JPH07321682A - 多重放送用受信装置 - Google Patents

多重放送用受信装置

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Publication number
JPH07321682A
JPH07321682A JP6134870A JP13487094A JPH07321682A JP H07321682 A JPH07321682 A JP H07321682A JP 6134870 A JP6134870 A JP 6134870A JP 13487094 A JP13487094 A JP 13487094A JP H07321682 A JPH07321682 A JP H07321682A
Authority
JP
Japan
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tuner
receiving
data
broadcast
rds
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Pending
Application number
JP6134870A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Nishiyama
義則 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 AFリスト比較処理時であってもデータ欠損
を生じすることなく、多重データを受信することができ
る多重放送用受信装置を提供することにある。 【構成】 RDS受信装置10のマイコン24は、AF
リスト比較処理を実行するとき、当該AFリスト比較処
理を第1FMチューナ14に実行させると共に、第2F
Mチューナ15に多重データを抽出させるようにし、A
Fリスト比較処理を実行していないとき、前記第1FM
チューナ14及び第2FMチューナ15夫々の受信レベ
ルを比較検知し、当該比較結果に基づいてダイバーシテ
ィSW20、第1切換SW21及び第2切換SW22を
制御することにより各FMチューナをオーディオ回路1
6又はRDSデコーダ23に夫々切換接続するようにし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放送電波を受信すると
共に、当該放送電波に多重化されたデータを受信する多
重放送用受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、このような多重放送としては、F
Mラジオ放送の放送電波に当該放送番組に関連する情報
や交通情報等の情報を多重化し、受信側が当該多重化さ
れた情報を解読することにより、当該ラジオ放送の受聴
者に対して様々なサービスを提供することができるラジ
オ・データ・システム(以下、単にRDSと称する)方
式がある。
【0003】当該RDS方式においては、主に多くの放
送局がネットワークを組んで同一番組を放送することが
多い欧州等で広く普及しており、FM変調波の周波数帯
域外で19kHzのステレオパイロット信号の3次高調
波である57kHzを副搬送波とし、フィルタリング及
びバイフェーズコード化された番組内容や交通情報等の
情報を示すデータ信号により前記副搬送波を振幅変調し
てラジオデータ信号とし、当該振幅変調された副搬送波
を主搬送波に周波数変調して放送するようになされてい
る。
【0004】図9は当該ラジオデータ信号のベースバン
ドコーディング構造を示す説明図である。
【0005】当該ラジオデータ信号は、図9に示すよう
に104ビットから成るグループ単位で構成され、各グ
ループは夫々26ビットの4ブロックから成り、各ブロ
ックは16ビットの情報語と10ビットの検査語とから
構成されている。
【0006】前記ブロック1には、国名データや番組デ
ータから成るネットワークを示す番組識別データ(以
下、単にPIデータと称する)が、ブロック2には、交
通情報放送局の識別データを示す交番番組識別データ
(以下、単にTPデータと称する)や交通情報中の識別
データを示す交通アナウンス識別データ(以下、単にT
Aデータと称する)が、ブロック3には、同一番組を放
送しているネットワーク局群の各周波数データ(以下、
単にAFリストと称する)が、ブロック4には放送局名
やネットワーク名等の放送局名データ(以下、単にPS
データと称する)が夫々配置されている。
【0007】また、各グループは、その内容に応じて4
ビットにてタイプ0〜15の16通りに区別され、さら
に各タイプ(0〜15)に対して夫々A,Bの2つのバ
ージョンが定義されており、これらの認識コードはブロ
ック2に配置されている。尚、ネットワーク局のAFリ
ストはタイプ0Aグループのみで伝送されるようになっ
ている。
【0008】このようなRDS放送を受信する多重放送
用受信装置によれば、先に説明したように多くの放送局
がネットワークを組んで同一番組を放送することが多い
欧州においては、前記ラジオデータ信号中のAFリスト
及びPIデータを利用して、これら数多くの放送局から
電波の受信状況の良好な放送局を選択して受信したり、
しかも、自動車で走行しながら受信するときに、当該自
動車の移動に伴って電界強度が下がった場合には、より
電界強度の良好な同一番組の放送局を自動的に選局する
ことができる。
【0009】では、このようなRDS放送を受信する従
来の多重放送用受信装置としてのRDS放送対応型受信
装置(以下、単にRDS受信装置と称する)について説
明する。図10は従来のRDS受信装置の概略を示すブ
ロック図である。
【0010】図10においてRDS受信装置100は、
2FMチューナ方式を採用しており、放送局から到来す
る放送電波を受信する第1受信アンテナ101及び第2
受信アンテナ102と、当該第1受信アンテナ101に
より放送電波からAM放送を受信して受信音声信号を送
出するAMチューナ103と、前記第1受信アンテナ1
01により放送電波からFM放送を受信して受信音声信
号を送出すると共に、当該FM放送に多重化された多重
データ、すなわち前記ラジオデータ信号を抽出する第1
FMチューナ104と、前記第2受信アンテナ102に
より放送電波からFM放送を受信して受信音声信号を送
出すると共に、当該FM放送に多重化されたラジオデー
タ信号を抽出する第2FMチューナ105と、前記AM
チューナ103、第1FMチューナ104又は第2FM
チューナ105からの受信音声信号をオーディオ信号に
変換するオーディオ回路106と、当該変換されたオー
ディオ信号を増幅するアンプ107と、当該増幅された
オーディオ信号を音声出力するスピーカ108と、後述
する切換制御信号に基づいて前記第1FMチューナ10
4又は第2FMチューナ105からの受信音声信号を切
換選択するダイバーシティスイッチ(以下、単にダイバ
ーシティSWと称する)109と、前記抽出されたラジ
オデータ信号を解読するRDSデコーダ110と、前記
切換制御信号を送出すると共に、当該RDS受信装置1
00全体を制御するマイコン111とを有している。
【0011】では、当該RDS受信装置100の動作に
ついて説明する。
【0012】当該RDS受信装置100のRDS局以外
のFM局からのFM放送受信時においては、前記第1F
Mチューナ104及び第2FMチューナ105にてFM
放送を受信してそれぞれ受信音声信号を送出する。
【0013】当該マイコン111は、各第1FMチュー
ナ104及び第2FMチューナ105からの各受信音声
信号の受信レベル、例えばシグナルメータ電圧(以下、
単にSメータと称する)を比較処理し、当該比較結果に
基づいて、前記ダイバーシティSW109に切換制御信
号を送出する。当該ダイバーシティSW109は、前記
切換制御信号に応じて前記第1FMチューナ104及び
第2FMチューナ105の内から受信レベルの良好なF
Mチューナを切換選択する。
【0014】当該切換選択されたFMチューナは、当該
受信音声信号を前記オーディオ回路106及びアンプ1
07を介してスピーカ108より音声出力する。
【0015】また、RDS局からのFM放送受信時にお
いては、前記マイコン111が前述したように各FMチ
ューナにおける受信レベルを比較検知し、当該比較結果
に基づいて切換制御信号を前記ダイバーシティSW10
9に送出する。当該ダイバーシティSW109は、当該
切換制御信号に応じて受信レベルの良好なFMチューナ
を切換選択する。
【0016】当該切換選択されたFMチューナは、当該
受信音声信号を前記オーディオ回路106に供給すると
共に、当該FM放送に多重化された多重データを抽出し
て、当該抽出されたラジオデータ信号をRDSデコーダ
110に供給する。当該RDSデコーダ110は、当該
ラジオデータ信号を解読して当該マイコン111に供給
する。尚、当該解読されたラジオデータ信号中の、例え
ばAFリストは、当該マイコン111の図示せぬメモリ
に記憶する。
【0017】では、当該RDS受信装置100の顕著な
特徴を示す一般的なAFリスト比較処理について説明す
る。
【0018】当該AFリスト比較処理とは、前記マイコ
ン111のメモリに記憶したAFリストに基づいて受信
レベルの良好な同一番組の放送を受信するようにしたも
のである。図11は当該AFリスト比較処理におけるマ
イコン111の処理動作を示すフローチャートである。
【0019】図11において後述するステップS109
のタイマーによる一定時間が経過したか否か、すなわ
ち、当該AFリスト比較処理を実行するタイミングであ
るか否かを判定する(ステップS101)。一定時間が
経過したのであれば、すなわち、当該AFリスト比較処
理を実行するタイミングであれば、現在受信中のFM放
送の周波数データ、PIデータ及び現在の受信レベルと
いった受信データをメモリに記憶し(ステップS10
2)、前記メモリに記憶されたAFリストに基づいて、
現在受信中の放送局と同一番組の放送を行っているFM
放送局の受信周波数に変更してシーク動作を開始する
(ステップS103)。
【0020】当該変更した受信周波数における放送局を
シークし、当該シークされた放送局の受信レベルを取り
込み(ステップS104)、当該受信レベル(新受信レ
ベル)が、ステップS102にてメモリに記憶した受信
データ中の受信レベル(旧受信レベル)よりも大きいか
否かを判定する(ステップS105)。
【0021】当該新受信レベルが、前記旧受信レベルよ
りも大きくなければ、当該AFリスト中の周波数データ
に係わる全ての放送局へのシーク動作が終了したか否か
を判定する(ステップS106)。
【0022】当該AFリストに係わる全ての放送局への
シーク動作が終了したのであれば、ステップS102に
てメモリに記憶した受信データ中の周波数データに基づ
いて当該周波数データに相当する放送局を受信し(ステ
ップS107)、当該受信された放送局のPIデータと
前記受信データ中のPIデータとが一致しているか否か
を判定する(ステップS108)。
【0023】当該PIデータが一致しているのであれ
ば、当該AFリスト比較処理を実行するタイミングを待
つ一定時間タイマーをセットして(ステップS10
9)、当該AFリスト比較処理を終了する。
【0024】また、ステップS101にて一定時間が経
過したのでなければ、すなわち、当該AFリスト比較処
理を実行するタイミングでなければ、当該AFリスト比
較処理を終了する。また、ステップS105にて新受信
レベルが旧受信レベルよりも大きければ、当該受信中の
新受信レベルに係わる放送局の周波数データ、PIデー
タ及び受信レベル等をメモリに記憶するためにステップ
S102に移行する。
【0025】また、ステップS106にて当該AFリス
トに係わる全ての放送局へのシーク動作が終了したので
なければ、他の放送局をシークするためにステップS1
03に移行する。
【0026】また、ステップS108にて現在受信中の
放送局のPIデータが一致していなければ、ステップS
103に移行する。尚、当該AFリスト比較処理におい
ては、当該AFリスト比較処理を実行するタイミングを
一定時間毎としたが、受信音声信号のゼロクロスポイン
ト時としても良い。
【0027】当該従来のRDS受信装置100における
一般的なAFリスト比較処理によれば、受聴者がチャン
ネル操作を行わずとも、一定時間毎に最適な受信レベル
の同一番組を受聴者に提供することができる。
【0028】また、RDS局からの多重データを抽出す
るだけのデータ抽出用FMチューナを備えたRDS受信
装置も考えられている。
【0029】では、このような多重データ抽出用FMチ
ューナを備えたRDS受信装置について説明する。図1
2は当該RDS受信装置の概略を示すブロック図であ
る。
【0030】図12においてRDS受信装置120は、
第1受信アンテナ121及び第2受信アンテナ122
と、当該第1受信アンテナ121により放送電波からA
M放送を受信して受信音声信号を送出するAMチューナ
123と、前記第1受信アンテナ121により放送電波
からFM放送を受信して受信音声信号を送出する第1F
Mチューナ124と、前記AMチューナ123又は第1
FMチューナ124からの受信音声信号をオーディオ信
号に変換するオーディオ回路125と、当該オーディオ
信号を増幅するアンプ126と、当該増幅されたオーデ
ィオ信号を音声出力するスピーカ127と、前記第2受
信アンテナ122によりFM放送を受信して、当該FM
放送に多重化されたラジオデータ信号を抽出する第2F
Mチューナ128と、当該第2FMチューナ128にて
抽出されたラジオデータ信号を解読するRDSデコーダ
129と、当該RDS受信装置120全体を制御するマ
イコン130とを有している。
【0031】当該RDS受信装置120によれば、第2
FMチューナ128をRDS放送専用のチューナとして
いるので、第1FMチューナ124がAFリスト比較処
理に使用されていたとしても、前記第2FMチューナ1
28にてRDS局からの多重データを受信することがで
きる。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の図10に示すRDS受信装置100によれば、AF
リスト比較処理に要する時間は数十msecであり、当該A
Fリスト比較処理中においてはRDS局からの新たな多
重データを受信することができない。
【0033】しかも、最近ではRDS局からの多重デー
タには交通情報メッセージ(以下、単にTMC(Traffic
Message Channel) と称する)が採用化されつつあり、
当該TMCのデータは非常に数多くのデータ量を有して
おり、当該RDS受信装置100によれば、前記AFリ
スト比較処理中における当該TMCのデータ欠損は情報
取得の大きな妨げとなるいった第1の問題点があった。
【0034】また、上記従来の図12に示すRDS受信
装置120によれば、2FMチューナの内、第2FMチ
ューナをRDS局から多重データを抽出するだけのRD
S専用チューナとしているが、多重データ受信時でない
ときには、当該RDS専用チューナとしての第2FMチ
ューナは無駄となり、2FMチューナ方式を採用してい
るにもかかわらず、受信チューナの有効性を著しく損な
われてしまうといった第2の問題点があった。
【0035】第1の発明は、上記第1の問題点に鑑みて
なされたものであり、その第1の目的とするところは、
AFリスト比較処理時であってもデータ欠損を生じるこ
となく多重データを受信することができる多重放送用受
信装置を提供することにある。
【0036】また、第2の発明は、上記第2の問題点に
鑑みてなされたものであり、その第2の目的とするとこ
ろは、受信チューナの有効的に活用することができる多
重放送用受信装置を提供することにある。
【0037】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために第1の発明は、到来する放送電波を受信すると
共に、当該放送電波に多重化された多重データを抽出す
る少なくとも二つの受信手段と、当該受信された放送電
波を音声信号に変換して音声出力する音声出力手段と、
当該多重データを解読して解読データを送出する解読手
段と、切換制御信号に応じて、前記二つの受信手段と前
記音声出力手段又は解読手段とを夫々切換接続する切換
手段と、前記解読データを記憶すると共に、前記切換制
御信号を送出する制御手段とを有する多重放送用受信装
置であって、前記制御手段は、前記解読データに基づく
処理を実行するとき、当該解読データに基づく処理を一
方の受信手段に実行させ、他方の受信手段に前記多重デ
ータを抽出させ、前記解読データに基づく処理を実行し
ないとき、各受信手段の受信レベルを比較検知し、当該
比較結果に基づいて前記切換制御信号を送出することを
特徴とする。
【0038】また、上記第2の目的を達成するために第
2の発明は、到来する放送電波を受信すると共に、当該
放送電波に多重化された多重データを抽出する少なくと
も二つの受信手段と、当該受信された放送電波を音声信
号に変換して音声出力する音声出力手段と、当該多重デ
ータを解読して解読データを送出する解読手段と、切換
制御信号に応じて、前記二つの受信手段と前記音声出力
手段又は解読手段とを夫々切換接続する切換手段と、前
記解読データを記憶すると共に、前記切換制御信号を送
出する制御手段とを有する多重放送用受信装置であっ
て、前記制御手段は、多重データが多重化されていない
放送電波の受信時に、各受信手段の受信レベルを比較検
知し、当該比較結果に基づいて受信レベルの良好な一方
の受信手段に当該受信中の放送電波を受信させ、他方の
受信手段に多重データが多重化された放送電波を受信さ
せるように前記切換制御信号を送出することを特徴とす
る。
【0039】
【作用】かかる第1の構成により、第1の発明によれ
ば、解読データに基づく処理、例えばAFリスト比較処
理を実行するときには、当該AFリスト比較処理を一方
の受信手段に実行させ、他方の受信手段に多重データを
抽出させ、AFリスト比較処理を実行しないときには、
各受信手段の受信レベルを比較検知し、当該比較結果に
基づいて各受信手段と音声出力手段又は解読手段とをそ
れぞれ接続するようにしたので、各受信チューナを有効
的に活用することができると共に、AFリスト比較処理
時であってもデータ欠損が生じることなく新たな多重デ
ータを受信することができる。
【0040】かかる第2の構成により、第2の発明によ
れば、多重データが多重化されていない放送電波の受信
時に、各受信手段の受信レベルを比較検知し、当該比較
結果に基づいて受信レベルの良好な一方の受信手段に当
該受信中の放送電波を受信させ、他方の受信手段に多重
データが多重化された放送電波を受信させるようにした
ので、各受信手段を有効的に活用することができ、しか
も、その結果、多重放送受信時でなくても多重データを
受信することができる。
【0041】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の多重放送用受
信装置を適用したRDS受信装置について説明する。図
1は当該RDS受信装置の概略を示すブロック図であ
る。
【0042】図1においてRDS受信装置10は、2F
Mチューナ方式を採用しており、放送局から到来する放
送電波を受信する第1受信アンテナ11及び第2受信ア
ンテナ12と、当該第1受信アンテナ11により放送電
波からAM放送を受信して受信音声信号を送出するAM
チューナ13と、前記第1受信アンテナ11により放送
電波からFM放送を受信して受信音声信号を送出すると
共に、当該FM放送に多重化された多重データ、すなわ
ち前記ラジオデータ信号を抽出する受信手段である第1
FMチューナ14と、前記第2受信アンテナ12により
放送電波からFM放送を受信して受信音声信号を送出す
ると共に、当該FM放送に多重化された多重データ、す
なわち前記ラジオデータ信号を抽出する受信手段である
第2FMチューナ15と、前記AMチューナ13、第1
FMチューナ14又は第2FMチューナ15からの受信
音声信号をオーディオ信号に変換するオーディオ回路1
6と、当該変換されたオーディオ信号を増幅するアンプ
17と、当該増幅されたオーディオ信号を音声出力する
スピーカ18と、AMモード又はFMモードを切換える
モード切換スイッチ(以下、単にモード切換SWと称す
る)19と、前記第1FMチューナ14又は第2FMチ
ューナ15からの出力信号をダイバーシティ動作により
切換選択するダイバーシティSW20と、第1切換SW
21及び第2切換SW22と、前記ラジオデータ信号を
解読する解読手段であるRDSデコーダ23と、当該R
DS受信装置10全体を制御する制御手段であるマイコ
ン24とを有している。
【0043】尚、当該マイコン24は、前記モード切換
SW19、ダイバーシティSW20、第1切換SW2
1、第2切換SW22を切換制御するために切換制御信
号を送出するものとする。また、前記オーディオ回路1
6及びスピーカ18が請求項記載の音声出力手段に相当
するものであり、前記ダイバーシティSW20、第1切
換SW21及び第2切換SW22が請求項1乃至3記載
の切換手段に相当するものである。
【0044】では、当該第1実施例のRDS受信装置1
0の動作を図1及び図2に基づいて説明する。図2は当
該RDS受信装置10のマイコン24における処理動作
を示すフローチャートである。
【0045】図2においてAFリスト比較処理時である
か否かを判定する(ステップS11)。当該AFリスト
比較処理時でなければ、前記第1切換SW21及び第2
切換SW22をa側に切換え(ステップS12)、前記
ダイバーシティSW20にダイバーシティ動作を実行さ
せる(ステップS13)。
【0046】尚、当該ダイバーシティ動作とは、前記第
1FMチューナ14又は第2FMチューナ15からの各
受信音声信号をSメータに変換し、該マイコン24にて
各Sメータを比較検知し、当該比較結果に基づいてSメ
ータの大きい値のFMチューナ側を前記ダイバーシティ
SW20に切換選択させる。
【0047】また、ステップS11にてAFリスト比較
処理時でなければ、前記第1切換SW21及び第2切換
SW22をb側に切換え(ステップS14)、前記ダイ
バーシティSW20を第1FMチューナ14側に切換選
択して(ステップS15)、前記第2FMチューナ15
にRDS局からのラジオデータ信号を抽出させ(ステッ
プS16)、前記第1FMチューナ14にAFリスト比
較処理(ステップS100)を実行させる。
【0048】従って、上記第1実施例のRDS受信装置
10によれば、AFリスト比較処理時でないときに、ダ
イバーシティ動作により受信レベルの良好なFMチュー
ナ側を切換選択するようにし、AFリスト比較処理時に
おいては、予め設定された一方のFMチューナ側にAF
リスト比較処理を実行させると共に、他方のFMチュー
ナ側にRDS局からのラジオデータ信号を抽出させるよ
うにしたので、各FMチューナを有効的に活用して、A
Fリスト比較処理時であってもRDS局からの新たな多
重データを受信することにより、AFリスト比較処理中
に生じた多重データにおけるデータ欠損を防ぐことがで
きる。
【0049】尚、上記第1実施例のRDS受信装置10
によれば、AFリスト比較処理時においては図2のステ
ップS15に示すように第1FMチューナ14にAFリ
スト比較処理を実行させ、第2FMチューナ15にRD
Sデコード処理を実行させるようにしたが、FM局の受
信中の段階で各FMチューナに対してダイバーシティ動
作を実行させ、当該AFリスト比較処理実行直前におい
て前記ダイバーシティ動作の結果をそのまま維持し、当
該受信レベルの良好なFMチューナをRDSデコード用
とし、他方のFMチューナをAFリスト比較処理実行用
として設定するようにしても良い。
【0050】次に第2実施例のRDS受信装置について
説明する。図3は第2実施例のRDS受信装置の主な概
略を示すブロック図である。尚、第1実施例のRDS受
信装置10と重複するものには、同一符号を付すと共
に、その構成及び動作の説明を省略する。
【0051】図3に示す第2実施例のRDS受信装置3
0は、第1実施例のRDS受信装置10におけるダイバ
ーシティSW20、第1切換SW21、第2切換SW2
2及びマイコン24を、第1切換SW31、第2切換S
W32及びマイコン33に変えたものである。尚、当該
第1切換SW31及び第2切換SW32は、請求項4記
載の切換手段に相当するものである。
【0052】では、当該第2実施例のRDS受信装置3
0の動作を図3及び図4に基づいて説明する。図4は当
該第2実施例のRDS受信装置30におけるマイコン3
3の処理動作を示すフローチャートである。
【0053】図4において現在受信中の受信局がAM局
であるか否かを判定する(ステップS21)。当該受信
局がAM局でなければ、当該受信局がRDS局以外のF
M局であるか否かを判定する(ステップS22)。当該
受信局がRDS局以外のFM局でなければ、当該受信局
がRDS局であるか否かを判定する(ステップS2
3)。当該受信局がRDS局でなければ、当該処理動作
を終了する。
【0054】ステップS21にて受信局がAM局であれ
ば、前記第2切換SW32をb側に切換え(ステップS
24)、前記第1FMチューナ14又は第2FMチュー
ナ15からの各Sメータを比較検知し(ステップS2
5)、当該比較結果に基づいて第1FMチューナ14に
おけるSメータが大であるか否かを判定する(ステップ
S26)。
【0055】前記第1FMチューナ14におけるSメー
タが大であれば、前記第1切換SW31をa側に切換え
(ステップS27)、当該第1FMチューナ14にてR
DS局を受信してラジオデータ信号を抽出させ(ステッ
プS28)、当該処理動作を終了する。
【0056】ステップS26にて前記第1FMチューナ
14におけるSメータが大でなければ、前記第1切換S
W31をb側に切換え(ステップS29)、前記第2F
Mチューナ14にてRDS局を受信してラジオデータ信
号を抽出させ(ステップS30)、当該処理動作を終了
する。
【0057】また、ステップS22にて受信局がRDS
局以外のFM局であれば、前記第2切換SW32をa側
に切換え(ステップS31)、前記第1切換SW31を
a側に切換え、前記第1FMチューナ14を現在受信中
のFM放送を音声出力させる音声出力用とし、前記第2
FMチューナ15をRDS局を受信してラジオデータ信
号を抽出させるRDSデコード用として(ステップS3
2)、当該処理動作を終了する。
【0058】また、ステップS23にて受信局がRDS
局であれば、前記第2切換SW32をb側に切換え(ス
テップS33)、前記第1FMチューナ14及び第2F
Mチューナ15における各Sメータを比較検知し(ステ
ップS34)、当該比較結果に基づいて第1FMチュー
ナ14のSメータが大であるか否かを判定する(ステッ
プS35)。
【0059】第1FMチューナ14のSメータが大でな
ければ、前記第1切換SW31をb側に切換え(ステッ
プS36)、前記第2FMチューナ15にて当該RDS
局を受信し、当該RDS局の放送を音声出力させると共
に、ラジオデータ信号を抽出させ(ステップS37)、
当該処理動作を終了させる。
【0060】ステップS35にて当該第1FMチューナ
14のSメータが大であれば、前記第1切換SW31を
a側に切換え(ステップS38)、前記第1FMチュー
ナ14にて当該RDS局を受信し、当該RDS局の放送
を音声出力させると共に、ラジオデータ信号を抽出させ
(ステップS39)、当該処理動作を終了させる。
【0061】従って、上記第2実施例のRDS受信装置
によれば、受信局がAM局の場合には受信レベルの良好
なFMチューナにてRDS局からの多重データを受信さ
せ、受信局がRDS局以外のFM局の場合には一方のF
Mチューナにて当該受信中の放送を音声出力させると共
に、他方のFMチューナにて多重データを受信させ、受
信局がRDS局の場合には、受信レベルの良好なFMチ
ューナにてRDS局からの放送を音声出力させると共
に、当該FMチューナにて多重データを受信させるよう
にしたので、FMチューナを有効的に活用することによ
り、いかなる受信局を受信しようとも新たな多重データ
を受信することができる。
【0062】尚、上記第2実施例のRDS受信装置にお
いては、図4に示すステップS22にて受信局がRDS
局以外のFM局であれば、ステップS31及びステップ
S32にて第1FMチューナ14を音声出力用とし、第
2FMチューナ15をRDSデコード用とする処理動作
に移行するようにしたが、各FMチューナの各Sメータ
を一定時間比較検知し、当該比較結果に基づいて受信レ
ベルの良好なFMチューナを音声出力用とし、他方をR
DSデコード用として設定するようにしても良い。
【0063】また、RDS局以外のFM局に対して受信
を開始するときに、所定時間、例えば0.5秒間のダイ
バーシティ動作を開始し、受信レベルの良好なFMチュ
ーナ側を音声出力用とし、他方のFMチューナ側をRD
Sデコード用として設定するようにしても良い。
【0064】では、次に第3実施例のRDS受信装置の
動作について説明する。図5は当該第3実施例のRDS
受信装置の主な概略を示すブロック図である。尚、第2
実施例のRDS受信装置30と重複するものには、同一
符号を付すと共に、その構成及び動作の説明を省略す
る。
【0065】第3実施例のRDS受信装置40は、第1
実施例のRDS受信装置10及び第2実施例のRDS受
信装置30におけるそれぞれの効果、すなわち、AFリ
スト比較処理時であろうとなかろうと、各FMチューナ
を有効的に活用することができるようにしたものであ
る。
【0066】図5に示す第3実施例のRDS受信装置4
0は、第2実施例のRDS受信装置における第1切換S
W31、第2切換SW32及びマイコン33を、第1F
Mチューナ14又は第2FMチューナ15の受信音声信
号を切換選択する第1切換SW41、前記第1FMチュ
ーナ14又は第2FMチューナ15のラジオデータ信号
を切換選択する第2切換SW42、マイコン43に変え
たものである。尚、前記第1切換SW41及び第2切換
SWは、請求項1乃至4記載の切換手段に相当するもの
である。
【0067】では、当該RDS受信装置40の動作を図
5乃至図8に基づいて説明する。図6乃至図8は第3実
施例のRDS受信装置40の各放送局受信時におけるマ
イコン43の処理動作を示すフローチャートである。
尚、前記モード切換SW19は、フローチャート中のA
UDIO SWに相当するものである。
【0068】図6においてAM局からの放送受信時であ
るか否かを判定する(ステップS41)。AM局からの
放送受信時でなければ、RDS局以外のFM局からの放
送受信時であるか否かを判定する(ステップS42)。
RDS局以外のFM局からの放送受信時でなければ、R
DS局の放送受信時であるか否かを判定する(ステップ
S43)。当該RDS局の放送受信時でなければ、当該
処理動作を終了する。
【0069】また、ステップS41にてAM局からの放
送受信時であれば、前記AMチューナ13からの受信音
声信号を選択するように、前記モード切換SW(図中、
AUDIO SW)19をa側に切換えられているか否
かを判定する(ステップS44)。
【0070】当該モード切換SW19がa側に切換えら
れていれば、第1FMチューナ14及び第2FMチュー
ナ15にて現在受信できるRDS局を受信し、当該受信
したRDS局における各FMチューナの各Sメータを比
較検知し(ステップS45)、当該比較結果に基づいて
第1FMチューナ14のSメータが大であるか否かを判
定する(ステップS46)。
【0071】当該第1FMチューナ14のSメータが大
であれば、前記第2FMチューナ15からの受信音声信
号を選択するように前記第1切換SW41をb側に切換
え(ステップS47)、前記第1FMチューナ14にて
抽出されたRDS局からのラジオデータ信号を選択する
ように前記第2切換SW42をa側に切換えて、前記第
1FMチューナ14にてラジオデータ信号を受信し(ス
テップS48)、当該処理動作を終了する。
【0072】また、ステップS46にて第1FMチュー
ナ14のSメータが大でなければ、前記第1FMチュー
ナ14からの受信音声信号を選択するように前記第1切
換SW41をa側に切換え(ステップS49)、前記第
2FMチューナ15にて抽出されたRDS局からのラジ
オデータ信号を選択するように前記第2切換SW42を
b側に切換えて、前記第2FMチューナ15にてラジオ
データ信号を受信し(ステップS50)、当該処理動作
を終了する。
【0073】つまり、AM局の放送受信時であっても最
良の受信レベルのFMチューナから新たな多重データを
受信することができる。
【0074】また、ステップS42にてRDS局以外の
FM局からの放送受信時であれば、後述する図7に示す
A1に移行する。
【0075】また、ステップS43にてRDS局からの
放送受信時であれば、後述する図8に示すA3に移行す
る。
【0076】では、図7に示すA1において、各FMチ
ューナからの受信音声信号を選択するように前記モード
切換SW19をb側に切換えられているか否かを判定す
る(ステップS51)。当該モード切換SW19がb側
に切換えられていれば、現在AFリスト比較処理を実行
するタイミングであるか否かを判定する(ステップS5
2)。
【0077】当該AFリスト比較処理を実行するタイミ
ングでなければ、第1FMチューナ14及び第2FMチ
ューナ15夫々のSメータを比較検知し(ステップS5
3)、当該比較結果に基づいて第1FMチューナ14の
Sメータが大であるか否かを判定する(ステップS5
4)。
【0078】当該第1FMチューナ14のSメータが大
であれば、当該第1FMチューナ14からの受信音声信
号を選択するように前記第1切換SW41をa側に切換
え(ステップS55)、前記第2FMチューナ15にて
RDS局からのラジオデータ信号を受信させるように前
記第2切換SW42をb側に切換え(ステップS5
6)、当該処理動作を終了する。
【0079】また、ステップS54にて前記第1FMチ
ューナ14のSメータが大でなければ、前記第2FMチ
ューナ15からの受信音声信号を選択するように前記第
1切換SW41をb側に切換え(ステップS57)、前
記第1FMチューナ14にてRDS局からのラジオデー
タ信号を受信させるように前記第2切換SW42をa側
に切換え(ステップS58)、当該処理動作を終了す
る。
【0080】また、ステップS52にてAFリスト比較
処理を実行するタイミングであれば、前記第1FMチュ
ーナ14及び第2FMチューナ15夫々のSメータを比
較検知し(ステップS59)、当該比較結果に基づいて
第1FMチューナ14のSメータが大であるか否かを判
定する(ステップS60)。
【0081】当該第1FMチューナ14のSメータが大
であれば、当該第1FMチューナ14にてAFリスト比
較処理を実行させると共に、当該第1FMチューナ14
からの受信音声信号を選択するように前記第1切換SW
41をa側に切換え(ステップS61)、前記第2FM
チューナ15にてRDS局からのラジオデータ信号を受
信させるように前記第2切換SW21をb側に切換え
(ステップS62)、図11に示すAFリスト比較処理
(ステップS100)に移行する。
【0082】また、ステップS60にて前記第1FMチ
ューナ14のSメータが大でなければ、前記第2FMチ
ューナ15にてAFリスト比較処理を実行させると共
に、当該第2FMチューナ15からの受信音声信号を選
択するように前記第1切換SW41をb側に切換え(ス
テップS63)、前記第1FMチューナ14にてRDS
局からのラジオデータ信号を受信させるように前記第2
切換SW42をa側に切換え(ステップS64)、図1
1に示すAFリスト比較処理(ステップS100)に移
行する。
【0083】つまり、RDS局以外のFM局からの放送
受信時であっても、受信レベルの良好なFMチューナを
現在放送中の放送に係る音声出力用とし、他方のFMチ
ューナをRDSデコード用として、RDS局からの新た
な多重データを受信することができる。
【0084】また、RDS局以外のFM局からの放送受
信時にAFリスト比較処理を実行した場合、受信レベル
の良好なFMチューナにAFリスト比較処理を実行さ
せ、他方のFMチューナにてRDS局からの新たな多重
データを受信することができる。
【0085】また、図6に示すステップS43にてRD
S局からの放送受信時であれば、図8に示すA3に移行
する。
【0086】図8に示すA3において各FMチューナか
らの受信音声信号を選択するように前記モード切換SW
19がb側に切換えられているか否かを判定する(ステ
ップS71)。当該モード切換SW19がb側に切換え
られていれば、現在AFリスト比較処理を実行するタイ
ミングであるか否かを判定する(ステップS72)。
【0087】当該AFリスト比較処理を実行するタイミ
ングでなければ、第1FMチューナ14及び第2FMチ
ューナ15夫々のSメータを比較検知し(ステップS7
3)、当該比較結果に基づいて第1FMチューナ14の
Sメータが大であるか否かを判定する(ステップS7
4)。
【0088】当該第1FMチューナ14のSメータが大
であれば、前記第1FMチューナ14からの受信音声信
号を選択するように前記第1切換SW41をa側に切換
え(ステップS75)、前記第1FMチューナ15にて
RDS局からのラジオデータ信号を受信させるように前
記第2切換SW42をa側に切換え(ステップS7
6)、当該処理動作を終了する。
【0089】また、ステップS74にて前記第1FMチ
ューナ14のSメータが大でなければ、前記第2FMチ
ューナ15からの受信音声信号を選択するように前記第
1切換SW41をb側に切換え(ステップS77)、前
記第1FMチューナ14にてRDS局からのラジオデー
タ信号を受信させるように前記第2切換SW42をb側
に切換え(ステップS78)、当該処理動作を終了す
る。
【0090】また、ステップS72にてAFリスト比較
処理を実行するタイミングであれば、前記第1FMチュ
ーナ14及び第2FMチューナ15夫々のSメータを比
較検知し(ステップS79)、当該比較結果に基づいて
第1FMチューナ14のSメータが大であるか否かを判
定する(ステップS80)。
【0091】当該第1FMチューナ14のSメータが大
であれば、前記第1FMチューナ14にてAFリスト比
較処理を実行させるように当該第1切換SW41をa側
に切換え(ステップS81)、前記第2FMチューナ1
5にてRDS局からのラジオデータ信号を受信させるよ
うに前記第2切換SW21をb側に切換え(ステップS
82)、図11に示すAFリスト比較処理(ステップS
100)に移行する。
【0092】また、ステップS80にて前記第1FMチ
ューナ14のSメータが大でなければ、前記第2FMチ
ューナ15にてAFリスト比較処理を実行させるように
前記第1切換SW41をb側に切換え(ステップS8
3)、前記第1FMチューナ14にてRDS局からのラ
ジオデータ信号を受信させるように当該第2切換SW4
2をa側に切換え(ステップS84)、図11に示すA
Fリスト比較処理(ステップS100)に移行する。
【0093】つまり、RDS局からの放送受信時の場合
には、受信レベルの良好なFMチューナにて現在受信中
の放送に係る音声を受信させると共に、当該受信中の多
重データを受信することができる。
【0094】また、RDS局からの放送受信時における
AFリスト比較処理においては、受信レベルの良好なF
MチューナにAFリスト比較処理を実行させ、他方のF
Mチューナにて現在受信中の放送に係る音声を受信させ
ると共に、当該受信中の多重データを受信することがで
きる。
【0095】従って、上記第3実施例のRDS受信装置
40によれば、各FMチューナを有効的に活用して、い
かなる受信局を受信中であれ、AFリスト比較処理時で
あるにかかわらず、RDS局からの新たな多重データを
受信することができると共に、AFリスト比較処理中に
生じる多重データのデータ欠損を防止することができ
る。
【0096】尚、上記実施例においては、FMラジオ多
重放送を受信するRDS受信装置について説明したが、
FMラジオ放送以外の他の放送、例えばテレビ放送等に
多重化されたテレビ多重放送を受信する受信装置につい
ても本発明が適用可能であることはいうまでもない。
【0097】また、RDSに限らず道路交通情報通信シ
ステム(VICS)においても適用可能であることは言
うまでもない。
【0098】
【発明の効果】第1の発明によれば、解読データに基づ
く処理、例えばAFリスト比較処理を実行するときに
は、当該AFリスト比較処理を一方の受信手段に実行さ
せ、他方の受信手段に多重データを抽出させ、AFリス
ト比較処理を実行しないときには、各受信手段の受信レ
ベルを比較検知し、当該比較結果に基づいて各受信手段
と音声出力手段又は解読手段とをそれぞれ接続するよう
にしたので、各受信チューナを有効的に活用して、AF
リスト比較処理時であってもデータ欠損が生じることな
く新たな多重データを受信することができる。
【0099】また、第2の発明によれば、多重データが
多重化されていない放送電波の受信時に、各受信手段の
受信レベルを比較検知し、当該比較結果に基づいて受信
レベルの良好な一方の受信手段に当該受信中の放送電波
を受信させ、他方の受信手段に多重データが多重化され
た放送電波を受信させるようにしたので、各受信手段を
有効的に活用することができ、しかも、その結果、多重
放送受信時でなくても多重データを受信することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多重放送用受信装置を適用した第1実
施例のRDS受信装置の概略を示すブロック図である。
【図2】第1実施例のRDS受信装置におけるマイコン
の処理動作を示すフローチャートである。
【図3】第2実施例のRDS受信装置の概略を示すブロ
ック図である。
【図4】第2実施例のRDS受信装置におけるマイコン
の処理動作を示すフローチャートである。
【図5】第3実施例のRDS受信装置の概略を示すブロ
ック図である。
【図6】第3実施例のRDS受信装置におけるマイコン
の処理動作を示すフローチャートである。
【図7】第3実施例のRDS受信装置におけるマイコン
の処理動作を示すフローチャートである。
【図8】第3実施例のRDS受信装置におけるマイコン
の処理動作を示すフローチャートである。
【図9】一般的なRDS放送におけるラジオデータ信号
のベースバンドコーディング構造を示す説明図である。
【図10】従来の多重放送用受信装置を適用したRDS
受信装置の概略を示すブロック図である。
【図11】一般的なAFリスト比較処理におけるマイコ
ンの処理動作を示すフローチャートである。
【図12】従来の多重放送用受信装置を適用したRDS
受信装置の概略を示すブロック図である。
【符号の説明】
10,30,40 RDS受信装置(多重放送用受信装
置) 14 第1FMチューナ(受信手段) 15 第2FMチューナ(受信手段) 16 オーディオ回路(音声出力手段) 18 スピーカ(音声出力手段) 20 ダイバーシティSW(切換手段) 21,31,41 第1切換SW(切換手段) 22,32,42 第2切換SW(切換手段) 23 RDSデコーダ(解読手段) 24,33,43 マイコン(制御手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 到来する放送電波を受信すると共に、当
    該放送電波に多重化された多重データを抽出する少なく
    とも二つの受信手段と、当該受信された放送電波を音声
    信号に変換して音声出力する音声出力手段と、当該多重
    データを解読して解読データを送出する解読手段と、切
    換制御信号に応じて、前記二つの受信手段と前記音声出
    力手段又は解読手段とを夫々切換接続する切換手段と、
    前記解読データを記憶すると共に、前記切換制御信号を
    送出する制御手段とを有する多重放送用受信装置であっ
    て、 前記制御手段は、前記解読データに基づく処理を実行す
    るとき、当該解読データに基づく処理を一方の受信手段
    に実行させ、他方の受信手段に前記多重データを抽出さ
    せ、前記解読データに基づく処理を実行しないとき、各
    受信手段の受信レベルを比較検知し、当該比較結果に基
    づいて前記切換制御信号を送出することを特徴とする多
    重放送用受信装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記解読データに基づ
    く処理を実行するとき、各受信手段の受信レベルを比較
    検知し、当該比較結果に基づいて当該解読データに基づ
    く処理を一方の受信手段に実行させ、他方の受信手段に
    前記音声出力手段を接続させる前記切換制御信号を送出
    することを特徴とする請求項1記載の多重放送用受信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記解読データに基づ
    く処理を実行するとき、各受信手段の受信レベルを比較
    検知し、当該比較結果に基づいて当該解読データに基づ
    く処理を一方の受信手段に実行させ、他方の受信手段に
    前記解読手段を接続させる前記切換制御信号を送出する
    ことを特徴とする請求項1記載の多重放送用受信装置。
  4. 【請求項4】 到来する放送電波を受信すると共に、当
    該放送電波に多重化された多重データを抽出する少なく
    とも二つの受信手段と、当該受信された放送電波を音声
    信号に変換して音声出力する音声出力手段と、当該多重
    データを解読して解読データを送出する解読手段と、切
    換制御信号に応じて、前記二つの受信手段と前記音声出
    力手段又は解読手段とを夫々切換接続する切換手段と、
    前記解読データを記憶すると共に、前記切換制御信号を
    送出する制御手段とを有する多重放送用受信装置であっ
    て、 前記制御手段は、多重データが多重化されていない放送
    電波の受信時に、各受信手段の受信レベルを比較検知
    し、当該比較結果に基づいて受信レベルの良好な一方の
    受信手段に当該受信中の放送電波を受信させ、他方の受
    信手段に多重データが多重化された放送電波を受信させ
    るように前記切換制御信号を送出することを特徴とする
    多重放送用受信装置。
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