JPH07315791A - プッシュプルのグリッパ装置 - Google Patents
プッシュプルのグリッパ装置Info
- Publication number
- JPH07315791A JPH07315791A JP11687994A JP11687994A JPH07315791A JP H07315791 A JPH07315791 A JP H07315791A JP 11687994 A JP11687994 A JP 11687994A JP 11687994 A JP11687994 A JP 11687994A JP H07315791 A JPH07315791 A JP H07315791A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gripper
- face plate
- tab
- load
- opening
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シートパレットのタブをグリッパ開口部へ容
易に挿入することが可能なプッシュプルのグリッパ装置
を提供する。 【構成】 プラテン4の上方を前後方向に進退するフェ
ースプレート7の下端部に設置され、プラテン4上への
荷物の引き込みに際してグリッパ開口部16に挿入され
たシートパレットのタブを把持するプッシュプルのグリ
ッパ装置11において、フェースプレート7の前面下部
に補助フェースプレート17を支持バー18を介して回
動可能に取付ける。この補助フェースプレート17は、
常にはグリッパ開口部16を開放する上方位置に跳ね上
げられており、荷物をプラテン上へ取り上げるべくフェ
ースプレート7の前進時に荷物に押されてグリッパ開口
部16を閉鎖する方向に回動され、その回動変位により
タブをグリッパ開口部16に誘導し、誘導後にグリッパ
開口部16を閉鎖する構成とした。
易に挿入することが可能なプッシュプルのグリッパ装置
を提供する。 【構成】 プラテン4の上方を前後方向に進退するフェ
ースプレート7の下端部に設置され、プラテン4上への
荷物の引き込みに際してグリッパ開口部16に挿入され
たシートパレットのタブを把持するプッシュプルのグリ
ッパ装置11において、フェースプレート7の前面下部
に補助フェースプレート17を支持バー18を介して回
動可能に取付ける。この補助フェースプレート17は、
常にはグリッパ開口部16を開放する上方位置に跳ね上
げられており、荷物をプラテン上へ取り上げるべくフェ
ースプレート7の前進時に荷物に押されてグリッパ開口
部16を閉鎖する方向に回動され、その回動変位により
タブをグリッパ開口部16に誘導し、誘導後にグリッパ
開口部16を閉鎖する構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてシートパレッ
トに乗せられた箱物や袋物等の荷物の荷役作業に使用さ
れるフォークリフトのアタッチメントの1つであるプッ
シュプルに係り、詳しくはプラテン上へ荷物を引き込む
に際してシートパレットのタブを把持するためのグリッ
パ装置に関する。
トに乗せられた箱物や袋物等の荷物の荷役作業に使用さ
れるフォークリフトのアタッチメントの1つであるプッ
シュプルに係り、詳しくはプラテン上へ荷物を引き込む
に際してシートパレットのタブを把持するためのグリッ
パ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9及び図10は従来のプッシュプルの
グリッパ装置を示している。グリッパ装置33は、シー
トパレットS上に乗せられた荷物Wをプラテン31上へ
引き込むに際して、シートパレットSの端部に形成され
ているタブS1を把持するものであって、プラテン31
の上方を前後方向に移動するフェースプレート32の下
端部に設置されている。このグリッパ装置33は上下に
対向して配置されたグリッパジョー34とグリッパ36
とからなり、グリッパジョー34はフェースプレート3
2に固定され、グリッパ36はグリッパジョー34の上
方において鉛直状のガイドロッド35を介してフェース
プレート32に上下動可能に取付けられ、図示省略のグ
リッパシリンダにより上下動されるようになっている。
グリッパ装置を示している。グリッパ装置33は、シー
トパレットS上に乗せられた荷物Wをプラテン31上へ
引き込むに際して、シートパレットSの端部に形成され
ているタブS1を把持するものであって、プラテン31
の上方を前後方向に移動するフェースプレート32の下
端部に設置されている。このグリッパ装置33は上下に
対向して配置されたグリッパジョー34とグリッパ36
とからなり、グリッパジョー34はフェースプレート3
2に固定され、グリッパ36はグリッパジョー34の上
方において鉛直状のガイドロッド35を介してフェース
プレート32に上下動可能に取付けられ、図示省略のグ
リッパシリンダにより上下動されるようになっている。
【0003】そして、プラテン31上へ荷物Wをシート
パレットSと共に引き込むに際し、プラテン31上面と
フェースプレート32下端部間の隙間及びグリッパジョ
ー34とグリッパ36間の隙間により形成されたグリッ
パ開口部37に挿入されるタブS1をグリッパ36がグ
リッパジョー34上に押し付けて把持するようになって
いる。
パレットSと共に引き込むに際し、プラテン31上面と
フェースプレート32下端部間の隙間及びグリッパジョ
ー34とグリッパ36間の隙間により形成されたグリッ
パ開口部37に挿入されるタブS1をグリッパ36がグ
リッパジョー34上に押し付けて把持するようになって
いる。
【0004】また、グリッパ36のガイドロッド35に
は、該グリッパ36の下動時に前記グリッパ開口部37
を閉鎖する補助フェースプレート38が遊嵌状に取付け
られており、荷物Wの押し出し時にはグリッパ36と共
に自重で下動してグリッパ開口部37を閉鎖することに
より、荷物Wがフェースプレート32の端末部やグリッ
パジョー34等に食い込んで損傷することを防止してい
る。
は、該グリッパ36の下動時に前記グリッパ開口部37
を閉鎖する補助フェースプレート38が遊嵌状に取付け
られており、荷物Wの押し出し時にはグリッパ36と共
に自重で下動してグリッパ開口部37を閉鎖することに
より、荷物Wがフェースプレート32の端末部やグリッ
パジョー34等に食い込んで損傷することを防止してい
る。
【0005】なお、プッシュプルのベース部材としての
ホルダ30には、図示省略のリテーナシリンダにて上下
動されるシートパレットS回収用としてのリテーナプレ
ート39が取付けられている。このリテーナプレート3
9は荷物Wの押し出しに際してグリッパ装置33に代わ
ってタブS1をプラテン31上面に押し付けて把持する
ものであって、グリッパ36によるタブS1の把持解除
後に、リテーナシリンダを作動させてリテーナプレート
39のみならずグリッパ装置33を含むフェースプレー
ト32全体を昇降させることによりタブS1を把持す
る。
ホルダ30には、図示省略のリテーナシリンダにて上下
動されるシートパレットS回収用としてのリテーナプレ
ート39が取付けられている。このリテーナプレート3
9は荷物Wの押し出しに際してグリッパ装置33に代わ
ってタブS1をプラテン31上面に押し付けて把持する
ものであって、グリッパ36によるタブS1の把持解除
後に、リテーナシリンダを作動させてリテーナプレート
39のみならずグリッパ装置33を含むフェースプレー
ト32全体を昇降させることによりタブS1を把持す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シートパレ
ットSのタブS1は、グリッパ開口部37に挿入し易い
ように斜め上方に傾斜した形状に設定されている。とこ
ろが、シートパレットSの繰り返し使用によってタブS
1に波打ち状の変形を生ずることがある。このようなタ
ブS1の変形はグリッパ開口部37への挿入を困難化す
る。従って、このことを考慮するならば、グリッパ開口
部37の間口が高いことが望ましい。つまり、プラテン
31とフェースプレート32間の隙間及びグリッパ36
上動時のグリッパ36とグリッパジョー34間の隙間が
共に広いことが望ましい。
ットSのタブS1は、グリッパ開口部37に挿入し易い
ように斜め上方に傾斜した形状に設定されている。とこ
ろが、シートパレットSの繰り返し使用によってタブS
1に波打ち状の変形を生ずることがある。このようなタ
ブS1の変形はグリッパ開口部37への挿入を困難化す
る。従って、このことを考慮するならば、グリッパ開口
部37の間口が高いことが望ましい。つまり、プラテン
31とフェースプレート32間の隙間及びグリッパ36
上動時のグリッパ36とグリッパジョー34間の隙間が
共に広いことが望ましい。
【0007】ところが、グリッパ開口部37の間口を高
く設定したときは、タブS1の変形には対応し得る反
面、グリッパ装置33全体の高さが高くなる。そして、
グリッパ装置33が高くなると、フェースプレート32
前後移動用のパンタグラフの取付位置が高くなるため、
その結果としてプッシュプル全体が高くなるという不具
合があった。
く設定したときは、タブS1の変形には対応し得る反
面、グリッパ装置33全体の高さが高くなる。そして、
グリッパ装置33が高くなると、フェースプレート32
前後移動用のパンタグラフの取付位置が高くなるため、
その結果としてプッシュプル全体が高くなるという不具
合があった。
【0008】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、シートパレット
のタブをグリッパ開口部にその間口を高くしなくても容
易に挿入することが可能なプッシュプルのグリッパ装置
を提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、シートパレット
のタブをグリッパ開口部にその間口を高くしなくても容
易に挿入することが可能なプッシュプルのグリッパ装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明を創作した。請求項1の発明は、プラ
テンの上方を前後方向に移動するフェースプレートの下
端部に設置され、前記プラテン上への荷物の引き込みに
際してグリッパ開口部に挿入されたシートパレットのタ
ブを把持するためのプッシュプルのグリッパ装置であっ
て、前記フェースプレートの下部に前記グリッパ開口部
開閉用の補助フェースプレートを回動可能に取付けると
ともに、該補助フェースプレートは常には前記グリッパ
開口部を開放する跳ね上げ位置に待機され、前記プラテ
ン上への荷物の引き込み時には該荷物にて押されて後下
方へ回動することにより前記シートパレットのタブを前
記グリッパ開口部内へ誘導するとともに前記グリッパ開
口部を閉鎖する構成としたことを特徴とする。
に請求項1の発明を創作した。請求項1の発明は、プラ
テンの上方を前後方向に移動するフェースプレートの下
端部に設置され、前記プラテン上への荷物の引き込みに
際してグリッパ開口部に挿入されたシートパレットのタ
ブを把持するためのプッシュプルのグリッパ装置であっ
て、前記フェースプレートの下部に前記グリッパ開口部
開閉用の補助フェースプレートを回動可能に取付けると
ともに、該補助フェースプレートは常には前記グリッパ
開口部を開放する跳ね上げ位置に待機され、前記プラテ
ン上への荷物の引き込み時には該荷物にて押されて後下
方へ回動することにより前記シートパレットのタブを前
記グリッパ開口部内へ誘導するとともに前記グリッパ開
口部を閉鎖する構成としたことを特徴とする。
【0010】
【この手段の作用】上記のように構成された請求項1の
発明に係るプッシュプルのグリッパ装置においては、プ
ラテン上に荷物を取り上げるべくフェースプレートを荷
物に向かって前進させたとき、跳ね上げ位置の補助フェ
ースプレートはその先端がシートパレットのタブの上方
を通過後、荷物に当接するとともに該荷物に押されて後
下方へ回動される。補助フェースプレートはこの後下方
への回動により、タブを下向きに押さえつつ該タブ先端
がグリッパ開口部に指向するよう誘導し、誘導後はグリ
ッパ開口部を閉鎖する。
発明に係るプッシュプルのグリッパ装置においては、プ
ラテン上に荷物を取り上げるべくフェースプレートを荷
物に向かって前進させたとき、跳ね上げ位置の補助フェ
ースプレートはその先端がシートパレットのタブの上方
を通過後、荷物に当接するとともに該荷物に押されて後
下方へ回動される。補助フェースプレートはこの後下方
への回動により、タブを下向きに押さえつつ該タブ先端
がグリッパ開口部に指向するよう誘導し、誘導後はグリ
ッパ開口部を閉鎖する。
【0011】
【この手段の効果】従って、請求項1の発明によれば、
シートパレットのタブが変形し、必要以上に上方へ傾斜
しているような場合であっても、タブの端部をグリッパ
開口部に指向するように誘導することにより、タブをグ
リッパ開口部内に確実に挿入することができる。従っ
て、グリッパ開口部の間口を高める必要がなくなり、プ
ッシュプル全体の背丈を低く設定することが可能とな
る。また、誘導後はグリップ開口部が塞がれるため、そ
の後に行われる荷物の押し出し時に、荷物がグリッパ開
口部の端縁部やグリッパによって損傷されることを防止
できる。しかも、フェースプレートの前後進動作を利用
して補助フェースプレートを作動させるため、駆動装置
が不要となり、構造の簡素化が図られる。
シートパレットのタブが変形し、必要以上に上方へ傾斜
しているような場合であっても、タブの端部をグリッパ
開口部に指向するように誘導することにより、タブをグ
リッパ開口部内に確実に挿入することができる。従っ
て、グリッパ開口部の間口を高める必要がなくなり、プ
ッシュプル全体の背丈を低く設定することが可能とな
る。また、誘導後はグリップ開口部が塞がれるため、そ
の後に行われる荷物の押し出し時に、荷物がグリッパ開
口部の端縁部やグリッパによって損傷されることを防止
できる。しかも、フェースプレートの前後進動作を利用
して補助フェースプレートを作動させるため、駆動装置
が不要となり、構造の簡素化が図られる。
【0012】
【課題を解決するための他の手段】上記課題を解決する
ために請求項2の発明を創作した。請求項2の発明は、
プラテンの上方を前後方向に移動するフェースプレート
の下端部に設置され、前記プラテン上への荷物の引き込
みに際してグリッパ開口部に挿入されたシートパレット
のタブを把持するためのプッシュプルのグリッパ装置で
あって、常には前記フェースプレートの前方に突出さ
れ、荷物に押されることで後方へ変位する荷物の検知部
材と、常には前記グリッパ開口部を開放する跳ね上げ位
置に待機され、前記検知部材による荷物の検出時には後
下方へ回動して前記シートパレットのタブを前記グリッ
パ開口部内へ誘導するとともに前記グリッパ開口部を閉
鎖する補助フェースプレートと、前記検知部材の変位を
前記補助フェースプレートに増幅して伝達する連動手段
とを備えたことを特徴とする。
ために請求項2の発明を創作した。請求項2の発明は、
プラテンの上方を前後方向に移動するフェースプレート
の下端部に設置され、前記プラテン上への荷物の引き込
みに際してグリッパ開口部に挿入されたシートパレット
のタブを把持するためのプッシュプルのグリッパ装置で
あって、常には前記フェースプレートの前方に突出さ
れ、荷物に押されることで後方へ変位する荷物の検知部
材と、常には前記グリッパ開口部を開放する跳ね上げ位
置に待機され、前記検知部材による荷物の検出時には後
下方へ回動して前記シートパレットのタブを前記グリッ
パ開口部内へ誘導するとともに前記グリッパ開口部を閉
鎖する補助フェースプレートと、前記検知部材の変位を
前記補助フェースプレートに増幅して伝達する連動手段
とを備えたことを特徴とする。
【0013】
【この手段の作用】上記のように構成された請求項1の
発明に係るプッシュプルのグリッパ装置においては、プ
ラテン上に荷物を取り上げるべくフェースプレートを荷
物に向かって前進させたとき、検知部材が荷物に当接し
て変位すると、その変位が連動手段を介して補助フェー
スプレートに増幅して伝達される。すると、それまで上
方に待機していた補助フェースプレートは後下方へ回動
し、その先端でタブの上面を擦るようにして後下方へ変
位し、タブを押さえて該タブ先端がグリッパ開口部に指
向するよう誘導し、誘導後はグリッパ開口部を閉鎖す
る。
発明に係るプッシュプルのグリッパ装置においては、プ
ラテン上に荷物を取り上げるべくフェースプレートを荷
物に向かって前進させたとき、検知部材が荷物に当接し
て変位すると、その変位が連動手段を介して補助フェー
スプレートに増幅して伝達される。すると、それまで上
方に待機していた補助フェースプレートは後下方へ回動
し、その先端でタブの上面を擦るようにして後下方へ変
位し、タブを押さえて該タブ先端がグリッパ開口部に指
向するよう誘導し、誘導後はグリッパ開口部を閉鎖す
る。
【0014】
【この手段の効果】従って、請求項2の発明によれば、
請求項1の発明と同等の効果が得られることに加え、特
に補助フェースプレートによるタブの誘導作用がより積
極的に行われるため、タブをグリッパ開口部へ効果的に
誘導することができる。
請求項1の発明と同等の効果が得られることに加え、特
に補助フェースプレートによるタブの誘導作用がより積
極的に行われるため、タブをグリッパ開口部へ効果的に
誘導することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。まず、図1〜図4に基づいて本発明の実
施例1を説明する。図1はフォークリフトに装着された
プッシュプルの全体側面図であり、同図に基づいてプッ
シュプルの概略を説明する。プッシュプルはベース部材
としてのホルダー3がフォークリフトのマスト1に沿っ
て昇降可能なリフトブラケット2に装着されており、こ
のホルダー3の下部には左右一対のプラテン4が固着さ
れている。
的に説明する。まず、図1〜図4に基づいて本発明の実
施例1を説明する。図1はフォークリフトに装着された
プッシュプルの全体側面図であり、同図に基づいてプッ
シュプルの概略を説明する。プッシュプルはベース部材
としてのホルダー3がフォークリフトのマスト1に沿っ
て昇降可能なリフトブラケット2に装着されており、こ
のホルダー3の下部には左右一対のプラテン4が固着さ
れている。
【0016】ホルダー3には支持フレーム5がリテーナ
シリンダ6を介して上下動可能に取付けられ、この支持
フレーム5には荷物押し出し用のフェースプレート7が
パンタグラフ8及びプッシュプルシリンダ9を介してプ
ラテン4上を前後方向に移動可能に取付けられている。
そして、フェースプレート7の下端部には荷物Wの引き
込みに際してシートパレットSのタブS1を把持するグ
リッパ装置11が装着され、また支持フレーム5の下部
には荷物Wの押し出しに際してシートパレットSを回収
する場合にのみグリッパ装置11に代わってタブS1を
把持するシートパレットS回収用のリテーナプレート1
0が設けられている。
シリンダ6を介して上下動可能に取付けられ、この支持
フレーム5には荷物押し出し用のフェースプレート7が
パンタグラフ8及びプッシュプルシリンダ9を介してプ
ラテン4上を前後方向に移動可能に取付けられている。
そして、フェースプレート7の下端部には荷物Wの引き
込みに際してシートパレットSのタブS1を把持するグ
リッパ装置11が装着され、また支持フレーム5の下部
には荷物Wの押し出しに際してシートパレットSを回収
する場合にのみグリッパ装置11に代わってタブS1を
把持するシートパレットS回収用のリテーナプレート1
0が設けられている。
【0017】次に、グリッパ装置11の詳細を図2及び
図3に基づいて説明する。グリッパ装置11は上下方向
に対向して配置されるグリッパジョー12とグリッパ1
3とを備え、それらグリッパジョー12とグリッパ13
とはフェースプレート7横幅と略等長の長さを有する。
グリッパジョー12はプラテン4上面に一定の間隔を置
いてフェースプレート7に固定され、グリッパ13はグ
リッパジョー12の上方においてフェースプレート7に
鉛直状のガイドロッド14を介して上下動可能に取付け
られている。
図3に基づいて説明する。グリッパ装置11は上下方向
に対向して配置されるグリッパジョー12とグリッパ1
3とを備え、それらグリッパジョー12とグリッパ13
とはフェースプレート7横幅と略等長の長さを有する。
グリッパジョー12はプラテン4上面に一定の間隔を置
いてフェースプレート7に固定され、グリッパ13はグ
リッパジョー12の上方においてフェースプレート7に
鉛直状のガイドロッド14を介して上下動可能に取付け
られている。
【0018】そして、グリッパ装置11はグリッパシリ
ンダ15(図1参照)にてグリッパ13を下動させるこ
とにより、プラテン4上面とフェースプレート7下端部
間の隙間及びグリッパジョー12とグリッパ13間の隙
間により形成されたグリッパ開口部16に挿入されるタ
ブS1をグリッパジョー12上に押し付けて把持するよ
うになっている。
ンダ15(図1参照)にてグリッパ13を下動させるこ
とにより、プラテン4上面とフェースプレート7下端部
間の隙間及びグリッパジョー12とグリッパ13間の隙
間により形成されたグリッパ開口部16に挿入されるタ
ブS1をグリッパジョー12上に押し付けて把持するよ
うになっている。
【0019】また、グリッパ装置11はグリッパ開口部
16開閉用兼タブS1誘導用としての補助フェースプレ
ート17を備えている。この補助フェースプレート17
はフェースプレート7の前面下部に配置され、該フェー
スプレート7よりやや広幅に設定されるとともに先端部
が断面略く字形に形成されたタブ誘導部17aを備えて
いる。
16開閉用兼タブS1誘導用としての補助フェースプレ
ート17を備えている。この補助フェースプレート17
はフェースプレート7の前面下部に配置され、該フェー
スプレート7よりやや広幅に設定されるとともに先端部
が断面略く字形に形成されたタブ誘導部17aを備えて
いる。
【0020】そして、補助フェースプレート17はその
両端部に固着されたL形の支持バー18を介してフェー
スプレート7に設けられたブラケット19にその上部を
回動支点として前後方向に回動可能に取付けられてい
る。なお、ブラケット19は前後に2分割され、その両
分割片19aをボルト19bにて結合する構成としてあ
り、必要に応じて補助フェースプレート17を簡単に脱
着可能としている。
両端部に固着されたL形の支持バー18を介してフェー
スプレート7に設けられたブラケット19にその上部を
回動支点として前後方向に回動可能に取付けられてい
る。なお、ブラケット19は前後に2分割され、その両
分割片19aをボルト19bにて結合する構成としてあ
り、必要に応じて補助フェースプレート17を簡単に脱
着可能としている。
【0021】また、補助フェースプレート17は常には
支持バー18の軸上に設定されたねじりバネ20により
グリッパ開口部16を開放する前方の跳ね上げ位置に待
機保持され、後下方へ回動することによりグリッパ開口
部16を閉鎖する。ねじりバネ20の一方のアームはフ
ェースプレート7の背面に、他方のアームは支持バー1
8に固着された突起18aにそれぞれ掛止されている。
なお、補助フェースプレート17は跳ね上げ位置ではそ
の先端のタブ誘導部17aがグリッパ開口部16の上縁
よりも高い位置となるよう設定されている。
支持バー18の軸上に設定されたねじりバネ20により
グリッパ開口部16を開放する前方の跳ね上げ位置に待
機保持され、後下方へ回動することによりグリッパ開口
部16を閉鎖する。ねじりバネ20の一方のアームはフ
ェースプレート7の背面に、他方のアームは支持バー1
8に固着された突起18aにそれぞれ掛止されている。
なお、補助フェースプレート17は跳ね上げ位置ではそ
の先端のタブ誘導部17aがグリッパ開口部16の上縁
よりも高い位置となるよう設定されている。
【0022】本実施例に係るプッシュプルのグリッパ装
置11は上述のように構成したものであり、以下その作
用効果を説明する。図4の(A)に示すように、シート
パレットS上に乗せられた荷物Wをプラテン4上に取り
上げるべく、プッシュプルシリンダ9を作動させてフェ
ースプレート7を前進させたとき、フェースプレート7
前方の跳ね上げ位置に待機中の補助フェースプレート1
7は、その先端のタブ誘導部17aがシートパレットS
のタブS1の上方を通過して荷物Wに接触すると、該補
助フェースプレート17は荷物Wに押されてねじりバネ
20に抗して後下方へ回動される。
置11は上述のように構成したものであり、以下その作
用効果を説明する。図4の(A)に示すように、シート
パレットS上に乗せられた荷物Wをプラテン4上に取り
上げるべく、プッシュプルシリンダ9を作動させてフェ
ースプレート7を前進させたとき、フェースプレート7
前方の跳ね上げ位置に待機中の補助フェースプレート1
7は、その先端のタブ誘導部17aがシートパレットS
のタブS1の上方を通過して荷物Wに接触すると、該補
助フェースプレート17は荷物Wに押されてねじりバネ
20に抗して後下方へ回動される。
【0023】このことにより、タブS1は図4に仮想線
aで示すように、補助フェースプレート17のタブ誘導
部17aにより上方から押さえ込まれるため、その先端
が下方へ変位されてグリッパ開口部16の範囲内に入る
ように誘導され、そして、最終的には仮想線bで示すよ
うに、グリッパ13とグリッパジョー12との間に挿入
されることになる。
aで示すように、補助フェースプレート17のタブ誘導
部17aにより上方から押さえ込まれるため、その先端
が下方へ変位されてグリッパ開口部16の範囲内に入る
ように誘導され、そして、最終的には仮想線bで示すよ
うに、グリッパ13とグリッパジョー12との間に挿入
されることになる。
【0024】すなわち、本実施例によれば、フェースプ
レート7の前進動作を利用して補助フェースプレート1
7を後下方へ回動させることにより、シートパレットS
のタブS1をグリッパ開口部16に向かって誘導できる
ため、たとえタブS1が波打ち状に変形して上方へ跳ね
ているような場合においても、これを確実にグリッパ開
口部16に挿入することができる。
レート7の前進動作を利用して補助フェースプレート1
7を後下方へ回動させることにより、シートパレットS
のタブS1をグリッパ開口部16に向かって誘導できる
ため、たとえタブS1が波打ち状に変形して上方へ跳ね
ているような場合においても、これを確実にグリッパ開
口部16に挿入することができる。
【0025】従って、その後は図4の(B)に示すよう
に、グリッパシリンダ15を作動させてグリッパ13を
下動させることによりタブS1をグリッパジョー12と
グリッパ13とで把持することができる。なお、その後
はプッシュプルシリンダ9を逆方向に作動してフェース
プレート7を後進することにより、グリッパ装置11に
てタブS1を把持されたシートパレットSをプラテン4
上に引き込んで荷物Wを取り上げることができる。
に、グリッパシリンダ15を作動させてグリッパ13を
下動させることによりタブS1をグリッパジョー12と
グリッパ13とで把持することができる。なお、その後
はプッシュプルシリンダ9を逆方向に作動してフェース
プレート7を後進することにより、グリッパ装置11に
てタブS1を把持されたシートパレットSをプラテン4
上に引き込んで荷物Wを取り上げることができる。
【0026】しかして、上記の荷取り時において、荷物
Wに押された補助フェースプレート17は、最終的には
フェースプレート7の前面に当接して略鉛直状の姿勢で
後下方への回動が阻止され、グリッパ開口部16を閉鎖
する。従って、その後に行われるフェースプレート7の
前進による荷物Wの押し出し時において、荷物Wがグリ
ッパ開口部16に食い込むことを阻止する。このことに
より、荷物Wの損傷を未然に防止することができる。な
お、荷物Wの押し出しは、通常の場合、シートパレット
SのタブS1はグリッパ装置11又はリテーナプレート
10のいずれか一方で把持された状態で行われる。
Wに押された補助フェースプレート17は、最終的には
フェースプレート7の前面に当接して略鉛直状の姿勢で
後下方への回動が阻止され、グリッパ開口部16を閉鎖
する。従って、その後に行われるフェースプレート7の
前進による荷物Wの押し出し時において、荷物Wがグリ
ッパ開口部16に食い込むことを阻止する。このことに
より、荷物Wの損傷を未然に防止することができる。な
お、荷物Wの押し出しは、通常の場合、シートパレット
SのタブS1はグリッパ装置11又はリテーナプレート
10のいずれか一方で把持された状態で行われる。
【0027】上記したように、本実施例のグリッパ装置
11は、荷物Wの取り上げ時にはタブS1をグリッパ開
口部16へ誘導する機能を、また荷物Wの押し出し時に
は荷物Wの損傷を防止する機能を有する。従って、グリ
ッパ開口部16の間口を特別に大きく設定する必要がな
くなるため、グリッパ装置11のフェープレート7に対
する取付高さを低く抑えることが可能となり、このこと
はプッシュプルの全高を低く抑える上で有効となる。ま
た、フェースプレート7の前後進動作を利用して補助フ
ェースプレート17を作動させる構成であるため、別途
に駆動装置を設置する必要がなく、構造の簡素化及びコ
ストの低減化を図ることができる。
11は、荷物Wの取り上げ時にはタブS1をグリッパ開
口部16へ誘導する機能を、また荷物Wの押し出し時に
は荷物Wの損傷を防止する機能を有する。従って、グリ
ッパ開口部16の間口を特別に大きく設定する必要がな
くなるため、グリッパ装置11のフェープレート7に対
する取付高さを低く抑えることが可能となり、このこと
はプッシュプルの全高を低く抑える上で有効となる。ま
た、フェースプレート7の前後進動作を利用して補助フ
ェースプレート17を作動させる構成であるため、別途
に駆動装置を設置する必要がなく、構造の簡素化及びコ
ストの低減化を図ることができる。
【0028】ところで、上述した実施例1において、補
助フェースプレート17の先端部に形成されるタブ誘導
部17aは、タブS1の誘導性を高めるには長い方が有
利であるが、その反面長すぎるとグリッパ開口部16を
閉鎖する位置へ回動したときにグリッパ13に干渉する
おそれがある。そこで、このような事情に鑑みて補助フ
ェースプレート17の一部に関して図5に示す如く変更
することが可能である。すなわち、この変更例は図示の
ように、タブ誘導部17aを別途形成し、これを補助フ
ェースプレート17にピン21にて回動自在に取付ける
とともに、常には後方に付勢するスプリング22と図示
省略のストッパにて図5の(A)に実線で示す初期位置
に保持し、前向きには回動が許容される構成としてあ
る。
助フェースプレート17の先端部に形成されるタブ誘導
部17aは、タブS1の誘導性を高めるには長い方が有
利であるが、その反面長すぎるとグリッパ開口部16を
閉鎖する位置へ回動したときにグリッパ13に干渉する
おそれがある。そこで、このような事情に鑑みて補助フ
ェースプレート17の一部に関して図5に示す如く変更
することが可能である。すなわち、この変更例は図示の
ように、タブ誘導部17aを別途形成し、これを補助フ
ェースプレート17にピン21にて回動自在に取付ける
とともに、常には後方に付勢するスプリング22と図示
省略のストッパにて図5の(A)に実線で示す初期位置
に保持し、前向きには回動が許容される構成としてあ
る。
【0029】このように構成したときは、タブ誘導部1
7aを長く設定できるため、荷取り時において荷物Wで
補助フェースプレート17が押されて大きく後下方に回
動されると、タブ誘導部17aが仮想線の如くその向き
を変えつつ下方へ変位し、タブS1を下向きに押してそ
の先端がグリップ開口部16に向くように誘導する。そ
して、補助フェースプレート1がグリッパ開口部16を
閉鎖する位置まで回動した時点では、図5の(B)に示
すように、タブ誘導部17aがグッリパ開口部16内に
突入するが、グリッパ13が下動されれば、図示仮想線
の如く該グリッパ13にて前方へ押されて退避し、タブ
S1の把持作用を妨害することはない。すなわち、グリ
ッパ13との干渉問題を回避した上でタブS1の誘導機
能を高めることができる。
7aを長く設定できるため、荷取り時において荷物Wで
補助フェースプレート17が押されて大きく後下方に回
動されると、タブ誘導部17aが仮想線の如くその向き
を変えつつ下方へ変位し、タブS1を下向きに押してそ
の先端がグリップ開口部16に向くように誘導する。そ
して、補助フェースプレート1がグリッパ開口部16を
閉鎖する位置まで回動した時点では、図5の(B)に示
すように、タブ誘導部17aがグッリパ開口部16内に
突入するが、グリッパ13が下動されれば、図示仮想線
の如く該グリッパ13にて前方へ押されて退避し、タブ
S1の把持作用を妨害することはない。すなわち、グリ
ッパ13との干渉問題を回避した上でタブS1の誘導機
能を高めることができる。
【0030】次に、本発明の実施例2のグリッパ装置を
図6〜図8に基づいて説明する。この実施例では、グリ
ッパ開口部16開閉用兼タブS1誘導用としての補助フ
ェースプレート17のほか、フェースプレート7の前方
に突出され、荷物Wに押されることで後下方へ変位する
荷物の検知部材としての検知プレート23が備えられて
おり、この検知プレート23の変位が連動手段25を介
して補助フェースプレート17に増幅して伝達される構
成としている。
図6〜図8に基づいて説明する。この実施例では、グリ
ッパ開口部16開閉用兼タブS1誘導用としての補助フ
ェースプレート17のほか、フェースプレート7の前方
に突出され、荷物Wに押されることで後下方へ変位する
荷物の検知部材としての検知プレート23が備えられて
おり、この検知プレート23の変位が連動手段25を介
して補助フェースプレート17に増幅して伝達される構
成としている。
【0031】補助フェースプレート17は前述の実施例
と同様にその両端部がフェースプレート7に支持バー1
8を介して回動可能に支持されるとともに図示省略のね
じりバネにより常には図6に示す跳ね上げ位置に待機さ
れている。一方、検知プレート23は補助フェースプレ
ート17と略同形状に形成されるとともに、該補助フェ
ースプレート17の上方において支持バー24を介して
その両端部がフェースプレート7に回動可能に取付けら
れるとともに図示省略のねじりバネにより常には図6に
示す跳ね上げ位置に待機保持されている。
と同様にその両端部がフェースプレート7に支持バー1
8を介して回動可能に支持されるとともに図示省略のね
じりバネにより常には図6に示す跳ね上げ位置に待機さ
れている。一方、検知プレート23は補助フェースプレ
ート17と略同形状に形成されるとともに、該補助フェ
ースプレート17の上方において支持バー24を介して
その両端部がフェースプレート7に回動可能に取付けら
れるとともに図示省略のねじりバネにより常には図6に
示す跳ね上げ位置に待機保持されている。
【0032】検知プレート23の変位を補助フェースプ
レート17に増幅して伝達する連動手段25は、検知プ
レート23の支持バー24から後方へ一体的に突出され
た作動アーム26と、補助フェースプレート17の支持
バー18から後方へ一体的に突出された受動アーム27
と、両アーム26,27をピン28aを介して回動可能
に結合するロッド28と、該ロッド28と一方のアーム
(図では受動アーム27側)との間に介在された引張バ
ネ29とからなる。
レート17に増幅して伝達する連動手段25は、検知プ
レート23の支持バー24から後方へ一体的に突出され
た作動アーム26と、補助フェースプレート17の支持
バー18から後方へ一体的に突出された受動アーム27
と、両アーム26,27をピン28aを介して回動可能
に結合するロッド28と、該ロッド28と一方のアーム
(図では受動アーム27側)との間に介在された引張バ
ネ29とからなる。
【0033】そして、作動アーム26のアーム長Lが受
動アーム27のアーム長L1よりも長く設定されてお
り、このことにより検知プレート23の変位を補助フェ
ースプレート17に増幅して伝達させ、また、増幅に伴
う両プレート17,23の変位差を動作の後段において
吸収する手段として引張バネ29を介在してある。な
お、その他については前述した実施例1と同様に構成さ
れている。
動アーム27のアーム長L1よりも長く設定されてお
り、このことにより検知プレート23の変位を補助フェ
ースプレート17に増幅して伝達させ、また、増幅に伴
う両プレート17,23の変位差を動作の後段において
吸収する手段として引張バネ29を介在してある。な
お、その他については前述した実施例1と同様に構成さ
れている。
【0034】本実施例は上述の如く構成したものであ
り、従って、荷取り作業時において、荷物Wに向かって
フェースプレート7を前進させ、図6に示す如く検知プ
レート23が荷物Wに当接すると、該検知プレート23
は荷物Wに押されて後下方へ回動する。この回動変位
は、作動アーム26からロッド28及び引張バネ29を
介して受動アーム27に伝達され、図7に示すように、
補助フェースプレート17が後下方へ回動され、シート
パレットSのタブS1をグリッパ開口部16に向けて誘
導する。
り、従って、荷取り作業時において、荷物Wに向かって
フェースプレート7を前進させ、図6に示す如く検知プ
レート23が荷物Wに当接すると、該検知プレート23
は荷物Wに押されて後下方へ回動する。この回動変位
は、作動アーム26からロッド28及び引張バネ29を
介して受動アーム27に伝達され、図7に示すように、
補助フェースプレート17が後下方へ回動され、シート
パレットSのタブS1をグリッパ開口部16に向けて誘
導する。
【0035】このとき、本実施例では作動アーム26の
アーム長Lを受動アーム27のアーム長L1より長く設
定してあるため、検知プレート23の変位量が増幅され
て補助フェースプレート17に伝達される。そのため、
補助フェースプレート1はその先端がタブS1の上面を
擦るようにしてグリッパ開口部16側に向かって後下方
へ変位する。すなわち、本実施例によれば、実施例1の
場合に比較してタブS1のグリッパ開口部16への誘導
をより積極的に行うことが可能となり、タブS1のグリ
ッパ開口部16内へ挿入がより確実化される。
アーム長Lを受動アーム27のアーム長L1より長く設
定してあるため、検知プレート23の変位量が増幅され
て補助フェースプレート17に伝達される。そのため、
補助フェースプレート1はその先端がタブS1の上面を
擦るようにしてグリッパ開口部16側に向かって後下方
へ変位する。すなわち、本実施例によれば、実施例1の
場合に比較してタブS1のグリッパ開口部16への誘導
をより積極的に行うことが可能となり、タブS1のグリ
ッパ開口部16内へ挿入がより確実化される。
【0036】なお、増幅作動される補助フェースプレー
ト17は、図7に示すように、検知プレート23の変位
途中でその後面上部がフェースプレート7の前面に当接
してそれ以上の回動を規制される。従って、その後は図
8に示すように、検知プレート23のみが引張バネ29
を伸ばしながら変位する。すなわち、補助フェースプレ
ート17の増幅変位による検知プレート23との変位量
の差は引張バネ29の伸びにより吸収することができ、
補助フェースプレート17を規定位置に保持することが
できる。
ト17は、図7に示すように、検知プレート23の変位
途中でその後面上部がフェースプレート7の前面に当接
してそれ以上の回動を規制される。従って、その後は図
8に示すように、検知プレート23のみが引張バネ29
を伸ばしながら変位する。すなわち、補助フェースプレ
ート17の増幅変位による検知プレート23との変位量
の差は引張バネ29の伸びにより吸収することができ、
補助フェースプレート17を規定位置に保持することが
できる。
【0037】なお、本発明は図示の実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更
が可能であり、例示すれば下記のとおりである。 (1)補助フェースプレート17を待機位置に付勢する
手段としてのねじりバネ20は他種のバネに変更しても
よい。 (2)実施例2における検知部材としての検知プレート
23は、フェースプレート7の全幅にわたって設定する
必要はなく、フェースプレート7の幅方向の中央部に開
口部を形成し、その開口部に納まるような大きさに形成
してもよい。 (3)検知プレート23の変位は必ずしも回動変位であ
る必要はなく、前後方向に直線的に変位する構成であっ
てもよい。そして、その場合の変位量は例えばラック・
ピニオン機構及びベルト伝動機構を介して補助フェース
プレート17に回動力として伝達することが可能であ
る。 (4)連動手段25を構成するロッド28は紐部材に変
更してもよく、あるいは作動アーム26と受動アーム2
7とを直接引張バネ又はゴムで結合しても差し支えな
い。
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更
が可能であり、例示すれば下記のとおりである。 (1)補助フェースプレート17を待機位置に付勢する
手段としてのねじりバネ20は他種のバネに変更しても
よい。 (2)実施例2における検知部材としての検知プレート
23は、フェースプレート7の全幅にわたって設定する
必要はなく、フェースプレート7の幅方向の中央部に開
口部を形成し、その開口部に納まるような大きさに形成
してもよい。 (3)検知プレート23の変位は必ずしも回動変位であ
る必要はなく、前後方向に直線的に変位する構成であっ
てもよい。そして、その場合の変位量は例えばラック・
ピニオン機構及びベルト伝動機構を介して補助フェース
プレート17に回動力として伝達することが可能であ
る。 (4)連動手段25を構成するロッド28は紐部材に変
更してもよく、あるいは作動アーム26と受動アーム2
7とを直接引張バネ又はゴムで結合しても差し支えな
い。
【図1】本発明の実施例1に係るフォークリフトに装着
されたプッシュプルの全体側面図である。
されたプッシュプルの全体側面図である。
【図2】プッシュプルのグリッパ装置を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】同じくグリッパ装置の側面図である。
【図4】グリッパ装置の動作説明図であり、(A)は補
助フェースプレートによるタブ誘導態様を示し、(B)
はタブ把持態様を示す。
助フェースプレートによるタブ誘導態様を示し、(B)
はタブ把持態様を示す。
【図5】実施例1の補助フェースプーレートに関する変
更例であり、(A)はタブ誘導動作の前半を示し、
(B)は後半を示す。
更例であり、(A)はタブ誘導動作の前半を示し、
(B)は後半を示す。
【図6】本発明の実施例2に係るグリッパ装置の側面図
であり、補助フェースプレートの動作開始時を示す。
であり、補助フェースプレートの動作開始時を示す。
【図7】グリッパ装置の側面図であり、補助フェースプ
レートの動作途中を示す。
レートの動作途中を示す。
【図8】グリッパ装置の側面図であり、補助フェースプ
レートの動作完了時を示す。
レートの動作完了時を示す。
【図9】従来のグリッパ装置の側面図であり、解放状態
を示す。
を示す。
【図10】従来のグリッパ装置の側面図であり、タブ把持
状態を示す。
状態を示す。
3…ホルダー 4…プラテン 7…フェースプレート 11…グリッパ装置 12…グリッパジョー 13…グリッパ 16…グリッパ開口部 17…補助フェースプレート 17a…タブ誘導部 18…支持バー 20…ねじりバネ 23…検知プレート 25…連動手段
Claims (2)
- 【請求項1】 プラテンの上方を前後方向に移動するフ
ェースプレートの下端部に設置され、前記プラテン上へ
の荷物の引き込みに際してグリッパ開口部に挿入された
シートパレットのタブを把持するためのプッシュプルの
グリッパ装置であって、 前記フェースプレートの下部に前記グリッパ開口部開閉
用の補助フェースプレートを回動可能に取付けるととも
に、該補助フェースプレートは常には前記グリッパ開口
部を開放する跳ね上げ位置に待機され、前記プラテン上
への荷物の引き込み時には該荷物にて押されて後下方へ
回動することにより前記シートパレットのタブを前記グ
リッパ開口部内へ誘導するとともに前記グリッパ開口部
を閉鎖する構成としたプッシュプルのグリッパ装置。 - 【請求項2】 プラテンの上方を前後方向に移動するフ
ェースプレートの下端部に設置され、前記プラテン上へ
の荷物の引き込みに際してグリッパ開口部に挿入された
シートパレットのタブを把持するためのプッシュプルの
グリッパ装置であって、 常には前記フェースプレートの前方に突出され、荷物に
押されることで後方へ変位する荷物の検知部材と、常に
は前記グリッパ開口部を開放する跳ね上げ位置に待機さ
れ、前記検知部材による荷物の検出時には後下方へ回動
して前記シートパレットのタブを前記グリッパ開口部内
へ誘導するとともに前記グリッパ開口部を閉鎖する補助
フェースプレートと、前記検知部材の変位を前記補助フ
ェースプレートに増幅して伝達する連動手段とを備えた
プッシュプルのグリッパ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11687994A JPH07315791A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | プッシュプルのグリッパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11687994A JPH07315791A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | プッシュプルのグリッパ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07315791A true JPH07315791A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=14697903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11687994A Pending JPH07315791A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | プッシュプルのグリッパ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07315791A (ja) |
-
1994
- 1994-05-30 JP JP11687994A patent/JPH07315791A/ja active Pending
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