JPH07317128A - 溝 蓋 - Google Patents

溝 蓋

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JPH07317128A
JPH07317128A JP13643394A JP13643394A JPH07317128A JP H07317128 A JPH07317128 A JP H07317128A JP 13643394 A JP13643394 A JP 13643394A JP 13643394 A JP13643394 A JP 13643394A JP H07317128 A JPH07317128 A JP H07317128A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 側溝等に覆設して排水する透水性溝蓋におい
て、透水排水性を向上して、保水に基づく凍結トラブル
を防止すると共に、周辺の道路・ゴルフ場等との調和性
を向上して意匠的価値の向上を図り、さらに、溝蓋のコ
スト低減とメンテナンス性の向上を図る。 【構成】 縦バー3と横バー4を格子状になして底部7
となし、枠板5を設けた蓋枠2に、煉瓦状のブロック体
にして「ガラス質材料13で小粒の表面層粒子11を被
覆して、粒子相互を結合させた表面層9と、大粒の基層
粒子12をガラス質材料13で被覆して、粒子相互を結
合させた基層10からなり、さらに、表面層9と基層1
0に、連続した気孔17を形成した多孔質陶磁器材料」
からなる煉瓦状ブロック6を組合せて敷設した溝蓋1が
特徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路や公園・広場・運
動場・ゴルフ場等の側溝や排水口に覆設する透水性の溝
蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】溝蓋は、鋼材を格子状に組合せた一般形
状のものが多用され、その格子状の隙間から、雨水等を
排水溝内に落下排水させる構造になっている。しかし、
この一般形状のものは、その溝蓋の上の歩行感が悪くし
て滑り易く、その上、道路等の周辺部分との意匠的調和
性に欠ける難点がある。そこで、この難点を解消するも
のとして、実開平5ー30284号公報に示される提案
があり、この公知例のものは、鋼製枠の上面に、透水孔
を有する鋼板、または、パンチングメタルを介して透水
性レジンモルタルを打設舗装した構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の実開平5ー30
284号公報の改良された溝蓋は、道路等と類似した歩
行感を有し、かつ、周辺道路との調和性が向上するもの
の、舗装施設した透水性モルタルは、目づまりを生じ易
く、溝蓋としての排水性が経時的に低下して、溝蓋とし
ての排水機能を失うと共に、その舗装部分に水分が残存
して保水状態となるので、目づまりがない状態でも排水
性が不充分であり、その上、寒冷季には、その保水水分
が凍結して歩行上の危険を生じたり、亀裂破損を生じ、
さらに、破損による部分補修が困難なメンテナンス上の
難点がある。
【0004】さらに、その実開平5ー30284号公報
のものは、所要サイズの枠に透水性レジンモルタルを打
設舗装することを基本とするので、その枠内の溝蓋表面
が溝蓋毎の単一表面をなすと共に、色彩にも優れないの
で、近年普及しているブロック張り構造(煉瓦状のブロ
ックを敷設した道路・広場)・カラー舗装の道路や広
場、または、ゴルフ場等との意匠的調和性に欠け、その
上、蓋枠へのモルタルの個別打設工法となるのでコスト
高になる。以上の諸不具合点がある。
【0005】本発明は、以上の従来技術の難点を解消す
る透水性の溝蓋を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明は「排水構造の底部の周縁に、枠板を立設した
上方開口形状の蓋枠に、多孔質陶磁器材料からなる透水
性煉瓦状のブロック群を、組合せ敷設した構造」の第一
発明の溝蓋と、
【0007】「排水構造の底部の周縁に、枠板を立設し
た上方開口形状の蓋枠に、ゴムチップ群を混入したゴム
シートにして、排水孔群を貫設した弾性質舗装シートを
敷設した構造」の第二発明の溝蓋、から成っている。
【0008】詳しくは、前記第一発明は、例えば約20
0粍×約100粍×約30粍厚さの煉瓦状に標準化量産
した透水性のブロック群を、前記の蓋枠の底部上に並べ
て組合せ配設して溝蓋となすもので、そのブロック群の
多孔質陶磁器材料としては、好ましくは、特公平5ー1
6388号公報に示される「陶磁器質材料の各粒子をフ
リツト等のガラス質材料で全面被覆し、各粒子同士を結
合させた表面層、または、磁器質材料の各粒子同士を、
フリツト等のガラス質材料で結合させた表面層と、前記
陶磁器質材料、または磁器質材料の粒子よりも粒径の粗
い瓦等の粉砕物の各粒子をフリツト等のガラス質材料で
全面被覆し、各粒子同士を結合させた基層とより成り、
前記表面層及び基層の各粒子間には連続した気孔が形成
されており、前記表面層及び基層の各粒子の平均粒径
は、各層の厚みに対して3/70以上である多孔質陶磁
器材料」が用いられる。
【0009】そして、前記第二発明の溝蓋は、例えば宇
部興産株式会社製の「ゴムチップ群をゴム生地に混入し
てシート状となし、ザラザラ表面にして着色自在のゴム
チップ系弾性舗装材」が用いられ、概ね15粍程度の厚
さのものが、前記の蓋枠の底部に敷設される。
【0010】
【作用】以上の構成の前記第一発明の溝蓋は、前記の多
孔質陶磁器材料からなる煉瓦状ブロックが、水を速やか
に透過する優れた透水性を有してブロック内に保水しな
いので、溝蓋としての排水性が極めて良く、その上、寒
冷季の保水による凍結が無いので、凍結に基づく歩行の
際の滑りや亀裂・破損のおそれがなく、透水性溝蓋の良
好な性能が長期に安定する。そして、煉瓦状ブロック群
を単一の溝枠に組合せ配設すると共に、その煉瓦状ブロ
ックは表面色の採択自由度を有するので、当該溝蓋を用
いた周辺の道路・広場等との意匠的調和感が向上すると
共に、その組合せ配設の変化、異色ブロックの組合せ等
によって、溝蓋の意匠価値を一段と向上することができ
る。
【0011】一方、前記第二発明の溝蓋は、ゴムチップ
群を混入したゴムシートの弾性質舗装シートを敷設した
構造特徴を有するので、その溝蓋の表面がクッション性
に優れると共に、ギザギザ表面を呈するので、歩行感に
優れて滑り難く、従来の溝蓋に存在しない優れた歩行感
が得られる。そして、ゴム質であることから着色自在で
あり、芝生ゾーンの多いゴルフ場や運動場等に極めて適
し、周辺との調和感が特段に向上して、溝蓋の意匠価値
を向上することができる。そして、前記第一第二発明の
ものとも、煉瓦状ブロック・舗装用シートの交換ができ
るので、溝蓋のメンテナンスがし易く、その上、そのブ
ロック・シートの標準化量産によって、低コストの溝蓋
が提供できる。
【0012】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、前記第一発明一実施例の溝蓋1を示す図1を参照し
て、この実施例の溝蓋1は、縦バー3と横バー4を格子
状に配設して所要サイズの方形をなし、その縦バー3と
横バー4の上面の底部7の周縁に枠板5を立設して枠囲
いした排水構造の蓋枠2に、概ね200粍×100粍×
30粍厚さに標準化量産された多孔質陶磁器材料からな
る透水性の煉瓦状ブロック6が自在に組合せられ、必要
に応じて目地モルタルを用いて敷設される。
【0013】即ち、煉瓦状ブロック6は(図1の(D)
(E)参照)、特公平5ー16388号公報に示される
多孔質陶磁器材料を通常サイズの煉瓦形状に、同公報に
示される製造方法によって形成されており、磁器質シヤ
モット・珪石・長石の天然原料等からなる小粒の表面層
粒子11をフリツト等のガラス質材料13で被覆して、
粒子間結合させた表面層9と、表面層粒子11より大粒
にして、瓦、土管等の粉砕物をガラス質材料13で被覆
して、粒子間を結合させた基層10からなる二層構造に
なっている。
【0014】そして、表面層9と基層10の粒子間に
は、連続した気孔17が形成され、さらに、この表面層
9と基層10の表面層粒子11と基層粒子12は、それ
ぞれの自己の層の厚みに対して3/70以上の平均粒径
にして(表面層粒子11は概ね0.3〜0.12粍粒
径、基層粒子12は概ね1.0〜4.0粍径)、表面層
9の上面に注がれた水は、自重によって気孔17を経由
して表面層9と基層10を透過して下方に速やかに流下
し、層内等に保水しない構造を有している。
【0015】そして、以上の煉瓦状ブロック6は、標準
サイズのまま、または、必要に応じて図示点線のように
サイズカットして、蓋枠2の底部7に組合せ施設して、
溝蓋1に形成される。そして、図1の(C)のように、
側溝15の溝枠16に着脱自在に嵌め、側溝15に覆設
して使用される。なお、この実施例の溝蓋1は、枠板5
の対向二辺の内側に沿って、若干幅の空間(ブロック6
を施設しない空間)を残し、溝蓋1を側溝15等へ着脱
するときの吊上げ用隙間14が設けてある。以上の実施
例のものは前記の作用がある。
【0016】なお、前記第一発明の溝蓋1は、前記の実
施例に限定されず、図示しないがガラス質材料13の顔
料の選択等によって、煉瓦状ブロック6の表面色の異な
るものになし、その異色ブロック6の配列によって、幾
何学的模様のブロック模様構成にすることがある。そし
て、蓋枠2は、覆設する側溝等の形状に応じて長方形等
の任意形状になすと共に、図2のように、煉瓦状ブロッ
ク6の側縁に、厚さ方向に貫通する切欠18を設け、こ
の切欠18を吊上げ用隙間14にしたり、枠板5を、ブ
ロック6の厚さより低い形状や、非連続板形状にした
り、さらに、蓋枠2の底部7を、前記の格子形状に代え
て、公知のエキスパンドメタル等の孔明き板にする等の
変化がある。そして、煉瓦状ブロック6は、前記実施例
のサイズに限定されず、必要に応じた寸法に成形され
る。
【0017】つぎに、前記第二発明の溝蓋の一実施例
を、図3を参照して説明する。即ち、図1実施例の蓋枠
2と同形にして、図1のものより浅底にした蓋枠2の底
部7に、多数のゴムチップ23を混入して、ザラザラ表
面をなすゴム製弾性質の舗装シート20が施設されてい
る。
【0018】詳しくは、弾性質舗装シート20は、宇部
興産株式会社製のUBEラック(商品名)のゴムチップ
系弾性舗装材を用いたものであり、粒径1〜3粍の合成
ゴム(EPDM)のチップ23を、ポリイソシアネート
のバインダーを用いてゴム生地22に混在させて成形
し、ザラザラ表面・厚さ約15粍のシート状に形成され
ており、約5〜6粍直径の排水孔21が、ピッチ15〜
20粍程度に整列貫設され、透水性弾性質の長尺シート
として標準化量産されている。
【0019】そして、この舗装シート20を蓋枠2のサ
イズに合せてカットし、底部7に接着させて施設されて
いる。そして、この弾性質舗装シート20は、着色自由
性を有するので、グリーン色等の任意のものが採択さ
れ、ゴルフ場等の側溝用溝蓋として使用される。この図
2実施例のものは前記の作用がある。なお、この第二発
明のものも、図3実施例に限定されず、図1実施例と同
様な変化がある。
【0020】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の溝蓋は、
透水排水性が長期に安定接続する良好な排水性と、良好
な上面の歩行性を有すると共に、寒冷季における保水に
よる凍結トラブルがなく、周辺の道路・広場・ゴルフ場
との調和性を向上して溝蓋の意匠価値を向上し、さら
に、量産による低コストにしてメンテナンス性に優れる
良質安価の溝蓋を提供する実用的諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の溝蓋を示し、図中の(A)は
その構成部材の斜視図、図中の(B)はその全体斜視
図、図中の(C)はその使用状態の横断面図、図中の
(D)はその煉瓦状ブロックの横断面図、図中の(E)
は(D)の部分拡大図
【図2】第一発明の他の実施例の溝蓋の斜視図
【図3】第二発明一実施例の溝蓋を示し、図中の(A)
はその構成部材の斜視図、図中の(B)はその全体斜視
図、図中の(C)はその弾性質舗装シートの拡大断面図
【符号の説明】
1 溝蓋 2 蓋枠 3 縦バー 4 横バー 5 枠板 6 煉瓦状ブロック 7 底部 9 表面層 10 基層 11 表面層粒子 12 基層粒子 13 ガラス質材料 14 吊上げ用隙間 15 側溝 16 溝枠 17 気孔 18 切欠 20 弾性質舗装シート 21 排水孔 22 ゴム生地 23 ゴムチップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水構造の底部の周縁に、枠板を立設し
    た上方開口形状の蓋枠に、多孔質陶磁器材料からなる透
    水性煉瓦状のブロック群を、組合せ敷設した構造を特徴
    とする溝蓋。
  2. 【請求項2】 表面色が異なる透水性煉瓦状のブロック
    群を組合せた請求項1の溝蓋。
  3. 【請求項3】 排水構造の底部の周縁に、枠板を立設し
    た上方開口形状の蓋枠に、ゴムチップ群を混入したゴム
    シートにして、排水孔群を貫設した弾性質舗装シートを
    敷設した構造を特徴とする溝蓋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107721250A (zh) * 2017-08-26 2018-02-23 普定县银丰农业科技发展有限公司 一种高强度透水砖及其制造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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