JPH07317903A - シール溝付き蓋部材 - Google Patents
シール溝付き蓋部材Info
- Publication number
- JPH07317903A JPH07317903A JP11849794A JP11849794A JPH07317903A JP H07317903 A JPH07317903 A JP H07317903A JP 11849794 A JP11849794 A JP 11849794A JP 11849794 A JP11849794 A JP 11849794A JP H07317903 A JPH07317903 A JP H07317903A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal groove
- seal
- groove
- lid member
- view
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シール溝の周寸法の異なる異種類の蓋部材に
同一のシール材を共通使用できるようにしたシール溝付
き蓋部材を提供すること。 【構成】 シール溝付き蓋部材1は、シール材7の嵌め
込まれる横断面チャネル形状のシール溝9を備えてお
り、このシール溝9を形成する対向する壁面9a・9b
のうち一方の壁面9aの一部9a1を蛇腹形状としたこ
とを特徴とする。
同一のシール材を共通使用できるようにしたシール溝付
き蓋部材を提供すること。 【構成】 シール溝付き蓋部材1は、シール材7の嵌め
込まれる横断面チャネル形状のシール溝9を備えてお
り、このシール溝9を形成する対向する壁面9a・9b
のうち一方の壁面9aの一部9a1を蛇腹形状としたこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシール溝付き蓋部材に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】図8に蓋部材の一例であるインスペクシ
ョンキャップaを示す。インスペクションキャップa
は、エンジンbを分解せずともその内部の補修や検査が
できるようにエンジン所望の箇所に設けた開口b’に着
脱自在に取り付けられる蓋部材である。
ョンキャップaを示す。インスペクションキャップa
は、エンジンbを分解せずともその内部の補修や検査が
できるようにエンジン所望の箇所に設けた開口b’に着
脱自在に取り付けられる蓋部材である。
【0003】図9および図10に示すインスペクション
キャップaの裏面a’には、図8および図11で示すよ
うなシール材cを嵌め込むためのシール溝dが形成され
ている。このシール溝dとシール材cとの関係は対応関
係にあり、従来技術においては、インスペクションキャ
ップaの大きさが変化すると、シール材cもまたそれに
合わせて大きさを変化せざるを得なかった。換言する
と、異種類のインスペクションキャップにおいて、当該
インスペクションキャップのシール溝の周寸法がわずか
数ミリしか違わない場合でも別個シール材を用意する必
要があった。
キャップaの裏面a’には、図8および図11で示すよ
うなシール材cを嵌め込むためのシール溝dが形成され
ている。このシール溝dとシール材cとの関係は対応関
係にあり、従来技術においては、インスペクションキャ
ップaの大きさが変化すると、シール材cもまたそれに
合わせて大きさを変化せざるを得なかった。換言する
と、異種類のインスペクションキャップにおいて、当該
インスペクションキャップのシール溝の周寸法がわずか
数ミリしか違わない場合でも別個シール材を用意する必
要があった。
【0004】しかしながら、上記のように寸法差がごく
わずかな場合でもそれに見合うシール材を用意するとい
うことは、それだけ部品管理が面倒となり、またコスト
アップの原因となるため、好ましいものではなかった。
わずかな場合でもそれに見合うシール材を用意するとい
うことは、それだけ部品管理が面倒となり、またコスト
アップの原因となるため、好ましいものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明シール溝付き蓋
部材は、上記問題点に鑑みて発明されたものであって、
その解決しようとする課題は、シール溝の周寸法の異な
る異種類の蓋部材に同一のシール材を共通使用できるよ
うにしたシール溝付き蓋部材を提供することにある。
部材は、上記問題点に鑑みて発明されたものであって、
その解決しようとする課題は、シール溝の周寸法の異な
る異種類の蓋部材に同一のシール材を共通使用できるよ
うにしたシール溝付き蓋部材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明シール溝付き蓋部
材は、以上のような課題を解決するものであって、次の
ようなものである。すなわち、本発明シール溝付き蓋部
材は、シール材の嵌め込まれる横断面チャネル形状のシ
ール溝を備えたシール溝付き蓋部材において、前記シー
ル溝を形成する対向する周壁面のうち一方の周壁面の一
部を蛇腹形状としたことを特徴とする。
材は、以上のような課題を解決するものであって、次の
ようなものである。すなわち、本発明シール溝付き蓋部
材は、シール材の嵌め込まれる横断面チャネル形状のシ
ール溝を備えたシール溝付き蓋部材において、前記シー
ル溝を形成する対向する周壁面のうち一方の周壁面の一
部を蛇腹形状としたことを特徴とする。
【0007】
【作用】したがって、本発明シール溝付き蓋部材によれ
ば、横断面チャネル形状のシール溝を形成する対向する
壁面のうち一方の壁面の一部を蛇腹形状としたので、当
該シール溝の一部における溝幅は、他の部分における溝
幅よりも広幅となる箇所が形成されるようになる。
ば、横断面チャネル形状のシール溝を形成する対向する
壁面のうち一方の壁面の一部を蛇腹形状としたので、当
該シール溝の一部における溝幅は、他の部分における溝
幅よりも広幅となる箇所が形成されるようになる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明シール溝付き
蓋部材を図示した実施例に従って詳細に説明する。図1
は本発明シール溝付き蓋部材の裏面図、図2は図1から
シールリングを外した状態を示す斜視図、図3は図1の
表面図、図4は図3のIV−IV線断面図、図5は図1のV
−V線断面図、図6は図4の領域VI部分の拡大図、図7
は図1の領域VII部分の拡大横断面図である。
蓋部材を図示した実施例に従って詳細に説明する。図1
は本発明シール溝付き蓋部材の裏面図、図2は図1から
シールリングを外した状態を示す斜視図、図3は図1の
表面図、図4は図3のIV−IV線断面図、図5は図1のV
−V線断面図、図6は図4の領域VI部分の拡大図、図7
は図1の領域VII部分の拡大横断面図である。
【0009】蓋部材としてのインスペクションキャップ
1は、上端が閉塞され下端が開口された扁平でトラック
形状の蓋体2にその外周面における対向箇所にボス3・
3を一体形成してなるごときものである。ボス3・3に
はインスペクションキャップ1をエンジン等に取着する
ための図示しない固定ボルト等が入れられる。
1は、上端が閉塞され下端が開口された扁平でトラック
形状の蓋体2にその外周面における対向箇所にボス3・
3を一体形成してなるごときものである。ボス3・3に
はインスペクションキャップ1をエンジン等に取着する
ための図示しない固定ボルト等が入れられる。
【0010】インスペクションキャップ1の裏面5に
は、ゴム等からなるリング状シール材としてのシールリ
ング7が嵌め込まれるシール溝9が形成されている。シ
ール溝9は、インスペクションキャップ1の外周縁に沿
って形成されたほぼトラック形状をした周溝であって、
その横断面はチャネル状(横断面で横倒しコ字形や横倒
しC字形)をしている。また、シール溝9は、外側に臨
む壁面としての外臨面9aと、外臨面9aに対向しイン
スペクションキャップ1の内側に臨む別の壁面としての
内臨面9bと、インスペクションキャップ1をエンジン
等に取着したときに上方に位置せしめられるようになる
とともに、インスペクションキャップ1が閉められてシ
ールリング7が変形されたときにシール機能を発する箇
所となる底面9cとからなる。
は、ゴム等からなるリング状シール材としてのシールリ
ング7が嵌め込まれるシール溝9が形成されている。シ
ール溝9は、インスペクションキャップ1の外周縁に沿
って形成されたほぼトラック形状をした周溝であって、
その横断面はチャネル状(横断面で横倒しコ字形や横倒
しC字形)をしている。また、シール溝9は、外側に臨
む壁面としての外臨面9aと、外臨面9aに対向しイン
スペクションキャップ1の内側に臨む別の壁面としての
内臨面9bと、インスペクションキャップ1をエンジン
等に取着したときに上方に位置せしめられるようになる
とともに、インスペクションキャップ1が閉められてシ
ールリング7が変形されたときにシール機能を発する箇
所となる底面9cとからなる。
【0011】外臨面9aのうちボス3・3が形成されて
いる箇所に対向する部分9a1は、蛇腹形状をしてい
る。この実施例では、図1に示すように山11が2つと
谷13が1つとからなる蛇腹形状である。また、内臨面
9bにはそのような蛇腹形状になっている部分はない。
このため、シール溝9のうちボス3・3が形成されてい
る箇所にほぼ対向する部分9’・9’は、女性のバスト
を上方から見たごとき形状をしている。したがって、シ
ール溝9aのうち山11・11における溝幅l1は広
く、谷13における溝幅l2は狭くなっている(図1参
照)。そして、谷13における溝幅l2は、シール溝9
のうち部分9’以外の他の部分(外臨面9aが蛇腹形状
になっていない部分)9”の溝幅l3と同じかそれより
もわずかに小さめに設定されている。
いる箇所に対向する部分9a1は、蛇腹形状をしてい
る。この実施例では、図1に示すように山11が2つと
谷13が1つとからなる蛇腹形状である。また、内臨面
9bにはそのような蛇腹形状になっている部分はない。
このため、シール溝9のうちボス3・3が形成されてい
る箇所にほぼ対向する部分9’・9’は、女性のバスト
を上方から見たごとき形状をしている。したがって、シ
ール溝9aのうち山11・11における溝幅l1は広
く、谷13における溝幅l2は狭くなっている(図1参
照)。そして、谷13における溝幅l2は、シール溝9
のうち部分9’以外の他の部分(外臨面9aが蛇腹形状
になっていない部分)9”の溝幅l3と同じかそれより
もわずかに小さめに設定されている。
【0012】しかして、このようなシール溝9の外臨面
9aが上述のような蛇腹形状でないとした場合のシール
溝形状が、従来技術におけるシール溝の形状であって、
この従来のシール溝の周寸法がインスペクションキャッ
プの種類が異なることによって異なったために、従来技
術にあっては、シールリングは、必ずインスペクション
キャップに合わせて大きさを設定せざるを得なかった。
このため、シール溝よりも大きめのシールリングではシ
ール溝に入らない余りの部分が生じてしまったが、本発
明にあっては、シールリング7にたとえ余り部分が生じ
ても、外臨面9aを蛇腹形状にしたことで外臨面9aを
含む部分9’によって前記シールリングの余りの部分は
吸収されるようになる。しかも、シールリング7はシー
ルされたときにシール溝9の上下方向で、この実施例で
いえば、底面9cとインスペクションキャップ1をエン
ジン等に閉めたときの該エンジンにおける図示しない合
わせ面との間でシール機能を持つように設計され、シー
ルリング7の幅方向でのシール性は問題とならないた
め、シールリング7が蛇腹状に変形してもそのシール性
が阻害されることはない。
9aが上述のような蛇腹形状でないとした場合のシール
溝形状が、従来技術におけるシール溝の形状であって、
この従来のシール溝の周寸法がインスペクションキャッ
プの種類が異なることによって異なったために、従来技
術にあっては、シールリングは、必ずインスペクション
キャップに合わせて大きさを設定せざるを得なかった。
このため、シール溝よりも大きめのシールリングではシ
ール溝に入らない余りの部分が生じてしまったが、本発
明にあっては、シールリング7にたとえ余り部分が生じ
ても、外臨面9aを蛇腹形状にしたことで外臨面9aを
含む部分9’によって前記シールリングの余りの部分は
吸収されるようになる。しかも、シールリング7はシー
ルされたときにシール溝9の上下方向で、この実施例で
いえば、底面9cとインスペクションキャップ1をエン
ジン等に閉めたときの該エンジンにおける図示しない合
わせ面との間でシール機能を持つように設計され、シー
ルリング7の幅方向でのシール性は問題とならないた
め、シールリング7が蛇腹状に変形してもそのシール性
が阻害されることはない。
【0013】したがって、インスペクションキャップの
種類に拘わらずシールリングの共通使用ができるため、
部品管理がそれだけ楽となるとともにコストダウンに貢
献することができる。また、シールリング7は谷13に
よって押さえられるので、その取着性も良好となる。
種類に拘わらずシールリングの共通使用ができるため、
部品管理がそれだけ楽となるとともにコストダウンに貢
献することができる。また、シールリング7は谷13に
よって押さえられるので、その取着性も良好となる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、シール溝の周寸法の異
なる異種類の蓋部材に同一シール部材を共通使用するこ
とができる。
なる異種類の蓋部材に同一シール部材を共通使用するこ
とができる。
【図1】シール溝付き蓋部材の裏面図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図1の表面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図1のV−V線断面図である。
【図6】図4の領域VI部分の拡大図である。
【図7】図1の領域VII部分の拡大横断面図である。
【図8】従来技術を説明するための分解斜視図である。
【図9】従来のインスペクションキャップの裏面図であ
る。
る。
【図10】図9の斜視図である。
【図11】シール材の平面図である。
1 シール溝付き蓋部材 7 シール材 9 シール溝 9a 一方の壁面 9a1 一方の壁面の一部 9b 壁面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (1)
- 【請求項1】 シール材の嵌め込まれる横断面チャネル
形状のシール溝を備えたシール溝付き蓋部材において、
前記シール溝を形成する対向する壁面のうち一方の壁面
の一部を蛇腹形状としたことを特徴とするシール溝付き
蓋部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11849794A JPH07317903A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | シール溝付き蓋部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11849794A JPH07317903A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | シール溝付き蓋部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07317903A true JPH07317903A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=14738138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11849794A Pending JPH07317903A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | シール溝付き蓋部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07317903A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016160960A (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-05 | フクダ電子株式会社 | ガスケット及びこれを備える医療用電子機器 |
CN107542930A (zh) * | 2016-06-29 | 2018-01-05 | 博西华电器(江苏)有限公司 | 家用电器及其密封结构 |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP11849794A patent/JPH07317903A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016160960A (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-05 | フクダ電子株式会社 | ガスケット及びこれを備える医療用電子機器 |
CN107542930A (zh) * | 2016-06-29 | 2018-01-05 | 博西华电器(江苏)有限公司 | 家用电器及其密封结构 |
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