JPH0731583U - 安全灯付きサドル - Google Patents
安全灯付きサドルInfo
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- JPH0731583U JPH0731583U JP6676093U JP6676093U JPH0731583U JP H0731583 U JPH0731583 U JP H0731583U JP 6676093 U JP6676093 U JP 6676093U JP 6676093 U JP6676093 U JP 6676093U JP H0731583 U JPH0731583 U JP H0731583U
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- Japan
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- saddle
- led
- light
- light emitting
- emitting diodes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高位置にLEDを取着すると共にLEDの光
線を多光源により広角度に照射することで、後方から視
認し易くさせ、更に転倒等の衝撃を受けてもLEDが破
損しにくい安全灯付きサドルを提供する。 【構成】 サドル1後部に複数の透孔14,14,…を
形成し、複数個の発光ダイオード2,2,…が実装され
たプリント配線板3をサドル1の裏面15に当接すると
共にこの発光ダイオード2を上記透孔14に嵌挿支持さ
せ、各発光ダイオード2が相互に適宜間隔をおき夫々の
光軸が僅かづつ外側に向くように配置して、これら発光
ダイオード2,2,…が電池又はダイナモ4を電源とし
て発光するようにした。
線を多光源により広角度に照射することで、後方から視
認し易くさせ、更に転倒等の衝撃を受けてもLEDが破
損しにくい安全灯付きサドルを提供する。 【構成】 サドル1後部に複数の透孔14,14,…を
形成し、複数個の発光ダイオード2,2,…が実装され
たプリント配線板3をサドル1の裏面15に当接すると
共にこの発光ダイオード2を上記透孔14に嵌挿支持さ
せ、各発光ダイオード2が相互に適宜間隔をおき夫々の
光軸が僅かづつ外側に向くように配置して、これら発光
ダイオード2,2,…が電池又はダイナモ4を電源とし
て発光するようにした。
Description
【0001】
本考案は、複数個の発光ダイオードを装着した安全灯付きサドルに関し、主に 自転車のサドルとして利用されるものである。
【0002】
従来、自転車のテールランプには自転車の荷台部に電球を配列し、電池やダイ ナモを電源としていたものがあった。 また、近年、発光ダイオード(以下「LED」という。)が普及してくると、 LEDは自動車のみならず自転車のテールランプとしても使われるようになって きた。 こうした例は、自転車のテールランプにLEDを使用する一般的な技術(実公 昭57−39844号公報,実公昭57−39845号公報,実開昭59−45 803号公報,実開昭63−194086公報等)、プリズムを利用することに よりLED光を後方の全方位に照射させる技術(実開昭57−98604号公報 )にみられる。 更に、LEDが蓄電池によって連続的に点滅するテールランプの技術(実開昭 59−129642号公報)、三個以上の赤色LEDを同一円周上に配置させ順 次回転状に点灯することにより広い範囲からの視認を可能にする技術(実公平2 −5444号公報)、後輪に圧接して回転するケースの内部に発電機構を設け、 このケースにLEDを配設する技術(実公平2−31357号公報)、LEDを ペダルに取付けた技術(実開平4−34189号公報)等にも現われている。
【0003】
しかるに、電球を使用する場合には、しばしば玉切れを起こし、耐久性の面で 問題があった。また、発熱量が大きいために電球を覆うプラスチックカバー部分 は中空構造にする必要があり、転倒や衝撃の際に壊れ易かった。 一方、LEDを使用する場合については、耐久性の面では解決されたが、荷台 部は転倒時に最もぶつける部分であり、やはり衝撃を受け易く壊れ易かった。ま た、最近、自転車の意匠性の向上や軽量化に伴い、荷台部や泥除け部はますます 小さくなる傾向にあり、一部車種では既にそれらが付いていない自転車も存在し ており、必然的にテールランプとしてのLEDは利用範囲が限られるか、殆どな い状況となった。 そこで、既述公報にみられる如く、荷台部の他に後輪部,ペダル部にLEDを 搭載する方法も考案されているが、いずれも地上からの高さが低く、特に自動車 運転手からの視認性が悪いという欠点があった。更に、従来のような平面的な配 列では、全方位からの視覚確認ができなかった。
【0004】 本考案は上記問題点を解決するもので、高位置にLEDを取着すると共にLE Dの光線を多光源により広角度に照射することで、後方から視認し易くさせ、更 に転倒等の衝撃を受けてもLEDが破損しにくい安全灯付きサドルを提供するこ とを目的とする。
【0005】
本考案の安全灯付きサドルは、サドル後部に複数の透孔を形成し、複数個の発 光ダイオードが実装されたプリント配線板をサドル裏面に当接すると共にこの発 光ダイオードを上記透孔に嵌挿支持させ、各発光ダイオードが相互に適宜間隔を おき夫々の光軸が僅かずつ外側に向くように配置して、これら発光ダイオードが 電池又はダイナモを電源として発光するようにしたことを特徴とする。 ここで、「サドル後部」には、サドルの後部のみならずサドル後部でサドルか ら垂下する帯状体も含む。
【0006】
本考案に係る安全灯付きサドルは、後方から見た場合、自転車の一番高い位置 になるサドル部分にLEDが取付けられるので、後方からの視認性を高める。 また、複数個のLEDがサドル部分で適宜間隔をおき、夫々の光軸が僅かずつ 外側に向くように配置されているので、広い角度範囲から認知できるようになる 。更に、サドルの位置及びその構造からサドル自体が衝撃を受けることが殆どな く、万一衝撃が加えられてもサドルの構成要素たるウレタンフォームが緩衝材と なるので、LEDへの衝撃伝播をやわらげる。
【0007】
以下、本考案を実施例に基づいて詳述する。 (1)実施例1 図1〜図6は、本考案に係る安全灯付きサドルの一実施例を示す。買い物用自 転車のサドルに適用したものである。 図1は可撓性プリント配線板にLEDをインサートした実装基板の正面図、図 2は上記実装基板をサドル後部に配した説明断面図、図3は安全灯付きサドルの 斜視図、図4はLEDの点灯回路図、図5は自転車に搭載された安全灯付きサド ルの概略説明図、図6は安全灯付きサドルの要部拡大断面図である。
【0008】 符号1は、安全灯付きサドルを構成するサドルで、表皮11と、表皮11内で サドル1のクッション性を良くするために内設されるウレタンフォーム12と、 樹脂製基板13とを具備する(図6)。ウレタンフォーム12は樹脂製基板13 に保持され、また、自転車本体Aへのサドル1の取付けは、この樹脂製基板13 を利用して行なわれる。
【0009】 符号2は、赤色光線を放つLEDを示す。LED2は、寿命が長く且つ小電力 で十分な輝度が得られる長所を有している。六個のLED2が次のプリント配線 板3に実装される(図1)。 符号3は可撓性を有するプリント配線板で、六個のLED2,2,…に対し曲 面的配列をなし得る性状のものである。 従来のポリイミドやポリエステル製のフレキシブル配線板は屈曲性はあるが、 形状保持力がないため振動による影響を受け、自転車搭載用には不向きであった 。ここでは、ロジャース社製;BEND/flex(登録商標)の可撓性プリン ト配線板3を用いることによってLED2の曲面的配列を実現可能にしている。
【0010】 符号14は、サドル1の後部に形成した透孔を示す。透孔14はLED2の外 径に対応する大きさで、サドル1の後縁曲面でLED2,2,…が等間隔に配さ れるよう設けられる。プリント配線板3にLED2をインサートした実装基板B はサドル1の裏面15へ当てがわれ、この透孔14にLED2を嵌挿支持させて いる。かくして、LED2はサドル表皮11から頭部21のみを出す構成にある (図2,図6)。
【0011】 透孔14,14,…に支持されたLED2,2,…は、サドル1後縁の各曲面 でその接線に直交するよう取付ける。このため、サドル1後部から両側方へ並ん だLED2,2,…の光軸は僅かずつ外側に向くよう配置される(図3)。 ここで、LED2は、放射光の方向性が強く光軸上の輝度は大きいが、光軸か ら立体角で約20度を超えると輝度が小さくなる欠点を有している。しかるに、 サドル1後部の曲面形状に合わせて六個のLED2,2,…が取付けられること で、LED2を使用することの欠点を解消し、広い角度範囲からの自転車の視認 を可能とする。
【0012】 符号4はダイナモで、走行時に起きる車輪5の回転運動を約6Vの電圧に変換 させ、LED2を点灯させるものである。ダイナモ4に代え、電源用電池を使用 してもよい。符号6はリード配線を示す。 本実施例では、図4の如く、走行状態から停止,減速のためにブレーキをかけ た時、スイッチ7が作用し、走行時より抵抗値が下がる回路構成を採用する。制 動時に、LED2の輝度が増し、後続車両等に一層の注意を促せるからである。 尚、従来公知の回路形成技術を利用し、走行中はLED2を点滅させ、制動時に 連続点灯として、自動車運転手等に注意喚起する回路構成を採ってもよい。
【0013】 図7に、スポーツタイプ用自転車に適用した別態様の要部断面図を示す。ただ 、ウレタンフォーム12部分が小さくなり、サドル1形状が多少小さくなるのみ で、上述の安全灯付きサドルの基本的構成から変化は殆どない。
【0014】 (2)実施例2 本実施例は、図8のごとくサドル1後部で垂下する帯状体8にLED2を曲面 的に配列したものである。上着等によってサドル1部分が隠れて見えなくなる場 合にも、LED2の安全灯が後方から確認できるようになっている。サドルカバ ーの後面側を長く垂れた帯状体8にし、この帯状体8からLED2の頭部21の み突出するようにして、実装基板Bを裏面側へ取付けている。
【0015】 ところで、実施例1も同様であるが、LED2,2,…周りを反射鏡で囲えば 、微弱なLED光源を減衰させることなく広範囲に照射することができ、より好 適となる。更に、反射鏡の前面にクリアカバーを覆着すると、LED2保護のた めにも役立つ。
【0016】 (3)実施例の効果 以上の態様からなる安全灯付きサドルは、LED2を後方から見た場合、自転 車の一番高い位置に取付けられるので、テールランプとしての機能をいかんなく 発揮し、走行中の安全を確保することができる。 また、各LED2の光軸がサドル1後部からその周縁に沿って僅かずつ外側に 向くよう光軸に角度をもたせて配置しているので、広い角度範囲から確実に走行 自転車を認知でき、交通安全上有益となる。そして、可撓性プリント配線板3が 振動等に影響を受けずに、サドル1裏面側に配設されるので、広角度の範囲で良 好な視認性を継続維持できる。 更に、サドル1位置が自転車の中央部にあること、及びサドル1のクッション 性を高めるウレタンフォーム12が実装基板Bを外力から保護する緩衝材の働き を果たすため、転倒等の衝撃を受けてもLED2が壊れ難くなっている。 加えて、ブレーキをかけた時、LED2の輝度を高めたり点滅から連続点灯に 切替たりして、注意喚起を促す回路構成にあるので、制動を告知でき夜間走行の 安全を一層確かなものとする。
【0017】 一方で、従来、サドル1にテールランプを施した安全灯付きサドルはなく、審 美性,斬新性を有するので、意匠的にも優れ、ファッショナブルな自転車を供す ることができる魅力も兼ね備えている。 また、実施例2では、サドル1から垂下する帯状体8にテールランプたるLE D2を取付けるので、服装で隠れることがなく、後方から確実に認知できる。そ して、LED2,2,…周りに反射鏡を取付けることによって、より発光光源の 有効利用が図れるようになる。
【0018】 尚、本考案においては、前記実施例に示すものに限られず、目的,用途等に応 じて本考案の範囲で種々変更できる。例えば、LED2の個数,発光色等は適宜 選択できる。また、自転車に限らずミニバイク等に取付けても構わない。
【0019】
以上のごとく、本考案に係る安全灯付きサドルは、自転車等で高い位置となる サドル後部にテールランプたる複数のLEDが各光軸に角度をもたせて取付けら れているので、サドルを構成するウレタンフォーム等のクッション材がLEDの 緩衝材となってこれを保護するばかりか、後方の広い角度範囲から視認でき夜間 走行の安全を確保するうえで優れた効果を発揮する。
【図1】実施例1で可撓性プリント配線板にLEDをイ
ンサートした実装基板の正面図である。
ンサートした実装基板の正面図である。
【図2】図1の実装基板をサドル後部に配した説明断面
図である。
図である。
【図3】実施例1の安全灯付きサドルの斜視図である。
【図4】実施例1のLEDの点灯回路図である。
【図5】自転車に搭載された安全灯付きサドルの概略説
明図である。
明図である。
【図6】安全灯付きサドルの要部拡大断面図である。
【図7】実施例1で別態様の要部拡大断面図である。
【図8】実施例2の安全灯付きサドルの斜視図である。
【図9】実施例2で実装基板をサドル後部に配した説明
断面図である。
断面図である。
1 サドル 15 裏面 2 発光ダイオード(LED) 3 プリント配線板 4 ダイナモ
Claims (1)
- 【請求項1】 サドル後部に複数の透孔を形成し、複数
個の発光ダイオードが実装されたプリント配線板をサド
ル裏面に当接すると共に該発光ダイオードを上記透孔に
嵌挿支持させ、各発光ダイオードが相互に適宜間隔をお
き夫々の光軸が僅かずつ外側に向くように配置して、こ
れら発光ダイオードが電池又はダイナモを電源として発
光するようにしたことを特徴とする安全灯付きサドル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6676093U JPH0731583U (ja) | 1993-11-20 | 1993-11-20 | 安全灯付きサドル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6676093U JPH0731583U (ja) | 1993-11-20 | 1993-11-20 | 安全灯付きサドル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0731583U true JPH0731583U (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=13325167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6676093U Pending JPH0731583U (ja) | 1993-11-20 | 1993-11-20 | 安全灯付きサドル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0731583U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003127934A (ja) * | 2001-10-23 | 2003-05-08 | T S Tec Kk | 二三輪車の着座シート |
-
1993
- 1993-11-20 JP JP6676093U patent/JPH0731583U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003127934A (ja) * | 2001-10-23 | 2003-05-08 | T S Tec Kk | 二三輪車の着座シート |
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