JPH07315119A - 車両用灯具の取付構造 - Google Patents
車両用灯具の取付構造Info
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- JPH07315119A JPH07315119A JP10830794A JP10830794A JPH07315119A JP H07315119 A JPH07315119 A JP H07315119A JP 10830794 A JP10830794 A JP 10830794A JP 10830794 A JP10830794 A JP 10830794A JP H07315119 A JPH07315119 A JP H07315119A
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- JP
- Japan
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- lamp
- vehicle body
- mounting structure
- excessive
- convex spherical
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60Q—ARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
- B60Q1/00—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
- B60Q1/0029—Spatial arrangement
- B60Q1/0041—Spatial arrangement of several lamps in relation to each other
- B60Q1/0047—Signalling unit mounted on a headlamp unit
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60Q—ARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
- B60Q1/00—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
- B60Q1/02—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
- B60Q1/04—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights
- B60Q1/0491—Shock absorbing devices therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 凹球面座1bと凸球状部材5cとを組み合わ
せてなる球継手を介して灯具(スモールランプ2)を取
り付ける構造を改良して、過大な力を受けても灯具(ス
モールランプ2)が破損しないようにする。 【構成】 前記の凸球状部材5cを灯具(スモールラン
プ2)に対して直接的に固定せず、弧状脚5bおよびフ
ック5aを介して係着する。この部分が圧縮方向の過大
な力を受けると弧状脚5bが変形し、引張方向の過大な
力を受けるとフック5aが離脱して上記の過大な力を吸
収して灯具(スモールランプ2)の破損が防止される。
せてなる球継手を介して灯具(スモールランプ2)を取
り付ける構造を改良して、過大な力を受けても灯具(ス
モールランプ2)が破損しないようにする。 【構成】 前記の凸球状部材5cを灯具(スモールラン
プ2)に対して直接的に固定せず、弧状脚5bおよびフ
ック5aを介して係着する。この部分が圧縮方向の過大
な力を受けると弧状脚5bが変形し、引張方向の過大な
力を受けるとフック5aが離脱して上記の過大な力を吸
収して灯具(スモールランプ2)の破損が防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に対して灯具を装
着するための構造に関するものであって、車体に対して
直接的に装着する場合にも適用され、また、車体に搭載
されている機器類に対して灯具を装着する場合にも適用
される。
着するための構造に関するものであって、車体に対して
直接的に装着する場合にも適用され、また、車体に搭載
されている機器類に対して灯具を装着する場合にも適用
される。
【0002】
【従来の技術】車両に対して灯具を装着する場合、取付
作業を容易ならしめるため、および、灯具の取付位置の
調節を容易ならしめるため球継手が用いられる事が有
る。図7は車体に設置された前照灯に対して、球継手に
よってスモールランプを取り付けた従来例を示す断面図
である。前照灯1に設けられたブラケット1aに凹球面
座1bが形成されている。一方、スモールランプ2はラ
ンプハウジング2aにレンズ2bが取り付けられてお
り、該ランプハウジング2aにボス2cが一体連設され
ている。3はピボット部材であってオネジ杆3aに凸球
部3bが一体に形成されており、該オネジ杆3aが前記
ボス2cに螺着されるとともに、凸球部3bが前記の凹
球面座1bに嵌合されている。このようにして球継手
(凹球面座1bと凸球部3bとの組合せ)を用いると、
(a)車体に対して前照灯1を固定した後スモールラン
プ2を装着位置付近に持ってゆき、前記の凸球部3bを
凹球面座1bに当てがって押圧すると、凹球面座1bの
弾性変形によって嵌合し、取付作業が容易である。また
(b)本従来例のようにスモールランプ2の図示左上部
を球継手で支承るすと、該スモールランプ2の図示右下
部が円弧を描く形に若干の変位を許容されるので、該右
下部の固定作業が容易である。
作業を容易ならしめるため、および、灯具の取付位置の
調節を容易ならしめるため球継手が用いられる事が有
る。図7は車体に設置された前照灯に対して、球継手に
よってスモールランプを取り付けた従来例を示す断面図
である。前照灯1に設けられたブラケット1aに凹球面
座1bが形成されている。一方、スモールランプ2はラ
ンプハウジング2aにレンズ2bが取り付けられてお
り、該ランプハウジング2aにボス2cが一体連設され
ている。3はピボット部材であってオネジ杆3aに凸球
部3bが一体に形成されており、該オネジ杆3aが前記
ボス2cに螺着されるとともに、凸球部3bが前記の凹
球面座1bに嵌合されている。このようにして球継手
(凹球面座1bと凸球部3bとの組合せ)を用いると、
(a)車体に対して前照灯1を固定した後スモールラン
プ2を装着位置付近に持ってゆき、前記の凸球部3bを
凹球面座1bに当てがって押圧すると、凹球面座1bの
弾性変形によって嵌合し、取付作業が容易である。また
(b)本従来例のようにスモールランプ2の図示左上部
を球継手で支承るすと、該スモールランプ2の図示右下
部が円弧を描く形に若干の変位を許容されるので、該右
下部の固定作業が容易である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図7に示した従来例の
灯具取付構造では、何らかの事情で灯具に過大な外力が
作用したとき、灯具(本従来例ではスモールランプ)の
弱い部分が破損し、修復が容易でない。このため、破損
した灯具を新品と交換しなければならなくなる場合が少
なくない。
灯具取付構造では、何らかの事情で灯具に過大な外力が
作用したとき、灯具(本従来例ではスモールランプ)の
弱い部分が破損し、修復が容易でない。このため、破損
した灯具を新品と交換しなければならなくなる場合が少
なくない。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みて為されたもの
であって、球継手を介して車両用灯具を装着する構造の
長所(取付容易など)を損ねることなく、衝撃を受ける
などして過大な力が掛かったとき、灯具の本体部分が破
損する虞れが無く、迅速,容易,かつ安価に修復し得る
取付構造を提供することを目的とする。
であって、球継手を介して車両用灯具を装着する構造の
長所(取付容易など)を損ねることなく、衝撃を受ける
などして過大な力が掛かったとき、灯具の本体部分が破
損する虞れが無く、迅速,容易,かつ安価に修復し得る
取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに創作した本発明の基本的原理は、灯具よりも変形し
易い取付手段を用いることである。上述の原理に基づい
て本発明の車両用灯具取付構造の構成は、車体もしくは
車体に搭載された機器に対して、凹球面座と凸球状部材
とから成る継手を介して灯具を装着する構造において、
前記の凸球状部材を灯具または車体もしくは車体に搭載
された機器に対して、緩衝機構を介して取り付けたこと
を特徴とする。本発明において緩衝機構とは、二つの構
成部材の間に介装されていて、設計条件として設定され
た範囲内の正常な力を受けても該二つの構成部材の変位
をほとんど許さずに支持し、かつ、設計条件として設定
された範囲を越える過大な力を受けたときは上記二つの
構成部材相互の変位を許容する機構を言う。過大な力を
受けたとき折損,もしくは塑性変形する、比較的細い支
柱や、過大な力を受けたとき離脱する係合部や、大きい
静止摩擦を与えられた摺動部等は、緩衝機構を構成する
ことができる。
めに創作した本発明の基本的原理は、灯具よりも変形し
易い取付手段を用いることである。上述の原理に基づい
て本発明の車両用灯具取付構造の構成は、車体もしくは
車体に搭載された機器に対して、凹球面座と凸球状部材
とから成る継手を介して灯具を装着する構造において、
前記の凸球状部材を灯具または車体もしくは車体に搭載
された機器に対して、緩衝機構を介して取り付けたこと
を特徴とする。本発明において緩衝機構とは、二つの構
成部材の間に介装されていて、設計条件として設定され
た範囲内の正常な力を受けても該二つの構成部材の変位
をほとんど許さずに支持し、かつ、設計条件として設定
された範囲を越える過大な力を受けたときは上記二つの
構成部材相互の変位を許容する機構を言う。過大な力を
受けたとき折損,もしくは塑性変形する、比較的細い支
柱や、過大な力を受けたとき離脱する係合部や、大きい
静止摩擦を与えられた摺動部等は、緩衝機構を構成する
ことができる。
【0006】
【作用】上述の手段によると、車体に装着された灯具が
衝撃を受けて過大な力が与えられたとき、若しくは、車
体に搭載された機器に装着された灯具が衝撃を受けて過
大な力が与えられたとき、該過大な力が緩衝機構に吸収
されるので灯具の破損が防止される。上記緩衝機構が破
損しても、破損した緩衝機構を新品と交換して、迅速,
容易、かつ安価に修復することができる。正常な使用条
件下において、走行に伴う振動を受けたり、発進・停止
の際の加速度を受けたりしても、上記の緩衝機構は灯具
をほぼリジッドに支承するので、灯具の取付状態に変化
を生じない。しかも本発明装置は凹球面座と凸球状部材
との組み合せよりなる球継手を介して灯具を取り付け、
支持するという構造を基本としているので、この構造の
特長であるところの取付容易,調節可能といった長所を
失っていない。
衝撃を受けて過大な力が与えられたとき、若しくは、車
体に搭載された機器に装着された灯具が衝撃を受けて過
大な力が与えられたとき、該過大な力が緩衝機構に吸収
されるので灯具の破損が防止される。上記緩衝機構が破
損しても、破損した緩衝機構を新品と交換して、迅速,
容易、かつ安価に修復することができる。正常な使用条
件下において、走行に伴う振動を受けたり、発進・停止
の際の加速度を受けたりしても、上記の緩衝機構は灯具
をほぼリジッドに支承するので、灯具の取付状態に変化
を生じない。しかも本発明装置は凹球面座と凸球状部材
との組み合せよりなる球継手を介して灯具を取り付け、
支持するという構造を基本としているので、この構造の
特長であるところの取付容易,調節可能といった長所を
失っていない。
【0007】
【実施例】次に、図1ないし図6を順次に参照して本発
明の実施例を説明する。図1は本発明に係る車両用灯具
の取付構造の1実施例を備えたスモールランプを示す部
分的断面図である。本実施例は、図7に示した従来例の
取付構造に本発明を適用して改良した1例であって、図
7と同一の符号を付したものは前記従来例におけると同
様ないし類似の構成部分である。次に、本図1が図7に
比して異なる点、すなわち、本発明を適用して改良した
事項について説明する。4は本発明を適用して構成した
ピボット部材であって、オネジ杆4aの一端に弧状脚4
bを介して凸球部4cが一体に連設されている。上記の
弧状脚4bは、弧状に湾曲した一対の比較的細い支柱で
ある。この構成は、一対の細い支柱を設けたものと見る
こともでき、また、軸心に直交する透孔aを設けたもの
と見ることもできる。本実施例の弧状脚4bは、軸心方
向に過大な圧縮力を受けたときに屈曲して緩衝機能を果
たすように構成したものである。弧状に湾曲させたの
は、圧縮力を受けたとき座屈し易いような形状という技
術的な意味あいである。図2は上掲の図1に示した実施
例の取付構造に用いられているピボット部材が過大な圧
力を受けて変形した状態を示した説明図である。本図2
に示した弧状脚4b′は、前記の弧状脚4bが変形した
ものを表している。このようにして弧状脚の変形によっ
て過大な力が吸収(緩衝)され、スモールランプ2は破
損しない。図3は前掲の図1に示した実施例と異なる実
施例を示し、部分的に破断して描いた断面図である。図
3に示した5は本発明を適用して構成したピボット部材
であって、凸球部4cは前記実施例のピボット部材4の
凸球部4cに対応する同様ないし類似の構成部分であ
り、本例の弧状脚5bは同じく前記実施例の弧状脚4b
に対応する同様ないし類似の構成部分である。本実施例
のピボット部材5の弧状脚5bは一対の比較的細い支柱
であって、それぞれの基端部にフック5aが一体に連設
されている。本実施例のピボット部材5は弾性を有する
合成樹脂材料によって成形されていて、弧状脚5bが可
撓性を有しているので、一対のフック5aは弾性的に支
承されている。上記一対のフック5aは、スモールラン
プ2のボス2dに係合されている。図4は上掲の図3に
示した実施例のピボット部材が過大な圧縮力を受けて変
形した状態を示す説明図である。本実施例(図3)の取
付構造によれば、過大な圧縮力を受けたとき前記実施例
(図1,図2)におけると同様に弧状脚が変形して緩衝
機能を果たし、過大な引張力を受けたときはフック5a
がボス2dから離脱して緩衝機能を果たす。離脱したフ
ック5aは再びボス2dに係合・復元し得る。図5は前
掲の図1ないし図4に示した実施例とさらに異なる実施
例の取付構造を備えたスモールランプを部分的に破断し
て描いた断面図である。図5に示した6は本発明を適用
して構成したピボット部材であって、6aはスモールラ
ンプ2側に設けたシリンダ状ボス2eに嵌合されたピス
トンであって、該ピストン6aはシリンダ状ボス2eに
対する摺動抵抗が大きくなるように、その表面に爪を形
成した爪付きピストンである。本実施例の爪付きピスト
ン6aは、断面が鋸歯状をなすような多段の輪形突条状
の爪が一体成形されている。そして、上記爪付きピスト
ン6aは、シリンダ状ボス2eに対する摺動抵抗が大き
いので、正常な走行状態の範囲内で振動や加速度を受け
ても、該シリンダ状ボス2eとの相対的な位置を変化さ
せない。上記爪付きピストン6aは、ロッド6bを介し
て凸球部6cと一体に成形されている。本例のピボット
部材6は合成樹脂材料で成形したが、本例(図5)にお
いてはピボット部材の材質を限定されない。図6は上掲
の図5に示した実施例の取付構造部分が圧縮方向の過大
な力を受けて緩衝機能を果たした状態を描いた説明図で
ある。本図6に示されているように爪付きピストン6a
は過大な力を受けたときシリンダ状ボス2e内で摺動し
て該過大な力を吸収する。これにより、スモールランプ
2の破損が防止される。図示を省略するが前掲の図5の
実施例が過大な引張力を受けると、爪付きピストン6a
がシリンダ状ボス2eから脱出して緩衝機能を果たし、
スモールランプ2の破損が防止される。シリンダ状ボス
2e内で爪付きピストン6aが移動したり、シリンダ状
ボス2e内から爪付きピストン6aが脱出したりした場
合は、迅速かつ容易に修元させることができる。本実施
例(図5)においても、車両の正常な走行条件下で受け
る振動や加速度によっては爪付きピストン6aがシリン
ダ状ボス2eに対して相対的に移動することなく、スモ
ールランプ2を安定した状態で支承することができる。
明の実施例を説明する。図1は本発明に係る車両用灯具
の取付構造の1実施例を備えたスモールランプを示す部
分的断面図である。本実施例は、図7に示した従来例の
取付構造に本発明を適用して改良した1例であって、図
7と同一の符号を付したものは前記従来例におけると同
様ないし類似の構成部分である。次に、本図1が図7に
比して異なる点、すなわち、本発明を適用して改良した
事項について説明する。4は本発明を適用して構成した
ピボット部材であって、オネジ杆4aの一端に弧状脚4
bを介して凸球部4cが一体に連設されている。上記の
弧状脚4bは、弧状に湾曲した一対の比較的細い支柱で
ある。この構成は、一対の細い支柱を設けたものと見る
こともでき、また、軸心に直交する透孔aを設けたもの
と見ることもできる。本実施例の弧状脚4bは、軸心方
向に過大な圧縮力を受けたときに屈曲して緩衝機能を果
たすように構成したものである。弧状に湾曲させたの
は、圧縮力を受けたとき座屈し易いような形状という技
術的な意味あいである。図2は上掲の図1に示した実施
例の取付構造に用いられているピボット部材が過大な圧
力を受けて変形した状態を示した説明図である。本図2
に示した弧状脚4b′は、前記の弧状脚4bが変形した
ものを表している。このようにして弧状脚の変形によっ
て過大な力が吸収(緩衝)され、スモールランプ2は破
損しない。図3は前掲の図1に示した実施例と異なる実
施例を示し、部分的に破断して描いた断面図である。図
3に示した5は本発明を適用して構成したピボット部材
であって、凸球部4cは前記実施例のピボット部材4の
凸球部4cに対応する同様ないし類似の構成部分であ
り、本例の弧状脚5bは同じく前記実施例の弧状脚4b
に対応する同様ないし類似の構成部分である。本実施例
のピボット部材5の弧状脚5bは一対の比較的細い支柱
であって、それぞれの基端部にフック5aが一体に連設
されている。本実施例のピボット部材5は弾性を有する
合成樹脂材料によって成形されていて、弧状脚5bが可
撓性を有しているので、一対のフック5aは弾性的に支
承されている。上記一対のフック5aは、スモールラン
プ2のボス2dに係合されている。図4は上掲の図3に
示した実施例のピボット部材が過大な圧縮力を受けて変
形した状態を示す説明図である。本実施例(図3)の取
付構造によれば、過大な圧縮力を受けたとき前記実施例
(図1,図2)におけると同様に弧状脚が変形して緩衝
機能を果たし、過大な引張力を受けたときはフック5a
がボス2dから離脱して緩衝機能を果たす。離脱したフ
ック5aは再びボス2dに係合・復元し得る。図5は前
掲の図1ないし図4に示した実施例とさらに異なる実施
例の取付構造を備えたスモールランプを部分的に破断し
て描いた断面図である。図5に示した6は本発明を適用
して構成したピボット部材であって、6aはスモールラ
ンプ2側に設けたシリンダ状ボス2eに嵌合されたピス
トンであって、該ピストン6aはシリンダ状ボス2eに
対する摺動抵抗が大きくなるように、その表面に爪を形
成した爪付きピストンである。本実施例の爪付きピスト
ン6aは、断面が鋸歯状をなすような多段の輪形突条状
の爪が一体成形されている。そして、上記爪付きピスト
ン6aは、シリンダ状ボス2eに対する摺動抵抗が大き
いので、正常な走行状態の範囲内で振動や加速度を受け
ても、該シリンダ状ボス2eとの相対的な位置を変化さ
せない。上記爪付きピストン6aは、ロッド6bを介し
て凸球部6cと一体に成形されている。本例のピボット
部材6は合成樹脂材料で成形したが、本例(図5)にお
いてはピボット部材の材質を限定されない。図6は上掲
の図5に示した実施例の取付構造部分が圧縮方向の過大
な力を受けて緩衝機能を果たした状態を描いた説明図で
ある。本図6に示されているように爪付きピストン6a
は過大な力を受けたときシリンダ状ボス2e内で摺動し
て該過大な力を吸収する。これにより、スモールランプ
2の破損が防止される。図示を省略するが前掲の図5の
実施例が過大な引張力を受けると、爪付きピストン6a
がシリンダ状ボス2eから脱出して緩衝機能を果たし、
スモールランプ2の破損が防止される。シリンダ状ボス
2e内で爪付きピストン6aが移動したり、シリンダ状
ボス2e内から爪付きピストン6aが脱出したりした場
合は、迅速かつ容易に修元させることができる。本実施
例(図5)においても、車両の正常な走行条件下で受け
る振動や加速度によっては爪付きピストン6aがシリン
ダ状ボス2eに対して相対的に移動することなく、スモ
ールランプ2を安定した状態で支承することができる。
【0008】
【発明の効果】本発明を適用すると、車体に装着された
灯具が衝撃を受けて過大な力が与えられたとき、若しく
は、車体に搭載された機器に装着された灯具が衝撃を受
けて過大な力が与えられたとき、該過大な力が緩衝機構
に吸収されるので灯具の破損が防止される。上記緩衝機
構が破損しても、破損した緩衝機構を新品と交換して、
迅速,容易、かつ安価に修復することができる。正常な
使用条件下において、走行に伴う振動を受けたり、発進
・停止の際の加速度を受けたりしても、上記の緩衝機構
は灯具をほぼリジッドに支承するので、灯具の取付状態
に変化を生じない。しかも本発明装置は凹球面座と凸球
状部材との組み合わせよりなる球継手を介して灯具を取
り付け、支持するという構造を基本としているので、こ
の構造の特長であるところの取付容易,調節可能といっ
た長所を失っていない。
灯具が衝撃を受けて過大な力が与えられたとき、若しく
は、車体に搭載された機器に装着された灯具が衝撃を受
けて過大な力が与えられたとき、該過大な力が緩衝機構
に吸収されるので灯具の破損が防止される。上記緩衝機
構が破損しても、破損した緩衝機構を新品と交換して、
迅速,容易、かつ安価に修復することができる。正常な
使用条件下において、走行に伴う振動を受けたり、発進
・停止の際の加速度を受けたりしても、上記の緩衝機構
は灯具をほぼリジッドに支承するので、灯具の取付状態
に変化を生じない。しかも本発明装置は凹球面座と凸球
状部材との組み合わせよりなる球継手を介して灯具を取
り付け、支持するという構造を基本としているので、こ
の構造の特長であるところの取付容易,調節可能といっ
た長所を失っていない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用灯具の取付構造の1実施例
を備えたスモールランプを示す部分的断面図である。
を備えたスモールランプを示す部分的断面図である。
【図2】上掲の図1に示した実施例の取付構造に用いら
れているピボット部材が過大な圧力を受けて変形した状
態を示した説明図である。
れているピボット部材が過大な圧力を受けて変形した状
態を示した説明図である。
【図3】前掲の図1に示した実施例と異なる実施例を示
し、部分的に破断して描いた断面図である。
し、部分的に破断して描いた断面図である。
【図4】上掲の図3に示した実施例のピボット部材が過
大な圧縮力を受けて変形した状態を示す説明図である。
大な圧縮力を受けて変形した状態を示す説明図である。
【図5】前掲の図1ないし図4に示した実施例とさらに
異なる実施例の取付構造を備えたスモールランプを部分
的に破断して描いた断面図である。
異なる実施例の取付構造を備えたスモールランプを部分
的に破断して描いた断面図である。
【図6】上掲の図5に示した実施例の取付構造部分が圧
縮方向の過大な力を受けて緩衝機能を果たした状態を描
いた説明図である。
縮方向の過大な力を受けて緩衝機能を果たした状態を描
いた説明図である。
【図7】車体に設置された前照灯に対して、球継手によ
ってスモールランプを取り付けた従来例を示す断面図で
ある。
ってスモールランプを取り付けた従来例を示す断面図で
ある。
1…前照灯、1a…ブラケット、1b…凹球面座、2…
スモールランプ、2a…ランプハウジング、2b…レン
ズ、2c…ボス、2d…フックに係合するボス、2e…
シリンダ状ボス、3…ピボット部材、3a…オネジ杆、
3b…凸球部、4…ピボット部材、4a…オネジ杆、4
b…弧状脚、4b′…過大な圧縮力を受けて変形した弧
状脚、4c…凸球部、5…ピボット部材、5a…フッ
ク、5b…弧状脚、5b′…過大な圧縮力を受けて変形
した弧状脚、5c…凸球部、6…ピボット部材、6a…
爪付きピストン、6b…ロッド、6c…凸球部。
スモールランプ、2a…ランプハウジング、2b…レン
ズ、2c…ボス、2d…フックに係合するボス、2e…
シリンダ状ボス、3…ピボット部材、3a…オネジ杆、
3b…凸球部、4…ピボット部材、4a…オネジ杆、4
b…弧状脚、4b′…過大な圧縮力を受けて変形した弧
状脚、4c…凸球部、5…ピボット部材、5a…フッ
ク、5b…弧状脚、5b′…過大な圧縮力を受けて変形
した弧状脚、5c…凸球部、6…ピボット部材、6a…
爪付きピストン、6b…ロッド、6c…凸球部。
Claims (4)
- 【請求項1】 車体もしくは車体に搭載された機器に対
して、凹球面座と凸球状部材とから成る継手を介して灯
具を装着する構造において、 前記の凸球状部材を灯具または車体もしくは車体に搭載
された機器に対して、緩衝機構を介して取り付けたこと
を特徴とする、車両用灯具の取付構造。 - 【請求項2】 前記の緩衝機構は、灯具または車体もし
くは搭載機器に対して固定された部材と、該固定部材と
前記凸球状部材とを接続する部材とよりなり、かつ、上
記の接続部材は過大な圧力を受けたとき変形し得るよう
に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載し
た車両用灯具の取付構造。 - 【請求項3】 前記の、灯具または車体もしくは搭載機
器に対して固定された部材の固定手段は、フック部材を
係合部に係合されていて、過大な張力を受けたとき離脱
し得るように構成されていることを特徴とする、請求項
1若しくは請求項2に記載した車両用灯具の取付構造。 - 【請求項4】 前記の緩衝機構は、灯具または車体もし
くは搭載機器に対して固定されたシリンダ状部材と、上
記シリンダ状部材に嵌合されたピストン状部材に連結さ
れた凸球状部材とよりなり、上記のピストン状部材とシ
リンダ状部材との摺動に摩擦を与える手段が設けられて
いて、過大な力を受けたときに摺動し得るように構成さ
れていることを特徴とする、請求項1に記載した車両用
灯具の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10830794A JPH07315119A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 車両用灯具の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10830794A JPH07315119A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 車両用灯具の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07315119A true JPH07315119A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=14481393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10830794A Pending JPH07315119A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 車両用灯具の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07315119A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1323890C (zh) * | 2003-10-06 | 2007-07-04 | 现代自动车株式会社 | 车辆前照灯固定结构 |
JP2014086300A (ja) * | 2012-10-24 | 2014-05-12 | Koito Mfg Co Ltd | 車輌用前照灯 |
-
1994
- 1994-05-23 JP JP10830794A patent/JPH07315119A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1323890C (zh) * | 2003-10-06 | 2007-07-04 | 现代自动车株式会社 | 车辆前照灯固定结构 |
JP2014086300A (ja) * | 2012-10-24 | 2014-05-12 | Koito Mfg Co Ltd | 車輌用前照灯 |
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