JPH07323619A - プリントオーバーラン防止方法および装置 - Google Patents

プリントオーバーラン防止方法および装置

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JPH07323619A
JPH07323619A JP7157076A JP15707695A JPH07323619A JP H07323619 A JPH07323619 A JP H07323619A JP 7157076 A JP7157076 A JP 7157076A JP 15707695 A JP15707695 A JP 15707695A JP H07323619 A JPH07323619 A JP H07323619A
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    • G06K2215/0062Handling the output data combining generic and host data, e.g. filling a raster
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Abstract

(57)【要約】 【目的】定速プリント機構におけるプリントオーバーラ
ンの可能性を低減する方法および装置を提供すること。 【構成】プリンタは、受け取ったプリントコマンドをプ
リントするべきページ・ストリップにページ中間言語の
形式で割り当てる手続きを備え、続いてページ・ストリ
ップはラスタ化される。また、プリンタは、受け取った
プリントコマンドが、適応するように決定した複雑さし
きい値を超えるかどうかをあらかじめ判断する方法を実
施し、超えると判断した場合には、受け取ったプリント
コマンドは直接ラスタ化され、補助メモリに記憶され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタに関し、より
詳細には、定速プリント機構がプリント待ちのデータを
確実にラスタ化する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術のページプリンタには、イメー
ジを紙上に写す前に、ページ全体のイメージを捕捉する
ものが多い。「プリント機構」としてレーザ・エンジン
を用いたプリンタにおいては、データを供給する速度は
プリント動作に遅れずについていくのに十分速くなけれ
ばならない。このようなプリンタにおいては、ホスト・
コンピュータがページのフォーマットを行って大量のラ
スタ化したイメージのデータをプリンタに高速で転送す
るか、プリンタ自体の中にあるフォーマッタがページの
フォーマットを行うかのいずれかである。レーザプリン
トエンジンは定速で動作するので、あるイメージ・デー
タのある区画のプリントが完了したときに、ラスタ化し
た次のイメージ・データが使用可能でない場合には、
「プリントオーバーラン」が起こり、そのページをプリ
ントすることができなくなる。
【0003】プリントオーバーランを避けるために多く
の方法が用いられてきた。第1に、プリンタ内にページ
全体のフルのラスタ・ビット・マップを記憶して、プリ
ント機構が常にプリント待ちのラスタ化されたデータを
有しているようにする。この方法では、それぞれのペー
ジについて大量のランダム・アクセス・メモリが必要で
ある。第2の方法では、表示リストを構成して、ページ
のイメージを2ステップで作り上げる。フォーマットを
行う間、ホストから受け取ったページ記述が、プリント
しなければならないものを記述する表示コマンドと呼ば
れる一連の簡単なコマンドに変換される。表示コマンド
は分解され、次に、表示されるべきオブジェクトがイメ
ージのラスタ・ビット・マップにされる。この手続きに
より、プリントイメージに用いるランダム・アクセス・
メモリの量を減らすことができる。
【0004】従来技術においては、さらに第2の方法を
改良し、ページ上における表示コマンドを上から順に分
類して、次にページをページ・ストリップと呼ばれる断
片に分割し、ページ・ストリップを個別にラスタ化して
プリントエンジンに送ってプリントする、というものが
ある。このようなプリンタがイメージコマンドを受け取
ると、コマンドは処理されてラスタ・グラフィックス・
データが取り出される。このとき、サブイメージが作り
出される。次に、サブイメージが連結されてページを表
示するための中間言語(ページ中間言語)となる。ペー
ジ中間言語というのは、ページ全体の情報をビデオに容
易に変換できる形式で表示しながら、できるだけメモリ
の消費を少なくするする方法である。ページ中間言語処
理は基本的に、それぞれのページ・ストリップに、規定
した数の「インストラクションバケット」を割り当て
る。それぞれのストリップには、高さ(たとえば128
ドット)が割り当てられ、所定の大きさの一連のバケッ
トへのポインタが含まれる。それぞれの「バケット」に
は、そのストリップについてどのようにラスタ・ビデオ
を作り出すべきかを規定するインストラクションが含ま
れる。複数のストリップに及ぶサブイメージ(および他
の中間オブジェクト)は、それらが入っているページ・
ストリップごとにインストラクションを有する。
【0005】ページ中間言語データがそれぞれのページ
・ストリップに割り当てられると、ページ・ストリップ
は個別にラスタ化され、プリントエンジンに送られプリ
ントされる。ページ中間言語データが十分速い速度でラ
スタ化されるときには、第1のページ・ストリップを記
憶するのに用いた同じメモリをそのページ内のその先の
ページ・ストリップに再使用することができる。しか
し、ある状況の下では、複雑なページ・ストリップの中
には大量のページ中間言語データを含み、ラスタ化に通
常よりも長い時間を必要とするものがある。このラスタ
化時間が長すぎる場合には、継続するストリップが時間
どおりに供給されず、プリントオーバーランが起こる可
能性がある。
【0006】Cuzzo他の米国特許番号第5,129,049号にお
いては、複雑なページ・ストリップが作り出す問題を扱
うページプリンタが説明されている。Cuzzo他は、プリ
ンタのページプリント時間をページ・ストリップの数で
割って計算したページ・ストリップラスタ化時間を、そ
れぞれのページ・ストリップに割り当てている。次に、
ページ・ストリップに割り当てられたページ中間言語デ
ータの複雑さに基づいて、ページ・ストリップに割り当
てられたページ中間言語データのラスタ化時間(RE
T)が計算される。ページ・ストリップに割り当てられ
たページ中間言語データのRETが、割り当てられたペ
ージ・ストリップラスタ化時間を超える複雑なページ・
ストリップであることを示す場合には、複雑なページ・
ストリップのページ中間言語データが直接ラスタ化され
る。そうでない場合には、ページ・ストリップのページ
中間言語データは待ち行列に挿入され、そのページ・ス
トリップの番になったときにラスタ化される。複雑なペ
ージ・ストリップの処理およびプリントが行われる番に
なると、そのストリップを前以ってラスタ化しておいた
ものが直ちにアクセスされてプリント機構に送られ、そ
れによってプリントオーバーランが防がれる。
【0007】本発明と同時係属中の、Campbell他の米国
特許出願番号第07/940,111号(譲受人が本願と同じ)に
おいて、ページ中間言語表示を用いたさらなる手続きが
説明されている。ここでは、「メモリ不足」または「メ
モリ切れ」の状態を避けるための手続が用いられてい
る。これらの手続きの中には、割り当てられたページ中
間言語データが固定のしきい値を超えるようなページ・
ストリップの事前ラスタ化を行うものがある。このよう
なページ・ストリップのページ中間言語データはビデオ
・ラスタに即時に変換され、次に情報ロスのない圧縮技
術を用いて圧縮される。次に、圧縮されたデータは、後
でページ・ストリップがプリントエンジンに送られると
きに用いるために記憶される。しかし、転送の前に、圧
縮したラスタ・データの圧縮を伸張しなければならな
い。この圧縮および圧縮の伸張の動作には時間がかか
り、プリントの高速化を達成するにあたって障害とな
る。
【0008】Campbell他の手続きの実施において、「ス
ラッシング」状態が起こる可能性がある。スラッシング
は、ラスタ化されたストリップのイメージ・データ用に
使用可能なランダム・アクセス・メモリが「不足」であ
ると示されているときに起こる。このとき、ページ・ス
トリップのページ中間言語コマンドがラスタ化され、ラ
スタ化されたデータが圧縮される。ラスタ化したページ
・ストリップのページ中間言語データによって占有され
ていたメモリは割り当てを解除され、圧縮されたラスタ
・ストリップ・データはばらばらに分割され、ページ中
間言語コマンドの除去によって解放された使用可能なメ
モリであればどのメモリの中にでも入れられる。同時
に、プリンタは他のラスタ・ストリップ・バッファから
ラスタ・データを読み出す。このすべてが達成された後
であっても、メモリ不足状態は依然として起こって、切
り分けたページ・ストリップの圧縮を解除して他の圧縮
手続きを用いてこの過程を繰り返すことが必要となる可
能性がある。これらすべての動作を行うのは時間がかか
り、プリンタの動作速度を非常に遅くする可能性があ
る。バッファ・メモリをさらにつけ加えることで問題は
軽減するが、このバッファ・メモリは巧妙に用いなけれ
ばならない。さもなければ、プリンタの性能およびコス
トに悪影響を及ぼす可能性がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、定速プリント機構におけるプリントオーバーランの
可能性を低減する改良した方法および装置を提供するこ
とである。
【0010】本発明のもう一つの目的は、データの圧縮
および圧縮の伸張の必要のないプリントデータを取り扱
う、改良した方法および装置を提供することである。
【0011】本発明のもう一つの目的は、ラスタ化した
プリントデータにとって使用可能なランダム・アクセス
・メモリの量に適応するようにページ中間言語処理の使
用を調整する、改良した定速プリンタを提供することで
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】プリンタは、受け取った
プリントコマンドをプリントするべきページ・ストリッ
プにページ中間言語の形式で割り当てる手続きを備え
る。続いて、ページ・ストリップはラスタ化される。プ
リンタは、受け取ったプリントコマンドが、適応するよ
うに決定した複雑さしきい値を超えるかどうかをあらか
じめ判断する方法を実施し、超えると判断した場合に
は、受け取ったプリントコマンドは直接ラスタ化され、
補助メモリに記憶される。その方法は、次のステップを
含む:ページ上にプリントするべきそれぞれのオブジェ
クトについて、どのページ・ストリップにオブジェクト
が存在しているかを決定する;オブジェクトのうちの第
1のページ・ストリップ内に存在するオブジェクトの部
分について、オブジェクトのその部分のプリント複雑さ
係数を求める;求めたプリント複雑さ係数をその前に求
めたプリント複雑さ係数と合計して、ページ・ストリッ
プの中間ストリップ複雑さ係数を決定する;使用可能な
補助メモリの量に応じて変化する直接ラスタ化しきい値
を定める;中間ストリップ複雑さ係数を直接ラスタ化し
きい値と比較し、中間ストリップ複雑さ係数がしきい値
を超える場合には、第1のストリップ内のすべてのオブ
ジェクトをラスタ化し、ラスタ化したデータを補助メモ
リに記憶する。
【0013】
【発明の実施例】図1を参照して、本発明を組み込んだ
ページプリンタはページ20を一連のストリップとして
取り扱う。例として、それぞれページ20の水平方向を
カバーする10個のストリップが示されている。どの1
個のページ・ストリップに現れるテキスト、グラフィッ
クス、等も、ページの処理の際には別個に取り扱われ
る。ページプリンタに1分あたり8ページをプリントす
る能力があると仮定すると、それぞれのページは7.5
秒で作成されることになる。10個のストリップがある
ので、それぞれのストリップには0.75秒のページ・
ストリップ・ラスタ化時間(PSRT)が任意に割り当
てられることになる。概略の話をすれば、PSRTはペ
ージ・ストリップに割り当てられた一連のページ中間言
語ディスプレイコマンドの処理(すなわちラスタ化)に
使用可能な時間を示す。ラスタ化がPSRT内で行われ
る場合には、ページプリンタはその仕様のページプリン
ト速度を維持することができ、プリントオーバーランは
起こらない。10個のストリップを選択したのは単に例
示しただけであり、ページ・ストリップの他の割り当て
方も意図されている。
【0014】図2において、高水準ブロック図は本発明
を組み込んだページプリンタを示す。ページプリンタは
マイクロプロセッサ30が制御している。マイクロプロ
セッサ30はプリンタの他の構成要素とバス32を通し
て情報のやりとりをしている。プリントエンジン制御装
置34と、関連するプリントエンジン36がバス32に
接続され、プリンタにプリント出力能力を与えている。
プリントエンジン36は、当業者に公知の電子写真式イ
メージングシステムを用いたレーザ・プリンタであるこ
とが好ましい。
【0015】I/Oポート38によって、ページプリン
タとホスト・コンピュータの間で情報のやりとりがさ
れ、I/Oポート38はホスト・コンピュータからペー
ジ記述を受け取り、ページプリンタ内で処理する。ダイ
ナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)4
0は、ページプリンタのランダム・アクセス・メモリと
なっている。DRAM40の一部には、ページ・ストリ
ップ処理の間に用いられる、あらかじめ割り当てられた
3個のラスタ・バッファが含まれている。補助ランダム
・アクセス・メモリ(RAM)42は、バス32に接続
され、ストリップ複雑さ係数を超える、ラスタ化された
ページ・ストリップ・データを記憶するように割り当て
ることのできる、付加的なRAMである。補助メモリ4
2は、DRAM40とは別個であっても、その一部であ
ってもよい。この説明においては、別個のメモリモジュ
ールとして考える。
【0016】読み出し専用メモリ(ROM)44は、ペ
ージプリンタの動作を制御するファームウェアを保持す
る。ROM44中に記憶されているコード手続きには、
次のようなものがある:ページ・コンバータ;ラスタラ
イザ;直接モード手続き;プリントエンジン・マネジャ
ー。ページ・コンバータのファームウェアは、ホスト・
プロセッサから受け取ったページ記述をそれぞれのペー
ジ・ストリップの表示コマンドリスト(すなわち、ペー
ジ中間言語)に変換する。それぞれの表示コマンドは、
そのページ・ストリップにおいてプリントされるべきオ
ブジェクトを規定する。ラスタライザのファームウェア
は、それぞれの表示コマンドを適切なビット・マップに
変換し、それはページ・ストリップ・バッファにおいて
記憶される。ページプリントスケジューラ(図示せず)
は、ストリップ・バッファの順序づけおよびDRAM4
0からプリントエンジン制御装置34への転送を制御す
る。プリントエンジン・マネジャーは、プリントエンジ
ン制御装置34の動作を制御し、結局はプリントエンジ
ン36の動作を制御する。
【0017】直接モード手続き46により、ページ・ス
トリップに割り当てられている表示コマンドがストリッ
プ複雑さ係数を超えているかどうかを決定することがで
きる。超えていると決定した場合、直接モード手続き4
6は、そのページ・ストリップについてさらにページ中
間言語の処理を行うことを阻止し、そのページ・ストリ
ップを直接ラスタ化できるようにする。直接モード手続
きは、直接モードでラスタ化されるページ・ストリップ
に対して割り当て可能な補助メモリ42の量に適応する
ように、ストリップ複雑さ係数を調整する。直接モード
手続きについては、以下に詳細に説明する。
【0018】図2のページプリンタの動作は、ホスト・
コンピュータからI/Oポート38を通してページ記述
を受け取ったときに開始する。ページ記述はDRAM4
0内に置かれ、次にマイクロプロセッサ30がページ記
述コマンドにアクセスして、ROM44内のページ・コ
ンバータのファームウェアを用いて表示コマンドリスト
を作り上げる。表示コマンドリストは、プリントしなけ
ればならないものを記述する1組のコマンドであり、上
述のページ中間言語フォーマットを含む。表示コマンド
リストが作成されるとき、それぞれの表示コマンドはそ
のページ上の位置によって並べ替えられ、1つまたは複
数のページ・ストリップに割り当てられる。次に、それ
ぞれのページ・ストリップのページ中間言語コマンド
(すなわち、表示リスト)がラスタ化したビット・マッ
プに変換され、プリントエンジン36に利用される。
【0019】ページ記述が表示コマンドに変換されてい
るとき、それぞれの表示コマンドを調べ、そのラスタ化
実行時間(RET)を求める。次に、表示コマンドがそ
の位置によって並べ替えられ、ページ・ストリップに割
り当てられるとき、ストリップに付け加えられた新しい
表示コマンドのRETが、前にそのストリップに割り当
てられた表示コマンドのRETに加算される。
【0020】RETというのは、オブジェクトをその表
示コマンドの形式からラスタ化した形式にするのに必要
な時間である。ラスタ化時間は、3個の別個の係数を合
計することで求められることがわかっている。第1の係
数は「オーバーヘッド(overhead)」と呼ばれ、オブジェ
クトの大きさに関係なくオブジェクトに対してマイクロ
プロセッサ30が費やす一定量の時間である。第2の係
数は「高さコスト」であり、オブジェクトの高さに比例
するもので、オブジェクトの幅には関係ない。第3の係
数は「語コスト」と呼ばれ、宛先のビット・マップ・ス
トリップに書き込まれる語の数に比例するもので、オブ
ジェクトの高さには関係ない。オブジェクトの実際のR
ETとRETの予測方法の関係は、使用するラスタ化ア
ルゴリズムとマイクロプロセッサの実行速度によって決
まるものである。従って、特別に用いたラスタ化アルゴ
リズムやオブジェクト・モデルによっては、係数や記述
的パラメータをさらに用いることが有用であると考えら
れるかもしれない。
【0021】すべてのオブジェクト(たとえば、ベクト
ル、台形、ビット・マップ)について、それぞれ異なる
1組の係数を有するRETをあらかじめ決定することが
できる。様々な予測されるオブジェクトからいったん係
数を決定すると、それらの係数はテーブル内に記憶さ
れ、プリントするべきオブジェクトのタイプや寸法がわ
かったときに続いてアクセスされる。従って、いかなる
表示コマンドのRETも、あらかじめ計算した係数のテ
ーブル索引を用いて、係数を合計したりオブジェクトの
大きさにより修正したりして、容易に決定することがで
きる。
【0022】オブジェクトの「大きさ」は、そのオブジ
ェクトを記述するのに必要な表示リストにおけるバイト
数によって決定されるものであり、本発明の直接モード
ラスタ化手続きを実施するかどうかを決定するときに以
下で用いられるような、さらに別の独立な基準である。
【0023】ここまででわかるように、ページ構成の
際、ページプリンタは、オブジェクトをラスタ化した形
式にするのに必要な総時間(RET)およびオブジェク
トの表示リストにおけるバイト数によって明白になるオ
ブジェクトの大きさを計算する。大きさとRETのどち
らも、直接モード手続きを実施するべきかどうかを決定
するのに利用されるページ・ストリッププリント複雑さ
係数である。
【0024】次に図3および図4において、図示のフロ
ー図に関して直接モード手続きを説明する。なお、図
3、図4における各ボックスの内容は以下の通りであ
る。 50:I/Oストリームからの次のコマンドを得る。 52:オブジェクト出力コマンドを受け取ったか。 54:オブジェクト出力コマンドでないものを実行す
る。 56:コマンドによって記述されるオブジェクトを隣接
する構成要素の単純な部分に分解し、その単純な部分と
交差する最上のストリップを決定する。 58:現在処理されているページ・ストリップと交差す
る単純なオブジェクトの部分を、そのページ・ストリッ
プの境界との交点によって論理的に識別する。 60:サブオブジェクト処理レベルに必要な入力データ
(現在のページ・ストリップの座標、現在のページ・ス
トリップ内のサブオブジェクトの寸法、そのストリップ
内のサブオブジェクトとサブオブジェクトの座標、そし
てサブオブジェクトのタイプ)を集め、計算する。 62:使用可能な直接モードのページ・ストリップの数
を用いて、時間しきい値および大きさしきい値を計算す
る。 64:サブオブジェクト処理レベル(図4中のボックス
66)の呼び出しを行う。 66:サブオブジェクト処理レベル。(図3中のボック
ス64から呼び出される。)サブオブジェクトの全ての
パラメータがこのレベルに入力される。 68:直接モードのページ・ストリップか。 70:直接ラスタ化する。 72:ページ・ストリップに存在するオブジェクトの部
分のプリント複雑さ係数を求める。 74:直接モードが操作可能として構成されているか。 76:処理中のストリップの累算したRET時間が時間
しきい値を超えるか。 78:補助メモリ42における直接モードに有効なメモ
リのプールからラスタ・バッファ・メモリのストリップ
がアクセスされる。ラスタ・バッファ・メモリのストリ
ップが即時に使用可能でない場合には、手続きは処理中
のページがプリントされて直接モードのストリップが解
放されるまで待機する。 80:累算した表示リストの大きさが大きさしきい値よ
り大きいか。 82:処理中のページ・ストリップの表示リストをラス
タ化し、使用可能なラスタ・バッファ・メモリのストリ
ップに記憶する。 84:ページ・ストリップを直接モードのストリップと
して指定する。 86:処理中のストリップの表示リストに用いたすべて
のメモリの割り当てを解除する。 90:次のストリップへ進む。 92:現在最新のストリップがまだ前に処理したサブオ
ブジェクトと交差していないか。 94:オブジェクトをサブオブジェクトに分解してい
て、より単純なオブジェクトが残っていないか。 要するに、直接モード手続きによって、選択したページ
・ストリップを直接ラスタ化し、他のストリップについ
てはページ中間言語手続きを用いる、ということが可能
になる。この手続きのために、補助メモリ42はラスタ
・ストリップ・バッファに分割され、これらのバッファ
は順番に直接モード手続きに割り当てられる。ラスタ化
されたイメージがプリントエンジン36によってプリン
トされたとき、プリントされるイメージが占有していた
RAMは解放されて補助メモリ42に戻る。
【0025】50に示すように、手続きの第1ステップ
は、ホスト・コンピュータから受け取るI/Oストリー
ムからの次のコマンドにアクセスすることである。次
に、コマンドを調べ、「オブジェクト出力」であるかど
うかを判定する。オブジェクト出力コマンドであれば、
プリントエンジン36によってプリントページ上にプリ
ント出力を与えることが必要である。オブジェクト出力
コマンドではない他のコマンドをプリンタが受け取って
いれば、それらは標準の方法で54に示すように実行さ
れる。オブジェクト出力コマンドを受け取っていれば
(判断ボックス52)、56に送って、そこでページ中
間言語の形式に変換する。コマンドによって記述される
オブジェクトは「隣接する構成要素の単純な部分」に分
解され、その単純な部分と交差する最上のストリップが
決定される。
【0026】より詳細には、オブジェクトはいくつかの
構成要素部分に切り分けられ、それぞれの部分につい
て、交差するページ・ストリップに関する位置が求めら
れる。より単純なオブジェクトに分割する必要のあるオ
ブジェクトの一例が多角形である。多角形はラスタ化機
能によって取り扱うことができる一連の台形に分解する
ことができる。このタイプの分解は当業者には公知のも
のであり、さらなる説明は不要である。
【0027】次に、58に示すように、現在処理されて
いるページ・ストリップと交差する単純なオブジェクト
の部分が、そのページ・ストリップの境界との交点によ
って論理的に識別される。ストリップ内に存在する単純
なオブジェクトの部分は、「サブオブジェクト」と呼ば
れる。たとえば、文字Aのてっぺんの三角形の部分が現
在のページ・ストリップ内に位置する唯一の部分である
場合には、その三角形が最上のサブオブジェクトとな
る。
【0028】次に、図4に示すサブオブジェクト処理レ
ベルに必要な入力が決定される。これらの入力とは、現
在のページ・ストリップの座標、現在のページ・ストリ
ップ内のサブオブジェクトの寸法、そのストリップ内の
サブオブジェクトとサブオブジェクトの座標、そしてサ
ブオブジェクトのタイプである。サブオブジェクトのタ
イプは、オブジェクトをラスタ化する時間に影響を及ぼ
す。例えば、オブジェクトが背景のパターニングを含ん
でいたり、ラスタ化の方向と鋭角をなす様々な傾斜した
縁を含んでいたりする場合には、そのオブジェクトのラ
スタ化時間は非常に長くなるかもしれない。
【0029】マイクロプロセッサ30(図2)は、ラス
タ化したページ・ストリップを保持するのに使用可能な
補助メモリ42内に、使用可能な直接モードのストリッ
プの数だけのトラックを維持する。図3の手続きは、そ
の使用可能な直接モードのページ・ストリップの数を用
いて、ページ・ストリップの直接モードのラスタ化を実
施するべきかどうかを決定するのに用いる2個のしきい
値を計算する。この点について、しきい値調整テーブル
がアクセスされ、補助メモリ42からの使用可能な直接
モードのページ・ストリップの数により、しきい値調整
係数がアクセスされて、しきい値の計算に用いられる。
下記の表1は、ROM44において記憶されている、し
きい値調整テーブルの一例を示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1の左端の列は、ラスタ化したページ・
ストリップのデータを記憶するのに使用可能な補助メモ
リ42において、残っているメモリのメガバイト数を示
す。中央の列は、使用可能な補助メモリのメガバイト数
によってテーブルが出力する、しきい値調整係数を示
す。補助メモリ42内の使用可能なメモリが多いほど、
しきい値調整係数の値は低くなる。結果として得られる
決定しきい値が低いほど、直接モードのラスタ化を受け
るページ・ストリップは多くなり、それに付随して処理
速度が速くなりプリント時間が短くなる。しかし、使用
可能な直接モードのストリップのメモリが不十分なとき
には、しきい値調整係数が大きくなることで、残ってい
る直接モードのストリップをそれらが本当に必要となる
まで保存する助けとなる。しきい値調整係数は、このよ
うに、補助メモリ42からのストリップの使用を「絞
る」が、これにより可能なときにプリント速度を改善す
ることができ、従って不必要なメモリアウトを避けるこ
とができる。
【0032】時間しきい値および大きさしきい値(あら
かじめ記憶されている)が次にアクセスされ、表1に示
すしきい値調整係数にしたがい修正される。時間しきい
値は、これを超えると、ある特定のページ・ストリップ
に現在割り当てられているサブオブジェクトの累計のR
ETがページ全体をラスタ化するのに必要な時間に関し
て過度である(たとえば、PSRTの60%を超える)
ということを示す値である。このような場合、ページ中
間言語変換を行った後にページ・ストリップのラスタ化
を行うということを避けて、直接ラスタ化を用いねばな
らない、ということが知られている。
【0033】大きさしきい値は、処理中のページ・スト
リップに対応して既に構成してあるページ中間言語表示
リストにおけるバイト数と直接関係する。バイト数が大
きさしきい値(たとえば、ページ・ストリップの大きさ
の約半分−または他のユーザが設定することのできる
値)を超える場合には、処理中のページ・ストリップの
残りをページ中間言語の形式にし、次にイメージをラス
タ化するのに必要な処理時間が長すぎることになる、と
いうことが知られている。このような場合には、手続き
は直接モードのラスタ化に移る。
【0034】時間しきい値は主要なしきい値であり、大
きさしきい値はそれに従属するものであるが、たとえ、
時間しきい値を超えていない場合であっても、ページ・
ストリップの残りの直接ラスタ化に進む必要を示すかも
しれない。
【0035】この段階で、サブオブジェクトの処理に必
要なすべての入力が使用可能であり、処理はサブオブジ
ェクト処理レベルの呼び出しを行い(64)、求めたし
きい値、ストリップの座標、サブオブジェクトのタイ
プ、等の全てを66に転送する(図4)。処理中の動作
は1個のサブオブジェクトについてのものであるが、前
のサブオブジェクトがそのページ・ストリップに対応し
て既に処理されているかもしれない、ということを思い
出してほしい。従って、手続きは判断記号68に移り、
前のサブオブジェクトの処理によってそのページ・スト
リップが既に直接モードのストリップとして分類されて
いるかどうかを判断する。そうである場合には、手続き
はサブオブジェクトを直接ラスタ化し(70)、図3に
戻って次のコマンドをI/Oストリームから得る(5
0)。
【0036】処理中のストリップがまだ直接モードのス
トリップとして分類されていないと判断した場合には
(判断記号68)、手続きはストリップの表示リスト
に、そのサブオブジェクトに対応するページ中間言語コ
マンドを付け加える。同時に、処理中のストリップの大
きさの値が、付け加えられたページ中間言語のバイト数
にしたがって増加する。処理中のストリップのための累
計のラスタ化時間もまた、そのサブオブジェクトのRE
T係数を参照して決定したRETを加えることによって
増加する(72)。これらの動作はともに、そのページ
・ストリップについて既に受け取られたコマンドのラス
タ化時間の尺度である中間ストリップ複雑さ係数を作り
出す。
【0037】直接モードが操作可能として構成されてい
ると仮定して(判断記号74)、処理中のストリップの
累算した大きさの値およびその累計のラスタ化時間(R
ET)が、次にあらかじめ計算した時間および大きさし
きい値と比較される。判断記号76において、処理中の
ストリップの累算したRET時間が時間しきい値と比較
され、時間しきい値を超える場合には、処理中のストリ
ップは78、82、86を含む直接モードラスタ化経路
へと進む。処理中のストリップの累算したRET時間が
時間しきい値を超えない場合には、累算した表示リスト
の大きさが大きさしきい値と比較される(判断記号8
0)。表示リストの大きさが大きさしきい値を超える場
合には、処理中のストリップは78、82、86で示す
直接モード処理ステップに沿うよう方向づけられる。そ
うでない場合には、処理中のストリップの処理は図3に
戻り、次のコマンドがI/Oストリームからアクセスさ
れる(50)。
【0038】処理中のページ・ストリップが直接モード
の経路に沿って方向づけられている場合には、補助メモ
リ42における直接モードに有効なメモリのプールから
ラスタ・バッファ・メモリのストリップがアクセスされ
る。ラスタ・バッファ・メモリのストリップが即時に使
用可能でない場合には、手続きは処理中のページがプリ
ントされて直接モードのストリップが解放されるまで待
機する(78)。このようなストリップが使用可能なと
き、処理中のページ・ストリップの表示リストはラスタ
化され、使用可能なラスタ・バッファ・メモリのストリ
ップに記憶される(82)。ページ・ストリップは、次
に直接モードのストリップとして指定され(84)、同
様の直接モードのストリップの待ち行列内に置かれる。
最後に、処理中のストリップの表示リストに用いられた
すべてのメモリが、不要になったため割り当てを解除さ
れる。このステップにおいて、サブオブジェクト処理手
続きは完了し、50へと戻る。
【0039】ストリップのすべてのサブオブジェクトが
(図4に示す手続きにしたがって)処理されると、手続
きは次のストリップへと進み(90)、元の状態に戻っ
て次のコマンドを得るというステップに進む前に、現在
最新のストリップがまだ前に処理したサブオブジェクト
と交差しているかどうかについて判断がなされる。そう
である場合には、手続きはループの58に戻って現在最
新のストリップ内のサブオブジェクトの部分を考察す
る。最後に、オブジェクトをサブオブジェクトに分解し
ていて、より単純なオブジェクトが残っている場合に
は、手続きはループの56に戻って継続する。
【0040】今まで、補助メモリ42が、そこからラス
タ・ストリップ・バッファが割り当てられるような、比
較的一定の大きさのメモリのプールを含んでいると仮定
してきた。直接モード手続き46はさらに、プリンタ内
のRAMを補助メモリ42として適応した割り当てにな
るように調整する能力を有する。たとえば、使用可能な
RAMが過剰であって、他に必要ではない、とマイクロ
プロセッサ30が動的に決定する場合には、この過剰な
RAMは補助メモリ42に割り当てられたRAMのプー
ルに付け加えることができる。このような動作によっ
て、しきい値調整係数(表1)の増加が遅れ、より多く
のページストリップが直接モードを扱うようになり、そ
れによって、確実にプリンタの動作がより能率的にな
る。さらに、補助メモリ42に割り当てられたRAMの
量もまた、初めのプリンタ構成作業を通してユーザが調
整することができる。
【0041】上述の説明は本発明を単に例示したもので
ある、ということが理解されるべきである。当業者であ
れば、本発明から逸脱することなく様々な代替や変更を
考案することができる。従って、本発明は添付の特許請
求の範囲内にある全てのこのような代替、変更、変化を
包含するよう意図されている。
【0042】
【実施態様】なお、本発明の実施態様の例を以下に示
す。
【0043】〔実施態様1〕使用可能な補助メモリ(4
2)のプールを有するプリンタのプレラスタ化の方法で
あって、前記プリンタは、受け取ったプリントコマンド
をページストリップに割り当てる手段(30、44)を
含んでおり、それぞれのページストリップは受け取った
プリントコマンドに対応するページ中間言語形式コード
の表示リストを有しており、前記方法は、前記受け取っ
たプリントコマンドが直接ラスタ化しきい値を超えるか
どうかを適応するように決定し、超えると決定した場合
には、前記受け取ったプリントコマンドをプレラスタ化
する方法であって、以下の(a)〜(g)のステップを
含むことを特徴とする方法: (a)ページ上にプリントするべきそれぞれのオブジェ
クトについて、どのページ・ストリップに前記オブジェ
クトが存在するかを決定する(56、58); (b)第1のページ・ストリップに存在する前記オブジ
ェクトの部分について、前記オブジェクトの前記部分の
プリント複雑さ係数を求める(72); (c)前記プリント複雑さ係数を、前記第1のページ・
ストリップに存在するオブジェクトについて前に求めた
プリント複雑さ係数に加えて(72)、前記第1のペー
ジ・ストリップの中間言語ストリップ複雑さ係数を決定
する; (d)前記プリンタにおいて使用可能な補助メモリに適
応するように関連づけられた直接ラスタ化しきい値を決
定する(62); (e)前記中間言語ストリップ複雑さ係数が前記直接ラ
スタ化しきい値を超える場合には、前記使用可能な補助
メモリ(42)の一部を前記第1のページ・ストリップ
に割り当てる(78); (f)既に受け取られ、前記第1のページ・ストリップ
において存在しているオブジェクトの部分をラスタ化し
(82)、前記オブジェクトの前記ラスタ化した部分
を、前記第1のページ・ストリップに割り当てられた使
用可能な補助メモリに記憶する; (g)前記第1のページ・ストリップにおいて存在して
いる、その後受け取られたオブジェクトの部分をラスタ
化し(70)、前記オブジェクトの前記ラスタ化した部
分を前記第1のページ・ストリップに割り当てられた使
用可能な補助メモリにおいて記憶する。
【0044】〔実施態様2〕 (a1)オブジェクトの部分に対応する受け取られたプ
リントコマンドをページ中間言語形式コードに変換し
(56)、前記ページ中間言語形式コードを前記第1の
ページ・ストリップの表示リスト上に置き、(e1)前
記中間言語ストリップ複雑さ係数が前記直接モードしき
い値を超えない場合には、次に受け取られるプリントコ
マンドをステップ(a)〜(g)に作用させることをさ
らに含む、実施態様1に記載の方法。
【0045】〔実施態様3〕ステップ(f)が、前記表
示リストからの前記中間言語形式コードで規定されるオ
ブジェクトをラスタ化し、前記第1のページ・ストリッ
プの前記表示リストが占有しているメモリにおいて、他
の用途を有効にする、実施態様2に記載の方法。
【0046】〔実施態様4〕 (h)ページ・ストリップにおけるすべてのオブジェク
トの部分が受け取られ、前記すべてのオブジェクトの部
分に対応する中間言語形式コードの累計のプリント複雑
さ係数が前記直接ラスタ化しきい値を超えないときに、
前記ページ・ストリップの表示リストを後のラスタ化の
ために待ち行列に置くこと(90)をさらに含む、実施
態様1に記載の方法。
【0047】〔実施態様5〕前記直接モードしきい値
が、使用可能な補助メモリが減少するにつれて高くなる
ように調整され、使用可能な補助メモリが増加するにつ
れて低くなるように調整されることを特徴とする、実施
態様1に記載の方法。
【0048】〔実施態様6〕前記プリント複雑さ係数
が、オブジェクトの部分に対応する中間言語形式コード
をラスタ化するのに必要な時間の尺度であることを特徴
とする、実施態様1に記載の方法。
【0049】〔実施態様7〕前記プリント複雑さ係数
が、ページ・ストリップの表示リストにおける中間言語
形式コードのバイト数の尺度であることを特徴とする、
実施態様1に記載の方法。
【0050】〔実施態様8〕オブジェクトの部分が前記
第1のページ・ストリップに割り当てられ、また前記オ
ブジェクトの部分についてさらなるしきい値の比較が省
略されるときに、ステップ(g)のラスタ化動作が即時
に起こることを特徴とする、実施態様1に記載の方法。
【0051】〔実施態様9〕使用可能な補助メモリの、
前記プールに割り当てられたメモリの量を、動的に起こ
っている他の手続きに現在用いられていないメモリの量
に従って調整することをさらに含む、実施態様1に記載
の方法。
【0052】〔実施態様10〕使用可能な補助メモリの
前記プールに割り当てられたメモリの量を、前記プリン
タの構成時に調整することをさらに含む、実施態様1に
記載の方法。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ラスタ化したプリントデータにとって使用可能な
ランダム・アクセス・メモリの量に適応するようにペー
ジ中間言語処理の使用を調整することにより、プリント
データの圧縮および圧縮したものの伸張を必要とせず、
定速プリント機構におけるプリントオーバーランの可能
性を低減させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ページの概要であり、ページを10個の連続す
るページ・ストリップに分割する方法を示す図である。
【図2】本発明を実施するプリンタの高水準ブロック図
である。
【図3】本発明の方法を説明する高レベルフロー図であ
る。
【図4】本発明の方法を説明する高レベルフロー図であ
る。
【符号の説明】
30 ・・・ マイクロプロセッサ 42 ・・・ 補助メモリ 44 ・・・ ROM

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用可能な補助メモリ(42)のプールを
    有するプリンタのプレラスタ化の方法であって、前記プ
    リンタは、受け取ったプリントコマンドをページストリ
    ップに割り当てる手段(30、44)を含んでおり、そ
    れぞれのページストリップは受け取ったプリントコマン
    ドに対応するページ中間言語形式コードの表示リストを
    有しており、前記方法は、前記受け取ったプリントコマ
    ンドが直接ラスタ化しきい値を超えるかどうかを適応す
    るように決定し、超えると決定した場合には、前記受け
    取ったプリントコマンドをプレラスタ化する方法であっ
    て、以下の(a)〜(g)のステップを含むことを特徴
    とする方法: (a)ページ上にプリントするべきそれぞれのオブジェ
    クトについて、どのページ・ストリップに前記オブジェ
    クトが存在するかを決定する(56、58); (b)第1のページ・ストリップに存在する前記オブジ
    ェクトの部分について、前記オブジェクトの前記部分の
    プリント複雑さ係数を求める(72); (c)前記プリント複雑さ係数を、前記第1のページ・
    ストリップに存在するオブジェクトについて前に求めた
    プリント複雑さ係数に加えて(72)、前記第1のペー
    ジ・ストリップの中間言語ストリップ複雑さ係数を決定
    する; (d)前記プリンタにおいて使用可能な補助メモリに適
    応するように関連づけられた直接ラスタ化しきい値を決
    定する(62); (e)前記中間言語ストリップ複雑さ係数が前記直接ラ
    スタ化しきい値を超える場合には、前記使用可能な補助
    メモリ(42)の一部を前記第1のページ・ストリップ
    に割り当てる(78); (f)既に受け取られ、前記第1のページ・ストリップ
    において存在しているオブジェクトの部分をラスタ化し
    (82)、前記オブジェクトの前記ラスタ化した部分
    を、前記第1のページ・ストリップに割り当てられた使
    用可能な補助メモリに記憶する; (g)前記第1のページ・ストリップにおいて存在して
    いる、その後受け取られたオブジェクトの部分をラスタ
    化し(70)、前記オブジェクトの前記ラスタ化した部
    分を前記第1のページ・ストリップに割り当てられた使
    用可能な補助メモリにおいて記憶する。
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