JPH07316043A - 医療用貼付剤 - Google Patents

医療用貼付剤

Info

Publication number
JPH07316043A
JPH07316043A JP11090994A JP11090994A JPH07316043A JP H07316043 A JPH07316043 A JP H07316043A JP 11090994 A JP11090994 A JP 11090994A JP 11090994 A JP11090994 A JP 11090994A JP H07316043 A JPH07316043 A JP H07316043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
acrylate
sensitive adhesive
pressure
adhesive layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11090994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3480984B2 (ja
Inventor
Takayuki Oka
孝之 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP11090994A priority Critical patent/JP3480984B2/ja
Publication of JPH07316043A publication Critical patent/JPH07316043A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3480984B2 publication Critical patent/JP3480984B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】含水性粘着剤からなる粘着剤層とフィルム状の
支持体とのアンカー力を向上させることにより、粘着剤
層とフィルム状支持体との接着性が優れた医療用貼付剤
を提供する。 【構成】フィルム状の支持体の片面に含水性粘着剤層が
設けられた貼付剤であって、該支持体と該粘着剤層との
間に、アミノ基を含有するモノエチレン系不飽和ラジカ
ル重合性モノマーと(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルとの共重合体からなるプライマー層が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医療用貼付剤に関し、特
にフィルム状の支持体と粘着剤層との接着性を改善した
医療用貼付剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、薬物の経皮投与手段として医
療用貼付剤が挙げられ、例えば、このような貼付剤とし
て、天然ゴム系、合成ゴム系、アクリル系等の粘着剤に
経皮吸収性薬物を含有させたテープ剤;プラスター剤;
ゼラチン、ポリアクリル酸塩、ポリビニルアルコール等
の水溶性高分子と水とを媒体として該媒体中に経皮吸収
性薬物を含有させたパップ剤が汎用されている。これら
の医療用貼付剤において、粘着剤層を含水性粘着剤から
形成する場合、皮膚から蒸散する水分を吸収し、皮膚刺
激性を低くすることが知られている。
【0003】しかしながら、含水性粘着剤からなる粘着
剤層は、フィルム状の支持体に対して大きなアンカー効
果を発揮しにくく、接着性が不十分となるため、界面剥
離を起こし易いという問題点があった。このため、従来
より含水性粘着剤が用いられる医療用貼付剤には、その
支持体として不織布を使用するケースが多かった。しか
し、不織布支持体は、粘着剤層の水分が揮散し易く、粘
着剤層の水分量の変化によって、粘着物性や柔らかさな
どが経時的に変化する共に、微量含有薬物のドーズコン
トロールが難しくなるという問題点があった。
【0004】上記粘着剤層の水分量を一定に保つための
支持体として、不織布にフィルム等をラミネート加工し
た積層体が提案されている(特開昭63−238017
号公報)。しかしながら、このような積層体は、厚くな
って柔軟性が低下するため、使用感が悪くなると共に、
薬剤が不織布に溶解又は吸着されることがあり、薬剤の
安定性や放出性に悪影響を及ぼすという問題点があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、含水性粘着剤からなる粘着剤層とフィルム状の支持
体とのアンカー力を向上させることにより、粘着剤層と
フィルム状支持体との接着性が優れた医療用貼付剤を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明で使用されるフィ
ルム状の支持体としては、柔軟性を有すると共に貼付剤
に自己支持性を付与し、粘着剤層の薬物の揮散や移行を
防止するものが好ましく、このようなフィルム状支持体
の素材としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブタジエン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−アルキル
(メタ)アクリレート共重合体、ポリブテン等のポリオ
レフィン系重合体;スチレン−イソプレン−スチレンブ
ロック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロ
ック共重合体及びこれらの水素添加物等のポリスチレン
系共重合体;ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデン−エ
チレン共重合体等の塩化ビニリデン系重合体;ポリ塩化
ビニル、塩化ビニル−エチレン共重合体、塩化ビニル−
アクリル酸アルキルエステル共重合体等の塩化ビニル系
(共)重合体;シリコン樹脂;ポリフッ化エチレン;ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト等のポリエステル;ポリウレタン;ポリアミド等が挙
げられ、好ましくは柔軟性を有し人体の動きに追随でき
るものである。上記フィルムは単層で用いられてもよ
く、二種以上の積層体として用いられてもよい。
【0007】上記フィルム状支持体の厚さは、500μ
m以下が好ましく、より好ましくは40〜200μmで
ある。また、フィルム状支持体の粘着剤層形成面には、
必要に応じて、コロナ放電処理、薬品酸化処理、オゾン
処理などが施されていてもよい。
【0008】本発明の医療用貼付剤には、支持体と粘着
剤層との間にプライマー層が設けられる。
【0009】上記プライマー層は、アミノ基を含有する
モノエチレン系不飽和ラジカル重合性モノマーと、(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルとを構成成分とする共
重合体から形成される。上記アミノ基を含有するモノエ
チレン系不飽和ラジカル重合性モノマーとしては、一般
式CH=CR1 −CO−A−R2 −NR3 で表されるの
が好ましい。
【0010】式中、R1 、A、R2 及びR3 は次のもの
を示す。R1 は水素原子又はアルキル基を示し、好まし
くはメチル基である。Aは酸素原子又はイミノ基を示
し、好ましくは−NH−である。R2 は直鎖状又は分岐
状のアルキレンであり、好ましくは炭素数2〜8のアル
キレンである。R3 は水素原子又は炭素数22までの有
機残基を示し、好ましくはアルキル基、アリール基又は
アラルキル基である。
【0011】第三級アミノ基を含有するモノエチレン系
不飽和ラジカル重合性モノマーとしては、例えば、ジメ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、 ジエチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、ジブチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、モルホリノエチル(メタ)ア
クリレート、ピペリゾノエチル(メタ)アクリレート、
ジメチルアミノ−2−プロピル(メタ)アクリレート、
ジメチルアミノネオペンチル(メタ)アクリレート、ジ
メチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジエチル
アミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジブチルアミノ
エチル(メタ)アクリルアミド、モルホリノエチル(メ
タ)アクリルアミド、ピペリゾノエチル(メタ)アクリ
ルアミド、ジメチルアミノ−2−プロピル(メタ)アク
リルアミド、ジメチルアミノネオペンチル(メタ)アク
リルアミド等が挙げられる。
【0012】上記共重合体においてアミノ基を含有する
モノエチレン系不飽和ラジカル重合性モノマーの量は、
少なくなると親水性が低下して含水性接着剤との接着性
が向上せず、高くなると疎水性の支持体との高い接着性
が得られなくなるので、共重合体構成成分中5〜80重
量%が好ましい。上記モノエチレン系不飽和ラジカル重
合性モノマーのアミノ基は、必要に応じて、塩酸などに
よって第四級アンモニウム塩として用いてもよい。
【0013】上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル
としては、炭素数1〜18のものが好ましく、例えば、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル
酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、
(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、(メタ)ア
クリル酸n−ドデシル等が挙げられる。
【0014】上記共重合体には、プライマー層の親水性
や柔軟性を阻害しない範囲で、他の共重合性モノマーが
添加されてもよい。このような共重合性モノマーとして
は、例えば、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリ
ル酸、(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステ
ル、(メタ)アクリル酸ポリアルキレングリコールエス
テル、エチレン、ビニルアセテート、ビニルプロピオネ
ート、N−ビニル−2−ピロリドン等が挙げられる。こ
れらの共重合性モノマーの含有量は共重合体構成成分中
20重量%未満が好ましい。
【0015】上記共重合体は、従来公知の方法によって
製造することができ、例えば、水中又は有機溶媒中での
重合、水相中の乳化重合(酸の形での共重合体は水溶性
が低下する)等によって製造される。この共重合体は溶
液又は水分散液として得られるので、例えば、噴霧乾燥
などによって粉体となされる。
【0016】上記共重合体の分子量は、小さくなると成
形性が悪くなり、大きくなると加工性が低下するので、
重量平均分子量1×104 〜3×106 が好ましい。
【0017】上記共重合体には、必要に応じて、多官能
イソシアネート化合物、多官能エポキシ化合物、メラミ
ン樹脂、有機又は無機過酸化物等の架橋剤が添加されて
もよい。また、必要に応じて、光架橋や放射線架橋など
が行われてよい。
【0018】上記プライマー層を形成する方法として
は、例えば、上記共重合体をメタノール等の揮発性用溶
剤に溶解させ、バーコーター、グラビヤ塗工機などで塗
工し、乾燥する方法が挙げられる。
【0019】上記プライマー層の厚さは、薄くなっても
厚くなってもアンカー性改善効果が得られなくなるの
で、0.1〜5μmが好ましい。
【0020】本発明で使用される含水性粘着剤層は、そ
の主成分である含水性粘着剤から形成される。上記含水
性粘着剤としては、例えば、ゼラチン等のタンパク質
類;寒天、マンナン、アルギン酸等の多糖類;カルボキ
シメチルセルロース、メチルセルロース等のセルロース
誘導体;ポリ(メタ)アクリル酸(塩)、(メタ)アク
リル酸−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合
体、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、カル
ボキシビニルポリマー等の(メタ)アクリル系ポリマー
類;ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、部
分ケン化ポリビニルアルコール、アセタール化ポリビニ
ルアルコール等のポリビニルアルコール類;ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレン−
プロピレングリコール共重合体等のポリアルキレングリ
コール;ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルエチル
エーテル等のポリビニルアルキルエーテル類;ポリアク
リルアミド、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、ダ
イアセトンアクリルアミド等のアクリルアミド類;ポリ
ビニルアセトアミド、トラガントガム、ローカストビー
ンガム等のガム類などが挙げられ、これらの一種又は二
種以上が用いられる。また、これらの金属塩又は架橋剤
による架橋体が用いられてもよい。
【0021】上記含水性粘着剤層における含水性粘着剤
の含有量は、0.1〜90重量%が好ましく、より好ま
しくは5〜70重量%である。
【0022】上記含水粘着剤層には、可塑性を付与する
ために、必要に応じて、グリセリン、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、
ソルビトール、マルチトール、ポリエチレングリコール
等の多価アルコールの一種又は二種以上が含有されても
よい。これらの含有量は、1〜70重量%が好ましく、
より好ましくは5〜60重量%である。
【0023】上記含水性粘着剤層の含水率は、低くなる
と十分な貼付力が得られず、高くなると貼付剤としての
形状保持が難しくなるので、0.1〜70重量%が好ま
しく、より好ましくは1〜50重量%である。
【0024】上記含水性粘着剤層には、薬物の溶解性を
高めるために、ステアリン酸n−ブチル、ミリスチン酸
イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル等の溶解剤
や、粘着剤層中の水と乳化させるための界面活性剤が添
加されてもよい。また、含水性粘着剤層には、必要に応
じて、粘着付与剤、安定剤、酸化防止剤、充填剤等が添
加されてもよい。
【0025】上記含水性粘着剤層には、薬物を含有させ
ることにより、医療用貼付剤が得られる。薬物として
は、特に限定されず、例えば、サリチル酸メチル、イン
ドメタシン等の消炎鎮痛剤;抗炎症剤;冠血管拡張剤;
精神安定剤;抗高血圧剤、抗生物質;抗菌性物質;抗ヒ
スタミン剤などが挙げられる。上記含水性粘着剤層にお
ける薬物の含有量は、1〜30重量%が好ましい。
【0026】上記含水性粘着剤層を形成する方法として
は、従来公知の粘着テ−プの製造方法が使用可能であ
り、例えば、含水性粘着剤を支持体上のプライマー層に
直接塗布する方法;含水性粘着剤を一旦、剥離性表面を
有する平坦な無端ベルト上に塗布、乾燥して粘着剤層を
形成した後、この粘着剤層をプライマー層を形成した支
持体のプライマー層上に圧着して転写する方法などが挙
げられる。
【0027】上記含水性粘着剤層の厚さは、薄くなると
必要量の薬物を含有させることができず、厚くなると支
持体付近の粘着剤層に含有される薬物が十分に拡散せ
ず、薬物利用率が低下するので、30〜1,000μm
が好ましい。
【0028】また、本発明の貼付剤が医療用貼付剤とし
て用いられる場合は、粘着剤層を保護するために粘着剤
層上に剥離紙が積層されてもよい。このような剥離紙と
しては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエ
チレンコート上質紙、ポリプロピレンフィルム等にシリ
コン処理されたものが用いられる。剥離紙の厚さは30
0μm以下が好ましく、より好ましくは10〜200μ
mである。
【0029】
【作用】本発明の医療用貼付剤は、支持体上にプライマ
ー層が設けられることにより、プライマーの疎水成分が
支持体面に接着し、親水性成分が含水性粘着剤層と接着
するので、支持体と粘着剤層とはプライマー層を介して
強固に接着する。
【0030】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。 (実施例1)50μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合
体フィルム支持体上に、メタクリル酸ジメチルアミノエ
チル−メタクリル酸メチル−メタクリル酸ブチル(重量
比1:2:1)共重合体(Rohm Pharma社製
「EUDRAGIT E−100」)の10重量%メタ
ノール溶液を、乾燥後の厚さが1μmとなるように塗布
し、60℃で3分間乾燥してプライマー層を形成した。
次いで、このプライマー層上に含水性粘着剤を塗布し、
乾燥後の厚さ200μmの含水性粘着剤層を形成し、医
療用貼付剤を得た。尚、含水性粘着剤としては、ポリア
クリル酸塩10重量%、水50重量%、グリセリン35
重量%及び乾燥水酸化アルミニウムゲル5重量%からな
る混合物を使用した。
【0031】(実施例2)支持体として、50μm厚の
ポリエチレンフィルムを使用したこと以外は、実施例1
と同様にして、医療用貼付剤を作製した。
【0032】(実施例3)支持体として、50μm厚の
ポリエチレンテレフタレートフィルムを使用したこと以
外は、実施例1と同様にして、医療用貼付剤を作製し
た。
【0033】(実施例4)含水性粘着剤として、ポリビ
ニルピロリドン20重量%、エチレングリコール10重
量%、ポリエチレングリコール30重量%及びエタノー
ル40重量%からなる混合物を使用し、粘着剤塗布後6
0℃で3分間乾燥して含水性粘着剤層を形成したこと以
外は、実施例1と同様にして、医療用貼付剤を作製し
た。
【0034】(実施例5)含水性粘着剤として、N−ビ
ニルアセトアミド8重量%、乾燥水酸化アルミニウムゲ
ル1重量%、グリセリン40重量%、酒石酸1重量%及
び水50重量%かたなる混合物を使用したこと以外は、
実施例1と同様にして、医療用貼付剤を作製した。
【0035】(実施例6)プライマーとして、メタクリ
ル酸塩化トリメチルアンモニウムチル−アクリル酸エチ
ル−メタクリル酸メチル(重量比0.2:1:2)共重
合体(RohmPharma社製「EUDRAGIT
RS POL」)の10重量%メタノール溶液を使用し
たこと以外は、実施例1と同様にして、医療用貼付剤を
作製した。
【0036】(比較例1)プライマーを全く使用しなか
ったこと以外は、実施例1と同様にして、医療用貼付剤
を作製した。
【0037】(比較例2)プライマーを全く使用しなか
ったこと以外は、実施例2と同様にして、医療用貼付剤
を作製した。
【0038】(比較例3)プライマーを全く使用しなか
ったこと以外は、実施例3と同様にして、医療用貼付剤
を作製した。
【0039】貼付剤のアンカー力試験 上記実施例及び比較例で得られた貼付剤につき、下記の
アンカー力試験を行い、その結果を表1に示した。JI
S Z0237に準拠して、医療用貼付剤を幅15m
m、長さ100mmに切り取って試料とし、この試料を
表面にアクリル系粘着剤両面テープを接着したステンレ
ス板の中央部に貼り、一昼夜放置後180度定速剥離試
験(剥離速度100mm/分、温度35±1℃、相対湿
度50%)を行い、剥離強度をアンカー力とした。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明の医療用貼付剤の構成は、上述の
通りであり、フィルム状の支持体上にアミノ基を含有す
るモノエチレン系不飽和ラジカル重合性モノマーと(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルとの共重合体からなる
プライマー層が設けられているので、支持体と粘着剤層
との接着力が著しく向上すると共に、安定した接着力を
発揮する。従って、含水性接着剤の低皮膚刺激性を利用
して、種々の目的の医療用貼付剤を容易に設計すること
ができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルム状の支持体の片面に含水性粘着剤
    層が設けられた貼付剤であって、該支持体と該粘着剤層
    との間に、アミノ基を含有するモノエチレン系不飽和ラ
    ジカル重合性モノマーと(メタ)アクリル酸アルキルエ
    ステルとの共重合体からなるプライマー層が設けられて
    いることを特徴とする医療用貼付剤。
JP11090994A 1994-05-25 1994-05-25 医療用貼付剤 Expired - Lifetime JP3480984B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11090994A JP3480984B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 医療用貼付剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11090994A JP3480984B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 医療用貼付剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07316043A true JPH07316043A (ja) 1995-12-05
JP3480984B2 JP3480984B2 (ja) 2003-12-22

Family

ID=14547727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11090994A Expired - Lifetime JP3480984B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 医療用貼付剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3480984B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001213768A (ja) * 2000-02-01 2001-08-07 Okayama Taiho Pharmaceutical Co Ltd パップ剤
JP2006055554A (ja) * 2004-08-24 2006-03-02 Tac Kasei Kk ロール状ゲルシート
JP2008094794A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Nippon Denshi Seiki Kk 貼付剤

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001213768A (ja) * 2000-02-01 2001-08-07 Okayama Taiho Pharmaceutical Co Ltd パップ剤
JP2006055554A (ja) * 2004-08-24 2006-03-02 Tac Kasei Kk ロール状ゲルシート
JP2008094794A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Nippon Denshi Seiki Kk 貼付剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP3480984B2 (ja) 2003-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3311344B2 (ja) 持続弾性の圧感性皮膚接着剤、それを含有する水溶液、基体上に皮膚接着剤を設ける方法、創傷絆創膏および経皮作用性医薬
JP2849950B2 (ja) 経皮吸収製剤
JP4323138B2 (ja) 経皮吸収型製剤およびその製造方法
WO2005099766A1 (ja) 架橋型皮膚用粘着剤
JP4466977B2 (ja) 経皮的治療システム
JP2003313122A (ja) ビソプロロール含有貼付剤
KR950014444B1 (ko) 니트로글리세린의 경피 투여형 약제
JPS60123417A (ja) 薬物投与部材
JP3014188B2 (ja) アクリル系ゲル材およびアクリル系ゲル製剤
JP3480984B2 (ja) 医療用貼付剤
JP3554573B2 (ja) アスピリン含有経皮吸収製剤
JP3465949B2 (ja) 貼付剤
JPS60123416A (ja) 薬物投与部材
JPS6066759A (ja) 医薬製剤
JPH07116025B2 (ja) 貼付剤
JPS5846959A (ja) 貼付剤の製造方法
JP3676567B2 (ja) 医療用粘着剤組成物及び医療用貼付剤
JPH0769869A (ja) ブニトロロール含有貼付製剤
JP3233705B2 (ja) 貼付剤
JP3432305B2 (ja) 医療用貼付剤
JP3525225B2 (ja) エペリゾンまたはトルペリゾン経皮吸収テープ剤またはパッチ剤、およびその製造方法
JP2681375B2 (ja) 治療用接着製剤
KR100394830B1 (ko) 스코폴아민패치
JPS62263120A (ja) 貼付剤
JP3277239B2 (ja) エペリゾンまたはトルペリゾン外用貼付剤

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081010

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081010

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091010

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091010

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101010

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term