JPH07317750A - 関節機構およびその機構を用いたユニバーサルアーム装置 - Google Patents
関節機構およびその機構を用いたユニバーサルアーム装置Info
- Publication number
- JPH07317750A JPH07317750A JP13641594A JP13641594A JPH07317750A JP H07317750 A JPH07317750 A JP H07317750A JP 13641594 A JP13641594 A JP 13641594A JP 13641594 A JP13641594 A JP 13641594A JP H07317750 A JPH07317750 A JP H07317750A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- piston
- joint mechanism
- opening
- universal arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 極めて重い重量物が可動アーム先端に取付け
られても、自由にヒンジ角度を変更でき、かつ一度停止
すると強固に剛性をもってそのヒンジ角度を保持できる
関節機構を提供する。 【構成】 シリンダー17内には非圧縮性流体が封入さ
れているため、付勢力が介在しても回転部材2と3との
相対回動はない。開閉部材を開放すると、付勢力により
流体は、シリンダー17内の区画間を移動するとともに
ピストン18がシリンダー17内を移動し、回転部材
2、3は相対回動を始める。開閉部材を閉止すると非圧
縮性流体の移動が阻止されるため、封入された非圧縮性
流体がピストン18とシリンダー17との相対移動を全
く許さない状態になる。
られても、自由にヒンジ角度を変更でき、かつ一度停止
すると強固に剛性をもってそのヒンジ角度を保持できる
関節機構を提供する。 【構成】 シリンダー17内には非圧縮性流体が封入さ
れているため、付勢力が介在しても回転部材2と3との
相対回動はない。開閉部材を開放すると、付勢力により
流体は、シリンダー17内の区画間を移動するとともに
ピストン18がシリンダー17内を移動し、回転部材
2、3は相対回動を始める。開閉部材を閉止すると非圧
縮性流体の移動が阻止されるため、封入された非圧縮性
流体がピストン18とシリンダー17との相対移動を全
く許さない状態になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒンジ部分に利用さ
れ、重量物の荷重をどのような位置においても不動に固
定でき、かつ自在に操作できる新規な関節機構と、それ
を用いたユニバーサルアーム装置に関する。
れ、重量物の荷重をどのような位置においても不動に固
定でき、かつ自在に操作できる新規な関節機構と、それ
を用いたユニバーサルアーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、可動の照明器具としてのゼットラ
イトや可動テレビ等、作業スペースに利用される可動ア
ームには、関節装置が利用され、その可動アーム先端に
取付けられた照明器具等を自由に移動できる器具があ
る。
イトや可動テレビ等、作業スペースに利用される可動ア
ームには、関節装置が利用され、その可動アーム先端に
取付けられた照明器具等を自由に移動できる器具があ
る。
【0003】これらに使用されている関節装置はヒンジ
周辺にばねを架け渡し、その重量を保持したり、所定の
摩擦力をヒンジに持たせるようなものが一般的であり、
さらにヒンジ部の締め付けで全体の可動アームを固定す
るものも存在している。
周辺にばねを架け渡し、その重量を保持したり、所定の
摩擦力をヒンジに持たせるようなものが一般的であり、
さらにヒンジ部の締め付けで全体の可動アームを固定す
るものも存在している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在、オフィス内の配
置スペースが限られており、重量のあるテレビ、CRT
画面、さらには書籍棚として、オフィスや室内の上方空
間を有効に利用して、使用しない時点では、これらを壁
や天井付近に寄せておきたいといった要求がある。しか
し、これら従来の可動アームではある重さ以上の重量物
を支えることはできず、例え支えられたとしても、可動
アームのヒンジの操作が煩雑となる。
置スペースが限られており、重量のあるテレビ、CRT
画面、さらには書籍棚として、オフィスや室内の上方空
間を有効に利用して、使用しない時点では、これらを壁
や天井付近に寄せておきたいといった要求がある。しか
し、これら従来の可動アームではある重さ以上の重量物
を支えることはできず、例え支えられたとしても、可動
アームのヒンジの操作が煩雑となる。
【0005】本発明は、極めて重い重量物が可動アーム
先端に取付けられても、自由にヒンジ角度を変更でき、
かつ一度停止すると強固に剛性をもってそのヒンジ角度
を保持できる関節機構を提供するとともに、その関節機
構を利用して重量物をどのような位置にでも移動できる
ユニバーサルアーム装置を提供することを目的とする。
先端に取付けられても、自由にヒンジ角度を変更でき、
かつ一度停止すると強固に剛性をもってそのヒンジ角度
を保持できる関節機構を提供するとともに、その関節機
構を利用して重量物をどのような位置にでも移動できる
ユニバーサルアーム装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の関節機構は、密
封されたシリンダーと、そのシリンダー内の非圧縮性流
体を少なくとも2つに区画して移動するピストンと、こ
のピストンの移動範囲の外側に位置するシリンダーの両
端部もしくはその近傍をシリンダー外部で連通する連通
路と、この連通路を開閉できる開閉部材とから成る制動
部材が、相対的に回動可能な少なくとも2つの回転部材
間に介装されるとともに、前記シリンダー内の区画同士
を開閉部材の操作で連通できるようにしたことを特徴と
している。
封されたシリンダーと、そのシリンダー内の非圧縮性流
体を少なくとも2つに区画して移動するピストンと、こ
のピストンの移動範囲の外側に位置するシリンダーの両
端部もしくはその近傍をシリンダー外部で連通する連通
路と、この連通路を開閉できる開閉部材とから成る制動
部材が、相対的に回動可能な少なくとも2つの回転部材
間に介装されるとともに、前記シリンダー内の区画同士
を開閉部材の操作で連通できるようにしたことを特徴と
している。
【0007】またユニバーサルアーム装置は、複数のア
ーム間に、複数の請求項1に記載の関節機構が配設され
ており、関節機構の開閉部材が1個の外部スイッチによ
り複数ほぼ同時に開閉できるようになっていることを特
徴としている。
ーム間に、複数の請求項1に記載の関節機構が配設され
ており、関節機構の開閉部材が1個の外部スイッチによ
り複数ほぼ同時に開閉できるようになっていることを特
徴としている。
【0008】
【作用】この関節機構は、シリンダー内には非圧縮性流
体が封入されているため、付勢力が介在しても回転部材
の相対回動はない。開閉部材を開放すると、付勢力によ
り流体は、連通路を介して画間を移動するとともにピス
トンがシリンダー内を移動し、この移動により回転部材
は相対回動を始める。開閉部材を閉止すると非圧縮性流
体の移動が阻止されるため、封入された非圧縮性流体が
ピストンとシリンダーとの相対移動を全く許さない状態
になる。
体が封入されているため、付勢力が介在しても回転部材
の相対回動はない。開閉部材を開放すると、付勢力によ
り流体は、連通路を介して画間を移動するとともにピス
トンがシリンダー内を移動し、この移動により回転部材
は相対回動を始める。開閉部材を閉止すると非圧縮性流
体の移動が阻止されるため、封入された非圧縮性流体が
ピストンとシリンダーとの相対移動を全く許さない状態
になる。
【0009】このユニバーサルアーム装置は、複数のア
ーム間に複数の関節機構が配されており、それら関節機
構が外部スイッチにより同時に開閉されるため、外部ス
イッチのオンでこのユニバーサルアームを屈曲自在に、
又は外部スイッチのオフでこのユニバーサルアームを不
動の状態に固定できる。
ーム間に複数の関節機構が配されており、それら関節機
構が外部スイッチにより同時に開閉されるため、外部ス
イッチのオンでこのユニバーサルアームを屈曲自在に、
又は外部スイッチのオフでこのユニバーサルアームを不
動の状態に固定できる。
【0010】
【実施例】本発明の関節機構1を図1、図2で説明する
と、少なくとも第1回転部材2と第2回転部材3とから
なり、第1回転部材2にはアーム4、第2回転部材3に
はアーム5が固定されている。第1回転部材2の中心軸
6には第2回転部材3の中心の孔7が所定のベアリング
手段を介して嵌合され、さらに第2回転部材3側から螺
入して接着剤等により回転不能になるようにキャップ板
42が固定されることにより、両者は自由に相対回転で
きるようになっている。さらに、第1回転部材2の突片
15と第2回転部材3の突片27間には付勢手段として
のバネ28が介装されており、常に適正な力で両回転部
材を相対的に回動付勢している。
と、少なくとも第1回転部材2と第2回転部材3とから
なり、第1回転部材2にはアーム4、第2回転部材3に
はアーム5が固定されている。第1回転部材2の中心軸
6には第2回転部材3の中心の孔7が所定のベアリング
手段を介して嵌合され、さらに第2回転部材3側から螺
入して接着剤等により回転不能になるようにキャップ板
42が固定されることにより、両者は自由に相対回転で
きるようになっている。さらに、第1回転部材2の突片
15と第2回転部材3の突片27間には付勢手段として
のバネ28が介装されており、常に適正な力で両回転部
材を相対的に回動付勢している。
【0011】第1回転部材2の片面の所定偏心位置に
は、特に図2、図3、図4に示されるような密封された
直線状のシリンダー17がヒンジ8等により枢着されて
おり、シリンダー17のシリンダー室22内部にはピス
トン18が摺動自在に配設され、またピストン18から
延設されたピストンロッド19、19はこの密閉された
シリンダー17の両端を貫通して外部に延び出し、少な
くとも一方のピストンロッドの先端部分が前記第2回転
部材3にヒンジ9等により枢着されている。なお、ピス
トンロッド19と他方のピストンロッド19とは断面積
が同じである。
は、特に図2、図3、図4に示されるような密封された
直線状のシリンダー17がヒンジ8等により枢着されて
おり、シリンダー17のシリンダー室22内部にはピス
トン18が摺動自在に配設され、またピストン18から
延設されたピストンロッド19、19はこの密閉された
シリンダー17の両端を貫通して外部に延び出し、少な
くとも一方のピストンロッドの先端部分が前記第2回転
部材3にヒンジ9等により枢着されている。なお、ピス
トンロッド19と他方のピストンロッド19とは断面積
が同じである。
【0012】また、シリンダー17には、シリンダー室
22とは別に、後述する第1区画室25と第2区画室2
6とを連絡できるように、シリンダー17の両端部2
3、24近傍からそれぞれ延びる連通孔20が形成され
ており、両室25、26との連通路20の所定位置には
開閉部材としての開閉弁21が介装されている。さらに
この開閉弁21はばね等の付勢手段により常閉であり、
頭部に延びる操作部材としてのボタン16を押圧するこ
とにより、開閉弁21が開放され、室25、26の内部
が連通されるようにしておくと良い。ここで、連通路2
0はシリンダー17の一部として表現されているが、シ
リンダーとは別に細いパイプにしてもよいことは明らか
である。さらにこの開閉弁21には、例えば常閉の電磁
弁を使用でき、またボタン16については、手動操作の
時のみ使用するように電磁弁の上に付加的に取付けるこ
ともできる。なお、29、43は第1、第2のそれぞれ
の回動範囲を規制する溝および案内片である。
22とは別に、後述する第1区画室25と第2区画室2
6とを連絡できるように、シリンダー17の両端部2
3、24近傍からそれぞれ延びる連通孔20が形成され
ており、両室25、26との連通路20の所定位置には
開閉部材としての開閉弁21が介装されている。さらに
この開閉弁21はばね等の付勢手段により常閉であり、
頭部に延びる操作部材としてのボタン16を押圧するこ
とにより、開閉弁21が開放され、室25、26の内部
が連通されるようにしておくと良い。ここで、連通路2
0はシリンダー17の一部として表現されているが、シ
リンダーとは別に細いパイプにしてもよいことは明らか
である。さらにこの開閉弁21には、例えば常閉の電磁
弁を使用でき、またボタン16については、手動操作の
時のみ使用するように電磁弁の上に付加的に取付けるこ
ともできる。なお、29、43は第1、第2のそれぞれ
の回動範囲を規制する溝および案内片である。
【0013】この直線状のシリンダー17内は、ピスト
ン18によって第1区画室25、第2区画室26に区画
されており、それぞれの区画室には非圧縮性流体、例え
ば液体が封入されている。
ン18によって第1区画室25、第2区画室26に区画
されており、それぞれの区画室には非圧縮性流体、例え
ば液体が封入されている。
【0014】この直線状のシリンダー17の断面形状は
円筒形状であるが、断面形状を矩形とし、ピストン18
もこれに合わせて矩形にすることも可能である。
円筒形状であるが、断面形状を矩形とし、ピストン18
もこれに合わせて矩形にすることも可能である。
【0015】このようにして、構成された関節機構は、
電磁駆動装置としての開閉弁21を作動させるか、開閉
弁21のボタン16を押すことによって、第1区画室2
5と第2区画室26とが連通する。開閉弁21内の弁
(図示せず)はリフト弁を用いることができるが、スプ
ール弁等を用いれば片側の侵入圧力に影響されないもの
に変更できる。
電磁駆動装置としての開閉弁21を作動させるか、開閉
弁21のボタン16を押すことによって、第1区画室2
5と第2区画室26とが連通する。開閉弁21内の弁
(図示せず)はリフト弁を用いることができるが、スプ
ール弁等を用いれば片側の侵入圧力に影響されないもの
に変更できる。
【0016】この作動は、図4の概略図により詳しく説
明できる。この概略図は説明上、第1回転部材2を後ろ
側にして不動とし、第2回転部材3を手前に配し、第2
回転部材3が回動する様子を説明している。すなわち図
のようにシリンダー17はキャップ板42の中心ではな
く偏心位置にヒンジ8で枢着されているため、このシリ
ンダー17のヒンジ8は移動せず、シリンダー17はこ
の点を中心に回転する。さらに、ピストンロッド19の
端部は第2回転部材3の外周部にヒンジ9で枢着されて
いるため、キャップ板42の中心点を中心として回転す
る。このため、第1、第2回転部材がそれぞれ相対的に
回動すると、ピストン18とヒンジ9との距離が規制さ
れているため、ヒンジ9は9A、9Bへと、ピストンロ
ッド19は19A、19Bへと、ピストン18は18
A、18Bへと、さらにシリンダー17は17A、17
Bへと図のように移動する。また、このピストンロッド
19がシリンダー17を両端で貫いていることも重要で
ある。すなわち、両回転部材間に例えば強い回転力が加
わった時、シリンダー17とピストン18、さらにシリ
ンダー17と2本のピストンロッド19との2ヵ所の貫
通部とでシリンダー17とピストンロッド19との曲り
を防ぐことになる。
明できる。この概略図は説明上、第1回転部材2を後ろ
側にして不動とし、第2回転部材3を手前に配し、第2
回転部材3が回動する様子を説明している。すなわち図
のようにシリンダー17はキャップ板42の中心ではな
く偏心位置にヒンジ8で枢着されているため、このシリ
ンダー17のヒンジ8は移動せず、シリンダー17はこ
の点を中心に回転する。さらに、ピストンロッド19の
端部は第2回転部材3の外周部にヒンジ9で枢着されて
いるため、キャップ板42の中心点を中心として回転す
る。このため、第1、第2回転部材がそれぞれ相対的に
回動すると、ピストン18とヒンジ9との距離が規制さ
れているため、ヒンジ9は9A、9Bへと、ピストンロ
ッド19は19A、19Bへと、ピストン18は18
A、18Bへと、さらにシリンダー17は17A、17
Bへと図のように移動する。また、このピストンロッド
19がシリンダー17を両端で貫いていることも重要で
ある。すなわち、両回転部材間に例えば強い回転力が加
わった時、シリンダー17とピストン18、さらにシリ
ンダー17と2本のピストンロッド19との2ヵ所の貫
通部とでシリンダー17とピストンロッド19との曲り
を防ぐことになる。
【0017】そもそもこのシリンダー17内のピストン
18は、第1区画室25と第2区画室26内の非圧縮性
流体を区画しており、バネ28の力を受けて非圧縮性流
体を移動させながらピストン18をシリンダー17内で
移動させようとする力が働いている。そのため、使用者
は、後述する外部スイッチ11もしくはボタン16で開
閉弁21を開放させれば、アーム4、5を介してこの関
節機構1を自由に回動できる。そして使用者はこの関節
機構1の動きを止めたい時、外部スイッチ11をオフに
するかボタン16から手を離せば、非圧縮性流体の区画
間の移動が阻止され、そのためこの非圧縮性流体は第1
区画室25と第2区画室26に封入され、逃げ場を失
い、ピストン18の動きをその場で確実に止めることが
できる。従って、アーム4もしくは5に強力な曲げ力が
加わっても、この関節機構1は全く動かないことにな
る。ここで重要な事は、ピストン18が動く時、一方の
ピストンロッド19がシリンダー17から出てくるた
め、そのピストンロッド19が出た分だけの体積を片方
のピストンロッド19のシリンダー17内への侵入で相
殺できるようにすることである。すなわち非圧縮性流体
の封入されている容積を変えないことである。
18は、第1区画室25と第2区画室26内の非圧縮性
流体を区画しており、バネ28の力を受けて非圧縮性流
体を移動させながらピストン18をシリンダー17内で
移動させようとする力が働いている。そのため、使用者
は、後述する外部スイッチ11もしくはボタン16で開
閉弁21を開放させれば、アーム4、5を介してこの関
節機構1を自由に回動できる。そして使用者はこの関節
機構1の動きを止めたい時、外部スイッチ11をオフに
するかボタン16から手を離せば、非圧縮性流体の区画
間の移動が阻止され、そのためこの非圧縮性流体は第1
区画室25と第2区画室26に封入され、逃げ場を失
い、ピストン18の動きをその場で確実に止めることが
できる。従って、アーム4もしくは5に強力な曲げ力が
加わっても、この関節機構1は全く動かないことにな
る。ここで重要な事は、ピストン18が動く時、一方の
ピストンロッド19がシリンダー17から出てくるた
め、そのピストンロッド19が出た分だけの体積を片方
のピストンロッド19のシリンダー17内への侵入で相
殺できるようにすることである。すなわち非圧縮性流体
の封入されている容積を変えないことである。
【0018】また、この関節装置は水平回動できるよう
にしてもよく、この場合、図5に示すように第1回転部
材2と第2回転部材3とに垂直にアーム4および5を固
定する。この関節機構1’は後述するユニバーサルアー
ム装置を実現する際に極めて有効なものであり、重量物
の水平方向の向きを変える機能を有している。
にしてもよく、この場合、図5に示すように第1回転部
材2と第2回転部材3とに垂直にアーム4および5を固
定する。この関節機構1’は後述するユニバーサルアー
ム装置を実現する際に極めて有効なものであり、重量物
の水平方向の向きを変える機能を有している。
【0019】図6ないし図9には、本発明の第2実施例
が示されており、直線シリンダーを使用せず、回転シリ
ンダーの用いたものである。
が示されており、直線シリンダーを使用せず、回転シリ
ンダーの用いたものである。
【0020】この外観は図6にまた内部は図7に示され
るように少なくとも第1回転部材2と第2回転部材3と
からなり、第1回転部材2にはアーム4、第2回転部材
3にはアーム5が固定ネジ33で固定されている。第1
回転部材2の中心の孔7には第2回転部材3の中心軸6
が所定のベアリング手段を介して嵌合され、さらに第2
回転部材3の中心軸6は第1回転部材にネジ等で固定さ
れるキャップ板42の孔32に所定のベアリング手段を
介して嵌合されることにより、両者は図6に示すように
自由に相対回転できるようになっている。さらに、図示
していないが第1回転部材2と第2回転部材3との間に
は付勢手段としてのバネを介装し、常に適正な力で両回
転部材を相対的に回動付勢することもできる。
るように少なくとも第1回転部材2と第2回転部材3と
からなり、第1回転部材2にはアーム4、第2回転部材
3にはアーム5が固定ネジ33で固定されている。第1
回転部材2の中心の孔7には第2回転部材3の中心軸6
が所定のベアリング手段を介して嵌合され、さらに第2
回転部材3の中心軸6は第1回転部材にネジ等で固定さ
れるキャップ板42の孔32に所定のベアリング手段を
介して嵌合されることにより、両者は図6に示すように
自由に相対回転できるようになっている。さらに、図示
していないが第1回転部材2と第2回転部材3との間に
は付勢手段としてのバネを介装し、常に適正な力で両回
転部材を相対的に回動付勢することもできる。
【0021】ここで、第1回転部材2には前記の孔7の
まわりに1部内方に突出する区画片30を残してほぼ円
形の凹溝34が形成されており、この第1回転部材2が
シール材12を介してキャップ板42で密封されること
により、後述する孤状のシリンダー室22を形成するこ
とになる。
まわりに1部内方に突出する区画片30を残してほぼ円
形の凹溝34が形成されており、この第1回転部材2が
シール材12を介してキャップ板42で密封されること
により、後述する孤状のシリンダー室22を形成するこ
とになる。
【0022】第2回転部材3は、前述した中心軸6と、
それと一体の回転可能なピストン18を有しているた
め、第1回転部材2と第2回転部材3との組み合わせに
より、回転型のピストンシリンダーが構成され、関節機
構をなしている。
それと一体の回転可能なピストン18を有しているた
め、第1回転部材2と第2回転部材3との組み合わせに
より、回転型のピストンシリンダーが構成され、関節機
構をなしている。
【0023】図8、図9には、この関節機構の断面図が
示されている。図6、7には図示されていないが、シリ
ンダー室22を区画する区画片30には、第1回転部材
2を貫通するようにスプール弁31を有する開閉弁21
が設けられ、この開閉弁21は、電磁駆動装置14によ
り、またはボタン16により、区画片30を貫通する連
通孔20を開閉できるようになっている。この連通孔2
0は、区画片30の両片面で形成されるシリンダーの端
部23、24にそれぞれ開通しているものである。その
ため、シリンダー室22は、ピストン18の片面と区画
片30の片面である端部23とで第1区画室25を、ピ
ストン18の片面と区画片30の一方の片面である端部
24とで第2区画室26を形成している。これら両区画
室25、26には前の実施例と同様に非圧縮性流体が封
入されている。
示されている。図6、7には図示されていないが、シリ
ンダー室22を区画する区画片30には、第1回転部材
2を貫通するようにスプール弁31を有する開閉弁21
が設けられ、この開閉弁21は、電磁駆動装置14によ
り、またはボタン16により、区画片30を貫通する連
通孔20を開閉できるようになっている。この連通孔2
0は、区画片30の両片面で形成されるシリンダーの端
部23、24にそれぞれ開通しているものである。その
ため、シリンダー室22は、ピストン18の片面と区画
片30の片面である端部23とで第1区画室25を、ピ
ストン18の片面と区画片30の一方の片面である端部
24とで第2区画室26を形成している。これら両区画
室25、26には前の実施例と同様に非圧縮性流体が封
入されている。
【0024】そのため、前述の実施例と同様使用者は、
後述する外部スイッチ11もしくはボタン16で開閉弁
21を開放させれば、アーム4、5を介してこの関節機
構1を自由に回動できる。そして使用者はこの関節機構
1の動きを止めたい時、外部スイッチ11をオフにする
かボタン16から手を離せば、非圧縮性流体の区画間の
移動が阻止され、そのためこの非圧縮性流体は第1区画
室25と第2区画室26に封入され、逃げ場を失い、ピ
ストン18の動きをその場で確実に止めることができる
(図8、9)。従って、アーム4もしくは5に強力な曲
げ力が加わっても、この関節機構1は全く動かないこと
になる。ここで重要な効果は、第1回転部材2と第2回
転部材3とでピストンシリンダーを構成できることによ
り、構造が極めてシンプルになることである。
後述する外部スイッチ11もしくはボタン16で開閉弁
21を開放させれば、アーム4、5を介してこの関節機
構1を自由に回動できる。そして使用者はこの関節機構
1の動きを止めたい時、外部スイッチ11をオフにする
かボタン16から手を離せば、非圧縮性流体の区画間の
移動が阻止され、そのためこの非圧縮性流体は第1区画
室25と第2区画室26に封入され、逃げ場を失い、ピ
ストン18の動きをその場で確実に止めることができる
(図8、9)。従って、アーム4もしくは5に強力な曲
げ力が加わっても、この関節機構1は全く動かないこと
になる。ここで重要な効果は、第1回転部材2と第2回
転部材3とでピストンシリンダーを構成できることによ
り、構造が極めてシンプルになることである。
【0025】また、この関節装置も水平回動に応用で
き、この場合、前の実施例の図5に示すように、第1回
転部材2と第2回転部材3とに垂直にアーム4及び5を
固定すればよい。
き、この場合、前の実施例の図5に示すように、第1回
転部材2と第2回転部材3とに垂直にアーム4及び5を
固定すればよい。
【0026】図10には本発明の関節機構1と1’とを
利用したユニバーサルアーム装置の実施例が示されてお
り、載置台35をこのユニバーサルアーム装置の移動先
端に取付けたものである。
利用したユニバーサルアーム装置の実施例が示されてお
り、載置台35をこのユニバーサルアーム装置の移動先
端に取付けたものである。
【0027】すなわち、このユニバーサルアーム装置は
この状態ではアーム4、5を押しても載置台35に重量
物を載置しても全く移動することはできないが、図11
に示されるように把持部37に取付けられた外部スイッ
チ11を軽く押すことにより、全ての電磁駆動装置14
が作動し、前述のように各関節機構1、1’は移動可能
になり、把持部37を把持した状態でこの重量物をどこ
にでも移動できる。
この状態ではアーム4、5を押しても載置台35に重量
物を載置しても全く移動することはできないが、図11
に示されるように把持部37に取付けられた外部スイッ
チ11を軽く押すことにより、全ての電磁駆動装置14
が作動し、前述のように各関節機構1、1’は移動可能
になり、把持部37を把持した状態でこの重量物をどこ
にでも移動できる。
【0028】ただし、関節機構1については、そのバネ
等による付勢方向が載置台35を上方へ押し上げるよう
にシリンダー17の配置がなされていると、重量物に対
してその重さをバランスできる。そして、把持部37か
ら手を離すことにより、その位置で完全にユニバーサル
アーム装置の移動を停止できる。
等による付勢方向が載置台35を上方へ押し上げるよう
にシリンダー17の配置がなされていると、重量物に対
してその重さをバランスできる。そして、把持部37か
ら手を離すことにより、その位置で完全にユニバーサル
アーム装置の移動を停止できる。
【0029】また、この載置台35は操作者により把持
部37で把持されているので所定の水平度は保つことが
できるが、水平を確実に保ちたい時は平行リンク機構を
この関節機構に適用することができることは言うまでも
ない。
部37で把持されているので所定の水平度は保つことが
できるが、水平を確実に保ちたい時は平行リンク機構を
この関節機構に適用することができることは言うまでも
ない。
【0030】図12および図13にはこのユニバーサル
アームの他の実施例が示され、これは電磁駆動装置14
に代えて液圧やガス圧を利用して一挙に関節機構1のプ
ッシュロッド24を動かす構造になっており、アーム
4、5の所定の位置に管38が配され、電磁駆動装置1
4の位置にピストンシリンダー39がそれぞれ配置さ
れ、また外部スイッチ11として流体送りだし用のピス
トンシリンダー40が把持部37に取付けられている。
アームの他の実施例が示され、これは電磁駆動装置14
に代えて液圧やガス圧を利用して一挙に関節機構1のプ
ッシュロッド24を動かす構造になっており、アーム
4、5の所定の位置に管38が配され、電磁駆動装置1
4の位置にピストンシリンダー39がそれぞれ配置さ
れ、また外部スイッチ11として流体送りだし用のピス
トンシリンダー40が把持部37に取付けられている。
【0031】このユニバーサルアーム装置の先端には、
例えばテレビ41が一般のヒンジにより吊り下げられて
おり、この場合は、アームがどのような動きをしても、
常にテレビ41が正面を向くようになっている。そして
この実施例の場合も、外部スイッチ11から手を離した
瞬間にその位置で完全に移動が停止される。
例えばテレビ41が一般のヒンジにより吊り下げられて
おり、この場合は、アームがどのような動きをしても、
常にテレビ41が正面を向くようになっている。そして
この実施例の場合も、外部スイッチ11から手を離した
瞬間にその位置で完全に移動が停止される。
【0032】そのため、設置スペースのない床でも、適
当な壁や床にユニバーサルアーム装置の基部を固定して
おけば、使用する場合には机上の付近に、使用しない場
合は壁や天井の付近にテレビやCRT画面を寄せてお
け、極めて利便性が向上する。またこの装置は、手で把
持部に触れない限り全く動きが固定され、どのような場
所にでも瞬時に止めることができる。
当な壁や床にユニバーサルアーム装置の基部を固定して
おけば、使用する場合には机上の付近に、使用しない場
合は壁や天井の付近にテレビやCRT画面を寄せてお
け、極めて利便性が向上する。またこの装置は、手で把
持部に触れない限り全く動きが固定され、どのような場
所にでも瞬時に止めることができる。
【0033】また、アームの傾きを少々変更したい時に
は、各関節機構1に付いたボタン16を押すことによっ
て、その位置のみの関節機構を個別に回転させ、位置調
整できるようになっている。
は、各関節機構1に付いたボタン16を押すことによっ
て、その位置のみの関節機構を個別に回転させ、位置調
整できるようになっている。
【0034】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、電磁駆動装置14やピストンシリンダー3
9、40に代えてテンションワイヤー等を使用すること
により、機械的にプッシュロッド24をオンオフでき
る。さらに回転部材間にはバネ28が介装されている
が、ガススプリングを介装して回動付勢力を与えるよう
にしてもよいし、磁石を用いてもよい。また、重量物が
軽い場合にあって、かつこの関節を吊持用として吊るす
場合等は付勢力を省略してもよい。
のではなく、電磁駆動装置14やピストンシリンダー3
9、40に代えてテンションワイヤー等を使用すること
により、機械的にプッシュロッド24をオンオフでき
る。さらに回転部材間にはバネ28が介装されている
が、ガススプリングを介装して回動付勢力を与えるよう
にしてもよいし、磁石を用いてもよい。また、重量物が
軽い場合にあって、かつこの関節を吊持用として吊るす
場合等は付勢力を省略してもよい。
【0035】また、上方への付勢力が不足するような場
合は、従来ゼットライト等で使用されているようにアー
ムと隣のアームを繋ぐようにバネ等を架設し、ユニバー
サルアーム装置の上方付勢力を増すこともできる。さら
に関節機構1と関節機構1’とを密に交互に組合せれ
ば、より自由度の高いユニバーサルアーム装置が完成す
る。なお、本発明は連通孔20が細孔であるため、例
え、付勢バネ等が破損した場合、または、プッシュロッ
ド24が動かなくなった場合でも流体が急激に流れない
ため、重量物がゆっくりと落ちるので不慮の危険を防止
できる。また、特に実施例に示されるように、ピスト
ン、ピストンロッド、シリンダー等が2つの回転部材の
径よりも小さい径内を動くので、取付けられたアーム間
に余分な出張りがなく、この部分をカバーで容易に覆う
ことができる。
合は、従来ゼットライト等で使用されているようにアー
ムと隣のアームを繋ぐようにバネ等を架設し、ユニバー
サルアーム装置の上方付勢力を増すこともできる。さら
に関節機構1と関節機構1’とを密に交互に組合せれ
ば、より自由度の高いユニバーサルアーム装置が完成す
る。なお、本発明は連通孔20が細孔であるため、例
え、付勢バネ等が破損した場合、または、プッシュロッ
ド24が動かなくなった場合でも流体が急激に流れない
ため、重量物がゆっくりと落ちるので不慮の危険を防止
できる。また、特に実施例に示されるように、ピスト
ン、ピストンロッド、シリンダー等が2つの回転部材の
径よりも小さい径内を動くので、取付けられたアーム間
に余分な出張りがなく、この部分をカバーで容易に覆う
ことができる。
【0036】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0037】
【発明の効果】本発明は、次の効果を奏する。
【0038】本発明の関節機構は、シリンダー内に非圧
縮性流体が封入されているため、付勢力が介在しても回
転部材の相対回動はない。開閉部材を開放すると、重力
等の付勢力、または付加的付勢力により、流体は、区画
間を移動するとともにピストンがシリンダー内を移動
し、回転部材は相対回動を始める。開閉部材を閉止する
と非圧縮性流体の移動が阻止されるため、封入された非
圧縮性流体がピストンとシリンダーとの相対移動を全く
許さない状態となり、重量物をどの様な位置にでも瞬時
に固定できる。
縮性流体が封入されているため、付勢力が介在しても回
転部材の相対回動はない。開閉部材を開放すると、重力
等の付勢力、または付加的付勢力により、流体は、区画
間を移動するとともにピストンがシリンダー内を移動
し、回転部材は相対回動を始める。開閉部材を閉止する
と非圧縮性流体の移動が阻止されるため、封入された非
圧縮性流体がピストンとシリンダーとの相対移動を全く
許さない状態となり、重量物をどの様な位置にでも瞬時
に固定できる。
【0039】本発明のユニバーサルアーム装置は、複数
のアーム間に複数の関節機構が配されており、それら関
節機構が外部スイッチにより同時に開閉されるため、外
部スイッチのオンでこのユニバーサルアームを屈曲自在
に、又は外部スイッチのオフでこのユニバーサルアーム
を不動の状態に固定できる。また、人が手を離した瞬間
にユニバーサルアーム装置が固定されるので、重量物が
落下するようなことがない。
のアーム間に複数の関節機構が配されており、それら関
節機構が外部スイッチにより同時に開閉されるため、外
部スイッチのオンでこのユニバーサルアームを屈曲自在
に、又は外部スイッチのオフでこのユニバーサルアーム
を不動の状態に固定できる。また、人が手を離した瞬間
にユニバーサルアーム装置が固定されるので、重量物が
落下するようなことがない。
【0040】
【図1】本発明の関節機構の斜視図である。
【図2】本発明の関節機構の分解斜視図である。
【図3】制御部材であるシリンダー、ピストン部分の拡
大断面図である。
大断面図である。
【図4】関節機構の作動概略図である。
【図5】水平回転用の関節機構斜視図である。
【図6】第2実施例の関節機構の斜視図である。
【図7】図6の関節機構の分解斜視図である。
【図8】第2実施例の関節機構の断面図である。
【図9】図8の作動を表わす断面図である。
【図10】本発明のユニバーサルアーム装置の斜視図で
ある。
ある。
【図11】図10の把持部の断面図である。
【図12】本発明の他の実施例であるユニバーサルアー
ム装置の斜視図である。
ム装置の斜視図である。
【図13】図12の把持部の断面図である。
1、1’関節機構 2 第1回
転部材 3 第2回転部材 4 アーム 5 アーム 6 中心軸 7 孔 8 ヒンジ 9 ヒンジ 10 電源 11 外部スイッチ 12 シー
ル材 13 コード 14 電磁
駆動装置 15 突片 16 ボタ
ン 17 シリンダー(制動部材) 18 ピス
トン(制動部材) 19 ピストンロッド(制動部材) 20 連通
孔 21 開閉弁(開閉部材) 22 シリ
ンダー室 23 端部 24 端部 25 第1区画室 26 第2
区画室 27 突片 28 バネ
(付勢手段) 29 溝 30 区画
片 31 スプール弁 32 孔 33 固定ネジ 34 凹溝 35 載置台 37 把持
部 38 管 39 ピス
トンシリンダー 40 ピストンシリンダー 41 テレ
ビ 42 キャップ板 43 案内
片
転部材 3 第2回転部材 4 アーム 5 アーム 6 中心軸 7 孔 8 ヒンジ 9 ヒンジ 10 電源 11 外部スイッチ 12 シー
ル材 13 コード 14 電磁
駆動装置 15 突片 16 ボタ
ン 17 シリンダー(制動部材) 18 ピス
トン(制動部材) 19 ピストンロッド(制動部材) 20 連通
孔 21 開閉弁(開閉部材) 22 シリ
ンダー室 23 端部 24 端部 25 第1区画室 26 第2
区画室 27 突片 28 バネ
(付勢手段) 29 溝 30 区画
片 31 スプール弁 32 孔 33 固定ネジ 34 凹溝 35 載置台 37 把持
部 38 管 39 ピス
トンシリンダー 40 ピストンシリンダー 41 テレ
ビ 42 キャップ板 43 案内
片
Claims (4)
- 【請求項1】 密封されたシリンダーと、そのシリンダ
ー内の非圧縮性流体を少なくとも2つに区画して移動す
るピストンと、このピストンの移動範囲の外側に位置す
るシリンダーの両端部もしくはその近傍をシリンダー外
部で連通する連通路と、この連通路を開閉できる開閉部
材とから成る制動部材が、相対的に回動可能な少なくと
も2つの回転部材間に介装されるとともに、前記シリン
ダー内の区画同士を開閉部材の操作で連通できるように
したことを特徴とする関節機構。 - 【請求項2】 回転部材間に、回転部材同士を相対的に
回転させる付勢手段が介装されている請求項1記載の関
節機構。 - 【請求項3】 複数のアーム間に、複数の請求項1に記
載の関節機構が配設されており、関節機構の開閉部材が
1個の外部スイッチにより複数ほぼ同時に開閉できるよ
うになっていることを特徴とするユニバーサルアーム装
置。 - 【請求項4】 ユニバーサルアームの関節機構の開閉部
材が開放された際、ユニバーサルアームの移動先端を鉛
直上方に押し上げるように付勢手段が介装されている請
求項3に記載のユニバーサルアーム装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13641594A JPH07317750A (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | 関節機構およびその機構を用いたユニバーサルアーム装置 |
KR1019940027627A KR950023878A (ko) | 1994-01-07 | 1994-10-27 | 관절기구 및 그 기구를 이용한 유니버설 암 장치 |
DE19507947A DE19507947A1 (de) | 1994-03-08 | 1995-03-07 | Gelenkverbindungsmechanismus und ein Universalarmmittel für die Verwendung des Mechanismus |
US08/399,903 US5597147A (en) | 1994-03-08 | 1995-03-07 | Articulation mechanism and a universal arm means applying the mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13641594A JPH07317750A (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | 関節機構およびその機構を用いたユニバーサルアーム装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07317750A true JPH07317750A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=15174631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13641594A Withdrawn JPH07317750A (ja) | 1994-01-07 | 1994-05-26 | 関節機構およびその機構を用いたユニバーサルアーム装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07317750A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110152555A (zh) * | 2019-06-21 | 2019-08-23 | 广州论衡控制设备有限公司 | 智能精准计量配料机 |
-
1994
- 1994-05-26 JP JP13641594A patent/JPH07317750A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110152555A (zh) * | 2019-06-21 | 2019-08-23 | 广州论衡控制设备有限公司 | 智能精准计量配料机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100202260B1 (ko) | 자동도어 클로우저 유니트 | |
DK166418B1 (da) | Fodbetjeningsindretning, navnlig til dentale apparater | |
US6012821A (en) | Support arm for surgical light apparatus | |
US6328458B1 (en) | Support arm for surgical light apparatus | |
US11027438B2 (en) | Positive positioning device and system | |
US3945597A (en) | Microsurgical operating unit | |
JPS5978383A (ja) | データ表示装置の支持機構 | |
US4221368A (en) | Rotatable, tiltable and expandable upholstery work table | |
WO2019241064A1 (en) | Height-adjustable display support | |
JP2022533174A (ja) | 家具駆動装置 | |
JPH07317750A (ja) | 関節機構およびその機構を用いたユニバーサルアーム装置 | |
US5597147A (en) | Articulation mechanism and a universal arm means applying the mechanism | |
CN207804380U (zh) | 医疗设备及安装支架 | |
JPH07197928A (ja) | 関節機構およびその機構を用いたユニバーサルアーム装置 | |
JPH07243435A (ja) | 関節機構およびその機構を用いたユニバーサルアーム装置 | |
JPH0866889A (ja) | 関節機構およびその機構を用いたユニバーサルアーム装置 | |
JP4290332B2 (ja) | 手術ライト装置用支持アーム | |
JPH10164465A (ja) | モニター装置 | |
JPH07167131A (ja) | 関節機構およびその機構を用いたユニバーサルアーム装置 | |
JP2005118147A (ja) | ベッドサイド用のアーム装置 | |
US2178788A (en) | Arm rest | |
JP2006104680A (ja) | ダンパホルダ | |
JP3800480B2 (ja) | 照明器具 | |
JP2004512485A5 (ja) | ||
JP4728018B2 (ja) | 光反射装置及び該光反射装置を用いた照明装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010731 |