JPH07317238A - 軒樋用投げ板 - Google Patents

軒樋用投げ板

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JPH07317238A
JPH07317238A JP13823694A JP13823694A JPH07317238A JP H07317238 A JPH07317238 A JP H07317238A JP 13823694 A JP13823694 A JP 13823694A JP 13823694 A JP13823694 A JP 13823694A JP H07317238 A JPH07317238 A JP H07317238A
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JP
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eaves gutter
eaves
cover plate
throwing
gutter
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JP13823694A
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Hirobumi Nemoto
博文 根本
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YAMATO KAZARISHIYA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配樋を流下した雨水が軒樋に流入する位置、
すなわち軒樋の水落ち位置に鋲打ちなどによって取り付
ける投げ板において、軒樋に仮置きしたときの状態が安
定するようにして、軒樋を軒先に取り付けた後で、その
軒樋に投げ板を取り付けられるようにする。 【構成】 投げ板本体5に、軒樋Aの水落ち箇所を覆う
ようにその軒樋Aの内面に重ね合わされて固着される覆
板部6を一体に連設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軒樋用投げ板、特に配
樋を流下した雨水の軒樋への水落ち箇所に取り付けられ
る軒樋用投げ板に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示したような二階建て建物におい
ては、たとえば、大屋根100の軒先と下屋根200の
軒先とにそれぞれ軒樋A,Aを取り付け、大屋根100
側の軒樋Aで集められた雨水が配樋Bなどを流下して下
屋根200側の軒樋Aに導かれ、下屋根200側の軒樋
Aを経て立樋Cを流下する。そして、配樋Bを流下した
雨水が下屋根200側の軒樋Aに流入する箇所、すなわ
ち軒樋Aでの水落ち箇所に、投げ板(たとえば平投げ
板)1が取り付けられることが多い。この種の投げ板1
は、上記水落ち箇所での配樋Bの出口を覆い隠すこと、
水落ち箇所に落下した雨水の飛散を防ぐこと、風格を高
めること、などに役立っている。
【0003】図8に示したように、従来の投げ板1は、
軒樋Aの前端縁から立ち上げられる投げ板本体2の下端
縁に段付部3を介して取付片部4を一体に連設したもの
であり、段付部3が軒樋Aの前耳縁10に載架され、か
つ取付片部4が前耳縁10の近傍箇所で軒樋Aの内面に
重ね合わされて半田付けされるようになっている。
【0004】そして、従来の投げ板1においては、軒樋
Aを建物の軒先に取り付けるのに先立って図8のように
軒樋Aに半田付けされる。したがって、投げ板1を軒樋
Aに取り付けるときには、投げ板の半田付け箇所が、軒
樋Aを軒先に取り付けたときに配樋Bを流下した雨水の
水落ち箇所に位置合わせされる。
【0005】他方、銅製の軒樋Aにおいては、上記の水
落箇所に覆板を重ね合わせて配置し、その覆板の上に配
樋を流下した水が落下するようにして、軒樋が雨水によ
る浸食を受けないようにすることがあり、その場合に
は、やはり、軒先に取り付ける前の軒樋の上記水落ち箇
所にその覆板を固着するということが行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7に示し
たような建物において、配樋Bは、下屋根の屋根瓦の状
態やその他の種々の理由により、当初の設計位置どおり
に施工されないことがあり、その場合には、配樋Bを流
下した雨水の軒樋Aへの水落箇所が変わってしまう。そ
して、そのような事態が生じると、軒先に取り付けられ
る前の軒樋Aに半田付けされている投げ板の取付位置や
覆板の固着位置が上記水落ち箇所に合わなくなってしま
う。従来、そのような事態が生じたときには、投げ板1
を半田付けしたり覆板を固着してある軒樋Aを廃棄せざ
るを得ないことも多々あったが、特に軒樋Aや投げ板
1、覆板が高価な銅製であるようなときにはそのような
廃棄処分がきわめて不経済な事態を招く。
【0007】この状況を改善するには、軒樋Aを軒先に
取り付けた後で、配樋Bを流下した雨水の軒樋Aへの水
落箇所に合わせて投げ板1を半田付けしたり覆板を固着
したりすればよい。しかしながら、従来の投げ板1は上
述したように投げ板本体2に段付部3を介して幅狭な取
付片部4を連設した構成であったために、半田付けに際
して投げ板1を軒樋Aの前耳縁10のところに自立させ
ておくことができないので半田付け作業を行うことに困
難が伴い、また、投げ板1を手で持って軒樋Aの前耳縁
10のところに位置決めして半田付けを行うことは高所
作業であることから作業の確実性や信頼性、さらには作
業者の安全性の点から見ても好ましくない。
【0008】本発明は以上の事情のもとでなされたもの
であり、従来の覆板を投げ板の一部として構成すること
によって、軒先に取り付けられた軒樋の水落ち箇所に合
わせて、その軒樋に作業者が確実にしかも安全に取り付
けることのできる軒樋用投げ板を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による軒樋用投げ
板は、軒樋の前端縁から立ち上げられる投げ板本体に、
軒樋内面の少なくとも配樋を流下した雨水の水落ち箇所
を覆うようにその軒樋内面に重ね合わされて固着される
覆板部が一体に連設されているというものである。
【0010】
【作用】上記構成であると、覆板部を軒樋の水落ち箇所
に重ね合わせて配備することにより、その覆板部と共に
投げ板本体が軒樋に安定して位置決めされ、しかも投げ
板本体が自立して軒樋の前端縁から立ち上げられた状態
になる。そのため、作業者は、覆板部や投げ板本体の軒
樋との重なり箇所に鋲打ちや半田付けなどの手段で確実
に施すことができるのみならず、作業の信頼性や安全性
も確保される。
【0011】
【実施例】図1は本発明による投げ板1を軒樋Aに取り
付けた状態を示す概略斜視図、図2は投げ板1の一部を
拡大した概略斜視図、図3は投げ板の他部を拡大した斜
視図、図4は投げ板1を備えた軒樋Aが取り付けられて
いる軒先部分の説明図、図5は図1のV−V線に沿う断
面図、図6は図1のVI−VI線に沿う断面図である。
【0012】図1に示した投げ板1は銅製で、投げ板本
体5と覆板部6とを一体に有している。投げ板本体5に
はプレス加工などで象られた絵柄などが施されていて、
それ自体が意匠性を備えている。覆板部6は軒樋Aの形
状に合う形状、すなわち軒樋Aが丸樋であれば覆板部6
は円弧状の断面を有する形状、軒樋Aが角樋であれば覆
板部6もそれに合う角形の断面を有する形状になってお
り、しかも同図で判るように、覆板部6が軒樋Aの内面
の全幅を覆う幅寸法を有している。投げ板本体5と覆板
部6の前端縁とは、投げ板本体5の下端縁に屈曲して連
続する板状の段付部7を介して連続しており、その段付
部7の長手方向の両端部が上向きに折り曲げられて突片
状の堰部71,71が形成されている。段付部7の一端
部に設けられた堰部71を図2に拡大して示してある。
また、図3や図6に示したように、覆板部6の後端縁に
は上板部81と垂下片部82とでなる内向きの水返し片
8が一体に連設されており、その水返し片8における上
板部81の両端部が下向きに折り曲げられて水切り片部
83,83が形成されている。
【0013】以上のように構成された投げ板1は、その
段付部7を軒樋Aの前耳縁10に載架すると共に、覆板
部6を軒樋Aの内面に重ね合わせて配備することによっ
て、覆板部6や投げ板本体5が軒樋Aに安定して位置決
めされ、しかも投げ板本体5は軒樋Aの前端縁から立ち
上がった姿勢に自立して保持される。
【0014】このため、軒樋Aを建物の軒先に取り付け
た後においても、作業者は、上記のように覆板部6や投
げ板本体5を軒樋Aにおける配樋を流下した雨水の水落
ち箇所に位置合わせし、そのように位置合わせした覆板
部6や投げ板本体5、あるいは段付部7を軒樋Aに対し
て鋲打ちや半田付けなどの種々の手段を用いて固着する
ことを容易かつ確実に、しかも安全に行うことができ
る。
【0015】図4に示したように、軒樋Aは控え金具D
によって軒先に支持され、屋根瓦Eに沿って施工された
配樋Bの雨水出口B1が軒樋Aに臨まされる。そして、
軒樋Aの水落ち箇所に取り付けられた投げ板1の投げ板
本体5が配樋Bの雨水出口B1を覆い隠し、また、この
投げ板本体5によって上記雨水出口Bから流下した雨水
の外方への飛散が阻止される。
【0016】ところで、配樋Bを流下した雨水は、その
雨水出口B1から軒樋Bに落下するけれども、そのとき
の水落ち位置には投げ板1の覆板部6が配備されている
ので、落下した雨水はその覆板部6に当たった後、軒樋
Bを流れる。これにより、軒樋Bが雨水出口B1から落
下する雨水によって浸食されることがなくなる。その代
わりに、覆板部6が雨水出口B1から落下する雨水によ
って浸食されるようになるけれども、覆板部6が浸食さ
れたときには、投げ板1を交換するという方法で対処可
能である。このような投げ板1の交換に際しても、軒樋
Aを軒先から取り外したりする必要はなく、軒樋Aを軒
先に取り付けたままでの交換作業が可能である。
【0017】また、配樋Bを流下してその雨水出口B1
から出た雨水は、投げ板本体5によって外方への飛散が
阻止される一方で、その勢いによって覆板部6の内面を
後方に競り上がることがある。こうして、覆板部6の内
面を勢いよく競り上がった雨水は水返し片8の作用で図
4に矢印Rで示したように軒樋Aの中に戻される。その
ため、覆板部6の内面を後方に競り上がった雨水が軒樋
Aから後方へ飛散するという事態が防止される。また、
水返し片8の内面を伝って図6の矢印Mのように流れた
雨水は、水切り片部83,83の作用によって軒樋Aの
中に落下する。さらに、配樋Bを流下してその雨水出口
B1から出た雨水の一部や覆板部6に当たって跳ね返っ
た雨水の一部などは、投げ板本体5の裏面に付着した
後、その裏面を伝い落ちるなどして段付部7の上面を図
5の矢印Nのように横方向に流れる。こうして段付部7
の上面を流れる雨水は、段付部の各端部に設けられてい
る堰部71,71により堰止められ、最終的には軒樋A
の中に導かれる。したがって、上記投げ板1は、軒先に
施工された軒樋Aへの取付けを可能にするという作用の
ほかにも、投げ板本体5による雨水の外方への飛散を防
止する作用、覆板部6による軒樋Bの雨水による浸食を
防ぐ作用、水返し片8や水切り片部83による雨水の軒
樋Aからの飛散防止作用、堰部71による雨水の軒樋A
からの流出防止作用などの種々の有益な作用を発揮す
る。
【0018】この実施例では、軒樋Aや投げ板1を銅製
にしてあるけれども、これらは薄鋼板製であっても、合
成樹脂製であってもよい。また、軒樋Aは丸樋に限ら
ず、角樋であってもよく、そのタイプは何でもよい。軒
樋Aを軒先に取り付けるための方式についても、図例の
控え金具による場合のほか、他のタイプの控え金具を用
いることも可能である。
【0019】さらに、この実施例では、投げ板1の覆板
部6が軒樋Aの内面の全幅を覆う幅寸法を有しているけ
れども、覆板部6は、軒樋Aにおける少なくとも配樋B
を流下した雨水の水落ち箇所を覆うものであればよい。
すなわち、本発明の投げ板において、水落ち箇所が軒樋
Bの内面の底部であれば、投げ板本体5の下端縁から延
び出た覆板部6が軒樋Aの底部を覆うようになっておれ
ばよく、そのような投げ板1によっても、投げ板本体5
や覆板部6を軒樋Aに安定して位置決めすることが可能
であり、したがって、軒樋Aを軒先に取り付けた後で、
その軒樋Aに取り付けることが可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、軒樋を軒先に取り付け
た後、その軒樋に対して投げ板を取り付けることを容易
かつ確実に、しかも安全に行えるようになるので、何ら
かの原因で配樋の取付位置が当初の設計位置からずれた
としても、投げ板本体や覆板部を水落ち箇所に合わせて
取り付けることができるようになる。また、投げ板本体
や覆板部を交換することも容易である。このため、従来
のように軒樋や覆板の廃棄を余儀なくされるという事態
を生じる余地がなくなる。さらに、投げ板が投げ板本体
と覆板部との一体物で構成されているので、投げ板本体
と覆板部とを軒樋に取り付ける工程が1工程で済み、従
来のように投げ板と覆板とを別々の2工程を経て軒樋に
取り付けるという手間が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による投げ板を軒樋に取り付けた状態を
示す概略斜視図である。
【図2】投げ板の一部を拡大した概略斜視図である。
【図3】投げ板の他部を拡大した斜視図である。
【図4】投げ板を備えた軒樋が取り付けられている軒先
部分の説明図である。
【図5】図1のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図1のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】投げ板の取付箇所などを示す説明図である。
【図8】従来の投げ板を軒樋に取り付けた状態を示す概
略斜視図である。
【符号の説明】
A 軒樋 B 配樋 1 投げ板 5 投げ板本体 6 覆板部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軒樋の前端縁から立ち上げられる投げ板
    本体に、軒樋内面の少なくとも配樋を流下した雨水の水
    落ち箇所を覆うようにその軒樋内面に重ね合わされて固
    着される覆板部が一体に連設されていることを特徴とす
    る軒樋用投げ板。
JP6138236A 1994-05-26 1994-05-26 軒樋用投げ板 Expired - Lifetime JP2632782B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6138236A JP2632782B2 (ja) 1994-05-26 1994-05-26 軒樋用投げ板

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JP6138236A JP2632782B2 (ja) 1994-05-26 1994-05-26 軒樋用投げ板

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JPH07317238A true JPH07317238A (ja) 1995-12-05
JP2632782B2 JP2632782B2 (ja) 1997-07-23

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS566410A (en) * 1979-06-27 1981-01-23 Hitachi Metals Ltd Die for production of ferrite magnet

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS566410A (en) * 1979-06-27 1981-01-23 Hitachi Metals Ltd Die for production of ferrite magnet

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JP2632782B2 (ja) 1997-07-23

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