JPH0731612Y2 - 車両用伸縮アンテナ - Google Patents

車両用伸縮アンテナ

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JPH0731612Y2
JPH0731612Y2 JP1990070751U JP7075190U JPH0731612Y2 JP H0731612 Y2 JPH0731612 Y2 JP H0731612Y2 JP 1990070751 U JP1990070751 U JP 1990070751U JP 7075190 U JP7075190 U JP 7075190U JP H0731612 Y2 JPH0731612 Y2 JP H0731612Y2
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JP
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pipe
spacer
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pole
supply pipe
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正栄 佐藤
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株式会社三ツ葉電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自家用車等の車両に搭載される車両用伸縮ア
ンテナに関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種車両に搭載されるアンテナのなかには、
複数の異径ポール(筒体)を入り子継ぎ手(テレスコピ
ツク継ぎ手)構造に連結して伸縮するようにした所謂ポ
ールアンテナ方式のものがある。ところでこのものにお
いて、ポールアンテナの組付けは、第5図に示す如く、
給電パイプ23の内周にパイプスペーサ24を抜止め状に取
付け、該パイプスペーサ24の内周面にポールアンテナの
最終ポール2cを摺動自在に支持するようにしていた。
しかるに従来、パイプスペーサ24の給電パイプ23に対す
る抜止めは、給電パイプ23にパイプスペーサ24を内嵌セ
ツトした状態で、給電パイプ23を外周側から打点ボス出
し加工やカールめ加工等の特殊加工をしてパイプスペ
ーサ24の外周に形成される凹部24aに係合せしめること
によつて行つていた。しかるにこのものでは、給電パイ
プ23の外周からの抜止め加工が面倒かつ煩雑である許り
でなく、この加工が、給電パイプ23にパイプスペーサ24
を内嵌セツトした後加工状態で行われるため、加工時の
負荷によつて給電パイプ23やパイプスペーサ24が変形し
て真円度が低下し、最終ポールの摺動抵抗が大きくなつ
て円滑な伸縮作動が損なわれる許りでなく、パイプスペ
ーサが割れたりする不具合が有り、そのうえパイプスペ
ーサの押し込み不足の状態のまま抜止め加工をしてしま
うこともあつてこれらの改善をする必要が有る。
[課題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一掃
することができる車両用伸縮アンテナを提供することを
目的として創案されたものであつて、径の異なつた複数
のポールを入り子継ぎ手構造に組込んで伸縮自在に構成
されるポールアンテナと、該ポールアンテナが遊嵌状に
内嵌し、かつポールアンテナの最大径を有した最終ポー
ルに電気的に接触する接触片が下端部に形成された金属
製の給電パイプと、絶縁部材からなり、給電パイプの内
周側に一体的に取付けられて、内周面で最終ポールを摺
動自在に支持するパイプスペーサと、前記給電パイプの
外周側に一体的に取付けられて給電パイプの支持をする
ベースパイプと、パイプスペーサの上端部に外嵌し、ベ
ースパイプ上端部外周に刻設した螺子部に螺合する締付
けナツトとからなり、前記パイプスペーサおよび給電パ
イプの上端には、ベースパイプの上端と締付けナツトに
形成の突当て部とによつて突当て状に挟持される鍔部を
それぞれ形成する一方、前記パイプスペーサには、給電
パイプの内周面を摺動する係止爪を形成し、給電パイプ
の上下方向中間部には、スペーサ側鍔部がパイプ側鍔部
に突き当たる位置まで押し込むことで前記係止爪が嵌合
係止してパイプスペーサの給電パイプからの抜止めをす
る係止孔を穿設すると共に、パイプスペーサの係止爪が
形成される部位の内径を最終ポール外周面から離間する
よう大径にしたことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、パイプスペーサの
抜止めを、予めパイプスペーサおよび給電パイプに施し
た加工によつて行うようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1は車両の外板であつて、該外板1にアン
テナ2が一体的に取付けられるが、該アンテナ2は次の
ように構成されている。つまりアンテナ2は、上端に球
状のキヤツプ2aが取付けられた最も小径の第一ポール2b
から最大径の最終ポール2cまでの複数本のポール(実施
例では都合4本のポール)を入り子継ぎ手構造に組付け
て伸縮自在に構成されているが、キヤツプ2aの外周に
は、最終ポール2cの外径と同じに設定される嵌入部2dが
形成されている。
3は導電性部材によつて形成される給電パイプであつ
て、該給電パイプ3は、前記最終ポール2cの外径よりも
僅かに大径になつており、そして給電パイプ3の上端部
には、合成樹脂材等の絶縁性部材によつて形成されるパ
イプスペーサ4が内嵌している。つまりパイプスペーサ
4には、下端部に係止爪4aが形成されていると共に、上
端部外周には鍔部4bが形成されているが、さらに係止爪
4aが形成される部位の内径Aは、ポール摺動面の内径B
よりも大径(A>B)になつていて、最終ポール2cの外
周面からは離間するようになつている。
一方、給電パイプ3の上端には、R状に拡開形成された
鍔部3bが形成されている。そしてパイプスペーサ4は、
給電パイプ3に対して上端から嵌め込み、スペーサ鍔部
4bがパイプ鍔部3bに突き当たるまで押し込むと、係止爪
4aは、給電パイプ3の内周面を摺動し、そして給電パイ
プ3に切欠き形成した係止孔3aに係止して抜止め状態で
内嵌組付けされることになるが、前記両鍔部3b、4b同志
の突き当て面間にはさらに平板状のリング5が介装され
ており、この様にして組込まれたパイプスペーサ4の内
周に、最終ポール2cの外周が摺動自在に内嵌している。
そしてアンテナ2を収納した状態ではキヤツプ2aの嵌入
部2dがパイプスペーサ4の上端部に内嵌支持される構成
になつている。
さらに給電パイプ3におけるパイプスペーサ4の下端位
置よりも下側中途部には、接触片3cが切欠形成され、か
つ内方に向けて折曲されており、前記最終ポール2cの外
周面に対して電気的接触をするよう摺接している。また
給電パイプ3の下端には複数(実施例では三個所)の絞
り部3dが形成されており、そしてアンテナ2を最長状態
に延ばしたとき、最終ポール2cの下端部に一体的に内嵌
したストツパピース6の鍔部6aが絞り部3dに下側から接
当することになつて、アンテナ2の抜止めをする構成に
なつている。
また7は給電パイプ3の外周に嵌着するベースパイプで
あつて、該ベースパイプ7は、上端がパイプ鍔部3bの下
面に突き当たる状態でアンテナ2に組付けられ、さらに
上端部外周には螺子部7aが刻設されており、ここに締付
けナツト8を螺合緊締して組付けることになるが、締付
けナツト8には上記スペーサ鍔部4bの上面に突き当たる
突き当て部8aが形成されている。そして締付けナツト8
を螺子部7aに締付けることによつて、給電パイプ3とパ
イプスペーサ4との鍔部3b、4bは、あいだに平板状リン
グ5が介在する状態で、ベースパイプ7の上端と締付け
ナツト8の突き当て部8aとによつて締付け固定される構
成になつている。
尚、図中、9はアース金具、10は防水ゴム、11はインシ
ユレータキヤツプである。
叙述のごとく構成された本考案の実施例において、前述
したようにアンテナ2を組付けるにあたり、パイプスペ
ーサ4を給電パイプ3に抜止め状態で内嵌するには、パ
イプスペーサ4を給電パイプ3の上端から入れ、スペー
サ側端部4bがパイプ側鍔部3bに突き当たるまで押し込む
ことで、係止爪4aが係止孔3aに自動的に嵌合係止するこ
とになり、これによつてパイプスペーサ4は給電パイプ
3に対して抜止め状態で取付けられることになる。
この様に、本考案が実施例されたものにおいては、パイ
プスペーサ4の給電パイプ3に対する抜止めは、パイプ
スペーサ4を、鍔部4bが給電パイプ3の鍔部3bに突き当
たるまで押し込んで、予めパイプスペーサ4に形成され
る係止爪4aを、矢張り予め給電パイプ3に形成される係
止孔3aに嵌合係止せしめるだけで良く、従つて従来のよ
うに、パイプスペーサ4を給電パイプ3に押し込んだ
後、面倒な抜止め加工をする必要が全く無くなつて、作
業性の大幅な向上が計れる許りでなく、給電パイプ3や
パイプスペーサ4に加工負荷が働いて変形してしまうこ
とも確実に回避できて、パイプスペーサ4等が変形した
り割れたりする不具合を防止できて、最終ポール2cの摺
動を損なうことが無い。
しかもパイプスペーサ4の係止爪4aが形成される部位の
内径Aは、最終ポール2cが摺動する面の内径Bよりも大
きくなつていて、最終ポール2cから離間する構成になつ
ている。このため、パイプスペーサ4の押し込み作業
時、係止爪4aが給電パイプ3の内周面を摺動する際に内
径方向に変形した状態になつても、パイプスペーサ4の
係止爪4aが形成される部位は、前記内径が大きくなつた
分(A−B)だけ余裕が有るため、最終ポール2cに対し
て殆ど干渉しない状態となり、パイプスペーサ4に抜止
め用の係止爪4aを形成したにも拘らず、パイプスペーサ
4の押し込み作業が妨げられることがなく、給電パイプ
3が変形したりする不具合がない。
因みに、給電パイプ3に係止孔3aを形成するにあたり、
これを接触片3cと同一線上に位置するよう形成すれば、
係止孔3aが接触片3cを形成するために必要なプレス加工
によつて同時にできることになつて作業性の向上が計れ
ることになり都合が良い。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、パイプスペーサを組み込むにあたり、パイプス
ペーサを、スペーサ側鍔部をパイプ側鍔部に突き当たる
まで押し込むことで、パイプスペーサに形成の係止爪が
給電パイプに形成の係止孔に自動的に嵌合係止すること
になつて抜止め状に組込まれる。従つて、従来のように
パイプスペーサを給電パイプに押し込んだ後に給電パイ
プの外周から面倒な抜止め加工をする必要が全く無くな
つて、作業性の大幅な向上が計れるうえ、給電パイプや
パイプスペーサに抜け止め加工時の負荷が働くことも無
く、抜止め加工の負荷によつてパイプスペーサ等が変形
したり割れたりする不具合を確実に防止できて、最終ポ
ールの円滑な摺動作動を確保できることとなる。
そしてパイプスペーサの前記抜止め状の組込みは、スペ
ーサ側鍔部をパイプ側鍔部に突き当てるまで押し込むこ
とでなされる構成になつているため、パイプスペーサの
押し込み不足や過剰押し込みを回避できて、信頼性の高
いパイプスペーサの組込みができる。
しかもパイプスペーサの係止爪が形成される部位の内径
は、最終ポールから離間するよう大径に形成されている
ため、パイプスペーサの押し込み作業時、係止爪が給電
パイプの内周面を摺動するとき内径方向に変形した状態
になつても、大径になつた分だけ余裕が有ることとなつ
て最終ポールに対して殆ど干渉しない状態となり、この
結果、パイプスペーサに、給電パイプの内周面を摺動す
る抜止め用の係止爪を形成したにも拘らず、パイプスペ
ースの押し込み作業が妨げられることがなく、給電パイ
プが変形したりする不具合がない。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る車両用伸縮アンテナの実施例を示
したものであつて、第1図はアンテナ部の断面図、第2
図は伸長状態のアンテナの一部断面図、第3図は一部を
断面した要部正面図、第4図A、B、Cはパイプスペー
サの正面図、一部断面側面図、底面図、第5図は従来例
を示すアンテナ部の断面図である。 図中、2はアンテナ、2cは最終ポール、3は給電パイ
プ、3aは係止孔、3bは鍔部、3cは接触片、4はパイプス
ペーサ、4aは係止爪、4bは鍔部、7はベースパイプ、8
は締付けナツトである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】径の異なつた複数のポールを入り子継ぎ手
    構造に組込んで伸縮自在に構成されるポールアンテナ
    (2)と、該ポールアンテナが遊嵌状に内嵌し、かつポ
    ールアンテナの最大径を有した最終ポールに電気的に接
    触する接触片が下端部に形成された金属製の給電パイプ
    (3)と、絶縁部材からなり、給電パイプの内周側に一
    体的に取付けられて、内周面で最終ポールを摺動自在に
    支持するパイプスペーサ(4)と、前記給電パイプの外
    周側に一体的に取付けられて給電パイプの支持をするベ
    ースパイプ(7)と、パイプスペーサの上端部に外嵌
    し、ベースパイプ上端部外周に刻設した螺子部に螺合す
    る締付けナツト(8)とからなり、前記パイプスペーサ
    および給電パイプの上端には、ベースパイプの上端と締
    付けナツトに形成の突当て部とによつて突当て状に挟持
    される鍔部(3b、4b)をそれぞれ形成する一方、前記パ
    イプスペーサには、給電パイプの内周面を摺動する係止
    爪(4a)を形成し、給電パイプの上下方向中間部には、
    スペーサ側鍔部がパイプ側鍔部に突き当たる位置まで押
    し込むことで前記係止爪が嵌合係止してパイプスペーサ
    の給電パイプからの抜止めをする係止孔(3a)を穿設す
    ると共に、パイプスペーサの係止爪が形成される部位の
    内径を最終ポール外周面から離間するよう大径にしたこ
    とを特徴とする車両用伸縮アンテナ。
JP1990070751U 1990-07-03 1990-07-03 車両用伸縮アンテナ Expired - Lifetime JPH0731612Y2 (ja)

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JP1990070751U JPH0731612Y2 (ja) 1990-07-03 1990-07-03 車両用伸縮アンテナ
US07/723,378 US5187492A (en) 1990-07-03 1991-06-28 Structure for mounting telescopic antenna for automobile
CA002046158A CA2046158C (en) 1990-07-03 1991-07-03 Structure for mounting telescopic antenna for automobile

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JPH0428144U JPH0428144U (ja) 1992-03-05
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6144910B2 (ja) * 1982-04-30 1986-10-04 Kasei Optonix

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6144910U (ja) * 1984-08-25 1986-03-25 株式会社ヨコオ 車載アンテナの取付装置
JPS62105611U (ja) * 1985-12-20 1987-07-06

Patent Citations (1)

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JPS6144910B2 (ja) * 1982-04-30 1986-10-04 Kasei Optonix

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JPH0428144U (ja) 1992-03-05

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