JPH073204Y2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH073204Y2
JPH073204Y2 JP1989055776U JP5577689U JPH073204Y2 JP H073204 Y2 JPH073204 Y2 JP H073204Y2 JP 1989055776 U JP1989055776 U JP 1989055776U JP 5577689 U JP5577689 U JP 5577689U JP H073204 Y2 JPH073204 Y2 JP H073204Y2
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heat exchanger
cross
flow fan
air conditioner
fin
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雅彦 大捕
宏二 和田
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は横流ファンを用いて熱交換器に通風する空気調
和装置に関する。
(従来の技術) 従来、熱交換器には熱伝達率を向上させるためのフィン
として第10図に示すような表面に切り起こし13を設けた
スリットフィン14を冷媒を流通させる管群に多数列積層
させたのを用いている。
このような構成の熱交換器1cを第8図のように筒状の横
流ファン2と対向させて設けると、熱交換器を通過して
くる空気の流れはスリットフィン14の切起し13部分によ
って乱され、空気はこの乱れた状態で横流ファンの羽根
7に衝突するため、横流ファン特有の笛吹音を発するこ
とがあった。
第7図は従来の横流ファンを用いた空気調和装置の騒音
の周波数分析を示したもので、図中Fで示されるピーク
は笛吹音といわれるものでnz/60(Hz)(Z:横流ファン
の羽根枚数,n:ファン回転数)の倍周波数で発生した。
このため、この笛吹音を低減させるには横流ファンと熱
交換器の距離を大きくしなければならず空気調和装置筐
体が大きくなるという欠点があった。
(考案が解決しようとする課題) このように従来の空気調和装置の熱交換器では横流ファ
ンと組み合わせて動作させると笛吹音が発生することが
あり、これを低減させるために横流ファンと熱交換器の
距離を大きくする必要があり、これに伴なって空気調和
装置筐体が大きくなるという欠点があった。
本考案は上記のような問題点を解決し、空気調和装置か
らの異音を低減させると共に空気調和装置筐体を小形化
することを目的としている。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、筒状の横流ファン
と、フィンを多数列積層した冷凍サイクル中の熱交換器
とを同一ケーシング内に設置した空気調和装置におい
て、前記熱交換器は横流ファンと対向する部分に表面が
平坦なフィンを、他の部分に表面に切起しのあるフィン
を用いて形成したことを構成になっている。
(作用) このような構成によれば横流ファンと隣接する部分に設
けられた表面が平坦なフィンを通過してくる空気はスム
ーズに流れるので、横流ファンの羽根に衝突するときに
生じる特有の笛吹音が生じにくくなる。
(実施例) 以下、図面を参照して、本考案の実施例を説明する 第1図は本考案に係る空気調和装置の第1の実施例を示
した室内ユニットAの平面図であり、コの字型のケーシ
ング4とスタビライザ3により室内熱交換器1aを固定設
置し、ケーシング4と室内熱交換器1aの間にできる空間
に筒状の横流ファン2を設置して構成している。
室内熱交換器1aと横流ファン2の位置関係は第2図に示
す斜視図の様になっており、室内熱交換器1aと横流ファ
ン2は距離Bを隔てて設置されている。
そして、室内熱交換器1aは第3図に示すように全体の1/
3程を表面が平坦なフラットフィン6fとし残りの部分を
表面に切起し13を設けたスリットフィン5fとしたフィン
を多数列積層させて形成しており、横流ファン2に対向
する部分にフラット層6が他の部分にはスリット層5が
配置されている。
このような構成の室内ユニットAは冷房運転時には室内
熱交換器1aが蒸発器となり吸熱作用を行ない、室内の空
気は横流ファン2により室内熱交換器1aを通過し冷却さ
れて吹出口から吹出される。この際、室内熱交換器1aの
スリット層5を通過する空気は高効率で熱交換され、フ
ラット層6を通過する空気は、熱交換効率がスリット層
5を通過する空気より低下するが空気はスムーズにフィ
ンを通過するので乱気流となることなく横流ファン2の
羽根7に衝突し、横流ファン特有の笛吹音はほとんど発
生しない。
第6図は本実施例の騒音の周波数分析データを示すグラ
フであり、第7図に示す従来の騒音の周波数分析データ
と比較すると本実施例では図中Fのようなピークはなく
なっており、笛吹音がなくなっていることがわかる。
このように本実施例では横流ファンと対向する部分の熱
交換器をフラット層6として他の部分をスリット層5と
したもので、熱交換器の熱交換率をそれ程低下させない
で、横流ファン特有の笛吹音をなくすことが可能とな
る。また、笛吹音がほとんどなくなるため、横流ファン
と熱交換器の距離(図中B)を短かくすることができる
ので、室内ユニットの小形化が可能である。
また、回転数を上げても笛吹音がほとんどなくなるの
で、回転数を増やすことによりフラット層による熱交換
効率の減少分を吸収して余りある熱交換効率を生み出す
ことが可能である。
第4図は本考案の第2の実施例のウインド型空気調和装
置を上方から見た断面図であり、箱形のケーシング12内
を仕切板8により2つに仕切り、室外側Dにはスタビラ
イザ11aにより室外熱交換器9を固定設置して仕切板8
と室外熱交換器9の間にできる空間に室外ファン10を設
置している。また、室内側Eにはスタビライザ11bによ
り室内熱交換器1bを固定設置して仕切板8と室内熱交換
器1bの間にできる空間に横流ファン2を設置して構成し
ている。
第5図は室内側Eに設置されている室内熱交換器1bは表
面に切起しのあるスリットフィンを多数列積層させたス
リット層5と表面が平坦なフラットフィンを多数列積層
させたフラット層6とからなり、横流ファン2と対向す
る部分にはフラット層6を対向しない部分にはスリット
層5を配置している。
このように構成するウインド型空気調和装置の室内ユニ
ットにおいても第1実施例と同様で横流ファン2と隣接
するフラット層を通過してくる空気はスムーズな流れで
横流ファン2の羽根7に衝突するので、横流ファン2に
よる笛吹音をなくすことが可能である。
また、第1の実施例では横流ファンの位置や径の変更に
熱交換器を対応させるのに表面が平坦な領域と表面に切
り起こしのある領域を変更させた新たなフィンを設け
て、このフィンを多数列積層させて熱交換器を形成する
必要があるのに対し、本実施例では、フィン全体に切起
しのあるスリットフィンとフィン全体の表面が平坦なフ
ラットフィンの枚数を横流ファンの位置や径に対応させ
て別々に多数列積層させて熱交換器を形成するので、熱
交換器のフィンの構成の変更が容易である。
なお、本実施例では、切起しを設けたフィンとして第10
図に示すようなスリット形状13を設けた平面状のフィン
を用いているのが、切起こしをスリット形状13ではなく
第11図に示すようなルーバ形状14にしたものでも良い。
また、平面状のフィンに限らず、V字形状や波形形状の
フィンであっても同様な効果が得られる。
なお、横流ファン2が熱交換器1の中央よりに設けられ
ている場合には第12図乃至第15図のように横流ファンと
対向する部分にフラット層6が設けられるように構成す
ればよい。
また、横流ファンと、対向して平坦なフィンを設ける範
囲は、横流ファンの回転数と熱交換器との距離等により
決定され横流ファンの径と同じである必要はなく、適宜
決めればよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、横流ファンと対向する部分に表面が平
坦なフィンを他の部分に、表面に切起しを設けたフィン
を多数列積層させるので、横流ファンと隣接するフィン
を通過してくる空気の気流はスムーズになり笛吹音の原
因となる乱気流が減少し横流ファン特有の笛吹音をほと
んどなくすことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る空気調和装置の第1の実施例を示
した室内ユニットの縦断面図で、第2図は第1の実施例
に係る室内ユニットの熱交換器にと横流ファンの斜視図
で第3図は第1の実施例に係る室内ユニットの熱交換器
に用いられるフィンを示した平面図で、第4図は本考案
の第2の実施例に係るウインド型空気調和装置の横断面
図で、第5図は第2の実施例に係るウインド型空気調和
装置の室内ユニットの熱交換器と横流ファンの斜視図
で、第6図は本実施例で得られた騒音の周波数分析デー
タを示すグラフで、第7図は従来の騒音の周波数分析デ
ータのグラフで、第8図は従来の空気調和装置の室内ユ
ニットの縦断面図で、第9図は表面が平坦なフラットフ
ィンの平面図で、第10図は表面にスリット形状に切起し
を設けたフィンの平面図で、第11図は表面にルーバー形
状の切起しを設けたフィンの平面図で、第12図は横流フ
ァンが熱交換器の中央よりにある場合のセパレート型の
エアコンの室内ユニットの縦断面図で、第13図は第12図
の横流ファンと熱交換器の斜視図で第14図は横流ファン
が熱交換器の中央よりある場合のウインド型空気調和装
置の横断面図で、第15図は第14図に示す横流ファンと熱
交換器の位置関係を示す斜視図である。 1a、1b、1c……室内熱交換器 2……横流ファン、3……スタビライザ 4……ケーシング、5……スリット部 6……フラット部、7……羽根(ブレード)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の横流ファンと、フィンを多数列積層
    した冷凍サイクル中の熱交換器とを同一ケーシング内に
    設置した空気調和装置において、前記熱交換器は横流フ
    ァンと対向する部分に表面が平坦なフィンを、他の部分
    に表面に切起しのあるフィンを用いて形成したことを特
    徴とする空気調和装置。
JP1989055776U 1989-05-17 1989-05-17 空気調和装置 Expired - Fee Related JPH073204Y2 (ja)

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JPH02147722U JPH02147722U (ja) 1990-12-14
JPH073204Y2 true JPH073204Y2 (ja) 1995-01-30

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