JPH07317495A - タイルパネル型トンネル内装板 - Google Patents
タイルパネル型トンネル内装板Info
- Publication number
- JPH07317495A JPH07317495A JP6113188A JP11318894A JPH07317495A JP H07317495 A JPH07317495 A JP H07317495A JP 6113188 A JP6113188 A JP 6113188A JP 11318894 A JP11318894 A JP 11318894A JP H07317495 A JPH07317495 A JP H07317495A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tile panel
- interior plate
- tunnel interior
- panel type
- type tunnel
- Prior art date
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- Pending
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 タイルパネル(10)の裏面にアルミニウム
箔(2)を接着する。 【効果】 アルミニウム箔を基材裏面に接着することに
より、従来のトンネル内装板と比較して、同等の厚さ
で、曲げ破壊荷重が約10倍も向上し、しかも、トンネ
ル内装板が破壊した場合には、その飛散を防止すること
ができる。そして、アルミニウム箔を用いることで、従
来のコンクリートにタイルパネルを接着したトンネル内
装材に対して、重量を30〜40%も軽量化でき、その
取付の作業効率が飛躍的に向上する。また、軽量化が実
現される分だけ、一枚のパネルの大きさを大きくするこ
とが可能となる。その結果、目地部が大幅減少され、目
地部に付着し易い汚れが減少し、外観が美しくなる。
箔(2)を接着する。 【効果】 アルミニウム箔を基材裏面に接着することに
より、従来のトンネル内装板と比較して、同等の厚さ
で、曲げ破壊荷重が約10倍も向上し、しかも、トンネ
ル内装板が破壊した場合には、その飛散を防止すること
ができる。そして、アルミニウム箔を用いることで、従
来のコンクリートにタイルパネルを接着したトンネル内
装材に対して、重量を30〜40%も軽量化でき、その
取付の作業効率が飛躍的に向上する。また、軽量化が実
現される分だけ、一枚のパネルの大きさを大きくするこ
とが可能となる。その結果、目地部が大幅減少され、目
地部に付着し易い汚れが減少し、外観が美しくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タイルパネル型トン
ネル内装板に関するものである。さらに詳しくは、この
発明は、一般道路および高速道路のトンネル壁面に装着
する内装板に特に有用な、タイルパネル型トンネル内装
板に関するものである。
ネル内装板に関するものである。さらに詳しくは、この
発明は、一般道路および高速道路のトンネル壁面に装着
する内装板に特に有用な、タイルパネル型トンネル内装
板に関するものである。
【0002】
【従来の技術と課題】従来より、一般道路および高速道
路のトンネル内においては衝突事故が多発しており、一
度衝突事故が起こると、衝突にともなって発生する火災
からの煙や、トンネル内の照明不足のために起こる二次
衝突等により、大惨事となることが多い。
路のトンネル内においては衝突事故が多発しており、一
度衝突事故が起こると、衝突にともなって発生する火災
からの煙や、トンネル内の照明不足のために起こる二次
衝突等により、大惨事となることが多い。
【0003】このような危険性他に、トンネル内では、
トンネルのもたらす心理的圧迫感や不安感のために、運
転速度がトンネル内で急激に低下し、その結果、円滑な
走行を妨げられ、渋滞の一要因にもなるという不都合が
避けられない。このため、一般道路や高速道路のトンネ
ルには、運転者が安全にかつ円滑に走行するための工夫
が必要となる。
トンネルのもたらす心理的圧迫感や不安感のために、運
転速度がトンネル内で急激に低下し、その結果、円滑な
走行を妨げられ、渋滞の一要因にもなるという不都合が
避けられない。このため、一般道路や高速道路のトンネ
ルには、運転者が安全にかつ円滑に走行するための工夫
が必要となる。
【0004】たとえば、そのためには、ア)トンネル内
の照明を均等に反射させて照明効果を向上させること
や、イ)トンネル壁面の位置を運転者に容易に視認させ
るようにして安全に誘導すること、ウ)トンネル壁面の
凹凸を均整化して運転者に対して不快感を与えないよう
にすること等が重要となる。このための手段として、現
在では、通行量の多い一般道路や高速道路において、ト
ンネル内壁に内装板を張り付けて視認行為を容易とし、
安全走行および円滑走行が実現されるようにしている。
の照明を均等に反射させて照明効果を向上させること
や、イ)トンネル壁面の位置を運転者に容易に視認させ
るようにして安全に誘導すること、ウ)トンネル壁面の
凹凸を均整化して運転者に対して不快感を与えないよう
にすること等が重要となる。このための手段として、現
在では、通行量の多い一般道路や高速道路において、ト
ンネル内壁に内装板を張り付けて視認行為を容易とし、
安全走行および円滑走行が実現されるようにしている。
【0005】実用化されているトンネル内装板には、初
期表面反射率、耐火性、吸水率、耐透水性、および曲げ
破壊荷重等に関して厳しい基準があり、その素材構成に
は、大きく分けて、無機質塗装硬質ケイ酸カルシウム
板、タイルパネル、および、複合板の3種類がある。こ
のうちの無機質塗装硬質ケイ酸カルシウム板は、硬質の
ケイ酸カルシウムの板上に、無機質の塗料を塗布したも
のであり、総厚が4mmと薄く、重量が8kg/m2 と
軽いので設置時の作業効率が非常によい。さらに、初期
反射率視観が80%以上と反射率が高く、照明効果が向
上するなどの長所がある。
期表面反射率、耐火性、吸水率、耐透水性、および曲げ
破壊荷重等に関して厳しい基準があり、その素材構成に
は、大きく分けて、無機質塗装硬質ケイ酸カルシウム
板、タイルパネル、および、複合板の3種類がある。こ
のうちの無機質塗装硬質ケイ酸カルシウム板は、硬質の
ケイ酸カルシウムの板上に、無機質の塗料を塗布したも
のであり、総厚が4mmと薄く、重量が8kg/m2 と
軽いので設置時の作業効率が非常によい。さらに、初期
反射率視観が80%以上と反射率が高く、照明効果が向
上するなどの長所がある。
【0006】しかしながら、この無機質塗装硬質ケイ酸
カルシウム板は、曲げ破壊荷重が50kgf/m2 程度
と非常に脆く、さらに吸湿性が高い。そのため、長期の
使用においては、破壊曲げ荷重がさらに低下することも
あり、内装板が破壊された場合には、破片が飛散して2
次災害を生じる可能性がある。また、タイルパネルは、
磁器質のタイル表面にゆう薬を塗布して反射率を向上さ
せたものであり、基板の材質の種類により、硬質ケイ酸
カルシウム板系、押出成形セメント板系、および、ガラ
ス繊維強化セメント系がある。
カルシウム板は、曲げ破壊荷重が50kgf/m2 程度
と非常に脆く、さらに吸湿性が高い。そのため、長期の
使用においては、破壊曲げ荷重がさらに低下することも
あり、内装板が破壊された場合には、破片が飛散して2
次災害を生じる可能性がある。また、タイルパネルは、
磁器質のタイル表面にゆう薬を塗布して反射率を向上さ
せたものであり、基板の材質の種類により、硬質ケイ酸
カルシウム板系、押出成形セメント板系、および、ガラ
ス繊維強化セメント系がある。
【0007】このタイルパネルは、曲げ破壊荷重が80
0kgf/m2 以上と非常に曲げ破壊に強く、その曲げ
破壊荷重は、前記の無機質塗装硬質ケイ酸カルシウム板
と比べて、約16倍にもなる。しかしながら、このタイ
ルパネルの重量は、基板硬質ケイ酸カルシウム板系の場
合には50kg/m2 、押出成形セメント板系の場合に
は75kg/m2 、ガラス繊維強化セメント系の場合に
は64kg/m2 であり、どのタイルパネルも非常に重
量が重い。そのため、このタイルパネルの設置には多く
の労力が必要であり、作業効率が非常に悪いという欠点
がある。
0kgf/m2 以上と非常に曲げ破壊に強く、その曲げ
破壊荷重は、前記の無機質塗装硬質ケイ酸カルシウム板
と比べて、約16倍にもなる。しかしながら、このタイ
ルパネルの重量は、基板硬質ケイ酸カルシウム板系の場
合には50kg/m2 、押出成形セメント板系の場合に
は75kg/m2 、ガラス繊維強化セメント系の場合に
は64kg/m2 であり、どのタイルパネルも非常に重
量が重い。そのため、このタイルパネルの設置には多く
の労力が必要であり、作業効率が非常に悪いという欠点
がある。
【0008】さらに、複合板は、ホーロー仕上げのアル
ミメッキ鋼板、化粧アルミ、塩化ビニール混合発泡体、
クリヤアルミ等を用いることにより、曲げ破壊荷重を増
加させ、さらに、表面上に、ゆう薬または、ポリエステ
ル樹脂など有機塗料を塗布することにより反射率を向上
させている。この複合板は、一般的に曲げ破壊荷重が大
きく、特に、ホーロー鋼板複合板の場合は、100kg
f/cm2 と非常に大きい。しかしながら、塗膜の材料
として有機塗料を用る場合があり、このような場合に
は、耐火性が低いという欠点がある。またさらに、複合
板には高価な素材を用いているため、一般的に値段が高
く、特に、ホーロー鋼板複合板は、他の複合板よりも数
倍の値段となり、その結果、汎用性に欠けるという欠点
がある。
ミメッキ鋼板、化粧アルミ、塩化ビニール混合発泡体、
クリヤアルミ等を用いることにより、曲げ破壊荷重を増
加させ、さらに、表面上に、ゆう薬または、ポリエステ
ル樹脂など有機塗料を塗布することにより反射率を向上
させている。この複合板は、一般的に曲げ破壊荷重が大
きく、特に、ホーロー鋼板複合板の場合は、100kg
f/cm2 と非常に大きい。しかしながら、塗膜の材料
として有機塗料を用る場合があり、このような場合に
は、耐火性が低いという欠点がある。またさらに、複合
板には高価な素材を用いているため、一般的に値段が高
く、特に、ホーロー鋼板複合板は、他の複合板よりも数
倍の値段となり、その結果、汎用性に欠けるという欠点
がある。
【0009】このように従来のトンネル内装板の場合に
は、どれも一長一短があり、用途に応じて選別使用され
ているが、曲げ破壊荷重とコストの面から、一般的に
は、タイルパネルが広く利用されている。そして、例え
ば図1に例示したように、このようなタイルパネル型ト
ンネル内装板(1)は、コンクリート板(3)表面に接
着剤を用いて配設し、このコンクリート板(3)そのも
のを取付金具(4)によってトンネル壁(5)に固定し
ている。このように、コンクリート板(3)表面に接着
することによって、強度を増大させている。
は、どれも一長一短があり、用途に応じて選別使用され
ているが、曲げ破壊荷重とコストの面から、一般的に
は、タイルパネルが広く利用されている。そして、例え
ば図1に例示したように、このようなタイルパネル型ト
ンネル内装板(1)は、コンクリート板(3)表面に接
着剤を用いて配設し、このコンクリート板(3)そのも
のを取付金具(4)によってトンネル壁(5)に固定し
ている。このように、コンクリート板(3)表面に接着
することによって、強度を増大させている。
【0010】しかしながら、図1に示したこの従来のタ
イルパネル型トンネル内装板(1)の施工では、厚さ
が、30mm以上にもなり、その結果、取付施工のため
の作業効率が非常に悪くなる。厚みを小さくして曲げ破
壊強度を大きくするためには、たとえば、炭素繊維、ガ
ラス繊維、アラミド繊維、ポリアリレート繊維等の強化
繊維樹脂シートをコンクリート板(3)に貼り付けるこ
とが考えられる。しかし、このシート補強では非耐火性
の強化繊維樹脂シート硬化樹脂接着剤等が表面に現われ
るために耐火性に弱点がある。このため、実際上はトン
ネル内装板としては用いることはできない。
イルパネル型トンネル内装板(1)の施工では、厚さ
が、30mm以上にもなり、その結果、取付施工のため
の作業効率が非常に悪くなる。厚みを小さくして曲げ破
壊強度を大きくするためには、たとえば、炭素繊維、ガ
ラス繊維、アラミド繊維、ポリアリレート繊維等の強化
繊維樹脂シートをコンクリート板(3)に貼り付けるこ
とが考えられる。しかし、このシート補強では非耐火性
の強化繊維樹脂シート硬化樹脂接着剤等が表面に現われ
るために耐火性に弱点がある。このため、実際上はトン
ネル内装板としては用いることはできない。
【0011】この発明は、以上の通りの従来技術の欠点
を解消し、軽量で曲げ破壊荷重に優れ、破壊時の破片の
飛散を防止することのでき、耐火性にも優れた、新しい
タイルパネル型トンネル内装板を提供することを目的と
している。
を解消し、軽量で曲げ破壊荷重に優れ、破壊時の破片の
飛散を防止することのでき、耐火性にも優れた、新しい
タイルパネル型トンネル内装板を提供することを目的と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するために、タイルパネルの裏面にアルミニウム
箔が接着されていることを特徴とするタイルパネル型ト
ンネル内装板を提供する。
を解決するために、タイルパネルの裏面にアルミニウム
箔が接着されていることを特徴とするタイルパネル型ト
ンネル内装板を提供する。
【0013】
【作用】すなわち、この発明のタイルパネル型トンネル
内装板は、例えば図2に例示したように、施釉セラミッ
ク板などからなるタイルパネル(10)の裏側に、アル
ミニウム箔(2)をポリエステル系、アクリル系等の接
着剤等を用いて接着したものである。このアルミニウム
箔(2)のために、従来のトンネル内装板と比べて、同
程度の厚さの場合、曲げ破壊荷重が飛躍的に向上する。
したがって、従来のタイルパネル型トンネル内装板の場
合とは異なり、図1のようにコンクリート板(3)表面
に接着しなくても、タイルパネル(10)だけで十分な
曲げ破壊荷重が得られ、その結果、内装板としての厚さ
を格段に薄くすることが可能となる。
内装板は、例えば図2に例示したように、施釉セラミッ
ク板などからなるタイルパネル(10)の裏側に、アル
ミニウム箔(2)をポリエステル系、アクリル系等の接
着剤等を用いて接着したものである。このアルミニウム
箔(2)のために、従来のトンネル内装板と比べて、同
程度の厚さの場合、曲げ破壊荷重が飛躍的に向上する。
したがって、従来のタイルパネル型トンネル内装板の場
合とは異なり、図1のようにコンクリート板(3)表面
に接着しなくても、タイルパネル(10)だけで十分な
曲げ破壊荷重が得られ、その結果、内装板としての厚さ
を格段に薄くすることが可能となる。
【0014】さらにこのアルミニウム箔(2)は、曲げ
破壊荷重を強化するための役割だけではなく、接着剤で
タイルパネルを固定するため、衝撃等でタイルパネル
(10)が破壊された場合でも、タイルパネル(10)
の飛散を防止することが可能となる。接着剤としては、
無機系や有機系の接着剤のどちらを使用してもよく、例
えば、有機系接着剤を用いた場合でも、その有機系接着
剤は、耐火性が十分であるアルミニウム箔(2)とタイ
ルパネル(10)との間に固着されているので、表面に
露出することがなく、燃焼が防止され、従来のタイルパ
ネル型トンネル内装板と同様に耐火性は十分なものとな
る。
破壊荷重を強化するための役割だけではなく、接着剤で
タイルパネルを固定するため、衝撃等でタイルパネル
(10)が破壊された場合でも、タイルパネル(10)
の飛散を防止することが可能となる。接着剤としては、
無機系や有機系の接着剤のどちらを使用してもよく、例
えば、有機系接着剤を用いた場合でも、その有機系接着
剤は、耐火性が十分であるアルミニウム箔(2)とタイ
ルパネル(10)との間に固着されているので、表面に
露出することがなく、燃焼が防止され、従来のタイルパ
ネル型トンネル内装板と同様に耐火性は十分なものとな
る。
【0015】アルミニウム箔(2)については、その厚
さが厚いほど曲げ破壊荷重は増加するが、コスト、およ
び、作業効率を考えると、0.1mmから1mm程度が
実際上は望ましい。また、タイルパネル(10)の材質
については特に限定されることはなく、従来のタイルパ
ネル型トンネル内装板の材質を適宜に利用することがで
きる。
さが厚いほど曲げ破壊荷重は増加するが、コスト、およ
び、作業効率を考えると、0.1mmから1mm程度が
実際上は望ましい。また、タイルパネル(10)の材質
については特に限定されることはなく、従来のタイルパ
ネル型トンネル内装板の材質を適宜に利用することがで
きる。
【0016】さらに、この発明においては、軽量化が可
能となるため、一枚のタイルパネルを大きくしてもよ
く、大型のタイルパネルを用いてることにより、目地部
を少なくすることが可能となる。その結果、目地部に付
着しやすい汚れを減少させることができ、さらに、外観
も美しくなる。以下、実施例を示し、さらに詳しくこの
発明について説明する。
能となるため、一枚のタイルパネルを大きくしてもよ
く、大型のタイルパネルを用いてることにより、目地部
を少なくすることが可能となる。その結果、目地部に付
着しやすい汚れを減少させることができ、さらに、外観
も美しくなる。以下、実施例を示し、さらに詳しくこの
発明について説明する。
【0017】
【実施例】実際にこの発明のタイルパネル型トンネル内
装板を製造し、トンネル内に装着した。タイルパネル型
トンネル内装板には、釉薬塗布した厚さ4.3mm、重
量7.74kg/m2 の施釉セラミック板を用いた。こ
の場合のタイルパネルの構成は、厚さ0.2mm、重量
540g/m2 の釉薬塗布層と、厚さ4.1mm、重量
7.2kg/m2 であって、けい灰石50w%、粘土4
0w%、滑石10w%の組成をもつ基材からなるものと
した。
装板を製造し、トンネル内に装着した。タイルパネル型
トンネル内装板には、釉薬塗布した厚さ4.3mm、重
量7.74kg/m2 の施釉セラミック板を用いた。こ
の場合のタイルパネルの構成は、厚さ0.2mm、重量
540g/m2 の釉薬塗布層と、厚さ4.1mm、重量
7.2kg/m2 であって、けい灰石50w%、粘土4
0w%、滑石10w%の組成をもつ基材からなるものと
した。
【0018】接着剤には、共重合ポリエステル60w
%、ハロゲン化炭化水素溶剤40w%からなるものを用
い、厚さ0.1mmに塗布し、その重量は95g/m2
となるようにした。この接着剤を用い厚さ0.2mm、
重量540g/m2 のアルミニウム箔(JIS H 401)を上
記タイルパネルに接着した。結果としてのタイルパネル
型トンネル内装板一枚の大きさは、500mm×500
mm×4.50mmであり、その重量は431kgであ
った。
%、ハロゲン化炭化水素溶剤40w%からなるものを用
い、厚さ0.1mmに塗布し、その重量は95g/m2
となるようにした。この接着剤を用い厚さ0.2mm、
重量540g/m2 のアルミニウム箔(JIS H 401)を上
記タイルパネルに接着した。結果としてのタイルパネル
型トンネル内装板一枚の大きさは、500mm×500
mm×4.50mmであり、その重量は431kgであ
った。
【0019】このタイルパネル型トンネル内装板を図3
に例示したように、トンネル内に接続した。その断面
は、図4に例示した通りである。図4中のA部分におけ
る取付には、取付金具(4)を用いて例えば図5に例示
したように固定した。取付金具(4)は、例えば、2つ
のカギ状の金物(41)をボルト(42)を用いて固定
し、そのカギ状の金物(41)の一端を、タイルパネル
型トンネル内装板(1)の上面に引っかける。トンネル
壁面(5)には、あらかじめコンクリートアンカー(4
3)を打ち込んでおき、カギ状の金物(41)の一端と
このコンクリートアンカー(43)をボルト(42)を
用いて固定する。このようにして、この発明のタイルパ
ネル型トンネル内装板とトンネル壁とを固定することが
できる。
に例示したように、トンネル内に接続した。その断面
は、図4に例示した通りである。図4中のA部分におけ
る取付には、取付金具(4)を用いて例えば図5に例示
したように固定した。取付金具(4)は、例えば、2つ
のカギ状の金物(41)をボルト(42)を用いて固定
し、そのカギ状の金物(41)の一端を、タイルパネル
型トンネル内装板(1)の上面に引っかける。トンネル
壁面(5)には、あらかじめコンクリートアンカー(4
3)を打ち込んでおき、カギ状の金物(41)の一端と
このコンクリートアンカー(43)をボルト(42)を
用いて固定する。このようにして、この発明のタイルパ
ネル型トンネル内装板とトンネル壁とを固定することが
できる。
【0020】同様に、図4中のB部分における取付も、
取付金具(4)によって可能となる。例えば以上の例に
おいては、図2にも示したように、アルミニウム箔
(2)を基材としてのタイルパネル(10)の裏面に接
着することにより、従来のトンネル内装板と比較して、
同等の厚さで、曲げ破壊荷重が約10倍向上した。さら
に、このアルミニウム箔(2)により、トンネル内装板
(1)のタイルパネル(10)が破壊した場合でも、そ
の飛散を防止することも可能となった。
取付金具(4)によって可能となる。例えば以上の例に
おいては、図2にも示したように、アルミニウム箔
(2)を基材としてのタイルパネル(10)の裏面に接
着することにより、従来のトンネル内装板と比較して、
同等の厚さで、曲げ破壊荷重が約10倍向上した。さら
に、このアルミニウム箔(2)により、トンネル内装板
(1)のタイルパネル(10)が破壊した場合でも、そ
の飛散を防止することも可能となった。
【0021】さらに、アルミニウム箔(2)を用いたた
めに、従来のコンクリート板にタイルパネルを接着した
トンネル内装材に比べ、重量が30〜40%も軽量化さ
れ、作業効率は飛躍的に向上した。そして、軽量化が実
現された分だけ、一枚のパネルの大きさを大きくするこ
とが可能となり、その結果、目地部が大幅に減少され、
目地部に付着し易い汚れが減少し、外観も美しくなる。
めに、従来のコンクリート板にタイルパネルを接着した
トンネル内装材に比べ、重量が30〜40%も軽量化さ
れ、作業効率は飛躍的に向上した。そして、軽量化が実
現された分だけ、一枚のパネルの大きさを大きくするこ
とが可能となり、その結果、目地部が大幅に減少され、
目地部に付着し易い汚れが減少し、外観も美しくなる。
【0022】
【発明の効果】この発明により、以上詳しく説明した通
り、トンネル内装板として、強度、反射特性、重量等に
おいて優れた性能が実現され、意匠性も良好となる。
り、トンネル内装板として、強度、反射特性、重量等に
おいて優れた性能が実現され、意匠性も良好となる。
【図1】従来のタイルパネル型トンネル内装板を、その
取付施工の状態として示した部分斜視図である。
取付施工の状態として示した部分斜視図である。
【図2】この発明のタイルパネル型トンネル内装板を示
した斜視図である。
した斜視図である。
【図3】この発明の実施例として、タイルパネル型トン
ネル内装板の設置例を示しした正面図である。
ネル内装板の設置例を示しした正面図である。
【図4】図3に対応する断面図である。
【図5】図3におけるタイルパネル型トンネル内装板の
取付構造を例示した断面図である。
取付構造を例示した断面図である。
1 タイルパネル型トンネル内装板 10 タイルパネル 2 アルミニウム箔 3 コンクリート板 4 取付金具 41 金物 42 ボルト 43 コンクリートアンカー 5 トンネル壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸川 泰 千葉県佐倉市千成2丁目11番8号 (72)発明者 川口 博信 東京都大田区中馬込2丁目17番5号
Claims (1)
- 【請求項1】 タイルパネルの裏面にアルミニウム箔が
接着されていることを特徴とするタイルパネル型トンネ
ル内装板
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6113188A JPH07317495A (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | タイルパネル型トンネル内装板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6113188A JPH07317495A (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | タイルパネル型トンネル内装板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07317495A true JPH07317495A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=14605793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6113188A Pending JPH07317495A (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | タイルパネル型トンネル内装板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07317495A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011214274A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | A & A Material Corp | タイルパネルの取付構造 |
JP2011214273A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | A & A Material Corp | タイルパネルの取付構造 |
JP2012180664A (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-20 | Nishi Nihon Kosoku Doro Maintenance Kyushu Kk | トンネル内装板 |
-
1994
- 1994-05-26 JP JP6113188A patent/JPH07317495A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011214274A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | A & A Material Corp | タイルパネルの取付構造 |
JP2011214273A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | A & A Material Corp | タイルパネルの取付構造 |
JP2012180664A (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-20 | Nishi Nihon Kosoku Doro Maintenance Kyushu Kk | トンネル内装板 |
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