JPH07315038A - 車両補助暖房装置の始動時に火炎を認識する方法 - Google Patents
車両補助暖房装置の始動時に火炎を認識する方法Info
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- JPH07315038A JPH07315038A JP7029377A JP2937795A JPH07315038A JP H07315038 A JPH07315038 A JP H07315038A JP 7029377 A JP7029377 A JP 7029377A JP 2937795 A JP2937795 A JP 2937795A JP H07315038 A JPH07315038 A JP H07315038A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単で確実な始動及び火炎認識が可能となる
ように、火炎認識方法を改良する。 【構成】 本発明は、蒸発式バーナーを備えた車両補助
暖房装置の始動時に火炎を認識するための方法に関す
る。この蒸発式バーナーは液体燃料を供給される吸収体
と、燃料を点火するための点火装置と、点火装置に組み
合わされた火炎認識装置とを備え、火炎認識装置の電気
抵抗変化が火炎認識信号として評価装置に導かれる。時
間間隔Ｔ3 にわたって点火装置にグロー電圧ＵG がかけ
られる。この場合、時間間隔Ｔ3 は第１の時間間隔Ｔ1
と第２の時間間隔Ｔ2 を含み、第１の時間間隔Ｔ1 が暖
房装置始動から火炎点火までの普通の時間であり、第２
の時間間隔Ｔ2 が加算時間である。時間間隔Ｔ3 の後で
グロー電圧ＵG を切る。グロー電圧ＵG を切った後に無
電圧の待ち時間Ｔ4 を接続する。この場合Ｔ4 ≧３秒で
ある。火炎認識装置の抵抗ＲM を検出するために測定電
圧ＵM 又は測定電流ＩMを印加する。
ように、火炎認識方法を改良する。 【構成】 本発明は、蒸発式バーナーを備えた車両補助
暖房装置の始動時に火炎を認識するための方法に関す
る。この蒸発式バーナーは液体燃料を供給される吸収体
と、燃料を点火するための点火装置と、点火装置に組み
合わされた火炎認識装置とを備え、火炎認識装置の電気
抵抗変化が火炎認識信号として評価装置に導かれる。時
間間隔Ｔ3 にわたって点火装置にグロー電圧ＵG がかけ
られる。この場合、時間間隔Ｔ3 は第１の時間間隔Ｔ1
と第２の時間間隔Ｔ2 を含み、第１の時間間隔Ｔ1 が暖
房装置始動から火炎点火までの普通の時間であり、第２
の時間間隔Ｔ2 が加算時間である。時間間隔Ｔ3 の後で
グロー電圧ＵG を切る。グロー電圧ＵG を切った後に無
電圧の待ち時間Ｔ4 を接続する。この場合Ｔ4 ≧３秒で
ある。火炎認識装置の抵抗ＲM を検出するために測定電
圧ＵM 又は測定電流ＩMを印加する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸発式バーナーを備え
た車両補助暖房装置の始動時に火炎を認識する方法に関
し、更に詳しくは、この蒸発式バーナーが液体燃料を供
給される吸収体と、燃料を点火するための点火装置と、
点火装置に組み合わされ点火装置のグロー一時停止時に
運転可能な火炎認識装置とを備え、火炎認識装置の電気
抵抗変化が火炎認識信号として評価装置に導かれる方法
に係わる。
た車両補助暖房装置の始動時に火炎を認識する方法に関
し、更に詳しくは、この蒸発式バーナーが液体燃料を供
給される吸収体と、燃料を点火するための点火装置と、
点火装置に組み合わされ点火装置のグロー一時停止時に
運転可能な火炎認識装置とを備え、火炎認識装置の電気
抵抗変化が火炎認識信号として評価装置に導かれる方法
に係わる。
【０００２】
【従来の技術】この方法が適用される車両補助暖房装置
は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第４０１５０９７号
公報により知られている。その際、点火装置として、Ｐ
ＴＣ−挙動を有するグロー要素が使用される。このグロ
ー要素には短いインターバルでグロー電圧がタクト的に
加えられる。同様に短いタクト中断で、測定電圧がＰＴ
Ｃ−要素に加えられ、その際測定された温度に依存する
抵抗変化によって、暖房装置の燃焼室内の火炎発生が推
察される。
は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第４０１５０９７号
公報により知られている。その際、点火装置として、Ｐ
ＴＣ−挙動を有するグロー要素が使用される。このグロ
ー要素には短いインターバルでグロー電圧がタクト的に
加えられる。同様に短いタクト中断で、測定電圧がＰＴ
Ｃ−要素に加えられ、その際測定された温度に依存する
抵抗変化によって、暖房装置の燃焼室内の火炎発生が推
察される。
【０００３】しかしながら、必要なグロー温度が約１１
００℃であり、火炎発生または火炎発生終了時の温度変
化によるＰＴＣ−要素の抵抗変化が非常にゆっくり生じ
るので、この方法は実際には非常に信頼性がないことが
判明している。また、火炎監視方法は、ドイツ連邦共和
国実用新案登録第８６１９２９５号公報により知られて
おり、この方法の場合には、グロープラグのグロー一時
停止時に、グロープラグに連結された火炎監視用イオン
化電極が、電子的な切換装置によって作用できるように
なっている。
００℃であり、火炎発生または火炎発生終了時の温度変
化によるＰＴＣ−要素の抵抗変化が非常にゆっくり生じ
るので、この方法は実際には非常に信頼性がないことが
判明している。また、火炎監視方法は、ドイツ連邦共和
国実用新案登録第８６１９２９５号公報により知られて
おり、この方法の場合には、グロープラグのグロー一時
停止時に、グロープラグに連結された火炎監視用イオン
化電極が、電子的な切換装置によって作用できるように
なっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、組み
合わされた点火兼火炎認識装置によって、簡単で確実な
始動及び火炎認識が可能となるように、上記の方法を改
良することである。
合わされた点火兼火炎認識装置によって、簡単で確実な
始動及び火炎認識が可能となるように、上記の方法を改
良することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項１の
特徴部分に記載した方法段階によって解決される。本発
明に従って先ず最初に、時間間隔Ｔ3 にわたって点火装
置にグロー電圧ＵG がかけられる。この時間間隔Ｔ3 は
第１の時間間隔Ｔ1 と第２の時間間隔Ｔ2 を含み、この
場合第１の時間間隔Ｔ1 は暖房装置始動から火炎発生ま
での普通の時間であり、第２の時間間隔Ｔ2 は加算時間
である。この際、第１の時間間隔Ｔ1 は例えば新しい種
類の暖房装置において実地試験によって統計的な平均値
として経験的に検出することができる。また、第２の時
間間隔（加算時間）Ｔ2 は、このことを計算に入れた安
全時間であり、この安全時間内で故障のしていない、始
動に時間のかかる暖房装置も実地試験では始動される。
この第１の方法段階に続いて、グロー電圧ＵG が時間間
隔Ｔ3 の後で切られる。そして、グロー電圧ＵG が切ら
れた後に無電圧の待ち時間Ｔ4 が接続する。この待ち時
間Ｔ4 は少なくとも３秒であり、この待ち時間Ｔ4 の後
で、火炎認識装置の抵抗ＲM を検出するために測定電圧
ＵM 又はその代わりに一定の測定電流ＩM が点火装置に
印加される。
特徴部分に記載した方法段階によって解決される。本発
明に従って先ず最初に、時間間隔Ｔ3 にわたって点火装
置にグロー電圧ＵG がかけられる。この時間間隔Ｔ3 は
第１の時間間隔Ｔ1 と第２の時間間隔Ｔ2 を含み、この
場合第１の時間間隔Ｔ1 は暖房装置始動から火炎発生ま
での普通の時間であり、第２の時間間隔Ｔ2 は加算時間
である。この際、第１の時間間隔Ｔ1 は例えば新しい種
類の暖房装置において実地試験によって統計的な平均値
として経験的に検出することができる。また、第２の時
間間隔（加算時間）Ｔ2 は、このことを計算に入れた安
全時間であり、この安全時間内で故障のしていない、始
動に時間のかかる暖房装置も実地試験では始動される。
この第１の方法段階に続いて、グロー電圧ＵG が時間間
隔Ｔ3 の後で切られる。そして、グロー電圧ＵG が切ら
れた後に無電圧の待ち時間Ｔ4 が接続する。この待ち時
間Ｔ4 は少なくとも３秒であり、この待ち時間Ｔ4 の後
で、火炎認識装置の抵抗ＲM を検出するために測定電圧
ＵM 又はその代わりに一定の測定電流ＩM が点火装置に
印加される。
【０００６】本発明による方法は、グロー電圧ＵG が、
先ず最初に充分長い時間Ｔ3 にわたって加えられ、この
時間Ｔ3 の間、故障していない暖房装置は全て始動する
という中心思想を用いている。この時間Ｔ3 の後には、
故意に長く保たれた待ち時間Ｔ4 が続く。これにより、
時間Ｔ3 の終わりに初めて火炎が生じるときにも、発生
した火炎によって、大きな温度変化、ひいては火炎認識
装置の抵抗変化が生じる。
先ず最初に充分長い時間Ｔ3 にわたって加えられ、この
時間Ｔ3 の間、故障していない暖房装置は全て始動する
という中心思想を用いている。この時間Ｔ3 の後には、
故意に長く保たれた待ち時間Ｔ4 が続く。これにより、
時間Ｔ3 の終わりに初めて火炎が生じるときにも、発生
した火炎によって、大きな温度変化、ひいては火炎認識
装置の抵抗変化が生じる。
【０００７】本発明によれば、少ない制御技術系コスト
で、確実に機能する組み合わされた火炎認識装置を点火
装置内で使用することができる。これにより、車両補助
暖房装置全体のコストが、点火装置と別個の火炎認識装
置を備えた従来のものよりも大幅に低減される。また、
本発明の有利な実施形は従属請求項から推察することが
できる。
で、確実に機能する組み合わされた火炎認識装置を点火
装置内で使用することができる。これにより、車両補助
暖房装置全体のコストが、点火装置と別個の火炎認識装
置を備えた従来のものよりも大幅に低減される。また、
本発明の有利な実施形は従属請求項から推察することが
できる。
【０００８】第２の時間間隔（加算時間）Ｔ2 は好まし
くは第１の時間間隔Ｔ1 の約１０〜２００％である。待
ち時間Ｔ4 は好ましくは５〜２０秒である。時間間隔Ｔ
3 の間、グロー電圧ＵG を調節してグロー温度を一定の
温度値に調節することにより、本発明による方法の信頼
性が一層高まり、かつグロー温度を準備するためのエネ
ルギーコストが低減され、組み合わされた点火兼火炎認
識装置の寿命が長くなる。
くは第１の時間間隔Ｔ1 の約１０〜２００％である。待
ち時間Ｔ4 は好ましくは５〜２０秒である。時間間隔Ｔ
3 の間、グロー電圧ＵG を調節してグロー温度を一定の
温度値に調節することにより、本発明による方法の信頼
性が一層高まり、かつグロー温度を準備するためのエネ
ルギーコストが低減され、組み合わされた点火兼火炎認
識装置の寿命が長くなる。
【０００９】本発明による方法において特に、点火装置
として、ＰＴＣ挙動を有するセラミックスグローピンを
使用すると有利であることが判った。発生した火炎のチ
ェックは２つの方法がある。一方は、測定電圧ＵM （又
は測定電流ＩM ）が待ち時間Ｔ4 の経過後、暖房装置を
停止するまで連続的に印加されたままである。また、他
方は、測定電圧ＵM （又は測定電流ＩM ）が待ち時間Ｔ
4 の経過後、暖房装置を停止するまで規則的な測定間隔
Ｔ5 をおいて印加される。この際、前記測定間隔Ｔ5 は
測定一時停止Ｔ6 によって中断される。
として、ＰＴＣ挙動を有するセラミックスグローピンを
使用すると有利であることが判った。発生した火炎のチ
ェックは２つの方法がある。一方は、測定電圧ＵM （又
は測定電流ＩM ）が待ち時間Ｔ4 の経過後、暖房装置を
停止するまで連続的に印加されたままである。また、他
方は、測定電圧ＵM （又は測定電流ＩM ）が待ち時間Ｔ
4 の経過後、暖房装置を停止するまで規則的な測定間隔
Ｔ5 をおいて印加される。この際、前記測定間隔Ｔ5 は
測定一時停止Ｔ6 によって中断される。
【００１０】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る車両補助
暖房装置の始動時に火炎を認識する方法の好ましい実施
例について詳説する。図１には、蒸発式バーナー１のヘ
ッド部分が、車両補助暖房装置の部分縦断面図として示
してある。前記蒸発式バーナー１は吸収体２を備えてお
り、この吸収体２の一方の端面は、燃焼管３内に設けら
れた燃焼室４を画成している。また、この吸収体２の背
面には燃料管５が接続されており、図示しないポンプに
よって燃料管５から液体燃料がこの吸収体２に供給され
る。この吸収体２に供給される液体燃料は吸収体２の燃
焼室側で蒸発し、点火装置６によって点火される。尚、
前記燃焼室４への燃焼空気の供給のために必要な機器は
本発明には重要でないので図１では省略する。
暖房装置の始動時に火炎を認識する方法の好ましい実施
例について詳説する。図１には、蒸発式バーナー１のヘ
ッド部分が、車両補助暖房装置の部分縦断面図として示
してある。前記蒸発式バーナー１は吸収体２を備えてお
り、この吸収体２の一方の端面は、燃焼管３内に設けら
れた燃焼室４を画成している。また、この吸収体２の背
面には燃料管５が接続されており、図示しないポンプに
よって燃料管５から液体燃料がこの吸収体２に供給され
る。この吸収体２に供給される液体燃料は吸収体２の燃
焼室側で蒸発し、点火装置６によって点火される。尚、
前記燃焼室４への燃焼空気の供給のために必要な機器は
本発明には重要でないので図１では省略する。
【００１１】前記点火装置６はセラミックスグローピン
７によって形成されている。このセラミックスグローピ
ン７は燃焼室４内に挿入された部分が、内部のグローフ
ィラメント８と、このグローフィラメント８を取り巻く
セラミックス９とから構成され、正の温度特性（ＰＴＣ
−挙動）を有している。従って、燃焼室４内の温度が上
昇すると、セラミックスグローピン７の電気的抵抗も増
大する。
７によって形成されている。このセラミックスグローピ
ン７は燃焼室４内に挿入された部分が、内部のグローフ
ィラメント８と、このグローフィラメント８を取り巻く
セラミックス９とから構成され、正の温度特性（ＰＴＣ
−挙動）を有している。従って、燃焼室４内の温度が上
昇すると、セラミックスグローピン７の電気的抵抗も増
大する。
【００１２】また、点火装置６には点火の際にグロー電
圧ＵG がかけられる。このグロー電圧ＵG は電源からグ
ロー電圧リレー１０によって操作される点火装置６のス
イッチ１０Ａを経て供給される。このグロー電圧リレー
１０の操作は、セラミックスグローピン７の抵抗の評価
装置を兼ねる制御装置１１によって行われる。図２の横
軸には、暖房装置の始動時の“Ｔ”で示した時間が時点
０から記入されており、縦軸には、一方ではグロー電圧
ＵG が、他方では測定電圧ＵM が記入されている。同図
から判るように、暖房装置の始動後、先ず最初に時間間
隔Ｔ3の間、グロー電圧ＵG が点火装置６にかけられ
る。そのために、制御装置１１は図１に示した信号線と
グロー電圧リレー１０を介して、このグロー電圧リレー
に付設されたスイッチ１０Ａを閉じる。この時間間隔Ｔ
3 は第１の時間間隔Ｔ1 を含んでおり、第１の時間間隔
Ｔ1 は、所定の量の暖房装置の実地試験において或る程
度の変動幅を考慮して統計的な平均値を決定することに
より、経験的に検出される。この第１の時間間隔Ｔ1 の
後には、第２の時間間隔Ｔ2 が加算時間（割増時間）と
して続く。この第２の時間間隔Ｔ2 は、前記第１の時間
間隔Ｔ1 に対して約１０〜２００％の値を有し、好まし
くは約１５０％の値を有する。時間間隔Ｔ3 の終わり
に、グロー電圧ＵG は０に下げられる。このため、制御
装置１１から送られる制御信号に基づいて、グロー電圧
リレー１０がそれに付設された図１のスイッチ１０Ａを
開放する。
圧ＵG がかけられる。このグロー電圧ＵG は電源からグ
ロー電圧リレー１０によって操作される点火装置６のス
イッチ１０Ａを経て供給される。このグロー電圧リレー
１０の操作は、セラミックスグローピン７の抵抗の評価
装置を兼ねる制御装置１１によって行われる。図２の横
軸には、暖房装置の始動時の“Ｔ”で示した時間が時点
０から記入されており、縦軸には、一方ではグロー電圧
ＵG が、他方では測定電圧ＵM が記入されている。同図
から判るように、暖房装置の始動後、先ず最初に時間間
隔Ｔ3の間、グロー電圧ＵG が点火装置６にかけられ
る。そのために、制御装置１１は図１に示した信号線と
グロー電圧リレー１０を介して、このグロー電圧リレー
に付設されたスイッチ１０Ａを閉じる。この時間間隔Ｔ
3 は第１の時間間隔Ｔ1 を含んでおり、第１の時間間隔
Ｔ1 は、所定の量の暖房装置の実地試験において或る程
度の変動幅を考慮して統計的な平均値を決定することに
より、経験的に検出される。この第１の時間間隔Ｔ1 の
後には、第２の時間間隔Ｔ2 が加算時間（割増時間）と
して続く。この第２の時間間隔Ｔ2 は、前記第１の時間
間隔Ｔ1 に対して約１０〜２００％の値を有し、好まし
くは約１５０％の値を有する。時間間隔Ｔ3 の終わり
に、グロー電圧ＵG は０に下げられる。このため、制御
装置１１から送られる制御信号に基づいて、グロー電圧
リレー１０がそれに付設された図１のスイッチ１０Ａを
開放する。
【００１３】時間間隔Ｔ3 は、故障しているものを除く
すべての暖房装置がこの時間間隔Ｔ 3 内に始動するよう
に、加算時間として第２の時間間隔Ｔ2 が含まれて定め
られている。この時間間隔Ｔ3 の後には待ち時間Ｔ4 が
続く。この待ち時間Ｔ4 の間、点火装置６には電圧がか
けられない。遅くとも時間間隔Ｔ3 の終わりまで火炎が
生じるので、待ち時間Ｔ4 の間この火炎は、セラミック
スグローピン７の温度と抵抗ＲM をグロー位相に対して
変化させるのに充分な機会がある。待ち時間Ｔ4 が経過
した後で、定電圧源によって測定電圧ＵM が点火装置６
にかけられる。このため、図１に示した測定電圧切換リ
レー１２が、制御装置１１から出力される切換信号によ
って、付設されたスイッチ１２Ａを閉じる。燃焼室４内
の温度によって左右されるセラミックスグローピン７の
抵抗は、その変化した電気抵抗ＲM を介して電圧変化を
生じる。このセラミックスグローピン７の電圧変化で、
評価装置としての制御装置１１は、燃焼室４内の火炎の
存在または非存在を一義的に知ることができる。
すべての暖房装置がこの時間間隔Ｔ 3 内に始動するよう
に、加算時間として第２の時間間隔Ｔ2 が含まれて定め
られている。この時間間隔Ｔ3 の後には待ち時間Ｔ4 が
続く。この待ち時間Ｔ4 の間、点火装置６には電圧がか
けられない。遅くとも時間間隔Ｔ3 の終わりまで火炎が
生じるので、待ち時間Ｔ4 の間この火炎は、セラミック
スグローピン７の温度と抵抗ＲM をグロー位相に対して
変化させるのに充分な機会がある。待ち時間Ｔ4 が経過
した後で、定電圧源によって測定電圧ＵM が点火装置６
にかけられる。このため、図１に示した測定電圧切換リ
レー１２が、制御装置１１から出力される切換信号によ
って、付設されたスイッチ１２Ａを閉じる。燃焼室４内
の温度によって左右されるセラミックスグローピン７の
抵抗は、その変化した電気抵抗ＲM を介して電圧変化を
生じる。このセラミックスグローピン７の電圧変化で、
評価装置としての制御装置１１は、燃焼室４内の火炎の
存在または非存在を一義的に知ることができる。
【００１４】この際、図２において一点鎖線で示すよう
に、測定電圧ＵM の印加は、待ち時間Ｔ4 の終了後、火
炎の連続的な監視のために、連続的に行うことができ
る。また、制御装置１１は測定電圧切換リレー１２のタ
クト的な切換によって、測定間隔Ｔ5 を規則的に生じる
ことができる。この際、前記測定間隔Ｔ5 は測定一時停
止Ｔ6 によって中断される。
に、測定電圧ＵM の印加は、待ち時間Ｔ4 の終了後、火
炎の連続的な監視のために、連続的に行うことができ
る。また、制御装置１１は測定電圧切換リレー１２のタ
クト的な切換によって、測定間隔Ｔ5 を規則的に生じる
ことができる。この際、前記測定間隔Ｔ5 は測定一時停
止Ｔ6 によって中断される。
【００１５】このように、組み合わされた点火兼火炎認
識装置によって車両補助暖房装置における火炎の発生の
確実な認識と火炎の確実な監視が保証される。
識装置によって車両補助暖房装置における火炎の発生の
確実な認識と火炎の確実な監視が保証される。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両補助
暖房装置の始動時に火炎を認識する方法によれば、組み
合わせられた点火兼火炎認識装置によって、簡単で確実
な始動、火炎認識及び火炎監視をすることができる。
暖房装置の始動時に火炎を認識する方法によれば、組み
合わせられた点火兼火炎認識装置によって、簡単で確実
な始動、火炎認識及び火炎監視をすることができる。
【図１】グロー及び火炎認識装置を備えた蒸発式バーナ
ーのヘッド部分と切換手段を示す図である。
ーのヘッド部分と切換手段を示す図である。
【図２】組み合わされた点火兼火炎認識装置における時
間に対する電圧の経過を示すグラフである。
間に対する電圧の経過を示すグラフである。
【符号の説明】 １…蒸発式バーナー ２…吸収体 ３…燃焼管 ４…燃焼室 ５…燃料管 ６…点火装置 ７…セラミックスグローピン ８…グローフィラメント ９…セラミックス １０…グロー電圧切換リレー １０Ａ…スイッチ １１…制御装置 １２…測定電圧切換リレー １２Ａ…スイッチ ＵG …グロー電圧 ＵM …測定電圧 ＩM …測定電流 Ｔ1 …第１の時間間隔（普通の始動時間） Ｔ2 …加算時間 Ｔ3 …Ｔ3 ＝Ｔ1 ＋Ｔ2 Ｔ4 …待ち時間 Ｔ5 …測定間隔 Ｔ6 …測定一時停止
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター・グラセル ドイツ連邦共和国、 81477 ミュンヘン、 シュプリンゲル・シュトラーセ ８ (72)発明者 ゲオルグ・ハペル ドイツ連邦共和国、 82110 ゲルマリン グ、 ビッテルスバッハー・シュトラーセ 23 (72)発明者 ペテル・パブリック ドイツ連邦共和国、 86163 アウグスブ ルグ、 ジーフェルダー・シュトラーセ 20ｂ (72)発明者 ヨーゼフ・リートマイヤー ドイツ連邦共和国、 82349 ペントレー ト、 フォーレングルント 12 (72)発明者 ヘルマン・ショーンベルガー ドイツ連邦共和国、 82110 ゲルマリン グ、 ケルテン・シュトラーセ ５
Claims (7)
- 【請求項１】 蒸発式バーナーを備えた車両補助暖房装
置の始動時に火炎を認識するための方法であって、前記
蒸発式バーナーが液体燃料を供給される吸収体と、燃料
を点火するための点火装置と、該点火装置に組み合わさ
れ点火装置のグロー一時停止時に運転可能な火炎認識装
置とを備え、前記火炎認識装置の電気抵抗変化が火炎認
識信号として評価装置に導かれる方法において、 ａ）時間間隔Ｔ3 にわたって前記点火装置にグロー電圧
ＵG をかけること、この場合、前記時間間隔Ｔ3 は第１
の時間間隔Ｔ1 と第２の時間間隔Ｔ2 を含み、前記第１
の時間間隔Ｔ1 が暖房装置始動から火炎点火までの普通
の時間であり、前記第２の時間間隔Ｔ2 が加算時間であ
り、 ｂ）前記時間間隔Ｔ3 の後で前記グロー電圧ＵG を切る
こと、 ｃ）前記グロー電圧ＵG を切った後に無電圧の待ち時間
Ｔ4 が接続すること、この場合Ｔ4 ≧３秒であり、 ｄ）前記火炎認識装置の抵抗ＲM を検出するために測定
電圧ＵM 又は測定電流Ｉ M を印加することを特徴とする
車両補助暖房装置の始動時に火炎を認識する方法。 - 【請求項２】 前記第２の時間間隔Ｔ2 が前記第１の時
間間隔Ｔ1 の１０〜２００％であることを特徴とする請
求項１記載の車両補助暖房装置の始動時に火炎を認識す
る方法。 - 【請求項３】 前記待ち時間Ｔ4 が５〜２０秒であるこ
とを特徴とする請求項１記載の車両補助暖房装置の始動
時に火炎を認識する方法。 - 【請求項４】 前記時間間隔Ｔ3 の間、前記グロー電圧
ＵG を調節することによって、グロー温度が一定の温度
値に調節されることを特徴とする請求項１〜３のいずれ
か１項に記載の車両補助暖房装置の始動時に火炎を認識
する方法。 - 【請求項５】 前記点火装置には、ＰＴＣ挙動を有する
セラミックスグローピンが使用されることを特徴とする
請求項１〜３のいずれか１項に記載の車両補助暖房装置
の始動時に火炎を認識する方法。 - 【請求項６】 前記測定電圧ＵM が前記待ち時間Ｔ4 の
経過後暖房装置を停止するまで連続的に印加されたまま
であることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に
記載の車両補助暖房装置の始動時に火炎を認識する方
法。 - 【請求項７】 前記測定電圧ＵM が暖房装置を停止する
まで、規則的な測定間隔Ｔ5 をおいて印加され、該測定
間隔Ｔ5 は測定一時停止Ｔ6 によって中断されることを
特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の車両補
助暖房装置の始動時に火炎を認識する方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4405315A DE4405315C1 (de) | 1994-02-19 | 1994-02-19 | Verfahren zum Erkennen einer Flamme beim Starten eines Fahrzeug-Zusatzheizgerätes |
| DE4405315:0 | 1994-02-19 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07315038A true JPH07315038A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=6510639
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7029377A Pending JPH07315038A (ja) | 1994-02-19 | 1995-02-17 | 車両補助暖房装置の始動時に火炎を認識する方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07315038A (ja) |
| KR (1) | KR950031579A (ja) |
| DE (1) | DE4405315C1 (ja) |
| SE (1) | SE509220C2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| DE19649473C2 (de) * | 1996-11-29 | 1999-01-07 | Webasto Thermosysteme Gmbh | Verfahren zum Überwachen der Flamme in einem brennstoffbetriebenen Heizgerät |
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Family Cites Families (1)
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1994
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1995
- 1995-02-01 SE SE9500366A patent/SE509220C2/sv not_active IP Right Cessation
- 1995-02-17 JP JP7029377A patent/JPH07315038A/ja active Pending
- 1995-02-18 KR KR1019950003115A patent/KR950031579A/ko not_active Application Discontinuation
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10408447B2 (en) * | 2014-11-23 | 2019-09-10 | Webasto SE | Evaporator arrangement |
Also Published As
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|---|---|
| SE9500366D0 (sv) | 1995-02-01 |
| KR950031579A (ko) | 1995-12-18 |
| SE509220C2 (sv) | 1998-12-21 |
| SE9500366L (sv) | 1995-08-20 |
| DE4405315C1 (de) | 1995-07-27 |
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