JPH0732418A - 射出成形機用ノズル - Google Patents

射出成形機用ノズル

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JPH0732418A
JPH0732418A JP20017793A JP20017793A JPH0732418A JP H0732418 A JPH0732418 A JP H0732418A JP 20017793 A JP20017793 A JP 20017793A JP 20017793 A JP20017793 A JP 20017793A JP H0732418 A JPH0732418 A JP H0732418A
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修 藤岡
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/72Heating or cooling
    • B29C45/74Heating or cooling of the injection unit

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡素な構成で樹脂焼けを防止することの出来
る射出成形機用ノズルの提供。 【構成】 ノズル1の基部2から胴体部3が延び、吐出
口5に至る樹脂流路4が形成される。胴体部3の前部に
はノズルヒータ6dが巻回される。胴体部3の後部には
断熱材料被覆部10dが設けられる。7dは被加熱領域
の温度を検知する熱電対、8dはケーブル、9dはリー
ド線である。ケーブル8d及びリード線9dは制御装置
に接続され、熱電対7dの出力に基づき、ノズルヒータ
6dへの供給電力が制御される。ノズルヒータ6dと被
覆部10dは部材11で一体化され、基部側からリード
線9dが引き出され、金型や固定プラテンとの干渉が防
止される。断熱手段10dの保温効果により加熱手段を
胴体前部・後部に個別に設け、2系統の制御チャンネル
を付設することなくA部分で発生し易かった樹脂焼け現
象を防止することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、射出成形機の加熱シ
リンダ内の溶融成形樹脂材料を金型のキャビティ内へ射
出する為のノズルに関し、特に、成形樹脂材料流路の加
熱に起因した溶融樹脂のやけを、簡素化された構造によ
って防止出来るように改良された射出成形機用ノズルに
関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機を用いて樹脂材料の成形を行
なう場合には、射出成形機の加熱シリンダ内に樹脂材料
を供給し、計量・溶融された樹脂材料を加熱シリンダに
取付けられたノズルを介して型締めされた金型内に送り
込み(射出工程)、金型内の樹脂材料を冷却固化した後
に金型を開いて成形品を取り出す工程が繰り返される。
【0003】ノズルの周囲には、樹脂材料の溶融状態を
保つ為にヒータを備えた加熱手段とノズル内部の樹脂流
路内の温度を一定に保つ為の温度検出手段が設けられ
る。図1は、このような公知の加熱・保温機構を有する
ノズルの断面構造を表わしたものである。
【0004】図1において、全体を符号1で示したノズ
ルは、図示しない加熱シリンダに取り付けられる基部2
から前方に向かって延在する厚い円筒状の胴体部3によ
って樹脂流路4を形成し、その先端には図示しない金型
のスプルー部に当接される吐出口5が設けられている。
樹脂流路4内を流れる溶融樹脂材料を高温に保つ為に、
胴体部3のほぼ全長の全周に亙ってノズルヒータからな
る加熱手段6が装着されている。7は胴体部3の樹脂温
度を検知する熱電対であり、8は熱電対7の出力信号を
取り出す信号線を含むケーブルである。また、9はノズ
ルヒータ6に加熱用の電力を供給する為のリード線であ
り、ケーブル8と共に図示しない加熱制御装置に接続さ
れ、樹脂温度を設定された温度に保つように制御された
加熱電力をノズルヒータへ供給する為に使用される。
【0005】上記構成を有するノズルを使用することに
よって、樹脂流路4内を流れる溶融樹脂材料の温度制御
を一応達成することが出来るが、ノズルの全長に亙って
流路内の樹脂温度を均一に保つことが困難であるという
問題点がある。
【0006】即ち、ノズル先端の吐出口5に近い部分で
は、元来放熱表面積が大きい上、吐出口周辺部が金型に
接触した際には相対的に低温状態にある金型に向かって
熱が逃げる現象が発生する。そこで、溶融樹脂の温度制
御に際しては、この点を考慮に入れて溶融樹脂の流動性
を保つ為の加熱温度設定がなされることになる。
【0007】ところが、ノズル先端部近くで熱電対7を
用いて温度を検知し、樹脂温度を最適の設定温度に保つ
ように加熱手段(ヒータ)6に電力を供給した場合、ノ
ズル基部2に近い部分(図中Aで示した部分)では加熱
シリンダに近い上に放熱も少ない為、加熱が過剰傾向と
なって樹脂温度が設定温度を大きく上回った状態(例え
ば、10℃〜数10℃の設定温度オーバー)が示現され
る。
【0008】従って、図1に示されたような構造のノズ
ル(以下、旧来型のノズル構造と言う。)では、ノズル
基部2に近いA部分でいわゆる「樹脂焼け」による樹脂
品質の劣化が起こり、成形品に、焼け、炭化物混入、シ
ルバー等の品質低下低下現象をもたらす恐れがあった。
【0009】上記欠点の解決策として、図2に示した様
なノズル構造が提案されている。図2中、図1と共通し
た部分には共通した符号が付されており、ノズル1は基
部2から延びた厚い円筒状の胴体部3によって樹脂流路
4を形成し、その先端には吐出口5が設けられている点
は図1に示した構造と変わるところはない。図2に示さ
れたノズル構造の特徴は、加熱手段と温度検知手段の配
置にあり、加熱手段(ヒータ)6a、6bと温度検知手
段(熱電対)7a、7bが、図示された如くノズル胴体
部3の前部と後部に分けて配設され、前部と後部の設定
温度を独立して定めることが出来るようになっている。
8a、8bは各熱電対7a、7bの出力信号を取り出す
信号線を含むケーブルである。9a、9bは、ノズルヒ
ータ6a、6bに個別に加熱用電力を供給する為のリー
ド線であり、ケーブル8a、8bと共に図示しない加熱
制御装置に接続され、ノズル胴体部3の前部及び後部の
樹脂温度を設定された温度に保つように制御された加熱
電力をノズルヒータ6a、6bへ供給する為に使用され
る。
【0010】この旧来型の構造を改良したノズル構造
(以下、改良型ノズル構造と言う。)によれば、後部側
に設けられた熱電対8bによってノズル基部2に近い側
のA部分の樹脂温度を監視し、A部分の樹脂温度が過剰
高温にならないように抑制された電力をヒータ6bに供
給することによって、樹脂焼けの発生を防止することが
出来る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図2の改良
型の構造における胴体後部側ヒータ6bの通電時間を調
査したところ、極めて短い時間しか通電がなされておら
ず、胴体後部側ヒータ6bが有効に働いているとは言い
難いことが判った。そして、図2の構造では、加熱ヒー
タからなる加熱部6a、6b、熱電対7a、7b、付属
ケーブル8a、8b、加熱電力供給用リード線9a、9
b及び加熱制御部が各々2個乃至2チャンネル必要とな
り、経済的には明らかに不利である。
【0012】そこで本願発明の目的は、このような2系
統の加熱及び加熱制御系統を設けることなく、より安価
で簡潔な構成によって図1の旧来型のノズル構造を採用
した場合に生じていた樹脂焼けの問題点を解決すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願発明は、胴体前部の
周囲に加熱手段を設け、胴体後部周囲に断熱材料を含む
断熱手段を設けるとともに、加熱手段に対する加熱電力
の供給を制御する為の温度検知手段を加熱手段からの熱
供給を受ける領域内に配設した射出成形機用ノズルによ
って上記問題点を解決したものである。
【0014】
【作用】本願発明は、ノズル胴体後部については特に積
極的な熱供給を行なわずとも、胴体外側表面からの放熱
を防止するのみで溶融樹脂温度を保ち流動性を確保する
ことが十分可能であるという新たな知見に基づいてなさ
れたものである。図2に示した改良型のノズル構造で
は、図1の旧来型ノズル構造の胴体後部流路内における
過剰高温による樹脂焼けを防止する為に胴体後部専用の
加熱部と温度検知機構を設けるという考え方が採用され
ているが、これは、ノズル内を流れる溶融樹脂の流動性
を確保する為には、樹脂流路全体に亙って無条件に樹脂
加熱が不可欠であるという旧来の発想から脱却し得てい
ないことを物語っている。
【0015】これに対して本願発明は、図2の構造にお
ける後部ヒータ6bの通電時間が極めて短く、積極的な
加熱手段としては機能していないことに着目し、ノズル
胴体後部には加熱手段に代えて保温機能を果たすだけの
断熱手段を採用して構造を簡素化し、コストダウンを図
ることに成功したものである。
【0016】本願発明の構成によれば、溶融樹脂に対す
る積極的な加熱は、専ら胴体前部の周囲に配設された加
熱手段(ノズルヒータあるいはこれに代わる加熱素子を
利用することが出来る。)によって行なわれ、胴体後部
では周囲に断熱材料を含む断熱手段による保温のみが行
なわれる。ノズル基部2側に連通した加熱シリンダ内で
適正温度に加熱溶融された樹脂がスクリュー手段によっ
てノズル内に送り込まれると、先ずノズル胴体後部の流
路部分(図1でAに相当する部分)を通過するが、該部
分ではノズル前部におけるような大きな熱の逸散が無い
上に、周囲を断熱材料で囲まれているので、樹脂温度の
低下をもたらす要因は極めて小さい。そして、胴体前部
の加熱手段からの伝熱効果も樹脂温度の変動を阻止する
方向に寄与すると考えられるから、積極的な加熱を行な
わずとも、熱の需給バランスが大きく崩れることはな
い。
【0017】胴体後部の樹脂流路部分を通過した溶融樹
脂が胴体前部の流路部分に進入するに従い、胴体前部周
囲に設けられた加熱手段の積極的加熱効果が効き始め、
ノズル先端に近づくにつれて大きくなる熱逸散とバラン
スを保ちながら溶融樹脂が胴体前部の樹脂流路部分を通
過することになる。
【0018】結局、本願発明によれば、旧来型ノズル
(図1参照)においてノズル全長に亙って設けられてい
た加熱手段をノズル胴体前部に限定して配設し、胴体後
部には簡単な断熱構造を設けるという簡素な構成で、十
分な溶融樹脂温度維持を果たしつつ、樹脂焼けを回避す
ることが可能となる。溶融樹脂温度を設定温度通りに維
持する為には、従来通り熱電対あるいはこれに代わる温
度検知手段を樹脂流路の適宜位置に臨んで配置すれば良
い。温度検知手段加熱手段と同じく胴体前部に選択され
ることが好ましいが、加熱手段からの熱供給の多寡によ
って温度が変動する領域内であれば、特に制限は無い。
【0019】断熱材料を含む断熱手段は、ノズル胴体後
部の全周に亙って均等に配設されることが好ましいが、
保温作用が実質的に損なわれない範囲であれば配設態様
に自由度をもたせても構わない。同様に、加熱手段(典
型的にはノズルヒータ)についても、ノズル胴体前部の
全周に亙って均等に配設されることが好ましいが、均一
加熱作用が実質的に損なわれない限り、ノズル胴体の周
方向あるいは長さ方向について加熱手段配設密度に差が
あることも許容される。加熱手段と断熱手段の間には多
少の間隔を設けても良い(実施例参照)。
【0020】なお、本願発明におけるノズルの「胴体前
部」あるいは「胴体後部」という語は、ノズル胴体部を
相対的に区分する趣旨で用いられるものであり、必ずし
もノズル胴体部全長を50%づつに分けて前部・後部と
呼称している訳ではない。
【0021】
【実施例】図3は、本願発明の第1の実施例に係る射出
成形機用ノズルの断面構造を表わした図であり、図1あ
るいは図2に示したノズル構造と共通する要素について
は同じ符号が付されている。ノズル1は、基部2から延
びた厚い円筒状の胴体部3によって内部に樹脂流路4を
形成し、その先端には吐出口5が設けられている。胴体
部3の前部周囲にはノズルヒータ6cが配設され、胴体
部3の後部から基部2の周囲には全周に亙って断熱材料
からなる被覆部10cが設けられている。断熱材料は、
溶融樹脂材料の温度に耐えることが出来るものであれ
ば、一般に任意のものを使用することが出来、例えば、
ガラス繊維やアラミド繊維を利用した素材からなる断熱
材料の使用が考えられる。
【0022】7cは被加熱領域の温度を検知する熱電対
であり、8cは熱電対7cの出力信号を取り出す信号線
を含むケーブルである。また9cはノズルヒータ6cに
加熱用の電力を供給するリード線である。ケーブル8c
及びリード線9cは図示しない制御装置に接続され、熱
電対7cの検出出力に基づき、被加熱領域を設定された
温度に保つようにノズルヒータ6cへの供給電力が制御
される。
【0023】一方、ノズル胴体後部及び基部2では、断
熱材料からなる被覆部10cによってノズルの外側表面
からの放熱よる温度低下が防止されている。また、もし
胴体後部と胴体前部に温度差が発生した場合には、これ
を解消すべく高温部から低温部へ向かって熱伝導による
熱流が発生するから、多少の放熱が断熱材料を通してあ
ったとしても、大きな温度低下が起こる恐れはない。
【0024】ノズル基部2側に連通した加熱シリンダ内
で適正温度に加熱溶融された樹脂がスクリュー手段によ
ってノズル内に送り込まれると、先ずノズル胴体後部の
流路部分(Aに相当する部分)を通過するが、上記した
断熱材料からなる被覆部10の断熱保温効果と胴体前部
の加熱手段からの伝熱効果によって、溶融樹脂温度が適
正な温度を保ったままノズル胴体部3の前部の流路部分
に向かうことになる。
【0025】溶融樹脂が胴体前部の流路部分に進入する
に従い、胴体前部周囲に設けられたノズルヒータ6cの
積極的加熱効果が効き始め、ノズル先端に近づくにつれ
て大きくなる熱逸散とバランスを保って加熱制御部で設
定された温度を維持しながら胴体前部の樹脂流路部分を
通過して吐出口5に至る。
【0026】このようにして、ノズル全長に亙って溶融
樹脂温度が適正な温度に保たれるから、旧来型(図1参
照)のノズルのように胴体後部の流路部分(領域A)で
樹脂焼けを引き起こすことがない。また、改良型のもの
(図2)に比しても、加熱手段、加熱電力供給用リード
線、温度検知手段(熱電対)、温度検知信号を取り出す
為の信号線(ケーブル)等を2個づつ使用する必要がな
く、2個の加熱手段の電力供給を適正に行なう為の制御
系統も1個で済むから、構成全体が簡素化され、製造コ
ストの低下に寄与すると共に温度制御部の調整も容易に
なる。
【0027】図4は、本願発明の第2の実施例に係る射
出成形機用ノズルの断面構造を表わした図であり、図1
乃至図3に示したノズル構造と共通する要素については
同じ符号が付されている。この第2の実施例のノズル
は、上記説明した第1の実施例のノズルと類似した構造
を有している。これを簡単に述べると、ノズル1の基部
2からは厚い円筒状の胴体部3が延び、内部には吐出口
5に至る樹脂流路4が形成されると共に胴体部3の前部
周囲にはノズルヒータ6dが配設されている。また、胴
体部3の後部の周囲には全周に亙ってガラス繊維やアラ
ミド繊維等の断熱材料からなる被覆部10dが設けられ
ていると共に、被加熱領域の温度を検知する熱電対7
d、ケーブル8d、リード線9dが図示した一に配設さ
れている。
【0028】ケーブル8d及びリード線9dが図示しな
い制御装置に接続され、熱電対7dの検出出力に基づ
き、被加熱領域を設定された温度に保つようにノズルヒ
ータ6dへの供給電力が制御されることは第1実施例の
場合と全く同様である。
【0029】第2実施例のノズルが第1実施例のものと
異なるのは、後者ではノズルヒータ6cが被覆部10c
が別体に構成されると共に被覆部10が基部2の一部に
及んでおり、胴体部3の中央付近からリード線9cが引
き出されているのに対して、前者ではノズルヒータ6d
と被覆部10dとを一体化する部材11が設けられ、胴
体部3の中央付胴体部3の基部側からリード線9dが引
き出されているという点である。また、第2実施例で
は、被覆部10dは胴体後部のみを覆う構造となってい
る(保温効果をより向上させる為に基部2にも、別途断
熱材被覆を施すことも考えられる。)。
【0030】第2実施例の1つの利点は、リード線9d
がノズル先端部から離れた位置から引き出されているの
で、金型あるいは固定プラテンとリード線が接触・干渉
する可能性を減ずることが出来るという点である。な
お、一体化用の部材11には、金属製のものを使用して
も構わないが、断熱性のある耐熱材料からなる管状部材
とすれば保温効果を更に向上させることが出来る。ま
た、一体化用の部材11の形状については、管状にこだ
わるものではないので、ノズルヒータ6dと被覆部10
dをくるむ形状でも良い。
【0031】
【発明の効果】本願発明によれば、旧来型ノズルにおい
てノズル全長に亙って設けられていた加熱手段をノズル
胴体前部に限定して配設し、胴体後部には簡単な断熱構
造を設けるという簡素な構成で、十分な溶融樹脂温度維
持を果たしつつ、樹脂焼けを回避することが可能とな
る。
【0032】加熱手段、加熱電力供給用リード線、温度
検知手段(熱電対)、温度検知信号を取り出す為の信号
線(ケーブル)等を2個づつ使用し、2個の加熱手段の
電力供給を個別に行なう2系統の制御系統を設けた改良
型のものと比べて構成が簡素なので、製造コストを低下
させることが出来、温度制御部の調整等の取扱も容易に
なるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】旧来型の加熱・保温機構を有するノズルの断面
構造を表わした図である。
【図2】図1に示した旧来型のノズルに改良を加えた公
知のノズルの断面構造を表わした図である。
【図3】本願発明の第1の実施例に係る射出成形機用ノ
ズルの断面構造を表わした図である。
【図4】本願発明の第2の実施例に係る射出成形機用ノ
ズルの断面構造を表わした図である。
【符号の説明】
1 ノズル 2 基部 3 胴体部 4 樹脂流路 5 吐出口 6、6a〜6d ノズルヒータ(加熱手段) 7、7a〜7d 熱電対(温度検知手段) 8、8a〜8d ケーブル 9、9a〜9d リード線 10c、10d 被覆部 11 一体化部材 A ノズル胴体後部の流路領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴体前部の周囲に加熱手段を設け、胴体
    後部周囲に断熱材料を含む断熱手段を設けるとともに、
    前記加熱手段に対する加熱電力の供給を制御する為の温
    度検知手段を前記加熱手段からの熱供給を受ける領域内
    に配設したことを特徴とする射出成形機用ノズル。
JP20017793A 1993-07-21 1993-07-21 射出成形機用ノズル Expired - Fee Related JP3288147B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0740121U (ja) * 1993-12-28 1995-07-18 住友重機械プラスチックマシナリー株式会社 射出装置
KR20220122229A (ko) * 2021-02-26 2022-09-02 한국과학기술원 가열식 캔틸레버 구조 유동 채널을 갖는 인쇄용 잉크 디스펜싱 장치 및 이의 제조 방법

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JPH0740121U (ja) * 1993-12-28 1995-07-18 住友重機械プラスチックマシナリー株式会社 射出装置
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