JPH07322512A - 組電池及びそれを用いた電子機器 - Google Patents

組電池及びそれを用いた電子機器

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JPH07322512A
JPH07322512A JP6112594A JP11259494A JPH07322512A JP H07322512 A JPH07322512 A JP H07322512A JP 6112594 A JP6112594 A JP 6112594A JP 11259494 A JP11259494 A JP 11259494A JP H07322512 A JPH07322512 A JP H07322512A
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battery
single cell
assembled battery
electrodes
charging
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JP6112594A
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Hideki Nakanishi
英城 中西
Takashi Josa
隆 帖佐
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組電池を構成する個々の単セル電池の特性の
違いによる充放電を最適なものとする組電池を提供す
る。 【構成】 組電池内の単セル電池11〜16からは、そ
れぞれの電極17〜27が互いに接続することなく外部
に露出させておく。そして、1つの組電池として使用す
る際には、例えば、個々の電極を所定の組み合わせで接
続する。例えば、電極X,Yを接続する場合を[X,
Y]で表わした場合、[18、19]、[20、21]
[24、25][26、27]、[17、23]、[2
2、28]とし、[17、23]をプラス電極、[2
2、28]をマイナス電極とすることで3直列2並列の
組電池として使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の単セル電池で構成
される組電池及びそれを使用する電子機器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】かねてより、小形電子装置などを駆動す
るのに電池が利用されてきた。単セルの電池は、その電
池の種類によって固有の(公称)出力電圧を持ってい
る。例えは、ニッケル−カドミウム電池においてはセル
当たり1.2ボルト程度、リチウムイオン電池において
はセル当たり3.6ボルト程度である。
【0003】そこで、より大きな電圧を発生したいとき
は単セル電池を直列に接続して使用することが広く行わ
れている。また、単セルでは電池の容量が不足している
場合は単セル電池を並列に接続し、容量を増加させて使
用することもまた広く行われている。よって、電子装置
等の駆動電源として電池を使用する場合、複数の単セル
電池を直並列に接続して、組電池を形成し、あたかも1
個の電池のように使用している例が多い。
【0004】図10は、従来の組電池100の構成を示
す一例である。図では、例として3直列2並列の組電池
の例を挙げた。図示の組電池100において、101〜
106はそれぞれの単セル電池、107は正電極、10
8は負電極である。
【0005】従来これらの組電池を充放電(電力の取り
込み、取り出し)するときは、組電池全体での正極10
7と負極108を用いることにより一つのユニットとし
て行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように一つのユニットとして組電池を使用する際に
は、組電池を構成する個々の単セル電池に不具合が起き
た場合、その影響が組電池全体に波及するという欠点が
あった。
【0007】例えば、組電池を充電中に単セル電池の1
つに異常(短絡、解放)が起きると、その影響で、他の
単セル電池が過電力(過電圧もしくは過電流)充電の状
態に陥る。これは、電池の破裂、液漏れ、引火の原因と
なり大変に危険である。
【0008】また、単セル電池は、放電するにつれてそ
の電圧が低下するという性質を持つ。すなわち、放電開
始の際の電圧(放電開始電圧)に対し放電が終了する電
圧(放電終止電圧)は低くなっている。この単セル電池
を組電池として使用する際は、全体の放電終止電圧は、 (単セルの放電終止電圧)×(組電内部で直列接続とな
っている単セルの数) となる。
【0009】しかしながら、現実にはそれぞれの単セル
電池の放電終止電圧は、図11に示すようにばらつきが
ある。これは、各単セル電池間の性能バラツキに起因す
るもので、同じ放電電流をもって放電をしても、電池容
量の目減りの速度がセルによって異なるために起こる現
象である。よって、組電池内の単セル電池で、放電終止
電圧に達したものと、そうでないまま放電を終了してし
まったものが混在するという事態がしばしば生ずる。
【0010】このような状態で充放電サイクルを繰り返
すと、バッテリの種類によってはメモリ効果という現象
を引き起こしてしまうことがある。この現象は、浅い充
放電サイクル(完全に充放電をしない充放電サイクル
を)繰り返すと、満充電状態まで充電できなくなった
り、放電可能な容量が低下したりするものであり、組電
池ユニットを組み込んだ装置に、無用のトラブルを引き
起こすおそれがある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は係る問題点に鑑
みなされたものであり、個々の単セル電池の特性の違い
による充放電を最適なものとする組電池を提供しようと
するものである。
【0012】この課題を解決するため、本発明における
組電池は以下の構造を備える。すなわち、複数の単セル
電池で構成される組電池であって、1個の組電池として
使用する場合には個々の単セル電池の電極を所定の組み
合わせで接続し、充電する際には個々の単セル電池の電
極が互いに非接続状態となるべく、個々の単セル電池の
電極を外部に露出させてなる。
【0013】また、他の発明は、上記組電池の充電を適
切に行うことを可能ならしめる電子機器を提供しようと
するものである。
【0014】この課題を解決するため、本発明の電子機
器は、例えば次のような構成を備える。すなわち、組電
池の外部に露出した個々の単セル電池の電極に対して、
それぞれ充電電圧を印加する充電電圧印加手段と、個々
の単セル電池の容量を検出する検出手段と、前記充電電
圧印加手段、前記検出手段を統括し、十分な充電が完了
した単セル電池に対しては、前記充電電圧印加手段によ
る充電電圧の印加を停止する制御手段とを備える。
【0015】
【作用】かかる本発明の組電池の構造によれば、1つの
組電池として使用する際には、個々の単セル電池から取
り出した電極を所定の組み合わせで接続する。そして、
充電する場合には、個々の単セル電池単位に充電を行
う。
【0016】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実施例
を詳細に説明する。
【0017】図1は、第1実施例による組電池の構成を
示す図である。なお、本第1実施例においては単セル電
池が3直列2並列の場合を示した。もちろん、他の個数
の組み合わせで組電池を構成しても構わない。
【0018】さて、組電池ユニット10(外観上は1つ
の電池として見える)には、単セル電池11〜16が搭
載されている。本実施例では、このユニットに電極17
〜28が 単セル電池11〜16の正負それぞれより取
り出されている。この図1の状態においては各単セル電
池は、相互に接続されることなく一つ一つ独立の状態に
あり、電気回路上解放された状態にある。
【0019】図2は、図1の組電池をいわゆる組電池と
しての機能で使用する際の図を示す。なお、図面上、同
一構成には同符番を付している。組電池としての機能で
使用する際は接続手段(例えば導線等)29〜34なら
びに正極25、負極36、等を組電池ユニット10に付
して使用するものである。
【0020】尚、図2における接続手段29〜34を接
続する構造としては、組電池の側面に各電極に対応する
導電性の孔を設け、その孔に導線(もしくは、導線を内
蔵した「コ」字状のチップを差し込むことが考えられる
が、これでは作業が面倒である(充電時には、各導線を
取り除く必要がある)。そこで、この組電池を収納する
別個のケースを用意し、このケースの内側に組電池の側
面にある該当する電極どうしを接続する導電性パターン
を形成させておく。これによれば、一度の作業で全ての
電極の接続が完了する。また、異なる導電パターンをケ
ースの内側に設けることで、場合によっては2直列3並
列や、6直列の仕様等、様々な仕様にも変更されるので
都合が良い。換言すれば、同一組電池であっても、ケー
スを交換することで、様々な仕様の電子機器に対応する
ことが可能になる。
【0021】図3は、図1の組電池を個別の単セル電池
個々として扱う際の図である。
【0022】電極17〜28より接続手段(例えば導線
等)37〜48を取り出して扱うことが可能である。
【0023】この組電池ユニット10を、負荷装置に対
して電力供給をする際は図2の形態で放電させ、組電池
を充電する際は図3の形態で37、38〜47、48の
導線対を利用して各単セル電池ごとに充電具合を管理し
ながら充電させて本組電池を使用する。充電させる場合
には、専用の充電装置に装着することになるが、この組
電池のケースをはずさないと装着できないようにしてお
けば何の問題もおきない。
【0024】このような構成、方法をとることにより、
組電池を充電する上で、単セル電池の一つに異常(短
絡、解放)が起きても、他の単セル電池が過電力(過電
圧または過電流)印荷の状態になることはない。すなわ
ち、個々の単セル電池の不具合の全体への波及を防ぐこ
とが可能となる。
【0025】尚、ケースへの装填、取り出しで電極どう
しの接続・非接続を行うことのみに限定されるものでは
なく、実施例における組電池を装着する電気機器側で、
これらの電極の接続、非接続を行なうようにしても良
い。
【0026】図4にこの放電をシステム化した例の構成
を示す。
【0027】50は充放電システム、51は制御手段
(例えばMPU)、52〜57は、個々の単セル電池を
充電するための充電手段(例えば、充電器)、58〜6
3は個々の単セル電池の容量などを検出するための検出
手段(例えば、検出器)である。また、64は、制御手
段と充電手段とを結ぶバスライン等であり、65は、制
御手段と検出手段とを結ぶバスライン等である。このよ
うなシステム内に図1等に示した組電池10が組み込ま
れている。
【0028】まず、制御手段51は、各々の充電手段5
2〜57に対して、付属している各単セル電池11〜1
6をそれぞれ充電するようにバランスライン等64を用
いて命令する。すると、命令を受信した充電手段52〜
57は、単セル電池11〜16の充電をそれぞれ開始す
る。11〜16のうちの一つの単セル電池が満充電状態
に達すると58〜63のうちのその単セル電池に対応す
る検出手段がバスライン等65を用いて制御手段51に
その情報を送信する。これを受けて、制御手段51は、
バスライン等64を通して満充電状態になった単セル電
池に対応する充電手段の充電作業を終了させる。システ
ム中のすべての単セル電池11〜16の充電が終了され
た時点で、制御手段51は、充電システムの動作を完了
させる。このように、組電池ユニット10は、個々の単
セル電池11〜16に分けられた状態で個別に充電され
ることになる。
【0029】仮に、充電中に単セル電池に短絡等の異常
が起きた場合、システムは次のように働く。
【0030】まず、検出器58〜63は、それぞれの該
当する単セル電池が異常状態になったかどうかを検出す
る。次に、その検出器は、バスライン等65を介して制
御手段51にその情報を送信する。制御手段51は、こ
の情報を受信した場合には、バスライン等64を通して
異常単セル電池に対応する充電手段の充電処理を中断さ
せる。尚、このとき、外部にその旨(異常がある点と、
どの単セル電池が異常なのか等)を報知するようにして
も良い。
【0031】こうして、充電された組電池ユニットは、
負荷に電力を供給する際は図2の形状で使用される。す
なわち放電時にのみ単セル電池どうしを接続して使用す
る。この電力供給形態を図5に示す。
【0032】66は電力を供給すべき負荷(電子機器本
体)、67〜68は組電池ユニットと負荷を接続する接
続手段である。
【0033】組電池ユニットは、負荷装置に組み込まれ
ると(放電時)、組電池ユニット10の単セル電池同士
が接続手段により結線され、組電池ユニット10から負
荷66へ電力供給が可能なように、組電池ユニット10
全体の正極と負極が形成される。こうして組電池ユニッ
ト全体の正負極を通じて負荷に電力が供給される。
【0034】以上のような手順で組電池の充放電を行
う。これにより、組電池として高い容量や電圧を供給可
能であるという組電池のメリットは保ちながら、かつ、
充電時に組電池10の内部で単セル電池に異常が起きて
ても過電力印荷状態(過電圧もしくは過電流印荷状態)
が起こる恐れはない。また、放電時のみ組電池を図2、
図5の形態にすることにより、保管時の単セル電池の容
量のバラツキによる組電池内の通電をも防ぐことがで
き、組電池の安全な保管が可能である。
【0035】よって、実施例によれば、組電池中の一つ
の単セル電池の異常が全体に波及するのを防ぐことを可
能にする。また、先に説明したように、単セル電池の接
続の仕方を変化させることによって、組電池の容量と、
供給電圧をある程度自由に選べる、という利点も併せて
得られる。例えば、図1における組電池を、4直列と2
直列の2通りの電源供給源としても使用できよう。
【0036】尚、パーソナルコンピュータ等、室内で使
用時には、AC/DC変換器を介して動作しながら、内
蔵の充電可能なバッテリを充電するものもある。かかる
装置に適応する場合、その装置自身が、バッテリで動作
する場合には、3直列2並列等で動作すると共に、充電
時には個々の単セル電池を上記のようにして充電させる
機構を設けても構わない。つまり、使用目的の電子機器
自身に、上記の如く、充電時の電極の接続、非接続とを
切り換える手段を設けても構わない。
【0037】<第2の実施例の説明>図6に第2の実施
例における構成を示す。
【0038】図示において、66は組電池全体の負荷
(コンピュータ等の電子機器)、67及び68は組電池
ユニットと負荷を接続する接続手段、71〜76は単セ
ル電池一本一本に対応する別の負荷、80は組電池全体
の容量・電圧等の検知手段、81〜86は単セル電圧一
本一本に対応する容量・電圧等の検知手段である。ま
た、91〜96はスイッチ等のような回路切換手段であ
る。
【0039】以下、本実施例の動作を、図7のフローチ
ャートを用いて説明する。尚、負荷66は不図示のAC
/DC変換器を介して駆動電力の供給を受けている。
【0040】組電池は、組電池全体の負荷66に対し電
力の供給(放電)を行う(ステップS71)。この時、
回路切換手段91〜96は、全て「ア」側に接続されて
いる。なお、岐路切換手段91〜96は、負荷66、つ
まり、実施例における組電池で動作する電気機器内の不
図示のCPUによって制御される。
【0041】まず、この組電池における放電終了電圧の
概略値VGは、 VG=n×(単セル電池の放電終止電圧) (n:組電
池内部で直列接続になっている単セル電池の本数) そこで、本実施例においては、仮の放電終了電圧として
VGよりやや高めの値VHを設定する(VHは、単セル
電池の種類やその個数によって変化する)。
【0042】検知手段80によって、組電池全体の端子
電圧値がVHに達したことが検出されたならば(ステッ
プS72)、負荷に対する組電池の放電を停止する。こ
れを受け、回路切換手段92〜96は、「ア」側から
「イ」側へ切り替えられる(ステップS73)。
【0043】これにより、一本一本の単セル電池は今度
は別の負荷に接続され、閉回路を形成される。この別の
負荷は、組電池によって0.2C〜0.3C程度の大き
さの電流が流れるように回路定数等が設定されている。
こうして、単セル電池一本一本を、この電流で改めて放
電し直す(フローチャートS74)。個々の単セル電池
が、単セル電池固有の放電終止電圧に達すると、81〜
86の検出手段がこれを検知し(ステップS75)、こ
の結果、別負荷に対する再放電が終わる(ステップS7
6)。
【0044】こうして、組電池ユニット中の全ての単セ
ル電池が再放電を終わったことが確認されたならば(ス
テップS77)、システムの放電を終わる(ステップS
78)。
【0045】このような構成、方法をとることにより、
単セル電池一本一本をバラツキなく完全に放電終止電圧
まで放電することができ、組電池全体が完全に放電され
ない状態が起こることを防ぐことが可能である。従っ
て、組電池に対するメモリ効果の問題は回避される。
【0046】本発明は、電子機器側で実現すると非常に
効果的であるが、手動にて行っても構わない。
【0047】<第3の実施例の説明>次に、単セル電池
の放電終止電圧と組電池内の本数から推測される放電終
了電圧概略値VGよりも、実際の組電池全体の放電終了
電圧を下げる構成についての説明をする。例えば、その
値をVGN(VGN<VG)とする。
【0048】但し、この電圧は、単セル電池のバラツキ
値ΔVに対して低すぎない値とする。つまり、 VGN≧VG−ΔV×n (n:組電池内部での直列接
続されている電池の本数) である。このVGNまで放電させることにより、たと
え、構成する各単セル電池にバラツキがあったとして
も、全ての単セル電池は、完全に放電された状態とな
る。よって、本方法もメモリ効果を回避に有効である。
ただし、本実施例を実施すると一部の単セル電池は、過
放電状態(放電終止電圧を下回ってしまう状態)とな
る。故に、本方法は過放電に強い電池に適している。
【0049】<第4の実施例の説明>図8に、本発明の
第4実施例の構成を示す。また、図9は、本実施例のフ
ローチャートである。
【0050】放電中における、組電池中の各単セル電池
の電圧間のバラツキは、放電電流値が大きいほど大きく
なるという性質を有する。換言すれば、電池から微小電
流を流せば、このバラツキは小さくなるといえる。この
ような性質を背景とし、第4の実施例を説明する。
【0051】図8において、1は図3または図10に示
されるような組電池ユニット等であり、その正極に当た
るのは符号2であり、同様に負極は符号3である。ま
た、4は組電池の電力供給先を負荷もしくは別の接続手
段に切り換える切換手段、66はシステム等の負荷、5
はそれ以外の別の接続手段である。
【0052】以下図9のフローチャートをも参照して、
本発明の動作を述べる。
【0053】まず、4の切換手段によって、電力供給先
をシステム等の負荷66側に設定する。そして、通常の
放電を行う(ステップS91)。ここで、放電を終了す
るに当たり、予め、単セル電池の放電終止電圧などによ
り予想される放電終了電圧概略値VGに比べて、放電を
終了させる電圧をやや高めVHに設定しておく。この設
定された電圧VHに達したら(ステップS92)、切換
手段5を切り換えることにより(ステップS93)、負
荷に対する放電を中止し、別の接続手段へ接続する。
【0054】次に、この別の接続手段に対して微小電流
(0.02C〜0.03C)で放電を行う(ステップS
94)。そして。組電池の全体電圧が予想される放電終
了電圧概略値VGに達した時点で(ステップS95)放
電を中止させる(ステップS96)。
【0055】本第4の実施例を採用すれば、放電電流値
が小さければ、各単セル間の電圧のバラツキが小さくな
る。よって、放電終止電圧時に、各単セル電池が均等
に、しかも完全に放電された状態に非常に近くなる。
【0056】よって、本実施例はメモリ効果を防止する
手段として有効である。
【0057】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、個々
の単セル電池の特性の違いによる充放電を最適にさせる
ことが可能になる。
【0058】また、その組電池を用いた本発明が提案す
る電子機器においては、組電池の充電を適切に行うこと
が可能になる。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例の構成の応用例である。
【図3】本発明の第1実施例の構成の応用例である。
【図4】本発明の第1実施例をシステム化した例であ
る。
【図5】本発明の第1実施例の電力形態の一例を示した
図である。
【図6】本発明の第2実施例の構成を示す図である。
【図7】本発明の第2実施例の動作を表わすフローチャ
ートである。
【図8】本発明の第4実施例の構成を示す図である。
【図9】本発明の第4実施例の動作を表わすフローチャ
ートである。
【図10】従来の技術の一例を示す図である。
【図11】単セル電池の放電時間とその終止電圧の特性
曲線を示す図である。
【符号の説明】
10 実施例における組電池ユニット 11〜16 実施例における組電池ユニットを構成
する単セル電池 17〜28 単セル電池より取り出された電極 29〜34 組電池として使用する際の接続手段 50 本発明における充放電システム 51 制御手段(MPU等) 52〜57 個々の単セル電池を充電するための充
電手段 58〜63 個々の単セル電池の容量等を検出する
ための検出手段 64 制御手段と充電手段とを結ぶバスライ
ン等 65 制御手段と検出手段とを結ぶバスライ
ン等 66 組電池が電力ユニットと負荷を接続す
る接続手段 67〜68 組電池ユニットと負荷を接続する接続
手段 71〜76 単セル電池一本一本に対応する別の負
荷 80 組電池全体の容量・電圧等の検知手段 81〜86 単セル電池一本一本に対応する容量・
電圧等の検知手段 91〜96 回路切換手段 1 組電池 4 回路切換手段 5 別の接続手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の単セル電池で構成される組電池で
    あって、 1個の組電池として使用する場合には個々の単セル電池
    の電極を所定の組み合わせで接続し、充電する際には個
    々の単セル電池の電極が互いに非接続状態となるべく、
    個々の単セル電池の電極を外部に露出させてなることを
    特徴とする組電池。
  2. 【請求項2】 請求項第1項に記載の組電池を用いる電
    気機器であって、 組電池の外部に露出した個々の単セル電池の電極に対し
    て、それぞれ充電電圧を印加する充電電圧印加手段と、 個々の単セル電池の容量を検出する検出手段と、 前記充電電圧印加手段、前記検出手段を統括し、十分な
    充電が完了した単セル電池に対しては、前記充電電圧印
    加手段による充電電圧の印加を停止する制御手段とを備
    えることを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】 更には、前記組電池を駆動源として使用
    する、もしくは放電させる電力消費モードと、前記充電
    電圧印加手段、検出手段を制御して充電させるモードと
    を切り換える切換手段を備え、 当該切換手段は、電力消費モードにある場合は前記組電
    池から露出した各電極を所定の組み合わせで接続し、充
    電モードにある場合には単セル電池からの電極を前記充
    電電圧印加手段に接続することを特徴とする請求項第2
    項に記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 更には、前記組電池を駆動源として使用
    する、もしくは放電させる電力消費モード時に、前記組
    電池全体の電力供給能力が所定以下になった場合、前記
    単セルの電極どうしの接続を中止し、個々の単セル電池
    毎に、所定の負荷に接続させて、規定電圧まで放電させ
    る手段を備えることを特徴とする請求項第2項に記載の
    電子機器。
  5. 【請求項5】 組電池全体の放電終止電圧を下げて放電
    させることを特徴とする請求項第1項に記載の組電池を
    使用する電子機器。
  6. 【請求項6】 組電池全体の放電が所定状態になった場
    合、更に微小電流で放電させる手段を備えることを特徴
    とする請求項第1項に記載の組電池を使用する電子機
    器。
JP6112594A 1994-05-26 1994-05-26 組電池及びそれを用いた電子機器 Withdrawn JPH07322512A (ja)

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Cited By (3)

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US7436644B2 (en) 2002-12-20 2008-10-14 Sony Corporation Switching circuit, switching method, protective device and battery pack
JP2008287174A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Chubu Electric Power Co Inc 照明ボード
JP2012182890A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Sharp Corp 二次電池用保護装置、二次電池装置、および二次電池

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