JPH07321819A - セル多重化装置 - Google Patents

セル多重化装置

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JPH07321819A
JPH07321819A JP3202895A JP3202895A JPH07321819A JP H07321819 A JPH07321819 A JP H07321819A JP 3202895 A JP3202895 A JP 3202895A JP 3202895 A JP3202895 A JP 3202895A JP H07321819 A JPH07321819 A JP H07321819A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ATMセルの同期機能を備えたセル多重化装置
の提供を目的する。 【構成】複数の入力回線から入力セル信号が多重部1で
時分割多重され、メモリ書き込み機能部31によって、
各回線対応にメモリ部2に蓄積される。メモリ読み出し
機能部は32、メモリ部から各回線毎に1セル長のデー
タブロックを読み出し、セル同期部4に送信する。セル
同期部4は、各データブロックにおいて検出したセルの
先頭位置情報をメモリ制御部3に通知する。これによっ
て、次のデータブロックの読み出し開始アドレスが制御
され、データブロックの先頭とセル先頭とが一致するよ
うにセル信号の読み出し制御が行われる。 【効果】セル同期回路を複数の回線に共用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセル多重化装置に関し、
特に加入者回線から受信した非同期転送モード(以下、
ATMと言う)をもつ比較的低速の固定長パケット(セ
ル)をバッファメモリに蓄積し、セル境界を同定して読
み出された正しいデータブロックを出力回線に送信する
セル同期機能を備えたセル多重化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のセル多重化装置として、例えば1
990年電子情報通信学会春期全国大会で報告された
「並列型HEC計算回路の検討」のように、各回線毎に
セル同期回路を備え、出力データブロックの先頭がセル
の先頭と一致するようにセル同期をとった後に、セル多
重を行う構成のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成によれば、セル同期回路が1つの回線の信号しか
処理ができないため、回線の伝送速度が低速であって
も、各回線毎にセル同期回路を必要としていた。例え
ば、約6.3メガビット毎秒で伝送される回線を21回
線多重してATM交換機側に転送するシステムの場合、
21個のセル同期回路を必要としていた。また、上記従
来の構成では、セル多重を行うためには各回線毎にセル
信号を蓄積するためのメモリを必要とし、ハードウェア
規模が大きなものとなっていた。
【0004】本発明の目的は、出力回線に出力される各
データブロックが、ブロック先頭がセル先頭と一致し、
所定のセル構造と同期するように制御(セル同期制御)
できるセル多重化装置を提供することにある。本発明の
他の目的は、入力セルを一時的に蓄積するためのバッフ
ァメモリとR/W制御手段を複数に入力回線に共用化で
き、出力回線にセル同期されたデータブロックを読み出
せるようにしたセル多重化装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、複数の回線についてセルの同期制
御手段を共用化できる構成のセル多重化装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、複数の入力回線から並列的に入力され
た固定長のセル信号をバッファメモリに一時的に蓄積し
た後、所定のセル構造をもつデータブロックとして出力
回線に送出するセル多重化装置において、複数の入力回
線から受信したセル信号を多重化するための多重化手段
と、上記多重化手段から出力されたセル信号を入力回線
対応に順次に上記バッファメモリに蓄積するための書き
込みを制御手段と、上記バッファメモリに蓄積されたセ
ル信号を回線毎に所定バイト数のデータブロックとして
読み出すための読み出し制御手段と、上記バッファメモ
リから読み出された各データブロックの同期状態を検出
し、検出結果に応じた同期制御情報を上記読み出し制御
手段に通知し、所定のセル構造に同期して読み出された
データブロックを選択的に出力回線に送信するためのセ
ル同期制御手段とを有し、上記読み出し制御手段が、上
記セル同期制御手段から通知された同期制御情報に基づ
いて、各回線と対応する次に読み出すべきデータブロッ
クの読み出し開始アドレスを決定することを特徴とす
る。
【0006】上記セル多重化装置で、入力回線から入力
されたセル信号は、多重化手段によって例えばバイト単
位で多重化され、バッファメモリに各回線対応に順次に
記憶される。上記バッファメモリ内のデータ(セル信
号)は、回線対応にデータブロックの読み出し開始アド
レスを記憶した読み出し制御手段によって、データブロ
ックとして読み出され、後段に接続されたセル同期制御
手段に供給される。セル同期制御手段は、各データブロ
ックにおいてセル先頭を検出し、データブロックとセル
との同期状態を示す同期制御情報を発生する。読み出し
制御手段は、上記同期制御情報に基づいて、その回線で
次に読み出すべきデータブロックの読み出し開始アドレ
スを決定し、これを記憶しておく。
【0007】本発明の1実施例によれば、上記セル同期
制御手段は、各回線毎にセルヘッダの位置を検出するた
めのCRC演算データと同期状態情報とを記憶するため
のテーブルを備え、バッファメモリから読み出される各
データブロック中に含まれるセルヘッダの位置を上記テ
ーブルから読み出したCRC演算データを利用して検知
し、データブロックの同期状態を検出する。また、検出
された同期状態と上記テーブルから読み出した同期状態
情報とに基づいて同期状態を遷移し、同期状態に応じて
データブロック(セル信号)の出力回線への送信制御を
行う。
【0008】本発明の他の特徴は、セル多重化装置が、
それぞれ複数の入力回線と接続された複数の多重化ユニ
ットと、上記複数の多重化ユニットに接続され、多重化
ユニットから出力されるデータブロックを選択的に通過
させるセレクタ手段と、上記セレクタ手段から供給され
る各データブロックについてセル同期の状態を検出し、
検出結果に応じた同期制御情報を発生するセル同期制御
手段と、データブロックを出力すべき多重化ユニットを
所定の順序で指定し、上記セル同期制御手段から受信し
た同期制御情報を上記多重化ユニットに通知する出力制
御手段とからなり、 上記各多重化ユニットが、複数の
入力回線から入力されたATMセル信号を多重化するた
めの多重化手段と、ATMセル信号を一時的に記憶する
ためのバッファメモリと、上記多重化手段から出力され
たATMセル信号を回線対応に順次に上記バッファメモ
リに蓄積するための書き込みを制御手段と、上記バッフ
ァメモリに蓄積されたATMセル信号を回線毎に決まる
所定バイト数のデータブロックとして読み出すための読
み出し制御手段とを備え、上記読み出し制御手段が、上
記出力制御手段から通知された制御情報に基づいて、各
回線毎に次に読み出すべきデータブロックの読み出し開
始アドレスを決定することにある。
【0009】本発明の更に他の特徴は、セル多重化装置
が、複数の入力回線からの入力信号を多重化するための
多重化手段と、入力信号を一時的に記憶するためのメモ
リと、上記多重化手段から出力された入力信号を入力回
線と対応させて上記メモリに蓄積するための書き込みを
制御手段と、上記メモリに蓄積された入力信号を入力回
線に応じて決まる所定バイト数のデータブロックとして
読み出すための読み出し制御手段と、上記メモリから読
み出された各データブロックについて同期状態を検出
し、検出結果に応じた制御情報を上記読み出し制御手段
に通知し、所定のセル構造を持っているデータブロック
を選択的に出力回線に送信動作するセル同期制御手段
と、上記メモリから読み出された各データブロックを所
定の構造を持つセルに変換して出力回線に送信すると共
に、制御情報を上記読み出し制御手段に通知するための
変換手段とを備え、上記読み出し制御手段が、各加入者
回線における信号伝送形式に応じて選択された上記同期
手段と変換手段との何れかに、上記メモリから読み出さ
れたデータブロックを選択的に供給し、上記セル同期手
段および上記変換手段から通知された制御情報に基づい
て、各入力回線と対応する次のデータブロックの読み出
し開始アドレスを決定することにある。
【0010】
【作用】本発明によれば、1つのセル同期回路を複数の
回線に共用化でき、更には、バッファメモリと、上記書
き込み制御部と読み出し制御部からなるメモリ制御部と
を複数の回線に共用化できるため、セル多重化装置を小
型化することができる。
【0011】
【実施例】図2は本発明のセル多重化装置が適用される
ATMネットワークシステムの1例を示す。A(A−1
〜A−m)はセル多重化装置、Bは、それぞれ音声、画
像あるいはデータなどの情報を固定長のパケット(AT
Mセル)として送受信する加入者端末、CはATM交換
機である。加入者端末の信号速度が、例えば6.3メガ
ビット毎秒程度の低速度の場合、端末から送信されたセ
ル信号をそのまま高速のATM交換機Cに入力すると、
効率が極めて悪くなる。そこで、一般には、複数の加入
者端末Bからのセル信号をセル多重化装置Aで多重した
上で、ATM交換機Cに入力する。
【0012】図1は、本発明によるセル多重化装置A−
1の構成の1例を示す。セル多重化装置A−1は、信号
多重部1と、メモリ部2と、メモリ制御部3と、セル同
期制御部4とからなっている。信号多重部1は、複数の
加入者端末Bから送出されるセル信号(セルデータ)を
受信し、これらのセル信号を、例えばバイト単位で時分
割多重してメモリ部(バッファメモリ)2へ供給する。
加入者端末と接続された各入力回線L(L1〜Ln)に
は、それぞれ固有の回線番号が与えられている。信号多
重部1は、各入力回線毎に回線対応部(図示せず)を備
え、メモリ部2に供給される時分割多重のセルデータ
は、各々の回線対応部が持っている回線番号を伴ってい
る。
【0013】信号多重部1からメモリ2に供給されるセ
ル信号は、メモリ制御部3の書き込み機能部31によっ
て、上記メモリ部2に、各回線毎にデータ到着順に管理
された形式で記憶される。これは、予め回線対応に所定
容量のバッファエリアを割当ておき、セル信号を入力回
線と対応したバッファエリアに書き込むようにしても良
いし、メモリ2を複数の回線で共有し、回線毎にセル信
号の記憶エリアのアドレスをチェインする共有バッファ
(shared buffer)形式でもよい。
【0014】メモリ制御部3は、図3のように、時分割
多重で入力されたセル信号を各回線毎に到着順序を管理
した形式でメモリ部2に記録する書き込み機能部31
と、メモリ部2に蓄積されたセル信号を各回線毎に予め
記憶してある読み出し開始位置から順次に読み出し、各
回線毎に1セル分のデータブロックを順次に送信する読
み出し制御機能部32とからなる。
【0015】書き込み機能部31は、書き込み制御部3
11と、書き込みアドレステーブル部312とからな
り、書き込みアドレステーブル部312は、回線番号3
12Aと対応してメモリ部2の書き込みアドレス312
Bを記憶している。書き込み制御部311には、信号多
重部1で抽出された回線番号が入力され、書き込みアド
レステーブル部312から上記回線番号に対応する書き
込みアドレスを読み出す。信号多重部1からメモリ部2
に供給されたセル信号は、上記書き込みアドレスが示す
位置に書き込まれる。セル信号書き込みの都度、次回到
着する同一回線のセル信号が既到着セル信号に連続した
位置に書き込まれるように、書き込みアドレスの値を更
新し、これを書き込みアドレステーブル部312内の該
当するアドレス記憶位置312Bに記憶しておく。
【0016】読み出し機能部32は、回線指定部321
と、回線番号322Aと対応してデータブロックの読み
出し開始アドレス322Bを記憶している読み出しアド
レステーブル部322と、読み出しアドレス制御部32
3と、読み出し長カウンタ324と、読み出しアドレス
更新量制御部325とからなる。
【0017】回線指定部321は、セル信号の読み出し
の対象となる回線番号を循環的に変えながら、読み出し
アドレステーブル部322と書き込みアドレステーブル
部312をチェックし、各回線毎に、書き込みアドレス
312Bと読み出しアドレス322Bとの差からメモリ
部2における蓄積データ量を求め、セル信号の読み出し
が可能な回線番号を見つけて、これを読み出しアドレス
制御部323に知らせる。セル信号の読み出しは、メモ
リ部に蓄積されたデータ量が、読み出し長カウンタ部3
24で指定するデータブロックサイズに達した回線につ
いて行われる。
【0018】読み出しアドレス制御部323は、回線指
定部321が指定した回線番号と対応する読み出し開始
アドレス322Bを読み出しアドレステーブル部322
から取り出し、上記読み出しアドレスをデータブロック
の先頭位置として、メモリ部2から上記読み出し長カウ
ンタ部324が指定するブロックサイズ分のデータを読
み出して、セル同期制御部4へ送信する。メモリ部2か
らデータブロックを読み出す時、該当する回線番号が、
回線指定部321からセル同期部4へ通知される。
【0019】読み出しアドレス更新量制御部325は、
メモリ部2から1ブロック分のデータが読み出された後
で、該当回線での次のデータブロックの読み出し開始位
置を決定する。次のデータブロックの読み出し開始アド
レスは、その前に読み出したデータブロックにおけるセ
ル同期の状態によって決まり、セル同期制御部4からの
セル同期状態信号に応じてアドレスの更新量を求め、こ
れを読み出しアドレス制御部323に与える。読み出し
アドレス制御部323は、読み出しアドレステーブル部
322に記憶されている現在の読み出しアドレスに上記
更新量を加え、これを次回の読み出し開始アドレスとし
て読み出しアドレステーブル部322に記憶しておく。
【0020】次に、ATMネットワークにおけるセル同
期状態について説明する。メモリ部2から読み出された
データブロックがATMセル構造と一致したセル同期の
状態にするためには、ATMセルのHEC(ヘッダエラ
ーチェック)部を検出する必要がある。上記HEC部
は、53バイトの固定長データブロックからなるATM
セルの先頭位置の検出、セルヘッダ部の誤り検出、誤り
訂正などのために設けられたものである。ATMセル
は、例えば図4に示すように、セルの先頭に4バイト分
の大きさをもつATMセルヘッダ部H1を有し、このセ
ルヘッダH1について求めたCRC演算結果が、HEC
部H2として各セルの5バイト目に設定されている。
【0021】図5と図6は、セル同期の状態遷移を示
す。セル同期状態は、CCITT I.432において
国際標準化されている。
【0022】図5に示す「ハンチング中(HUNT)」
の状態S11は、未だHEC部が検出されないハンチン
グ状態を示し、この状態でHEC部が検出された場合、
状態は「前同期中(PRESYNCH)」S12の状態
に遷移する。
【0023】状態が「前同期中」状態S12にある間
は、検出したHEC位置から1セル長隔たった位置(予
定位置)に次のHEC部があるか否かが監視される。予
定位置に次のHEC部を検出できない場合は、再び「ハ
ンチング中」の状態S11に遷移する。予定位置に次の
HEC部を検出できた場合は、同様のHEC部監視を継
続的に行い、連続検出回数を保護段数として計数する。
保護段数の値が所定の閾値を越えたとき、「同期確立中
(SYNCH)」状態S13に遷移する。状態が「同期
確立中」状態S13にある間は、前同期中S12と同
様、HEC位置から1セル長隔たった位置にHEC部が
あるか否かが監視され、HEC部を検出できなかった場
合はHEC部監視を継続し、連続未検出回数を保護段数
として計数する。保護段数の値が所定の閾値を越えたと
き、ハンチング中S11に遷移する。
【0024】図6に示す「検出モード」S21は、セル
ヘッダに誤りを検出した場合でも誤り訂正を行わないモ
ードであり、「訂正モード」S22は、ヘッダ部に1ビ
ット誤りがあった場合に、HEC部を利用して誤り訂正
を行なうモードである。「検出モード」S21にある間
に受信されたセルのセルヘッダに全く誤りがなければ、
訂正モードS22に遷移する。逆に、訂正モードS22
にある間に受信されたセルのセルヘッダに1ビットでも
誤りを検出すれば(1ビット誤りの場合にはそれを訂正
し)、検出モードS21に遷移する。これらの「検出モ
ード」と「訂正モード」は、後述する空セルの生成制御
と関係する。
【0025】図7は、読み出し長カウンタ部36が指定
するデータブロックサイズと、セル同期状態に応じてア
ドレス更新量制御部325が決める次のデータブロック
の読み出し開始アドレスとの関係を示す。図7では、デ
ータブロックサイズと読み出し開始アドレスとの組合せ
にを異にする方式1、方式2、方式3の3通りの実施例
が示してある。
【0026】方式1では、読み出し長カウンタ部324
が指定するデータブロックサイズをATMセルの1セル
長に等しい53バイトとし、セル同期状態が「ハンチン
グ中」状態S11および「同期確立中」状態S13の場
合は、次のデータブロックの読み出し開始位置を指定す
る読み出しアドレス更新量を53バイト分(1セル長
分)とする。「前同期中」状態S12の場合は、読み出
されたデータブロックの先頭からセル先頭位置までのず
れ量をhバイトとしたとき、読み出しアドレス更新量を
h+53バイトとする。各セルの先頭は、検出されたH
EC部H2の4バイト前に位置している。
【0027】上記「前同期中」状態S12においては、
次の2つのケースが考えられる。
【0028】第1のケースは、「ハンチング中」状態S
11から「前同期中」状態S12に遷移した直後で、セ
ル先頭位置とメモリ部2からの読み出されたデータブロ
ックの先頭位置(これは、メモリ部2からのデータブロ
ック読み出し開始アドレスに相当する)とがずれている
場合、すなわち、h≠0の場合であり、第2のケース
は、既に「前同期中」状態S12が何回か継続してお
り、セルの先頭位置と読み出されたデータブロックの先
頭位置とが一致している場合、すなわち、h=0の場合
である。
【0029】上記何れのケースであっても、検出された
セル先頭位置(データブロック読み出し開始アドレスか
らhバイト目の位置)から1セル長(53バイト)だけ
隔てた位置を次のデータブロックの読み出し開始アドレ
スとすればよい。アドレス更新量制御部325は、セル
同期部4から通知されたセル同期の状態(S11〜S1
3)と、先に読み出したデータブロックにおけるHEC
部の相対位置を示す値とに基づいて、各回線毎の次のデ
ータブロックの読み出し開始位置を指定するためのアド
レス更新量を求める。
【0030】方式2では、読み出し長カウンタ部324
が指定するデータブロックサイズをATMセルの1セル
長に等しい53バイトとし、セル同期状態が「ハンチン
グ中」状態S11の場合に、次のデータブロックの読み
出し開始アドレスを現在値から49バイト分ずらした値
に更新することによって、前回読み出したデータブロッ
クの最後の4バイト部分が、次回に読み出されるデータ
ブロックの先頭部分に含まれるようにしている。セル同
期状態が「前同期中」、または「同期確立中」の場合の
読み出し開始アドレスの更新は、方式1の場合と同様で
ある。
【0031】方式3では、後段に接続された他の回路で
のセル処理の都合上、メモリ部から読み出されたデータ
ブロックの先頭からmバイト目にセルの先頭が位置する
ように、データブロックの読み出しを行う。例えば、読
み出し長カウンタ部324が指定するデータブロックサ
イズをATMセルの1セル長(53バイト)より大きい
57バイトとし、セル同期状態が「前同期中」の期間
に、次のデータブロックの読み出し開始アドレスが、前
のデータブロックの先頭位置から「h−m+53」バイ
ト目となるように、アドレス更新を行う。ここで、hは
前のデータブロックにおけるセル先頭位置、mは次のデ
ータブロックにおけるセル先頭の目標位置を示し、それ
ぞれデータブロックの先頭位置からのずれ量(バイト
数)に相当する値をもつ。定数mの値は、例えば「1」
〜「5」の整数値が選ばれる。
【0032】図8は、方式1に従ってセル同期を行うた
めのセル同期制御部4の機能ブロックを示す。セル同期
制御部4は、HEC検出部41−aと、セル同期テーブ
ル部42−aと、セル生成部43とからなる。HEC検
出部41−aは、ATMセルのHEC部の位置を検出す
るためのものであり、CRC(巡回冗長検査)演算部4
11−aと、同期状態制御部412と、HEC検出制御
部413−aとからなる。HEC検出制御部413−a
は、上記CRC演算部411−aおよび同期状態制御部
412の制御動作と、後述するセル同期テーブル部42
−aのアクセスを行う。ATMセルのHEC部H2は、
図4に示したように、4バイト長のATMセルヘッダ部
H1のCRC演算結果を示しているため、HEC部H2
を検出するためには、連続した5バイト分のデータをH
EC検出部41−aに入力し、第1バイトから第4バイ
トまでのデータについて求めたCRC演算結果が第5バ
イト目の値と一致するか否かを検証する必要がある。
【0033】図9は、簡単な例として、それぞれ回線番
号i、jをもつ2つの回線について、回線番号iのデー
タロックR11、回線番号jのデータブロックR12、
回線番号iのデータブロックR13の順に、メモリ部2
からセル信号のデータブロックが読み出された場合にお
けるデータブロックとセル先頭との位置関係を示す。こ
こで、回線番号iのセル信号に着目する。最初のデータ
ブロックR11を読み出したとき、セル先頭部が、デー
タブロックの先頭位置から52番目(P11)にあった
と仮定する。HEC部H1はセル先頭から4バイトずれ
て位置しているために、この場合、上記セルのHEC部
H1は、次に読み出されるデータブロックR13の先頭
位置から3番目のバイトP12に位置している。上記H
EC検出部41−aは、このようにセルヘッダが2つの
データブロックに股がって読み出された場合でも、HE
C部を検出できるようにしておく必要がある。
【0034】CRC演算部411−aは、図10に示す
ように、メモリ部2からバイト単位で読み出された8ビ
ットのセル信号データを順次に後段に転送するよう動作
する互いに縦続接続された5段のフリップフロップF−
1、F−2、F−3、F−4、F−5からなるシフタ部
Fと、各フリップフロップの出力を受けて、連続する5
バイトデータからCRC演算を行うCRC演算判定部X
1とからなる。CRC演算判定部X1は、フリップフロ
ップF−2〜F−5にATMセルのヘッダH1に相当す
る4バイトのデータが入力された時点で生成されるCR
C演算値と、フリップフロップF−1に入力された セ
ルヘッダに続くHEC部H2のデータの値とに基づい
て、HEC検出動作を行い、検出結果を示す制御信号を
出力する。
【0035】HEC検出の対象となる回線が1つの場合
は、CRC演算部411−aは、入力信号を順次にシフ
タ部F(フリップフロップF−1〜F−5)に供給しな
がら4バイトデータのCRC演算を行い、CRCの演算
値と最後の1バイトデータ(HEC)とが一致する位置
を探せばよい。しかしながら、図2に示したように複数
の回線から入力されたセル信号を扱う場合には、各回線
対応に、フリップフロップへの設定値(入力データ列)
と これらのデータ列に基づいて生成された状態データ
とを「CRC演算データ」として保存するための記憶エ
リアを用意しておき、例えば、図9におけるR11から
R12、R12からR13への切替のように、データブ
ロックの切り替えが発生する都度、処理中のCRC演算
データの保存動作と、これから処理が始まる回線での前
回保存しておいたCRC演算データの呼び込み動作とを
行う必要がある。
【0036】図8に戻って、セル同期テーブル部42−
aは、各回線番号421と対応して、CRC演算データ
422と同期状態情報423とを記憶している。同期状
態情報423は、図5と図6に示した「ハンチング中」
の状態S11、「前同期中」の状態S12、「同期確立
中」の状態S13のうちの何れかを示す状態423A
と、「前同期中」中と「同期確立中」における保護段数
423Bと、「検出モード」S21または「訂正モー
ド」S22の何れかを示すモード423Cとを含む。
【0037】HEC検出制御部413−aは、例えば、
回線番号jのデータブロックの読み出しが終了し、回線
番号iのデータブロックがメモリ部2から読み出される
時点で、回線番号jに関するCRC演算データと同期状
態をセル同期テーブル部42−aに退避すると共に、セ
ル同期テーブル部42−aから回線番号iに関するCR
C演算データを読み出し、データ列をCRC演算部41
1−aのフリップフロップに設定する。これによって、
メモリ部2から読み出された新たなデータブロックの先
頭データが、前回のデータブロックの最終データに引き
続く形で、CRC演算部411−aの各フリップフロッ
プに供給される。
【0038】上記理由から、CRC演算部411−a
は、図10に示すように、各フリップフロップF−1〜
F−5の出力側にセレクタSEL−1〜SEL−5を備
え、各セレクタSEL−1〜SEL−5は、HEC検出
制御部413−aからの制御信号に応じて、前段フリッ
プフロップからの出力またはHEC検出制御部413−
aから与えられたデータの何れかを選択し、これをCR
C演算判定部X1、および後段のフリップフロップに供
給する。HEC検出制御部413−aが行う上記セレク
タSEL−1〜SEL−5の入力選択制御については、
図11のシーケンス図を用いて後述する。
【0039】同期状態制御部412は、図5と図6に示
した状態S11、S12、S13間での状態遷移の管
理、「前同期中」状態S12および「同期確立中」状態
S13における保護段数の管理、「検出モード」S21
と「訂正モード」S22との間での状態遷移の管理を行
う。
【0040】メモリ部2から回線番号iのデータブロッ
ク(セル信号)を読み出すとき、HEC検出制御部41
3−aは、セル同期テーブル部42から読み出した回線
番号iの同期状態423を同期状態制御部412に転送
する。同期状態制御部412は、HEC検出制御部41
3−aから受け取った同期状態423と、CRC演算部
411−aからの制御信号とに基づいて、同期状態を遷
移させる。メモリ部2から読み出すデータブロックが回
線番号iのものから回線番号jのものに切り替わると
き、同期状態制御部412で記憶している同期状態が、
前述したCRC演算データと共に、セル同期テーブル部
42−aの回線番号iのレコードに保存される。この
時、同期状態制御部412から、セル生成部43に対し
て同期状態とヘッダ部訂正用信号が送信され、メモリ制
御部3に対して同期状態とHEC部H2の位置を示す信
号が送信される。これによって図7で説明した読み出し
アドレス更新量の制御が行われる。
【0041】セル生成部43は、メモリ2から読み出さ
れたセル信号を一時的に蓄積するためのバッファ部43
1と、空きセル生成部432と、上記バッファ部431
から出力されるセルと上記空きセル生成部432で生成
された空きセルとの何れか一方を選択するためのセレク
タ433と、上記セレクタ433を通過したセルのヘッ
ダに誤りがあった場合に、これを訂正するヘッダ訂正部
434とからなる。
【0042】セル生成部43は、HEC検出部41が各
データブロック(ATMセル)の5バイト目(HEC部
H2)の状態に応じて発行する制御信号により上記セレ
クタ433を制御することによって、「ハンチング中」
状態S11または「前同期中」状態S12にある期間、
あるいは「同期確立中」状態S13でヘッダ部に訂正不
可能な誤りが検出された場合に、メモリ部2から読み出
されたデータブロック(セル信号)が出力回線へ送出さ
れるのを抑制し、空きセル生成部432で生成した空き
セルを出力回線へ送出するよう動作する。
【0043】「同期確立中」の状態S13でヘッダ部に
誤りがない場合は、メモリ部2から読み出されたセル信
号を通過させ、「同期確立中」の状態S13でヘッダ部
H1に訂正可能な誤りがあった場合は、ヘッダ訂正部4
34を動作させて誤り訂正を行った後、セル信号を出力
回線へ送出する。バッファ部431は、HEC検出部4
1−aから制御信号が来るまでの間、メモリ部2から読
み出されセル信号を一時的にバッファリングするための
ものであり、入力セル信号をFIFO(先入れ先出し)
形式で順次に出力する。
【0044】図11は、回線番号i、j、kから受信し
たデータブロック(セル信号)R21、R22、R23
を順次にメモリ部2から読み出す場合に、回線番号jの
セル信号R22の読み出し時に行われる方式1によるセ
ル同期の制御シーケンスを示す。メモリ部2から回線番
号iのデータブロックR21を読み出しているとき、次
に読み出すべきデータブロックの回線番号jを示す信号
が、メモリ制御部3からHEC検出制御部413−aに
伝達される(j−21)。
【0045】HEC検出制御部413−aは、上記信号
に基づいて、セル同期テーブル部42−aから回線番号
jに関するCRC演算データ422と同期状態情報42
3を読み出す(j−22)。HEC検出制御部413−
aは、メモリ部2から読み出すデータブロックが、回線
番号iのデータR21から回線番号jのデータR22に
切り替わるとき、セレクタSEL−1〜SEL−5を切
り替え、データブロックR22の先頭タイミングで、既
にセル同期テーブル部42−aから読み出してある回線
番号jに関するCRC演算データ(前のデータブロック
の最後部分のデータ列)をフリップフロップF−1〜F
−5に設定する。HEC検出制御部413−aは、この
時点で各フリップフロップ部から取り込んである回線番
号iのデータ列を一時的に保持しておく。これらのデー
タ列は、次のデータブロックR22の処理期間中の適当
なタイミング(i−25)で、回線番号iのCRC演算
データ422として、セル同期テーブル部42−aに記
憶される。
【0046】次のデータブロックR22の最初のデータ
が読み出されるタイミングで、セレクタSEL−1〜S
EL−5が切り替えられ、以降、データブロックR22
内の各バイトデータがフリップフロップF−1〜F−5
に順次に入力される。同期状態情報423についても、
前の回線番号iの同期状態情報が、同期状態制御部41
2からHEC検出制御部4136−aに取り込まれ、上
記CRC演算データと同様に一時的に保持され、既にセ
ル同期テーブル部42−aから読み出してある次の回線
番号jの同期状態が、上記同期状態制御部に設定される
(SW21)。回線番号jのデータブロックR22を読
み出しているとき、メモリ部2からバイト単位でデータ
が供給される毎に、CRC演算部411−aの出力信号
が同期状態制御部412に取り込まれる。同期状態制御
部412は、セル生成部43に対して同期状態とヘッダ
訂正用の制御信号を供給し(j−23)、メモリ制御部
3に対してHEC部H2の位置を示す信号を供給する
(j−24)。また、データブロックの切り替え時点で
保持しておいた回線番号iのCRC演算データ422と
同期状態情報423を、セル同期テーブル部42−aに
格納する(i−25)。
【0047】メモリ制御部3は、データブロックR21
の読み出し中に次の回線番号jを通知したのと同様に、
データブロックR22の読み出し中に、HEC検出制御
部413−aに対して次の回線番号kを示す信号を通知
する(k−21)。HEC検出制御部413−aは、上
記回線番号通知に応答して、セル同期テーブル部42−
aから回線番号kと対応するCRC演算データ422と
同期状態情報423とを読み出す(k−22)。
【0048】データブロックがR22からR23に切り
替わる時点で、前の回線番号jの同期状態が同期状態制
御部412からHEC検出制御部413−aに取り込ま
れ、次の回線番号kの同期状態が同期状態制御部に設定
される。また、CRC演算データがCRC演算部からH
EC検出制御部413−aに取り込まれ、フリップフロ
ップにおけるデータ列の置き換えが行われる(SW2
2)。次いで、同期状態制御部412からセル生成部4
3に同期状態とヘッダ訂正用の制御信号が供給され(k
−23)、同期状態とHEC位置を示す信号がメモリ制
御部3へ供給され(k−24)、一時的に保持してあっ
た回線番号jの同期状態と、前データブロックR22の
最後の部分におけるCRC演算データとがセル同期テー
ブル部42−aに記憶される(j−25)。このように
して、回線番号jのデータブロックにおけるセル同期処
理が行われる。なお、セル同期テーブル部42−aは、
メモリ部2から1セル分のデータブロックが読み出され
る時間内に、読み出しと書き込みを1回ずつ行えば良
い。
【0049】セル同期部4で、例えば155.52メガ
ビット/秒の伝送速度をもつセル信号を処理する場合、
1セルあたり約2.7マイクロ秒の期間内に上記テーブ
ル部をアクセスをすれば良いため、セル同期テーブル部
42−aには特に高速のメモリを必要としない。
【0050】図12は、方式1を適用して、メモリ部2
から各回線毎に複数セル(この例では2セル)分のデー
タブロックを連続的に読み出す場合のシーケンスを示
す。
【0051】メモリ部2から回線番号iのデータブロッ
クR31を読み出している期間中に、メモリ制御部3か
らHEC検出制御部413−aに対して、次に読み出す
データブロックの回線番号jが通知される(j−3
1)。上記回線番号の通知を受けたHEC検出制御部4
13−aは、セル同期テーブル部42−aから、回線番
号jに関するCRC演算データ422と同期状態情報4
23を読み出す(j−32)。 データブロックがR3
1からR32に切り替わる時、図11に示した例と同様
に、HEC検出制御部413−aが、CRC演算部41
1−aと同期状態制御部412からそれぞれ回線番号i
のCRC演算データと同期状態を取り込み、CRC演算
部411−aと同期状態制御部412に、それぞれ回線
番号jのCRC演算データと同期状態を設定する(SW
31)。
【0052】回線番号jのデータブロックR32がバイ
ト単位で供給されている期間中は、HEC検出制御部4
13−aが、CRC演算部411−aの出力を取り込ん
でHECを検出し、同期状態制御部412が、セル生成
部43に対して同期状態とヘッダ訂正用の制御信号を与
え(j−33)、メモリ制御部3に対して同期状態とH
EC部位置を示す信号を与える(j−34)。また、前
の回線番号iのデータブロックR32について求めてお
いたCRC演算データ422と同期状態423をセル同
期テーブル部42−aに保存する(i−35)。同一の
回線番号jでデータブロックR32に続いて次のデータ
ブロックR33も読み出す場合、メモリ制御部3は、H
EC検出制御部413への回線番号通知を省略する。
【0053】HEC検出制御部413は、メモリ制御部
3から回線番号の通知がなかった場合は、CRC演算部
411−aとの間、および同期状態制御部との間での信
号のやり取りは省略し、その後、新たなデータブロック
R33について、前述したj−33、j−34と同様の
手順j−35、j−36を実行する。また、HEC検出
制御部413は、データブロックR32の読み出し期間
中にメモリ制御部3からの次の回線番号の通知が省略さ
れた場合、データブロックの切り替え時に、セル同期テ
ーブル部42−aからのCRC演算データと同期状態の
読み出しと、前のデータブロックに関するCRC演算デ
ータと同期状態のテーブルへの保存動作を省略する。
【0054】メモリ部2からの回線番号kのデータブロ
ックR34の読み出しに先だって、メモリ制御部3は、
HEC検出制御部413に対して回線番号kを通知する
(k−31)。データブロックR31の場合と同様に、
HEC検出制御部413は、セル同期テーブル部42−
aから回線番号kのCRC演算データ422と同期状態
情報423を読み出し、回線番号jのCRC演算データ
と同期状態情報とを上記テーブルに保存する(k−3
2)。データブロックがR33からR34に切り替わる
時点で、HEC検出制御部413−aは、CRC演算部
411−aと同期状態制御部412から回線番号jのC
RC演算データと同期状態を受取り、これに代わる回線
番号kのCRC演算データと同期状態をそれぞれCRC
演算部411−aと同期状態制御部412に設定する
(SW32)。
【0055】この後、同期状態制御部412−aからセ
ル生成部43に対して同期状態とヘッダ訂正用の制御信
号が出力され(k−33)、メモリ制御部3に対して同
期状態とHEC位置を示す信号が出力される(k−3
4)。また、デーブロックR33の最後に保持しておい
た回線番号jのCRC演算データと同期状態情報が、適
当なタイミングでセル同期テーブル部42に格納される
(j−37)。
【0056】次に方式2と方式3について説明する。こ
れらの方式は、各回線毎のCRC演算データのセル同期
テーブルへの保存を省略できるようにしたものである。
方式2では、53バイトのデータブロックを読み出し終
了した時点で、もし「ハンチング中」の状態S11であ
れば、次のデータブロックの読み出し開始アドレスを前
のデータブロックの先頭位置から49バイト分ずらした
値に設定するようにしている。
【0057】図13は、回線番号iのセル信号におい
て、「ハンチング中」状態S11となったデータブロッ
クと、次のデータブロックの読み出し開始位置との関係
を示している。メモリ部2には、回線番号iのセル信号
が、到着順に図の左から右方向に順次に書き込まれてい
るものとする。今、データブロックR41として、メモ
リ部2からデータ(1)からデータ(53)までの53
バイトが読み出され、このデータブロックR41を読み
終えた時点で、同期状態が「ハンチング中」の状態S1
1であったと仮定する。この場合、図7で定義したよう
に、次のデータブロックの読み出し開始アドレスは、前
のデータブロックの先頭アドレスから49バイト分隔て
た値に更新される。
【0058】この例では、次のデータブロックR42
は、データ(50)からデータ(102)までの53バ
イトとなり、データ(50)から(53)までの4バイ
トが、前回のデータブロックと次回のデータブロックと
で重複して読み出されるようになっている。
【0059】HECを検出するためには、4バイトのヘ
ッダ部と1バイトのHECとが連続した状態でHEC検
出回路に入力される必要がある。データブロックの分割
境界が上記5バイト部分で発生した場合でも、各回線毎
に前回読み出したデータブロックにおけるCRC演算デ
ータを保存してあれば、前述の方式1のように、保存さ
れた前ブロックのCRC演算データを利用して、HEC
を検出することができる。
【0060】しかしながら、CRC演算データ保存を省
略することを前提とし、且つ、任意の境界で分離された
データブロックについてHECの位置を検出しようとす
ると、各データブロックに、ヘッダ部H1とHEC部H
2とからなる5バイト部分が常に連続した状態で存在す
るように、ブロック境界を設定する必要がある。例え
ば、図13において、もしデータブロックR42をデー
タ(54)から読み出した場合、HEC部H2がデータ
(54)から(57)の間にあった場合は、HECの検
出は不可能である。 HECと対をなすセルヘッダ部H
1がデータ(50)から(53)の間に位置した場合も
同様である。
【0061】方式2は、前のデータブロックR41の後
尾部分4バイトが次のデータブロックR42と重なるよ
うにブロックの境界を設定することによって、データ
(50)から(53)の間にセルの先頭が位置した場合
でも、HEC検出制御部413−aにセル先頭の5バイ
トが連続的に入力されるようにしたものである。
【0062】「ハンチング中」状態S11で読み出され
たデータブロックでHEC部H2を検出できた場合は,
「前同期中」状態S12に遷移し、図7に示したよう
に、次のデータブロックの読み出し開始アドレスがセル
先頭に一致するように アドレスが更新される。すなわ
ち、HECを検出できたデータブロックにおいて、セル
先頭がブロックの先頭からhバイトずれた位置にあった
場合、読み出しアドレステーブル部322に記憶されて
いるデータブロック読み出し開始アドレスに(h+5
3)バイト分のアドレスを加えて得られる値を、次の読
み出し開始アドレスとしてアドレステーブル部322に
記憶しておけばよい。
【0063】「同期確立中」の状態S13にある間は、
読み出し開始アドレスを53バイト分ずつ更新して、読
み出しアドレステーブル部322に記憶する。セル同期
がとれている間は、デーブロックの先頭とセル先頭とが
一致しているため、4バイトのヘッダ部H1の直後にH
EC部H2が検出されるか否かを監視すればよく、「前
同期中」状態S12と「同期確立中」状態S13におい
ては、「ハンチング中」に行ったような同一データを重
複して読み出す必要はない。
【0064】方式3は、メモリ2から読み出す各データ
ブロックのサイズを57バイトとし、データブロックの
読み出しを終了した時点で「前同期中」の状態S12の
場合には、次回読み出すデータブロックでセルの先頭が
データブロックの先頭からmバイト目(mは「1」〜
「5」のうちの何れかの値をもつ定数)となるように、
読み出し開始アドレスを更新するようにしている。
【0065】図14は、「同期確立中」の状態S13ま
たは「ハンチング中」の状態S11となった場合、方式
3による次データブロックの読み出し開始アドレスの設
定例を示す。メモリ部2から、回線番号iのデータブロ
ックR51として、データ(1)から(57)までの5
7バイトを読み出し終えた時点で、同期状態が「同期確
立中」または「ハンチング中」であったと仮定する。こ
の場合、次のデータブロックR52の読み出しアドレス
は、前のデータブロックR51の先頭位置から53バイ
ト分隔たった位置となる。従って、次のデータブロック
R52は、データ(54)から(106)までの57バ
イトとなり、前のデータブロックR51で最後の4バイ
トとなったデータ(54)〜(57)が、次のデータブ
ロックR52の先頭で再度読み出されることになる。こ
のように読み出し開始アドレスを制御することによっ
て、セル先頭位置がデータ(54)〜(57)の間にあ
ったためにブロックR51では検出できなかったHEC
部H2を、次のブロックR52で確実に検出することが
できる。
【0066】方式3によれば、「同期確立中」の状態S
13においては、セルの先頭が常に各データブロックの
先頭からmバイト目に位置しているため、例えば、ヘッ
ダ訂正部434で、各データブロックのmバイト目から
1セル長の部分をATMセルとして抽出し、不要部分を
廃棄するようにすればよい。
【0067】図15は、上述した方式2または方式3に
従ってセル同期を行うセル同期制御部4の機能ブロック
を示す。図15に示した構成は、図8に示した装置構成
と同様、HEC検出部41−bと、セル同期状態テーブ
ル部42−bと、セル生成部43とからなる。図8に示
した装置との構成上の違いは、(a)セル同期テーブル
部42−bがCRC演算データ422の記憶エリアを持
っていない、および、(b)HEC検出部41−bにお
いて、CRC演算部411−bが、HEC検出制御部4
13−bから独立して動作する、の2点である。
【0068】方式2、方式3では、ヘッダ部H1とHE
C部H2が連続して各データブロックに含まれるように
なっているため、CRC演算部411−bは、前のデー
タブロックでのCRC演算データを一時保存する必要が
ない。また、HEC検出制御部413−bは、CRC演
算部411−bとの間でCRC演算データの授受を行う
必要がなく、同期状態制御部412との間で制御動作を
行えば済む。
【0069】図16は、方式2におけるメモリ部2から
のデータ読み出しと、HEC部H2の検出との関係を示
す。今、メモリ部2から回線番号iのデータブロックR
61を読み出した後、回線番号jのデータブロックR6
2を読み出す場合を考える。また、データブロックR6
1で、もし、HEC部がバイトデータ(53)に位置し
た場合に、HEC検出制御部413がこのHEC部を検
出できる時刻がP61であり、データブロックR62
で、もし、HEC部がバイトデータ(5)に位置した場
合に、HEC検出制御部413がこれを検出できる時刻
がP62であると仮定する。
【0070】方式2のHEC検出部41−bでは、各回
線のセル信号が連続して5バイト以上入力されなければ
HEC部を検出できないため、データブロックR62の
先頭バイト(1)からバイト(4)までの間では、仮
に、この区間にHEC部H2が存在していても、これを
検出することはできない。つまり、途中でデータブロッ
クの切り替えが発生する時刻P61からP62までの期
間内では、HEC部を検出できないことになる。このた
め、方式2を採用する場合は、P61からP62迄の期
間内に、セル同期テーブル52をアクセスし、i−6
1、j−62で示すように、同期状態情報423の読み
出しと書き込み動作を行えば良い。方式3についても、
これと同様のことが言える。
【0071】図17は、本発明によるセル多重化装置の
第2の実施例を示す。この実施例では、セル多重化装置
A−1に接続される複数の入力回線をn個のグループに
分け、各グループ毎に、「信号多重部1−i(i=1〜
n)と、メモリ部2−i(i=1〜n)と、メモリ制御
部3−i(i=1〜n)と」からなる多重化ユニットM
−i(i=1〜n)を設ける。各多重化ユニットの出力
は選択部6に入力され、選択部6の出力側にセル同期制
御部4が接続してある。
【0072】多重化ユニットM−i(i=1〜n)と選
択部6は、多重制御部5によって制御される。信号多重
部1−iは、回線番号i−1からi−qi(qiは、自
然数)までのqi本の回線から受信されるセル信号を時
分割多重してメモリ部2−iへ供給し、メモリ制御部3
−iを構成する書き込み機能部31−iと読み出し機能
部32−iによって、図1の場合と同様に、セル信号を
回線毎に管理して書き込み、回線毎に1ブロック分ずつ
読み出し動作する。読み出し制御は、多重制御部5によ
って制御される。多重制御部5は、多重化ユニットM−
1〜M−nを順次に選択し、例えば多重化ユニット部M
−iを選択したとき、選択信号をメモリ制御部3−iに
与える。メモリ制御部3−iは、上記選択信号に応答し
て、メモリ部2−iから、回線番号i−j(1≦j≦q
i)のセル信号から1ブロック分のデータをバイト単位
で順次の読み出し、選択部6に出力する。この時、メモ
リ制御部3−iは、読み出し対象なったデータブロック
の回線番号i−jを選択部6に通知する。
【0073】選択部6は、多重制御部5からの制御信号
によってメモリ部2−iからの出力を選択しており、こ
れによって、メモリ部2−iから出力された回線番号と
データとがセル同期制御部4に転送される。セル同期制
御部4は、図1に示したものと同様の動作を行い、同期
状態情報とHEC部の位置を示す信号を多重制御部5に
送る。多重制御部5は、これらの情報をメモリ制御部3
−iに転送し、メモリ制御部3−iは、図1のメモリ制
御部3と同様に、読み出し制御を行う。
【0074】図18は、本発明によるセル多重化装置の
第3の実施例を示す。ここでは、セル多重化装置A−1
の加入者回線L1〜Lnに接続される端末装置B1〜B
nとして、ATMセル信号の送出機能を備えたATM端
末の他に、ATMセル以外の形式による信号送出機能を
備えた端末装置、例えばCBR(Constant Bit Rate)
の回線データを送信するN−ISDN(Narrow BandInt
egrated Services Digital Network)に対応した電話機
を含む。
【0075】加入者回線L1〜Lnからの入力信号は、
図1で説明した本発明の第1の実施例と同様に、信号多
重部1によって多重化され、メモリ部2に形成された加
入者回線対応のバッファに蓄積される。セル多重化装置
は、セル同期部4の他に、上記メモリ部2から読み出さ
れたCBR回線データをATMセルに変換するための装
置として、AAL1(ATMAdaptation Layer 1)処理部
7を有し、セル信号セレクタ8によって上記セル同期制
御部4の出力とAAL1処理部7の出力の何れかを選択
的にネットワークに送出するようになっている。上記セ
ル同期制御部4およびAAL1処理部7が出力する読み
出しアドレス更新量制御のための制御信号は、セレクタ
10を介してメモリ制御部3に供給される。
【0076】メモリ部2から読み出されたデータを上記
セル同期制御部4とAAL1処理部7の何れで処理すべ
きかは、入力回線番号9Aと対応してサービス種類9B
を記憶するサービステーブル9によって指定される。上
記サービス種類としては、読み出されたデータに施すべ
き処理の種類(この例では、セル同期とAAL1処理)
を特定するための情報が記憶されている。上記サービス
テーブル9は、メモリ制御部3によって参照されるた
め、図3に示した読み出しアドレステーブル322と一
体に構成してもよい。
【0077】メモリ制御部3は、循環的に切替られる回
線番号に基づいて、読み出しアドレステーブル322か
らアドレス322Bを読み出す。この時、図3に示した
回線指定部321が、上記サービステーブルからサービ
ス種類9Bを読み出し、サービス種類9Bの内容に応じ
て、セレクタ8およびセレクタ10に選択信号を与える
と共に、セル同期制御部4とAAL1処理部7の何れか
を可動状態にして回線番号を通知する。ATMセル信号
を蓄積したバッファからデータを読み出す場合は、セル
同期制御部4が選択され、セル多重化装置では、第1の
実施例と同様の動作が行われる。 CBR回線データを
蓄積したバッファからデータを読み出す場合は、AAL
1処理部7が動作し、AAL1処理部で生成されATM
セルがセレクタ8を介して、ネットワーク(ATMスイ
ッチ)に送出される。
【0078】AAL1処理部7で生成されるATMセル
には、図19の(A)に示すように、第6バイト目にS
AR−PDU(segmentation and reassembly protocol
dataunit)ヘッダH3を有し、その後に47バイトのユ
ーザ情報領域U1をもつ第1形式のものと、図19の
(B)に示すように、ヘッダH3の次に1バイトのポイ
ンタ領域H4を有し、その後に46バイトのユーザ情報
領域U1をもつ第2形式のものとがある。
【0079】SAR−PDUヘッダH3には、同一回線
からの入力データを含むATMセルの生成順序を示すシ
ーケンス番号(0、1、2、……6、7の繰返し)が設
定される。ATMセルの第6バイト目は、詳しくは、図
19の(C)に示すように、CSI(Convergence Subl
ayer Indication)フィールドH3aと、SC(Sequence
Counter)フィールドH3bと、これらのフィールドの
エラーチェックコードを示すCRC(Cyclic Redundanc
y Check)フィールドH3cと、パリティビット(P)
H3dとを含む。シーケンス番号が偶数のセルにおい
て、CSIフィールドH3aのビットが「1」の場合
は、セルの第7バイト目がポインタH4を含むことを意
味し、「0」の場合は、上記第7バイト目がユーザ情報
を含むことを示す。
【0080】サービステーブル9のサービス種類9Bで
特に指定がなければ、AAL1処理部7は、回線毎に予
め決められている4バイトのATMセルヘッダ(H1)
と、1バイトのHEC(H2)と、フィールドH3cに
回線毎にカウントして得られるシーケンス番号を含み、
CSフィールドH3aにビット「0」を含むSAR−P
DUヘッダH3とを送信した後、メモリ部2から読み出
された47バイトのデータブロックU1を送信する。こ
の場合、次のデータブロックの読み出し開始アドレスが
47バイト分更新されるように、AAL1処理部7から
メモリ制御部3のアドレス更新制御部325に制御信号
が与えられる。
【0081】サービステーブル9のサービス種類9B
が、構造化データ転送法(structureddata transfer me
thod)のAAL1処理を指定している場合は、所定のブ
ロックサイズで構造化されたデータがメモリ2に蓄積さ
れていることを意味する。この場合、上記AAL1処理
部7は、所定の規則に従って、第7バイト目にデータブ
ロックの境界を示すポインタ情報を含む第2形式のAT
Mセルを生成する。
【0082】図20は、上述した第1、第2形式のAT
Mセルを生成するAAL1処理部7の構成を示す。AA
L1処理部7は、回線毎に固有のセルヘッダ(H1)と
HEC(H2)とを生成するATMヘッダ挿入部71
と、SAR−PDU(H3)とポインタ(H4)を生成
するSAR−PDU/ポインタ挿入部72と、構造化デ
ータ転送法により送信されたデータの各データブロック
の先頭を検出するための検出回路73と、メモリ部2か
ら読み出されたデータブロックを一時的に蓄積するため
のバッファメモリ74と、上記各回路の動作を制御する
ためのタイミング信号を発生するタイミング信号発生部
75と、セレクタ76からなる。タイミング信号発生部
75は、信号線C1を介してメモリ制御部3から与えら
れる可動信号によって制御動作を開始する。
【0083】挿入部71は、回線番号と対応してATM
セルヘッダ(H1)とHEC(H1)の内容を記憶して
おり、信号線C2を介してメモリ制御部3から通知され
た回線番号によって特定されるATMセルヘッダとHE
Cを、タイミング信号生成部75から与えられるタイミ
ング信号に同期して出力する。構造化データ転送を行う
回線から受信されデータは、メモリ部2のバッファに、
データブロック境界の有無を示すビット情報と共に蓄積
される。メモリ2から読み出したデータをバッファ74
に転送する時、上記ビット情報が検出部73に入力さ
れ、これによって各データブロックの先頭位置が検出さ
れる。
【0084】挿入部72は、回線番号に対応して、サー
ビス種類とシーケンス番号とポインタ制御情報を記憶し
ており、信号線C2を介してメモリ制御部3から通知さ
れた回線番号が通常のAAL1処理モードの回線を示す
場合は、図19Aに示した該1形式のATMセルとなる
ように、タイミング生成部75から与えられたタイミン
グに従って、SAR−PDUヘッダを出力した後、バッ
ファメモリ74からデータを順次に出力させる。
【0085】通知された回線番号が構造化データ転送の
回線を示す場合は、挿入部72は、検出部73が検知し
たブロック先頭の位置情報に応じて、ポインタ領域H4
に設定すべきポインタ情報を生成する。図19の(B)
に示した第2形式のセルフォーマットをもつATMセル
の生成には予め決められた制約があり、挿入部73に
は、シーケンス番号が偶数のATMセルについてのみ、
ポインタの挿入が許される。また、シーケンス番号が
「0」から「7」までの8セルを1つのグループとした
場合、ポインタの挿入は各グループで1度だけ許され
る。従って、挿入部2は、2度目以降のポインタを無視
し、第1形式のATMセルを生成する。
【0086】1つのグループでブロックの先頭が見つか
らなければ、シーケンス番号「6」をもつATMセルに
ダミーのポインタが挿入される。挿入部72は、ポイン
タ挿入の有無に応じて決まる制御情報をメモリ制御部3
に送る。これによって、メモリ制御部3では、46バイ
トまたは47バイトの何れかを更新量として、次の読み
出しアドレスが決定される。
【0087】上記第3実施例の変形として、セル同期制
御部4とAAL1処理部7の他に、可変長通信フレーム
をATMセルに変換するための第3の変換アダプタを設
けることによって、セル多重化装置の加入者線に、可変
長の通信フレームを送信する端末の接続を許容するよう
にしてもよい。
【0088】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、複数の入力回線から入力されるセル信号をメ
モリに書き込み、読み出し制御手段によって回線対応の
ブロックデータとして読み出し、セル同期制御手段で検
出したセル同期の状態に応じて、上記読み出し制御手段
が次データブロックの読み出し開始アドレスを決定する
ようにしているため、セル同期制御手段を複数の入力回
線に共用することができ、セル多重化装置の構造を簡単
化できる。また、セル同期手段の他に、メモリから読み
出されたデータブロックを所定構造のセルに変換するた
めのアダプタ(変換手段)を設けることによって、セル
送受信機能をもたない端末とATM端末とを収容可能な
セル多重化装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるセル多重化装置の1実施例を示す
機能ブロック図。
【図2】本発明の多重化装置が適用されるネットワーク
システムを示す図。
【図3】本発明に多重化装置を構成するメモリ制御部3
の構成を示す図。
【図4】ATMセルのフォーマットを示す図。
【図5】ATMにおけるセル同期状態の遷移図。
【図6】ATMにおけるセル同期状態の遷移図。
【図7】本発明でセル同期のために採用されるデータブ
ロックの読み出し開始アドレス制御方式1〜方式3を説
明するための図。
【図8】読み出し開始アドレス制御方式1を実施するセ
ル同期部4の構成を示す図。
【図9】読み出し開始アドレス制御方式1の原理を説明
するための図。
【図10】CRC演算部411−aの1実施例を示す
図。
【図11】読み出し開始アドレス制御方式1における動
作シーケンスを示す図。
【図12】読み出し開始アドレス制御方式1の変形例に
おける動作シーケンスを示す図。
【図13】読み出し開始アドレス制御方式2の原理を説
明するための図。
【図14】読み出し開始アドレス制御方式2の原理を説
明するための図。
【図15】上記方式2、方式3を実施するセル同期部4
の構成を示す図。
【図16】読み出し開始アドレス制御方式2におけるセ
ル同期テーブルアクセスのタイミングを説明するための
図。
【図17】本発明によるセル多重化装置の第2の実施例
を示す図。
【図18】本発明によるセル多重化装置の第3の実施例
を示す図。
【図19】上記セル多重化装置で生成されるセル構造を
示す図。
【図20】図18に示したAAL1処理部の詳細な構成
を示す図。
【符号の説明】
A−1〜A−m…セル多重化装置、C…ATM交換機、
1…信号多重部、2…メモリ部、3メモリ制御部、4…
セル同期制御部、7…変換アダプタ(AAL1処理部) 31…書き込み機能部、32…読み出し機能部、311
…書き込み制御部、312…書き込みアドレステーブル
部、321…回線指定部、322…読み出しアドレステ
ーブル部、323…読み出しアドレス制御部、324…
読み出し長カウンタ部、325…読み出しアドレス更新
量制御部、H1…ATMセルヘッダ部、H2…HEC
部、H3…SAR−PDUヘッダ部、H4…ポインタ領
域、S11…ハンチング中、S12…前同期中、S13
…同期確立中、S21…検出モード、S22…訂正モー
ド、41…HEC検出部、411…CRC演算部、41
2…同期状態制御部、413…HEC検出制御部、42
…セル同期テーブル部、43…セル生成部、431…バ
ッファ部、432…空きセル生成部、433…セル選択
部、434…ヘッダ部訂正部、F−1〜F−5…フリッ
プフロップ、X1…CRC演算判定部、SEL−1〜S
EL−5…セレクタ、R11〜R62…データブロッ
ク、P11…セル先頭部の位置、P12…HEC部の位
置。
フロントページの続き (72)発明者 小栗 洋三 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 芦 賢浩 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 田中 克佳 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 小崎 尚彦 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 高瀬 晶彦 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 宮城 盛仁 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の入力回線から並列的に入力された固
    定長のセル信号をバッファメモリに一時的に蓄積した
    後、所定のセル構造に同期したデータブロックとして出
    力回線に送出するためのセル多重化装置において、 複数の入力回線から受信したセル信号を多重化するため
    の多重化手段と、 上記多重化手段から出力されたセル信号を入力回線対応
    に順次に上記バッファメモリに蓄積するための書き込み
    を制御手段と、 上記バッファメモリに蓄積されたセル信号を回線毎に所
    定バイト数のデータブロックとして読み出すための読み
    出し制御手段と、 上記バッファメモリから読み出された各データブロック
    の同期状態を検出し、検出結果に応じた同期制御情報を
    上記読み出し制御手段に通知し、所定のセル構造に同期
    して読み出されたデータブロックを選択的に出力回線に
    送信するためのセル同期制御手段とからなり、 上記読み出し制御手段が、上記セル同期制御手段から通
    知された同期制御情報に基づいて、各回線と対応する次
    に読み出すべきデータブロックの読み出し開始アドレス
    を決定することを特徴とするセル多重化装置。
  2. 【請求項2】複数の入力回線から並列的に入力された信
    号をバッファメモリに一時的に蓄積した後、所定のセル
    構造に同期したデータブロックとして出力回線に送出す
    るためのセル多重化装置において、 複数の入力回線からの入力信号を多重化するための多重
    化手段と、 上記多重化手段から出力された入力信号を入力回線と対
    応させて上記メモリに蓄積するための書き込みを制御手
    段と、 上記メモリに蓄積された入力信号を入力回線に応じて決
    まる所定バイト数のデータブロックとして読み出すため
    の読み出し制御手段と、 上記メモリから読み出された各データブロックについて
    同期状態を検出し、検出結果に応じた制御情報を上記読
    み出し制御手段に通知し、所定のセル構造を持っている
    データブロックを選択的に出力回線に送信動作するセル
    同期制御手段と、 上記メモリから読み出された各デー
    タブロックを所定の構造を持つ固定長セルに変換して出
    力回線に送信すると共に、制御情報を上記読み出し制御
    手段に通知するための変換手段とからなり、 上記読み出し制御手段が、各加入者回線における信号伝
    送形式に応じて選択された上記セル同期制御手段と変換
    手段との何れかに上記メモリから読み出されたデータブ
    ロックを選択的に供給し、上記セル同期手段および上記
    変換手段から通知された制御情報に基づいて、各入力回
    線と対応する次のデータブロックの読み出し開始アドレ
    スを決定することを特徴とするセル多重化装置。
  3. 【請求項3】前記各入力回線からは、固定長の非同期転
    送モード(ATM)セルの信号または固定ビットレート(CB
    R)の信号が入力され、 前記読み出し制御手段が、前記バッファメモリから読み
    出されたATMセル信号のデータブロックを前記セル同
    期制御手段に供給し、前記バッファメモリから読み出さ
    れたCBR信号のデータブロックを前記変換手段に供給
    することを特徴とする請求項2に記載のセル多重化装
    置。
  4. 【請求項4】前記セル同期制御手段が、回線対応に同期
    状態を記憶するためのメモリを備え、入力された各デー
    タブロックで検出されたセル同期状態と上記メモリに記
    憶された同期状態との関係に応じて、上記メモリに記憶
    する同期状態を遷移させ、該同期状態に応じた同期制御
    情報を前記読み出し制御手段に通知することを特徴とす
    る請求項1〜請求項3の何れかに記載のセル多重化装
    置。
  5. 【請求項5】前記セル同期制御手段が、回線対応に前記
    遷移後の同期状態が所定のセル構造と同期した状態とな
    る迄は、前記入力されたデータブロックに代えて空セル
    信号を示すデータブロックを前記出力回線に送信するこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載のセ
    ル多重化装置。
  6. 【請求項6】前記セル同期制御手段が、前記バッファメ
    モリから読み出された各データブロックについて,CC
    ITTのI.432で規定された同期状態制御を行うこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載のセ
    ル多重化装置。
  7. 【請求項7】前記セル同期制御手段が、前記同期制御情
    報として、各データブロック内で検出したセル先頭位置
    と前記遷移後の同期状態を示す情報を出力し、 前記読み出し制御手段が、上記セル先頭位置と同期状態
    とに応じて、前記各回線と対応する次に読み出すべきデ
    ータブロックの読み出し開始アドレスを決定することを
    特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載のセル多
    重化装置。
  8. 【請求項8】前記セル同期制御手段が、 入力されたデータブロックを出力回線への転送するため
    の転送手段と、 各データブロックに含まれるセルヘッダ位置からセル同
    期状態を検出するための手段と、 回線対応に同期状態を記憶するためのメモリと、 上記メモリをアクセスするための手段と、 上記検出手段によって検出されたセル同期状態と、上記
    アクセス手段によって上記メモリから読み出した当該デ
    ータブロックの回線と対応する同期状態との関係に応じ
    て、上記メモリに記憶すべき同期状態を決定し、該同期
    状態に応じて上記転送手段を制御するための状態制御手
    段とからなることを特徴とする請求項1〜請求項7の何
    れかに記載のセル多重化装置。
  9. 【請求項9】前記転送手段が、空セルを示すデータブロ
    ックを生成するための生成手段と、入力されたデータブ
    ロックと上記生成手段で生成された空セルとの何れかを
    選択して出力するセレクタ手段とを備え、該セレクタ手
    段が、前記状態制御手段によって制御されることを特徴
    とする請求項6に記載のセル多重化装置。
  10. 【請求項10】前記セル同期状態検出手段が、前記デー
    タブロック中で連続するセルヘッダ相当の所定バイト数
    の第1データ部分についてエラーチェックコード(CR
    C)を演算し、該CRCと上記第1データ部分に後続す
    る第2データ部分の内容との関係から、セルヘッダの位
    置を検出するためのヘッダ検出手段を有し、 前記アクセス手段が、前記バッファメモリから次のデー
    タブロックが読み出される時点で、上記ヘッダ検出手段
    から取り込んだCRC演算データを前記メモリに保存
    し、同一回線の次のデータブロックが前記バッファメモ
    リからセル同期制御手段に入力される時点で、上記メモ
    リから読み出したCRC演算データを上記ヘッダ検出手
    段に設定するための手段を有することを特徴とする請求
    項8または請求項9に記載のセル多重化装置。
  11. 【請求項11】前記アクセス手段が、前記検出手段から
    取り込んだCRC演算データを、同一回線の次のデータ
    ブロックの先頭バイトがセル同期制御手段に入力されて
    から所定バイト数の期間内に、前記メモリに書き込むこ
    とを特徴とする請求項10に記載のセル多重化装置。
  12. 【請求項12】前記読み出し制御手段が、前記同期制御
    情報によって示される同期状態に応じて、次に読み出す
    べきデータブロックの読み出し開始アドレスを、前のデ
    ータブロックの先頭位置からセル長分隔てた位置を示す
    アドレス、またはセル長とは異なる長さ分隔てた位置を
    示すアドレスに設定することを特徴とする請求項1〜請
    求項11の何れかに記載のセル多重化装置。
  13. 【請求項13】前記読み出し制御手段が、前記同期制御
    情報が特定の同期状態を示した場合に、次に読み出すべ
    きデータブロックの読み出し開始アドレスを、前のデー
    タブロックの先頭位置と、該データブロックで検出され
    たセル先頭位置と、セル長とによって決まるアドレスに
    設定することを特徴とする請求項1〜請求項12の何れ
    かに記載のセル多重化装置。
  14. 【請求項14】前記読み出し制御手段が、前記同期制御
    情報がセル先頭未検出の状態を示した場合に、次に読み
    出すべきデータブロックの読み出し開始アドレスを、前
    のデータブロックの後尾部分を重複して読み出す位置に
    設定することを特徴とする請求項1〜請求項13の何れ
    かに記載のセル多重化装置。
  15. 【請求項15】前記読み出し制御手段が、次に読み出す
    べきデータブロックの読み出し開始アドレスを、前デー
    タブロックの後尾部分であってセルヘッダ長によって決
    まる所定バイト数の部分を読み出す位置に設定すること
    を特徴とする請求項14に記載されたセル多重化装置に
    おいて、。
  16. 【請求項16】前記読み出し制御手段が、前記バッファ
    メモリからの次のデータブロックの読み出しの先だっ
    て、前記セル同期手段に対して、次に読み出すデータブ
    ロックと対応する回線番号を通知することを特徴とする
    請求項1〜請求項13の何れかに記載のセル多重化装
    置。
  17. 【請求項17】前記読み出し制御手段が、前記バッファ
    メモリから同一の入力回線に属した複数セル分のデータ
    ブロックを連続的に出力する読み出しモードを有し、上
    記バッファメモリから読み出す次のデータブロックが、
    前のデータブロックとは入力回線を異にするとき、次の
    データブロックの読み出しの先だって前記セル同期手段
    に次の回線番号を通知し、上記次のデータブロックが前
    のデータブロックと同一の入力回線に属しているとき
    は、上記回線番号の通知を省略することを特徴とする請
    求項14に記載のセル多重化装置。
  18. 【請求項18】複数の入力回線から並列的に入力された
    固定長のセル信号をバッファメモリに一時的に蓄積した
    後、所定のセル構造に同期したデータブロックとして出
    力回線に送出するセル多重化装置において、 それぞれ複数の入力回線と接続された複数の多重化ユニ
    ットと、 上記複数の多重化ユニットに接続され、多重化ユニット
    から出力されるデータブロックを選択的に通過させるセ
    レクタ手段と、 上記セレクタ手段から供給される各データブロックにつ
    いてセル同期状態を検出し、検出結果に応じた同期制御
    情報を発生し、所定のセル構造に同期したデータブロッ
    クを選択的に上記出力回線に送信するためのセル同期制
    御手段と、 セル信号を出力すべき多重化ユニットを所定の順序で指
    定し、上記セル同期制御手段から受信した同期制御情報
    を上記指定された多重化ユニットに通知する出力制御手
    段とからなり、 上記各多重化ユニットが、 複数の回線から入力されたセル信号を多重化するための
    多重化手段と、 セル信号を一時的に記憶するためのバッファメモリと、 上記多重化手段から出力されたセル信号を回線対応に順
    次に上記バッファメモリに蓄積するための書き込みを制
    御手段と、 上記バッファメモリに蓄積されたセル信号を回線毎に所
    定バイト数のデータブロックとして読み出すための読み
    出し制御手段とを備え、 上記読み出し制御手段が、 上記出力制御手段から通知された制御情報に基づいて、
    各回線と対応する次に読み出すべきデータブロックの読
    み出し開始アドレスを決定することを特徴とするセル多
    重化装置。
  19. 【請求項19】前記セル同期制御手段が、回線対応に同
    期状態を記憶するためのメモリを備え、入力された各デ
    ータブロックで検出されたセル同期状態と上記メモリに
    記憶された同期状態との関係に応じて、上記メモリに記
    憶する同期状態を遷移させ、該同期状態に応じた同期制
    御情報を発生することを特徴とする請求項18に記載の
    セル多重化装置。
  20. 【請求項20】前記セル同期制御手段が、回線対応に前
    記遷移後の同期状態が所定のセル構造と同期した状態と
    なる迄は、前記入力されたデータブロックに代えて空セ
    ル信号を示すデータブロックを前記出力回線に送出する
    ことを特徴とする請求項18または請求項19に記載の
    セル多重化装置。
  21. 【請求項21】前記セル同期制御手段が、前記バッファ
    メモリから読み出された各データブロックについて,C
    CITTのI.432で規定された同期状態制御を行う
    ことを特徴とする請求項18〜請求項20の何れかに記
    載のセル多重化装置。
  22. 【請求項22】前記セル同期制御手段が、前記同期制御
    情報として、各データブロック内で検出したセル先頭位
    置と前記遷移後の同期状態を示す情報を出力し、 前記読み出し制御手段が、上記セル先頭位置と同期状態
    とに応じて、前記各回線と対応する次に読み出すべきデ
    ータブロックの読み出し開始アドレスを決定することを
    特徴とする請求項18〜請求項21の何れかに記載のセ
    ル多重化装置。
  23. 【請求項23】前記セル同期制御手段が、 入力されたデータブロックを出力回線への転送するため
    の転送手段と、 各データブロックに含まれるセルヘッダ位置からセル同
    期状態を検出するための手段と、 回線対応に同期状態を記憶するためのメモリと、 上記メモリをアクセスするための手段と、 上記検出手段によって検出されたセル同期状態と、上記
    アクセス手段によって上記メモリから読み出した当該デ
    ータブロックの回線と対応する同期状態との関係に応じ
    て、上記メモリに記憶すべき同期状態を決定し、該同期
    状態に応じて上記転送手段を制御するための状態制御手
    段とからなることを特徴とする記載のセル多重化装置。
  24. 【請求項24】前記転送手段が、空セルを示すデータブ
    ロックを生成するための生成手段と、入力されたデータ
    ブロックと上記生成手段で生成された空セルとの何れか
    を選択して出力するセレクタ手段とを備え、該セレクタ
    手段が、前記状態制御手段によって制御されることを特
    徴とする請求項23に記載のセル多重化装置。
  25. 【請求項25】前記セル同期状態検出手段が、前記デー
    タブロック中で連続するセルヘッダ相当の所定バイト数
    の第1データ部分についてエラーチェックコード(CR
    C)を演算し、該CRCと上記第1データ部分に後続す
    る第2データ部分の内容との関係から、セルヘッダの位
    置を検出するためのヘッダ検出手段を有し、 前記アクセス手段が、前記バッファメモリから次のデー
    タブロックが読み出される時点で、上記ヘッダ検出手段
    から取り込んだCRC演算データを前記メモリに保存
    し、同一回線の次のデータブロックが前記バッファメモ
    リからセル同期制御手段に入力される時点で、上記メモ
    リから読み出したCRC演算データを上記ヘッダ検出手
    段に設定するための手段を有することを特徴とする請求
    項18〜請求項24の何れかに記載のセル多重化装置。
  26. 【請求項26】前記アクセス手段が、前記検出手段から
    取り込んだCRC演算データを、同一回線の次のデータ
    ブロックの先頭バイトがセル同期制御手段に入力されて
    から所定バイト数の期間内に、前記メモリに書き込むこ
    とを特徴とする請求項25に記載のセル多重化装置。
  27. 【請求項27】前記読み出し制御手段が、前記同期制御
    情報によって示される同期状態に応じて、次に読み出す
    べきデータブロックの読み出し開始アドレスを、前のデ
    ータブロックの先頭位置からセル長分隔てた位置を示す
    アドレス、またはセル長とは異なる長さ分隔てた位置を
    示すアドレスに設定することを特徴とする請求項18〜
    請求項26の何れかに記載のセル多重化装置。
  28. 【請求項28】前記読み出し制御手段が、前記同期制御
    情報が特定の同期状態を示した場合に、次に読み出すべ
    きデータブロックの読み出し開始アドレスを、前のデー
    タブロックの先頭位置と、該データブロックで検出され
    たセル先頭位置と、セル長とによって決まるアドレスに
    設定することを特徴とする請求項18〜請求項27の何
    れかに記載のセル多重化装置。
  29. 【請求項29】前記読み出し制御手段が、前記同期制御
    情報がセル先頭未検出の状態を示した場合に、次に読み
    出すべきデータブロックの読み出し開始アドレスを、前
    のデータブロックの後尾部分を重複して読み出す位置に
    設定することを特徴とする請求項18〜請求項28の何
    れかに記載のセル多重化装置。
  30. 【請求項30】前記読み出し制御手段が、次に読み出す
    べきデータブロックの読み出し開始アドレスを、前デー
    タブロックの後尾部分であってセルヘッダ長によって決
    まる所定バイト数の部分を読み出す位置に設定すること
    を特徴とする請求項18〜請求項28の何れかに記載の
    セル多重化装置。
  31. 【請求項31】前記読み出し制御手段が、前記バッファ
    メモリからの次のデータブロックの読み出しの先だっ
    て、前記セル同期手段に対して、次に読み出すデータブ
    ロックと対応する回線番号を通知することを特徴とする
    請求項18〜請求項30の何れかに記載のセル多重化装
    置。
  32. 【請求項32】前記読み出し制御手段が、前記バッファ
    メモリからの次のデータブロックの読み出しの先だっ
    て、前記変換同期手段に対して、次に読み出すデータブ
    ロックと対応する回線番号を通知することを特徴とする
    請求項18〜請求項31の何れかに記載のセル多重化装
    置。
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