JPH07317748A - Frp製プロペラシャフト - Google Patents

Frp製プロペラシャフト

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Publication number
JPH07317748A
JPH07317748A JP6115048A JP11504894A JPH07317748A JP H07317748 A JPH07317748 A JP H07317748A JP 6115048 A JP6115048 A JP 6115048A JP 11504894 A JP11504894 A JP 11504894A JP H07317748 A JPH07317748 A JP H07317748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
tube
frp
propeller shaft
joint
Prior art date
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Pending
Application number
JP6115048A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Watanabe
義之 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP6115048A priority Critical patent/JPH07317748A/ja
Publication of JPH07317748A publication Critical patent/JPH07317748A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C3/00Shafts; Axles; Cranks; Eccentrics
    • F16C3/02Shafts; Axles
    • F16C3/026Shafts made of fibre reinforced resin
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2326/00Articles relating to transporting
    • F16C2326/01Parts of vehicles in general
    • F16C2326/06Drive shafts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 継手要素とFRP製中空軸との間に強固な結
合状態が得られ、かつ、チューブの破損を防止すること
のできるFRP製プロペラシャフトを提供する。 【構成】 FRP製円筒状の中空軸(1)とその軸端結
合部(3)に圧入嵌合固定される継手要素(2)とから
なり、軸端結合部の内周面および継手要素(2)の嵌合
部(4)外周面の断面形状を滑らかな非真円形とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FRP製プロペラシャ
フトに関し、詳しくは、繊維強化プラスチック(FR
P)製のチューブの両端部にヨーク等の継手要素が嵌合
されて構成されるFRP製プロペラシャフトに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等においてエンジンの回転動力を
トランスミッシヨンからファイナルギアまで伝達するた
めに設けられるプロペラシャフトでは、シャフトの両端
部にヨークなどの継手要素が結合されている。また、か
かるプロペラシャフトは近年軽量化の要求が高まるに連
れて、FRP化が進められ、各種の自動車でFRP製プ
ロペラシャフトが採用されつつある。
【0003】このようなFRP製プロペラシャフトとし
て、例えば、実開昭56−122816号公報に開示さ
れているものや特開平4−301437号公報に開示さ
れているものが知られている。このうち、実開昭56−
122816号公報に開示されている例は、FRPで中
空のパイプ状に形成されるシャフトの中空断面形状を非
円形状、例えば正多角形型に形成し、その両端の接合部
に上記中空断面形状に合わせたスリーブを有するヨーク
部材を結合するようにしたものである。
【0004】また、後者の特開平4−301437号公
報に開示されている例は、シャフト両端の継手要素が結
合される部分の断面を正八角ないし正六角形状に形成
し、更にこの部分に嵌合される継手要素のスリーブ形状
を上記の形状に合わせると共にその各角の頂部に所定の
Rが保たれるようにしたものである。
【0005】これらの従来例はいずれも、継手要素が圧
入嵌合される中空のFRP製チューブの断面形状を少な
くとも嵌合部において正多角形型とすることにより嵌合
部におけるトルクの伝達が双方間に滑りを起したり、応
力の集中が生じることなく円滑に行われるようにするこ
とを目的としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では嵌合部におけるFRP製中空管(チューブ)お
よび継手要素のスリーブがいずれも正多角形の断面を有
する形状に形成されているため、実開昭56−1228
16号の開示例の場合はスリーブをチューブに圧入する
際、スリーブの角部でチューブ側の対応する部分を破損
する虞があり、また、回転動力を伝達する際に、チュー
ブ側のこのような角部と対応する部分に応力が集中する
ことによって破損する虞もある。また、特開平4−30
1437号の開示例では、上述のような心配はないが、
角部に丸味Rを付した分だけ隅部の接着剤層が厚くな
る。従って、トルク伝達時に発生する応力のためにこの
部分から接着剤が剥離し易い。更にまた、継手要素のス
リーブを正多角形に加工するには、切削加工しかなく、
加工費用が嵩む。
【0007】本発明の目的は、上述したような従来の問
題に着目し、その解決を図るべく、継手要素とFRP製
チューブとの間に強固な結合状態が得られ、しかもチュ
ーブの破損を防止できるFRP製プロペラシャフトを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、FRP製円筒状の中空軸と該中空軸の
軸端結合部に嵌合固定される継手要素とからなるFRP
製プロペラシャフトにおいて、前記中空軸の軸端結合部
の内周面および前記継手要素の嵌合部の外周面の断面形
状を共に滑らかな非真円形にしたことを特徴とするもの
である。
【0009】
【作用】本発明によれば、FRP製円筒状の中空軸軸端
部に形成される嵌合固定のための内周面と、継手要素の
嵌合部に前記内周面に対応して形成される外面とが共に
断面が滑らかな非真円形に形成されることによってトル
ク伝達のために嵌合面に発生する虞のある滑りを防止す
ると共に中空軸側の嵌合周囲部に集中応力が生じるのを
抑制することができる。
【0010】また、嵌合面にセレーションを施すことに
よって上記の滑り防止をより一層効果的なものとするこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳
細かつ具体的に説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例を示す。ここで、
1はFRP製のチューブ、2はチューブ1の結合部3に
圧入される継手要素(本例の場合はヨーク部材)、4は
ヨーク部材2のスリーブ部である。ヨーク部材2のスリ
ーブ部4にはセレーション4Aが形成されていて、この
セレーション4Aの複数の歯をチューブ1の結合部3圧
入嵌合させることで、周方向の滑り防止効果が高められ
るようにしている。
【0013】また、チューブ1の結合部3は図1の
(A)に示すようにチューブ直管部5より幾分その厚さ
が厚く形成されていて、本例の場合、チューブ直管部5
の方は図1の(C)に示すように真円の円筒状に形成さ
れる一方、チューブ結合部3はその断面が(B)に示す
ように楕円の筒状に形成されている。かくして、チュー
ブ1においてはチューブ直管部5と結合部3との間に介
在する部分(以下で単に移行部という)6のところで肉
厚を漸増させるようにすると共に、形状移行部6の間で
チューブ1の断面を円筒形状から楕円筒形状に滑らかに
変化させるようにする。
【0014】なお、このようなチューブ1の形成にあた
っては、図2に示すようなマンドレル(心型)10を用
いればよい。ここで、マンドレル10は形成されるプロ
ペラシャフトの長さに応じて形成されるもので、その1
0Aはチューブ直管部5を形成するための円柱状心部、
10Bおよび10Cは円柱状心部10Aの両端部に同軸
心上に設けられている結合部形成用の結合部用心部であ
る。また、一方の結合部用心部10Cは円柱状心部10
Aの対応端部に対して着脱自在に構成されていて、プロ
ペラシャフト用チューブ1の全体成形後、この結合部用
心部10Cを成形品から引抜くことによりチューブ1を
残りのマンドレル10から抜き出すことができる。
【0015】なお、本例では、一方の結合部用心部10
Bと他方の結合用心部10Cとの間に90°の位相角が
保たれるようにしたが、双方間の位相角は用途に応じて
自在に変更が可能であり、また、その変更によって製品
としてのプロペラシャフトにおいて、その両端部に設け
られるヨーク部材間に所望の位相角が保たれるようにす
ることが可能である。更にまた、上述の引抜きのため
に、結合部用心部10B,10Cにおける楕円の短径D
1は円柱状心部10Aの直径D2と等しいか、あるいは
D2以上とする。
【0016】このようなマンドレル10を用いて形成し
たチューブ1に対し、その両端部に設けた結合部3にヨ
ーク部材2のスリーブ部4をセレーションを介して嵌合
することによりFRP製プロペラシャフトが得られる。
なお、セレーションの断面形状は三角形、台形等任意で
よい。そして、かかる構成になるプロペラシャフトで
は、FRP製チューブ1とヨーク部材2とが、互いに楕
円の断面形状を有する内外周面同士を介して嵌合され、
しかもヨーク部材2のスリーブ部4にセレーションが形
成されていることにより従来例のようにチューブの多角
形状の角部に伝達トルクによる応力が集中するようなこ
とがなく、ほぼチューブの全周にわたってトルクが分散
される形で伝達されるので、破損を生じたり、滑りが生
じるようなことがない。かくして、プロペラシャフトと
して軽量ながら、十分に耐久性のあるものを提供するこ
とができる。なお、プロペラシャフトの回転バランスは
公知の方法にて容易に調整することができる。
【0017】また、以上に述べた実施例ではヨーク部材
のスリーブ部にセレーションを形成したがセレーション
を廃止してもチューブとヨーク部材間に滑りが生じるこ
とはない。また、互いに嵌合されるチューブ結合部と継
手要素のスリーブ部との断面形状を楕円状にしたが、楕
円状に限らず、例えば長円状に形成してもよい。要は、
滑らかな連続する曲線で形成され、かつ、その形状自体
がトルク伝達時に周方向の滑りに対して満遍なく抵抗を
発生する形状の断面であって、しかもその接続部分の形
成ならびに加工が容易である限り、どのような断面形状
であってもよいことはいうまでもない。
【0018】さらに、継手要素もヨーク部材に限られる
ものではなく、プロペラシャフトを連結するためにその
端部に設けられる部材であればその形態のいかんにかか
わらず本発明の適用が可能である。
【0019】さらにまた、チューブの結合部3に、ヨー
ク部材2に形成したセレーション4Aに噛合うセレーシ
ョンを予め形成しておき、相互に圧入噛合させるように
してもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、FRP製円筒状の中空軸と該中空軸の軸端結合部に
嵌合固定される継手要素とからなるFRP製プロペラシ
ャフトにおいて、前記中空軸の軸端結合部の内周面およ
び前記継手要素の嵌合部の外周面の断面形状を共に滑ら
かな非真円形にしたので、継手要素をFRP製中空軸に
圧入する際に中空軸の結合部を破損したり、あるいは回
転駆動時に集中応力が発生することによって破損する虞
がない。
【0021】また、継手要素とFRP製中空軸との間で
円滑にトルクの伝達が行われ、双方向に周方向の滑りが
生じるようなことがなく、軽量で耐久性のあるFRP製
プロペラシャフトを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるFRP製チューブと継手要素と
の結合部の構成を縦断面(A),(A)のA−A線断面
(B)および(A)のB−B線断面(C)によって示す
説明図である。
【図2】本発明にかかるFRP製チューブ成形のための
マンドレルの形状の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 チューブ 2 継手要素(ヨーク部材) 3 (チューブの)結合部 4 (ヨーク部材の)スリーブ部 4A セレーション 5 チューブ直管部 6 (チューブ)移行部 10 マンドレル 10A 円柱状心部 10B,10C 結合部用心部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FRP製円筒状の中空軸と該中空軸の軸
    端結合部に嵌合固定される継手要素とからなるFRP製
    プロペラシャフトにおいて、 前記中空軸の軸端結合部の内周面および前記継手要素の
    嵌合部の外周面の断面形状を共に滑らかな非真円形にし
    たことを特徴とするFRP製プロペラシャフト。
  2. 【請求項2】 前記継手要素の嵌合部の外周面にはセレ
    ーションを形成したことを特徴とする請求項1に記載の
    FRP製プロペラシャフト。
  3. 【請求項3】 前記中空軸の軸端結合部に嵌合固定され
    る継手要素は前記中空軸の双方の軸端結合部において自
    在な位相角を保って嵌合固定可能であることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のFRP製プロペラシャフ
    ト。
JP6115048A 1994-05-27 1994-05-27 Frp製プロペラシャフト Pending JPH07317748A (ja)

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JP6115048A JPH07317748A (ja) 1994-05-27 1994-05-27 Frp製プロペラシャフト

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ID=14652899

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JP6115048A Pending JPH07317748A (ja) 1994-05-27 1994-05-27 Frp製プロペラシャフト

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6692365B2 (en) 2000-07-28 2004-02-17 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Propeller shaft and method for producing the same

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