JPH0732078A - 線材の予備加工方法及び予備加工装置 - Google Patents

線材の予備加工方法及び予備加工装置

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JPH0732078A
JPH0732078A JP33001492A JP33001492A JPH0732078A JP H0732078 A JPH0732078 A JP H0732078A JP 33001492 A JP33001492 A JP 33001492A JP 33001492 A JP33001492 A JP 33001492A JP H0732078 A JPH0732078 A JP H0732078A
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rotary motion
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Yozo Oshiro
陽三 大代
Norifumi Abiru
憲史 阿比留
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Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はコイルばねに成形する線材を成形前
に予備加工してコイルばねを精度良く成形する。 【構成】 一対の溝付フィードロールで挟持された線材
を送り出す時にフィードロール軸を軸方向にスラスト制
御して線材に曲げ応力を適宜与えて、コイル胴部のみに
初張力を付与したコイルばねを成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコイルばね製造機におけ
る線材をコイルばねに成形する線材を事前に予備加工し
てコイルばねを精度良く成形する方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】引張コイルばね31の密着巻されたボデ
ィコイル部32に所望の初張力を付与するために図7に
示すように案内部材3により供給される線材4に成形工
具9で曲げ応力を与えながらボディコイル部32を成形
する方法がある。又別の予備加工方法として案内部材3
に線材4を供給する前に所定の曲率半径Rで曲げ応力を
常時線材4に与えた儘で引張コイルばねを成形してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術によれば引
張コイルばねの初張力を得るために線材に加工前に常時
曲げ応力を与えていた。その結果引張コイルばねのフッ
ク部に該当する線材にも曲げ応力が与えられているの
で、フックの脚部が湾曲したり円弧部が変形してばねの
形状が所望の平坦な又直線状にはならなかった。
【0004】これを解決するために線材を上下一対のフ
ィードロールで挟持して案内部材に供給する時に上下各
々のフィードロールに相対向する軸方向にスラスト荷重
を与えて線材を挟持した対面するフィードロールの各々
の溝の軸心を偏心させる事により線材に曲げ応力を与え
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1はフィードロール装
置を示し、フレーム1に構築された雌ねじ8で軸支され
た一方のフィードロール軸の軸受部材2を第2のサーボ
モーター12により回動させてスラスト荷重量を制御す
る。
【0006】一つの引張コイルばねを成形するに必要な
量の線材をフィードロール装置で供給する時に初張力を
必要としないフック部に該当する部分的な線材の線送り
ではフィードロールの相対向する軸方向へのスラスト荷
重を除去して線材に対して曲げ応力を付与しない。
【0007】
【作用】素線としての線材4は輪状束に捲かれているの
で線材自体が円弧形状の曲げ癖を保持している。この線
材4を直線化装置を通過させて直線状に戻すと、残余の
曲げ癖と直線化応力により線材4に円弧形状が残る。
【0008】ばね成形機のばねを成形する空間部に対し
て輪状束を水平に据えたり、垂直に据えたり、案内部材
3の軸芯から上下左右方向に遠ざけて、ばねを成形する
空間部と輪状束の線材との相対的位置関係を変化させる
と、案内部材3から送り出される線材4の流れ方向は自
ずと変化する。
【0009】これに対して前記の相対位置を固定して、
線材4の流れ方向をも固定して、上フィードロール15
をスラスト移動させると、スラスト荷重量により図3で
示す線材4が上フィードロール15の上溝17及び下フ
ィードロール16の下溝18との接点が転移し、案内部
材3を介してその線材4が送り出されるばねを成形する
空間部で3次元方向に図4に示すように流れ出し先が変
化する。この変化方向と曲げ量の度合い量を初張力を必
要とする引張コイルばねを成形するための予備加工に応
用する。
【0010】
【実施例】以下本発明を実施例を図1〜図6に基づき説
明する。第2のサーボモーター12の回転が回転運動部
5である歯車を介して直線運動部6を構成する移動雄ね
じ7を回動する。上フィードロール軸13に回動自在に
かつ摺動不能に連結された軸受部材2は、軸受部材2を
構成する移動雄ねじ7とフレーム1に加工された直線運
動部6を構成する雌ねじ8でもって上フィードロール軸
13の軸線方向にスライド移動する。線材4を挟持して
いる下フィードロール16はスラスト移動しない。
【0011】第1のサーボモーター11により下フィー
ドロール軸14が回転する。上フィードロール軸13は
連結歯車19、20でもって下フィードロール軸14に
歯合されているので上フィードロール軸13に固着され
た上フィードロール15の上溝17と下フィードロール
軸14に固着された下フィードロール16の下溝18に
挟持された線材4はばね成形空間へ案内部材3を介して
送り出される。尚、一対のフィードロールは図示しない
加圧装置にて適度に線材4を送り出す為の把持力として
の押圧力が線材4を圧接する方向に与えられている。ば
ね成形空間では図示しない複数工具でもって引張コイル
ばね31を成形するが、この時上フィードロール軸13
がスラスト移動していると図4に示すようにに線材4は
スラスト状態に応じてイ、ロ、ハの何れかの方向に流れ
出てくる。
【0012】図3に於いてスラスト移動する上フィード
ロール15が下フィードロール16に対して左側にスラ
スト移動していると、線材4は左側のイの方向に流れ
る。この線材4の曲がり特性が引張コイルばね31のボ
ディコイル部32に初張力を与える予備加工である。
【0013】図2では上フィードロール15がスラスト
移動していないので、線材4は案内部材3の軸線と同一
方向に流れ、線材4には曲げ特性がない。
【0014】この状態で引張コイルばね31のフック部
33を成形すると、円弧部34に変形が生じないで、又
脚部35は直進となり、理想的な引張コイルばね31が
成形される。
【0015】
【発明の効果】これでもって常時線材4に曲げを与えな
いで必要に応じてばね成形機械の運転中に成形される引
張コイルばね31の各部位に曲げを与えたり、除去して
成形すると、精度の高い引張コイルばね31が出来上が
る。初張力を有した引張コイルばねに限らずピッチ巻ば
ね、押しばねに於いても検長器等の測定装置を併用する
ことによりスラスト荷重量を制御し、ボディコイル部の
ピッチ間隔を調整、管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の全体説明図。
【図2】図2はスラスト荷重が与えられていないフィー
ドロールの部分図。
【図3】図3はスラスト荷重が与えられているフィード
ロールの部分図。
【図4】図4は線材の流れ方法を示す説明図
【図5】図5は適切な形状の引張コイルばねの説明図
【図6】図6は不都合な形状の引張コイルばねの説明図
【図7】図7は従来の技術を示す説明図
【符号の説明】
フレーム 1 軸受部材 2 案内部材 3 線材 4 回転運動部 5 直線運動部 6 移動雄ねじ 7 雌ねじ 8 成形工具 9 数値制御装置 10 第1のサーボモーター 11 第2のサーボモーター 12 上フィードロール軸 13 下フィードロール軸 14 上フィードロール 15 下フィードロール 16 上溝 17 下溝 18 連結歯車 19、 20 引張コイルばね 31 ボディコイル部 32 フック部 33 円弧部 34 脚部 35

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のフィードロールで挟持された線材を
    案内部材より送り出すばね成形機の線材送り出し方法に
    おいて、線材送り用の一対のフィードロールを軸支した
    一対のフィードロール軸と、前記一対のフィードロール
    軸の少なくとも一方を回転させる第一の回転速度制御自
    在のサーボモータと、前記一対のフィードロール軸の一
    方のフィードロール軸が回動自在にかつ摺動不能に連結
    された軸受部材と、回転運動を前記軸受部材の進退方向
    に沿う直線運動に変換するよう回転運動部と直線運動部
    で構成された変換機構と、前記変換機構の回転運動部を
    駆動する第二の停止位置及び回転速度制御自在のサーボ
    モータと、前記第一及び第二のサーボモータを設定パル
    ス数に従って制御する数値制御装置とで線材を挟持した
    前記一対のフィードロールの溝の軸心を偏心させて線材
    に曲げ応力を与える事を特徴とする線材の予備加工方
    法。
  2. 【請求項2】一対のフィードロールで挟持された線材を
    案内部材より送り出すばね成形機の線材フィードロール
    装置において、線材送り用の一対のフィードロールを軸
    支した一対のフィードロール軸と、前記一対のフィード
    ロール軸の少なくとも一方を回転させる第一の停止位置
    及び回転速度制御自在のサーボモータと、前記一対のフ
    ィードロール軸の一方のフィードロール軸が回動自在に
    かつ摺動不能に連結された軸受部材と、回転運動を前記
    軸受部材の進退方向に沿う直線運動に変換するよう回転
    運動部と直線運動部で構成された変換機構と、前記変換
    機構の回転運動部を駆動する第二の停止位置及び回転速
    度制御自在のサーボモータと、前記第一及び第二のサー
    ボモータを設定パルス数に従って制御する数値制御装置
    とを備えた事を特徴とする線材の予備加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102489633A (zh) * 2011-11-18 2012-06-13 浙江万能弹簧机械有限公司 一种送线减速箱
US8755204B2 (en) 2009-10-21 2014-06-17 Lam Research Corporation RF isolation for power circuitry
CN104353759A (zh) * 2014-11-03 2015-02-18 三峡大学 一种送料长度可调节的间歇送料装置

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