、デ・イン
ターリーブ等の処理がなされ、D/Aコンバータでアナ
ログオーディオ信号に戻されて出力側に導出される。
ら取り出された信号は、夫々スイッチ回路(15A )
の接点P側とアンプ(18A )及びスイッチ回路(1
5B )の接点P側とアンプ(18B を介してスイッ
チ回路(19)に供給される。このスイッチ回路(1
9)はタイミング信号発生回路(10)からの第7図A
に示すような30Hzの切換信号S1′により記録時と
同様にヘッド(1A)のテープ当接期間を含む半回転期
間tAと、ヘッド(1B)のテープ当接期間を含む半回
転期間tBとで高度に切り換えられる。したがって、こ
のスイッチ回路(19)からは第7図Cのような1セグ
メントずつの間欠的な信号SRが得られ、これがイコラ
イザ(35)を通ってフリップフロップ回路(37)の
出力側にディジタル信号として取り出されて出力端子
(38)に供給される。そして、更に図示せずも再生プ
ロセッサに供給されてもとのPCM信号に復調され、更
にデコーダに供給されてブロック同期信号によりブロッ
ク毎のデータが検出されるとともに誤り訂正、デ・イン
ターリーブ等の処理がなされ、D/Aコンバータでアナ
ログオーディオ信号に戻されて出力側に導出される。
トラッキングコントロールは次のようにしてなされる。
今、例えばヘッド(1B)が第5図において一点鎖線を
もって示すようなトラック(5B2 )を含む走査幅W
の範囲を走査するとすると、ヘッド(1B)はこのトラ
ック(5B2 )の両隣りのトラック(5A2 )(5
A1 )にまたがって走査し、第5図に示すように領域
AT1においてはトラック(5B2 )のパイロット信
号PA2と、両隣りのトラック(5A2 )のパイロッ
ト信号PB2及びトラック(5A1 )のパイロット信
号PB1とを再生し、領域AT2においては両隣りのト
ラック(5A2 )のパイロット信号PB4及びトラッ
ク(5A1 )のパイロット信号PB3と、トラック
(5B2 )のパイロット信号PA4とを再生する。こ
のときスイッチ回路(19)からのヘッド(1B)の再
生出力は通過中心周波数oを狭帯域のバンドパスフィ
ルタ(20)に供給されて、第7図Fに示すようにその
出力SFとしてはパイロット信号のみが取り出され、こ
れがピークホールド回路(21)に供給される。
もって示すようなトラック(5B2 )を含む走査幅W
の範囲を走査するとすると、ヘッド(1B)はこのトラ
ック(5B2 )の両隣りのトラック(5A2 )(5
A1 )にまたがって走査し、第5図に示すように領域
AT1においてはトラック(5B2 )のパイロット信
号PA2と、両隣りのトラック(5A2 )のパイロッ
ト信号PB2及びトラック(5A1 )のパイロット信
号PB1とを再生し、領域AT2においては両隣りのト
ラック(5A2 )のパイロット信号PB4及びトラッ
ク(5A1 )のパイロット信号PB3と、トラック
(5B2 )のパイロット信号PA4とを再生する。こ
のときスイッチ回路(19)からのヘッド(1B)の再
生出力は通過中心周波数oを狭帯域のバンドパスフィ
ルタ(20)に供給されて、第7図Fに示すようにその
出力SFとしてはパイロット信号のみが取り出され、こ
れがピークホールド回路(21)に供給される。
また、スイッチ回路(19)の出力SRがゲート回路
(27)を介してバンドパスフィルタ(28)に供給さ
れる。ゲート回路(27)はパルス幅設定回路(41)
からの第7図Eに示すようなマスク信号SMのローレベ
ルのときのみそのゲートを開き、もってバンドパスフィ
ルタ(28)の出力側には少なくともSub Code
及びPCMデータの部分がマスクされて周波数1の第
7図Gに示すような消去用信号SEが取り出される。こ
の信号は波形整形回路(29)に供給されて第7図Hに
示すような信号S20とされ、その後立ち上り検出回路
(30)に供給され、こゝでその立ち上りが検出され
る。
(27)を介してバンドパスフィルタ(28)に供給さ
れる。ゲート回路(27)はパルス幅設定回路(41)
からの第7図Eに示すようなマスク信号SMのローレベ
ルのときのみそのゲートを開き、もってバンドパスフィ
ルタ(28)の出力側には少なくともSub Code
及びPCMデータの部分がマスクされて周波数1の第
7図Gに示すような消去用信号SEが取り出される。こ
の信号は波形整形回路(29)に供給されて第7図Hに
示すような信号S20とされ、その後立ち上り検出回路
(30)に供給され、こゝでその立ち上りが検出され
る。
立ち上り検出回路(30)の出力側には、第7図Iに示
すように、信号S22すなわち消去用信号SE(期間t
B中ではEA2,EA4期間tA中ではEB2,
EB4)の始端に一致した狭幅の信号S21が得られ
る。
すように、信号S22すなわち消去用信号SE(期間t
B中ではEA2,EA4期間tA中ではEB2,
EB4)の始端に一致した狭幅の信号S21が得られ
る。
この信号S21はパルス設定選択器(31)に供給され
る。パルス設定選択器(31)は、第7図Jに示すよう
に、信号S21に一致た信号S22を順次発生する。
る。パルス設定選択器(31)は、第7図Jに示すよう
に、信号S21に一致た信号S22を順次発生する。
この信号S22はパルス発生回路(32)に供給され、
ここで信号S22に基づいて第7図Kに示すように、検
出しようとする各パイロット信号に対応した一対のパル
スPiが形成され、サンプリングパルス発生回路(3
4)及びピークホールド回路(21)に供給される。そ
して、サンプリングパルス発生回路(34)からは、一
対のパルスPiに基づいて、第7図L及びMに示すよう
なサンプリングパルスSP1及びSP2が発生されて、
夫々サンプリングホールド回路(22)及び(24)に
供給される。
ここで信号S22に基づいて第7図Kに示すように、検
出しようとする各パイロット信号に対応した一対のパル
スPiが形成され、サンプリングパルス発生回路(3
4)及びピークホールド回路(21)に供給される。そ
して、サンプリングパルス発生回路(34)からは、一
対のパルスPiに基づいて、第7図L及びMに示すよう
なサンプリングパルスSP1及びSP2が発生されて、
夫々サンプリングホールド回路(22)及び(24)に
供給される。
このようにして得られたパルスPiがピークホールド回
路(21)に供給されると共にこのパルスPiに基づい
て形成されたサンプリングパルスSP1及びSP2が夫
々サンプリングホールド回路(22)及び(24)に供
給されることになる。
路(21)に供給されると共にこのパルスPiに基づい
て形成されたサンプリングパルスSP1及びSP2が夫
々サンプリングホールド回路(22)及び(24)に供
給されることになる。
従って、ヘッド(1B)でトラック(5B2 )を走査
中には、第7図からも明らかなように、パルスPiの第
1のパルスPi1は矢印(4T)(第5図)で示す移送
方向とは逆側の隣接トラック(5A2 )のパイロット
信号PB2及びPB4のクロストークをピークホールド
回路(21)においてピークホールドする状態となり、
このときのピークホールド回路(21)の出力がサンプ
リングホールド回路(22)に供給され、こゝで第1の
パルスPi1の立ち下りで発生されるサンプリングパル
スSP1によりサンプリングされ、進み位相のトラッキ
ング信号として差動アンプ(23)の一方の入力端に供
給される。
中には、第7図からも明らかなように、パルスPiの第
1のパルスPi1は矢印(4T)(第5図)で示す移送
方向とは逆側の隣接トラック(5A2 )のパイロット
信号PB2及びPB4のクロストークをピークホールド
回路(21)においてピークホールドする状態となり、
このときのピークホールド回路(21)の出力がサンプ
リングホールド回路(22)に供給され、こゝで第1の
パルスPi1の立ち下りで発生されるサンプリングパル
スSP1によりサンプリングされ、進み位相のトラッキ
ング信号として差動アンプ(23)の一方の入力端に供
給される。
また、パルスpiの第2のパルスPi2はテープ移送方
向側の隣接トラック(5A1 )のパイロット信号P
B1及びPB3のクロストークをピークホールド回路
(21)においてピークホールドする状態となり、この
ときのピークホールド回路(21)の出力が差動アンプ
(23)の他方の入力端に遅れ位相のトラッキング信号
として供給される。したがって、差動アンプ(23)は
パイロット信号PB2とPB1、PB4とPB3のクロ
ストークに夫々対応したトラッキング信号を順次比較す
る。そして差動アンプ(23)からの比較誤差信号がサ
ンプリングホールド回路(24)に供給され、こゝで第
2のパルスPi2の立ち下りで発生されるサンプリング
パルスSP2によりサンプリングされる。したがって、
このサンプリングホールド回路(24)からは差動アン
プ(23)への両入力の差がトラッキング制御信号とし
て得られ、これがスイッチ回路(25)の接点a側を介
して出力端子(26)より図示しないがキャプスタンモ
ータに供給されてテープの移送量が制御されて、差動ア
ンプ(23)への両入力のレベル差が零、つまり、ヘッ
ド(1B)がトラック(5B2 )を走査するとき、両
側の2本のトラック(5A2 )及び(5A1 )にそ
れぞれ同じ量だけまたがるように制御される。すなわ
ち、ヘッド(1B)のギャップの幅方向の中心位置がト
ラック(5B2 )の中心位置に一致して走査するよう
に制御される。
向側の隣接トラック(5A1 )のパイロット信号P
B1及びPB3のクロストークをピークホールド回路
(21)においてピークホールドする状態となり、この
ときのピークホールド回路(21)の出力が差動アンプ
(23)の他方の入力端に遅れ位相のトラッキング信号
として供給される。したがって、差動アンプ(23)は
パイロット信号PB2とPB1、PB4とPB3のクロ
ストークに夫々対応したトラッキング信号を順次比較す
る。そして差動アンプ(23)からの比較誤差信号がサ
ンプリングホールド回路(24)に供給され、こゝで第
2のパルスPi2の立ち下りで発生されるサンプリング
パルスSP2によりサンプリングされる。したがって、
このサンプリングホールド回路(24)からは差動アン
プ(23)への両入力の差がトラッキング制御信号とし
て得られ、これがスイッチ回路(25)の接点a側を介
して出力端子(26)より図示しないがキャプスタンモ
ータに供給されてテープの移送量が制御されて、差動ア
ンプ(23)への両入力のレベル差が零、つまり、ヘッ
ド(1B)がトラック(5B2 )を走査するとき、両
側の2本のトラック(5A2 )及び(5A1 )にそ
れぞれ同じ量だけまたがるように制御される。すなわ
ち、ヘッド(1B)のギャップの幅方向の中心位置がト
ラック(5B2 )の中心位置に一致して走査するよう
に制御される。
また、その他のトラックに付いても同様に行われ、例え
ばトラック(5A2 )をヘッド(1A)が走査すると
きは、第7図の右側部分を示すように、その両隣りのト
ラック(5B3 )及び(5B2 )のパイロット信号
PA5,PA7及びPA2,PA4のクロストークが得
られるからこの等を上述同様ピークホールド回路(2
1)で順次ピークホールドし、サンプリングパルス発生
回路(44)からサンプリングホールド回路(22)に
供給されるサンプリングパルスSP1によりパイロット
信号PA5,PA7のクロストークをサンプリングして
トラッキング信号を得、これを次段の差動アンプ(2
3)に供給すると共にパイロット信号PA2,PA4の
クロストークに対応するピークホールド回路(21)よ
りの出力を供給し、こゝで、パイロット信号PA5とP
A2、PA7とPA4のクロストークに夫々対応したト
ラッキング信号を比較し、その比較誤差信号をサンプリ
ングホールド回路(24)に供給されるサンプリングパ
ルスSP2でサンプリングすることにより、ヘッド(1
A)に対するトラッキング制御信号を得ることができ
る。
ばトラック(5A2 )をヘッド(1A)が走査すると
きは、第7図の右側部分を示すように、その両隣りのト
ラック(5B3 )及び(5B2 )のパイロット信号
PA5,PA7及びPA2,PA4のクロストークが得
られるからこの等を上述同様ピークホールド回路(2
1)で順次ピークホールドし、サンプリングパルス発生
回路(44)からサンプリングホールド回路(22)に
供給されるサンプリングパルスSP1によりパイロット
信号PA5,PA7のクロストークをサンプリングして
トラッキング信号を得、これを次段の差動アンプ(2
3)に供給すると共にパイロット信号PA2,PA4の
クロストークに対応するピークホールド回路(21)よ
りの出力を供給し、こゝで、パイロット信号PA5とP
A2、PA7とPA4のクロストークに夫々対応したト
ラッキング信号を比較し、その比較誤差信号をサンプリ
ングホールド回路(24)に供給されるサンプリングパ
ルスSP2でサンプリングすることにより、ヘッド(1
A)に対するトラッキング制御信号を得ることができ
る。
また、同様にしてトラック(5B3 )をヘッド(1
B)が走査するときには、第5図に示すように、その両
隣りのトラック(5A3 )及び(5A2 )のパイロ
ット信号PB5,PB7及びPB2,PB4のクロスト
ークが得られるから、パイロット信号PB5,PB7の
クロストークをサンプリングパルスSP1でサンプリン
グし、差動アンプ(23)で、パイロット信号PB5と
PB2、PB7とPB4のクロストークに夫々対応した
トラッキング信号を比較し、その比較誤差信号を最終的
にサンプリングパルスSP2でサンプリングすることに
より、ヘッド(1B)に対するトラッキング制御信号を
得ることができる。
B)が走査するときには、第5図に示すように、その両
隣りのトラック(5A3 )及び(5A2 )のパイロ
ット信号PB5,PB7及びPB2,PB4のクロスト
ークが得られるから、パイロット信号PB5,PB7の
クロストークをサンプリングパルスSP1でサンプリン
グし、差動アンプ(23)で、パイロット信号PB5と
PB2、PB7とPB4のクロストークに夫々対応した
トラッキング信号を比較し、その比較誤差信号を最終的
にサンプリングパルスSP2でサンプリングすることに
より、ヘッド(1B)に対するトラッキング制御信号を
得ることができる。
また、本実施例では、上述の如く消去用信号Eの周波数
1をアジマスロスの比較的多い値に予め選定して記録
するようにしているので、ヘッドからはそのアジマスと
走査中のトラックのアジマスとの関係は無視できなくな
り、アジマスが異なれば、つまり走査中のトラックより
ずれて隣接トラックに入るようになるとそれだけ消去用
信号Eのクロストーク成分は低減されたものとなる。
1をアジマスロスの比較的多い値に予め選定して記録
するようにしているので、ヘッドからはそのアジマスと
走査中のトラックのアジマスとの関係は無視できなくな
り、アジマスが異なれば、つまり走査中のトラックより
ずれて隣接トラックに入るようになるとそれだけ消去用
信号Eのクロストーク成分は低減されたものとなる。
そこで、本実施例では、ヘッドのトラックずれ量が所定
範囲内では、上述の如くトラックずれ量に応じたトラッ
キングエラー出力を検出してトラッキング制御を行う通
常の動作を行い、このトラックのずれ量が所定範囲を越
すと、制御量をある一定の電位Vccに固定し、これに
よって強制的にヘッドをトラッキング制御するようにす
る。このときの比較対象となる基準値は、ヘッドが同ア
ジマスのトラックを走査している時の隣接トラックの消
去用信号E(逆アジマス)の再生集力と、ヘッドが逆ア
ジマスのトラックを走査している時の隣接トラック消去
用信号E(同アジマス)の再生出力のうち、レベルの高
い方の再生出力より大きくなるように最小値を決定し、
ヘッドが同アジマスのトラックを走査している時のその
トラックの消去用信号Eの再生出力より小さくなるよう
に最大値を決定し、この最小値と最大値の範囲の任意の
所に基準値を設定するようにする。
範囲内では、上述の如くトラックずれ量に応じたトラッ
キングエラー出力を検出してトラッキング制御を行う通
常の動作を行い、このトラックのずれ量が所定範囲を越
すと、制御量をある一定の電位Vccに固定し、これに
よって強制的にヘッドをトラッキング制御するようにす
る。このときの比較対象となる基準値は、ヘッドが同ア
ジマスのトラックを走査している時の隣接トラックの消
去用信号E(逆アジマス)の再生集力と、ヘッドが逆ア
ジマスのトラックを走査している時の隣接トラック消去
用信号E(同アジマス)の再生出力のうち、レベルの高
い方の再生出力より大きくなるように最小値を決定し、
ヘッドが同アジマスのトラックを走査している時のその
トラックの消去用信号Eの再生出力より小さくなるよう
に最大値を決定し、この最小値と最大値の範囲の任意の
所に基準値を設定するようにする。
更に、この基準値の設定に付いて詳述するに、通常ジッ
タ等の影響を考慮しないでこの基準値を設定するには、
例えば第5図において、ヘッド(1B)がトラック(5
B2 )をジャストトラッキングで走査する際に、最大
値が同アジマスの消去用信号EA2の再生出力より小さ
く、また最小値が隣接トラック(5A2 )又は(5A
1 )の逆アジマスの消去用信号EB2ぴえ又はEB1
の再生出力より大きく且つヘッド(1B)が1トラック
分ずれて逆アジマスのトラック(5A2 )又は(5A
1 )をジャストトラッキングで走査する時の隣接トラ
ック(5B3 )又は(5B2 )の消去用信号EA5
又はEA2(共に同アジマス)の再生出力又は隣接トラ
ック(5B2 )又は(5B1 )の消去用信号EA2
又はEA1(共に同アジマス)の再生出力より大きくな
るよう決め、この最大値と最小値の範囲内で基準値を設
定すればよい。
タ等の影響を考慮しないでこの基準値を設定するには、
例えば第5図において、ヘッド(1B)がトラック(5
B2 )をジャストトラッキングで走査する際に、最大
値が同アジマスの消去用信号EA2の再生出力より小さ
く、また最小値が隣接トラック(5A2 )又は(5A
1 )の逆アジマスの消去用信号EB2ぴえ又はEB1
の再生出力より大きく且つヘッド(1B)が1トラック
分ずれて逆アジマスのトラック(5A2 )又は(5A
1 )をジャストトラッキングで走査する時の隣接トラ
ック(5B3 )又は(5B2 )の消去用信号EA5
又はEA2(共に同アジマス)の再生出力又は隣接トラ
ック(5B2 )又は(5B1 )の消去用信号EA2
又はEA1(共に同アジマス)の再生出力より大きくな
るよう決め、この最大値と最小値の範囲内で基準値を設
定すればよい。
ところが、例えばジッタ等の影響があると、本実施例の
如く消去用信号Eの記録時間が少くともパイロット信号
Pの記録時間より短かくないと(本実施例では 相当)、走査中のトラックに隣接する両トラックの消去
用信号Eが一部重複してしまい、消去用信号Eの始端を
検出できないので、セルフロックを形成出来ず、トラッ
キング制御に誤動作を生じるおそれがある。
如く消去用信号Eの記録時間が少くともパイロット信号
Pの記録時間より短かくないと(本実施例では 相当)、走査中のトラックに隣接する両トラックの消去
用信号Eが一部重複してしまい、消去用信号Eの始端を
検出できないので、セルフロックを形成出来ず、トラッ
キング制御に誤動作を生じるおそれがある。
例えばジッタ等の影響により消去用信号EA5の終端部
と消去用信号EA2の始端部が重複するような関係にな
ると、ヘッド(1B)が1トラック分ずれて逆アジマス
のトラック(5A2 )をジャストトラッキングで走査
したときに同アジマスである消去用信号EA5とEA2
の再生出力の加算されたものが検出されることになる。
従って、上述の如く基準値の最小値の条件の1つである
EA5又はEA2の再生出力より大きくなるように決め
ても誤動作の原因となり、よって、この場合、最小値は
少くとも上述の消去用信号EA5とEA2の再生出力の
加算値より大きくする必要があり、それだけ、比較回路
(51)における基準値を設定する範囲が狭くなること
になる。
と消去用信号EA2の始端部が重複するような関係にな
ると、ヘッド(1B)が1トラック分ずれて逆アジマス
のトラック(5A2 )をジャストトラッキングで走査
したときに同アジマスである消去用信号EA5とEA2
の再生出力の加算されたものが検出されることになる。
従って、上述の如く基準値の最小値の条件の1つである
EA5又はEA2の再生出力より大きくなるように決め
ても誤動作の原因となり、よって、この場合、最小値は
少くとも上述の消去用信号EA5とEA2の再生出力の
加算値より大きくする必要があり、それだけ、比較回路
(51)における基準値を設定する範囲が狭くなること
になる。
そこで、本実施例では、上述の如く消去用信号Eの記録
の仕方を、その始端が隣接トラックのパイロット信号P
の中央付近に位置するようにすると共に少くとも終端が
当該パイロット信号Pの終端付近で終るようにする、つ
まり消去用信号Eの記録時間が、少くともパイロット信
号Pの記録時間より短かくなるようにして、上述の消去
用信号E同士の重復を避けているわけである。従って、
本実施例では、これ等重復した消去用信号E同士の重復
をも考慮した基準値の設定をする必要がなくなり、最小
値の方を広くとれるので、たとえジッタ等の影響があっ
ても、基準値の設定範囲を大きくとれることになる。
の仕方を、その始端が隣接トラックのパイロット信号P
の中央付近に位置するようにすると共に少くとも終端が
当該パイロット信号Pの終端付近で終るようにする、つ
まり消去用信号Eの記録時間が、少くともパイロット信
号Pの記録時間より短かくなるようにして、上述の消去
用信号E同士の重復を避けているわけである。従って、
本実施例では、これ等重復した消去用信号E同士の重復
をも考慮した基準値の設定をする必要がなくなり、最小
値の方を広くとれるので、たとえジッタ等の影響があっ
ても、基準値の設定範囲を大きくとれることになる。
因みに、本実施例では、基準値の最小値は、ヘッドが同
アジマスのトラックを走査している時の隣接トラックの
消去用信号E(逆アジマス)の再生出力と、ヘッドが1
トラック分ずれて逆アジマスのトラックを走査している
時の隣接トラックの消去用信号E(同アジマス)の再生
出力のうち、レベルの高い方の再生出力より大きくなる
ように決定し、最大値は上述同様決定してやればよい。
アジマスのトラックを走査している時の隣接トラックの
消去用信号E(逆アジマス)の再生出力と、ヘッドが1
トラック分ずれて逆アジマスのトラックを走査している
時の隣接トラックの消去用信号E(同アジマス)の再生
出力のうち、レベルの高い方の再生出力より大きくなる
ように決定し、最大値は上述同様決定してやればよい。
なお、時間 内のジッタの影響は機械的に十分吸収し得るようにして
おく。
おく。
従って、検出される消去用信号Eのクロストーク出力
が、この基準値を越えるようであれば、上述の如く信号
S21が発生されて、これに基づいてサンプリングパル
スSP1,SP2が形成されるも、基準値以下であれば
もはやヘッドは逆トラックを走査中で信号S21は発生
されず、従ってサンプリングパルスSP1,SP2も形
成されない。
が、この基準値を越えるようであれば、上述の如く信号
S21が発生されて、これに基づいてサンプリングパル
スSP1,SP2が形成されるも、基準値以下であれば
もはやヘッドは逆トラックを走査中で信号S21は発生
されず、従ってサンプリングパルスSP1,SP2も形
成されない。
そこで、本実施例では基準値を境にして、消去用信号E
のクロストーク出力がこの値以下であれば、もはやヘッ
ドは大幅にトラックずれを起していると身做し、強制的
にヘッドを正しい位置へシフトしてやるようにする。
のクロストーク出力がこの値以下であれば、もはやヘッ
ドは大幅にトラックずれを起していると身做し、強制的
にヘッドを正しい位置へシフトしてやるようにする。
この動作を行うのが第3図に示す比較回路(51)以降
の回路である。次のこの回路動作を第8図を参照し乍ら
説明する。
の回路である。次のこの回路動作を第8図を参照し乍ら
説明する。
いま、比較回路(51)の一方の入力側にフィルタ(2
8)からの第8図Bに示すような信号SEが供給される
と、この信号SEは比較回路(51)の他方の入力側に
供給される基準電源(52)からの基準値と比較され、
信号SEが基準値より大きいと、比較回路(51)の出
力側には第8図Cに示すような信号S23が発生されて
フリップフロップ回路(53)にラッチパルスとして供
給される。一方、この信号S23の発生に先だって立ち
下り検出回路(54)により切換信号S1′(第8図
D)の立ち下りが検出されてその出力側に第8図Eに示
すような信号S24が発生されてフリップフロップ回路
(53)が第8図Hに示すようにリセットされる。ま
た、フリップフロップ回路(53)の入力端子Dにはイ
ンバータ(55)で反転された第8図Fに示すような切
換信号 が供給されており、従ってフリップフロップ回路(5
3)は信号S23(ラッチパルス)が供給された時点で
その出力側に第8図Hに示すように高レベル(H)の信
号S26を発生し、次段のフリップフロップ回路(5
7)に供給する。
8)からの第8図Bに示すような信号SEが供給される
と、この信号SEは比較回路(51)の他方の入力側に
供給される基準電源(52)からの基準値と比較され、
信号SEが基準値より大きいと、比較回路(51)の出
力側には第8図Cに示すような信号S23が発生されて
フリップフロップ回路(53)にラッチパルスとして供
給される。一方、この信号S23の発生に先だって立ち
下り検出回路(54)により切換信号S1′(第8図
D)の立ち下りが検出されてその出力側に第8図Eに示
すような信号S24が発生されてフリップフロップ回路
(53)が第8図Hに示すようにリセットされる。ま
た、フリップフロップ回路(53)の入力端子Dにはイ
ンバータ(55)で反転された第8図Fに示すような切
換信号 が供給されており、従ってフリップフロップ回路(5
3)は信号S23(ラッチパルス)が供給された時点で
その出力側に第8図Hに示すように高レベル(H)の信
号S26を発生し、次段のフリップフロップ回路(5
7)に供給する。
また、立ち上り検出回路(56)により切換信号S1′
の立ち上りが検出されて、その出力側に第8図Gに示す
ような信号S25が出力され、フリップフロップ回路
(57)のクロック端子に供給される。この時点でフリ
ップフロップ回路(57)の出力側には第8図Iに示す
ように高レベルの信号S27が発生され、スイッチ回路
(25)へ切換制御信号として供給される。スイッチ回
路(25)は、こゝでは信号S27が高レベルの時は接
点a側に接続されるようになされているので、もって出
力端子(26)には、サンプリングホールド回路(2
4)側よりのトラッキング制御信号が導出される。
の立ち上りが検出されて、その出力側に第8図Gに示す
ような信号S25が出力され、フリップフロップ回路
(57)のクロック端子に供給される。この時点でフリ
ップフロップ回路(57)の出力側には第8図Iに示す
ように高レベルの信号S27が発生され、スイッチ回路
(25)へ切換制御信号として供給される。スイッチ回
路(25)は、こゝでは信号S27が高レベルの時は接
点a側に接続されるようになされているので、もって出
力端子(26)には、サンプリングホールド回路(2
4)側よりのトラッキング制御信号が導出される。
一方、信号SEが基準値以下であれば、比較回路(5
1)の出力側には信号S23は発生されないので、フリ
ップフロップ回路(53)は信号S24にリセットされ
たまゝで、その出力信号S26は第8図Hに破線で示す
ように低レベル(L)に維持されている。この状態では
フリップフロップ回路(57)の出力信号S27も第8
図Iに破線で示すように高レベルにある。
1)の出力側には信号S23は発生されないので、フリ
ップフロップ回路(53)は信号S24にリセットされ
たまゝで、その出力信号S26は第8図Hに破線で示す
ように低レベル(L)に維持されている。この状態では
フリップフロップ回路(57)の出力信号S27も第8
図Iに破線で示すように高レベルにある。
そして、切換信号S1′の立ち上りで検出回路(56)
より信号S25(第8図G)が供給されると、フリップ
フロップ回路(57)の出力信号S27は第8図Iに破
線で示すように高レベルより低レベルに変化し、この低
レベルの信号S27がスイッチ回路(25)に供給さ
れ、スイッチ回路(25)は接点b側に切換わる。この
結果出力端子(26)には端子(58)より一定の電位
Vccをもった信号が導出され、この信号が図示せずも
キャプスタンサーボ系に供給され、トラッキング制御が
なされる。
より信号S25(第8図G)が供給されると、フリップ
フロップ回路(57)の出力信号S27は第8図Iに破
線で示すように高レベルより低レベルに変化し、この低
レベルの信号S27がスイッチ回路(25)に供給さ
れ、スイッチ回路(25)は接点b側に切換わる。この
結果出力端子(26)には端子(58)より一定の電位
Vccをもった信号が導出され、この信号が図示せずも
キャプスタンサーボ系に供給され、トラッキング制御が
なされる。
例えば一定の電位Vccが正の場合、キャプスタンサー
ボ系を介してテープの送りは早目られるので、実質的に
ヘッドは自己のアジマスに対応した次のトラックに移っ
て正常なトラッキング動作を行い、また電位Vccが0
の場合、テープの送りは遅くさせられるので、実質的に
ヘッドは現在走査中のトラックに引き戻されるような形
となり、これによって正常なトラッキング動作に入つて
ゆくことになる。
ボ系を介してテープの送りは早目られるので、実質的に
ヘッドは自己のアジマスに対応した次のトラックに移っ
て正常なトラッキング動作を行い、また電位Vccが0
の場合、テープの送りは遅くさせられるので、実質的に
ヘッドは現在走査中のトラックに引き戻されるような形
となり、これによって正常なトラッキング動作に入つて
ゆくことになる。
このようにして、本実施例では、Sub Code及び
PCMデータのSYNCパターンを判定するように成
し、このSYNCパターンが検出されると、そのブロッ
ク全体を実質的にマスクするようにしたので、従来の如
くPG信号を基準とするウインド信号を発生することな
く、トラッキング用パイロット信号の位置出し信号の誤
検出を防止することができる。
PCMデータのSYNCパターンを判定するように成
し、このSYNCパターンが検出されると、そのブロッ
ク全体を実質的にマスクするようにしたので、従来の如
くPG信号を基準とするウインド信号を発生することな
く、トラッキング用パイロット信号の位置出し信号の誤
検出を防止することができる。
また、パイロット信号の消去用信号Eをアジマスロスの
比較的多い周波数のものとし、これをパイロット信号の
位置出し信号として兼用するようにしたので、いわゆる
セルフクロックの抜き出しの回路構成が簡略化されると
共にその性能をも向上できる。
比較的多い周波数のものとし、これをパイロット信号の
位置出し信号として兼用するようにしたので、いわゆる
セルフクロックの抜き出しの回路構成が簡略化されると
共にその性能をも向上できる。
また、本実施例では、再生時、トラックの記録されてい
る消去用信号Eの再生出力の始端を実質的に基準として
パイロット信号を検出してサンプリングパルスを自己発
生する、つまり、サンプリングパルスとしてのセルフク
ロックを実質的にトラックパターン上から発生するよう
にしたので、オフセットの如きパルスPGを基準とした
場合の悪影響がなくなる。
る消去用信号Eの再生出力の始端を実質的に基準として
パイロット信号を検出してサンプリングパルスを自己発
生する、つまり、サンプリングパルスとしてのセルフク
ロックを実質的にトラックパターン上から発生するよう
にしたので、オフセットの如きパルスPGを基準とした
場合の悪影響がなくなる。
また、アジマスロスの効く周波数を有する消去用信号E
のクロストーク出力が基準値以下のときは、強制的に一
定の電位に制御量を固定してヘッドのトラッキング制御
を行うようにしたので、精度の高いトラッキング制御が
可能となる。
のクロストーク出力が基準値以下のときは、強制的に一
定の電位に制御量を固定してヘッドのトラッキング制御
を行うようにしたので、精度の高いトラッキング制御が
可能となる。
また、各ヘッドの走査期間毎に上述の如くサンプリング
パルスを発生してトラッキング位置を検出する、つまり
サンプリングパルスとしてのセルフクロックを各ヘッド
が実質的にトラックパターン上でその都度発生し、1ト
ラック夫々トラッキング位置を検出するので、ジッタの
影響もなくなる。
パルスを発生してトラッキング位置を検出する、つまり
サンプリングパルスとしてのセルフクロックを各ヘッド
が実質的にトラックパターン上でその都度発生し、1ト
ラック夫々トラッキング位置を検出するので、ジッタの
影響もなくなる。
更にパイロット信号の位置を検出する消去用信号Eの始
端が隣接するトラックのパイロット信号の中央付近に位
置するような記録の仕方を行っているので、わざわざ消
去用信号Eの始端を上記パイロット信号の中央付近に位
置させるべく遅延を行うような回路等が不要となり、そ
れだけ回路構成が簡略化される。また消去用信号Eの記
録時間は少くともパイロット信号Pの記録時間より短か
くなるようにしているので、隣接するトラックの消去用
信号Eが所定の間隔をもって保持され、従ってジッタ等
の影響で記録された消去用信号Eが実質的に隣接トラッ
ク間で重復するようなことがなく、もって比較回路(5
1)における基準値の設定範囲に余裕をもたせることが
できる。
端が隣接するトラックのパイロット信号の中央付近に位
置するような記録の仕方を行っているので、わざわざ消
去用信号Eの始端を上記パイロット信号の中央付近に位
置させるべく遅延を行うような回路等が不要となり、そ
れだけ回路構成が簡略化される。また消去用信号Eの記
録時間は少くともパイロット信号Pの記録時間より短か
くなるようにしているので、隣接するトラックの消去用
信号Eが所定の間隔をもって保持され、従ってジッタ等
の影響で記録された消去用信号Eが実質的に隣接トラッ
ク間で重復するようなことがなく、もって比較回路(5
1)における基準値の設定範囲に余裕をもたせることが
できる。
なお、上述の実施例は回転ヘッド装置としてヘッド角間
隔よりも狭い角範囲にわたってテープを巻き付けて記録
・再生する特殊のものであるが、通常のようにヘッド角
間隔と同じ角範囲にテープを巻き付けるようにする回転
ヘッド装置を用いる場合にもこの発明が適用できること
は勿論である。
隔よりも狭い角範囲にわたってテープを巻き付けて記録
・再生する特殊のものであるが、通常のようにヘッド角
間隔と同じ角範囲にテープを巻き付けるようにする回転
ヘッド装置を用いる場合にもこの発明が適用できること
は勿論である。
発明の効果 上述の如くこの発明によれば、トラッキング用パイロッ
ト信号の位置出し信号と誤検出の可能性のある周波数成
分とするSub CodeやPCMデータの如き信号の
固定パターン(SYNCパターン)を判定し、この固定
パターンが判定された場合にはそれ以降入ってくる信号
を一定時間遮断し、実質的にPCM信号自体からウイン
ド信号を発生させることができるので、従来の如きPG
信号を基準とするウインド信号の発生が不要となり、P
G信号とヘッドの位置関係及び再生時のドラムの影響を
少なくすることができると共にコスト的にも廉価とな
る。
ト信号の位置出し信号と誤検出の可能性のある周波数成
分とするSub CodeやPCMデータの如き信号の
固定パターン(SYNCパターン)を判定し、この固定
パターンが判定された場合にはそれ以降入ってくる信号
を一定時間遮断し、実質的にPCM信号自体からウイン
ド信号を発生させることができるので、従来の如きPG
信号を基準とするウインド信号の発生が不要となり、P
G信号とヘッドの位置関係及び再生時のドラムの影響を
少なくすることができると共にコスト的にも廉価とな
る。
また、回転ヘッドによって記録トラックを走査する際
に、隣接トラックのパイロット信号の中央付近にその始
端を有し、且つパイロット信号の記録時間より短かくな
るように記録されているアジマスロスの比較的多い周波
数を有する消去用信号Eの始端を基準としてこのパイロ
ット信号を検出するパルス信号を形成し、その検出出力
に基づくトラッキング制御信号によって回転ヘッドのト
ラッキング制御を行うと共に消去用信号Eの再生出力が
基準値以下のときは、或る一定の電位に制御量を固定し
て回転ヘッドのトラッキング制御を行うようにしたの
で、装置に機械的経時変化や温度変化或いはジッタがあ
っても、何等それ等の影響を受けることなく、再生時
に、記録時と装置が異なってもトラッキング制御を精度
良く行うことができ、機器相互間の互換性を図ることが
できる。
に、隣接トラックのパイロット信号の中央付近にその始
端を有し、且つパイロット信号の記録時間より短かくな
るように記録されているアジマスロスの比較的多い周波
数を有する消去用信号Eの始端を基準としてこのパイロ
ット信号を検出するパルス信号を形成し、その検出出力
に基づくトラッキング制御信号によって回転ヘッドのト
ラッキング制御を行うと共に消去用信号Eの再生出力が
基準値以下のときは、或る一定の電位に制御量を固定し
て回転ヘッドのトラッキング制御を行うようにしたの
で、装置に機械的経時変化や温度変化或いはジッタがあ
っても、何等それ等の影響を受けることなく、再生時
に、記録時と装置が異なってもトラッキング制御を精度
良く行うことができ、機器相互間の互換性を図ることが
できる。
また、トラッキング制御用のパイロットの位置を検出す
るための消去用信号Eが隣接するパイロット信号の中央
付近に始端を有するように記録されているので、斯る始
端をパイロット信号の中央付近に位置するように遅延さ
せる回路等が不要となり、それだけ回路構成が簡略化さ
れる。
るための消去用信号Eが隣接するパイロット信号の中央
付近に始端を有するように記録されているので、斯る始
端をパイロット信号の中央付近に位置するように遅延さ
せる回路等が不要となり、それだけ回路構成が簡略化さ
れる。
更に消去用信号Eの記録時間は少くともパイロット信号
Pの記録時間より短かくなるようになし、隣接するトラ
ックの消去用信号E同士が所定の間隔をもって離間され
るようにしているので、隣接するトラックの消去用信号
Eが隣接して記録される場合より、比較回路(51)に
おける基準値の設定範囲を拡大でき、またジッタの影響
も軽減される。
Pの記録時間より短かくなるようになし、隣接するトラ
ックの消去用信号E同士が所定の間隔をもって離間され
るようにしているので、隣接するトラックの消去用信号
Eが隣接して記録される場合より、比較回路(51)に
おける基準値の設定範囲を拡大でき、またジッタの影響
も軽減される。
第1図はトラックパターンを示す図、第2図はこの発明
の基本原理の説明に供するための図、第3図はこの発明
の一実施例を示す回路構成図、第4図は第3図で使用さ
れる回転ヘッド装置の一例を示す図、第5図はこの発明
の記録トラックパターンの概要を示す図、第6図は第3
図における記録動作の説明に供するための信号波形図、
第7図は第3図における再生動作の説明に供するための
信号波形図、第8図は第3図における再生動作の説明に
供するための信号波形図である。 (1A)(1B)は回転磁気ヘッド、(2)は磁気テー
プ、(6)はパイロット信号の発振器、(6A),(6
B)は消去用信号の発振器、(7),(7A),(7
B)は記録波形発生回路、(16),(17A )〜
(17D )は遅延回路、(8A),(8B)はエッジ
検出回路、(20),(28)はバンドパスフィルタ、
(21)はピークホールド回路、(22),(24)は
サンプリングホールド回路、(23)は差動アンプ、
(25)はスイッチ回路、(27)はゲート回路、(2
9)は波形整形回路、(30)は立ち上り検出回路、
(31)はパルス設定選択器、(32)はパルス発生回
路、(34)はサンプリングパルス発生回路、(35)
はイコライザ、(36)はPLL回路、(37)はD型
フリップフロップ回路、(39)はシフトレジスタ、
(40)はパターン判定回路、(41)はパルス幅設定
回路である。
の基本原理の説明に供するための図、第3図はこの発明
の一実施例を示す回路構成図、第4図は第3図で使用さ
れる回転ヘッド装置の一例を示す図、第5図はこの発明
の記録トラックパターンの概要を示す図、第6図は第3
図における記録動作の説明に供するための信号波形図、
第7図は第3図における再生動作の説明に供するための
信号波形図、第8図は第3図における再生動作の説明に
供するための信号波形図である。 (1A)(1B)は回転磁気ヘッド、(2)は磁気テー
プ、(6)はパイロット信号の発振器、(6A),(6
B)は消去用信号の発振器、(7),(7A),(7
B)は記録波形発生回路、(16),(17A )〜
(17D )は遅延回路、(8A),(8B)はエッジ
検出回路、(20),(28)はバンドパスフィルタ、
(21)はピークホールド回路、(22),(24)は
サンプリングホールド回路、(23)は差動アンプ、
(25)はスイッチ回路、(27)はゲート回路、(2
9)は波形整形回路、(30)は立ち上り検出回路、
(31)はパルス設定選択器、(32)はパルス発生回
路、(34)はサンプリングパルス発生回路、(35)
はイコライザ、(36)はPLL回路、(37)はD型
フリップフロップ回路、(39)はシフトレジスタ、
(40)はパターン判定回路、(41)はパルス幅設定
回路である。
フロントページの続き (72)発明者 山田 誠 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 大村 吉元 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−26959(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】複数個の回転ヘッドによってテープ状の記
録媒体上に形成される斜めのトラックに記録されたディ
ジタル信号と、上記各トラックに上記ディジタル信号と
は記録領域として独立に記録されたトラッキング用パイ
ロット信号と、隣接トラックの上記パイロット信号の中
央付近に記録された上記パイロット信号と異なる周波数
を有する位置出し信号を再生するディジタル信号の再生
装置において、 上記トラック上の信号を再生するための走査幅が上記ト
ラックの幅より広い回転ヘッドと、 上記回転ヘッドにより再生された信号より上記ディジタ
ル信号を再生するディジタル信号再生手段と、 再生されたディジタル信号より繰り返し記録されたシン
クパターンを判定するシンクパターン判定手段と、 上記シンクパターンが判定された場合、上記シンクパタ
ーンに続く一定時間入力されるディジタル再生信号を遮
断するゲート手段と、 上記ゲート手段の出力が供給され上記再生信号の上記位
置出し信号に応じてパルス信号を形成するパルス信号形
成手段と、 上記パルス信号に応じて両側の隣接トラックから再生さ
れる上記パイロット信号のレベルを比較し比較誤差信号
を出力する比較手段とを設け、 上記比較誤差信号により上記回転ヘッドのトラッキング
制御を行うようにしたことを特徴とするディジタル信号
の再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59170923A JPH0610901B2 (ja) | 1984-08-16 | 1984-08-16 | ディジタル信号の再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59170923A JPH0610901B2 (ja) | 1984-08-16 | 1984-08-16 | ディジタル信号の再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6150240A JPS6150240A (ja) | 1986-03-12 |
JPH0610901B2 true JPH0610901B2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=15913858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59170923A Expired - Lifetime JPH0610901B2 (ja) | 1984-08-16 | 1984-08-16 | ディジタル信号の再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610901B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5373401A (en) * | 1993-06-18 | 1994-12-13 | International Business Machines Corporation | Data storage system having multimodal interblock gap detection utilizing a predicted occurance time window |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6126959A (ja) * | 1984-07-18 | 1986-02-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気テ−プ再生装置 |
-
1984
- 1984-08-16 JP JP59170923A patent/JPH0610901B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6150240A (ja) | 1986-03-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |