JPH07319223A - 液体現像剤及び液体静電複写現像剤 - Google Patents

液体現像剤及び液体静電複写現像剤

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JPH07319223A
JPH07319223A JP7121158A JP12115895A JPH07319223A JP H07319223 A JPH07319223 A JP H07319223A JP 7121158 A JP7121158 A JP 7121158A JP 12115895 A JP12115895 A JP 12115895A JP H07319223 A JPH07319223 A JP H07319223A
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アール.ラーソン ジェームズ
John W Spiewak
ダブリュ.スピーワック ジョン
Joseph Mort
モート ジョセフ
Chen Inan
チェン イナン
Martin A Abkowitz
エイ.アブコウィッツ マーティン
Homer Antoniadis
アントニアディス ホーマー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粒子電荷が高く、且つ電導率が低い液体現像
剤を提供する。 【構成】 液体と、熱可塑性樹脂粒子と、イオン又は両
性イオン第4級アンモニウムブロックコポリマーを含む
非極性液体に可溶性の電荷ディレクタとを含み、この電
荷ディレクタの数平均分子量は約70000乃至約20
0000である液体現像剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野及び従来の技術】本発明は一般的に
液体現像剤組成物に関し、特に、高分子量のイオン又は
両性イオンアンモニウムブロックコポリマーを含む液体
現像剤に関する。更に詳細には、具体例において本発明
は、ポリ−2−エチルヘキシルメタクリレート−コ(c
o)−N′,N′−ジメチルアミノ−2−エチルメタク
リレート(EHMA−DMAEMA)ABジブロックコ
ポリマーのアルキル化又はプロトン化から誘導される電
荷ディレクタ(charge director )を有する液体現像剤
に関する。該電荷ディレクタは逆ミセルを形成し、ブロ
ックコポリマーのアンモニウムイオン又は極性末端は内
側に向き、非極性のEHMAテール(尾)は、液体現像
剤のために選択された疎水性炭化水素ビヒクルに対する
方向に外側へ向いている。また、例えば挿入されたモル
量のモノ開始剤により開始されているアクリルモノマー
のg数をモノ開始剤のモル数で割ることにより決定され
る電荷ディレクタの数平均分子量は、約70000乃至
約200000であり、好ましくは約80000乃至約
150000であり、更に好ましくは約85000乃至
100000である。
【0002】上述の分子量では、低電導率で粒子電荷が
高い等の多数の利点を有する液体現像剤が可能である。
低電導率は、主に、高分子量の電荷ディレクタから生じ
る大型のミセルに起因する。大型ミセルは、例えば以下
のように、電導率を低下させると考えられる。(1)粘
性抗力(viscous drag)のためにミセルのサイズが大き
くなるにつれて電気泳動移動度が低下する。(2)ミセ
ルのサイズが大きくなるにつれて、電荷ディレクタの全
質量充填量が同じであればミセルの数は減少し、その結
果ミセルの電荷密度が低下する。例えば、ABジブロッ
クアンモニウム電荷ディレクタから形成されるミセルの
電気泳動移動度、サイズ及び電荷密度に対する電荷ディ
レクタ分子量の影響は以下の表1で説明される。
【0003】
【表1】
【0004】更に、これらの高分子量電荷ディレクタは
粒子電荷の高い低電導率の液体トナー分散をもたらすこ
とがわかっている。例えば、分子量が93519のAB
ジブロックEHMA−DMAEMA・HBrで帯電され
た現像剤は、例えば本明細書に開示されるESA法で測
定される移動度が4E−10m2 /Vsより大きく、且
つ本明細書に開示されるサイエンティフィカAC電導率
メータで測定される1パーセント現像剤固体の液体トナ
ー分散の電導率が約4ps/cmより小さい粒子を可能
にすることがわかった。分子量が4000のABジブロ
ックEHMA−DMAEMA・HBrで帯電された対応
する液体トナー分散は、移動度が3.5E−10m2
Vsより小さく、且つ電導率が8ps/cmより大きい
粒子を可能にする。本発明の現像剤は、ゼログラフィッ
クプロセスのように本明細書に示される液体現像剤で潜
像が可視化される多数の既知の画像形成及び印刷システ
ムのために選択されることができる。現像された画像の
画質、ベタ領域範囲及び解像度は、通常、トナー粒子の
十分な電気泳動移動度を必要とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、粒子
帯電が高く、且つトナー帯電速度が速いことが可能な液
体現像剤を提供することである。
【0006】本発明のもう1つの目的は、粒子電荷が高
く、且つ電導率が低い液体現像剤を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】具体例において、本発明
は、トナー樹脂と、顔料と、電荷添加剤(charge addit
ive )と、高分子量のイオン及び/又は両性イオンアン
モニウムブロックコポリマーを含む電荷ディレクタと、
を含む液体現像剤に関する。具体例では、上記の電荷デ
ィレクタは、極性の第4級アンモニウムAブロックと非
極性成分又は構成要素の第2のBブロックとを含み、こ
れにより炭化水素に溶解することができる。また、この
ABジブロックコポリマーは、グループ移動重合(grou
p transfer polymerization )と、イオン又は両性イオ
ン部位が極性Aブロックに導入される、グループ転移で
調製されたABジブロックコポリマーの次のポリマー修
飾反応と、から得ることができる。ここで、電荷ディレ
クタの数平均分子量は、約70000乃至約20000
0であり、好ましくは80000乃至150000であ
り、更に好ましくは85000乃至100000であ
る。
【0008】本発明の具体例は、液体と、熱可塑性樹脂
粒子と、非極性液体に可溶性のアンモニウムブロックコ
ポリマー電荷ディレクタと、を含む現像剤に関する。ま
た、(A)カウリ−ブタノール価が約5乃至約30であ
り、約50パーセント乃至約95重量パーセントの主要
量だけ存在する非極性液体と、(B)平均体積粒径が約
5乃至約30ミクロンである熱可塑性樹脂粒子及び顔料
と、(C)非極性液体可溶性の高分子量のイオン又は両
性イオンアンモニウムブロックコポリマーと、(D)電
荷添加剤(任意であるが好ましい)と、を含む液体静電
複写現像剤に関する。
【0009】本発明の適切な電荷ディレクタは下記の式
で示される。
【0010】
【化2】
【0011】式中、Rは水素原子、アルキル、アリール
又はアルキルアリールであり、R″はヘテロ原子を有す
る又は有しないアルキル、アリール、シクロアルキル、
シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアリール又は
アルキルアリールであり、R'''はヘテロ原子を有する
又は有しない炭素が4乃至20のアルキル、アリール、
シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアル
キルアリール又はアルキルアリールである。Xはヘテロ
原子を有する又は有しない炭素が例えば約2乃至10の
アルキレン又はアリールアルキレンであり、Yは水素原
子、ヘテロ原子を有する又は有しない、炭素原子が1乃
至約25のアルキル、炭素原子が6乃至約30のアルキ
ルアリール及びアリールである。Z-は、臭化物、水酸
化物、塩化物、硝酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、硫
酸塩、リン酸塩、フッ化物、ドデシルスルホン酸塩、ド
デシルベンゼンスルホン酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢
酸塩、クロロ酢酸塩、及びステアリン酸塩等の各アニオ
ンである。aMa +a′M a'は約3500乃至1200
00であり、bMb は28000乃至190000であ
る。ここで、a、a′及びbは数平均重合度(DP)で
あり、Ma 、Ma'及びMb は対応する繰返し単位の分子
量である。アルキルには炭素原子が1乃至約25の基が
含まれ、アリールには炭素原子が6乃至約24の基が含
まれ、アルキレンには炭素原子が1乃至約25の基が含
まれる。
【0012】Mn が約70000乃至約200000の
特定のジブロックコポリマー電荷ディレクタの例には、
ポリ〔2−トリメチルアンモニウムエチルメタクリレー
トブロマイド−コ−2−エチルヘキシルメタクリレー
ト〕、ポリ〔2−トリエチルアンモニウムメチルメタク
リレートヒドロキサイド−コ−2−エチルヘキシルメタ
クリレート〕、ポリ〔2−トリメチルアンモニウムメチ
ルメタクリレートクロライド−コ−2−エチルヘキシル
メタクリレート、ポリ〔2−トリメチルアンモニウムメ
チルメタクリレートフルオライド−コ−2−エチルヘキ
シルアクリレート〕、及びポリ〔2−トリメチルアンモ
ニウムメチルアクリレートp−トルエンスルホネート−
コ−2−エチルヘキシルメタクリレート〕等が含まれ
る。
【0013】本発明の好ましいアンモニウムABジブロ
ックコポリマー電荷ディレクタは、正に帯電されたアン
モニウム窒素を有する極性Aブロックと、カウリ−ブタ
ノール価が約30より低い非極性液体にブロックコポリ
マーがより効果的に溶解できるようにするのに十分な脂
肪族含量を有する非極性Bブロックと、を含む。Aブロ
ックは、例えば、約3500乃至約120000の数平
均分子量範囲を有し、Bブロックは約28000乃至約
190000の数平均分子量範囲を有する。
【0014】別の具体例では、ABアンモニウムジブロ
ック電荷ディレクタはA及びBブロックから成り、Aブ
ロックはアルキル、アリール又はアルキルアリールアミ
ン含有ポリマーであり、アルキル、アリール又はアルキ
ルアリール部分は置換されても置換されなくてもよい。
有用なAブロックは、(1)CH2 =CRCO2
1〔ここで、Rは水素原子、炭素が1乃至20のアルキ
ル、アリール又はアルキルアリールであり、R1 は炭素
が1乃至20のアルキルで、R1 の末端は一般式−N
(R2 3 X−(ここでNは窒素)を有し、R2 は炭素
が1乃至20のアルキル、シクロアルキル、アリール又
はアルキルアリールであり、X-はOH-、Cl -、B
-、p−トルエンスルホン酸塩、ドデシルスルホン酸
塩、硝酸塩、及びリン酸塩等のアニオンである。〕、及
び(2)2、3、又は4−ビニルピリジニウム塩〔ここ
で、ビニル基で置換されてない環状炭素原子はR2 で置
換され、環状窒素は上記に定義されたRで置換され
る。〕から成る群から選択される少なくとも1つのモノ
マーから調製されるポリマーである。
【0015】現像剤固体の約0.5乃至約100重量パ
ーセント(あるいは、現像剤固体1gに対して電荷ディ
レクタ固体5mg乃至1000mgとも表される)、好
ましくは現像剤固体に対して1乃至20重量パーセント
(あるいは、現像剤固体1gに対して電荷ディレクタ固
体10mg乃至200mgとも示される)のように、種
々の有効量で本発明の現像剤用に選択される他の適切な
非極性液体可溶性電荷ディレクタ化合物の例には、下記
の式で表される両性イオンABジブロックコポリマーが
含まれる。
【0016】
【化3】
【0017】式中、Rは水素原子、アルキル、アリール
又はアルキルアリールであり、R1は炭素、硫黄又はリ
ンから誘導される共役酸素含有の酸アニオンであり、Z
は炭素(C)、硫黄(S)、リン(P)又は置換された
リン(P−R、Rは上記に定義される)であり、mは1
又は2個の二重結合された酸素原子、nは0又は1個の
水酸基である。R′はヘテロ原子を有する又は有しない
アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルキレ
ニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアリー
ル又はアルキルアリールであり、R″はヘテロ原子を有
する又は有しないアルキル、アリール、シクロアルキ
ル、シルロアルキルアルキル、シクロアルキルアリール
又はアルキルアリールであり、R″′はヘテロ原子を有
する又は有しない炭素が4乃至20のアルキル、アリー
ル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロ
アルキルアリール又はアルキルアリールであり、Xはヘ
テロ原子を有する又は有しない炭素が例えば約2乃至1
0のアルキレン又はアリールアルキレンであり、Yはヘ
テロ原子を有する又は有しない炭素が1乃至10のアル
キレン又はアリールアルキレンである。aMa +a′M
a'は約3500乃至120000であり、bMb は28
000乃至190000である。ここで、a、a′及び
bは数平均重合度(DP)であり、Ma 、Ma'及びMb
は対応する繰返し単位の分子量である。アルキルには炭
素原子が1乃至約25の基が含まれ、アリールには炭素
原子が6乃至約24の基が含まれ、アルキレンには炭素
原子が1乃至約25の基が含まれる。
【0018】極性Aブロックの好ましい繰返し単位含量
は60乃至5モルパーセントであり、より好ましくは4
0乃至10モルパーセントである。非極性Bブロックの
好ましい繰返し単位含量は40乃至95モルパーセント
であり、より好ましくは60乃至90モルパーセントで
ある。両性イオンアンモニウム極性Aブロック繰返し単
位(カチオン及びアニオンの両方の部位が同じ極性繰返
し単位内で共有結合されている)を形成するためのアミ
ン窒素のアルキル化は、申し分のない電荷ディレクタ性
能のためには少なくとも80モルパーセント、好ましく
は少なくとも90モルパーセントでなければならない。
極性Aブロックは本明細書に示されるいずれかの極性ブ
ロックで完全に構成されてもよいし、あるいは任意の極
性Aブロック繰返し単位が極性Aブロック繰返し単位全
体の0.1乃至99.9モルパーセント存在する複合体
であってもよい。複合の極性Aブロックは、1つより多
い繰返し単位を含む場合には、セグメント、テーパ、又
はランダム状態として存在しうる。
【0019】別の具体例では、AB両性イオンアンモニ
ウムジブロック電荷ディレクタは、以下に説明されるよ
うなA及びBブロックから構成される。極性Aブロック
はアルキル、アリール又はアルキルアリールアミン含有
ポリマーであり、アルキル、アリール又はアルキルアリ
ール部分は置換されてもされなくてもよく、環状又は非
環状であってもよい。有用なAブロックは(1)CH2
=CRCO2 1 から成る群から選択される少なくとも
1つのモノマーから調製されるポリマーである。ここ
で、Rは水素原子、アルキル、アリール又はアルキルア
リールであり、R 1 は共役酸モノアニオンであり、m=
0〜2、n=0〜2であり、Zは炭素、硫黄又はリンで
ある。
【0020】電荷ディレクタは、例えば現像剤固体に対
して約0.5パーセント乃至100重量パーセント、好
ましくは現像剤固体に対して1パーセント乃至20重量
パーセントのように、種々の有効量で液体現像剤用に選
択されることができる。現像剤固体には、トナー樹脂、
顔料及び任意の電荷補助剤が含まれる。顔料が含まれな
い場合、現像剤はレジスト又は印刷プレート等の生成用
に選択される。
【0021】本発明の現像剤用に選択される液体キャリ
ヤ又はビヒクルの例には、粘度が約0.5乃至約500
センチポアズ、好ましくは約1乃至約20センチポアズ
であり、且つ抵抗率が1013オーム/cm以上のように
5×109 オーム/cm以上である液体が含まれる。好
ましくは、具体例で選択される液体は分枝鎖の脂肪族炭
化水素である。また、エクソン社から入手可能なイソパ
ール(ISOPAR,商標名)シリーズの非極性液体も本発明
の現像剤用に使用することができる。これらの炭化水素
液体は極めて高レベルの純度を有する狭い部分のイソパ
ラフィン炭化水素留分であると考えられる。例えば、イ
ソパールG(商標名)の沸点範囲は約157℃と約17
6℃の間であり、イソパールH(商標名)は約176℃
と約191℃の間である。
【0022】本発明の現像剤で使用される液体の量は現
像剤分散全体の約90乃至約99.9パーセントであ
り、好ましくは約95乃至約99重量パーセントであ
る。現像剤の全固体含量は、例えば、0.1乃至10重
量パーセントであり、好ましくは0.3乃至3パーセン
トであり、更に好ましくは0.5乃至2.0重量パーセ
ントである。
【0023】種々の適切な熱可塑性トナー樹脂は、例え
ば現像剤固体の99パーセント乃至40パーセントの範
囲、好ましくは現像剤固体の95パーセント乃至70パ
ーセントの有効量で、本発明の液体現像剤用に選択する
ことができる。現像剤固体には、熱可塑性樹脂、任意の
顔料及び電荷制御剤、並びに粒子を含むすべての他の成
分が含まれる。このような樹脂の例には、エチレン−酢
酸ビニル(EVA)コポリマー[エルバックス( ELVA
X,商標名)樹脂、デラウェア州、ウィルミングトンの
デュポン社]、エチレンとアクリル酸及びメタクリル酸
から成る群から選択されるα−β−エチレン不飽和酸と
のコポリマー、エチレン(80乃至99.9パーセン
ト)とアクリル酸又はメタクリル酸(20乃至0.1パ
ーセント)/メタクリル酸又はアクリル酸のアルキル
(C1 〜C5 )エステルとのコポリマー、ポリエチレ
ン、ポリスチレン、及びアイソタクチックポリプロピレ
ン(結晶性)が含まれる。
【0024】着色剤は、例えば現像剤中に含まれる全固
体重量を基準として約0.1乃至約60パーセント、好
ましくは約1乃至約30重量パーセントの有効量で樹脂
粒子中に存在できる。使用される着色剤の量は現像剤の
用途に応じて変えてもよい。着色剤の例には、リーガル
330(REGAL 330,商標名)等のカーボンブラック、シア
ン、マゼンタ、イエロー、ブルー、グリーン、ブラウン
及びその混合物のような顔料や、米国特許第5、22
3、368号に示される顔料が含まれる。
【0025】トナー粒子の電荷を高めるため、従ってト
ナー粒子の移動度及び転写寛容度(transfer latitude
)を高めるために、電荷補助剤(charge adjuvant )
をトナーに添加することができる。例えば、ステアリン
酸又はオクタン酸アルミニウム又はマグネシウムのよう
な金属セッケン、シリカ、アルミナ、チタニア等の酸化
物のような微粒子サイズの酸化物、パラトルエンスルホ
ン酸、及びポリリン酸等の補助剤を添加することができ
る。負の電荷補助剤はトナー粒子の負電荷を高めること
ができ、正の電荷補助剤はトナー粒子の正電荷を高める
ことができる。補助剤又は電荷添加剤は、米国特許第
5、306、591号で説明される金属カテコール及び
アルミニウムヒドロキシ酸錯体を含む。この添加剤と本
発明の電荷ディレクタとの組み合わせは、上述の先行技
術の電荷添加剤と比べて以下の利点を有する。トナー帯
電特性が改良される、即ち、ESA移動度で測定される
粒子電荷が−1.4E−10m2 /Vsから−2.3E
−10m2 /Vsへ増大する。その結果、画像の現像及
び転写が80パーセントから93パーセントへ改良さ
れ、転写画像の反射濃度が1.2から1.3となりベタ
領域範囲の改良が可能となる。補助剤は、現像剤固体全
体の約0.1パーセント乃至約15パーセント、好まし
くは現像剤に含まれる固体の全重量の約1パーセント乃
至約5パーセントの量だけトナー粒子へ添加することが
できる。
【0026】トナー粒子の電荷だけは、高電場測定装置
を用いて粒子移動度に関して測定することができる。粒
子移動度は、液体現像剤中のトナー粒子の速度の測定値
を、液体現像剤が使用される電場の大きさで割ったもの
である。トナー粒子の電荷が大きいほど、トナー粒子は
現像ゾーンの電場をより速く移動する。粒子の移動は、
画像の現像及びバックグラウンドのクリーニングのため
に必要とされる。
【0027】トナー粒子移動度は、電気音響効果、電場
の印加、及び音響測定(米国特許第4、497、208
号参照)を用いて測定することができる。
【0028】本発明の液体静電現像剤は、例えば、非極
性液体中で熱可塑性樹脂、非極性液体電荷添加剤及び着
色剤を、得られる混合物が例えば約15乃至約30重量
パーセントの固体を含むように混合し、均一な分散が形
成されるまで混合物を約70℃乃至約130℃の温度へ
加熱し、現像剤の全固体濃度を約10乃至20重量パー
セントへ減少させるのに十分な追加の量の非極性液体を
添加し、分散を約10℃乃至約50℃へ冷却し、電荷補
助剤化合物をこの分散体へ添加し、この分散体を希釈し
た後電荷ディレクタと混合するといった、種々の既知の
プロセスにより調製することができる。
【0029】
【実施例】
実施例I シアン液体トナーの調製:179.5gのヌクレル 599
(NUCREL 599,商標名)(190℃におけるメルトイン
デックスが500dg/分のエチレン及びメタクリル酸
のコポリマー、デラウェア州、ウィルミングトンのデュ
ポン社から入手可能)、45.4gのシアン顔料PVファ
ストブルー( FAST BLUE,商品名)、2.30gの電荷
補助剤ヒドロキシビス〔3、5−t−ブチルサリチリッ
ク〕アルミネート一水和物(外界温度での合成により調
製される)、及び307.4gの ノルパール15(NORPA
R 15,商標名)(炭素鎖の平均が15、エクソン社から
入手可能)を、直径0.1875インチ(4.76m
m)の炭素鋼球で充填されたユニオンプロセス(UnionP
rocess)1Sアトライタ(attritor)(オハイオ州、ア
クロンのユニオンプロセス社)へ添加した。混合物をア
トライタ中で粉砕し、アトライタをアトライタジャケッ
トを通って流れる蒸気で2時間85乃至96℃に加熱
し、アトライタジャケットを通って流れる水により26
℃へ冷却した。 ノルパール15を更に980.1g添加
し、更に4.5時間アトライタ中で粉砕した。ノルパー
ル15を更に1550.7g添加し、金属格子(metal gr
ate )を用いて混合物を鋼球から分離し、7.21パー
セントが固体(固体には、樹脂、電荷補助剤及び顔料が
含まれる)及び92.59パーセントがノルパール15の
液体トナー濃縮物を得た。ホリバカッパ(Horiba Capp
a)700で測定した面積による粒径は、平均1.58
ミクロンであった。
【0030】コントロール1 低分子量ベースポリマー(挿入されたMn は394
5):2−エチルヘキシルメタクリレート(EHMA)
及び2−ジメチルアミノエチルメタクリレート(DMA
EMA)の連続グループ移動重合(GTP)を選択し
て、低分子量ABジブロックベースポリマーのポリ〔2
−エチルヘキシルメタクリレート(Bブロック)−コ−
N,N−ジメチルアミノ−N−エチルメタクリレート
(Aブロック)〕を調製した。次に、この低分子量AB
ジブロックベースポリマーを用いて、コントロール8に
記載される低分子量のプロトン化されたアンモニウムブ
ロマイドABジブロックコポリマー電荷ディレクタのポ
リ〔2−エチルヘキシルメタクリレート(Bブロック)
−コ−N,N−ジメチル−N−エチルメタクリレートア
ンモニウムブロマイド(Aブロック)〕を調製した。
【0031】磁気攪拌子(magnetic stirring footbal
l)、アルゴン注入口及び排出口、並びに中性アルミナ
カラムを備えつけた5リットルの丸底フラスコへ、後で
ゴム隔膜に取り替えられるアルミナカラム(このアルミ
ナカラム及び反応器はアルゴン流入下で保持し、大気か
ら密封した)を通して、新しく蒸留した2−ジメチルア
ミノエチルメタクリレートモノマー1245g(6.2
8モル)と新しく蒸留した(ナトリウムベンゾフェノン
から)テトラヒドロフラン(THF)溶媒1500ml
とを挿入した。次に、開始剤のメチルトリメチルシリル
ジメチルケテンアセタール78.0ml(0.384モ
ル)を反応器内へ注入した。アセタールは、最初に真空
蒸留して中間留分を捕集し、重合開始用に保存(アルゴ
ン中)した。次に、同じ乾燥テトラヒドロフランに溶解
させた酢酸テトラブチルアンモニウム(触媒)の0.3
モル溶液0.033mlを重合容器内へ注入した。緩や
かな発熱がピークになってから約1時間して、新しく蒸
留した2−ジメチルアミノエチルメタクリレートモノマ
ー270g(1.72モル)をアルミナカラムを通して
添加し、溶液を外界温度で18時間磁気的に攪拌した。
次にテトラヒドロフラン溶媒を回転蒸発器(rotoevapor
ator)で取り除き(40乃至60mmHg、50℃乃至
60℃で4時間)、十分なトルエン溶媒を固体残渣へ添
加し、溶媒交換を完了して低分子量ベースポリマーの5
0.86重量パーセントのトルエン溶液を得た。残留固
体をトルエンと共に通常外界温度で約16乃至18時間
攪拌し、溶液を得た。このトルエン溶液を用いて、コン
トロール8に記載される低分子量のプロトン化されたア
ンモニウムブロマイド電荷ディレクタを調製した。
【0032】上記の開始剤及びモノマーの挿入によっ
て、各ブロックについてMn 及び平均重合度(DP)が
提供される。EHMA非極性Bブロックでは、挿入され
たMnは3242であり、DPは16.35である。D
MAEMA極性Aブロックでは、挿入されたMn は70
3であり、DPは4.47である。従って、挿入された
ABジブロック全体のMn は3945である。上記と同
一の回転蒸発条件でトルエン溶媒を回転蒸発させて単離
したこの低分子量ベースポリマー固体の1乃至2gの少
量サンプルについて、 1H−NMR分析を行った。コポ
リマーの17.6パーセント(g/dl)CDCl3
液の 1H−NMR分析は、77.8モルパーセント(8
1.55重量パーセント)のEHMA及び22.2モル
パーセント(18.45重量パーセント)のDMAEM
Aを示した。この低分子量ベースポリマーの極性Aブロ
ックの各DMAEMA繰返し単位中の第3級脂肪族アミ
ン基の非水系滴定は 1H−NMR分析と非常に類似した
組成を示し、78.26モルパーセント(81.95重
量パーセント)のEHMA(差による)及び21.74
モルパーセント(18.05重量パーセント)のDMA
EMA(直接滴定による)を示した。コントロール8で
は、両方の分析から得られるこの低分子量ベースポリマ
ーの平均DMAEMA含量(18.25重量パーセン
ト)を用いて、電荷ディレクタを製造するために必要と
される48パーセント臭化水素酸の所要量を計算した。
【0033】挿入されたMn は、挿入されたモル量のモ
ノ開始剤により開始されている不活性水素含有アクリル
酸モノマー(A)のg数を、モノ開始剤のメチルトリメ
チルシリルジメチルケテンアセタールのモル数で割るこ
とにより得られる。重合が完了した後(即ち、緩やかな
発熱が低下してから約1時間して)、開始剤失活の不純
物が存在しないと仮定するとポリマーはその挿入された
n に到達する。
【0034】開始剤失活不純物は活性水素を含む分子で
あり、最も頻度が高いのは、空気中の水分を含むアルコ
ールや水等の酸素求核体である。GTPにおける活性水
素物質は、四価のシリコンで共有結合を形成することの
できる求核中心を含む物質である。これらの不純物は、
適切な乾燥剤からモノマー及び溶媒を蒸留し、ガラス容
器を加熱してガラスから水を除去することによって除去
される。
【0035】実施例II 高分子量ベースポリマー(挿入されたMn は9351
9):2−エチルヘキシルメタクリレート(EHMA)
及び2−ジメチルアミノエチルメタクリレート(DMA
EMA)の連続グループ移動重合(GTP)を選択し
て、高分子量ABジブロックベースポリマーのポリ〔2
−エチルヘキシルメタクリレート(Bブロック)−コ−
N,N−ジメチルアミノ−N−エチルメタクリレート
(Aブロック)〕を調製した。次に、この高分子量AB
ジブロックベースポリマーを用いて、実施例III に記載
される高分子量のプロトン化されたアンモニウムブロマ
イドABジブロックコポリマー電荷ディレクタのポリ
〔2−エチルヘキシルメタクリレート(Bブロック)−
コ−N,N−ジメチル−N−エチルメタクリレートアン
モニウムブロマイド(Aブロック)〕を調製した。
【0036】磁気攪拌子、アルゴン注入口及び排出口、
並びに中性アルミナカラムを備えつけた100mlの丸
底フラスコへ、後でゴム隔膜に取り替えられるアルミナ
カラム(このアルミナカラム及び反応器はアルゴン流入
下で保持し、大気から密封した)を通して、新しく蒸留
した(ナトリウムベンゾフェノンから)テトラヒドロフ
ラン(THF)溶媒20mlと新しく蒸留した2−ジメ
チルアミノエチルメタクリレートモノマー9.00g
(0.0572モル)とを挿入し、カラムを洗浄するた
めに同じTHFを更に8ml挿入した。次に、同じ乾燥
テトラヒドロフランに溶解させた酢酸テトラブチルアン
モニウム(触媒)の0.033モル溶液0.2mlを重
合容器内へ注入した。その後、開始剤のメチルトリメチ
ルシリルジメチルケテンアセタール0.11ml(0.
00054モル)を反応器内へ注入した。アセタール
は、最初に真空蒸留して中間留分を捕集し、重合開始用
に保存(アルゴン中)した。ケテンアセタール開始剤の
添加から約1時間して、緩やかな発熱は低下し始めた。
更に1時間後、100mlの反応器の中身を乾燥させた
シリンジで第2の反応器(第1の反応器と同様のものが
備えつけられた500mlの丸底フラスコ)へ移した。
この第2の容器には、新しく蒸留した2−エチルヘキシ
ルメタクリレートモノマー41.5g(0.2093モ
ル)及び新しく蒸留したテトラヒドロフラン溶媒50m
lが外界温度で含まれていた。混合された反応器の中身
を外界温度で18時間攪拌させた。その後、テトラヒド
ロフラン溶媒を回転蒸発器で取り除き(40乃至60m
mHg、50乃至60℃で1時間)、十分なトルエン溶
媒を固体残渣へ添加し、溶媒交換を完了して高分子量ベ
ースポリマーの48.14重量パーセントのトルエン溶
液を得た。残留固体をトルエンと共に通常外界温度で約
16乃至18時間攪拌し、溶液を得た。このトルエン溶
液を用いて、実施例III に記載される高分子量のプロト
ン化されたアンモニウムブロマイド電荷ディレクタを調
製した。
【0037】上記の開始剤及びモノマーの挿入によっ
て、各ブロックについてMn 及び平均重合度(DP)が
提供される。EHMA非極性Bブロックでは、挿入され
たMnは76852であり、DPは387.5である。
DMAEMA極性Aブロックでは、挿入されたMn は1
6667であり、DPは106である。従って、挿入さ
れたABジブロック全体のMn は93519である。上
記と同一の回転蒸発条件でトルエン溶媒を回転蒸発させ
て単離したこの高分子量ベースポリマー固体の1乃至2
gの少量サンプルについて、 1H−NMR分析を行っ
た。コポリマーの7.6パーセント(g/dl)CDC
3 溶液の 1H−NMR分析は、79.5モルパーセン
ト(83.0重量パーセント)のEHMA及び20.5
モルパーセント(17.0重量パーセント)のDMAE
MAを示した。
【0038】コントロール2 超低分子量ベースポリマー(挿入されたMn は197
3):2−エチルヘキシルメタクリレート(EHMA)
及び2−ジメチルアミノエチルメタクリレート(DMA
EMA)の連続グループ移動重合(GTP)を選択し
て、低分子量ABジブロックベースポリマーのポリ〔2
−エチルヘキシルメタクリレート(Bブロック)−コ−
N,N−ジメチルアミノ−N−エチルメタクリレート
(Aブロック)〕を調製した。次に、この低分子量AB
ジブロックベースポリマーを用いて、コントロール6に
記載される超低分子量のプロトン化されたアンモニウム
ブロマイドABジブロックコポリマー電荷ディレクタの
ポリ〔2−エチルヘキシルメタクリレート(Bブロッ
ク)−コ−N,N−ジメチル−N−エチルメタクリレー
トアンモニウムブロマイド(Aブロック)〕を調製し
た。
【0039】磁気攪拌子、アルゴン注入口及び排出口、
並びに中性アルミナ(150g)カラムを備えつけた2
リットルの三ツ口丸底フラスコへ、後でゴム隔膜に取り
替えられるアルミナカラム(このアルミナカラム及び反
応器はアルゴン流入下で保持し、大気から密封した)を
通して、新しく蒸留した2−エチルヘキシルメタクリレ
ート(EHMA)モノマー415g(2.093モル)
を挿入した。次に、新しく蒸留したテトラヒドロフラン
溶媒(ナトリウムベンゾフェノンから蒸留される)50
0mlを同じアルミナカラムを通して重合容器内へ流し
込んだ。続いて、GTP開始剤のメチルトリメチルシリ
ルジメチルケテンアセタール52ml(44.62g、
0.25595モル)を重合容器内へ注入した。アセタ
ールは、最初に真空蒸留して中間留分を捕集し、重合開
始用に保存(アルゴン中)した。穏やかなアルゴン流の
中、外界温度で約5分間攪拌した後、同じ乾燥テトラヒ
ドロフランに溶解させた酢酸テトラブチルアンモニウム
(触媒)の0.3モル溶液0.50mlを重合容器中へ
注入した。緩やかな発熱がピークになってから約0.5
時間して、新しく蒸留した2−ジメチルアミノエチルメ
タクリレートモノマー90g(0.57246モル)を
アルミナカラムを通して添加した後、酢酸テトラブチル
アンモニウム(触媒)の0.3モル溶液を更に0.5m
l添加した。溶液を外界温度で18時間磁気的に攪拌し
た。次に、テトラヒドロフラン溶媒を回転蒸発器で取り
除き(40乃至60mmHg、50乃至60℃で4時
間)、十分なトルエン溶媒を固体残渣へ添加し、溶媒交
換を完了して超低分子量ベースポリマーの50.63重
量パーセントのトルエン溶液を得た。残留固体をトルエ
ンと共に通常外界温度で約16乃至18時間攪拌し、溶
液を得た。このトルエン溶液を用いて、コントロール6
に記載される超低分子量のプロトン化されたアンモニウ
ムブロマイド電荷ディレクタを調製した。
【0040】上記の開始剤及びモノマーの挿入によっ
て、各ブロックについてMn 及び平均重合度(DP)が
提供される。EHMA非極性Bブロックでは、挿入され
たMnは1621であり、DPは8.18である。DM
AEMA極性Aブロックでは、挿入されたMn は352
であり、DPは2.24である。従って、挿入されたA
Bジブロック全体のMn は1973である。上記と同一
の回転蒸発条件でトルエン溶媒を回転蒸発させて単離し
たこの低分子量ベースポリマー固体の1乃至2gの少量
サンプルについて、 1H−NMR分析を行った。コポリ
マーの21.2パーセント(g/dl)CDCl3 溶液
1H−NMR分析は、84.0モルパーセント(8
6.88重量パーセント)のEHMA及び16.0モル
パーセント(13.12重量パーセント)のDMAEM
Aを示した。この低分子量ベースポリマーの極性Aブロ
ックの各DMAEMA繰返し単位中の第3級脂肪族アミ
ン基の非水系滴定は 1H−NMR分析と非常に類似した
組成を示し、84.76モルパーセント(87.52重
量パーセント)のEHMA(差による)及び15.24
モルパーセント(12.48重量パーセント)のDMA
EMA(直接滴定による)を示した。非水系滴定による
組成は、固体ベースポリマーのg当たり0.786ミリ
当量のアミンを認めたことに基づいている。コントロー
ル6では、この超低分子量ベースポリマーの非水系滴定
から得られるDMAEMA繰返し単位の重量パーセント
(12.48重量パーセント)を用いて、電荷ディレク
タを製造するために必要とされる48パーセント臭化水
素酸の所要量を計算した。
【0041】コントロール3 低−中間分子量ベースポリマー(挿入されたMn は23
315):2−エチルヘキシルメタクリレート(EHM
A)及び2−ジメチルアミノエチルメタクリレート(D
MAEMA)の連続グループ移動重合(GTP)を選択
して、低−中間分子量ABジブロックベースポリマーの
ポリ〔2−エチルヘキシルメタクリレート(Bブロッ
ク)−コ−N,N−ジメチルアミノ−N−エチルメタク
リレート(Aブロック)〕を調製した。次に、この低−
中間分子量ABジブロックベースポリマーを用いて、低
−中間分子量のプロトン化されたアンモニウムブロマイ
ドABジブロックコポリマー電荷ディレクタのポリ〔2
−エチルヘキシルメタクリレート(Bブロック)−コ−
N,N−ジメチル−N−エチルメタクリレートアンモニ
ウムブロマイド(Aブロック)〕を調製した。
【0042】磁気攪拌子、アルゴン注入口及び排出口、
並びに中性アルミナカラムを備えつけた100mlの丸
底フラスコへ、後でゴム隔膜に取り替えられるアルミナ
カラム(このアルミナカラム及び反応器はアルゴン流入
下で保持し、大気から密封した)を通して、新しく蒸留
した(ナトリウムベンゾフェノンから)テトラヒドロフ
ラン(THF)溶媒20ml及び新しく蒸留した2−ジ
メチルアミノエチルメタクリレートモノマー9.00g
(0.0572モル)を挿入し、カラムを洗浄するため
に同じTHFを更に8ml挿入した。次に、同じ乾燥テ
トラヒドロフランに溶解させた酢酸テトラブチルアンモ
ニウム(触媒)の0.033モル溶液0.2mlを重合
容器中へ注入した。次に、開始剤のメチルトリメチルシ
リルジメチルケテンアセタール0.44ml(0.00
2166モル)を反応器内へ注入した。アセタールは、
最初に真空蒸留して中間留分を捕集し、重合開始用に保
存(アルゴン中)した。ケテンアセタール開始剤の添加
後約1時間して、緩やかな発熱が低下し始めた。更に
0.5乃至1.0時間後、100mlの反応器の中身を
乾燥させたシリンジで第2の反応器(第1の反応器と同
様のものが備えつけられた500mlの丸底フラスコ)
へ移した。この第2の容器には、新しく蒸留した2−エ
チルヘキシルメタクリレートモノマー41.5g(0.
2093モル)及び新しく蒸留したテトラヒドロフラン
溶媒50mlが外界温度で含まれていた。混合された反
応器の中身を外界温度で18時間攪拌させた。次に、テ
トラヒドロフラン溶媒を回転蒸発器で取り除き(40乃
至60mmHg、50乃至60℃で1時間)、十分なト
ルエン溶媒を固体残渣へ添加し、溶媒交換を完了して低
−中間分子量ベースポリマーの53.16重量パーセン
トのトルエン溶液を得た。残留固体をトルエンと共に通
常外界温度で約16乃至18時間攪拌し、溶液を得た。
このトルエン溶液を用いて、コントロール5に記載され
る低−中間分子量のプロトン化されたアンモニウムブロ
マイド電荷ディレクタを調製した。
【0043】上記の開始剤及びモノマーの挿入によっ
て、各ブロックについてMn 及び平均重合度(DP)が
提供される。EHMA非極性Bブロックでは、挿入され
たMnは19160であり、DPは96.6である。D
MAEMA極性Aブロックでは、挿入されたMn は41
55であり、DPは26.4である。従って、挿入され
たABジブロック全体のMn は23315である。上記
と同一の回転蒸発条件でトルエン溶媒を回転蒸発させて
単離したこの低−中間分子量ベースポリマー固体の1乃
至2gの少量サンプルについて、 1H−NMR分析を行
った。コポリマーの約15.0パーセント(g/dl)
CDCl3 溶液の 1H−NMR分析は、76.9モルパ
ーセント(80.76重量パーセント)のEHMA及び
23.1モルパーセント(19.24重量パーセント)
のDMAEMAを示した。コントロール5では、この低
−中間分子量ベースポリマー中のDMAEMA重量パー
セントを用いて、電荷ディレクタを製造するために必要
とされる48パーセント臭化水素酸の所要量を計算し
た。
【0044】コントロール4 中間分子量ベースポリマー(挿入されたMn は4664
0):2−エチルヘキシルメタクリレート(EHMA)
及び2−ジメチルアミノエチルメタクリレート(DMA
EMA)の連続グループ移動重合(GTP)を選択し
て、中間分子量ABジブロックベースポリマーのポリ
〔2−エチルヘキシルメタクリレート(Bブロック)−
コ−N,N−ジメチルアミノ−N−エチルメタクリレー
ト(Aブロック)〕を調製した。次に、この中間分子量
ABジブロックベースポリマーを用いて、コントロール
7に記載される中間分子量のプロトン化されたアンモニ
ウムブロマイドABジブロックコポリマー電荷ディレク
タのポリ〔2−エチルヘキシルメタクリレート(Bブロ
ック)−コ−N,N−ジメチル−N−エチルメタクリレ
ートアンモニウムブロマイド(Aブロック)〕を調製し
た。
【0045】磁気攪拌子、アルゴン注入口及び排出口、
並びに中性アルミナカラムを備えつけた100mlの丸
底フラスコへ、後でゴム隔膜に取り替えられるアルミナ
カラム(このアルミナカラム及び反応器はアルゴン流入
下で保持し、大気から密封した)を通して、新しく蒸留
した(ナトリウムベンゾフェノンから)テトラヒドロフ
ラン(THF)溶媒20ml及び新しく蒸留した2−ジ
メチルアミノエチルメタクリレートモノマー9.00g
(0.0572モル)を挿入し、カラムを洗浄するため
に同じTHFを更に8ml挿入した。次に、同じ乾燥テ
トラヒドロフランに溶解させた酢酸テトラブチルアンモ
ニウム(触媒)の0.033モル溶液0.2mlを重合
容器中へ注入した。次に、開始剤のメチルトリメチルシ
リルジメチルケテンアセタール0.22ml(0.00
1083モル)を反応器内へ注入した。アセタールは、
最初に真空蒸留して中間留分を捕集し、重合開始用に保
存(アルゴン中)した。ケテンアセタール開始剤の添加
後約1時間して、緩やかな発熱が低下し始めた。更に1
時間後、100mlの反応器の中身を乾燥させたシリン
ジで第2の反応器(第1の反応器と同様のものが備えつ
けられた500mlの丸底フラスコ)へ移した。この第
2の容器には、新しく蒸留した2−エチルヘキシルメタ
クリレートモノマー41.5g(0.2093モル)及
び新しく蒸留したテトラヒドロフラン溶媒50mlが外
界温度で含まれていた。混合された反応器の中身を外界
温度で18時間攪拌させた。次に、テトラヒドロフラン
溶媒を回転蒸発器で取り除き(40乃至60mmHg、
50乃至60℃で1時間)、十分なトルエン溶媒を固体
残渣へ添加し、溶媒交換を完了して中間分子量ベースポ
リマーの48.14重量パーセントのトルエン溶液を得
た。残留固体をトルエンと共に通常外界温度で約16乃
至18時間攪拌し、溶液を得た。このトルエン溶液を用
いて、コントロール7に記載される中間分子量のプロト
ン化されたアンモニウムブロマイド電荷ディレクタを調
製した。
【0046】上記の開始剤及びモノマーの挿入によっ
て、各ブロックについてMn 及び平均重合度(DP)が
提供される。EHMA非極性Bブロックでは、挿入され
たMnは38325であり、DPは193.3である。
DMAEMA極性Aブロックでは、挿入されたMn は8
311であり、DPは52.9である。従って、挿入さ
れたABジブロック全体のMn は46636である。上
記と同一の回転蒸発条件でトルエン溶媒を回転蒸発させ
て単離したこの中間分子量ベースポリマー固体の1乃至
2gの少量サンプルについて、非水系滴定を行った。非
水系滴定は、80.22モルパーセント(83.65重
量パーセント)のEHMA及び19.78モルパーセン
ト(16.35重量パーセント)のDMAEMAの存在
を示した。非水系滴定による組成は、固体ベースポリマ
ーのg当たり1.040ミリ当量のアミンを認めたこと
に基づいている。コントロール7では、この中間分子量
ベースポリマー中のDMAEMA重量パーセントを用い
て、電荷ディレクタを製造するために必要とされる48
パーセント臭化水素酸の所要量を計算した。
【0047】コントロール5 低−中間分子量の電荷ディレクタ:コントロール3で調
製される低−中間分子量ベースポリマー(挿入されたM
nは23315)のポリ〔2−エチルヘキシルメタクリ
レート(Bブロック)−コ−N,N−ジメチルアミノ−
N−エチルメタクリレート(Aブロック)〕及び臭化水
素水からの、低−中間分子量のプロトン化されたアンモ
ニウムブロマイドABジブロックコポリマー電荷ディレ
クタのポリ〔2−エチルヘキシルメタクリレート(Bブ
ロック)−コ−N,N−ジメチル−N−エチルメタクリ
レートアンモニウムブロマイド(Aブロック)〕の調
製。
【0048】コントロール3でポリ(2−エチルヘキシ
ルメタクリレート−コ−N,N−ジメチルアミノ−N−
エチルメタクリレート)として調製した低−中間分子量
ABジブロックコポリマーの53.16重量パーセント
のトルエン溶液20.00g(コポリマー10.63g
及びトルエン9.37g)を250mlのエルレンマイ
ヤーフラスコに添加した。ABジブロックコポリマー
は、19.24重量パーセントの2−ジメチルアミノエ
チルメタクリレート(DMAEMA)繰返し単位と、8
0.76重量パーセントの2−エチルヘキシルメタクリ
レート(EHMA)繰返し単位と、から構成される。1
0.63gのABジブロックコポリマーには2.05g
(0.013039モル)のDMAEMA繰返し単位が
含まれる。約22℃で磁気的に攪拌したこのABジブロ
ックコポリマーのトルエン溶液に、更に42.34gの
トルエンと、4.10gのメタノールと、2.15g
(0.01278モルのHBr)の48パーセント臭化
水素酸水[アルドリッチ(Aldrich)]と、を添加し
た。低−中間分子量のベースポリマー中に存在するDM
AEMA繰返し単位の目標の98モルパーセントがHB
r塩に定量的に転化するとすると、挿入された固体レベ
ルは17.0重量パーセントである。この溶液を外界温
度において16乃至18時間磁気的に攪拌し、僅かに粘
性のある低−中間分子量のプロトン化されたアンモニウ
ムブロマイドABジブロックコポリマー電荷ディレクタ
溶液を得た。この電荷ディレクタ溶液に201.97g
のノルパール15を添加し、トルエン及びメタノールを回
転蒸発させた後、5重量パーセント(コントロール3か
らのABジブロックコポリマーの対応する出発重量に基
づいて)の電荷ディレクタ溶液を得た。トルエン及びメ
タノールは、40乃至60mmHgにおいて約1.0時
間、55乃至60℃で回転蒸発させた。ポリ(2−エチ
ルヘキシルメタクリレート−コ−N,N−ジメチル−N
−エチルメタクリレートアンモニウムブロマイド)の5
重量パーセントのノルパール15溶液は、電導率が170
pmho/cmであり、液体トナーを帯電させるために使
用された。
【0049】コントロール6 超低分子量の電荷ディレクタ:コントロール2で調製さ
れる超低分子量ベースポリマー(挿入されたMn は19
73)のポリ〔2−エチルヘキシルメタクリレート(B
ブロック)−コ−N,N−ジメチルアミノ−N−エチル
メタクリレート(Aブロック)〕及び臭化水素水から
の、超低分子量のプロトン化されたアンモニウムブロマ
イドABジブロックコポリマー電荷ディレクタのポリ
〔2−エチルヘキシルメタクリレート(Bブロック)−
コ−N,N−ジメチル−N−エチルメタクリレートアン
モニウムブロマイド(Aブロック)〕の調製。
【0050】コントロール2でポリ(2−エチルヘキシ
ルメタクリレート−コ−N,N−ジメチルアミノ−N−
エチルメタクリレート)として調製した超低分子量AB
ジブロックコポリマーの50.63重量パーセントのト
ルエン溶液20.00g(コポリマー10.13g及び
トルエン9.87g)を250mlのエルレンマイヤー
フラスコに添加した。ABジブロックコポリマーは、1
2.48重量パーセントの2−ジメチルアミノエチルメ
タクリレート(DMAEMA)繰返し単位と、87.5
2重量パーセントの2−エチルヘキシルメタクリレート
(EHMA)繰返し単位と、から構成される。10.1
3gのABジブロックコポリマーには1.26g(0.
00801モル)のDMAEMA繰返し単位が含まれ
る。約2℃で磁気的に攪拌したこのABジブロックコポ
リマーのトルエン溶液に、更に38.20gのトルエン
と、3.82gのメタノールと、1.33g(0.00
785モルのHBr)の48パーセント臭化水素酸水
(アルドリッチ)と、を添加した。超低分子量のベース
ポリマー中に存在するDMAEMA繰返し単位の目標の
98モルパーセントがHBr塩に定量的に転化するとす
ると、挿入された固体レベルは17.0重量パーセント
である。この溶液を外界温度において16乃至18時間
磁気的に攪拌し、超低分子量のプロトン化されたアンモ
ニウムブロマイドABジブロック電荷ディレクタの非粘
性溶液を得た。次に、溶液をノルパール15(192.4
7g)で希釈し、トルエン及びメタノールを回転蒸発さ
せた後、5重量パーセント(コントロール2からのAB
ジブロックコポリマーの対応する出発重量に基づいて)
の電荷ディレクタ溶液を得た。トルエン及びメタノール
は、40乃至50mmHgにおいて1時間、55乃至6
0℃で回転蒸発させた。ポリ(2−エチルヘキシルメタ
クリレート−コ−N,N−ジメチル−N−エチルメタク
リレートアンモニウムブロマイド)の5重量パーセント
のノルパール15溶液は、電導率が2850 pmho/cm
であり、液体トナーを帯電させるために使用した。
【0051】コントロール7 中間分子量の電荷ディレクタ:コントロール4で調製さ
れる中間分子量ベースポリマー(挿入されたMn は46
636)のポリ〔2−エチルヘキシルメタクリレート
(Bブロック)−コ−N,N−ジメチルアミノ−N−エ
チルメタクリレート(Aブロック)〕及び臭化水素水か
らの、中間分子量のプロトン化されたアンモニウムブロ
マイドABジブロックコポリマー電荷ディレクタのポリ
〔2−エチルヘキシルメタクリレート(Bブロック)−
コ−N,N−ジメチル−N−エチルメタクリレートアン
モニウムブロマイド(Aブロック)〕の調製。
【0052】コントロール4に記載されたポリ(2−エ
チルヘキシルメタクリレート−コ−N,N−ジメチルア
ミノ−N−エチルメタクリレート)から調製される中間
分子量ABジブロックコポリマーの46.21重量パー
セントのトルエン溶液20.00g(コポリマー9.2
4g及びトルエン10.76g)を125mlのエルレ
ンマイヤーフラスコに添加した。ABジブロックコポリ
マーは、16.35重量パーセントの2−ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート(DMAEMA)繰返し単位
と、83.65重量パーセントの2−エチルヘキシルメ
タクリレート(EHMA)繰返し単位と、から構成され
る。9.24gのABジブロックコポリマーには1.5
1g(0.0096モル)のDMAEMA繰返し単位が
含まれる。約22℃で磁気的に攪拌したこのABジブロ
ックコポリマーのトルエン溶液に、更に47.53gの
トルエンと、4.62gのメタノールと、1.59g
(0.0094モルのHBr)の48パーセント臭化水
素酸水(アルドリッチ)と、を添加した。中間分子量の
ベースポリマー中に存在するDMAEMA繰返し単位の
目標の98モルパーセントがHBr塩に定量的に転化す
るとすると、挿入された固体レベルは13.6重量パー
セントである。この溶液を外界温度において21時間磁
気的に攪拌し、粘性のある中間分子量のプロトン化され
たアンモニウムブロマイドABジブロックコポリマー電
荷ディレクタ溶液を得た。この電荷ディレクタ溶液3
6.87g(電荷ディレクタ溶液の全重量の半分)に8
7.78gのノルパール15を添加し、トルエン及びメタ
ノールを回転蒸発させた後、5重量パーセント(コント
ロール4からのABジブロックコポリマーの対応する出
発重量の半分に基づいて)の電荷ディレクタ溶液を得
た。トルエン及びメタノールは、75乃至80mmHg
において2.5時間、50乃至55℃で回転蒸発させ
た。ポリ(2−エチルヘキシルメタクリレート−コ−
N,N−ジメチル−N−エチルメタクリレートアンモニ
ウムブロマイド)の5重量パーセントのノルパール15
液は、電導率が57 pmho/cmであり、液体トナーを
帯電させるために使用した。
【0053】コントロール8 低分子量の電荷ディレクタ:コントロール1で調製され
る低分子量ベースポリマー(挿入されたMn は394
5)のポリ〔2−エチルヘキシルメタクリレート(Bブ
ロック)−コ−N,N−ジメチルアミノ−N−エチルメ
タクリレート(Aブロック)〕及び臭化水素水からの、
低分子量のプロトン化されたアンモニウムブロマイドA
Bジブロックコポリマー電荷ディレクタのポリ〔2−エ
チルヘキシルメタクリレート(Bブロック)−コ−N,
N−ジメチル−N−エチルメタクリレートアンモニウム
ブロマイド(Aブロック)〕の調製。
【0054】コントロール1に記載されたポリ(2−エ
チルヘキシルメタクリレート−コ−N,N−ジメチルア
ミノ−N−エチルメタクリレート)から調製される低分
子量ABジブロックコポリマーの50.86重量パーセ
ントのトルエン溶液637.1g(コポリマー324.
0g及びトルエン313.1g)を4.0リットルのエ
ルレンマイヤーフラスコに添加した。ABジブロックコ
ポリマーは、18.25重量パーセントの2−ジメチル
アミノエチルメタクリレート(DMAEMA)繰返し単
位と、81.75重量パーセントの2−エチルヘキシル
メタクリレート(EHMA)繰返し単位と、から構成さ
れる。324.0gのABジブロックコポリマーには5
9.1g(0.376モル)のDMAEMA繰返し単位
が含まれる。約20℃で磁気的に攪拌したこのABジブ
ロックコポリマーのトルエン溶液に、更に324.0g
のトルエンと、50.5gのメタノールと、62.1g
(0.368モルのHBr)の48パーセント臭化水素
酸水(アルドリッチ)と、を添加した。低分子量のベー
スポリマー中に存在するDMAEMA繰返し単位の目標
の98モルパーセントがHBr塩に定量的に転化すると
すると、挿入された固体レベルは32.95重量パーセ
ントである。この溶液を外界温度において約66時間磁
気的に攪拌し、開始時における反応物溶液に比べて粘度
が増大した低分子量のプロトン化されたアンモニウムブ
ロマイドABジブロック電荷ディレクタ溶液を得た。次
に、適度に粘性のある溶液をノルパール15(6156.
6g)で希釈し、トルエン及びメタノールを回転蒸発さ
せた後、5重量パーセント(コントロール1からのAB
ジブロックコポリマーの対応する出発重量に基づいて)
の電荷ディレクタ溶液を得た。トルエン及びメタノール
は、40乃至60mmHg、50乃至60℃において
1.0乃至1.5時間、0.5リットルバッチで回転蒸
発させた。ポリ(2−エチルヘキシルメタクリレート−
コ−N,N−ジメチル−N−エチルメタクリレートアン
モニウムブロマイド)の5重量パーセントのノルパール
15溶液バッチは、電導率が1970乃至2110 pmho
/cmの範囲であり、液体トナーを帯電させるために使
用した。
【0055】実施例III 高分子量の電荷ディレクタ:実施例IIで調製される高分
子量ベースポリマー(挿入されたMn は93519)の
ポリ〔2−エチルヘキシルメタクリレート(Bブロッ
ク)−コ−N,N−ジメチルアミノ−N−エチルメタク
リレート(Aブロック)〕及び臭化水素水からの、高分
子量のプロトン化されたアンモニウムブロマイドABジ
ブロックコポリマー電荷ディレクタのポリ〔2−エチル
ヘキシルメタクリレート(Bブロック)−コ−N,N−
ジメチル−N−エチルメタクリレートアンモニウムブロ
マイド(Aブロック)〕の調製。
【0056】実施例IIに記載されたポリ(2−エチルヘ
キシルメタクリレート−コ−N,N−ジメチルアミノ−
N−エチルメタクリレート)から調製される高分子量A
Bジブロックコポリマーの48.14重量パーセントの
トルエン溶液20.00g(コポリマー9.63g及び
トルエン10.37g)を250mlのエルレンマイヤ
ーフラスコに添加した。ABジブロックコポリマーは、
17.0重量パーセントの2−ジメチルアミノエチルメ
タクリレート(DMAEMA)繰返し単位と、83.0
重量パーセントの2−エチルヘキシルメタクリレート
(EHMA)繰返し単位と、から構成される。9.63
gのABジブロックコポリマーには1.64g(0.0
104モル)のDMAEMA繰返し単位が含まれる。約
20℃で磁気的に攪拌したこのABジブロックコポリマ
ーのトルエン溶液に、更に50.31gのトルエンと、
4.81gのメタノールと、0.82g(0.0102
モルのHBr)の48パーセント臭化水素酸水(アルド
リッチ)と、を添加した。高分子量のベースポリマー中
に存在するDMAEMA繰返し単位の目標の98モルパ
ーセントがHBr塩に定量的に転化するとすると、装入
された固体レベルは13.6重量パーセントである。こ
の溶液を外界温度において16乃至18時間磁気的に攪
拌し、非常に粘性が高いがまだ磁気的に攪拌可能な高分
子量のプロトン化されたアンモニウムブロマイドABジ
ブロック電荷ディレクタ溶液を得た。次に、粘性溶液を
ノルパール15(182.97g)で希釈し、トルエン及
びメタノールを回転蒸発させた後、5重量パーセント
(実施例IIからのABジブロックコポリマーの対応する
出発重量に基づいて)の電荷ディレクタ溶液を得た。ト
ルエン及びメタノールは、40乃至50mmHgにおい
て1時間、60乃至65℃で回転蒸発させた。ポリ(2
−エチルヘキシルメタクリレート−コ−N,N−ジメチ
ル−N−エチルメタクリレートアンモニウムブロマイ
ド)の5重量パーセントのノルパール15溶液は、電導率
がわずか5.0 pmho/cmであり、液体トナーを帯電
させるために使用した。
【0057】コントロール9 低分子量のプロトン化されたアンモニウムブロマイドA
Bジブロックコポリマー電荷ディレクタで帯電されたシ
アン液体現像剤:シアン液体トナー分散体は27.74
gの液体トナー濃縮物(ノルパール15中に7.21パー
セントの固体)を実施例Iから選択し、これに、十分な
ノルパール15と、コントロール8の5パーセントの低分
子量(挿入されたMn が3945)のプロトン化アンモ
ニウムブロマイドABジブロック電荷ディレクタのポリ
〔2−エチルヘキシルメタクリレート(Bブロック)−
コ−N,N−ジメチル−N−エチルメタクリレートアン
モニウムブロマイド(Aブロック)〕と、を添加して調
製され、トナー固体のg当たり10、30、50、70
及び90mg(又は1、3、5、7及び9パーセント)
の電荷ディレクタを含む1パーセント固体(固体には、
樹脂、電荷補助剤及び顔料が含まれる)の液体トナー分
散体(コントロール9A〜9E)が提供される。5パー
セントの低分子量プロトン化アンモニウムブロマイドA
Bジブロック電荷ディレクタは、コントロール1の低分
子量ベースポリマーから調製した。平衡化の1、7、1
4及び21日後に、これらの1パーセント液体トナーに
ついて移動度及び電導率を測定し、トナー帯電速度及び
レベルを決定した。これらの値と、高分子量のプロトン
化アンモニウムブロマイドABジブロック電荷ディレク
タを含む実施例IVに記載される1パーセントシアン液体
トナーについて得られる移動度及び電導率の値と、を比
較した。実施例IVの表2には、低分子量及び高分子量の
プロトン化アンモニウムブロマイドABジブロックコポ
リマー電荷ディレクタで帯電された両方のシアン液体ト
ナー又は現像剤セットについての200g調合物が含ま
れる。実施例IVの表3には、両方のシアン液体トナー又
は現像剤セットについて対応する移動度及び電導率の値
が含まれる。
【0058】
【表2】
【0059】
【表3】
【0060】実施例IV 高分子量のプロトン化されたアンモニウムブロマイドA
Bジブロックコポリマー電荷ディレクタで帯電されたシ
アン液体現像剤:シアン液体トナー分散体は27.74
gの液体トナー濃縮物(ノルパール15中に7.21パー
セントの固体)を実施例Iから選択し、これに、十分な
ノルパール15と、実施例III の5パーセントの高分子量
(挿入されたMn が93519)のプロトン化アンモニ
ウムブロマイドABジブロック電荷ディレクタのポリ
〔2−エチルヘキシルメタクリレート(Bブロック)−
コ−N,N−ジメチル−N−エチルメタクリレートアン
モニウムブロマイド(Aブロック)〕と、を添加して調
製され、トナー固体のg当たり30、60、94、12
0及び150mg(又は3、6、9.4、12及び15
パーセント)の電荷ディレクタを含む1パーセント固体
(固体には、樹脂、電荷補助剤及び顔料が含まれる)の
液体トナー分散体(実施例IVA〜IVE)が提供される。
5パーセントの高分子量プロトン化アンモニウムブロマ
イドABジブロック電荷ディレクタは、実施例IIの高分
子量ベースポリマーから調製した。平衡化の1、3、7
及び13日後に、これらの1パーセント液体トナーにつ
いて移動度及び電導率を測定し、トナー帯電速度及びレ
ベルを決定した。これらの値と、コントロール9に記載
される1パーセントシアン液体トナーについて得られる
移動度及び電導率の値と、を比較した。図1には、低分
子量及び高分子量のプロトン化アンモニウムブロマイド
ABジブロックコポリマー電荷ディレクタで帯電された
両方のシアン現像剤セットについての200g調合物が
含まれる。表2には、両方のシアン液体トナー又は現像
剤セットについて対応する移動度及び電導率の値が含ま
れる。
【0061】研究された全ての電荷ディレクタ濃度にお
いて、実施例IIに記載される高分子量ベースポリマーか
ら実施例III で調製される本発明の高Mn ABジブロッ
クプロトン化アンモニウムブロマイド(塩)コポリマー
電荷ディレクタで帯電された実施例Iに記載されるシア
ン液体トナー濃縮物から調製されるシアン現像剤では、
コントロール1に記載される低分子量のベースポリマー
からコントロール8で調製される対応する低Mn のAB
ジブロックプロトン化アンモニウムブロマイド(塩)コ
ポリマー電荷ディレクタで14日後に帯電された実施例
Iに記載される同じシアン液体トナー濃縮物から調製さ
れるシアン現像剤と比べて、一貫して低い電導率が13
日後に得られることを図1は示している。
【0062】図2では、シアン現像剤を帯電させる高分
子量ABジブロックプロトン化アンモニウムブロマイド
(塩)コポリマー電荷ディレクタの量が次第に増大する
と、13日後には現像剤の電導率が更に顕著に増大する
ことなく移動度が4.0m2/Vs以上で横ばいになる
が、それに対して現像剤を帯電させる低分子量ABジブ
ロックプロトン化アンモニウムブロマイド(塩)コポリ
マー電荷ディレクタの量が次第に増大すると、移動度は
3.5m2 /Vs以下で比較的変動がなくなり、電導率
は着実に増大することが示されている。低インク電導率
は最適な画像濃度及び解像度のために必要であると考え
られるので、高分子量ABジブロックプロトン化アンモ
ニウムブロマイドコポリマー電荷ディレクタで帯電され
た現像剤は、対応する低分子量ABジブロックプロトン
化アンモニウムブロマイドコポリマー電荷ディレクタで
帯電された現像剤よりも有利であるとされる。
【0063】図3は、高分子量の電荷ディレクタでは、
より濃度の高い電荷ディレクタでトナー粒子をより高い
帯電レベルへ帯電させることが選択されるので、高分子
量のABジブロックプロトン化アンモニウムブロマイド
コポリマー電荷ディレクタが低分子量のものよりも有利
であることを示す。
【0064】実施例V 直列コンデンサ法(series-capacitor technique):2
つの直列コンデンサを使用することができる。1つは受
光体に対応する誘電層[マイラー( MYLAR,商標
)]から構成され、もう1つは液体(インク)層か
ら構成される。2つのコンデンサを横切って一定のバイ
アス電圧が保持されるが、インク層を横切る電圧は、そ
の中の帯電粒子が移動するにつれて減衰する。外部電流
の測定によって、インク層を横切る電圧の減衰を観察す
ることができる。これは、種々の実際のLID(液体浸
漬現像)プロセスと同様に、インク層の組成に応じて帯
電種の動きをリアルタイムで反映する。
【0065】マイラー及びインク層の誘電体の厚さ、印
加されたバイアス電圧、及び観察される電流を知ると共
に、共通に展開された理論的分析を適用することによっ
て、一般的に時間及び電場に依存することがわかってい
る帯電種の移動度及び密度についての情報が提供され
る。
【0066】実施例Iの3つの液体現像剤をテストした
(全て、ノルパール15中の固体が2パーセント)。実施
例VAはコントロール8の低分子量電荷ディレクタで帯
電させ(インク固体のg当たり48mgの電荷ディレク
タ)、実施例VBはコントロール7の中間分子量の電荷
ディレクタで帯電させ(トナー固体のg当たり100m
gの電荷ディレクタ)、実施例VCは実施例III の高分
子量電荷ディレクタで帯電させた(トナー固体のg当た
り100mgの電荷ディレクタ)。結果を表4に示す。
なお、前出の表に示した電荷ディレクタの分子量の影響
に関し、実験番号と分子量を記載し、再度表5に示す。
【0067】
【表4】
【0068】
【表5】
【0069】
【発明の効果】本発明の液体現像剤又は液体静電複写現
像剤は上記構成としたので、粒子電荷が高く、且つ電導
率が低いという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ABジブロックプロトン化(塩)アンモニウム
ブロマイドコポリマー電荷ディレクタで帯電された2週
間エージング後のシアン現像剤の電導率対電荷ディレク
ター濃度のデータを示す。
【図2】低分子量又は高分子量いずれかのABジブロッ
クプロトン化(塩)アンモニウムブロマイドコポリマー
電荷ディレクタで帯電された2週間エージング後のシア
ン現像剤の移動度対電導率データを示す。
【図3】低分子量又は高分子量いずれかのABジブロッ
クプロトン化(塩)アンモニウムブロマイドコポリマー
電荷ディレクタで帯電された2週間エージング後のシア
ン現像剤の移動度対電荷ディレクタ濃度のデータを示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン ダブリュ.スピーワック アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14580 ウェブスター サフロン レーン 773 (72)発明者 ジョセフ モート アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14580 ウェブスター ゲラズ クロス 1209 (72)発明者 イナン チェン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14580 ウェブスター マジェスティック ウェ イ 1220 (72)発明者 マーティン エイ.アブコウィッツ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14580 ウェブスター ゲートストーン サーク ル 1198 (72)発明者 ホーマー アントニアディス アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14609 ロチェスター エッジクリーク トレイ ル 613

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体と、熱可塑性樹脂粒子と、イオン又
    は両性イオン第4級アンモニウムブロックコポリマーを
    含む非極性液体可溶性の電荷ディレクタと、を含み、前
    記電荷ディレクタの数平均分子量が約70000乃至約
    200000である液体現像剤。
  2. 【請求項2】 (A)カウリ−ブタノール価が約5乃至
    約30であり、約50パーセント乃至約95重量パーセ
    ントの主要量で存在する非極性液体と、 (B)熱可塑性樹脂粒子及び顔料粒子と、 (C)イオン又は両性イオンアンモニウムブロックコポ
    リマーを含む非極性液体可溶性のポリマー電荷ディレク
    タと、 (D)電荷補助剤と、 を含み、前記電荷ディレクタの数平均分子量が約800
    00乃至約150000である液体静電複写現像剤。
  3. 【請求項3】 前記電荷ディレクタが下記の式を有する
    請求項1に記載の液体現像剤。 【化1】 式中Rが水素原子、アルキル、アリール又はアルキルア
    リールであり、R″がヘテロ原子を有する又は有しない
    アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルキル
    アルキル、シクロアルキルアリール又はアルキルアリー
    ルであり、R'''がヘテロ原子を有する又は有しない炭
    素が4乃至20のアルキル、アリール、シクロアルキ
    ル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアリール
    又はアルキルアリールであり、Xがヘテロ原子を有する
    又は有しないアルキレン又はアリールアルキレンであ
    り、Yが水素原子、ヘテロ原子を有する又は有しない炭
    素原子が6乃至約30のアルキルアリール及びアリー
    ル、炭素原子が1乃至約25のアルキルであり、Z-
    臭化物、水酸化物、塩化物、硝酸塩、p−トルエンスル
    ホン酸塩、硫酸塩、リン酸塩、フッ化物、ドデシルスル
    ホン酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、酢酸塩、ト
    リフルオロ酢酸塩、クロロ酢酸塩又はステアリン酸塩の
    各アニオンであり、aMa +a′Ma'が約3500乃至
    120000であり、bMb が28000乃至1900
    00であり、a、a′及びbが数平均重合度(DP)で
    あり、Ma 、Ma'及びMb が対応する繰返し単位の分子
    量である。
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