JPH07317907A - 軟質パッキン材 - Google Patents

軟質パッキン材

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Publication number
JPH07317907A
JPH07317907A JP6116493A JP11649394A JPH07317907A JP H07317907 A JPH07317907 A JP H07317907A JP 6116493 A JP6116493 A JP 6116493A JP 11649394 A JP11649394 A JP 11649394A JP H07317907 A JPH07317907 A JP H07317907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wedge
shaped
strip
sheet
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6116493A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshibumi Moriguchi
義文 森口
Hideo Honda
秀雄 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP6116493A priority Critical patent/JPH07317907A/ja
Publication of JPH07317907A publication Critical patent/JPH07317907A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製作に当って廃却する端材の発生を防止し、
かつ、性能のよい軟質パッキン材を提供する。 【構成】 一枚のシート素材から裁断された短冊状シー
ト12の両端部を楔形状部13とし、折り曲げ隅部に当
る部分に切欠け14を入れてここで折り曲げ、両端部の
楔形状部13,13を隅部と隅部との中間に配設して接
着した。また、前記楔形状部13,13を対称形とし楔
角度を同一にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム性を有する軟質パ
ッキン材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来ウレタンゴム、スポンジゴム等の軟
質ゴム材をパッキンやシールとして用いる場合には、図
7に示すように、製品形状に合わせて一枚の素材(シー
ル材)1から打抜きまたは切抜きを行っていた。従っ
て、素材の一部しか使用することができず、大部分は切
捨てまたは端材として廃却しなければならない。また、
図7に示すように、円形(環状)1aや矩形1bのパッ
キンを打抜きや切抜きで製作すると、中央部は製品にな
らず端材として廃却されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の方法のよ
うに、ウレタンゴム、スポンジゴム等の軟質ゴム材のパ
ッキンやシールを素材(シート材)から製品の形状を打
抜きまたは切抜きで製作すると、素材の大部分が切捨て
または端材となる。また、前記の従来の方法では、単純
形状の丸形や矩形のパッキンでは、中央部は製品となら
ず端材として廃却しなければならない。この従来の方法
は、製品であるパッキンやシールの全接触面が均一の性
状(弾力性,シール性)を持たせるために貼り合せ等を
行うことなく性状の不均一を発生させない唯一の方法で
あるが、前記のように素材の切捨てや端材が発生するコ
ストが増大する。
【0004】本発明は、以上の問題点を解決することが
できる軟質パッキンを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の軟質パッキン材は、一枚のシート素材を
短冊状に裁断し、この短冊状シートの両端部を楔形状と
し、折り曲げ隅部に当る部分には切欠けを入れてここで
折り曲げ、両端部の楔形状部を隅部と隅部の中間に配設
して接着してなることを特徴とする。 (2)また、本発明の軟質パッキン材は、前記本発明
(1)において、両端部の楔形状部を対称形とし、楔角
度を同一としてなることを特徴とする。
【0006】
【作用】前記本発明(1)では、一枚のシート素材から
裁断された短冊状シートを隅部に当る部分の切欠けで折
り曲げて所定の形状とし、両端部の楔形状部を隅部と隅
部の中間に配設して接着することによって軟質パッキン
材が得られる。
【0007】前記本発明(2)では、前記本発明(1)
において、短冊状シートの両端部の楔形状部を対称形と
し、楔角度を同一にしているために、楔形状部を容易に
重ね合わせて確実に接着することができる。
【0008】以上のように、本発明(1)及び(2)で
は、一枚のシート素材から裁断された短冊状のシートを
用いているために、端材の発生を防ぐことができる。ま
た、接着が行われる両端部の楔形状部を隅部と隅部との
中間に配設して接着しているために、両者の接着を確実
に行い、かつ、接着部の弾力性、反発性等のパッキン性
能とシール性能を非接着部とほぼ同等にすることができ
る。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を、図1ないし図6によっ
て説明する。
【0010】本実施例は正方形の軟質パッキン材に係る
ものである。
【0011】図1及び図2に示すように、一枚の軟質ウ
レタンゴム、スポンジゴム等の軟質ゴム製のシート素材
11から、例えば長さ160cm, 幅3cmの寸法の短冊状
シート12が裁断される。
【0012】この短冊状シートの両端部を対称の形状
(互いに平行をなす)で等しい楔角度(10〜30°)
をもつ楔形に切り落して(図3参照)、楔形状部13が
形成される。また、図3及び図4に示すように、正方形
の隅部に相当する短冊状シート12の4個所に角度90
°の切欠け14を形成する。この切欠け14は、以下説
明するように短冊状シート12を折り曲げて形成する正
方形の内周部に相当する一方の長辺から切込まれ、前記
正方形の外周部に相当する他方の長辺は分離されること
がないような寸法にされる。また、短冊状シート12の
両端の楔形状部13,13は前記正方形の辺の中央で重
ね合わされるように、楔形状部13と隣接する切欠け1
4との間の間隔は前記正方形の一辺の長さの半分とされ
ている。
【0013】以上の短冊状シート12を、切欠け14で
折り曲げ、両端部の楔形状部13,13を重ね合わせ、
この重ね合わせた楔形状部13,13を接着することに
よって、図5及び図6に示すように、正方形の軟質パッ
キン材15が得られる。なお、前記接着に当っては、硬
化しても硬度が大きく変化しないゴム系、シリコン系等
の接着剤が用いられる。
【0014】以上の通り、本実施例では、一枚のシート
素材11から短冊状シート12を裁断してこれを正方形
のパッキン材としているために、廃却される端材の発生
を抑制することができる。
【0015】また、短冊状シート12の両端部の楔形状
部13,13は、前記のように正方形の中央の部分で接
着されているために、接着部における弾力性、反発性等
のパッキン性能とシール性能を他の部分とほぼ同等にす
ることができる。
【0016】また更に、短冊状シート12の両端部の楔
形状部13,13は、対称の形状と等しい楔角度をもっ
ているために、重ね合わせて接着を行うことは容易であ
り、かつ、確実に接着を行うことができる。
【0017】本実施例に係る一辺が40cmの正方形のパ
ッキン材を、移動する車室の天井に設置する空調装置と
天井の間に挟み込みボルトで締め付けた場合に、パッキ
ン性能とシール性能は、一枚のシート素材から打ち抜き
で作成したパッキン材と同等であることが確認されてお
り、また、そのコストは従来のパッキン材の1/10以
下である。また、この本実施例に係るパッキン材とその
結合体の振動試験の結果によれば、最大5Gの振動加速
度に耐えることができ、その有用性が確認されている。
【0018】なお、前記実施例は正方形の軟質パッキン
材に係るものであるが、切欠きの数又は間隔を変えるこ
とによって他の多角形の軟質パッキン材とすることがで
き、また、裁断された短冊状シートの形状を適宜選定す
ることによって、一部又は全部が曲線状(円形,長円形
等)の形状の軟質パッキンとすることもできる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明は、一枚のシート素材を裁断した短冊状シートに
よって軟質パッキン材を構成しているために、端材の発
生を抑制してコストを著しく低下させることができる。
【0020】また、両端部の楔形状部を隅部と隅部の中
間に配設して互いに接着しているために、接着部のパッ
キン性能とシール性能とを他の部分とほぼ同等にするこ
とができ、パッキン材としての性能を確保することがで
きる。
【0021】請求項2に記載の本発明は、以上の効果に
加えて、短冊状シートの両端部の楔形状部を対称形に
し、楔角度を同一にしているために、これらの楔形状部
を重ね合わせて接着することが容易であり、かつ、確実
に接着を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いられるシート素材の平
面図である。
【図2】同実施例に用いられるシート素材から裁断され
た短冊状シートの平面図である。
【図3】同実施例の短冊状シート素材の立面図である。
【図4】同実施例の短冊状シート素材の平面図である。
【図5】前記短冊状シートを折り曲げて完成した同実施
例に係るパッキン材の平面図である。
【図6】図5に示されるパッキン材の立面図である。
【図7】従来のパッキン材のシート素材の平面図であ
る。
【符号の説明】
11 シート素材 12 短冊状シート 13 楔形状部 14 切欠け 15 軟質パッキン材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚のシート素材を短冊状に裁断し、こ
    の短冊状シートの両端部を楔形状とし、折り曲げ隅部に
    当る部分には切欠けを入れてここで折り曲げ、両端部の
    楔形状部を隅部と隅部の中間に配設して接着してなるこ
    とを特徴とする軟質パッキン材。
  2. 【請求項2】 両端部の楔形状部を対称形とし、楔角度
    を同一としてなることを特徴とする請求項1に記載の軟
    質パッキン材。
JP6116493A 1994-05-30 1994-05-30 軟質パッキン材 Pending JPH07317907A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6116493A JPH07317907A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 軟質パッキン材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6116493A JPH07317907A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 軟質パッキン材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07317907A true JPH07317907A (ja) 1995-12-08

Family

ID=14688502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6116493A Pending JPH07317907A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 軟質パッキン材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015159595A1 (ja) * 2014-04-18 2015-10-22 株式会社 豊田自動織機 電池パック

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015159595A1 (ja) * 2014-04-18 2015-10-22 株式会社 豊田自動織機 電池パック
JP2015207427A (ja) * 2014-04-18 2015-11-19 株式会社豊田自動織機 電池パック

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990406