JPH07319044A - 磁気フィルムカメラ - Google Patents
磁気フィルムカメラInfo
- Publication number
- JPH07319044A JPH07319044A JP10939194A JP10939194A JPH07319044A JP H07319044 A JPH07319044 A JP H07319044A JP 10939194 A JP10939194 A JP 10939194A JP 10939194 A JP10939194 A JP 10939194A JP H07319044 A JPH07319044 A JP H07319044A
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- JP
- Japan
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- film
- erasing head
- magnetic
- erasing
- head
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2217/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B2217/24—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
- G03B2217/242—Details of the marking device
- G03B2217/244—Magnetic devices
Landscapes
- Camera Data Copying Or Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 撮影情報を記録する磁気記録バンドを有する
フィルムを用いるカメラにおいて、その磁気コードの消
去を簡単に行なうことができる磁気フィルムカメラを得
ること。 【構成】 消去ヘッドを、走行するフィルムに対して進
退する進退手段を有し、かつ、フィルム側に進出したと
き、走行するフィルムと摩擦接触して回転される円柱状
永久磁石から構成したことを特徴とする磁気フィルムカ
メラ。
フィルムを用いるカメラにおいて、その磁気コードの消
去を簡単に行なうことができる磁気フィルムカメラを得
ること。 【構成】 消去ヘッドを、走行するフィルムに対して進
退する進退手段を有し、かつ、フィルム側に進出したと
き、走行するフィルムと摩擦接触して回転される円柱状
永久磁石から構成したことを特徴とする磁気フィルムカ
メラ。
Description
【０００１】
【技術分野】本発明は、磁気記録バンドを有するフィル
ムを用いるカメラに関する。
ムを用いるカメラに関する。
【０００２】
【従来技術およびその問題点】新しいフィルムカセット
として、正逆に回転駆動することによりフィルムの送出
と巻取ができるフィルム駆動スプールを有するフィルム
カセットが提唱されている。この新しいフィルムカセッ
トのフィルムには、その送り方向の一側に、磁気記録バ
ンドが形成され、この磁気記録バンドには、撮影枚数、
ＡＳＡ、撮影駒毎の撮影済駒か未撮影駒であるか等の撮
影情報を記録することが考えられている。
として、正逆に回転駆動することによりフィルムの送出
と巻取ができるフィルム駆動スプールを有するフィルム
カセットが提唱されている。この新しいフィルムカセッ
トのフィルムには、その送り方向の一側に、磁気記録バ
ンドが形成され、この磁気記録バンドには、撮影枚数、
ＡＳＡ、撮影駒毎の撮影済駒か未撮影駒であるか等の撮
影情報を記録することが考えられている。
【０００３】この磁気フィルムを用いるカメラには、そ
の磁気情報を録再するための磁気ヘッドが不可欠であ
る。一方、撮影済駒であることの情報は、磁気記録バン
ドに記録されている記録コードを消去することで行な
う。つまり、録再用磁気ヘッドが記録コードを再生しな
いときを撮影済駒であるとすることが考えられており、
このため、消去ヘッドが必要である。消去ヘッドは理論
的には録再ヘッドと兼用し、ＡＣ消去で消去することも
可能であるが、ＡＣ消去は、高周波にするか、ヘッドと
フィルムの相対速度を遅くして消去せざるを得ない。し
かし、いずれも、回路構成が複雑で高価になるという問
題がある。
の磁気情報を録再するための磁気ヘッドが不可欠であ
る。一方、撮影済駒であることの情報は、磁気記録バン
ドに記録されている記録コードを消去することで行な
う。つまり、録再用磁気ヘッドが記録コードを再生しな
いときを撮影済駒であるとすることが考えられており、
このため、消去ヘッドが必要である。消去ヘッドは理論
的には録再ヘッドと兼用し、ＡＣ消去で消去することも
可能であるが、ＡＣ消去は、高周波にするか、ヘッドと
フィルムの相対速度を遅くして消去せざるを得ない。し
かし、いずれも、回路構成が複雑で高価になるという問
題がある。
【０００４】
【発明の目的】本発明は、交流消去によらない安価な記
録コード消去手段であって、フィルム走行に悪影響を与
えることのない磁気フィルムカメラを得ることを目的と
する。
録コード消去手段であって、フィルム走行に悪影響を与
えることのない磁気フィルムカメラを得ることを目的と
する。
【０００５】
【発明の概要】本発明は、磁気記録バンドの記録コード
は、永久磁石（ＤＣ消去）を用いると簡単に消去できる
という事実に着目する一方、所望の位置を消去し、かつ
フィルム走行に悪影響を与えることがないように、円柱
状の回転永久磁石をフィルムに対して進退させるように
したものである。すなわち本発明は、撮影情報を記録す
る磁気記録バンドを有するフィルムを用いるカメラであ
って、該磁気記録バンドに対する何らかの撮影情報を、
該磁気記録バンドに記録されている記録コードを消去ヘ
ッドで消去することによって与える磁気フィルムカメラ
において、消去ヘッドを、走行するフィルムに対して進
退する進退手段を有し、かつ、フィルム側に進出したと
き、走行するフィルムと摩擦接触して回転される円柱状
永久磁石から構成したことを特徴としている。
は、永久磁石（ＤＣ消去）を用いると簡単に消去できる
という事実に着目する一方、所望の位置を消去し、かつ
フィルム走行に悪影響を与えることがないように、円柱
状の回転永久磁石をフィルムに対して進退させるように
したものである。すなわち本発明は、撮影情報を記録す
る磁気記録バンドを有するフィルムを用いるカメラであ
って、該磁気記録バンドに対する何らかの撮影情報を、
該磁気記録バンドに記録されている記録コードを消去ヘ
ッドで消去することによって与える磁気フィルムカメラ
において、消去ヘッドを、走行するフィルムに対して進
退する進退手段を有し、かつ、フィルム側に進出したと
き、走行するフィルムと摩擦接触して回転される円柱状
永久磁石から構成したことを特徴としている。
【０００６】円柱状永久磁石の着磁方向は、軸方向、周
方向のいずれでもよい。理論的には、軸方向着磁によれ
ば、完全に記録コードを消去することができ、円周方向
着磁では、その着磁により磁気記録バンドに着磁される
が、円周方向着磁のピッチは記録コードの着磁ピッチよ
り遥かに大きくすることができるので、事実上、全く問
題がない。消去ヘッドで記録コードを消去することによ
って与える撮影情報は、例えば、撮影駒が撮影済である
ことである。
方向のいずれでもよい。理論的には、軸方向着磁によれ
ば、完全に記録コードを消去することができ、円周方向
着磁では、その着磁により磁気記録バンドに着磁される
が、円周方向着磁のピッチは記録コードの着磁ピッチよ
り遥かに大きくすることができるので、事実上、全く問
題がない。消去ヘッドで記録コードを消去することによ
って与える撮影情報は、例えば、撮影駒が撮影済である
ことである。
【０００７】
【発明の実施例】以下図示実施例に基づいて本発明を説
明する。図１は、新しいフィルムカセット及び本発明の
概念図である。フィルムカセット１１は、フィルム１２
の一端が固着されたフィルム駆動スプール１３を備えて
いる。このフィルム駆動スプール１３は、その正転動作
と逆転動作により、フィルム１２をフィルムカセット１
１内に巻き込む巻込動作と、フィルムカセット１１から
送り出す送出動作とを行なうことができるものである。
フィルムカセット１１のフィルム進退口１１ａには遮光
手段が備えられている。フィルム１２には、その一側
に、磁気記録バンド１４が形成され、他側に、一撮影駒
当り２つのパーフォレーション１５が穿設されている。
磁気記録バンド１４には、少なくとも、そのリーダ部
に、撮影枚数、ＡＳＡ等の情報が記録され、撮影駒毎
に、撮影済駒か未撮影駒かの撮影駒情報が記録される。
カメラ側に備えられた磁気ヘッド１６は、この磁気記録
バンド１４の撮影駒情報を読み取る読取機能と、磁気記
録バンド１４に撮影駒情報を書き込む書込機能とを有す
る。パーフォレーション１５は、フィルム巻取のためで
はなく、光学的位置検出手段を介してフィルム上の撮影
駒を正確に定位置に停止させるために用いられる。
明する。図１は、新しいフィルムカセット及び本発明の
概念図である。フィルムカセット１１は、フィルム１２
の一端が固着されたフィルム駆動スプール１３を備えて
いる。このフィルム駆動スプール１３は、その正転動作
と逆転動作により、フィルム１２をフィルムカセット１
１内に巻き込む巻込動作と、フィルムカセット１１から
送り出す送出動作とを行なうことができるものである。
フィルムカセット１１のフィルム進退口１１ａには遮光
手段が備えられている。フィルム１２には、その一側
に、磁気記録バンド１４が形成され、他側に、一撮影駒
当り２つのパーフォレーション１５が穿設されている。
磁気記録バンド１４には、少なくとも、そのリーダ部
に、撮影枚数、ＡＳＡ等の情報が記録され、撮影駒毎
に、撮影済駒か未撮影駒かの撮影駒情報が記録される。
カメラ側に備えられた磁気ヘッド１６は、この磁気記録
バンド１４の撮影駒情報を読み取る読取機能と、磁気記
録バンド１４に撮影駒情報を書き込む書込機能とを有す
る。パーフォレーション１５は、フィルム巻取のためで
はなく、光学的位置検出手段を介してフィルム上の撮影
駒を正確に定位置に停止させるために用いられる。
【０００８】本発明の特徴とする消去ヘッド１８は、以
上の磁気ヘッド１６とは別に設けられるもので、撮影が
終了する度に、磁気記録バンド１４の所定の記録コード
を消去する目的で設けられている。この消去ヘッド１８
は、円柱状をなしていて、フィルム１２に対して接離す
る方向、すなわち、図１の矢印Ａ方向に可動に設けられ
ている。この消去ヘッド１８は、その上下端部を支持ア
ーム１９に回動自在に支持されており、この支持アーム
１９が、引張ばね１９ａによって、走行するフィルム１
２に接近する方向に移動付勢されている。支持アーム１
９には、この引張ばね１９ａの力に抗して消去ヘッド１
８をフィルム１２から離間させるソレノイド２０が設け
られていて、このソレノイド２０への通電状態では、消
去ヘッド１８がフィルム１２から離間する。一方、ソレ
ノイド２０への通電を解除すると、消去ヘッド１８は引
張ばね１９ａの力によってフィルム１２に接触し、その
状態でフィルム１２が走行すると、摩擦力により回動す
る。
上の磁気ヘッド１６とは別に設けられるもので、撮影が
終了する度に、磁気記録バンド１４の所定の記録コード
を消去する目的で設けられている。この消去ヘッド１８
は、円柱状をなしていて、フィルム１２に対して接離す
る方向、すなわち、図１の矢印Ａ方向に可動に設けられ
ている。この消去ヘッド１８は、その上下端部を支持ア
ーム１９に回動自在に支持されており、この支持アーム
１９が、引張ばね１９ａによって、走行するフィルム１
２に接近する方向に移動付勢されている。支持アーム１
９には、この引張ばね１９ａの力に抗して消去ヘッド１
８をフィルム１２から離間させるソレノイド２０が設け
られていて、このソレノイド２０への通電状態では、消
去ヘッド１８がフィルム１２から離間する。一方、ソレ
ノイド２０への通電を解除すると、消去ヘッド１８は引
張ばね１９ａの力によってフィルム１２に接触し、その
状態でフィルム１２が走行すると、摩擦力により回動す
る。
【０００９】図３、図４は、消去ヘッド１８の着磁方向
の例を示すもので、図３は軸方向にＮＳが着磁された軸
方向着磁消去ヘッド１８Ａを示し、図４は、周方向にＮ
Ｓが着磁された周方向着磁消去ヘッド１８Ｂを示す。図
５は、軸方向着磁消去ヘッド１８Ａによる磁気記録バン
ド１４の記録コードの消去状態を模式的に示すもので、
フィルム１２に付着形成されている磁気記録バンド１４
には、予め記録コードが記録されている。図では、この
記録コードは小ピッチの縦線１４ｃで模式的に描かれて
いる。フィルム１２に接触している図３の軸方向着磁消
去ヘッド１８Ａがフィルム１２の走行とともに回転する
と、この縦線１４ｃが消去される。一方、図６は、周方
向着磁消去ヘッド１８Ｂによる消去の様子を示すもの
で、磁気記録バンド１４には、周方向着磁消去ヘッド１
８Ｂの周方向のＮＳがそのまま移される。しかし、縦線
１４ｃのピッチは非常に小さいものであり、消去ヘッド
１８によるＮＳのピッチは、消去ヘッド１８をいくら小
径に形成しても、縦線１４ｃのピッチに比して遥かに大
きくなるので、消去ヘッド１８によるＮＳの記録は、消
去と同義である（疑似消去）。
の例を示すもので、図３は軸方向にＮＳが着磁された軸
方向着磁消去ヘッド１８Ａを示し、図４は、周方向にＮ
Ｓが着磁された周方向着磁消去ヘッド１８Ｂを示す。図
５は、軸方向着磁消去ヘッド１８Ａによる磁気記録バン
ド１４の記録コードの消去状態を模式的に示すもので、
フィルム１２に付着形成されている磁気記録バンド１４
には、予め記録コードが記録されている。図では、この
記録コードは小ピッチの縦線１４ｃで模式的に描かれて
いる。フィルム１２に接触している図３の軸方向着磁消
去ヘッド１８Ａがフィルム１２の走行とともに回転する
と、この縦線１４ｃが消去される。一方、図６は、周方
向着磁消去ヘッド１８Ｂによる消去の様子を示すもの
で、磁気記録バンド１４には、周方向着磁消去ヘッド１
８Ｂの周方向のＮＳがそのまま移される。しかし、縦線
１４ｃのピッチは非常に小さいものであり、消去ヘッド
１８によるＮＳのピッチは、消去ヘッド１８をいくら小
径に形成しても、縦線１４ｃのピッチに比して遥かに大
きくなるので、消去ヘッド１８によるＮＳの記録は、消
去と同義である（疑似消去）。
【００１０】図７は、ソレノイド２０の駆動系を示すも
のである。制御回路３５は、ソレノイド２０を駆動する
永久磁石駆動回路３６に接続されていて、永久磁石駆動
回路３６に駆動信号が与えられると、ソレノイド２０が
励磁されて、引張ばね１９ａの力に抗し、消去ヘッド１
８がフィルム１２から離間される。永久磁石駆動回路３
６への駆動信号を断つと、引張ばね１９ａの力により消
去ヘッド１８はフィルム１２と接触する。制御回路３５
は、ＡＦ／ＡＥ制御回路３７、表示ドライバ回路３８に
接続され、表示ドライブ回路３８は表示素子３９を表示
する。
のである。制御回路３５は、ソレノイド２０を駆動する
永久磁石駆動回路３６に接続されていて、永久磁石駆動
回路３６に駆動信号が与えられると、ソレノイド２０が
励磁されて、引張ばね１９ａの力に抗し、消去ヘッド１
８がフィルム１２から離間される。永久磁石駆動回路３
６への駆動信号を断つと、引張ばね１９ａの力により消
去ヘッド１８はフィルム１２と接触する。制御回路３５
は、ＡＦ／ＡＥ制御回路３７、表示ドライバ回路３８に
接続され、表示ドライブ回路３８は表示素子３９を表示
する。
【００１１】なお、カメラボディ２１の撮影開口２６の
両側には、フィルムカセット収納室３２とフィルム巻取
室３３が設けられ、カメラボディ２１の上面一側には、
フィルムカセット収納室２２を開閉する開閉蓋２３が設
けられている。平板状の開閉蓋２３は、スライド移動し
てカセット収納室３２を開閉するもので、図１０に示す
ように、その裏面にラック２３ａが形成され、このラッ
ク２３ａに、蓋開閉モータＭ３によって回転駆動される
ピニオン３４が噛み合っている。従って、蓋開閉モータ
Ｍ３の正逆回転によってフィルムカセット収納室３２が
開閉される。この実施例のカメラには従来カメラのよう
な裏蓋は存在しない。
両側には、フィルムカセット収納室３２とフィルム巻取
室３３が設けられ、カメラボディ２１の上面一側には、
フィルムカセット収納室２２を開閉する開閉蓋２３が設
けられている。平板状の開閉蓋２３は、スライド移動し
てカセット収納室３２を開閉するもので、図１０に示す
ように、その裏面にラック２３ａが形成され、このラッ
ク２３ａに、蓋開閉モータＭ３によって回転駆動される
ピニオン３４が噛み合っている。従って、蓋開閉モータ
Ｍ３の正逆回転によってフィルムカセット収納室３２が
開閉される。この実施例のカメラには従来カメラのよう
な裏蓋は存在しない。
【００１２】カセット収納室３２にはそれぞれ、フィル
ム駆動スプール１３を正逆に駆動するための駆動系が備
えられている。図１０は、その一例であって、駆動モー
タＭ１（Ｍ２）の回転はギヤ列３０を介して、正逆回転
軸３１に伝達される。正逆回転軸３１は、カセット収納
室３２内に臨んでいて、フィルム駆動スプール１３と噛
み合う。正逆回転軸３１を介してフィルム駆動スプール
１３を例えば正転させると、フィルム１２は、フィルム
進退口１１ａから外部、つまりフィルム通路２４を経て
フィルム巻取室３３に送られる。
ム駆動スプール１３を正逆に駆動するための駆動系が備
えられている。図１０は、その一例であって、駆動モー
タＭ１（Ｍ２）の回転はギヤ列３０を介して、正逆回転
軸３１に伝達される。正逆回転軸３１は、カセット収納
室３２内に臨んでいて、フィルム駆動スプール１３と噛
み合う。正逆回転軸３１を介してフィルム駆動スプール
１３を例えば正転させると、フィルム１２は、フィルム
進退口１１ａから外部、つまりフィルム通路２４を経て
フィルム巻取室３３に送られる。
【００１３】上記構成のカメラは従って、蓋開閉モータ
Ｍ３によって開閉蓋２３を開き、フィルムカセット収納
室３２内にフィルムカセット１１を収納した後、開閉蓋
２３を閉じてフィルム装填状態とする。この状態におい
て駆動モータＭ１を例えば正転させると、正逆回転軸３
１を介してフィルム駆動スプール１３が正転され、フィ
ルムカセット１１のフィルム進退口１１ａから、フィル
ム１２が送り出される。送り出されたフィルム１２は、
フィルム通路２４を通ってフィルム巻取室３３に至り、
巻取軸３３ａに巻き取られる。この最初のフィルム１２
の送り出しの際、フィルム１２のリーダ部の磁気記録バ
ンド１４に書き込まれている情報、例えば、撮影枚数、
ＡＳＡ感度等が磁気ヘッド１６を介して読み込まれる。
フィルム１２が走行する際には、制御回路３５及び永久
磁石駆動回路３６を介してソレノイド２０が励磁され、
消去ヘッド１８はフィルム１２から離間する。
Ｍ３によって開閉蓋２３を開き、フィルムカセット収納
室３２内にフィルムカセット１１を収納した後、開閉蓋
２３を閉じてフィルム装填状態とする。この状態におい
て駆動モータＭ１を例えば正転させると、正逆回転軸３
１を介してフィルム駆動スプール１３が正転され、フィ
ルムカセット１１のフィルム進退口１１ａから、フィル
ム１２が送り出される。送り出されたフィルム１２は、
フィルム通路２４を通ってフィルム巻取室３３に至り、
巻取軸３３ａに巻き取られる。この最初のフィルム１２
の送り出しの際、フィルム１２のリーダ部の磁気記録バ
ンド１４に書き込まれている情報、例えば、撮影枚数、
ＡＳＡ感度等が磁気ヘッド１６を介して読み込まれる。
フィルム１２が走行する際には、制御回路３５及び永久
磁石駆動回路３６を介してソレノイド２０が励磁され、
消去ヘッド１８はフィルム１２から離間する。
【００１４】そして、フィルム１２は、最初の撮影駒ま
で送られて停止する。フィルム１２の停止位置は、磁気
ヘッド１６によって読み取られる磁気記録バンド１４の
撮影駒情報またはパーフォレーション１５によって制御
される。そして、撮影が終了すると、制御回路３５及び
永久磁石駆動回路３６を介して、ソレノイド２０が消磁
され、消去ヘッド１８がフィルム１２に接触する。よっ
て、フィルム１２が走行すると消去ヘッド１８が回動
し、回動に伴い、磁気記録バンド１４の記録コードが消
去されることとなる。消去すべき磁気記録バンド１４の
場所は、フィルム１２の送りとソレノイド２０の消磁励
磁のタイミングで設定できる。すべての撮影駒の撮影が
終了すると、その検知信号により、すべてのフィルム１
２がフィルムカセット１１内に巻戻される。なお図示例
では、消去ヘッド１８の軸方向長をフィルム１２の全幅
に渡る長さとしたが、理論上は、磁気記録バンド１４の
幅に対応する長さがあればよい。
で送られて停止する。フィルム１２の停止位置は、磁気
ヘッド１６によって読み取られる磁気記録バンド１４の
撮影駒情報またはパーフォレーション１５によって制御
される。そして、撮影が終了すると、制御回路３５及び
永久磁石駆動回路３６を介して、ソレノイド２０が消磁
され、消去ヘッド１８がフィルム１２に接触する。よっ
て、フィルム１２が走行すると消去ヘッド１８が回動
し、回動に伴い、磁気記録バンド１４の記録コードが消
去されることとなる。消去すべき磁気記録バンド１４の
場所は、フィルム１２の送りとソレノイド２０の消磁励
磁のタイミングで設定できる。すべての撮影駒の撮影が
終了すると、その検知信号により、すべてのフィルム１
２がフィルムカセット１１内に巻戻される。なお図示例
では、消去ヘッド１８の軸方向長をフィルム１２の全幅
に渡る長さとしたが、理論上は、磁気記録バンド１４の
幅に対応する長さがあればよい。
【００１５】以上は、ノーマルワインドのカメラの場合
の動作であるが、プリワインドの場合には、フィルムカ
セット１１を装填したとき、フィルムカセット１１中の
フィルム１２がすべてフィルム巻取室３３内に巻き取ら
れ、以後、撮影が終了する度に、フィルム巻取室３３内
のフィルム１２がフィルムカセット１１に巻き戻され
る。
の動作であるが、プリワインドの場合には、フィルムカ
セット１１を装填したとき、フィルムカセット１１中の
フィルム１２がすべてフィルム巻取室３３内に巻き取ら
れ、以後、撮影が終了する度に、フィルム巻取室３３内
のフィルム１２がフィルムカセット１１に巻き戻され
る。
【００１６】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、磁気フィ
ルムの磁気記録バンドに記録されている記録コードを消
去することで何らかの撮影情報を記録するカメラにおい
て、その消去ヘッドを円柱状永久磁石から構成し、消去
の必要のある場合には、この円柱状永久磁石をフィルム
に接触させて回転させるようにしたので、非常に簡単な
構成で消去ができる。
ルムの磁気記録バンドに記録されている記録コードを消
去することで何らかの撮影情報を記録するカメラにおい
て、その消去ヘッドを円柱状永久磁石から構成し、消去
の必要のある場合には、この円柱状永久磁石をフィルム
に接触させて回転させるようにしたので、非常に簡単な
構成で消去ができる。
【図１】磁気フィルムカセット及び本発明による磁気フ
ィルムカメラを概念的に示す斜視図である。
ィルムカメラを概念的に示す斜視図である。
【図２】円柱状永久磁石の進退機構の一例を示す側面図
である。
である。
【図３】軸方向に着磁した円柱状永久磁石の着磁図であ
る。
る。
【図４】周方向に着磁した円柱状永久磁石の着磁図であ
る。
る。
【図５】図４の円柱状永久磁石による磁気コードの消去
の様子を示す模式図である。
の様子を示す模式図である。
【図６】図５の円柱状永久磁石による磁気コードの消去
の様子を示す模式図である。
の様子を示す模式図である。
【図７】本発明の磁気フィルムカメラの制御系を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図８】図９のIX−IX線に沿う断面図である。
【図９】本発明の磁気フィルムカメラの外観背面図であ
る。
る。
【図１０】図９のＸ−Ｘ線に沿う断面図である。
１１ フィルムカセット １１ａ フィルム進退口 １２ フィルム １３ フィルム駆動スプール １４ 磁気記録バンド １５ パーフォレーション １６ 磁気ヘッド １８ 消去ヘッド（円柱状永久磁石） １８Ａ 軸方向着磁円柱状永久磁石 １８Ｂ 周方向着磁円柱状永久磁石 １９ａ 引張ばね ２０ ソレノイド ２１ カメラボディ
Claims (4)
- 【請求項１】 撮影情報を記録する磁気記録バンドを有
するフィルムを用いるカメラであって、該磁気記録バン
ドに対する何らかの撮影情報を、該磁気記録バンドに記
録されている記録コードを消去ヘッドで消去することに
よって与える磁気フィルムカメラにおいて、 上記消去ヘッドを、走行するフィルムに対して進退する
進退手段を有し、かつ、フィルム側に進出したとき、走
行するフィルムと摩擦接触して回転される円柱状永久磁
石から構成したことを特徴とする磁気フィルムカメラ。 - 【請求項２】 請求項１において、円柱状永久磁石は、
その軸方向に着磁されている磁気フィルムカメラ。 - 【請求項３】 請求項１において、円柱状永久磁石は、
その周方向に着磁されている磁気フィルムカメラ。 - 【請求項４】 請求項１ないし３のいずれか１項におい
て、消去ヘッドで記録コードを消去することによって与
える撮影情報は、撮影駒が撮影済であることを示す撮影
済情報である磁気フィルムカメラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10939194A JPH07319044A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 磁気フィルムカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10939194A JPH07319044A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 磁気フィルムカメラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07319044A true JPH07319044A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=14509053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10939194A Pending JPH07319044A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 磁気フィルムカメラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07319044A (ja) |
-
1994
- 1994-05-24 JP JP10939194A patent/JPH07319044A/ja active Pending
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