JPH07318111A - 空気調和機の室外ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 据付台10を据え付けのみならず運搬時にも利
用できるようにして手間及びコストを節減する。 【構成】 少なくとも左右一対の据付台部11、11と緩衝
材12とによって据付台10を構成し、据付台部11、11を室
外ユニット１のベース２に締結するとともに緩衝材12を
上記据付台部11、11間の室外ユニット１のベース２の下
面に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は分離形空気調和機等の室
外ユニットに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のこの種室外ユニットの１例が図４
に示されている。室外ユニット１のベース２には左右一
対の据付脚３が所定の間隔を隔てて固着され、これら据
付脚３にフォークリフト用架台を兼ねる運搬用木製ベー
ス５がボルト６及びナット７によって締結されている。

【０００３】図５には従来の室外ユニットの他の例が示
されている。この室外ユニットにおいては、左右一対の
据付脚３にはそれぞれ発泡スチロール等のプラスチック
材からなる緩衝材８が嵌装されている。

【０００４】室外ユニット１を据付現場に運搬した後、
運搬用木製ベース５や緩衝材８はいずれも据付脚３から
取り外されて廃却される。そして、図６に示すように、
据付脚３は据付台９にボルト６及びナット７によって締
結される。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の室外ユニッ
トにおいては、その出荷時据付脚３に運搬用木製ベース
５や緩衝材８を取り付け、室外ユニットを据付現場に運
搬した後、これら木製ベース５や緩衝材８はいずれも据
付脚３から取り外されて廃却されるため、木製ベース５
や緩衝材８の取り付け及び取り外しに手間が掛かり、か
つ、これら木製ベース５や緩衝材８のコストのみならず
これを産業廃棄物として処分するためのコストが嵩むと
いう問題があった。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、少なくとも左右一対の据付台部と緩衝材とによ
って据付台を構成し、この据付台の据付台部を室外ユニ
ットのベースに締結するとともに上記緩衝材を上記据付
台部間の上記室外ユニットのベース下面に配設したこと
を特徴とする空気調和機の室外ユニットにある。

【０００７】上記据付台の据付台部と緩衝材とを一体化
できる。

【０００８】上記据付台の据付台部と緩衝材とを分離形
成できる。

【０００９】上記据付台をプラスチック材から構成でき
る。

【００１０】

【作用】本発明においては、据付台を利用して室外ユニ
ットを運搬し、かつ、据え付けることができる。

【００１１】

【実施例】本発明の第１の実施例が図１に示されてい
る。図１において、10は据付台で、少なくとも左右一対
の据付台部11、11と緩衝材12とを一体化することによっ
て構成されている。この据付台10は室外ユニット１の重
量に耐え、かつ、その振動を吸収しうるプラスチック材
から構成するのが望ましい。

【００１２】上記一対の据付台部11はそれぞれ据付脚３
にボルト６及びナット７によって締結されている。ま
た、緩衝材12は据付台部11と11との間のベース２の下面
に接着剤又はクランプ等によって固着されている。

【００１３】しかして、室外ユニットを運搬する際、フ
ォークリフトのフォークを左右一対の据付台部11と11の
間で、かつ、緩衝材12の下方の空間内に挿入して室外ユ
ニット１を持ち上げる。このとき、フォークは緩衝材12
に当接するので、ベース２を損傷することはない。

【００１４】室外ユニット１を据付現場に運搬した後、
据付台10を室外ユニット１から取り外すことなく、その
まま据付台部11を利用して据え付ける。

【００１５】なお、図２に示すように、据付台部11、11
を据付脚３ではなくベース２にボルト６及びナット７を
用いて締結することができる。

【００１６】また、図３に示すように、緩衝材12を据付
台部11から離してベース２の下面に固着することもでき
る。

【００１７】

【発明の効果】本発明においては、室外ユニットのベー
スに締結された据付台を利用して室外ユニットを運搬
し、かつ、これを室外ユニットから取り外すことなくこ
れを利用してそのまま据え付けることができる。この結
果、従来のように木製ベースや緩衝材を用いる必要がな
くなるとともにこれらを取り付けたり取り外したりする
手間が不要となり、また、これら木製ベースや緩衝材を
産業廃棄物として処理する必要もなくなるので、手間及
びコストを大巾に節減することができ、かつ、省資源、
地球環境の向上に貢献できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例に係る室外ユニットの正
面図である。

【図２】本発明の第２の実施例に係る室外ユニットの正
面図である。

【図３】本発明の第３の実施例に係る室外ユニットの正
面図である。

【図４】従来の室外ユニットの１例を示す正面図であ
る。

【図５】従来の室外ユニットの他の例を示す正面図であ
る。

【図６】従来の室外ユニットの据付要領を示す正面図で
ある。

【符号の説明】

１ 室外ユニット ２ ベース 10 据付台 11 据付台部 12 緩衝材

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも左右一対の据付台部と緩衝材
   とによって据付台を構成し、この据付台の据付台部を室
   外ユニットのベースに締結するとともに上記緩衝材を上
   記据付台部間の上記室外ユニットのベース下面に配設し
   たことを特徴とする空気調和機の室外ユニット。
2. 【請求項２】 上記据付台の据付台部と緩衝材とを一体
   化したことを特徴とする請求項１記載の空気調和機の室
   外ユニット。
3. 【請求項３】 上記据付台の据付台部と緩衝材とを分離
   形成したことを特徴とする請求項１記載の空気調和機の
   室外ユニット。
4. 【請求項４】 上記据付台をプラスチック材から構成し
   たことを特徴とする請求項１記載の空気調和機の室外ユ
   ニット。