JPH07316434A - ワックス組成物 - Google Patents
ワックス組成物Info
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- JPH07316434A JPH07316434A JP10881794A JP10881794A JPH07316434A JP H07316434 A JPH07316434 A JP H07316434A JP 10881794 A JP10881794 A JP 10881794A JP 10881794 A JP10881794 A JP 10881794A JP H07316434 A JPH07316434 A JP H07316434A
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Abstract
をすべて良好にする。 【構成】 下記一般式で示される繰り返し単位から選ば
れる少なくとも1つを50〜100重量%の範囲で有す
る長側鎖含有重合体および前記長側鎖含有重合体の変性
物から選ばれる少なくとも1つの重合体ワックス(A)
と、天然ワックスおよび/または(A)以外の合成ワッ
クス(B)とを含む。 【化1】 〔R1はHまたはCH3 、R2はC15-30の脂肪族炭化水素基、
Dは-COO- などであり、R4およびR5はそれぞれHまたは
C1-30 の脂肪族炭化水素基である。ただし、R4またはR5
はC15-30の脂肪族炭化水素基である。〕
Description
に、自動車用ワックス、家具用ワックス、皮革用ワック
スなどとして用いられるワックス組成物に関する。
革などの表面に塗布されて磨かれることにより、それら
の表面の摩擦抵抗を低減して潤滑性を高め、表面におけ
る光沢を高めて外観を向上させる働きを有する。ワック
スは、また、水をはじくことにより、下地に水が浸透し
て錆、カビ、汚れを生じさせるのを防ぐ働きも有してい
る。
ス等の植物系天然ワックス、みつろう等の動物系天然ワ
ックス、パラフィンワックス等の石油系天然ワックス、
モンタンワックス等の鉱物系天然ワックス、ポリエチレ
ンワックス等の合成ワックス、高級脂肪酸ワックス、高
級脂肪族アルコール、高級脂肪酸または高級脂肪族アル
コールの合成エステルが知られている。
表面潤滑性と外観を向上させるものの、摩擦抵抗の低
減、および、光沢と耐摩耗性の向上が不十分である。
は、たとえば、パラフィンワックスやカルナバワックス
のような低軟化点の天然ワックスであるが、そのような
天然ワックスは耐摩耗性に劣っている。耐摩耗性に優れ
たワックスは、たとえば、ポリエチレンワックスやポリ
プロピレンワックスのような高軟化点の合成ワックスで
あるが、そのような合成ワックスは光沢が低い。
スと高軟化点の合成ワックスとを含むワックス組成物を
検討したが、光沢と耐摩耗性の両方に優れたワックス組
成物は得られなかった。本発明の課題は、表面潤滑性、
光沢および耐摩耗性がすべて優れているワックス組成物
を提供することである。
は、下記一般式(1)および(2)で示される繰り返し
単位から選ばれる少なくとも1つを50〜100重量%
の範囲で有する長側鎖含有重合体と前記長側鎖含有重合
体の変性物とから選ばれる少なくとも1つの重合体ワッ
クス(A)と、天然ワックスと前記重合体ワックス
(A)以外の合成ワックスとから選ばれる少なくとも1
つのワックス(B)(以下、「従来のワックス」と言
う)とを含む。
Dは、それぞれ次のとおりである。R1 は、HまたはC
H3 である。R2 は、炭素数15〜30の脂肪族炭化水
素基である。Dは、
なお、ここでの表示では、上記Dの右側にR2 が結合す
る。ここで、R3 は、2価の有機基、典型的には炭素数
2〜30の、脂肪族、脂環式または芳香族の炭化水素基
などである。上記一般式(2)において、R4 は、H、
または、炭素数1〜30の脂肪族炭化水素基;R5 は、
H、または、炭素数1〜30の脂肪族炭化水素基であ
り、R 4 とR5 の少なくとも1つが炭素数15〜30の
脂肪族炭化水素基である。
は、後述する長側鎖含有ビニル系単量体に由来し、上記
一般式(2)で示される繰り返し単位は、後述する長側
鎖マレイン酸系単量体に由来する。本発明のワックス組
成物はワックスを含み、含まれているワックスの合計量
に対して10〜90重量%、好ましくは10〜70重量
%、より好ましくは10〜50重量%が上記重合体ワッ
クス(A)であり、残部が重合体ワックス(A)以外の
従来のワックスである。重合体ワックス(A)の量が前
記範囲を下回ると、表面潤滑性と光沢が向上しないか、
または、硬度が向上しないという問題があり、前記範囲
を上回ると従来のワックスの有する耐久性、密着性、耐
候性、撥水性、撥油性、平滑性および防汚性の少なくと
も1つが低下するという問題がある。
は、長側鎖含有重合体およびその変性物からなる群から
選ばれる少なくとも1つであり、通常、常温で固体の物
質である。重合体ワックスは、重量平均分子量1万〜1
00万が好ましく、重量平均分子量5万〜50万がより
好ましい。重量平均分子量が1万よりも小さいと硬度が
低すぎるおそれがあり、100万よりも大きいと表面潤
滑性が低すぎるおそれがある。
(1)および(2)で示される繰り返し単位から選ばれ
る少なくとも1つを50〜100重量%の範囲、好まし
くは80〜100重量%の範囲、より好ましくは90〜
100重量%の範囲で有する。前記繰り返し単位が前記
範囲を下回ると、ワックスとしての性能が不充分とな
り、滑り性や撥水性が低下するという問題がある。この
重量割合においては、繰り返し単位からなる分子鎖末端
の基の分子量は計算に入れていない。一般式(1)と
(2)で示される繰り返し単位の合計量が50重量%以
上、100重量%未満である長側鎖含有重合体は、残部
として、後述する長鎖単量体以外の重合性単量体に由来
する繰り返し単位を有する。長側鎖含有重合体は、一般
式(1)と(2)で示される繰り返し単位のうちの1つ
の繰り返し単位からなる単一重合体であってもよい。長
側鎖含有重合体は、一般式(1)と(2)で示される繰
り返し単位、および、必要に応じて含まれる前記残部の
繰り返し単位が規則的または不規則に配列していてもよ
いし、また、同じ繰り返し単位が複数個直接つながって
ブロック状に配列していてもよい。
ば、ポリオレフィン系ワックスの存在下に長側鎖含有重
合体用単量体成分を重合して得られた生成物、および、
ポリオレフィン系ワックスと長側鎖含有重合体とを加熱
下に混合して得られた生成物からなる群から選ばれる少
なくとも1つである。ポリオレフィン系ワックスは、た
とえば、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワック
ス、ポリテトラフルオロエチレンワックス、変性ポリエ
チレンワックス、変性ポリプロピレンワックスからなる
群から選ばれる少なくとも1つである。上記長側鎖含有
重合体の変性物において、ポリオレフィン系ワックスの
割合は、変性物全体量に対して、たとえば1〜70重量
%、好ましくは1〜50重量%、より好ましくは1〜3
0重量%である。前記範囲を外れると表面潤滑性、光
沢、撥水性が低下するおそれがある。
は、たとえば、次のようにして製造されるが、製造方法
によって限定されるものではない。上記長側鎖含有重合
体は、下記一般式(3)
び下記一般式(4)
から選ばれる少なくとも1つの長側鎖含有単量体を必須
成分とするワックス用単量体成分をラジカル重合するこ
とにより作られる。ラジカル重合は、溶液、塊状、懸
濁、乳化のいずれの重合法によって行ってもよい。長側
鎖含有重合体は、長側鎖含有重合体が溶解した溶液、あ
るいは、固体、あるいは、長側鎖含有重合体の固体粒子
が媒体中に分散した懸濁液、あるいは、長側鎖含有重合
体の溶液粒子が媒体中に分散した乳化液として得られ
る。これらの反応混合物から未反応単量体や溶剤などの
揮発分を除去すれば、長側鎖含有重合体が固体として得
られる。
ば、ドデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メ
タ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレート等の
ごとき炭素数15〜30の高級アルキル(メタ)アクリ
レート類;ステアリン酸のごとき一塩基性直鎖脂肪酸
と、カルボキシル基と付加反応しうる重合性単量体(た
とえば、グリシジル(メタ)アクリレート、イソプロペ
ニルオキサゾリン)との付加物;ヤシ油などの植物油の
脂肪酸(混合脂肪酸)と前記のごときカルボキシル基と
付加反応しうる重合性単量体との付加物;ステアリルア
ルコール、オレイルアルコール等の高級アルコールと、
多価イソシアネート化合物と、ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレートなどの水酸基を有する重合性単量体と
の付加物;ステアリン酸ビニルのごとき高級脂肪酸ビニ
ルエステル類からなる群から選ばれる少なくとも1つで
ある。好ましい長側鎖含有ビニル系単量体は、撥水性に
優れるという理由で、ステアリルアクリレートおよびベ
ヘニル(メタ)アクリレートからなる群から選ばれる少
なくとも1つである。
とえば、ステアリルマレエート、ベヘニルマレエート、
ジステアリルマレエートなどのごとき炭素数15〜30
の高級アルキルマレエート類;ステアリルフマレート、
ベヘニルフマレート、ジステアリルフマレートなどのご
とき炭素数15〜30の高級アルキルフマレート類から
なる群から選ばれる少なくとも1つである。好ましい長
側鎖含有マレイン酸系単量体は、撥水性に優れるという
理由で、ステアリルマレエート、ベヘニルマレエートお
よびステアリルフマレートからなる群から選ばれる少な
くとも1つである。
は、前記長側鎖含有単量体と共重合可能な化合物であれ
ば特に限定はなく、たとえば、(メタ)アクリル酸、ク
ロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸もしくは
これらの半エステルまたはこれらの塩等の不飽和カルボ
ン酸;(メタ)アクリルアミド、N−モノメチル(メ
タ)アクリルアミド、N−モノエチル(メタ)アクリル
アミド、N,N′−ジメチル(メタ)アクリルアミド、
N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシ
メチル(メタ)アクリルアミド、これらの塩、および、
これらの4級化物等の(メタ)アクリルアミド類;(メ
タ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、(メタ)アク
リル酸−2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸
とポリプロピレングリコールもしくはポリエチレングリ
コールとのモノエステル等のヒドロキシル基含有不飽和
単量体類;(メタ)アクリル酸−2−スルフォン酸エチ
ル、ビニルスルフォン酸、スチレンスルフォン酸、およ
び、これらの塩等のスルフォン酸基含有ビニル化合物
類;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸
ドデシルなどの、(メタ)アクリル酸と炭素数1〜14
のモノアルコールのエステル化により合成される(メ
タ)アクリル酸エステル類;スチレン、ビニルトルエ
ン、α−メチルスチレン、クロルメチルスチレンなどの
スチレン類;(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエステ
ル、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジ
メチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ビニル
ピリジン、ビニルイミダゾール、ビニルピロリドンなど
の塩基性不飽和単量体類;(メタ)アクリル酸と、エチ
レングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジエチ
レングリコール、1,6−ヘキサングリコール、ネオペ
ンチルグリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、トリメチロールプロパン、ペンタエ
リスリトール、ジペンタエリスリトールなどの多価アル
コールとのエステルなどの分子内に重合性不飽和基を2
個以上有する多官能(メタ)アクリル酸エステル類;ビ
ニルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン、アリルトリエトキシシラ
ン、トリメトキシシリルプロピルアリルアミンなどの有
機珪素基含有不飽和単量体類;イソプロペニルオキサゾ
リン、ビニルオキサゾリンなどのオキサゾリン基含有不
飽和単量体類;グリシジルメタクリレート、アリルグリ
シジルエーテルなどのエポキシ基含有不飽和単量体類;
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ−3−クロロプロピ
レンなどのハロヒドリン基含有不飽和単量体類;2−ア
ジリジニルエチルメタクリレートなどのアジリジニル基
含有不飽和単量体類;2−イソシアナートエチルメタク
リレートとエチルアルコールとの反応付加物などのブロ
ック化イソシアネート基含有不飽和単量体類;フッ化ビ
ニル、フッ化ビニリデン、塩化ビニル、塩化ビニリデン
などのハロゲン化不飽和単量体類;ジビニルベンゼン、
ジアリルフタレートなどのエチレン性不飽和基を2個有
する不飽和単量体類;酢酸ビニルなどの、飽和カルボン
酸のビニルエステル類;(メタ)アクリロニトリル;お
よび、アクロレインからなる群から選ばれる少なくとも
1つである。
含有単量体の量は、長側鎖含有重合体を構成する繰り返
し単位中に上記一般式(1)と(2)で表される単位が
50〜100重量%、好ましくは80〜100重量%を
占めるように、長側鎖含有単量体の量を設定すればよ
く、その他の重合性単量体を残部とすればよい。本発明
では、ワックス用単量体成分の円滑な重合の促進のため
にラジカル重合開始剤を用いる。ラジカル重合開始剤は
従来公知のものであれば何でも使用することができ、油
溶性のものおよび水溶性のもののいずれでも使用でき
る。油溶性重合開始剤は、たとえば、アゾビスイソブチ
ロニトリル、アゾビスバレロニトリル、2,2′−アゾ
ビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)、1,1′
−アゾビス−(シクロヘキサン−1−カルボニトリ
ル)、2,2′−アゾビス−(2−アミジノプロパン)
2塩酸塩、4,4′−アゾビス−(4−シアノペンタン
酸)などのアゾ化合物類;ベンゾイルパーオキサイド、
クメンハイドロパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオ
キサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、t−ブ
チルパーオキシ−2−エチルヘキサノエートなどの有機
過酸化物類からなる群から選ばれる少なくとも1つであ
る。水溶性重合開始剤は、たとえば、過硫酸カリウム、
過硫酸アンモニウム、過酸化水素からなる群から選ばれ
る少なくとも1つである。なお、重合速度を速くするた
めには、酸化剤型の重合開始剤を必要に応じて還元剤と
組み合わせてレドックス系開始剤として使用することも
できる。使用される重合開始剤の量は、たとえば、ワッ
クス用単量体成分100重量部あたり0.01〜5重量
部の範囲である。ラジカル重合開始剤の添加は、通常の
ラジカル重合と同様に、適宜の時期に行うことができ
る。
に使用する重合装置は、従来公知のものを適用すること
ができる。重合温度は、たとえば、0〜200℃、好ま
しくは50〜150℃、重合時間は、たとえば、1〜1
5時間である。上記長側鎖含有重合体の変性物を、ポリ
オレフィン系ワックスの存在下に長側鎖含有重合体用単
量体成分を重合して得る場合には、たとえば、ポリオレ
フィン系ワックスを適当な溶剤(たとえば、トルエン、
ベンゼン、ヘキサン、クロロホルム、高沸点石油系溶剤
からなる群から選ばれる少なくとも1つの溶剤などの上
記重合体ワックスが溶解可能な溶剤)に溶解し、このワ
ックス溶液に対してワックス用単量体成分と重合開始剤
を滴下などにより添加してラジカル重合を行うことによ
り、長側鎖含有重合体の変性物が得られる。ポリオレフ
ィン系ワックスとワックス用単量体成分の量は、たとえ
ば、生成する変性物中に長側鎖含有重合体99〜30重
量%、ポリオレフィン系ワックス1〜70重量%の範囲
となるように設定される。
レフィン系ワックスと長側鎖含有重合体とを加熱下に混
合して得る場合には、たとえば、ポリオレフィン系ワッ
クス、長側鎖含有重合体、重合開始剤を適当な溶剤(た
とえば、上記重合体ワックスが溶解可能な溶剤)に溶解
し、50〜180℃の加熱攪拌下に反応を行うことによ
り、長側鎖含有重合体の変性物が得られる。ポリオレフ
ィン系ワックスと長側鎖含有重合体の量は、たとえば、
生成する変性物中に長側鎖含有重合体99〜30重量
%、ポリオレフィン系ワックス1〜70重量%の範囲と
なるように設定される。
水性分散体を得る方法は、乳化重合、懸濁重合、強制乳
化のいずれかによるが、ワックス用単量体成分の液滴を
水性媒体中に分散した状態でラジカル重合するのが好ま
しい。上記重合体ワックスを水性媒体に分散させるため
に用いる分散安定剤としては、公知のアニオン性、カチ
オン性、ノニオン性、両性の界面活性剤および保護コロ
イドが例示される。分散安定剤は、低分子化合物でも高
分子化合物であってもよい。アニオン性界面活性剤とし
ては、アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ、ラウリル硫
酸ソーダ、ナトリウムジオクチルスルホサクシネート、
アルキルフェニルポリオキシエチレンサルフェート(た
とえば、ナトリウム塩またはアンモニウム塩)、ポリカ
ルボン酸型高分子界面活性剤などが挙げられる。カチオ
ン性界面活性剤としては、ラウリルトリメチルアンモニ
ウムクロライドなどが挙げられる。ノニオン性界面活性
剤としては、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレン−ポリオキシプロピレンブロック共重合体な
どが挙げられる。両性界面活性剤としては、ラウリルベ
タインなどが挙げられる。保護コロイドとしては、ポリ
ビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロースなどが
挙げられる。これらの分散安定剤は単独で使用しても2
種以上併用してもよい。
に分散した状態でラジカル重合する方法としては、たと
えば、ワックス用単量体成分、ラジカル重合開始剤、水
性媒体および分散安定剤を混合して強攪拌を加えること
によりワックス用単量体成分を0.5〜30μmの微細
液滴の状態で水性媒体中に分散させ、その分散液の状態
で重合する(すなわち、懸濁重合する)方法が挙げられ
る。強攪拌は、たとえば、ワックス用単量体成分、水性
媒体、ラジカル重合開始剤および分散安定剤を含む予備
分散混合液を高圧ホモジナイザーに導入し、導入された
混合液を該高圧ホモジナイザー内において100〜50
00kgf/cm2 の高圧下で圧送することにより行われる。
(A)の水性分散体を水性分散液のワックス組成物に用
いる場合には、そのまま他の成分と混合すればよく、固
形のワックス組成物に用いる場合には水性分散体より微
粒子状の重合体ワックス(A)を取り出して他の成分と
混合する。本発明で使用される従来のワックス(B)
は、上記重合体ワックス(A)以外のワックスであれば
特に限定はなく、たとえば、カルナバワックス、キャン
デリラワックス、シュガーワックス、ライスワックス、
木ロウ、ベイベリーワックス、オーキュリーワックス、
エスパルトワックスなどの植物系天然ワックス;みつろ
う、昆虫ロウ、鯨ロウ、セラックロウ、ラノリンワック
ス等の動物系天然ワックス;パラフィンワックス、マイ
クロクリスタリンワックス等の石油系天然ワックス;モ
ンタンワックス、オゾケライトワックス、セレシン等の
鉱物系天然ワックス:ヘキストワックス、ポリエチレン
ワックス、ポリプロピレンワックス、カルボワックス、
カスターワックス、フィッシャートロプシュワックス
(サゾールワックス(南アフリカ共和国サゾール社製)
とも言う)等の合成ワックス;高級脂肪酸;高級アルコ
ール;および、高級脂肪酸エステルからなる群から選ば
れる少なくとも1つである。本発明で好ましく使用され
る従来のワックスは、表面潤滑性および光沢に優れると
いう理由で、パラフィンワックス、カルナバワックスお
よびモンタンワックスからなる群から選ばれる少なくと
も1つである。
は、溶剤に溶解しているか、または、固体粒子で存在し
ている。固体粒子は、通常、容積平均粒子径0.5〜3
0μm、好ましくは容積平均粒子径0.5〜10μm、
より好ましくは0.5〜5μmである。容積平均粒子径
が前記範囲を外れると表面潤滑性が低下するおそれがあ
る。
に、必要に応じて、他の添加剤を含む。他の添加剤は、
たとえば、ミネラルスピリット、ケロシン、白灯油、シ
リコーンオイル、水などの溶剤または分散媒体からなる
群から選ばれる少なくとも1つである。本発明のワック
ス組成物は、固体、分散体、溶液のいずれであってもよ
い。
ス(A)10〜90重量%と従来のワックス(B)90
〜10重量%(AとBの合計量は100重量%である)
とを加熱溶融して混合したり、粉砕混合したり、溶剤に
溶解して混合した後に溶剤を除去したりして作られる。
分散体の場合には、たとえば、重合体ワックス(A)1
0〜90重量%と従来のワックス(B)90〜10重量
%(AとBの合計量は100重量%である)とをそれら
が室温では溶解しない有機溶媒に高温で溶解した後、室
温まで冷却してワックスが有機溶媒に分散したペースト
(分散液)としたり、前記ワックスを溶融状態にし、界
面活性剤と水とを混合して強攪拌によりワックスを水中
に分散した後に冷却して分散液を作ったりするといった
方法などにより作られる。
ス(A)10〜90重量%と従来のワックス(B)90
〜10重量%(AとBの合計量は100重量%である)
とを溶媒に溶解させて作られる。
ワックス(A)と従来のワックス(B)を含むので、従
来のワックス(B)だけからなるワックス組成物が光沢
と耐摩耗性の両立ができなかったのに比べると、表面潤
滑性、光沢および耐摩耗性のすべてが良好である。
長側鎖含有重合体の変性物が、ポリオレフィン系ワック
スの存在下に長側鎖含有重合体用重合性単量体成分を重
合して得られた生成物、および、ポリオレフィン系ワッ
クスと長側鎖含有重合体を加熱下に混合して得られた生
成物からなる群から選ばれる少なくとも1つであると、
表面潤滑性、光沢および耐摩耗性がより向上し、更に、
硬度も向上する。
を外れた比較例とを示すが、この発明は下記実施例に限
定されない。なお、以下では、特に断りのない限り
「%」は「重量%」を、「部」は「重量部」をそれぞれ
示すものとする。平均粒子径は容積平均粒子径である。
入管、温度計、滴下ロートを備えたフラスコにトルエン
33部に仕込み、窒素を吹き込みながら80℃まで昇温
した。次に、予め用意しておいたステアリルアクリレー
ト80部とベヘニルアクリレート15部とスチレン5部
とトルエン33部と2,2′−アゾビスイソブチロニト
リル0.4部とからなる重合性単量体溶液を滴下ロート
から2時間かけて滴下し、80℃で重合した。滴下終了
後、還流状態で2時間熟成を行い、固形分60.2%の
トルエン溶液を得た。この溶液をガスクロマトグラフィ
ーにより分析したところ、残存単量体は検出されず、重
合率は100%であった。この溶液について、加水分解
ガスクロマトグラフ分析および 1H−NMR分析を行っ
たところ、次式
含有重合体(ゲルバーミエーションクロマトグラフィー
(GPC)による重量平均分子量Mw=4.2×1
04 )のトルエン溶液であることがわかった。 (製造例2)製造例1と同様のフラスコにポリプロピレ
ンワックス(三井ハイワックスNP055:三井石油化
学(株)製、分子量7000)50部およびトルエン4
7部を仕込み、窒素気流下攪拌しながら還流状態まで昇
温した。これにより、ポリプロピレンワックスがトルエ
ンに溶解した。次に、予め用意しておいたステアリルア
クリレート45部とメチルメタクリレート5部とトルエ
ン20部とベンゾイルパーオキサイド0.4部とからな
る重合性単量体溶液を滴下ロートから2時間かけて滴下
し、還流温度で重合した。滴下終了後、還流状態で2時
間熟成を行った。室温まで冷却して、長側鎖含有重合体
の変性物(長側鎖含有重合体とポリオレフィン系ワック
スのグラフト体と推定される)が平均粒子径1〜2μm
の粒子となってトルエン中に分散したペースト(固形分
60.0%)を得た。この変性物のペーストについて、
ガスクロマトグラフ分析を行ったところ、残存単量体は
検出されず、重合率は100%であった。この変性物の
ペーストについて、加水分解ガスクロマトグラフ分析お
よび 1H−NMR分析を行ったところ、次式
プロピレンワックスに由来する単位を50.5%含む重
合体(GPCによる重量平均分子量Mw=2.5×10
4 )のペーストであることがわかった。 (製造例3)製造例1と同様のフラスコにトルエン33
部を仕込み、窒素を吹き込みながら80℃まで昇温し
た。次に、予め用意しておいたステアリルアクリレート
30部とトルエン66部と2,2′−アゾビスイソブチ
ロニトリル0.4部とからなる重合性単量体溶液を滴下
ロートで2時間かけて滴下し、80℃で重合した。滴下
終了後、還流状態で2時間熟成を行った。続いてポリプ
ロピレンワックス(三井ハイワックスNP055:三井
石油化学(株)製、分子量7000)70部およびベン
ゾイルパーオキサイド0.15部をフラスコに添加し、
還流温度で2時間反応させた。反応混合物を室温まで冷
却して、長側鎖含有重合体の変性物(長側鎖含有重合体
とポリオレフィン系ワックスのグラフト体と推定され
る)が平均粒子径1〜2μmの粒子となってトルエン中
に分散したペースト(固形分60.4%)を得た。この
変性物のペーストについて、ガスクロマトグラフ分析を
行ったところ、残存単量体は検出されず、重合率は10
0%であった。この変性物のペーストについて、加水分
解ガスクロマトグラフ分析および 1H−NMR分析を行
ったところ、次式
レンワックスに由来する単位を70%含む重合体(GP
Cによる重量平均分子量Mw=7.7×104 )のペー
ストであることがわかった。 (比較製造例1)製造例1と同様のフラスコにポリエチ
レンワックス(三井ハイワックス220MP:三井石油
化学(株)製、分子量2000、酸価1.0)100部
およびトルエン67部を仕込み、窒素を吹き込みながら
還流温度まで昇温し、完全溶解させた。この溶液を室温
まで冷却して、ポリエチレンワックスが平均粒子径2〜
10μmの粒子となってトルエン中に分散したペースト
(固形分59.9%)を得た。
ックスのトルエン溶液6.7部、カルナバワックス(野
田ワックス株式会社製、融点80〜85℃)16.0
部、ミネラルスピリット77.3部を均一になるまで8
0℃で攪拌混合し、その後、室温まで冷却し、ワックス
が粒子径1〜10μmの粒子となって溶媒中に分散した
固形分20.0%のワックス組成物を得た。
で得られた重合体ワックスの代わりに製造例2で得られ
た重合体ワックスを用いたこと以外は実施例1と同様に
して本発明のワックス組成物を得た。 (実施例3)実施例1において、製造例1で得られた重
合体ワックスの代わりに製造例3で得られた重合体ワッ
クスを用いたこと以外は実施例1と同様にして本発明の
ワックス組成物を得た。
実施例1と同様の方法で固形分20.0%の比較用ワッ
クス組成物を得た。
成物について、表面潤滑性、光沢、耐摩耗性を調べた。
試験のためのワックス塗膜は、ワックス組成物をJIS
K2236にて調製した塗装板にガーゼを用いて塗り
広げ、室温にて15分間乾燥させ、きれいなガーゼで拭
き上げを行って作製した。表面潤滑性は、摩擦係数測定
装置により、200gfの荷重をかけてステンレススチ
ールボールを用いて測定した摩擦係数で評価した。
面光沢度を5か所測定してその平均値で示した。耐摩耗
性は、S型摩擦試験機を用いて、40回摩擦後の塗膜面
を肉眼観察し、下記の基準で評価した。 ○:良好(摩擦面に変化のないもの) △:普通(摩擦面にある程度の変化(キズ、摩耗)があ
るもの) ×:悪い(摩擦面にかなりの変化(塗膜の消失)がある
もの) 結果を表に示した。
物は、重合体ワックス(A)以外の従来のワックス
(B)からなる比較例1や4のものに比べて耐摩耗性が
優れている。重合体ワックス(A)の量が本発明で規定
する範囲を下回ると比較例2にみるように、耐摩耗性が
低下する。重合体ワックス(A)の量が本発明で規定す
る範囲を上回ると比較例3にみるように、光沢が低下す
る。
クスに比べると、表面潤滑性、光沢および耐摩耗性のす
べてが良好であるので、従来のワックスと同じ用途、た
とえば、自動車用ワックスなどの表面保護剤、家具用ワ
ックス、皮革用ワックスなどの艶出し剤、紙や布などの
仕上げ剤などとして使用され、従来のワックスよりも優
れた潤滑性と光沢を有する表面を形成することができ
る。
長側鎖含有重合体の変性物が、ポリオレフィン系ワック
スの存在下に長側鎖含有重合体用重合性単量体成分を重
合して得られた生成物、および、ポリオレフィン系ワッ
クスと長側鎖含有重合体を加熱下に混合して得られた生
成物からなる群から選ばれる少なくとも1つであると、
更に硬度が高く、耐久性に優れる。
Claims (3)
- 【請求項1】下記一般式(1)および(2)で示される
繰り返し単位から選ばれる少なくとも1つを50〜10
0重量%の範囲で有する長側鎖含有重合体と前記長側鎖
含有重合体の変性物とから選ばれる少なくとも1つの重
合体ワックス(A)と、天然ワックスと前記重合体ワッ
クス(A)以外の合成ワックスとから選ばれる少なくと
も1つのワックス(B)と、を含むワックス組成物。 【化1】 【化2】 - 【請求項2】前記長側鎖含有重合体の変性物が、ポリオ
レフィン系ワックスの存在下に長側鎖含有重合体用重合
性単量体成分を重合して得られた生成物と、ポリオレフ
ィン系ワックスおよび前記長側鎖含有重合体を加熱下に
混合して得られた生成物とからなる群から選ばれる少な
くとも1つである、請求項1に記載のワックス組成物。 - 【請求項3】重合体ワックス(A)を10〜90重量
%、ワックス(B)を90〜10重量%(ただし、
(A)と(B)の合計量は100重量%である)含む請
求項1または2に記載のワックス組成物。
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---|---|---|---|
JP10881794A JP3549920B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | ワックス組成物およびその製造方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005533876A (ja) * | 2002-06-05 | 2005-11-10 | クラリアント・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング | 微細に粉砕されたワックスのワックス混合物 |
JP2012522062A (ja) * | 2009-03-28 | 2012-09-20 | ハンツマン・テキスタイル・エフェクツ(ジャーマニー)・ゲーエムベーハー | 織物布を処理するためのフッ素フリー水性分散体 |
JP2017521518A (ja) * | 2014-07-04 | 2017-08-03 | アルフローマ アイピー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | フッ素非含有撥水性組成物 |
-
1994
- 1994-05-23 JP JP10881794A patent/JP3549920B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4769457B2 (ja) * | 2002-06-05 | 2011-09-07 | クラリアント・プロドゥクテ・(ドイチュラント)・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 微細に粉砕されたワックスのワックス混合物 |
JP2012522062A (ja) * | 2009-03-28 | 2012-09-20 | ハンツマン・テキスタイル・エフェクツ(ジャーマニー)・ゲーエムベーハー | 織物布を処理するためのフッ素フリー水性分散体 |
JP2017521518A (ja) * | 2014-07-04 | 2017-08-03 | アルフローマ アイピー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | フッ素非含有撥水性組成物 |
US11072885B2 (en) | 2014-07-04 | 2021-07-27 | Archroma Ip Gmbh | Fluorine-free water-repellent composition |
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---|---|
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