JPH0732261U - バタフライ弁 - Google Patents
バタフライ弁Info
- Publication number
- JPH0732261U JPH0732261U JP6129393U JP6129393U JPH0732261U JP H0732261 U JPH0732261 U JP H0732261U JP 6129393 U JP6129393 U JP 6129393U JP 6129393 U JP6129393 U JP 6129393U JP H0732261 U JPH0732261 U JP H0732261U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat portion
- valve
- valve body
- tongue
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Lift Valve (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 バタフライ弁において、弁体10の外周に弁
体シート部11を設け、弁箱8の内周に弁箱シート部1
2を設ける。弁箱シート部12に、その内周側で弁体シ
ート部11に摺接する断面L字形の舌状シート部15
と、弁体シート部11に対する舌状シート部15の調節
代Δをなす環状突起部16を設ける。舌状シート部15
の背面側に、舌状シート部15を弁体シート部11に向
けて押圧する調整リング17を弁箱側部材13に螺合し
て設ける。 【効果】 加工誤差等により生じるシート部11,12
間の間隙を、弁箱シート部12に設けた環状突起部16
と舌状シート部15の調整により吸収し、弁箱8と弁体
10との間を確実にシールすることができる。
体シート部11を設け、弁箱8の内周に弁箱シート部1
2を設ける。弁箱シート部12に、その内周側で弁体シ
ート部11に摺接する断面L字形の舌状シート部15
と、弁体シート部11に対する舌状シート部15の調節
代Δをなす環状突起部16を設ける。舌状シート部15
の背面側に、舌状シート部15を弁体シート部11に向
けて押圧する調整リング17を弁箱側部材13に螺合し
て設ける。 【効果】 加工誤差等により生じるシート部11,12
間の間隙を、弁箱シート部12に設けた環状突起部16
と舌状シート部15の調整により吸収し、弁箱8と弁体
10との間を確実にシールすることができる。
Description
【0001】
本考案はバタフライ弁に関し、特に電力、化学プラントなどにおいて使用され るバタフライ弁に関する。
【0002】
従来、電力、化学プラントなどにおいては、例えば図2に示すような偏心型バ タフライ弁が使用されている。図2において、1は円筒状の弁箱であり、この弁 箱1の上下部に設けられた一対の弁箱ボス2,3の内部に弁体4の弁棒5,5が 回動自在に嵌め込め込まれるとともに、弁箱1内における弁棒5,5に対して偏 心した位置に弁体4が設けられている。弁棒5の上方にはウォームギアと開閉機 (図示せず)が設けられていて、この開閉機でウォームギアと弁棒5を介して弁 体4を弁棒5の軸心廻りに回転させることによって、弁体4により弁箱内流路を 開閉するように構成されている。また、止水を目的として、弁箱1の内周面に金 属製の環状弁箱シート部6が設けられ、弁箱シート部6に対向する弁体4の外周 に金属製の弁体シート部7が形成されるとともに、弁箱ボス内に、弁棒5の周囲 をシールするパッキン5aが設けられている。
【0003】 そして、バタフライ弁の全閉状態においては、弁箱シート部6と弁体シート部 7が圧接されることによって、弁箱1と弁体4の間がシールされている。このと き、弁箱シート部6と弁体シート部7の圧接面の形状に加工誤差があるとシート 部6,7間に隙間が生じるため、シート部6,7間をスリ合わせ構造とするか、 あるいはシート部6,7間に調整リングを設けることによって、シール性を高め ている。
【0004】
しかし、上記したような従来のスリ合わせ構造あるいは調整リングでは、シー ト部6,7間の隙間を大幅に調整することは困難であった。
【0005】 本考案は上記課題を解決するもので、シート部間の隙間が大きい場合も容易に 調整でき、高いシール性を確保できるバタフライ弁を提供することを目的とする 。
【0006】
上記課題を解決するために本考案は、弁箱の内部に弁棒の軸心廻りに回転自在 に弁体を配置したバタフライ弁において、弁体の外周に弁体シート部を設け、弁 体シート部に対向する弁箱の内周に弁箱シート部を設け、この弁箱シート部に、 その内周側で弁体シート部に摺接する断面L字形の舌状シート部と、弁体シート 部に対する前記舌状シート部の調節代をなす環状突起部とを設け、前記舌状シー ト部の背面側に、この舌状シート部を弁体シート部に向けて押圧する調整リング を弁箱側部材に螺合して設けたものである。
【0007】
上記構成により、弁箱シート部の環状突起部を切削することで、弁体シート部 に対する舌状シート部の位置を調節できるとともに、調整リングを進入させてこ の調整リングにより舌状シート部を背面側より押圧し、舌状シート部と弁体シー ト部とを圧接させることができる。これにより、弁箱シート部と弁体シート部と の間、すなわち弁箱と弁体との間をシールすることができる。
【0008】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。本実施例の主な構成は図 2に示したものと同様なので、本考案の要部を図1に示す。
【0009】 弁箱8は、内部に弁棒9の軸心廻り方向Aに回転する弁体10を設け、この弁 体10の外周に金属性の弁体シート部11を形成するとともに、弁体シート部1 1に対向する弁箱8の内周に環状の金属性弁箱シート部12を設け、この弁箱シ ート部12を保持する環状の抑え板13をボルト14で固定している。弁箱シー ト部12は、断面L字形の舌状シート部15と、弁体シート部11に対する舌状 シート部15の調節代Δをなす環状突起部16とを設けており、舌状シート部1 5はその内周側部15aで弁体シート部11に摺接し、先端部15bと弁棒9と の間に適当距離を空けている。そして、抑え板13の内周側に、舌状シート部1 5を弁体シート部11の方向に押圧する調整リング17を、抑え板13の内周部 に螺合して設けている。
【0010】 以下、上記構成における作用を説明する。弁箱シート部12の環状突起部16 をΔの範囲内で切削することによって、弁体シート部11に対する舌状シート部 15の位置をほぼ調整しておく。そして、調整リング17を弁棒9の方向に進入 させ、この調整リング17によって弁箱シート部12の舌状シート部15を背面 側より弁体シート部11に向けて押圧する。これにより、舌状シート部15が弁 体シート部11と摺接する状態において弾性変形し、弁体シート部11に圧接す るようになるので、弁箱シート部12と弁体シート部11の間のシール性が高ま り、弁箱8・弁体10間が確実にシールされる。
【0011】
以上述べたように本考案によれば、弁箱シート部や弁体シート部の加工誤差等 により生じるこれらシート部間の間隙を、弁箱シート部に設けた環状突起部の調 節代Δと舌状シート部により吸収し、弁箱と弁体との間を確実にシールすること ができる。したがって、弁箱シート部や弁体シート部の圧接面の形状にあまり高 い精度は必要とされず、その加工が容易になるとともに、弁箱シート部と弁体シ ート部のスリ合わせも不要である。
【図1】本考案の一実施例のバタフライ弁の要部を示し
た説明図である。
た説明図である。
【図2】従来例のバタフライ弁の概略構成を示した説明
図である。
図である。
8 弁箱 9 弁棒 10 弁体 11 弁体シート部 12 弁箱シート部 13 抑え板(弁箱側部材) 15 舌状シート部 16 環状突起部 17 調整リング Δ 調節代
Claims (1)
- 【請求項1】 弁箱の内部に弁棒の軸心廻りに回転自在
に弁体を配置したバタフライ弁において、弁体の外周に
弁体シート部を設け、弁体シート部に対向する弁箱の内
周に弁箱シート部を設け、この弁箱シート部に、その内
周側で弁体シート部に摺接する断面L字形の舌状シート
部と、弁体シート部に対する前記舌状シート部の調節代
をなす環状突起部とを設け、前記舌状シート部の背面側
に、この舌状シート部を弁体シート部に向けて押圧する
調整リングを弁箱側部材に螺合して設けたことを特徴と
するバタフライ弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6129393U JPH0732261U (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | バタフライ弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6129393U JPH0732261U (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | バタフライ弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0732261U true JPH0732261U (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=13167010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6129393U Withdrawn JPH0732261U (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | バタフライ弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0732261U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101386181B1 (ko) * | 2012-01-19 | 2014-04-17 | 성도밸브 (주) | 버터플라이 밸브의 클램프링 고정구조 |
-
1993
- 1993-11-16 JP JP6129393U patent/JPH0732261U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101386181B1 (ko) * | 2012-01-19 | 2014-04-17 | 성도밸브 (주) | 버터플라이 밸브의 클램프링 고정구조 |
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